JP2005328189A - ターミナル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影装置を用いて実効ある監視が行えるターミナル装置を提供する。
【解決手段】クレードル装置20のDC電源入力コネクタ31にAC電源アダプタ30を接続し、プラグを部屋内のACコンセントに差す。モード切替スイッチ25を監視カメラモードにセットしてデジタルカメラ10を装着部22に装着すると、接続コネクタ26が接続端子24に接続され、モード切替スイッチ25はカメラボディに隠れる。侵入者が赤外線センサ28の検知領域内に入ると、赤外線センサ28からの検知信号によりデジタルカメラ10の電源がオンにされ、モード切替スイッチ25からの信号によりデジタルカメラ10が監視カメラモードにセットされる。撮影レンズ12が広角にセットされ、ゲイン切替アンプ47のゲインがS/N比を無視して最高レベルに引き上げられる。3秒間隔で10コマのインターバル撮影が行われ、画像データはメモリカード17に記憶される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、撮影装置とパーソナルコンピュータ等とを接続してデータの遣り取りを行ったり、撮影装置とAC電源アダプタとを接続して撮影装置に内蔵されたバッテリの充電を行うターミナル装置に関するものである。
デジタルカメラやカメラ付き携帯電話等の撮影装置とパーソナルコンピュータ(PC)等とを接続して画像データを遣り取りしたり、前記撮影装置とAC電源アダプタとを接続して撮影装置に内蔵されたバッテリの充電を行うターミナル装置が知られている。このターミナル装置としては、撮影装置を載せるように撮影装置の外形に合わせた形状の凹部を備え、クレードル・アッセンブリやドッキングステーションと呼称されるクレードル装置がある。また、ターミナル装置としては、クレードル装置の他にUSBケーブル等も含む。
また、最近では、クレードル装置により、通常の撮影に使用している一般的なデジタルカメラをPCに接続して監視カメラとして使用することが考えられている(例えば特許文献1)。このクレードル装置にデジタルカメラを載せると、デジタルカメラの接続コネクタがクレードル装置の凹部に設けられた接続端子に接続される。クレードル装置にはPCがUSB接続されており、デジタルカメラが電気的にPCに接続される。PCがクレードル装置を介してデジタルカメラを制御し、デジタルカメラに間欠撮影を行わせる。
特開2004−72194号公報
ところで、近年は、一般家庭でも留守中の空き巣等の犯罪監視の他、ペット(犬等)の様子を確認したい、お年寄りの様子を確認したい等の要望があり、監視カメラに対する需要が増大している。しかしながら、上記のようなデジタルカメラとクレードル装置とPCとを用いた監視カメラシステムでは、一般家庭でも手軽に監視撮影を実行できる反面、侵入者から見れば、PCが稼働中であったり、デジタルカメラの電源ランプが点灯していたり、また撮影が行われた瞬間にストロボが発光する等、監視されていることが明白に分かる。このため、デジタルカメラが壊されたり、デジタルカメラの向きを変えられる等、監視カメラとしては実効性の薄いものとなりかねなかった。
本発明は、通常の撮影に使用しているデジタルカメラ等の撮影装置を用いて実効ある監視が行えるターミナル装置を提供することを目的とする。
本発明のターミナル装置は、撮影装置の接続用コネクタと電気的に接続される接続端子を備えたターミナル装置において、侵入者を検知した際にその検知信号を接続用コネクタ及び接続端子を介して撮影装置に送り、前記撮影装置の電源をオンにする検知器と、前記撮影装置の電源がオンにされた後、前記接続用コネクタ及び接続端子を介して撮影装置を一定間隔で撮影を行う監視カメラモードに設定するモード切替スイッチとを設けたことを特徴とする。
また、前記接続端子は、前記撮影装置が装着される上方部に形成された凹形状の装着部に設けられ、前記撮影装置を装着部に装着した際に、前記撮影装置の接続用コネクタが接続されることを特徴とする。また、前記モード切替スイッチは、前記装着部を構成する壁面の一部に設けられ、前記撮影装置を装着部に装着した際に、前記撮影装置によって隠れることを特徴とする。
