JP2005327619A - ブラケット、および、保持方法、アンテナユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】ケーブルの保持力をより向上できるブラケットを提供する。
【解決手段】アンテナエレメントに接続される同軸線18を保持するブラケット20は、少なくともベース部41と、羽部42,48と、を有する。ベース部41は、同軸線18が載置されるとともに、アンテナエレメントに接触する。羽部42,48は、ベース部41の両サイドから立脚する部材であって、折り曲げられることにより同軸線とカシメ結合する。
【選択図】図6

Description

本発明は、アンテナエレメントに接続されるケーブルを保持するブラケット、および、その保持方法、アンテナユニットに関する。
周知のようにアンテナ装置は、導体となるアンテナエレメントと、これに電気的特性を付加する回路部と、を有している。このアンテナエレメントと回路部とは、同軸線などのケーブルにより接続されている。
このケーブルは、アンテナエレメントからの離脱防止などの目的で、アンテナエレメント近傍においてブラケットにより保持されている。このようなケーブルを保持するブラケットとしては、従来から種々の形態が提案されている。例えば、ケーブルを保持する半円形状部と、半円形状部から延設され、アンテナエレメントに固着される平板部と、を備えたブラケットが知られている。このブラケットでは、半円形状部にケーブルを載置するとともに半田付けにより、ブラケットとケーブルとを固着する。また、平板部とアンテナエレメントも、半田付けを行う。これにより、ケーブルはアンテナエレメント近傍で保持されることとなる。
しかし、このブラケットでは、ブラケットとケーブル、ブラケットとアンテナエレメントは、半田付けでのみ接続されていることとなる。言い換えれば、ブラケットは、半田が施された部分でのみケーブルを保持していると言える。そのため、ブラケット全体として、ケーブルの保持力が弱いという問題があった。半田での接着面積を大きくするということも考えられるが、その場合、ブラケットが大型化するという問題が発生する。また、半田での接着は、作業者の熟練度によって接着品質に差が生じやすく、ひいては、アンテナの品質にバラツキが生じやすかった。
そこで、本発明では、ケーブルの保持力をより向上できるブラケット、および、その保持方法、アンテナユニットを提供することを目的とする。
本発明のブラケットは、アンテナエレメントに接続されるケーブルを保持するブラケットであって、ケーブルが載置されるとともに、アンテナエレメントに接触するベース部と、ベース部の両サイドから立脚する部材であって、折り曲げられることによりケーブルとカシメ結合する羽部と、を有することを特徴とする。
好適な態様では、ケーブルは、アンテナエレメントへの給電を行う給電部を有し、羽部は、給電部でカシメ結合するとともに、半田付けにより給電部と電気的に接続される。
別の好適な態様では、さらに、アンテナエレメントと係合する係合部を有する。望ましくは、アンテナエレメントは貫通孔を有し、係合部は、貫通孔に挿入可能であって、貫通孔の周縁に当接する突起部である。望ましくは、突起部は、貫通孔への挿入後、折り返される。
別の好適な態様では、ブラケットは、アンテナが取り付けられる固定部材への仮取り付け手段を有し、仮取り付け手段は、固定部材に設けられた凹部に係合する係合部を有する。望ましくは、係合部は、固定部材の表側に設けられた凹部に係合する表側係合部と、固定部材の裏側に設けられた凹部に係合する裏側係合部と、を有し、いずれか一方の係合部は、折り曲げられることにより凹部と係合する。望ましくは、固定部材は、ヘッドレストの後方位置に設けられ、車幅方向に延在させて起立するディフレクタである。
他の本発明である保持方法は、アンテナエレメントに接続されるケーブルをブラケットで保持する保持方法であって、ケーブルをブラケットのベース部に載置した状態で、ベース部の両サイドから立脚する羽部をケーブルに向かって折り曲げて、ケーブルと羽部とをカシメ結合することにより接続することを特徴とする。
