JP2005327338A - 光ピックアップ及びディスク状光学記録媒体記録再生装置 - Google Patents

光ピックアップ及びディスク状光学記録媒体記録再生装置 Download PDF

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弘章 湯川
Katsutoshi Sato
克利 佐藤
Kenji Yamamoto
健二 山本
Noriaki Nishi
紀彰 西
Midori Kanetani
みどり 金谷
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Abstract

【課題】小型化とともに安価に構成でき複数の光ビームを対応する対物レンズに安定して導く。
【解決手段】光ピックアップ1は、異なる波長の光ビームを射出する光源部10と、光ビームをメインビームとサブビームに分岐する回折格子11と、発散光束を平行光束に変換するコリメートレンズ12と、出射光及び戻り光を分岐する第1のビームスプリッタ13と、出射光ビーム調整用の受光素子14と、出射光ビーム径を拡大するエキスパンダ15と、エキスパンダ15を透過した光ビームを再び平行光に変換するコリメートレンズ16とを備え、第1の光ビーム51をBD記録面上に集光する第1の開口数を有した第1の対物レンズ19と、第2の光ビーム52及び第3の光ビーム53をDVD又はCDの記録面上に集光する第2の開口数を有する第2の対物レンズ20とを設け、これら各対物レンズに波長の異なる光ビームを入射するように光路を分離する光束分離手段と分離した光ビームを対応する対物レンズへ導光する手段とを兼ねた光束分離立ち上げ部17を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学記録媒体を記録再生するための光学系であって、異なる記録再生波長の光ビーム及び開口数の異なる複数の対物レンズを有し複数の記録媒体に対して書込及び読込が行える光ピックアップ及び光学記録媒体記録再生装置に関する。
近年、CD(Compact Disc)、MD(Mini Disc)(登録商標)、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体は、更なる大容量化が要求されており、大容量化のために様々な技術が開発されている。また、1つのメディアに多様なデータ、例えば、音楽コンテンツデータ、映像コンテンツデータ、コンピュータ用途のデータ等が自在に記録再生できることが求められている。なかでも405nmの波長帯のレーザを使用する新規ディスクフォーマット(以下、ブルーレイディスク;BDと記す。)が次世代の記録技術として大いに注目されている。
汎用的に使用されるメディアを開発するに際しては、新旧メディアの記録再生装置間の互換性及び整合性も重要であり、新規開発の記録再生装置は、DVD、CD等の旧来の資産を利用可能であることが好ましい。ところが、ディスク構造及びこれに伴うレーザ仕様が異なるメディア間の互換性をもたせた装置を設計することは容易ではない。
最も単純な方法は、メディアの仕様毎に異なる光学系を設け、専用対物レンズを使用波長毎に切り換える方式であるが、複数種類の光源及び波長毎の光学系の切換機構が必要でコストアップに繋がる。また、アクチュエータが大型化するため、装置の小型化には不利であった。そのため、一部の光学系、光検出器等を共有した複数波長互換光学系とする方法がとられる。例えば、波長655nm帯を記録再生光として使用するDVD(Digital Versatile Disc)と、波長785nm帯を記録再生光として使用するCD(Compact Disc)の2波長互換光学系として、これら2つのビームを出射するレーザ素子が1つのパッケージ中に設けられた、いわゆる1CAN2波長レーザを使用した光ピックアップが提案されている。
このように、一部の光学系を共有した2波長互換光学系では、例えば、記録媒体の記録面を保護する保護基板厚に比例する球面収差が発生するため、異なる2波長に対して対物レンズを共有する構成とした場合、共通の対物レンズを使って、DVD用の光ビームがこの対物レンズによってDVD記録面上に集光されるとき保護基板層厚によって発生する球面収差と、CD用の光ビームがこの対物レンズによってCD記録面上に集光されるとき保護基板厚によって発生する球面収差とを補正できるように対物レンズを設計することは困難である。そこで、光ビームを結像する構成を分離し開口数が異なる2個の対物レンズとDVD用とCD用の光ビームを射出する光源とを備え、光記録媒体の保護基板厚に応じて、すなわちCDかDVDかに応じて対物レンズを選択する方法も提案されている(特許文献1参照)。
ところが、DVDとCDと、例えば上述した新規フォーマットのBDとの間の3波長互換を実現しようとすると、最適化が必要な保護基板厚及び波長の組合せが3つずつになるため、全てに対して最適化された光学系を設計することは、より困難となる。例えば、CD/DVDの2波長互換光学系とBD単独の光学系が必要になり光ピックアップの大型化及びコストアップに繋がっていた。
特開平11―134697号公報