また、撮影装置の接続用コネクタと電気的に接続される接続端子を備えたターミナル装置において、ACコンセントに差し込むACプラグと、このACプラグに接続され、ACプラグを介してACコンセントからAC電源を取り入れ、前記接続端子及び接続用コネクタを介して撮影装置に電源を供給する電源部と、侵入者を検知した際にその検知信号を接続用コネクタ及び接続端子を介して撮影装置に送り、前記撮影装置の電源をオンにする検知器と、前記撮影装置の電源がオンにされた後、前記接続用コネクタ及び接続端子を介して撮影装置を一定間隔で撮影を行う監視カメラモードに設定するモード切替スイッチと、前記撮影装置から出力された画像データを接続用コネクタ及び接続端子を介して取り込み、ACプラグ及びACコンセントを介してACラインに重畳して送信する画像データ送信部とからなることを特徴とする。
また、前記検知器は、赤外線センサ又は音センサであることを特徴とする。
本発明のターミナル装置によれば、検知器が侵入者を検知することにより撮影装置の電源をオンにした後、モード切替スイッチが撮影装置を監視カメラモードに設定し、撮影装置が一定間隔で撮影を行うので、PCとの接続の有無にかかわらず、通常の撮影に使用しているデジタルカメラ等の撮影装置を用いて監視を行うことができる。この結果、目立つPCを必ずしも使う必要がないので、侵入者から監視撮影されていることを気づかれるおそれが少なく、実効ある監視を行うことができる。
また、撮影装置を凹形状の装着部に装着すると、装着部に設けられた接続端子が撮影装置の接続用コネクタに接続されるので、撮影装置とターミナル装置とのセットアップが簡単にできる。また、モード切替スイッチは、撮影装置を装着部に装着した際に撮影装置によって隠れるから、侵入者から監視撮影されていることを気づかれるおそれが少ない。
また、撮影装置から出力された画像データをACラインに重畳して送信すれば、撮影装置の内蔵メモリやメモリカードよりも大容量のストレージに画像データを記憶したい場合にも、そのストレージやPCを撮影装置の近くや同じ室内に設置する必要がなく、侵入者から監視撮影されていることを気づかれるおそれが少なくなる。
また、侵入者を検知する検知器としては、赤外線センサ又は音センサを用いることが好ましい。赤外線センサや音センサを用いると、監視する室内に全く明かりがなくても、侵入者を確実に検知できる。
本発明の第1実施形態であるターミナル装置としてのクレードル装置と、撮影装置としてのデジタルカメラとの各外観を示す図1において、デジタルカメラ10のカメラボディ11の前面には、撮影レンズ12が組み込まれたレンズ鏡筒13、ファインダを構成する対物側ファインダ窓14、被写体に向けてストロボ光を照射するストロボ発光部15が設けられ、上部にはシャッタレリーズ操作に用いられるシャッタボタン16が設けられている。
カメラボディ11の一方の側面には、メモリカード17が着脱自在にセットされるメモリカードスロット18が設けられている。このメモリカードスロット18は、塵芥の侵入等を防止するために、開閉式の保護カバー19によって保護されている。なお、メモリカード17としては、xD−ピクチャーカード(登録商標)を使用する。
クレードル装置20のクレードル本体21は、短矩形の台状に形成されており、上部にデジタルカメラ10が装着される装着部22が設けられている。装着部22はカメラボディ11の底面部11aの外周に合わせた凹形状に形成されており、この装着部22に底面部11aの位置を合わせて置くことによって、デジタルカメラ10が位置決めされて支持される。
装着部22の内側には、接続端子24とモード切替スイッチ25とが設けられている。前記接続端子24は、装着部22にデジタルカメラ10が装着されたとき、カメラボディ11の底面部11aに設けられた接続コネクタ26に嵌合して、デジタルカメラ10とクレードル装置20とを電気的に接続する。デジタルカメラ10と電気的に接続されることによって、クレードル装置20はデジタルカメラ10を安定して保持する台として機能するとともに、充電や外部機器との接続を介在するターミナルとして機能する。
前記モード切替スイッチ25は、クレードル装置20を通常モード(n)又は監視カメラモード(m)のいずれか一方に切り替える。モード切替スイッチ25は、装着部22にデジタルカメラ10が装着されたとき、デジタルカメラ10のカメラボディ11に隠れて見えなくなるから、監視カメラモードにセットしたことを侵入者から気づかれるおそれがない。
前記通常モードのクレードル装置20は、デジタルカメラ10の充電やパーソナルコンピュータ(PC)27への画像データ転送等の既存の用途に使用される。また、監視カメラモードのクレードル装置20は、接続端子24を介して電気的に接続されたデジタルカメラ10の電源を一旦オフにした後、クレードル本体21の前面に設けられた赤外線センサ28から侵入者の検知信号が出力された際にデジタルカメラ10の電源をオンにし、この後、デジタルカメラ10を監視カメラモードにセットする。
