JP2005328993A - ゴルフ練習機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 プレーヤによってスイングされた模擬クラブの挙動を精度よく解析し、よってプレイの臨場感などを向上させるようにしたゴルフ練習機を提供する。
【解決手段】 模擬クラブ14に標示されたマーク30を撮影し、撮影された画像に基づいて模擬クラブ14の挙動を解析し、解析された模擬クラブ14の挙動に基づいて模擬ボール16の仮想の弾道を推定し、推定された仮想の弾道をプレーヤに視認自在にディスプレイ上に表示させる。
【選択図】 図2
【解決手段】 模擬クラブ14に標示されたマーク30を撮影し、撮影された画像に基づいて模擬クラブ14の挙動を解析し、解析された模擬クラブ14の挙動に基づいて模擬ボール16の仮想の弾道を推定し、推定された仮想の弾道をプレーヤに視認自在にディスプレイ上に表示させる。
【選択図】 図2
Description
この発明は、ゴルフ練習機に関する。
従来、限られた空間(例えば、室内)において練習可能なゴルフ練習機としては、プレーヤ(練習者あるいはユーザ)が実際のクラブをスイングしてボールをゴルフネットに向けて打ち、そのボールの所定区間の弾道(軌道)、具体的には飛行速度および飛行高度などをゴルフ練習機が計測するようにされている。そして、計測された値に基づいてゴルフネットがなければ飛んでいたであろう仮想の弾道や着地点を推定し、推定された仮想の弾道や着地点を表示装置に表示させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、特許文献1に記載されるようなゴルフ練習機にあっては、プレーヤが実際のクラブをスイングしてボールを打つので、安全に練習するためには、少なくともプレーヤがクラブを十分にスイングできる空間を確保する必要があった。
そこで、例えば、特許文献2に記載される技術のように、実際のクラブよりも短く構成されて先端から矩形形状のレーザ光線を発信する疑似(模擬)クラブと、そのレーザ光線の軌道を複数のセンサによって検出するセンサマットとを備え、検出されたレーザ光線の軌道から模擬クラブの挙動(ヘッドスピード、スイング時間など)を解析し、解析された挙動に基づいて模擬ボールの弾道情報(仮想の飛距離、左右飛び出し角度など)を生成し、生成された弾道情報に基づいて模擬ボールの弾道の画像を推定し、推定された画像と予め記憶してある仮想空間の画像情報とを合成して表示装置に表示させるようにした技術が提案されている。
特開平10−222050号公報(段落0012など)
特許第2683201号公報(段落0043,0055,0061から0069など)
しかしながら、特許文献2に記載されるゴルフ練習機にあっては、センサマット上に複数のセンサを所定距離だけ離間して配置してセンサ上を通過したレーザ光線を検出しているため、隣接するセンサの間を通過したレーザ光線は検出することができなかった。即ち、矩形形状のレーザ光線の端部がセンサ間を通過したときは、その端部を検出できない場合が生じ、レーザ光線の軌跡を正確に検出することができなかった。従って、レーザ光線の軌跡に基づいて解析される模擬クラブの挙動の解析精度が十分ではなく、プレイの臨場感などにおいて改善の余地を残していた。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決することにあり、プレーヤによってスイングされた模擬クラブの挙動を精度よく解析し、よってプレイの臨場感などを向上させるようにしたゴルフ練習機を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1にあっては、プレーヤによってスイング自在な模擬クラブと床面上に配置される模擬ボールとを少なくとも備えたゴルフ練習機において、前記模擬クラブに標示されたマークと、前記模擬ボールに配置されて前記マークを撮影する撮影手段と、前記撮影手段によって撮影された撮影画像に基づいて前記模擬クラブの挙動を解析する模擬クラブ挙動解析手段と、前記解析された模擬クラブの挙動に基づいて前記模擬ボールの仮想の弾道を推定する仮想弾道推定手段と、前記推定された仮想の弾道を前記プレーヤに視認自在にディスプレイ上に表示する表示手段とを備えるように構成した。
また、請求項2にあっては、さらに、前記模擬クラブに配置されて信号を出力する信号出力手段と、前記模擬ボールに配置されて前記出力された信号を検出する信号検出手段とを備えると共に、前記撮影手段は、前記検出された信号に応じて前記マークを複数回撮影するように構成した。
また、請求項3にあっては、前記模擬クラブ挙動解析手段は、前記模擬ボールに対する前記模擬クラブの仮想打点位置、仮想ヘッドスピード、および仮想フェイス角の少なくともいずれかを算出して前記模擬クラブの挙動を解析するように構成した。
また、請求項4にあっては、さらに、前記模擬クラブに配置されて前記プレーヤにインパクトのときの衝撃を体感させる衝撃体感手段を備えると共に、前記模擬クラブ挙動解析手段は、前記模擬クラブの挙動を解析して前記インパクトの時点を算出し、前記算出された時点で前記衝撃体感手段を作動させるように構成した。
請求項1に係るゴルフ練習機においては、模擬クラブに標示されたマークを撮影し、撮影された画像に基づいて模擬クラブの挙動を解析し、解析された模擬クラブの挙動に基づいて模擬ボールの仮想の弾道を推定し、推定された仮想の弾道をプレーヤに視認自在にディスプレイ上に表示させるように構成したので、プレーヤによってスイングされた模擬クラブの挙動を精度よく解析することができ、よってプレイの臨場感などを向上させることができる。
請求項2に係るゴルフ練習機においては、さらに、模擬クラブからの信号を検出すると共に、検出された信号に応じてマークを複数回撮影するように構成したので、模擬クラブが模擬ボールの近傍を通過しているとき、換言すれば、撮影手段の近傍を通過している時点を正確に検出することができ、よってマークをタイミングよく撮影することができる。従って、請求項1で述べた効果に加え、不要なタイミングでの撮影を回避することができる。
請求項3に係るゴルフ練習機においては、模擬ボールに対する模擬クラブの仮想打点位置、仮想ヘッドスピード、および仮想フェイス角の少なくともいずれかを算出して模擬クラブの挙動を解析するように構成したので、請求項1で述べた効果に加え、模擬クラブの挙動を一層精度よく解析することができる。
