JP2008130120A - 光ピックアップ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】3波長で4種のディスクに記録再生を行う。
【解決手段】青紫色レーザー発光装置3からの青紫PBS7に対してP波の光束は、1/2波長板4,青紫PBS7,全反射ミラー8〜対物レンズ11を通過してBDディスク12に照射される。一方、赤外レーザー発光装置1,赤色レーザー発光装置2および青紫色レーザー発光装置3を出射して青紫PBS7に至った光束は、青紫PBS7で反射され、回折型対物レンズ17によってHD‐DVDディスク18a,DVDディスクあるいはCDディスクに照射される。こうして、HD‐DVDディスク18a,DVDディスクおよびCDディスクを照射する対物レンズを、HD‐DVDとDVDとCDとに対応可能な回折型レンズ17にすることによって、3波長で4種のディスクに書き込みまたは読み出しを行うことができる。
【選択図】図1
【解決手段】青紫色レーザー発光装置3からの青紫PBS7に対してP波の光束は、1/2波長板4,青紫PBS7,全反射ミラー8〜対物レンズ11を通過してBDディスク12に照射される。一方、赤外レーザー発光装置1,赤色レーザー発光装置2および青紫色レーザー発光装置3を出射して青紫PBS7に至った光束は、青紫PBS7で反射され、回折型対物レンズ17によってHD‐DVDディスク18a,DVDディスクあるいはCDディスクに照射される。こうして、HD‐DVDディスク18a,DVDディスクおよびCDディスクを照射する対物レンズを、HD‐DVDとDVDとCDとに対応可能な回折型レンズ17にすることによって、3波長で4種のディスクに書き込みまたは読み出しを行うことができる。
【選択図】図1
Description
この発明は、ディスク状記録媒体に対して情報を光学的に記録再生する光ピックアップ装置に関する。
レーザービーム等の光ビームを用いて光学的に信号の読み取りが行われる光ディスクとして、信号読み取り側(光入射側)の透明カバーの厚みが最も厚く、赤外レーザー光を出射する光源を用いて情報の記録と再生とが行われるCD(Compact Disc)が普及している。また、さらなる大容量のニーズに応えて、CDと同一ディスク径を有して機構的な互換性を確保した上で、CDよりも高密度記録とすることによって大容量化が図られた高密ディスクとして、信号読み取り側の透明カバーの厚みが上記CDよりは薄く、赤色レーザー光を出射する光源を用いて情報の記録再生が行われるDVD(Digital Versatile Disc)や、信号読み取り側の透明カバーの厚みが上記DVDよりも薄く、さらに波長の短い青紫色レーザー光を出射する光源を用いて情報の記録再生が行われる超高密度のBD(Blu-ray Disc)や、信号読み取り側(光入射側)の透明カバーの厚みが上記CDよりは薄く、且つ、上記BDよりは厚く、青紫色レーザー光を出射する光源を用いて情報の記録再生が行われるHD‐DVD(High Definition DVD)が提案されている。
ところで、光ピックアップ装置をCDと高密度ディスクであるDVDと超高密度ディスクであるBDあるいはHD‐DVDとの波長の異なる3種の信号読み取りに対応させるには、3種の波長の光ビームを出射するレーザーダイオードおよび3種の波長に対応した光学系が必要であり、信号読み取りを行う記録媒体の記録密度に応じて使用する光源や光学系を切り換えることが必要である。例えば、BD,DVD,CDおよびHD‐DVD,DVD,CDと言う3種のディスクに対応するピックアップについては、3種の使用波長が夫々異なるという点を利用して構成することが可能である(例えば、特開2005‐353259号公報(特許文献1),特開2005‐353250号公報(特許文献2)),特開2006‐40411号公報(特許文献3))。
しかしながら、上記従来の3種の使用波長が夫々異なるという点を利用して構成された光ピックアップには、以下のような問題がある。
すなわち、最短波長の青紫色レーザーを用いるBDとHD‐DVDとでは光ディスクにおける信号読み取り側(光入射側)の透明カバー層の厚みが異なり、同一の光ピックアップによってBDとHD‐DVDとに対して記録再生することは困難である。つまり、同一の光ピックアップによってCDとDVDとHD‐DVDとBDとの総てのディスクを記録再生することは困難である。
そのため、BD(DVD,CD)対応の光ピックアップとHD‐DVD(DVD,CD)対応の光ピックアップとして各々別の光ピックアップを用意する必要があり、BDとHD‐DVDとの両方を記録再生するにはドライブ装置を2台用意する必要がある。したがって、商品全体の大型化とコストアップとを招くという問題がある。
特開2005‐353259号公報
特開2005‐353250号公報
特開2006‐40411号公報
そこで、この発明の課題は、3波長によって4種のディスクに情報の記録再生を行うことができる光学式ピックアップ、あるいは、BDとHD‐DVDとの両ディスクに情報の記録再生を行うことができる光学式ピックアップを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の光ピックアップ装置は、
第1波長のレーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第1の記録媒体に対して、上記第1波長のレーザー光を出射する第1の光源と、
第2波長のレーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第2の記録媒体に対して、上記第2波長のレーザー光を出射する第2の光源と、
第3波長のレーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第3の記録媒体と、第3波長のレーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第4の記録媒体とに対して、上記第3波長のレーザー光を出射する第3の光源と、