他の本発明であるアンテナユニットは、車両に取り付けられる車載用アンテナユニットであって、ヘッドレストの後方位置に設けられ、車幅方向に延在させて起立する固定部材と、固定部材に取り付けられるアンテナと、アンテナの導体であるアンテナエレメントに接続されるケーブルと、ケーブルを保持するブラケットと、を備え、ブラケットは、ケーブルが載置されるとともに、アンテナエレメントに接触するベース部と、ベース部の両サイドから立脚する部材であって、折り曲げられることによりケーブルとカシメ結合する羽部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ケーブルと羽部とをカシメ結合しているため、ケーブルの保持力を向上できる。
以下、本発明の実施の形態であるアンテナユニット10について図面を参照して説明する。このアンテナユニット10は、車両、特に、オープンカーに取り付ける場合に好適なアンテナユニットである。しかし、適宜、形状、材質等を変えることにより、他のタイプの車両や他の部材にも取り付け可能である。
図1に、本発明の実施の形態であるアンテナユニット10をオープンカーに取り付けた状態図を示す。アンテナユニット10は、ヘッドレスト16の後方位置に設けられたディフレクタ12、このディフレクタ12に取り付けられたアンテナ14、アンテナ14に接続される同軸線(図1では図示せず)、および、これを保持するブラケット20(図1では図示せず)と、を備える。
ディフレクタ12は、周知のように、オープンカーなどにおいて風の巻き込みを防止する目的でヘッドレスト16の後方位置に設けられる固定部材である。これは、通常、運転者の後方視野確保のため、ポリカーボネートやアクリルなどの透明材で板状に形成されている。また、本実施の形態におけるアンテナ14は、平板状のダイポール型アンテナであり、ディフレクタ12の運転席側の端部付近に取り付けられている。このアンテナ14は、後述するように、同軸線を介して回路部に接続されている。
図2に、このアンテナユニット10の分解斜視図を示す。ディフレクタ12には、アンテナ14の形状に対応した貼付用凹部34が形成されており、この貼付用凹部34にアンテナ14が接着される。アンテナ14は、平板状の平板状のダイポール型アンテナであり、導体として機能するアンテナエレメント30と、これをカバーする被膜体32と、から構成されている。被膜体32は、アンテナエレメント30の基端部(根元部)を除いて、アンテナエレメント30のほぼ全面を覆っている。これによりアンテナエレメント30の防水、防塵が図られている。アンテナエレメント30の基端部は、被膜されておらず、露出した状態となっている。この露出した部分に同軸線18が接続される。同軸線18は、芯線、絶縁層、シールド線、被膜の4層構造のケーブルであり、この同軸線18のシールド線とアンテナエレメント30とが電気的に接続される。この同軸線18は、ブラケット20により所定の位置で保持される。
次に、各部材についてより詳細に説明する。図3にブラケット20の斜視図を示す。このブラケット20は、鋼板などの導電性材料をプレス加工することにより形成されるもので、略U字形状となっている。このブラケット20は、一体成形されているが、以下では、便宜上、U字の底面に相当する部位をベース部41、その両側や前端に延びる部位を羽部42,48や係合部44,46、突起部50等と区分けして呼ぶ。
ベース部41は、同軸線18の径とほぼ同じ幅を備えた長方形であり、ここに、同軸線18が載置される。ベース部41の両サイドには、前側から順に、前側羽部48、裏面用係合部46、表面用係合部44、後側羽部42が延設されている。前側羽部48は、ベース部41と直交する方向に延びており、同軸線18の方向、換言すれば内側方向に押し曲げられ、同軸線18とカシメ結合する。この前側羽部48の長さは、同軸線18の径とほぼ同じ、または、僅かに大きくなっている。すなわち、前側羽部48を同軸線18に向かって押し曲げたときに、同軸線18の全周を覆うのではなく、わずかに開口ができ得る程度の長さとなっている。後側羽部42も、ベース部41に直交する方向に延びており、同軸線18の方向(内側方向)に押し曲げることにより、同軸線18とカシメ結合する。ただし、後側羽部42の長さは、前側羽部48より長く、押し曲げた際に、同軸線18のほぼ全周を覆える程度の長さとなっている。