請求項4に係るゴルフ練習機においては、さらに、模擬クラブの挙動を解析してインパクトの時点を算出し、算出された時点でインパクトのときの衝撃を体感させるように構成したので、上記した効果に加え、プレーヤは模擬クラブでありながら、実際のクラブでボールを打ったときのインパクトの衝撃を体感することができると共に、インパクトの瞬間も確認することができ、よって請求項1で述べた効果に加え、プレイの臨場感などをより一層向上させることができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係るゴルフ練習機を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係るゴルフ練習機を示す斜視図である。
図1において、符号10はゴルフ練習機を示す。ゴルフ練習機10は、プレーヤ(練習者あるいはユーザ)12によって把持されてスイング自在に構成された模擬クラブ14と、プレーヤ12に対して床面F上などの適宜位置に配置される模擬ボール16と、プレーヤ12がのるべき可動打席18と、CRTなどからなる表示装置(ディスプレイ)20より構成される。
図2は、模擬クラブ14と模擬ボール16の構造を模式的に示す説明図である。最初に模擬クラブ14について説明すると、模擬クラブ14は、図2に示す如く、長さ30cm程度の比較的短小の円筒部材からなり、そこにプレーヤ12によって把持されるべきグリップ部14aが形成される。即ち、模擬クラブ14は、外見上、ほとんどグリップ部14aのみからなるような短い円筒部材からなる。
グリップ部14aには、受信機22と、受信機22が受信した信号(後述)に基づいてグリップ部14a(模擬クラブ14)を振動させる振動子(衝撃体感手段。具体的には小型モータ)24が内蔵される。また、模擬クラブ14の先端面14bの付近には、レーザ光線(信号)を出力(発信)する発信装置(信号出力手段)26が配置される。
さらに、発信装置26の配置位置とグリップ部14aの間には、プレーヤ12によって移動自在なリング状の調整用ウェート28が挿通され、適宜の方法により固定される。
図3は、模擬クラブ14を、図2において矢印A方向からみたときの側面図である。図3に示す如く、模擬クラブ14の先端面14bの中心部には、マーク30が標示される。マーク30は中央の円環状部30aと、その上下方向に所定距離だけ延出した直線部30bからなる図形から構成される。尚、前記したレーザ光線は、発信装置26のウィンドウ26aから出力される。
次いで、模擬ボール16について説明する。図4は、模擬ボール16を図2において矢印B方向からみたときの平面図である。図2および図4に示す如く、模擬ボール16は、側面視において球体を斜めに切断した半球状を呈すると共に、平面視において矩形状を呈し、その上部に予定されるプレーヤ12に向けて傾斜させられた傾斜面(平坦面)16aを有する。
模擬ボール16は、模擬クラブ14に表示されたマーク30を撮影するCCDカメラ(撮影手段)36と、発信装置26から発信されたレーザ光線を検出する複数(具体的には2個)の受光センサ(信号検出手段。図2で図示せず)38a,38bと、CCDカメラ36によって撮影された撮影画像などが入力される電子制御ユニット(Electronic Control Unit。以下「ECU」という)40と、ECU40の出力に応じて信号を送信する送信機(図4で図示せず)42とを備える。尚、ECU40は、CPU,ROM,RAMおよびカウンタを備えたマイクロコンピュータからなる。
図4によく示す如く、CCDカメラ36は、模擬ボールの傾斜面16aの中央部付近に配置される。また、受光センサ38a,38bはCCDカメラ36の左右側に1個ずつ細長く上下に延びると共に、所定距離だけ離間して配置される。尚、図4においてプレーヤ12の位置を点Pで示したとき、プレーヤから見て右側に配置される受光センサを「第1の受光センサ38a」、左側のそれを「第2の受光センサ38b」とする。
模擬ボールの傾斜面16aには、さらに、プレーヤ12によって操作されてON状態のとき、ECU40に動作電源を供給させる電源スイッチ44と、後述するプリモードを実行させる信号を出力するプリモードスイッチ46と、後述するプレイモードを実行させる信号を出力するスタートスイッチ48と、プレーヤ12によって選択されたクラブの種類(ドライバや1番アイアンなど)を示す信号を出力するクラブ選択スイッチ50およびプレーヤ12が所望する打席面の傾斜方向および傾斜角度を示す信号を出力する傾斜スイッチ52(いずれも図2で図示せず)とが適宜位置に配置される。
図5は、図1に示すゴルフ練習機10を、模擬クラブ14と模擬ボール16を構成する各要素のECU40への入出力を中心に示すブロック図である。
ECU40には、スイッチ類(電源スイッチ44、プリモードスイッチ46、スタートスイッチ48およびクラブ選択スイッチ50)の出力が入力される。さらに、ECU40には、発信装置26から出力されたレーザ光線を検出したときに受光センサ38a,38bが出力する信号が入力される。尚、レーザ光線の検出回数は、ECU40のカウンタでカウントされる。また、ECU40の入出力は、CAN通信などを介して行われる。
また、ECU40には、CCDカメラ36を介して撮影された模擬クラブ14に標示されたマーク30の撮影画像が入力され、入力された撮影画像に基づいて模擬クラブ14の挙動を解析し、解析された模擬クラブ14の挙動に基づいて模擬ボール16の仮想の弾道を推定し、推定結果を表示装置20に出力する。
さらに、ECU40は送信機42を作動させて信号を送信し、模擬クラブの受信機22を介して振動子24を振動させる。
次いで、可動打席18について説明する。図6は、可動打席18の構造を示す拡大断面図である。
可動打席18は、プレーヤ12がのるべきマット部56と、マット部56を傾斜自在に支持する支持部58と、支持部58を駆動する複数(具体的には2個)の電動モータ60a,60bと、支持部58が載置される台座部62とを備える。尚、台座部側に配置されるモータを「第1のモータ60a」、マット部側のそれを「第2のモータ60b」とする。第1のモータ60aは台座部62に固定されると共に、第2のモータ60bはマット部56に固定される。
マット部56は、人工芝などが植設された弾性材(具体的にはゴム)からなり、プレーヤ12がのるべきマット56aを備え、マット56aはマット台56bの上に配置される。マット56aとマット台56bの間には、プレーヤ12の足裏を通じてマット56aに作用するプレーヤ12の体重(荷重)の移動および重心の移動に応じた信号を出力するセンサシート(圧力分布測定センサ。荷重センサ)56cが配置される。センサシート56cはプレーヤ12のスタンスがスクウェア、オープン、クローズドスタンスのいずれであっても検出できるように、適宜な面積を有したものが使用される。