本発明は、上述した従来の実情に鑑みてなされたものであり、小型化するとともに安価に構成でき、複数の光ビームを分離して対応する対物レンズに安定して導くことを可能にする光ピックアップ及びこの光ピックアップを用いたディスク状光学記録媒体記録再生装置を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る光ピックアップは、第1の波長を有する第1の光ビームを射出する第1の光源と、第2の波長を有する第2の光ビームを射出する第2の光源と、第3の波長を有する第3の光ビームを射出する第3の光源と、第1の光ビーム、第2の光ビーム及び第3の光ビームを選択的に反射又は透過する光束分離手段と、光束分離手段で反射された光ビームをディスク状光学記録媒体上に集光する第1の開口数を有する第1の対物レンズと、光束分離手段で透過された光ビームをディスク状光学記録媒体上に集光する第2の開口数を有する第2の対物レンズと、光束分離手段と第1の対物レンズ及び第2の対物レンズの間に配置され光源から射出された直線偏光の光ビームを円偏光に変換する偏光変換手段と、ディスク状光学記録媒体にて反射された反射ビームを受光して電気信号に変換する受光手段とを備え、第1の対物レンズ及び第2の対物レンズをディスク状光学記録媒体の接線方向に沿って配置することにより、互いに異なる保護基板厚を有する個々のディスク状光学記録媒体に対する記録再生を波長及び開口数が異なる光ビームによって行う。
ここで、光束分離手段は、第1の光ビーム、第2の光ビーム及び第3の光ビームを選択的に反射又は透過する波長選択手段と、波長選択手段で透過された透過光光軸方向を変更する光軸変更手段とを備え、光束分離手段は、第1の光ビーム、第2の光ビーム及び第3の光ビームが接線方向から入射されるように配置されている。そして、波長選択手段で反射された光ビームは第1の対物レンズに導光され、波長選択手段で透過され光軸変更手段にて光軸変更された光ビームは、第2の対物レンズに導光される。
第1の光ビーム、第2の光ビーム、第3の光ビームがこの順番に波長が大きくなる関係にあるとき、光束分離手段は、第1の光ビームを反射するとともに第2の光ビーム及び第3の光ビームを透過する構成とする。この場合、第1の光ビームに対する反射率が90%より大きく、かつ第2の光ビーム及び第3の光ビームに対する透過率が90%より大きくなる光学材料を選択する。また、光束分離手段を第1の光ビーム及び第2の光ビームを反射するとともに第3の光ビームを透過する構成としてもよい。この場合、第1の光ビーム及び第2の光ビームに対する反射率が90%より大きく、かつ上記第3の光ビームに対する透過率が90%より大きくなる光学材料を選択する。
また、上述した目的を達成するために、本発明に係るディスク状光学記録媒体記録再生装置は、第1の波長を有する第1の光ビームを射出する第1の光源と、第2の波長を有する第2の光ビームを射出する第2の光源と、第3の波長を有する第3の光ビームを射出する第3の光源と、第1の光ビーム、第2の光ビーム及び第3の光ビームを選択的に反射又は透過する光束分離手段と、光束分離手段で反射された光ビームをディスク状光学記録媒体上に集光する第1の開口数を有する第1の対物レンズと、光束分離手段で透過された光ビームをディスク状光学記録媒体上に集光する第2の開口数を有する第2の対物レンズと、光束分離手段と第1の対物レンズ及び第2の対物レンズの間に配置され光源から射出された直線偏光の光ビームを円偏光に変換する偏光変換手段と、ディスク状光学記録媒体にて反射された反射ビームを受光して電気信号に変換する受光手段とを備え、第1の対物レンズ及び第2の対物レンズがディスク状光学記録媒体の接線方向に沿って配置される光ピックアップを有することにより、互いに異なる保護基板厚を有するディスク状光学記録媒体の種類に応じて波長及び開口数が異なる光ビームによって記録再生を行う。
ここで、光束分離手段は、第1の光ビーム、第2の光ビーム及び第3の光ビームを選択的に反射又は透過する波長選択手段と、波長選択手段で透過された透過光光軸方向を変更する光軸変更手段とを備え、光束分離手段は、第1の光ビーム、第2の光ビーム及び第3の光ビームが接線方向から入射されるように配置されている。そして、波長選択手段で反射された光ビームは第1の対物レンズに導光され、波長選択手段で透過され光軸変更手段にて光軸変更された光ビームは、第2の対物レンズに導光される。
第1の光ビーム、第2の光ビーム、第3の光ビームがこの順番に波長が大きくなる関係にあるとき、光束分離手段は、第1の光ビームを反射するとともに第2の光ビーム及び第3の光ビームを透過する構成とする。この場合、第1の光ビームに対する反射率が90%より大きく、かつ第2の光ビーム及び第3の光ビームに対する透過率が90%より大きくなる光学材料を選択する。また、光束分離手段を第1の光ビーム及び第2の光ビームを反射するとともに第3の光ビームを透過する構成としてもよい。この場合、第1の光ビーム及び第2の光ビームに対する反射率が90%より大きく、かつ上記第3の光ビームに対する透過率が90%より大きくなる光学材料を選択する。
本発明によれば、小型化するとともに安価に構成でき、複数の光ビームを分離して対応する対物レンズに安定して導くことができる。
以下、本発明に係る光ピックアップの具体例について、図面を参照して詳細に説明する。まず、本発明の第1の具体例として示す光ピックアップ1の光学系について、図1を用いて説明する。
本具体例では、一例として、第1の光ディスク41が波長405nmの光ビーム51を記録再生光として使用するブルーレイディスク(以下、BDと記す。)、第2の光ディスク42が波長655nmの光ビーム52を記録再生光として使用するDVD(Digital Versatile Disc)、第3の光ディスク43が波長785nmの光ビーム53を記録再生光として使用するCD(Compact Disc)の3波長互換光学系を有する光ピックアップについて説明する。なお、BDである第1の光ディスクの第1の保護基板厚は0.1mmであり、DVDである第2の光ディスクの第2の保護基板厚は0.6mmであり、CDである第3の光ディスクの第3の保護基板厚は1.2mmである。
