JP2005330172A - ガラス板およびその製造方法、低反射性透明ガラス板、低反射性透明導電基板およびその製造方法、ならびに、低反射性透明導電基板を用いた光電変換素子 - Google Patents
ガラス板およびその製造方法、低反射性透明ガラス板、低反射性透明導電基板およびその製造方法、ならびに、低反射性透明導電基板を用いた光電変換素子 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】フロート法ガラス板製造工程において、(1)溶融錫に接するガラスリボン10の第1の主表面に金属成分を拡散させて、ガラス基部3より高い屈折率を有するガラス変性層2を構成する工程と、(2)ガラスリボン10の第2の主表面上に膜形成用ガス原料を供給して、ガラスリボン10上に下地層5および透明導電膜6を形成する工程とから製造された、第2の主表面上に透明導電膜6を備えた、第1の主表面が前記ガラス変性層2で構成されているガラス板1を製造し、該ガラス板1の第1の主表面上に、該ガラス変性層2より低い屈折率を有する、透明な低反射膜4を形成して、低反射性透明導電基板を製造する。
【選択図】図2
Description
コーティング液は、好ましくはシリカ微粒子の存在の下、加水分解可能な金属化合物、加水分解用触媒、水および溶媒を混合し、金属化合物を加水分解して調製する。加水分解は、例えば、室温で1時間以上攪拌して反応させることにより、あるいは室温よりも高い温度、例えば40〜80℃で10〜50分攪拌することにより行うことができる。得られたコーティング液は、コーティングの方法に応じて適当な溶媒で希釈しても構わない。
加水分解可能な金属化合物(金属酸化物換算) 100重量部
平均一次粒径10〜500nmのシリカ微粒子 100〜9900重量部
水 50〜10000重量部
酸触媒 0.01〜200重量部
溶媒 1000〜500000重量部
前記ガラス板1の第2の主表面上に下地膜5と透明導電膜6とを形成する。下地膜5は、第1の下地膜5aと第2の下地膜5bからなる2層膜とすることが好ましい。この場合、第1の下地膜5aは、酸化錫を主成分とする膜が好ましい。また、第2の下地膜5bは、酸化珪素および酸化アルミニウムから選ばれた、少なくとも一種を主成分として含む膜が好ましく、酸化珪素膜であることが特に好ましい。
第1の下地膜5a 0〜 100nm
第2の下地膜5b 10〜 40nm
透明導電膜6 400〜1200nm
ソーダライムガラス材料が、溶融炉(フロート窯)11からフロートバス12内に流れ出し、ガラスリボン10となって溶融錫浴15上を移動して半固形となった後、ローラ17により引き上げられて徐冷炉13へと送り込まれる。徐冷炉13で固形化したガラスリボン10は、図示を省略する切断装置により所定の大きさのガラス板へと切断される。
(実施例1および比較例1)
所定のガラス組成となるようにガラス原料を調合し、このガラス原料を図4に示す溶融炉11に投入して溶融し、溶融ガラスとした後、鉄含有量および清浄度が異なる溶融錫を入れた溶融錫浴15に流入させ、徐冷炉13で徐冷した後に所定の大きさに切断して、ガラス板試料を得た。ただし、コータ16は使用しなかった。
このようにして得たガラス板試料の第1の主表面に、以下のようにシリカ微粒子とバインダーからなる低反射膜4を形成して、実施例2および比較例2の低反射性ガラス板を得た。
(実施例3および比較例3)
コータ16から膜形成用ガス原料を供給した以外は、実施例1および比較例1と同様にして、透明導電基板試料を作成した。
2 ガラス変性層
3 ガラス基部
4 低反射膜
5 下地膜
6 透明導電膜
7 光電変換層
8 裏面電極層
10 ガラスリボン
11 溶融炉
12 フロートバス
13 徐冷炉
15 溶融錫浴
16(16a、16b、16c) コータ
17 ローラ
Claims (9)
- 互いに平行な第1および第2の主表面を有し、第1の主表面がガラス変性層で構成されてなるガラス板において、該ガラス変性層がガラス基部に比して高い屈折率を有していることを特徴とするガラス板。
- ガラス板の第1の主表面に金属成分を拡散させることによって第1の主表面が変性されて、請求項1に記載のガラス板が製造されることを特徴とするガラス板の製造方法。
- 金属成分が、錫および鉄の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項2に記載のガラス板の製造方法。
- ガラス板の第1の主表面が、溶融錫浴において溶融錫に接する表面であることを特徴とする請求項2または3に記載のガラス板の製造方法。
- 請求項1に記載のガラス板の第1の主表面上に、該ガラス変性物より低い屈折率を有する、透明な低反射膜が形成されていることを特徴とする低反射性透明ガラス板。
- 透明な低反射膜が金属酸化物微粒子およびバインダーを含み、前記金属酸化物微粒子が、前記第1の主表面の反対方向に向かって凸部を形成していることを特徴とする請求項5に記載の低反射性透明ガラス板。
- 請求項5または6に記載の低反射性透明ガラス板の第2の主表面上に、透明導電膜が形成されていることを特徴とする低反射性透明導電基板。
- フロート法によるガラス板製造工程において、(1)溶融錫に接するガラスリボンの第1の主表面に金属成分を拡散させることによって、ガラス基部より高い屈折率を有するガラス変性層が構成される工程と、(2)ガラスリボンの第2の主表面上に膜形成用ガス原料を供給することによって、ガラスリボン上に透明導電膜が形成される工程とから製造された、第2の主表面上に透明導電膜を備えた、第1の主表面が前記ガラス変性層で構成されているガラス板の第1の主表面上に、該ガラス変性層より低い屈折率を有する、透明な低反射膜が形成されることを特徴とする低反射性透明導電基板の製造方法。
- 請求項7に記載の低反射性透明導電基板の透明導電膜の上に、光電変換層および裏面電極層が形成されていることを特徴とする光電変換素子。
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