上記第1の光源から出射された第1波長のレーザー光を上記第1の記録媒体に導く第1の光学系と、
上記第2の光源から出射された第2波長のレーザー光を上記第2の記録媒体に導く第2の光学系と、
上記第3波長のレーザー光に対して偏光ビームスプリット機能を有すると共に、上記第1波長のレーザー光および上記第2波長のレーザー光に対して波長選択性のあるダイクロイック機能を有して、上記第3の光源から出射された第3波長のレーザーの光路を、上記第3の記録媒体に向かう第1の光路と上記第4の記録媒体に向かう第2の光路とに分岐する偏光ビームスプリッターと、
上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における光軸上に配置されて、上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光の偏光方向を90度回転させて、上記第3波長のレーザー光の光束を上記偏光ビームスプリッターによって上記第1の光路と上記第2の光路とのうちの何れか一方の側に分岐させる偏光方位切換素子と
を備え、
上記第1の光源からの第1波長のレーザー光と上記第2の光源からの第2波長のレーザー光と上記第3の光源からの第3波長のレーザー光との3波長の光によって、上記第1の記録媒体と上記第2の記録媒体と上記第3の記録媒体と上記第4の記録媒体との4種のディスク状の記録媒体に対して記録再生を行うことが可能な
ことを特徴としている。
第1波長のレーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第1の記録媒体に対して、上記第1波長のレーザー光を出射する第1の光源と、
第2波長のレーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第2の記録媒体に対して、上記第2波長のレーザー光を出射する第2の光源と、
第3波長のレーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第3の記録媒体と、第3波長のレーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第4の記録媒体とに対して、上記第3波長のレーザー光を出射する第3の光源と、
上記第1の光源から出射された第1波長のレーザー光を上記第1の記録媒体に導く第1の光学系と、
上記第2の光源から出射された第2波長のレーザー光を上記第2の記録媒体に導く第2の光学系と、
上記第3波長のレーザー光に対して偏光ビームスプリット機能を有すると共に、上記第1波長のレーザー光および上記第2波長のレーザー光に対して波長選択性のあるダイクロイック機能を有して、上記第3の光源から出射された第3波長のレーザーの光路を、上記第3の記録媒体に向かう第1の光路と上記第4の記録媒体に向かう第2の光路とに分岐する偏光ビームスプリッターと、
上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における光軸上に配置されて、上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光の偏光方向を90度回転させて、上記第3波長のレーザー光の光束を上記偏光ビームスプリッターによって上記第1の光路と上記第2の光路とのうちの何れか一方の側に分岐させる偏光方位切換素子と
を備え、
上記第1の光源からの第1波長のレーザー光と上記第2の光源からの第2波長のレーザー光と上記第3の光源からの第3波長のレーザー光との3波長の光によって、上記第1の記録媒体と上記第2の記録媒体と上記第3の記録媒体と上記第4の記録媒体との4種のディスク状の記録媒体に対して記録再生を行うことが可能な
ことを特徴としている。
上記構成によれば、第3波長のレーザー光に対して偏光ビームスプリット機能を有すると共に、第1波長のレーザー光および第2波長のレーザー光に対して波長選択性のあるダイクロイック機能を有して、第3の光源からの第3波長のレーザーの光路を第1の光路と第2の光路とに分岐する偏光ビームスプリッターと、上記第3の光源からの第3波長のレーザー光の偏光方向を90度回転させて、上記偏光ビームスプリッターによって上記第1の光路と上記第2の光路との何れか一方の側に分岐させるようにする偏光方位切換素子とを備えたので、上記偏光方位切換素子を使用する場合と使用しない場合とによって、上記第3の光源からの第3波長のレーザー光の1波長によって、信号読み取り側の透明カバーの厚みが最も薄い上記第4の記録媒体と信号読み取り側の透明カバーの厚みが上記第4の記録媒体よりは厚い上記第3の記録媒体とに対して記録再生を行うことができる。
したがって、第1の光源から出射された第1波長のレーザー光を、信号読み取り側の透明カバーの厚みが最も厚い第1の記録媒体に導く第1の光学系と、第2の光源から出射された第2波長のレーザー光を、信号読み取り側の透明カバーの厚みが上記第1の記録媒体よりも薄い第2の記録媒体に導く第2の光学系とを、併用すれば、3波長の光によって4種のディスク状の記録媒体に対して記録再生を行うことができる。
また、この発明の光ピックアップ装置は、
上記偏光方位切換素子の挿入および抜き出しを行う偏光方位切換素子移動機構を備えている。
上記偏光方位切換素子の挿入および抜き出しを行う偏光方位切換素子移動機構を備えている。
この実施の形態によれば、上記偏光方位切換素子を、偏光方位切換素子移動機構によって、第3の記録媒体と第4の記録媒体とのうち情報の記録再生が行われる方の記録媒体に応じて、上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間に挿入および抜き出しを行うことによって、上記第3の光源からの第3波長のレーザー光の1波長によって、信号読み取り側の透明カバーの厚みが最も薄い上記第4の記録媒体と信号読み取り側の透明カバーの厚みが上記第4の記録媒体よりは厚い上記第3の記録媒体とに対して記録再生を行うことができる。