裏面用係合部46は、ベース部41に直交する方向に延びている。この裏面用係合部46は、後述するディフレクタ12に設けられた係合用凹部56に対応した幅となっている。また、その長さは、ブラケット20をディフレクタ12に取り付けた際に、この裏面用係合部46がディフレクタ12の裏面から突出するように、ディフレクタ12の板厚より大きくなっている。表面用係合部44は、ベース部41の両側方向に延びている。この表面用係合部44は、ディフレクタ12の表面に設けられた係合用凹部52に対応した幅となっている。
ベース部41の前端には、アンテナエレメント30の貫通孔30aと係合する突起部50が設けられている。この突起部50は、ベース部41に直交する方向であって、上記羽部42,48等とは反対の方向(図3における下方向)に延びている。この突起部50の長さは、少なくとも、アンテナエレメント30の板厚より大きくなっている。
次に、アンテナ14について図4を用いて説明する。図4は、アンテナ14の上面図である。このアンテナ14は、導電性材料からなるアンテナエレメント30と、これをカバーする被膜体32と、から構成されている。アンテナエレメント30は、先端が上下に張り出した略T字形状となっている。このアンテナエレメント30は、基端部を除く、ほぼ全面が被膜体32で覆われている。被膜体32は、防水性シートなどからなり、アンテナエレメント30に対応した形状となっている。
アンテナエレメント30は、略L字形状の2つの金属板を組み合わせることにより構成されている。また、アンテナエレメント30の基端部には、略矩形の貫通孔30aが形成されている。この貫通孔30aは、上述したブラケット20の突起部50が挿入可能な大きさとなっている。
次に、ディフレクタ12について図5を用いて説明する。図5は、ディフレクタ12の要部の斜視図であり、(A)は表側(アンテナ貼り付け面側)から、(B)は裏側から見た図である。
上述したように、ディフレクタ12の表面には、アンテナに対応した形状の貼付用凹部34が形成されている。アンテナ14は、この貼付用凹部34に両面テープなどにより貼り付けられる。ディフレクタ12の端部からこの貼付用凹部34までには、スリット54が形成されている。このスリット54は、ブラケット20で保持された同軸線18より大きな幅となっている。また、スリット54の左右には、ブラケット20の表面用係合部44、裏面用係合部46を収容する係合用凹部52が形成されている。この係合用凹部52は、ディフレクタ12の表裏面それぞれに形成されている。
次に、このアンテナユニット10におけるブラケット20での同軸線18の保持方法について図6から図10を用いて説明する。同軸線18をブラケット20で保持する場合は、まず、同軸線18をブラケット20に取り付ける。この様子を図6、7に示す。図6(A)から(C)は、取り付けの様子を示す斜視図であり、図7(A)は後側羽部42付近での端面図、図7(B)は前側羽部48付近の端面図である。
同軸線18をブラケット20に取り付ける際は、同軸線18をブラケット20のベース部41に載置する。このとき、同軸線18の先端部は、被膜を剥離しておき、シールド線が露出した状態としておく。このシールド線の露出部分が、アンテナエレメントへの給電を行う給電部となる。同軸線18をベース部41に載置する際は、この給電部が、前側羽部48近傍に位置するように載置する。
そして、その状態で、後側羽部42を、同軸線18の方向に押し曲げてカシメ結合する。このカシメ作業は、結合力にばらつきが生じないよう、また、同軸線18に過度の負荷がかからないように、所定の治具を用い、カシメ結合後の幅(クリプトンワイドC/W)および高さ(クリプトンハイトC/H)が等しくなることが望ましい(図7(A)参照)。なお、図7(A)では、同軸線18とブラケット20との間隙を大きく描いているが、実際は、変形したブラケット20の後側羽部42で同軸線18が軽く押圧される。