光ピックアップ1は、往路光学系として、異なる波長の光ビームを射出する光源部10と、光源部10から射出された光ビームをメインビームとサブビームに分岐する回折格子11と、発散光束を平行光束に変換するコリメートレンズ12と、出射光及び戻り光を分岐する第1のビームスプリッタ13と、出射光ビーム調整用の受光素子14と、第1のビームスプリッタ13を透過した出射光ビーム径を拡大するエキスパンダ15と、エキスパンダ15を透過した光ビームを再び平行光に変換するコリメートレンズ16とを備える。そして、光ピックアップ1は、波長の異なる光ビームを異なる光路に分離する光束分離手段と分離した光ビームを対応する対物レンズに導光する手段とを兼ねた光束分離立ち上げ部17と、光束分離立ち上げ部17を透過した直線偏光の光ビームを円偏光に変換するλ/4板18と、第1の光ビーム51をBD記録面上に集光する第1の開口数を有した第1の対物レンズ19と、第2の光ビーム52及び第3の光ビーム53をDVD又はCDの記録面上に集光する第2の開口数を有する第2の対物レンズ20とを備える。
また、光ピックアップ1は、復路光学系として、第1のビームスプリッタ13にて出射光から分岐された戻り光を集光する集光レンズ21と、光ビームを種類に応じた光検出器に導くための第2のビームスプリッタ22と、光ビーム51のBD記録面上にて反射された戻り光を光検出器上に集光する集光レンズ23と、反射光を受光し電気信号に変換する光検出器24と、光ビーム52及び光ビーム53の収差補償用の偏光光学素子25と、光ビーム52及び光ビーム53の記録面上にて反射された戻り光を受光し電気信号に変換する光検出器26とを備えている。
光源部10は、本具体例で適用されるBD、DVD、CD用の記録再生光の光源が1つのパッケージ中に設けられた、いわゆる1CAN3波長レーザ(以下、3ビームLDと記す。)であって、図示しない第1のレーザ素子と、第2のレーザ素子と、第3のレーザ素子とを備えている。第1のレーザ素子は、第1の波長としてBD記録再生用である波長405nmの直線偏光の光ビーム51を射出する。第2のレーザ素子は、第2の波長としてDVD記録再生用である波長655nmの直線偏光の光ビーム52を射出する。また、第3のレーザ素子は、第3の波長としてCD記録再生用である波長785nmの直線偏光の光ビーム53を射出する。
回折格子11は、光源部10にて射出された光ビームを透過してメインビームとサブビームに分岐する。回折格子11を透過した光ビームは、コリメートレンズ12により平行光に変換されて第1のビームスプリッタ13に入射する。第1のビームスプリッタ13は、入射した光ビームのうちP偏光成分を透過しS偏光成分を反射する。反射されたS偏光成分は、光ビーム調整用の受光素子14に入射する。
エキスパンダ15は、第1のビームスプリッタ13を透過したP偏光成分のビーム径を拡大する。コリメートレンズ16は、口径が拡大された光ビームを再び平行光に変換する。
図2には、光束分離立ち上げ部17、λ/4板18、第1の対物レンズ19、及び第2の対物レンズ20の周辺部の構成を拡大して示す。
光束分離立ち上げ部17は、入射した第1の光ビーム51、第2の光ビーム52及び第3の光ビーム53を選択的に反射又は透過する波長選択手段としてのビームスプリッタ171と、ビームスプリッタで透過された透過光光軸を変更する光軸変更手段としての反射ミラー172とを備える。ビームスプリッタ171で反射された光ビームを第1の対物レンズ19に導光し、ビームスプリッタ171で透過され反射ミラー172で反射された光ビームを第2の対物レンズ20に導光する。
光束分離立ち上げ部17においてビームスプリッタ171は、BD記録再生用である波長405nmの直線偏光の光ビーム51を90%より大きい反射率で反射し、DVD記録再生用である波長655nmの直線偏光の光ビーム52及びCD記録再生用である波長785nmの直線偏光の光ビーム53を90%より大きい透過率で透過する特性になっている。また、光束分離立ち上げ部17は、第1の光ディスク41、第2の光ディスク42又は第3の光ディスク43にて反射した戻り光束を同一の光軸上に導く。
第1の対物レンズ19は、第1の保護基板厚41aを有する第1の光ディスクとしてのBDに対して第1の波長を有する光ビーム51を集光することができる。この対物レンズ13の開口数は、0.85である。また、第1の対物レンズ19は、BDの記録面を保護する保護基板厚誤差によって生じる球面収差を補正するための回折素子191を備えている。回折素子191としては、例えば、透過する光軸に対する断面が鋸歯状でNA0.85のブレーズ型回折素子が使用できる。
第2の対物レンズ20は、いわゆる2ゾーン方式のレンズであって、第2の保護基板厚42aを有する第2のディスクとしてのDVDに対して第2の波長を有する光ビーム52を、第3の保護基板厚を43a有する第3の光ディスクとしてのCDに対して第3の波長を有する光ビーム43を集光することができる。この第2の対物レンズ20の開口数は、第2の波長に対しては0.60であり第3の波長に対しては0.45になっている。また、第2の対物レンズ20は、DVD又はCDの記録面を保護する保護基板厚誤差によって生じる球面収差を補正するための回折素子201を備えている。回折素子201としては、例えば、透過する光軸に対する断面が鋸歯状でNA0.6のブレーズ型回折素子が使用できる。
光ピックアップ1における光束分離立ち上げ部17、第1の対物レンズ19及び第2の対物レンズ20の配置について図3を用いて説明する。図3は、光ピックアップ1の結像部分を光ディスク側からみた平面図である。図3に示すx軸は光ディスクの半径方向に一致し、y軸は接線方向に一致し、z軸は光ディスクの記録面と垂直方向に一致する。そのため、図1は、対物レンズと光束分離立ち上げ部を図4に示す矢印A方向からみた断面図ということになる。