次に、支持部58について説明する。図7は、支持部58を上下方向に分解した状態を示す拡大分解斜視図である。尚、支持部58の下部であって台座部62の上面62a(台座部側)に連結される支持部を「第1の支持部58a」、支持部58の上部であってマット台56bの下面56d(マット部側)に連結される支持部を「第2の支持部58b」とする。
図6および図7に示す如く、第1の支持部58aは第1のころがり機構66aを介して台座部の上面62aに連結されると共に、第2の支持部58bは第2のころがり機構66bを介してマット台の下面56dに連結される。
第2のころがり機構66bには、マット台の下面56dと連結する第2の支持部の連結面58b1に所定の幅と深さを有する上面視において真円形状の溝部68bが形成されると共に、連結面58b1と対向するマット台の下面56dには所定の幅と深さを有し、溝部68bと同様の真円形状を呈する溝部(図示せず)が形成される。さらに、溝部68bとマット台の下面の溝部を対向させることで形成される空間には、そこに収納可能な複数個(具体的には90個程度)の玉70bが配置される。尚、第1のころがり機構66aの構造も、第2のころがり機構66bと同様である。
支持部58の説明に戻ると、第1の支持部58aは比較的大径のプーリ74aを備え、プーリ74aの中心部には第1の支持柱76aが突設される。第1の支持柱76aは、斜めに切断された円筒部材からなり、よって傾斜面(切断面)76a1が形成される。傾斜面76a1の水平方向に対する角度は、適宜設定される。また、第2の支持部58bも第1の支持部58aと同じ形状を呈する。
第1の支持部58aと第2の支持部58bは、第1の支持柱の傾斜面76a1と第2の支持柱の傾斜面76b1を対向させ、第3のころがり機構66cを介して連結される。
第3のころがり機構66cも、第1および第2のころがり機構66a,66bと同様に傾斜面76a1が所定の幅と深さを有し、真円形状を呈する溝部78が形成されると共に、傾斜面76b1も所定の幅と深さを有し、溝部78と同様(同径)の真円形状を呈する溝部が形成される。さらに、傾斜面76a1,76b1の溝部を対向させることで形成される空間には、そこに収納可能な複数個(具体的には30個程度)の玉80が配置される。
図6および図8を参照して第1の支持部58aと第1のモータ60aの関係を説明する。図8は、図6のVIII−VIII線断面図である。第1のモータ60aの軸60aSは、比較的小径のプーリ84aに巻き掛けられたベルト86aを介し、前述した第1の支持部58aのプーリ74aと接続される。従って、第1の支持部58aは、ベルト86aによって第1のモータ60aの回転出力がプーリ74aに伝達されて回転させられる。尚、第2の支持部58bと第2のモータ60bも同様の構造によって、第2のモータ60bの回転出力がプーリ74bに伝達される。
従って、第1のモータ60aの駆動により第1の支持部58aが回転させられると、第1の支持部58aと台座部62を連結する第1のころがり機構の複数の玉70aが、溝部を回転させられる。このように、第1の支持部58aと台座部62は、相対回転自在とされる。
また、第2のモータ60bの駆動により第2の支持部58bが回転させられると、第2の支持部58bとマット台56bを連結する第2のころがり機構の複数の玉70bが、溝部68bを回転させられる。このように、第2の支持部58bとマット台56bも、相対回転自在とされる。
さらに、上記の如く第1および(または)第2の支持部58a,58bが回転させられると、その支持柱76a,76bも同時に回転させられる。それに伴って、第1の支持部58aと第2の支持部58bを連結する第3ころがり機構の複数の玉80は、溝部78を回転させられる。このように、第1の支持部58aと第2の支持部58b同士も、相対回転自在とされる。
支持部58を上記のように構成したことで、第2の支持部58aに連結されているマット台56b(マット部56)をプレーヤ12が希望する方向や角度に傾斜させることが可能となる。図9は、マット部56を、同図において左下がりに略15度傾斜させたときの可動打席18を示す拡大断面図である。
また、マット部56と台座部62から形成された空間の適宜位置には、マット部56の鉛直軸方向に対する傾斜角度に応じた信号を出力する傾斜センサ90と、マット部56の基本位置に対する位置のずれに応じた信号を出力する位置センサ92とが配置される。
図6の説明に戻ると、マット部56と台座部62、より具体的にはマット台の下面56dと台座部の上面62aの周囲は蛇腹状の防塵ブーツ94が張りめぐらされ、その防塵ブーツ94によって連結される。これにより、マット部56と台座部62から形成された空間に配置される制御器(支持部58、モータ60など)に異物が侵入するのを防ぐと共に、マット部56が傾斜させられるときに発生するプレーヤ12への振動(ショック)を和らげることができ、さらに支持部58の回転につれてマット部56自体も回転するのを抑制することができる。
さらに、マット部56と台座部62、より具体的にはマット台の下面56dと台座部62の上面62aの中心部は、自在継ぎ手96によって連結されて固定され、支持部58の回転につれてマット部56自体も回転するのを抑制する。尚、自在継ぎ手96は、支持部の中心部58cに挿通される。
図10は、図1に示すゴルフ練習機10を、可動打席18を構成する各要素のECU40への入出力を中心に示すブロック図である。
ECU40には、模擬ボール16に配置された傾斜スイッチ52の出力が入力される。即ち、プレーヤ12が所望するマット部56の傾斜方向および傾斜角度(例えば、左下がり15度あるいは爪先下がり5度など)が傾斜スイッチ52を介して入力される。ECU40は、入力された傾斜方向および傾斜角度に応じてモータ60を駆動させ、ベルト86を介して支持部58を回転させ、マット部56を傾斜させる。
また、ECU40には、傾斜センサ90および位置センサ92から出力された信号が入力される。ECU40は、マット部56の現在の傾斜方向、傾斜角度および位置を検出し、マット部56の過度の傾斜を防止する。
また、ECU40には、センサシート56cからプレーヤ12の体重あるいは重心の移動に応じた信号が入力される。ECU40は、入力された信号に基づいて体重あるいは重心の移動軌跡を算出し、算出された移動軌跡を表示装置20に出力し、プレーヤ12に視認自在に表示する。図11は、算出されたプレーヤ12の重心の移動軌跡を示すグラフである。図11において、符号RFはプレーヤの右足を、LFは左足を、矢印Cは算出された重心の移動軌跡を示す。