このように、ブラケット20に後側羽部42を設け、同軸線18とカシメ結合することにより、同軸線18をブラケットに取り付けることができる。このとき、同軸線18は、そのほぼ全周がブラケット20により覆われている。言い換えれば、同軸線18のほぼ全周が、ブラケット20により保持されている。したがって、半円形状部に同軸線を収納した上で、半田付けを行っていた従来のブラケットに比べ、同軸線18の保持力を向上できる。また、治具を用いることにより、容易にその結合力のばらつきを防止できる。すなわち、半田付けにはある程度の技術が必要であり、その作業者の熟練度によって結合力に大きな差がでる。しかし、本実施の形態のように、治具を用いてカシメることにより、作業者によるばらつきを低減でき、安定した保持力を提供できる。
後側羽部42と同軸線18とをカシメ結合すれば、次に、前側羽部48を同軸線18の方向に押し曲げて、カシメ結合する(図7(B)参照)。前側羽部48は、押し曲げた際に、開口ができ得る長さであるため、カシメ結合後も、同軸線18が露出した状態となっている(図7(B)参照)。この露出部分において、半田付けを行い、同軸線18とブラケット20とをより確実に接続する。なお、この半田付けは、図7(B)において砂目で示すように同軸線18とブラケット20とを確実に接続でき得る量の半田51で行う。これにより、ブラケット20による同軸線の保持力をより向上できる。
ここで、上述したように同軸線18の先端は、被膜が剥離されており、シールド線が露出した給電部として機能する。また、この給電部は、前側羽部48近傍に位置するように載置されている。したがって、前側羽部48でカシメ結合した後、前側羽部48の開口から露出している部分とは、この給電部となる。つまり、給電部において、ブラケット20と同軸線18とが半田付けされている。後述するように、ブラケット20は、さらに、アンテナエレメント30と電気的に接続され、給電部からの給電をアンテナエレメント30に伝達する。したがって、給電部においてブラケット20と同軸線18とを半田付けすることにより、シールド線とブラケット20とをより確実に電気的に接続でき、ひいては、アンテナエレメント30への導通をより安定させることができる。また、前側羽部48は、同軸線保持と給電伝達(コネクタ)の両機能を果たしている。したがって、本実施の形態によれば、同軸線保持機能と給電伝達機能とをそれぞれ別個の部材に持たすブラケットに比べて、小型化できる。
同軸線18とブラケット20とを接続すれば、次に、ブラケット20とアンテナエレメント30とを接続する。これについて、図8から図10を用いて説明する。図8はブラケット20とアンテナエレメント30とを接続した状態を示す斜視図であり、図9は突起部50近傍の拡大図である。また、図10(A)は、本実施の形態における貫通孔30a近傍の断面図であり、図10(B)は他の実施の形態における貫通孔30a近傍の断面図である。
ブラケット20とアンテナエレメント30とを接続する際は、まず、ブラケット20の突起部50をアンテナエレメント30の貫通孔30aに挿入する。そして、突起部50が、貫通孔30aの周縁に当接して係合されるようにする。そして、その状態で、ベース部41とアンテナエレメント30との接触部分A付近を半田付けする。これにより、ブラケット20とアンテナエレメント30とが、より確実に電気的に接続された状態となり、同軸線18からの給電がブラケット20を介してアンテナエレメント30へ安定して行われる。
また、ブラケット20の突起部50をアンテナエレメント30の貫通孔30aに係合させることにより、アンテナエレメント30に対するブラケット20の位置決めを容易に行うことができる。すなわち、突起部50を貫通孔30aの周縁に当接する位置に配せば、自然とブラケット20は、アンテナエレメント30の所定位置に位置することとなる。言い換えれば、突起部50を貫通孔30aに引っ掛けるだけで、ブラケット20の位置決めができる。これにより、より、簡易にアンテナユニット10を製造できる。また、突起部50を貫通孔30aに係合させることにより、引き抜き方向(同軸線の軸方向)に力を加えても、ブラケット20のアンテナエレメント30からの離脱が防止でき、同軸線18の保持力をより向上できる。