第1の対物レンズ19及び第2の対物レンズ20は、レンズホルダ60によって互いの位置関係が変化しないように並列して固定されている。また、レンズホルダ60は、図3に図示しない対物レンズ駆動部によってフォーカス方向及びトラッキング方向に並進駆動される。第1の対物レンズ19と第2の対物レンズ20を固定するレンズホルダ60は、図3に示すように、長手方向が光ディスク41、42、43の接線方向に平行になるように配置される。レンズホルダ60によって固定された第1の対物レンズ19と第2の対物レンズ20の直下には、ビームスプリッタ171及び反射ミラー172を有する光束分離立ち上げ部17が設置される。光束分離立ち上げ部17もまた、光ビーム51、光ビーム52及び光ビーム53が接線方向から入射される配置となっている。
光束分離立ち上げ部17に対して、光ビーム51、光ビーム52及び光ビーム53が接線方向から入射されると、ビームスプリッタ171は、光ビーム52及び光ビーム53を透過するとともに光ビーム51の光軸を入射方向から90°垂直に立ち上げ、反射ミラー172は、光ビーム52及び光ビーム53の光軸を入射方向から90°垂直に立ち上げることによりビームスプリッタ171で反射された光ビーム51を第1の対物レンズ19に導光し、ビームスプリッタ171で透過され反射ミラー172で反射された光ビーム52及び光ビーム53を第2の対物レンズ20に導光する。
光ピックアップ1では、第1の対物レンズ19と回折素子191は互いに固定され、また第2の対物レンズ20と回折素子201は互いに固定され、1つのアクチュエータにより駆動される。
なお、光束分離立ち上げ部17は、第1の光ビーム51、第2の光ビーム52及び第3の光ビーム53を入射する光束入射面と、入射した第1の光ビーム51、第2の光ビーム52及び第3の光ビーム53を選択的に反射又は透過する波長選択手段としての光束分岐面と、光束分岐面で透過された透過光光軸を変更する反射面と、光束分岐面で反射された光ビームを第1の対物レンズ19に出射する出射面と、光束分岐面で透過され反射面で反射された光ビームを第2の対物レンズ20に出射する出射面とを有する光学プリズムであってもよい。
上述した構成を有する光ピックアップ1内において、光源部10から射出された直線偏光ビームは、回折素子11を透過してメインビームと2つのサブビームに分岐され、コリメートレンズ12によって平行光束に変換され、第1のビームスプリッタ13に入射する。第1のビームスプリッタ13に入射したP偏光の光束は、これを略100%透過し、エキスパンダ15を透過してビーム径が拡大され、コリメートレンズ16によって再び平行光に変換される。
光ビームが波長405nmを有するBD記録再生用の光ビーム51である場合、P偏光の光ビーム51は、光束分離立ち上げ部17に入射してビームスプリッタ171にて反射され、λ/4板18に入射する。このとき光ビーム51のビームスプリッタ171における反射率は90%より大きい。ここでP偏光であった光束は円偏光に変換される。円偏光となった光ビーム51は、第1の対物レンズ19によって光ディスク41の記録面上に集光される。
一方、光ビームが波長655nmを有するDVD記録再生用の光ビーム52又は波長785nmを有するCD記録再生用の光ビーム53であった場合、P偏光の光ビーム52又は光ビーム53は、光束分離立ち上げ部17に入射してビームスプリッタ171を透過し反射ミラー172で反射されてλ/4板18に入射する。このとき光ビーム52及び光ビーム53のビームスプリッタ171における透過率は90%より大きい。ここでP偏光であった光束が円偏光に変換される。円偏光となった光ビーム52及び光ビーム53は、第2の対物レンズ20によって光ディスク42又は光ディスク43の記録面上に集光される。
記録面上で反射された光ビームは、同一経路を戻る。第1の対物レンズ19からの光ビーム51の戻り光束は、λ/4板18を透過して直線偏光となりビームスプリッタ171で反射される。また、第2の対物レンズ20からの光ビーム52又は光ビーム53の戻り光束は、λ/4板18を透過して直線偏光となりビームスプリッタ171を透過する。そして、それぞれの直線偏光の光束は、ビームスプリッタ13に入射しコリメートレンズ21にて集光される。
光ビームが波長405nmを有するBD記録再生用の光ビーム51である場合、第2のビームスプリッタ22において反射され、集光レンズ23によって光検出器24上に集光される。一方、光ビームが波長655nmを有するDVD記録再生用の光ビーム52又は波長785nmを有するCD記録再生用の光ビーム53であった場合、第2のビームスプリッタ22を透過し、偏光光学素子24を透過して光検出器26上に集光される。
したがって、本発明の具体例として示す光ピックアップ1によれば、3ビームLDを用いることにより、光ピックアップを小型化することができ、構成が簡素化されるため安価に製造することができる。更に複数の光ビームを分離して対応する対物レンズに安定して導くことができる。
続いて、本発明の第2の具体例として示す光ピックアップの光学系について図4及び図5を用いて説明する。
第2の本具体例も前例と同様、第1の光ディスク31が波長405nmの光ビーム51を記録再生光として使用するブルーレイディスク(以下、BDと記す。)、第2の光ディスク42が波長655nmの光ビーム52を記録再生光として使用するDVD(Digital Versatile Disc)、第3の光ディスク43が波長785nmの光ビーム43を記録再生光として使用するCD(Compact Disc)である。