監視カメラモードにセットされたデジタルカメラ10は、パンフォーカスになるように撮影レンズ12を最も広角側にセットするとともにS/N比を無視してゲインを最高レベルに引き上げ、ストロボオフのまま3秒間隔で10枚のプログラムオート撮影(インターバル撮影)を行う。また、電源ランプはもちろん液晶パネルの表示もオフにされる。
クレードル本体21の側面には、AC電源アダプタ30(図2参照)が接続されるDC電源入力コネクタ31,PC27(図2参照)等が接続されるUniversal Serial Bus(USB)コネクタ32が設けられている。
なお、本実施形態では、侵入者から気づかれにくくするため、USBコネクタ32にPC27を接続していない。これを示すため、図2ではPC27を仮想線(二点鎖線)で囲ってある。また、クレードル装置20には、電源ランプや液晶パネルは設けられておらず、動作中であることが侵入者から分からないようになっている。
デジタルカメラ10及びクレードル装置20の電気的構成を示す図2において、システムコントローラ41は、デジタルカメラ10の各種回路を全体的に管理し、制御する。入力部42は、レリーズボタン16及び各種操作部等からなり、これらの操作に応じた操作信号をシステムコントローラ41に送信する。システムコントローラ41は、これらの操作信号に基づいて、接続されたROM43に記憶されている各種のプログラムに従って、各種回路を制御して撮影のためのシーケンスを実行する。
前記ROM43に記憶されているプログラムには、前記インターバル撮影のシーケンスプログラムが含まれており、これが監視カメラモードでシステムコントローラ41によって呼び出されて実行される。
撮影レンズ12の背後には、CCD45が配置されており、撮影レンズ12のピント合わせによりCCD45の光電面に被写体画像が結像される。CCD45は光学的な被写体画像を電気的な撮影信号に変換してゲイン切替アンプ47に出力する。このゲイン切替アンプ47は撮影信号を適当なレベルに増幅した後、A/Dコンバータ48に入力する。なお、ゲイン切替アンプ47の増幅率は、通常モードでは、ノイズが少ない画質優先で比較的低倍率であるが、監視カメラモードでは、画質よりも感度優先の高倍率に切り替えられる。
A/Dコンバータ48は撮影信号をデジタル変換して画像データを生成し、これを順次に画像処理LSI50に入力する。画像処理LSI50は、入力されてくる画像データに対してマトリクス演算、ホワイトバランス調節、ガンマ補正などの信号処理を行う。
画像処理LSI50で処理された画像データは、システムコントローラ41に一旦入力された後、メモリI/F51を介してメモリカード17に記憶される。また、システムコントローラ41には、PC27とのデータ通信を行うPC用通信回路52、二次電池であるバッテリ53への充電を制御する電源制御回路54が接続されている。
PC用通信回路52及び電源制御回路54は、底面部11aに設けられた接続コネクタ26に接続されている。この接続コネクタ26と、クレードル装置20の接続端子24との接続によって、PC用通信回路52とUSBコネクタ32とが、また電源制御回路54とクレードル装置20の充電回路57とが、それぞれ電気的に接続される。
充電回路57は、DC電源入力コネクタ31と、接続端子24とに接続されている。DC電源入力コネクタ31には、AC電源アダプタ30が接続されており、DC電源が充電回路57へ供給される。クレードル装置20にデジタルカメラ10が装着されると、充電回路57が接続端子24及び接続コネクタ26を介して電源制御回路54に電気的に接続される。電源制御回路54は、クレードル装置20にデジタルカメラ10が装着されているときには、充電回路57から供給される電力によってバッテリ53を充電する。
次に、上記第1実施形態の作用について説明する。まず、クレードル装置20のDC電源入力コネクタ31にAC電源アダプタ30を接続し、AC電源アダプタ30のプラグを監視したい部屋内のAC100VなどのACコンセントに挿入しておく。そして、モード切替スイッチ25を通常モード(n)又は監視カメラモード(m)のいずれかにセットする。ここでは、監視カメラモードにセットする。なお、通常モードでの作用は周知であるから、説明を省略する。
この後、メモリカード17を装着したデジタルカメラ10をクレードル装置20の装着部22に装着すると、デジタルカメラ10の接続コネクタ26がクレードル装置20の接続端子24に接続される。そして、モード切替スイッチ25は、デジタルカメラ10のカメラボディ11に隠れて見えなくなり、侵入者が見ることができない。