なお、本実施の形態では、突起部50を貫通孔30aに挿入して引っ掛けるだけとしているが、図10(B)に示すように、突起部50をより長くし、貫通孔30aに挿入後、折り返すようにしてもよい。すなわち、突起部50の形状をL字形状ではなく、U字形状とし、ブラケット20のベース部41と突起部50とでアンテナエレメント30を挟持してもよい。このように突起部50を折り返すことにより、より確実にブラケット20をアンテナエレメント30の所定位置に固定できる。そのため、その後の半田付け工程をより簡易に行うことができる。そして、ブラケット20とアンテナエレメント30との組み付け時におけるバラツキを低減でき、より高品質のアンテナユニット10を提供できる。
ブラケット20とアンテナエレメント30とを接続すれば、次に、ブラケット20をディフレクタ12に取り付ける。これについて図11を用いて説明する。図11(A)はディフレクタ12にブラケット20を取り付けた状態を表側から、図11(B)は裏側から見た斜視図である。
ブラケット20をディフレクタ12に取り付ける際は、まず、ブラケット20のベース部41を上(表側)に向けた状態で、ディフレクタ12のスリット54に、ブラケット20および同軸線18を挿入する。そして、表面用係合部44を、ディフレクタ12の表面に形成された係合用凹部52に収納する。このとき、アンテナエレメント30は、貼付用凹部34に収納される。また、ベース部41と直交する方向に延びる裏面用係合部46は、ディフレクタ12の裏面から突出した状態となる(図11(B)参照)。また、その突出位置は、ディフレクタ12の裏面に形成された係合用凹部56と対応する位置となる。そこで、この裏面用係合部46を外側に折り曲げ、係合用凹部56に収納する。これにより、ブラケット20は、ディフレクタ12に固定される。
このとき、ブラケット20に対して、引き抜き方向の力がかかっても、表面用係合部44および裏面用係合部46が係合用凹部52,56と当接することにより、ブラケット20のディフレクタ12からの離脱が防止される。また、ブラケット20に対して下方向(表側から裏側方向)の力がかかれば表面用係合部44が、上方向(裏側から表側方向)の力がかかれば裏面用係合部46が、ディフレクタ12と当接することとなるため、やはり、ブラケット20の離脱が防止される。さらに、ブラケット20に対して左右の方向への力がかかれば、ブラケット20全体がディフレクタ12のスリット54の側面に当接するため離脱が防止される。つまり、本実施の形態によれば、ブラケット20の保持力を、どの方向に対しても向上することができる。これにより、ブラケット20の離脱等を防止でき、より信頼性の高いアンテナユニット10を提供できる。
以上、説明したように本実施の形態によれば、同軸線18の保持力をより向上でき、ひいては、より信頼性の高いアンテナユニットを提供できる。なお、本実施の形態においては、2箇所(前側羽部48、後側羽部42)においてブラケット20と同軸線18とをカシメ結合しているが、1箇所、または、より多数の箇所でカシメ結合してもよい。また、本実施の形態では、ブラケット20の突起部50をアンテナエレメント30の貫通孔30aに挿入し、係合しているが、ブラケット20とアンテナエレメント30とが係合するのであれば他の構成であってもよい。例えば、アンテナエレメント30に突起を、ブラケット20に孔を設けてもよく、また、孔に替えて単なる凹であってもよい。また、本実施の形態では、より高い保持力を得るために、表面用係合部44と裏面用係合部46の両方を設けているが、いずれか一方のみでもよい。また、その他の構成についても適宜変更してもよい。
本発明の実施の形態であるアンテナユニットを車両に取り付けた状態を示す図である。 アンテナユニットの分解斜視図である。 ブラケットの斜視図である。 アンテナの概略上面図である。 (A)はディフレクタを表側から見た斜視図であり、(B)はディフレクタを裏側から見た斜視図である。 ブラケットと同軸線とを接続する状態を示す図である。 ブラケットと同軸線とを接続した状態での端面図である。 ブラケットとアンテナエレメントとを接続した状態を示す図である。 ブラケットとアンテナエレメントとを接続した状態を示す図である。 (A)は本実施の形態における貫通孔近傍での断面図であり、(B)は他の実施の形態における貫通孔近傍での断面図である。 ブラケットとディフレクタとを接続した状態を示す図である。