第2の具体例は、BD用の記録再生光とDVD用の記録再生光に対して互換を達成した対物レンズ等の結像部分と、CD単独用の結像部分とを使用する。そのため、光束分離立ち上げ部17に代わって、第1の光ビーム51及び第2の光ビーム52を反射するとともに第3の光ビーム53を透過し、第1の光ビーム51及び第2の光ビーム52の反射率が90%より大きく、かつ第3の光ビーム53に対する透過率が90%より大きい光学特性を有する光束分離立ち上げ部31を使用することを特徴としている。
光ピックアップ2の光束分離立ち上げ部31、λ/4板18、第1の対物レンズ32、及び第2の対物レンズ33の周辺部の構成を図5に示す。
光ピックアップ2は、波長の異なる光ビームを異なる光路に分離する光束分離手段と分離した光ビームを対応する対物レンズへ導光する手段とを兼ねた光束分離立ち上げ部31と、光束分離立ち上げ部31を透過した第1の光ビーム51又は光ビーム52をBD又はDVDの記録面上に集光する第1の開口数を有した第1の対物レンズ32と、第3の光ビーム53をCDの記録面上に集光する第2の開口数を有する第2の対物レンズ33とを備える。
また、光ピックアップ2は、復路光学系として、第1のビームスプリッタ13にて出射光から分岐された戻り光を集光する集光レンズ21と、光ビームを種類に応じた光検出器に導くための第2のビームスプリッタ34と、光ビーム51及び光ビーム52の収差補償用の偏光光学素子35と、光ビーム52及び光ビーム53の記録面上にて反射された戻り光を受光し電気信号に変換する光検出器36と、光ビーム53のCD記録面上にて反射された戻り光を光検出器上に集光する集光レンズ37と、反射光を受光し電気信号に変換する光検出器38とを備えている。
光束分離立ち上げ部31は、入射した第1の光ビーム51、第2の光ビーム52及び第3の光ビーム53を選択的に反射又は透過する波長選択手段としてのビームスプリッタ311と、ビームスプリッタ311で透過された透過光光軸を変更する光軸変更手段としての反射ミラー312とを備える。光束分離立ち上げ部31は、ビームスプリッタ312で反射された光ビームを第1の対物レンズ32に導光し、ビームスプリッタ311で透過され反射ミラー312で反射された光ビームを第2の対物レンズ33に導光する。
光束分離立ち上げ部31においてビームスプリッタ311は、BD記録再生用である波長405nmの直線偏光の光ビーム51及びDVD記録再生用である波長655nmの直線偏光の光ビーム52を90%より大きい反射率で反射し、CD記録再生用である波長785nmの直線偏光の光ビーム53を90%より大きい透過率で透過する特性になっている。また、光束分離立ち上げ部31は、第1の光ディスク41、第2の光ディスク42又は第3の光ディスク43にて反射した戻り光束を同一の光軸上に導く。
光ピックアップ2における光束分離立ち上げ部31、第1の対物レンズ32及び第2の対物レンズ33の配置も光ピックアップ1と同様であり、第1の対物レンズ32と第2の対物レンズ33は、光ディスクの接線方向に沿って配置されている。
光束分離立ち上げ部31は、光ビーム51、光ビーム52及び光ビーム53が接線方向から入射されるように配置されており、ビームスプリッタ311の鉛直上には第1の対物レンズ32が、反射ミラー312の鉛直上には第2の対物レンズ33が配置されている。ビームスプリッタ311は、光ビーム52及び光ビーム53を透過するとともに光ビーム51及び光ビーム52の光軸を入射方向から90°垂直に立ち上げ、反射ミラー312は、光ビーム53の光軸を入射方向から90°垂直に立ち上げることにより、ビームスプリッタ311で反射された光ビーム51及び光ビーム52を第1の対物レンズ32に導光し、ビームスプリッタ311で透過され反射ミラー312で反射された光ビーム53を第2の対物レンズ33に導光する。
第1の対物レンズ32は、いわゆる2ゾーン方式のレンズであって、第1の保護基板厚41aを有する第1の光ディスクとしてのBDに対して第1の波長を有する光ビーム51を集光するとともに、第2の保護基板厚42aを有する第2のディスクとしてのDVDに対して第2の波長を有する光ビーム52を集光することができる。この第1の対物レンズ32の開口数は、光ビーム51に対しては0.85であり、光ビーム52に対しては0.60になっている。また、第1の対物レンズ32は、BDの記録面を保護する保護基板厚誤差によって生じる球面収差及びDVDの記録面を保護する保護基板厚誤差によって生じる球面収差を補正するための回折素子321を備えている。回折素子321としては、例えば、透過する光軸に対する断面が鋸歯状でNA0.85のブレーズ型回折素子が使用できる。
第2の対物レンズ33は、第3の保護基板厚を43a有する第3の光ディスクとしてのCDに対して第3の波長を有する光ビーム43を集光することができる。この第2の対物レンズ33の開口数は、0.45になっている。また、第2の対物レンズ33は、CDの記録面を保護する保護基板厚誤差によって生じる球面収差を補正するための回折素子331を備えている。回折素子331としては、例えば、透過する光軸に対する断面が鋸歯状でNA0.45のブレーズ型回折素子が使用できる。
光ピックアップ2では、第1の対物レンズ32と回折素子321、対物レンズ33と回折素子331は、互いに固定され1つのアクチュエータにより駆動される。
上述した構成を有する光ピックアップ2内において、光源部10から射出された直線偏光ビームは、回折素子11を透過してメインビームと2つのサブビームに分岐され、コリメートレンズ12によって平行光束に変換され、ビームスプリッタ13に入射する。ビームスプリッタ13に入射したP偏光の光束は、これを略100%透過し、エキスパンダ15を透過してビーム径が拡大され、コリメートレンズ16によって再び平行光に変換される。