また、この発明の光ピックアップ装置は、
上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における光軸上に配置されると共に、上記偏光方位切換素子と光学的に同等の厚みを有する平板ガラスあるいは透明な平板樹脂と、
上記平板ガラスあるいは上記透明な平板樹脂を、上記偏光方位切換素子が上記光軸を遮る位置から抜き出された後に、上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における上記偏光方位切換素子が存在していた位置に抜き出し可能に挿入する平板移動機構と
を備えている。
上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における光軸上に配置されると共に、上記偏光方位切換素子と光学的に同等の厚みを有する平板ガラスあるいは透明な平板樹脂と、
上記平板ガラスあるいは上記透明な平板樹脂を、上記偏光方位切換素子が上記光軸を遮る位置から抜き出された後に、上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における上記偏光方位切換素子が存在していた位置に抜き出し可能に挿入する平板移動機構と
を備えている。
この実施の形態によれば、上記偏光方位切換素子が上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における光軸を遮る位置から抜き出された後に、平板ガラスあるいは平板樹脂を上記偏光方位切換素子が存在していた位置に抜き出し可能に挿入するので、例えばコリメートレンズにおけるカバーガラスの設計厚みを変えること無く、上記偏光方位切換素子の有無に関係なく安定して良好な集光スポットを得ることができる。
また、この発明の光ピックアップ装置は、
上記偏光方位切換素子は、上記偏光方位切換素子移動機構によって、上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における上記光軸を遮る位置に挿入されて、上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光の偏光方向を90度回転させるようになっており、
上記偏光ビームスプリッターは、上記偏光方位切換素子によって偏光方向が90度回転された第3波長のレーザー光を、上記第4の記録媒体に向かう上記第2の光路側に分岐させるようになっていると共に、
上記偏光ビームスプリッターによって上記第2の光路側に分岐された上記第3波長のレーザー光の光束を、上記第4の記録媒体に導く上記第4の記録媒体用の対物レンズを備えて、
上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光によって、上記第4の記録媒体に対して情報の記録再生を行う。
上記偏光方位切換素子は、上記偏光方位切換素子移動機構によって、上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における上記光軸を遮る位置に挿入されて、上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光の偏光方向を90度回転させるようになっており、
上記偏光ビームスプリッターは、上記偏光方位切換素子によって偏光方向が90度回転された第3波長のレーザー光を、上記第4の記録媒体に向かう上記第2の光路側に分岐させるようになっていると共に、
上記偏光ビームスプリッターによって上記第2の光路側に分岐された上記第3波長のレーザー光の光束を、上記第4の記録媒体に導く上記第4の記録媒体用の対物レンズを備えて、
上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光によって、上記第4の記録媒体に対して情報の記録再生を行う。
この実施の形態によれば、上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間に挿入された上記偏光方位切換素子によって、上記第3の光源から、例えば、上記偏光ビームスプリッターに対してP波で出射された第3波長のレーザー光の偏光方向を90度回転させて、S波にして上記偏光ビームスプリッターに入射させ、この偏光ビームスプリッターで反射されて上記第1の光路から分岐された上記第3波長のレーザー光の光束を対物レンズによって上記第4の記録媒体に導くので、上記偏光ビームスプリッターでの反射をS波とすることによって、安定した分岐特性を得ることができる。
また、この発明の光ピックアップ装置は、
上記偏光方位切換素子は、上記偏光方位切換素子移動機構によって、上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における上記光軸を遮る位置から抜き出されて、上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光の偏光方向を変更させないようになっており、
上記偏光ビームスプリッターは、上記偏光方位切換素子によって偏光方向が変更されなかった第3波長のレーザー光を、上記第3の記録媒体に向かう上記第1の光路側に分岐させるようになっていると共に、
上記偏光ビームスプリッターによって上記第1の光路側に分岐された上記第3波長のレーザー光の光束を、上記第3の記録媒体に導く上記第3の記録媒体用の対物レンズを備えて、
上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光によって、上記第3の記録媒体に対して情報の記録再生を行う。
上記偏光方位切換素子は、上記偏光方位切換素子移動機構によって、上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における上記光軸を遮る位置から抜き出されて、上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光の偏光方向を変更させないようになっており、