また、図12は、算出されたインパクトの時点Dの前後におけるプレーヤ12の各足の体重(荷重)の移動軌跡を示すグラフである。図12において、破線は検出されたプレーヤの左足による荷重の移動軌跡を、実線は右足のそれを示す。
次いで、図13フロー・チャートを参照してこの実施例に係るゴルフ練習機の全体的な動作について説明する。図示のプログラムは、プレーヤ12によって模擬ボール16に配置された電源スイッチ44がONされた後、ECU40において所定の周期(例えば、1[msec])ごとに実行される。
まずS10において、傾斜スイッチ52の出力を読み込む。具体的には、プレーヤ12が所望するマット部56の傾斜方向および傾斜角度を読み込む。
次いで、S12に進み、読み込んだ傾斜方向および傾斜角度にマット部56を傾斜させるようにモータ60を作動(駆動)させ、S14に進み、マット部56が読み込んだ傾斜方向および傾斜角度に傾斜させられたか否か判断する。これは、可動打席18に配置された傾斜センサ90および位置センサ92の出力から判断する。
S14で否定されるときはそのままプログラムを終了すると共に、肯定されるときはS16に進み、模擬ボール16に配置されたクラブ選択スイッチ50の出力を読み込む。具体的には、プレーヤ12が選択したクラブ(例えばドライバ、1番アイアンなど)を読み込む。
次いでS18に進み、模擬ボール16に配置されたスタートスイッチ48がON信号を出力しているか、あるいはプリモードスイッチ46がON信号を出力しているか否か検出する。即ち、プレーヤ12が模擬クラブ14をスイングして模擬ボール16の仮想の軌道を視認するプレイモードを希望しているのか、あるいはプレイモードの準備を行うプリモードを希望しているのかを判断する。S18で否定されるときはプレーヤ12にプリモードもプレイモードも行う意図がないと判断できるので、そのままプログラムを終了する。
S18においてプリモードスイッチ46のON信号が検出されたとき、プレーヤ12がプリモードを望んでいると判断できるので、S20に進み、プリモードスイッチ46がON信号を出力してから所定時間が経過した後、模擬クラブの先端面14bに標示されたマーク30をCCDカメラ36によって撮影させ、その撮影画像が入力される。尚、上記した所定時間は図示しないプログラムによって計測される。
このとき、模擬クラブ14は、プレーヤ12によって実際のクラブをスイングした場合に模擬ボール16(正確には仮想のボール)を打てるであろうと感じられる位置にあり、その先端面14aは模擬ボール16のCCDカメラ36に向けられた状態にあるとする。尚、プリモードスイッチ46がON信号を出力してから所定時間が経過した後に撮影するように構成したのは、模擬ボール16に配置されたプリモードスイッチ46を押したプレーヤ12が、模擬クラブ14を上記の状態にするまでに要する時間であって適宜設定される。
次いでS22に進み、入力された撮影画像上のマーク30と基準値を比較する。図14に示す撮影画像を例にとって説明すると、撮影画像上のマーク30の中心点30cを原点としたX,Y座標において撮影画像の中心点(カメラ原点)Eの座標をずれ量(dx[mm],−dy[mm])として算出する(プレーヤ12からみて左右方向(スイング方向)をX軸、前後方向をY軸、高さ方向をZ軸とする)。尚、カメラ原点Eは、模擬ボール16の中心点、正確にはプレーヤ12によって打たれる仮想のボールの中心点を示す。
また、撮影画像上のマーク30の円環状部30aの大きさ(面積)と基準円97の大きさ(面積)を比較してずれ量da(面積差あるいは面積比など。図14に斜線で示す)を算出すると共に、直線部30bのY軸に対する傾きα1[度]も算出する。従って、上記した「基準値」とは、カメラ原点E、基準円97およびY軸を含めた意味で用いられる。
次いでS24に進み、算出されたずれ量(dx,−dy,da)および傾きα1に基づいて仮想のボールの打点位置とフェイス角αを推定(算出)する。この打点位置に関して、仮想のフェイスのスイートスポットを基準にして以下説明する
算出されたずれ量dxからスイートスポットに対するX軸方向の変位量x[mm]を、ずれ量−dyからY軸方向の変位量y[mm]を、面積のずれ量daからZ軸方向の変位量z[mm]を、傾きα1からフェイス角α[度]を算出する。変位量xは、ずれ量dxがそのまま代入される。また、変位量yも、ずれ量−dyがそのまま代入される。
Z軸方向の変位量zの算出について説明すると、図14に示す如く、撮影画像上のマークの円環状部30aと基準円97の面積を比較して円環状部30aの面積が基準円97のそれより小さい場合、模擬クラブ14が、Z軸方向において模擬ボール16の中心部を仮想のフェイスのスイートスポットで打つことができる位置(基準位置)より離れていると判断することができる。このように、スイートスポットがどの程度離れているかを示すZ軸方向の変位量zは、予めROMに記憶された計算式にずれ量daを代入して算出される。
逆に、円環状部30aの面積が基準円97のそれより大きい場合、模擬クラブ14が、Z軸方向において基準位置より近接していると判断することができる。従って、この場合であってもスイートスポットがどの程度近接しているかを示すZ軸方向の変位量zは、予めROMに記憶された計算式にずれ量daを代入して算出される。尚、変位量zは模擬クラブ14が基準位置より近接しているときを正値とし、模擬クラブ14が基準位置より離れているときを負値として算出されるようにする。
図15は、図14の撮影画像に基づいて算出された変位量を示す説明図である(理解の便宜のため、X軸方向に関しては図示を省略する)。
図15に示す如く、算出された変位量点Gは、スイートスポットを示す点Hの左下部となる。従って、プレーヤ12が模擬クラブ14をスイングして現在の模擬クラブ14の位置を通過した場合、仮想のボール98の中心点(点G)の右上部(点H)にスイートスポットが当たると推定(算出)される。
尚、前述の基準円97の大きさ(面積)は、プレーヤ12によって選択されたクラブに応じて変更することとする。実際のクラブはその種類によって寸法(長さ)が異なるので、それに対応した基準円の面積に変更することで、模擬ボール16の高さ方向のずれ量zをより正確に推定することができる。
また、上記において算出されたフェイス角αの定義について説明する。ボールに対する角度を一般にフェイス角というが、算出されたフェイス角αは、図16(a)に示す如く、クラブのフェイス面のY軸方向に対する傾きを示す。尚、Z軸方向に対するフェイス角θは、図16(b)に示す如く、プレーヤ12によって選択されたクラブによって異なる固有値であって、例えば、1番アイアンは5°などと設定される。