光ビームが波長405nmを有するBD記録再生用の光ビーム51又は波長655nmを有するDVD記録再生用の光ビーム52である場合、P偏光の光ビーム51又は光ビーム52は、光束分離立ち上げ部31に入射してビームスプリッタ311にて反射され、λ/4板18に入射する。このとき光ビーム51又は光ビーム52のビームスプリッタ311における反射率は90%より大きい。ここでP偏光であった光束は円偏光に変換される。円偏光となった光ビーム51又は光ビーム52は、第1の対物レンズ32によって光ディスク41又は光ディスク42の記録面上に集光される。
一方、光ビームが波長785nmを有するCD記録再生用の光ビーム53であった場合、P偏光の光ビーム53は、光束分離立ち上げ部31に入射してビームスプリッタ311を透過し反射ミラー312で反射されてλ/4板18に入射する。このとき光ビーム53のビームスプリッタ311における透過率は90%より大きい。ここでP偏光であった光束が円偏光に変換される。円偏光となった光ビーム53は、第2の対物レンズ33によって光ディスク43の記録面上に集光される。
記録面上で反射された光ビームは、同一経路を戻る。第1の対物レンズ32からの光ビーム51又は光ビーム52の戻り光束は、λ/4板18を透過して直線偏光となりビームスプリッタ311で反射される。また、第2の対物レンズ33からの光ビーム53の戻り光束は、λ/4板18を透過して直線偏光となりビームスプリッタ311を透過する。そして、それぞれの直線偏光の光束は、ビームスプリッタ13に入射しコリメートレンズ21にて集光される。
光ビームが波長405nmを有するBD記録再生用の光ビーム51又は波長655nmを有するDVD記録再生用の光ビーム52である場合、第2のビームスプリッタ34を透過し、偏光光学素子35を透過して光検出器36上に集光される。一方、光ビームが波長785nmを有するCD記録再生用の光ビーム53であった場合、第2のビームスプリッタ34において反射され、集光レンズ37によって光検出器38上に集光される。
したがって、本発明の具体例として示す光ピックアップ2によれば、3ビームLDを用いることにより、光ピックアップを小型化することができ、構成が簡素化されるため安価に製造することができる。更に複数の光ビームを分離して対応する対物レンズに安定して導くことができる。
続いて、本発明の具体例として示す光ピックアップを適用した光ディスク記録再生装置101を図6に示す。
光ディスク記録再生装置101は、光記録媒体である光ディスク102を回転操作する駆動手段としてのスピンドルモータ103と、本発明に係る光ピックアップ104と、その駆動手段としての送りモータ105とを備えている。この光ディスク記録再生装置101は、フォーマットの異なる3タイプの光ディスク102に対して記録再生できる3規格間互換性を実現した記録再生装置である。
本具体例で使用可能な光ディスクとしては、波長405nmの光ビームを記録再生光として使用するBD、波長655nmの光ビームを記録再生光として使用するDVD、波長785nmの光ビームを記録再生光として使用するCDがあげられる。上段にて説明した光ディスク41、光ディスク42、光ディスク43は、図6の光ディスク102に対応している。
ここで、スピンドルモータ103及び送りモータ105は、ディスク種類判別手段ともなるシステムコントローラ107からの指令に基づいて制御されるサーボ制御部109によりディスク種類に応じて駆動制御されており、例えば、光ディスク41、光ディスク42、光ディスク43に応じて所定の回転数で駆動される。
光ピックアップ104は、図1乃至図5を用いて説明した3波長互換光学系を有する光ピックアップであり、規格の異なる光ディスクの記録層に対して異なる波長の光ビームを照射するとともに、この光ビームの記録層における反射光を検出する。光ピックアップ104は、検出した反射光から各光ビームに対応する信号をプリアンプ部120に供給する。
プリアンプ部120の出力は、信号変復調器及びエラー訂正符号ブロック(以下、信号変復調&ECCブロックと記す。)108に送られる。この信号変復調部及びECCブロック108は、信号の変調、復調及びECC(エラー訂正符号)の付加を行う。光ピックアップ104は、信号変復調部及びECCブロック108の指令にしたがって回転する光ディスク102の記録層に対して光ビームを照射し、光ディスク102に対して信号の記録又は再生を行う。
プリアンプ部120は、フォーマット毎に異なって検出される光ビームに対応する信号に基づいて、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号、RF信号等を生成するように構成されている。記録又は再生の対象媒体とされる光記録媒体の種類に応じて、サーボ制御回路109、信号変復調部及びECCブロック108等により、BD、DVD、CDの規格に基づく復調及び誤り訂正処理等の所定の処理が行われる。
ここで例えば、信号変復調&ECCブロック108により復調された記録信号がコンピュータのデータストレージ用であれば、インターフェイス111を介して外部コンピュータ130に送出される。これにより、外部コンピュータ130等は、光ディスク102に記録された信号を再生信号として受け取ることができる。
また、信号変復調&ECCブロック108により復調された記録信号がオーディオビジュアル用であれば、D/A及びA/D変換器112のD/A変換部でデジタルアナログ変換され、オーディオビジュアル処理部113に供給される。そしてオーディオビジュアル処理部113でオーディオビジュアル処理が行われ、オーディオビジュアル信号入出力部114を介して、図示しない外部の撮像映写機器等に伝送される。