モード切替スイッチ25を監視カメラモードにセットした状態でデジタルカメラ10がクレードル装置20と電気的に接続されると、デジタルカメラ10の電源がたとえオンになっていても、デジタルカメラ10の電源は一旦自動的にオフにされる。そして、AC電源アダプタ30からDC電源入力コネクタ31を介して入力されたDC電源により充電回路57が作動し、接続端子24及び接続コネクタ26を介して電源制御回路54がバッテリ53の充電を開始する。
侵入者が赤外線センサ28の検知領域内に入ると、赤外線センサ28からの検知信号により、デジタルカメラ10の電源がオンにされる。この時、デジタルカメラ10が電源オンの状態になっていることを知られないように、電源ランプは点灯されず、また液晶パネルもオフのままである。また、ストロボはオフにされ、発光されることはない。
デジタルカメラ10は、モード切替スイッチ25からの信号により、監視カメラモードにセットされ、インターバル撮影を開始する。このインターバル撮影では、撮影レンズ12が広角にセットされ、暗い場所でもストロボなしで撮影されるように、ゲイン切替アンプ47のゲインがS/N比を無視して最高レベルに引き上げられる。
CCD45から出力された撮影信号はゲイン切替アンプ47,A/Dコンバータ48を経て画像処理LSI50に入力される。画像処理LSI50で所定の信号処理が施された画像データは、メモリカード17に記憶される。この画像データは、3秒間隔で10コマが連続撮影され、メモリカード17に記憶される。なお、侵入者が赤外線センサ28の検知領域から外れると、インターバル撮影が停止された後、デジタルカメラ10の電源がオフにされる。
なお、画像データはメモリカード17のメモリ容量一杯まで記憶されるが、メモリカード17のメモリ容量は、例えば512MB程度なので、足りなくなる可能性もある。大量の画像データを記憶させたい場合には、USBケーブル59を用いてUSBコネクタ32に外付けハードディスク(HDD)を接続して、これに記憶させてもよく、またPC27を接続して、PC27のHDDに記憶させてもよい。ただし、PCは目立ちやすいので、外付けHDDの方が好ましい。また、外付けHDDは、動作中であることが分からないように電源ランプが点灯しないものが好ましい。
また、クレードル装置20にAC電源アダプタ30を接続してバッテリ53を常に充電するようにしたが、監視時間中のデジタルカメラ10の動作に支障がないように、予めバッテリ53が十分に充電されていれば、必ずしもAC電源アダプタ30を接続しておく必要はない。
次に、本発明の第2実施形態を示す図3において、第2実施形態のターミナル装置はクレードル型ではなく、充電アダプタ型である。なお、上述した第1実施形態と同じ部材には同じ符号を付して説明を省略する。デジタルカメラ60は、第1実施形態のデジタルカメラ10からPC用通信回路52と接続コネクタ26とを省略し、本発明の第2実施形態である充電アダプタ62との接続は、画像データと充電用電流とをそれぞれ通すマルチコネクタ64で接続してある。
充電アダプタ62の筐体は、ありふれた形状のボックスタイプをしており、一見して特殊仕様のものと覚られないようにしてある。充電アダプタ62は、本体部の前面に赤外線センサ28を備えるとともに、背面にモード切替スイッチ25とACプラグ66とを備える一方、侵入者から動作中であることを気づかれないように電源ランプは省略されている。
ACプラグ66の一対の端子66a,66bをAC100VなどのACコンセントや電気スタンドのサービスコンセントやテーブルタップ等に差し込むと、電源回路68が帯域カットフィルタ69を介してACライン(交流電源線)70に接続される。帯域カットフィルタ69は、映像信号の周波数帯域のインピーダンスが十分に高く、電源周波数である50/60Hzのインピーダンスが十分に低い回路であり、ACライン70に重畳された映像信号をカットして、電源回路68に悪影響を及ぼさないようにする。
電源回路68は、ACライン70から取り入れた交流を所定電圧の直流に変換して充電回路72に送る。充電回路72はマルチコネクタ64及び電源制御回路54を介してバッテリ53を充電する。
システムコントローラ41は、画像処理LSI50から入力された画像データをマルチコネクタ64及びインターフェース回路75を介して変復調回路76に送る。この変復調回路76は、画像データを一定の周波数でパルス変調してDC−AC変換を行い、映像信号としてAC通信回路77に入力する。AC通信回路77は、重畳する映像信号の周波数帯域のインピーダンスが十分に低く、他の帯域のインピーダンスが十分に高い回路であり、映像信号をACプラグ66を介してACライン70に重畳して送信する。