図13の説明に戻ると、次いでS26に進み、S24で算出された変位量x,y,zおよびフェイス角αを、表示装置20に出力するなどしてプレーヤ12に報知し視認させ、その後プログラムを終了する。このプリモードを何回か行うことで、プレーヤ12は、模擬クラブ14をどの位置(状態)にすれば模擬ボール16を正確に打つことができるか、換言すれば、模擬ボール16の中心点を模擬クラブ14の仮想のフェイスのスイートスポットで打つことができるかを把握することができる。
一方、S18においてスタートスイッチ48のON信号が検出されたときは、プレーヤ12が実際のスイングを行って計測を行うこと(プレイモード)を意図していると判断できるので、S28に進み、模擬ボール16に配置された第1の受光センサ38aにおいて模擬クラブ14(発信装置26)から発信されたレーザ光線の検出が2回行われてECU40のカウント値が2以上となったか否か判断する。
このS28の処理について説明すると、プレイモードにおいて第1の受光センサ38aによって模擬クラブ14から発信されたレーザ光線が1回目に検出されるのは、プレーヤ12がアドレスの状態からテイクバックを開始したときである。その後、第1の受光センサ38aによってレーザ光線が2回目に検出される、即ち、ECU40のカウント値が2となるのは、プレーヤ12が模擬クラブ14をスイングし、模擬クラブ14の先端面14bが模擬ボール16の近傍、即ち、CCDカメラ36の近傍を通過する直前である。従って、S28の処理において模擬クラブ14の先端面14bがCCDカメラ36の近傍を通過する直前か否か判断することができる。
S28で否定されるとき、プレーヤ12はアドレスの状態か、テイクバックあるいはスイングを開始したときと判断できるので、一旦プログラムを終了させる。一方、S28で肯定されるときS30に進み、模擬クラブの先端面14aに標示されたマーク30をCCDカメラ36によって撮影させ、その撮影画像が入力される。
また、マーク30をCCDカメラ36によって撮影させている間は、模擬クラブ14が模擬ボール16をインパクトの時点と判断することができるので、S32に進み、模擬ボール16に配置された送信機42を作動させて信号を送信し、模擬クラブ14に内蔵される受信機22を介して振動子24を振動させる。これにより、プレーヤ12にインパクトの衝撃を体感させると共に、インパクトの瞬間を確認させる。
次いでS34に進み、模擬ボール16に配置された第2の受光センサ38bによってレーザ光線が検出されてECU40のカウント値が3以上となったか否か判断する。
このS34の処理について説明すると、ECU40のカウント値が3以上となる、別言すれば、第2の受光センサ38bによってレーザ光線が検出されるのは、模擬クラブ14の先端面14bが模擬ボール16の近傍、即ち、CCDカメラ36の近傍を通過した直後である。従って、S34の処理において模擬クラブ14の先端面14bがCCDカメラ36の近傍を通過した直後(通過し終わったとき)か否か判断することができる。
S34で否定されるときはプログラムを終了し、次回以降のプログラムのS30において、再度、CCDカメラ36によって撮影させ、その撮影画像が入力される。
S34で肯定されるときS36に進み、送信機42の作動を停止させる。従って、模擬クラブ14に内蔵される受信機22は送信機42の信号を受信しなくなるので、振動していた振動子24が停止させられる。これにより、プレーヤ12にインパクトの瞬間が終了したことを確認させる。
次いでS38に進み、入力された撮影画像上のマーク30と基準値を比較し、模擬クラブ14の挙動を解析する。
図17は、その模擬クラブ14の挙動の解析処理を示すサブルーチン・フロー・チャートである。
同図を参照して模擬クラブ14の挙動の解析処理について説明すると、まず、S100において、入力された複数枚(回)の撮影画像上のマーク30の中心点30cとカメラ原点Eとの距離が最小、換言すれば、模擬クラブ14の仮想のフェイスのスイートスポットを示す中心点30cと仮想のボールの中心点を示すカメラ原点Eとの距離が最小である撮影画像を抽出する。即ち、上記した2点の間の距離が最小である撮影画像は、模擬クラブ14が模擬ボール16にインパクトした時点の撮影画像であると判断することができるので、この抽出された撮影画像に基づいて模擬クラブ14のインパクトした時点の挙動の解析処理を行うこととする。
次いでS102に進み、抽出された撮影画像上のマーク30と基準値を比較する。図18に示す撮影画像を例にとって説明すると、撮影画像上のマーク30の中心点30cを原点としたY座標においてカメラ原点Eの座標のずれ量−dy[mm]として算出する。また、撮影画像上のマーク30の円環状部30aと基準円97の大きさ(面積)を比較してずれ量daを算出すると共に、直線部30bのY軸に対する傾きα1[度]も算出する。
次いでS104に進み、算出されたずれ量(−dy,da)および傾きα1に基づいて仮想のボール98の打点位置(仮想打点位置)を示す変位量y,zと、フェイス角α(仮想フェイス角)を推定(算出)する。算出手法は図13フロー・チャートのS24の処理と同様であるが、変位量xを算出しない点で相違している。これはS104の処理で使用される撮影画像が、前述したようにインパクトした時点の撮影画像であるため、x軸方向(スイング方向)の変位量xを不要とした。その他の算出手法に関しては同じなので、説明を省略する。
図19は、図18の撮影画像に基づいて算出された変位量を示す説明図である。
図19に示す如く、算出された変位量を点Iは、スイートスポットを示す点Hの左下部となる。従って、プレーヤ12によってスイングされた模擬クラブ14は、仮想のボール98の中心点(点I)の右上部(点H)にスイートスポットが当たるような挙動であったと推定(算出)される。
次いでS106に進み、模擬クラブ14の仮想ヘッドスピードを算出する。具体的には、入力された撮影画像上のマーク30の中心点30c全てのX座標の変位と、入力された撮影画像を撮影に要した時間に基づいて仮想ヘッドスピードVを算出する。
図13フロー・チャートの説明に戻ると、次いでS40に進み、算出された模擬ボールの仮想打点位置(図19の点H)、仮想ヘッドスピードV、および仮想フェイス角αに基づいて模擬ボール16の仮想の弾道を、予めROMに記憶された計算式に従って推定する。尚、模擬ボール16に作用する力の向きは、算出された仮想フェイス角αと選択されたクラブのフェイス角θから算出される。
次いでS42に進み、前記推定された模擬ボールの仮想の弾道を、プレーヤに視認できるように、表示装置20に出力する。
次いでS44に進み、ECU40のカウント値(カウンタ)を零にリセットし、次回以降のプログラムにおけるプレイモードに備えてプログラムを終了する。