光ピックアップ104において、例えば、光ディスク102上の所定の記録トラックまで移動させるための送りモータ105の制御、スピンドルモータ103の制御、及び光ピックアップ104において光集光手段となる対物レンズを保持する2軸アクチュエータのフォーカシング方向の駆動とトラッキング方向の駆動制御は、それぞれサーボ制御回路109により行われる。
サーボ制御回路109は、光ピックアップ104内に配設された光結合効率可変素子を動作させ、光ピックアップ104における光結合効率、すなわち半導体レーザ素子等のレーザ光源から出射される光束の総光量と光ディスク102上に集光する光量との比率が、記録モード時、再生モード時、或いは光ディスク102の種類に応じて変更されるように制御している。
レーザ制御部121は、光ピックアップ104のレーザ光源を制御する。特に、この具体例では、レーザ制御部121は、記録モード時と再生モード時とでレーザ光源の出力パワーを異ならせる制御を行っている。また、光ディスク102の種類に応じてもレーザ光源の出力パワーを異ならせる制御を行っている。レーザ制御部121は、ディスク種類判別部115によって検出された光ディスク102の種類に応じて光ピックアップ104のレーザ光源を切り換えている。
ディスク種類判別部115は、BD、DVD、CD間の表面反射率、形状的及び外形的な違い等から光ディスク102の異なるフォーマットを検出することができる。光ディスク記録再生装置101を構成する各ブロックは、ディスク種別判別部115における検出結果に応じて、装着される光ディスクの仕様に基づく信号処理ができるように構成されている。
システムコントローラ107は、ディスク種類判別部115から送られる検出結果に基づいて光ディスク102の種類を判別する。光記録媒体の種類を判別する手法としては、光記録媒体がカートリッジに収納されるタイプであれば、このカートリッジに検出穴を設けて接触検出センサ又は押下スイッチを用いて検出する手法があげられる。
光結合効率制御手段として機能するサーボ制御回路109は、システムコントローラ107に制御され、ディスク種類判別部115の判別結果に応じて光ピックアップ104における光結合効率を制御する。サーボ制御回路109は、例えば光ピックアップ104と光ディスク102との相対位置を検出する(ディスク102に記録されたアドレス信号をもとに位置検出する場合を含む)ことによって、記録及び/又は再生する記録領域を判別できる。そして、サーボ制御回路109は、記録及び/再生する記録領域の判別結果に応じて光ピックアップ104における光結合効率を制御する。
以上説明した光ディスク記録再生装置101によれば、図1乃至図5に示すように、3ビームLDを用いることにより、光ピックアップを小型化することができ、構成が簡素化されるため安価に製造することができる。更に複数の光ビームを分離して対応する対物レンズに安定して導くことができる。
本発明は、異なる保護基板厚を有する光学記録媒体に対する記録再生を異なる波長の光ビームによって行う光ピックアップであれば、具体例にて説明した以外のディスクフォーマットに対しても適用可能である。例えば、光ディスクは、光変調記録を用いた種々の方式の記録再生ディスク、いわゆる「光磁気記録」、「相変化記録」及び「色素記録」等を含む光ディスク、具体的には「CD−R/RW」、「DVD−RAM」、「DVD−R/RW」、「DVD+RW」等、又は、各種光磁気記録媒体であってもよい。光ディスクは、記録層上における最適な記録及び/又は再生光パワーが異なる少なくとも2以上の記録領域に記録層が分割された光ディスク、複数の記録層が透明基板を介して積層された光ディスクであっても使用できる。
本発明の具体例として示す光ピックアップの光学系を説明する構成図である。 第1の具体例として示す光ピックアップの光学系の記録面付近を説明する拡大図である。 上記光ピックアップの結像部分を光ディスク側からみた平面図である。 本発明の第2の具体例として示す光ピックアップの光学系を説明する構成図である。 第2の具体例として示す光ピックアップの光学系の記録面付近を説明する拡大図である。 本発明の具体例として示す光ピックアップを適用した光ディスク記録再生装置を説明する構成図である。
符号の説明
1,2 光ピックアップ、 10 光源部、 11 回折格子、 12 コリメートレンズ、 13 ビームスプリッタ、 14 受光素子、 15 エキスパンダ、 16 コリメートレンズ、 17 光束分離立ち上げ部、 19 第1の対物レンズ、 20 第2の対物レンズ、 21 集光レンズ、 22 第2のビームスプリッタ、 23 集光レンズ、 24 光検出器、 25 偏光光学素子、 26 光検出器、 41 第1の光ディスク、 42 第2の光ディスク、 43 第3の光ディスク、 51 光ビーム(405nm)、 52 光ビーム(655nm)、 53 光ビーム(785nm)

Claims (8)

  1. 互いに異なる保護基板厚を有する個々のディスク状光学記録媒体に対する記録再生を波長及び開口数が異なる光ビームによって行う光ピックアップにおいて、
    第1の波長を有する第1の光ビームを射出する第1の光源と、
    第2の波長を有する第2の光ビームを射出する第2の光源と、
    第3の波長を有する第3の光ビームを射出する第3の光源と、
    上記第1の光ビーム、第2の光ビーム及び第3の光ビームを選択的に反射又は透過する光束分離手段と、
    上記光束分離手段で反射された光ビームをディスク状光学記録媒体上に集光する第1の開口数を有する第1の対物レンズと、