一方、デジタルカメラ60及び充電アダプタ62をセットした部屋とは別の部屋に設けられたACコンセント80には、ACプラグ81を介してアダプタ82が接続されている。ACプラグ81には、帯域カットフィルタ83を介して電源回路84が接続されており、ACプラグ81の端子81a,81bをACコンセント80に差し込むと、アダプタ82はオン状態になる。
ACプラグ81には、AC通信回路85を介して変復調回路86が接続され、この変復調回路86にUSBインターフェース回路87が接続されている。このUSBインターフェース回路87を介してアダプタ82がPCのUSBインターフェース回路に接続される。
ACライン70に重畳された映像信号は、AC通信回路85によって受信されてから分離され、変復調回路86に送られる。変復調回路86は映像信号を復調してデジタルの画像データに変換する。この画像データは、USBインターフェース回路87を介してPCに送られる。PCでは、画像データをHDD等のストレージに記憶する。
次に、上記第2実施形態の作用について説明する。ユーザは、マルチコネクタ64でデジタルカメラ60を接続した充電アダプタ62のACプラグ66を監視したい部屋内のACコンセント67に差し込む。そして、モード切替スイッチ25を監視カメラモードにセットする。なお、ACコンセント67は、照明スタンドのサービスコンセント等の比較的高い位置にあるものが望ましい。
また、デジタルカメラ60及び充電アダプタ62をセットした部屋とは別の部屋に、画像データを記憶するためのPCを用意しておく。そして、このPCにアダプタ82をUSB接続し、アダプタ82のACプラグ81の端子81a,81bをACコンセント80に差し込んでおく。
充電アダプタ62のACプラグ66をACコンセント67に差し込むと、帯域カットフィルタ69を介して電源回路68に交流が流れ、電源回路68が所定電圧の直流に変換して充電アダプタ62内の各部と充電回路72とに送る。これによって、赤外線センサ28が所定の検知領域で部屋内の温度変化を検知し始めるとともに、バッテリ53の充電が開始される。
侵入者が赤外線センサ28の検知領域内に入ると、赤外線センサ28からの検知信号がインターフェース回路75及びマルチコネクタ64を介してシステムコントローラ41に入力される。これにより、電源がオンにされた後、デジタルカメラ60は監視カメラモードにセットされ、直ちにシステムコントローラ41はCCD45を駆動して3秒間隔で10コマのインターバル撮影を開始する。
CCD45から出力された撮影信号はゲイン切替アンプ47,A/Dコンバータ48を経て画像処理LSI50に入力される。画像処理LSI50で所定の信号処理が施された画像データは、システムコントローラ41によってマルチコネクタ64及びインターフェース回路75を介して変復調回路76に送られる。画像データは、変復調回路76によって変調され映像信号に変換されてから、AC通信回路77に入力される。映像信号は、AC通信回路77により、ACプラグ66及びACコンセント67を介してACライン70に重畳して送信される。
ACライン70に重畳して送信された映像信号は、ACコンセント80及びACプラグ81を介してAC通信回路85で受信され、ACライン70に重畳された各種信号(ノイズ)からデジタルカメラ60からの映像信号のみが分離される。この後、変復調回路86にて、映像信号がデジタルの画像データに変換される。この画像データは、USBインターフェース回路87を介してPCに送られ、HDDに記憶される。侵入者が赤外線センサ28の検知領域から外れて例えば1秒経過すると、インターバル撮影は停止される。
なお、画像データがPCのHDDに記憶される際には、これと同時に、PCに接続されたモニタに画像をリアルタイムに表示するようにしてもよい。本実施形態では、撮影間隔と同じ3秒間隔でモニタに表示された画像が新しい画像に切り替えられる。また、PCの設定により予め決めてある所定のメールアドレスにインターネットを経由して画像を転送するようにしてもよい。前記メールアドレスは、ユーザの携帯電話や勤務先のPC等のメールアドレスが好ましい。これにより、ユーザは即座に異常を知ることができる。また、予め契約してあるセキュリティサービス会社に画像を転送するようにしてもよい。