このように、第1実施例に係るゴルフ練習機10においては、模擬クラブ14に標示されたマーク30をCCDカメラ36を用いて撮影し、撮影された画像に基づいて模擬クラブ14の挙動を解析し、解析された模擬クラブ14の挙動に基づいて模擬ボール16の仮想の弾道を推定し、推定された仮想の弾道をプレーヤ12に視認自在に表示装置20に表示させるように構成したので、プレーヤ12によってスイングされた模擬クラブ14の挙動を精度よく解析することができ、よってプレイの臨場感などを向上させることができる。
また、模擬クラブ14からのレーザ光線を検出すると共に、検出されたレーザ信号に応じてマーク30を複数回撮影するように構成したので、模擬クラブ14が模擬ボール16の近傍を通過しているとき、換言すれば、CCDカメラ36の近傍を通過している時点を正確に検出することができ、よってマーク30をタイミングよく撮影することができる。従って、模擬クラブ14の挙動を精度よく解析することができ、よってプレイの臨場感などを向上させることができると共に、不要なタイミングでの撮影を回避することができる。
また、模擬ボール16に対する模擬クラブ14の仮想打点位置(点H)、仮想ヘッドスピードV、および仮想フェイス角αの少なくともいずれかを算出して模擬クラブの挙動を解析するように構成したので、模擬クラブ14の挙動を一層精度よく解析することができ、よってプレイの臨場感などを向上させることができる。
また、模擬クラブ14の挙動を解析してインパクトの時点を算出し、算出された時点でプレーヤ12にインパクトのときの衝撃を体感させるように構成したので、プレーヤ12は模擬クラブでありながら、実際のクラブでボールを打ったときのインパクトの衝撃を体感することができると共に、インパクトの瞬間も確認することができ、よってプレイの臨場感などをより一層向上させることができる。
また、上記において模擬クラブ14の仮想ヘッドスピードVを算出するように構成しているが、実際のクラブのヘッドスピードは、プレーヤ12が選択するクラブの種類(ドライバや1番アイアンなど)の寸法や重量に応じて変化する。そこで、模擬クラブ14が調整用ウェート28を備えると共に、プレーヤ12によって調整用ウェート28の固定位置をクラブの種類に応じて変更できるようにしたので、プレーヤ12は実際のクラブをスイングしたときの状態(感覚)を得ることができ、よって仮想ヘッドスピードVを精度よく算出することができると共に、プレイの臨場感などをより一層向上させることができる。
また、可動打席18はプレーヤ12がのるべきマット部56と、マット部56を傾斜自在に支持する支持部58(第1の支持部58a、第2の支持部58b)とを備え、その支持部58は斜めに切断された円筒部材同士(第1の支持柱76a、第2の支持柱76b)をそれらの切断面(傾斜面76a1,76b1)が対向するように回転自在に連結されてなるように構成したので、より簡易かつ軽量な構成でありながら、マット部56を安定して自在に傾斜させ、プレーヤ12が種々の姿勢をとりつつスイングでき、よってプレイの臨場感などを向上させることができる。
また、プレーヤ12がスイングしているとき、プレーヤ12の足裏を通じてマット部56に作用する体重の移動および重心の移動の少なくともいずれかを示す値を検出し、検出された値に基づいて移動軌跡を算出し、算出された移動軌跡をプレーヤ12に視認自在に表示装置20に表示させるように構成したので、上記した効果に加え、プレーヤ12の体重の移動および重心の移動、あるいはその軌跡をプレーヤ12に正確に把握させることができ、よってスイングフォームの調整などを効果的に行うことができる。
尚、上記において、振動子24として小型モータを使用したが、それに限られるものではなく、超音波振動子などであってもよい。
また、プリモードスイッチ48および選択クラブスイッチ50などのスイッチ類を模擬ボール16に配置するように構成したが、模擬クラブ14に配置してその出力をECU40に入力するような構成であってもよい。
また、変位量x,yを算出する際、ずれ量dx,dyをそのまま用いるように構成したが、適宜な計算式を用いて補正するようにしてもよい。
また、撮影画像上のマークの円環状部30aと基準円97の面積のずれ量daからZ軸方向の変位量zのみを算出するようにしたが、ずれ量daからさらに、模擬クラブ14の先端面14cが模擬ボール16の傾斜面16aと平行か否かを示す値、例えば、ずれ角度を算出するようにしてもよい。
また、マット56aとマット台56bの間隙にセンサシート56cを配置するようにしたが、超小型ロードセルなどを敷き詰めて体重あるいは重心の移動を示す値を検出するようにしてもよい。
また、傾斜スイッチ52をプレーヤが操作することで任意にマット部56の傾斜方向および傾斜角度を選択できるようにしたが、ECU40によって模擬ボール16の仮想の弾道に基づいた仮想の着地点の傾斜を再現する如く、マット部56を自動的に傾斜させるようにしてもよい。
また、模擬クラブ14のグリップ部14aを円筒部材にするように構成したが、実際のクラブのグリップ部に即した形状にできることはいうまでもない。
また、プレーヤが右利きである場合を想定して説明したが、模擬ボール16の配置を適宜変更することで左利きの場合にも適合することができることはいうまでもない。
次いで、この発明の第2実施例に係るゴルフ練習機について説明する。
図20は、第2実施例に係るゴルフ練習機を示す、図1と同様な斜視図である。
第2実施例にあっては、図に示す如く、CRTなどの表示装置20に代えて、プレーヤ12の頭部に装着されるヘッドマウントディスプレイ100を備えるようにした。図21は、図20に示すヘッドマウントディスプレイ100を示す斜視図である。また、図22は、第2実施例に係るゴルフ練習機10を、ヘッドマウントディスプレイ100と模擬ボール16を構成する各要素の、ECU40と後述する第2のECUへの入出力を中心に示すブロック図である。
図20から図22を参照して第2実施例に係るゴルフ練習機10を、第1実施例との相違点に焦点を置いて説明すると、ヘッドマウントディスプレイ100はプレーヤ12に視認自在となるようにプレーヤの目の付近を覆う液晶画面などからなるディスプレイ102と、プレーヤ12の頭部12hの鉛直軸方向に対する傾斜角度を示す信号を出力する第2の傾斜センサ104と、ECU40によって検出された模擬クラブ14の挙動のデータおよび後述する第2の発信装置116から発信される信号Lを受信する第2の受信機106と、プレーヤ12の視力に応じたパラメータが入力される視力補助用ダイヤル108と、模擬クラブ14の挙動のデータが入力されて仮想のクラブと仮想のボールの挙動を示す画像を推定して出力すると共に、第2の傾斜センサ104および第2の受信機106の出力が入力されて背景画像を選択して出力する第2のECU110と、伸縮あるいは調整自在であって頭部12hを覆いつつディスプレイ102を固定するヘッドバンド112とを備える。尚、第2のECU110は、CPU,ROM,RAMなどを備えたマイクロコンピュータからなる。