符号の説明
10 アンテナユニット、12 ディフレクタ、14 アンテナ、16 ヘッドレスト、18 同軸線、20 ブラケット、30 アンテナエレメント、30a 貫通孔、32 被膜体、34 貼付用凹部、41 ベース部、42 後側羽部、44 表面用係合部、46 裏面用係合部、48 前側羽部、50 突起部、51 半田、52,56 係合用凹部、54 スリット。

Claims (10)

  1. アンテナエレメントに接続されるケーブルを保持するブラケットであって、
    ケーブルが載置されるとともに、アンテナエレメントに接触するベース部と、
    ベース部の両サイドから立脚する部材であって、折り曲げられることによりケーブルとカシメ結合する羽部と、
    を有することを特徴とするブラケット。
  2. 請求項1に記載のブラケットであって、
    ケーブルは、アンテナエレメントへの給電を行う給電部を有し、
    羽部は、給電部でカシメ結合するとともに、半田付けにより給電部と電気的に接続されることを特徴とするブラケット。
  3. 請求項1または2に記載のブラケットであって、さらに、
    アンテナエレメントと係合する係合部を有することを特徴とするブラケット。
  4. 請求項3に記載のブラケットであって、
    アンテナエレメントは貫通孔を有し、
    係合部は、貫通孔に挿入可能であって、貫通孔の周縁に当接する突起部であることを特徴とするブラケット。
  5. 請求項4に記載のブラケットであって、
    突起部は、貫通孔への挿入後、折り返されることを特徴とするブラケット。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のブラケットであって、
    ブラケットは、アンテナが取り付けられる固定部材への仮取り付け手段を有し、
    仮取り付け手段は、固定部材に設けられた凹部に係合する係合部を有することを特徴とするブラケット。
  7. 請求項6に記載のブラケットであって、
    係合部は、
    固定部材の表側に設けられた凹部に係合する表側係合部と、
    固定部材の裏側に設けられた凹部に係合する裏側係合部と、
    を有し、いずれか一方の係合部は、折り曲げられることにより凹部と係合することを特徴とするブラケット。
  8. 請求項6または7に記載のブラケットであって、
    固定部材は、ヘッドレストの後方位置に設けられ、車幅方向に延在させて起立するディフレクタであることを特徴とするブラケット。
  9. アンテナエレメントに接続されるケーブルをブラケットで保持する保持方法であって、
    ケーブルをブラケットのベース部に載置した状態で、ベース部の両サイドから立脚する羽部をケーブルに向かって折り曲げて、ケーブルと羽部とをカシメ結合することにより接続することを特徴とする保持方法。
  10. 車両に取り付けられる車載用アンテナユニットであって、
    ヘッドレストの後方位置に設けられ、車幅方向に延在させて起立する固定部材と、
    固定部材に取り付けられるアンテナと、
    アンテナの導体であるアンテナエレメントに接続されるケーブルと、
    ケーブルを保持するブラケットと、
    を備え、
    ブラケットは、
    ケーブルが載置されるとともに、アンテナエレメントに接触するベース部と、
    ベース部の両サイドから立脚する部材であって、折り曲げられることによりケーブルとカシメ結合する羽部と、
    を有することを特徴とするアンテナユニット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200457150Y1 (ko) * 2009-10-29 2011-12-07 주식회사 에이스테크놀로지 케이블 베이스 접속구조

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