また、充電アダプタ62とアダプタ82を接続した各ACコンセント67,80を挟むように一対の帯域カットフィルタをACライン70に設け、通信範囲を限定するようにしてもよい。このようにすると、帯域カットフィルタの外側へはデータが送出されないから、誤動作が防止されるとともにセキュリティが向上する。
以上説明した実施形態では、侵入者を検知する検知器として、赤外線センサを用いたが、本発明はこれに限定されることなく、例えば音センサでもよい。また、一定時間間隔で静止画の撮影(インターバル撮影)を行ったが、静止画ではなく、動画像を撮影するようにしてもよい。
また、上記デジタルカメラ、クレードル装置,充電アダプタを防水防塵構造とすれば、例えば野外の駐車場に設置して自動車やオートバイの盗難防止用に利用できる。また、上記実施形態では、撮像素子としてCCDを用いたが、本発明はこれに限定されることなく、CMOSイメージセンサでもよい。
また、上記インターバル撮影として、3秒間隔で10枚の撮影を行うようにしたが、本発明はこれに限定されることなく、例えば、多くのデジタルカメラが備えている0.2秒間隔で4コマを連続撮影する連写機能や、画像サイズをフルサイズよりも小さくして0.6秒間隔で40コマを連続撮影する連写機能をそのまま利用してもよい。
また、上記実施形態では、デジタルカメラを監視カメラモードにセットしてインターバル撮影を行わせたが、監視カメラモードを備えていないデジタルカメラを用いる場合には、クレードル装置に、例えば3秒間隔で10回のレリーズ信号を発生してデジタルカメラに送るレリーズ信号発生回路を設ければよい。
また、上記実施形態では、撮影装置としてデジタルカメラを用いたが、本発明はこれに限定されることなく、カメラ付き携帯電話やカメラ付きPDAでもよい。また、画像データを記録する外部のストレージとしては、PCのHDDに限らず、例えばビデオデッキのビデオテープや、HDD内蔵型のDVDレコーダのHDDやDVDを用いてもよい。
第1実施形態のクレードル装置の外観を示す斜視図である。 クレードル装置の電気的な構成を示すブロック図である。 第2実施形態の充電アダプタの電気的な構成を示すブロック図である。
符号の説明
10,60 デジタルカメラ
17 メモリカード
20 クレードル装置
25 モード切替スイッチ
28 赤外線センサ
62 充電アダプタ
82 アダプタ

Claims (5)

  1. 撮影装置の接続用コネクタと電気的に接続される接続端子を備えたターミナル装置において、
    侵入者を検知した際にその検知信号を接続用コネクタ及び接続端子を介して撮影装置に送り、前記撮影装置の電源をオンにする検知器と、前記撮影装置の電源がオンにされた後、前記接続用コネクタ及び接続端子を介して撮影装置を一定間隔で撮影を行う監視カメラモードに設定するモード切替スイッチとを設けたことを特徴とするターミナル装置。
  2. 前記接続端子は、前記撮影装置が装着される上方部に形成された凹形状の装着部に設けられ、前記撮影装置を装着部に装着した際に、前記撮影装置の接続用コネクタが接続されることを特徴とする請求項1記載のターミナル装置。
  3. 前記モード切替スイッチは、前記装着部を構成する壁面の一部に設けられ、前記撮影装置を装着部に装着した際に、前記撮影装置によって隠れることを特徴とする請求項1または2記載のターミナル装置。
  4. 撮影装置の接続用コネクタと電気的に接続される接続端子を備えたターミナル装置において、
    ACコンセントに差し込むACプラグと、
    このACプラグに接続され、ACプラグを介してACコンセントからAC電源を取り入れ、前記接続端子及び接続用コネクタを介して撮影装置に電源を供給する電源部と、
    侵入者を検知した際にその検知信号を接続用コネクタ及び接続端子を介して撮影装置に送り、前記撮影装置の電源をオンにする検知器と、
    前記撮影装置の電源がオンにされた後、前記接続用コネクタ及び接続端子を介して撮影装置を一定間隔で撮影を行う監視カメラモードに設定するモード切替スイッチと、
    前記撮影装置から出力された画像データを接続用コネクタ及び接続端子を介して取り込み、ACプラグ及びACコンセントを介してACラインに重畳して送信する画像データ送信部と、
    からなることを特徴とするターミナル装置。
  5. 前記検知器は、赤外線センサ又は音センサであることを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載のターミナル装置。
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