また、床面F上に配置された模擬ボール16は、プレーヤ12に向けて、より具体的にはアドレスの状態にあるプレーヤ12の頭部12h(第2の受信機106)に向けて信号(具体的にはレーザ光線)Lを発信する第2の発信装置116を備える。
また、第2のECU110には、ヘッドマウントディスプレイ100に配置された第2の傾斜センサ104および視力補助用ダイヤル108の出力が入力される。
第2の受信機106は第2の発信装置116から発信された信号Lを受信し、その出力は第2のECU110に入力される。
第2のECU110の動作を説明すると、第2のECU110は、第2の受信機106の出力に基づいてプレーヤ12の視線を示すパラメータを検出する。具体的には、第2の発信装置116が発信する信号Lは、前述したようにアドレスの状態にあるプレーヤ12の頭部12h(具体的には第2の受信機106)に向けて発信されるので、第2の受信機106によってその信号Lが受信されているときは、プレーヤの頭部12h(より具体的にはプレーヤの視線)は模擬ボール16に向けられていると推定する一方、第2の受信機106によって信号Lが受信されていないときは、プレーヤの頭部12h(プレーヤの視線)は模擬ボール16に向けられておらず、例えばプレーヤ12が模擬クラブ14をスイングした後に模擬ボール16の仮想の弾道を視認しようとしている状態にあると推定する。
また、第2のECU110には、第2の傾斜センサ104から出力されたプレーヤ12の頭部12hの鉛直軸方向に対する傾斜角度を示す信号が入力され、第2のECU110は入力された信号に基づいて頭部12hの傾斜角度を算出し、算出された傾斜角度からもプレーヤの視線を示すパラメータを検出する。
次いで第2のECU110は、第2の受信機106および第2の傾斜センサ104の出力に基づいて検出されたプレーヤの視線を示すパラメータに基づいて背景画像を選択する。さらに、第2のECU110には、ECU40によって検出された模擬クラブ14の挙動のデータが適宜手法により入力され、入力された挙動のデータに基づいて仮想のクラブおよび仮想のボールの挙動を示す画像を推定する。
次いで第2のECU110は、選択された背景画像と推定された仮想のクラブおよび仮想のボールの挙動を示す画像を合成してディスプレイ102に出力(表示)する。尚、視力補助用ダイヤル108の出力に応じて合成された画像が補正される。
図23は、プレーヤの頭部12h(プレーヤの視線)が模擬ボール16に向けられている、即ち、アドレスの状態にあると推定されたときであって、仮想のクラブと仮想のボールの挙動を示す画像と背景画像を表示したディスプレイ102の画面を示した説明図である。図に示す如く、ディスプレイ102の画面102aは、推定された仮想のクラブ118と仮想のボール120と、選択された背景画像122を合成して出力(表示)される。
図24は、プレーヤの頭部12h(プレーヤの視線)が模擬ボール16に向けられていない、即ち、模擬ボール16の仮想の弾道を視認しようとして頭部12hを傾けた状態の仮想のクラブ、仮想のボールおよび背景画像を表示したディスプレイ102の画面102aを示す、図23と同様な説明図である。
尚、上記において、ヘッドマウントディスプレイ100をヘッドバンド112を用いて頭部12hに固定するヘッドギアタイプとしたが、ゴーグルタイプ、キャップタイプおよびヘルメットタイプなどの如何なる形状を用いて装着するようにしてもよい。
また、ECUを模擬ボール16とヘッドマウントディスプレイ100にそれぞれ備えるように構成したが、それぞれの制御をどちらかひとつに行なわせるような構成であってもよい。
また、プレーヤ12の視線を示すパラメータの検出を、第2の受信機106および第2の傾斜センサ104の出力に基づいて行うように構成したが、プレーヤ12の視線自体を検出するような装置を用いた構成であってもよい。
また、第1および第2実施例のゴルフ練習機10においてプレーヤ12がのるべき打席面を可動させるように構成した(可動打席18)が、この可動打席18は必須の構成ではない。可動打席18に代え、単なるマットなどを使用してもよく、あるいは床面上で使用してもよい。
尚、残余の構成は第1実施例と同様であるので、説明を省略する。
このように、第2実施例に係るゴルフ練習機10においては、模擬クラブ14の挙動を検出し、検出された模擬クラブ14の挙動に基づいて仮想のクラブ118および仮想のボール120の挙動を示す画像を推定して出力し、プレーヤ12の視線を示すパラメータを検出し、検出されたパラメータに基づいて背景画像122を選択して出力すると共に、出力された挙動を示す画像と背景画像を合成してプレーヤ12の頭部に装着されたヘッドマウントディスプレイ100上に視認自在に表示させるように構成したので、簡易な構成でありながら、プレーヤ12に実際のゴルフコースにおける臨場感などを一層よく与えることができる。
また、プレーヤ12の頭部12hの鉛直軸方向に対する傾斜角を示す信号を出力し、その信号に基づいてプレーヤ12の視線を示すパラメータを検出するように構成したので、上記した効果に加えて、パラメータを正確に検出することができ、よってより正確な仮想のクラブ118と仮想のボール120を示す画像および背景画像122を推定あるいは選択して出力することができ、よってプレーヤ12にプレイの臨場感などをより一層与えることができる。
また、プレーヤ12(具体的にはアドレスの状態にあるプレーヤ12の頭部12h)に向けて信号Lを発信する第2の発信装置116を床面F上に配置し、発信された信号Lを受信する第2の受信機106をヘッドマウントディスプレイ100に配置し、その受信された信号Lに基づいてプレーヤ12の視線を示すパラメータを検出するように構成したので、パラメータをより一層正確に検出することができ、よってより正確な仮想のクラブ118と仮想のボール120を示す画像および背景画像122を推定あるいは選択して出力することができる。従って、プレーヤ12にプレイの臨場感などをより一層与えることができる。
また、第2のECU110が適宜手法により模擬クラブ14の挙動の検出を行うと共に、第2の発信装置116が模擬ボール16に対して脱着自在とすれば、模擬クラブ14、ヘッドマウントディスプレイ100および第2の発信装置116のみで、上記した全ての処理を行うことができる。従って、プレーヤ12は模擬クラブ14、ヘッドマウントディスプレイ100および第2の発信装置116を携帯して(移動させて)任意の場所でゴルフの練習を行うことができる。