    上記光束分離手段で透過された光ビームをディスク状光学記録媒体上に集光する第2の開口数を有する第2の対物レンズと、
    上記光束分離手段と上記第1の対物レンズ及び上記第2の対物レンズの間に配置され上記光源から射出された直線偏光の光ビームを円偏光に変換する偏光変換手段と、
    上記ディスク状光学記録媒体にて反射された反射ビームを受光して電気信号に変換する受光手段とを備え、
    上記第1の対物レンズ及び上記第2の対物レンズは、上記ディスク状光学記録媒体の接線方向に沿って配置されることを特徴とする光ピックアップ。
  2. 上記光束分離手段は、上記第1の光ビーム、第2の光ビーム及び第3の光ビームを選択的に反射又は透過する波長選択手段と、該波長選択手段で透過された透過光光軸方向を変更する光軸変更手段とを備え、
    上記光束分離手段は、上記第1の光ビーム、第2の光ビーム及び第3の光ビームが上記接線方向から入射されるように配置され、上記波長選択手段で反射された光ビームを上記第1の対物レンズに導光するとともに、上記波長選択手段で透過され上記光軸変更手段にて光軸変更された光ビームを上記第2の対物レンズに導光することを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  3. 上記第1の光ビーム、上記第2の光ビーム、上記第3の光ビームは、この順番に波長が大きくなる関係にあり、上記光束分離手段は、上記第1の光ビームを反射するとともに上記第2の光ビーム及び第3の光ビームを透過し、上記第1の光ビームの反射率が90%より大きく、かつ上記第2の光ビーム及び第3の光ビームに対する透過率が90%より大きいことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  4. 上記第1の光ビーム、上記第2の光ビーム、上記第3の光ビームは、この順番に波長が大きくなる関係にあり、上記光束分離手段は、上記第1の光ビーム及び上記第2の光ビームを反射するとともに上記第3の光ビームを透過し、上記第1の光ビーム及び上記第2の光ビームの反射率が90%より大きく、かつ上記第3の光ビームに対する透過率が90%より大きいことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  5. 互いに異なる保護基板厚を有する個々のディスク状光学記録媒体を回転駆動し、送り手段によって該ディスク状光学記録媒体の半径方向に移動されてディスク状光学記録媒体の種類に応じて波長及び開口数が異なる光ビームによって記録再生を行う光ピックアップを有し、ディスク状記録媒体の回転と光ピックアップの移動とを記録及び/又は再生動作に応じて制御するディスク状光学記録媒体記録再生装置において、
    上記光ピックアップは、
    第1の波長を有する第1の光ビームを射出する第1の光源と、
    第2の波長を有する第2の光ビームを射出する第2の光源と、
    第3の波長を有する第3の光ビームを射出する第3の光源と、
    上記第1の光ビーム、第2の光ビーム及び第3の光ビームを選択的に反射又は透過する光束分離手段と、
    上記光束分離手段で反射された光ビームをディスク状光学記録媒体上に集光する第1の開口数を有する第1の対物レンズと、
    上記光束分離手段で透過された光ビームをディスク状光学記録媒体上に集光する第2の開口数を有する第2の対物レンズと、
    上記光束分離手段と上記第1の対物レンズ及び上記第2の対物レンズの間に配置され上記光源から射出された直線偏光の光ビームを円偏光に変換する偏光変換手段と、
    上記ディスク状光学記録媒体にて反射された反射ビームを受光して電気信号に変換する受光手段とを備え、
    上記第1の対物レンズ及び上記第2の対物レンズは、上記ディスク状光学記録媒体の接線方向に沿って配置される
    ことを特徴とするディスク状光学記録媒体記録再生装置。
  6. 上記光束分離手段は、上記第1の光ビーム、第2の光ビーム及び第3の光ビームを選択的に反射又は透過する波長選択手段と、該波長選択手段で透過された透過光光軸方向を変更する光軸変更手段とを備え、
    上記光束分離手段は、上記第1の光ビーム、第2の光ビーム及び第3の光ビームが上記接線方向から入射されるように配置され、上記波長選択手段で反射された光ビームを上記第1の対物レンズに導光するとともに、上記波長選択手段で透過され上記光軸変更手段にて光軸変更された光ビームを上記第2の対物レンズに導光することを特徴とする請求項5記載のディスク状光学記録媒体記録再生装置。
  7. 上記第1の光ビーム、上記第2の光ビーム、上記第3の光ビームは、この順番に波長が大きくなる関係にあり、上記光束分離手段は、上記第1の光ビームを反射するとともに上記第2の光ビーム及び第3の光ビームを透過し、上記第1の光ビームの反射率が90%より大きく、かつ上記第2の光ビーム及び第3の光ビームに対する透過率が90%より大きいことを特徴とする請求項5記載のディスク状光学記録媒体記録再生装置。
  8. 上記第1の光ビーム、上記第2の光ビーム、上記第3の光ビームは、この順番に波長が大きくなる関係にあり、上記光束分離手段は、上記第1の光ビーム及び上記第2の光ビームを反射するとともに上記第3の光ビームを透過し、上記第1の光ビーム及び上記第2の光ビームの反射率が90%より大きく、かつ上記第3の光ビームに対する透過率が90%より大きいことを特徴とする請求項5記載のディスク状光学記録媒体記録再生装置。
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