また、視力補助用ダイヤル108の出力に応じて画像を補正するようにしたので、プレーヤ12の視力を補助することができ、よって眼鏡をつけることなくヘッドマウントディスプレイ100を使用することができる。
次いで、この発明の第3実施例に係るゴルフ練習機について説明する。
図25は、第3実施例に係るゴルフ練習機の可動打席を示す部分的に断面にした斜視図である。
従前の実施例との相違点に焦点をおいて説明すると、第3実施例にあっては、図25に示す如く、可動打席18のマット部56に小型アクチュエータ126を備えるようにした。
図26は、第3実施例に係る可動打席18の構造を示す拡大断面図である。図26に示す如く、マット台56bとセンサシート56cの間には、小型アクチュエータ126が配置される。
小型アクチュエータ126は、傾斜スイッチ52あるいはECU40から出力される信号が入力されると、駆動させられる。前記した信号が入力されると、小型アクチュエータ126のロッド128が上下動し、それに伴ってロッド128と連結しているピストン130も上下動するため、マット56aを上下動(変位)させることができる。これにより、図26に破線で示す如く、マット56aを連続した曲面に形成できるので、実際のゴルフコースにあるようなアンデュレーション(起伏)をつくることができる。
尚、残余の構成は従前の実施例と同様であるので、説明を省略する。
このように、第3実施例に係るゴルフ練習機にあっては、可動打席18(マット部56)に小型アクチュエータ126を備えてマット56aを変位自在とするようにしたので、より実際のゴルフコースに近い打席を再現することができる。
以上の如く、この発明の第1実施例から第3実施例にあっては、プレーヤ(12)によってスイング自在な模擬クラブ(14)と床面(F)上に配置される模擬ボール(16)とを少なくとも備えたゴルフ練習機(10)において、前記模擬クラブ(14)に標示されたマーク(30)と、前記模擬ボール(14)に配置されて前記マーク(30)を撮影する撮影手段(CCDカメラ36)と、前記撮影手段(36)によって撮影された撮影画像に基づいて前記模擬クラブ(14)の挙動を解析する模擬クラブ挙動解析手段(ECU40。図13フロー・チャートのS38。図17サブルーチン・フロー・チャートのS104,S106)と、前記解析された模擬クラブの挙動に基づいて前記模擬ボールの仮想の弾道を推定する仮想弾道推定手段(ECU40。図13フロー・チャートのS40)と、前記推定された仮想の弾道を前記プレーヤに視認自在にディスプレイ(表示装置20、ヘッドマウントディスプレイ100)上に表示する表示手段(ECU40。図13フロー・チャートのS42)とを備えるように構成した。
また、さらに、前記模擬クラブ(14)に配置されて信号(レーザ光線)を出力する信号出力手段(発信装置26)と、前記模擬ボール(16)に配置されて前記出力された信号(レーザ光線)を検出する信号検出手段(受光センサ38a,38b)とを備えると共に、前記撮影手段(36)は、前記検出された信号(レーザ光線)に応じて前記マーク(30)を複数回撮影する(図13フロー・チャートのS28,S30,S34)ように構成した。
また、前記模擬クラブ挙動解析手段(ECU40)は、前記模擬ボール(16)に対する前記模擬クラブ(14)の仮想打点位置、仮想ヘッドスピード、および仮想フェイス角の少なくともいずれかを算出して前記模擬クラブ(14)の挙動を解析する(図17サブルーチン・フロー・チャートのS104,S106)ように構成した。
また、さらに、前記模擬クラブ(14)に配置されて前記プレーヤ(12)にインパクトのときの衝撃を体感させる衝撃体感手段(振動子24)を備えると共に、前記模擬クラブ挙動解析手段(40)は、前記模擬クラブ(14)の挙動を解析して前記インパクトの時点を算出し、前記算出された時点で前記衝撃体感手段(24)を作動させる(図13フロー・チャートのS32,S36)ように構成した。
10 ゴルフ練習機
12 プレーヤ
14 模擬クラブ
16 模擬ボール
20 表示装置
24 振動子(衝撃体感手段)
26 発信装置(信号出力手段)
30 マーク
36 CCDカメラ(撮影手段)
38a,38b 受光センサ(信号検出手段)
40 ECU(模擬クラブ挙動解析手段、仮想弾道推定手段、表示手段)
100 ヘッドマウントディスプレイ
F 床面
12 プレーヤ
14 模擬クラブ
16 模擬ボール
20 表示装置
24 振動子(衝撃体感手段)
26 発信装置(信号出力手段)
30 マーク
36 CCDカメラ(撮影手段)
38a,38b 受光センサ(信号検出手段)
40 ECU(模擬クラブ挙動解析手段、仮想弾道推定手段、表示手段)
100 ヘッドマウントディスプレイ
F 床面
Claims (4)
- プレーヤによってスイング自在な模擬クラブと床面上に配置される模擬ボールとを少なくとも備えたゴルフ練習機において、前記模擬クラブに標示されたマークと、前記模擬ボールに配置されて前記マークを撮影する撮影手段と、前記撮影手段によって撮影された撮影画像に基づいて前記模擬クラブの挙動を解析する模擬クラブ挙動解析手段と、前記解析された模擬クラブの挙動に基づいて前記模擬ボールの仮想の弾道を推定する仮想弾道推定手段と、前記推定された仮想の弾道を前記プレーヤに視認自在にディスプレイ上に表示する表示手段とを備えたことを特徴とするゴルフ練習機。
- さらに、前記模擬クラブに配置されて信号を出力する信号出力手段と、前記模擬ボールに配置されて前記出力された信号を検出する信号検出手段とを備えると共に、前記撮影手段は、前記検出された信号に応じて前記マークを複数回撮影することを特徴とする請求項1記載のゴルフ練習機。
- 前記模擬クラブ挙動解析手段は、前記模擬ボールに対する前記模擬クラブの仮想打点位置、仮想ヘッドスピード、および仮想フェイス角の少なくともいずれかを算出して前記模擬クラブの挙動を解析することを特徴とする請求項1または2記載のゴルフ練習機。
- さらに、前記模擬クラブに配置されて前記プレーヤにインパクトのときの衝撃を体感させる衝撃体感手段を備えると共に、前記模擬クラブ挙動解析手段は、前記模擬クラブの挙動を解析して前記インパクトの時点を算出し、前記算出された時点で前記衝撃体感手段を作動させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のゴルフ練習機。
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