上記偏光ビームスプリッターは、上記偏光方位切換素子によって偏光方向が変更されなかった第3波長のレーザー光を、上記第3の記録媒体に向かう上記第1の光路側に分岐させるようになっていると共に、
上記偏光ビームスプリッターによって上記第1の光路側に分岐された上記第3波長のレーザー光の光束を、上記第3の記録媒体に導く上記第3の記録媒体用の対物レンズを備えて、
上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光によって、上記第3の記録媒体に対して情報の記録再生を行う。
この実施の形態によれば、上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間に上記偏光方位切換素子を無くし、上記第3の光源から、例えば上記偏光ビームスプリッターに対してP波で出射された第3波長のレーザー光を、その偏光方向はそのままに上記偏光ビームスプリッターに入射させ、この偏光ビームスプリッターを透過して上記第2の光路から分岐された上記第3波長のレーザー光の光束を対物レンズによって上記第3の記録媒体に導くので、上記偏光ビームスプリッターでの透過をP波とすることによって、安定した分岐特性を得ることができる。
また、この発明の光ピックアップ装置は、
上記偏光方位切換素子は、上記偏光方位切換素子移動機構によって、上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における上記光軸を遮る位置から抜き出されて、上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光の偏光方向を変更させないようになっており、
上記偏光ビームスプリッターは、上記偏光方位切換素子によって偏光方向が変更されなかった第3波長のレーザー光を、上記第4の記録媒体に向かう上記第2の光路側に分岐させるようになっていると共に、
上記偏光ビームスプリッターによって上記第2の光路側に分岐された上記第3波長のレーザー光の光束を、上記第4の記録媒体に導く上記第4の記録媒体用の対物レンズを備えて、
上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光によって、上記第4の記録媒体に対して情報の記録再生を行う。
上記偏光方位切換素子は、上記偏光方位切換素子移動機構によって、上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における上記光軸を遮る位置から抜き出されて、上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光の偏光方向を変更させないようになっており、
上記偏光ビームスプリッターは、上記偏光方位切換素子によって偏光方向が変更されなかった第3波長のレーザー光を、上記第4の記録媒体に向かう上記第2の光路側に分岐させるようになっていると共に、
上記偏光ビームスプリッターによって上記第2の光路側に分岐された上記第3波長のレーザー光の光束を、上記第4の記録媒体に導く上記第4の記録媒体用の対物レンズを備えて、
上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光によって、上記第4の記録媒体に対して情報の記録再生を行う。
この実施の形態によれば、上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間に上記偏光方位切換素子を無くし、上記第3の光源から、例えば上記偏光ビームスプリッターに対してP波で出射された第3波長のレーザー光を、その偏光方向はそのままに上記偏光ビームスプリッターに入射させ、この偏光ビームスプリッターで反射されて上記第1の光路から分岐された上記第3波長のレーザーの光束を対物レンズによって上記第4の記録媒体に導くので、上記偏光ビームスプリッターでの反射をP波とすることによって、安定した分岐特性を得ることができる。
また、この発明の光ピックアップ装置は、
上記偏光方位切換素子は、上記偏光方位切換素子移動機構によって、上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における上記光軸を遮る位置に挿入されて、上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光の偏光方向を90度回転させるようになっており、
上記偏光ビームスプリッターは、上記偏光方位切換素子によって偏光方向が90度回転された第3波長のレーザー光を、上記第3の記録媒体に向かう上記第1の光路側に分岐させるようになっていると共に、
上記偏光ビームスプリッターによって上記第1の光路側に分岐された上記第3波長のレーザー光の光束を、上記第3の記録媒体に導く上記第3の記録媒体用の対物レンズを備えて、
上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光によって、上記第3の記録媒体に対して情報の記録再生を行う。
上記偏光方位切換素子は、上記偏光方位切換素子移動機構によって、上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における上記光軸を遮る位置に挿入されて、上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光の偏光方向を90度回転させるようになっており、
上記偏光ビームスプリッターは、上記偏光方位切換素子によって偏光方向が90度回転された第3波長のレーザー光を、上記第3の記録媒体に向かう上記第1の光路側に分岐させるようになっていると共に、
上記偏光ビームスプリッターによって上記第1の光路側に分岐された上記第3波長のレーザー光の光束を、上記第3の記録媒体に導く上記第3の記録媒体用の対物レンズを備えて、
上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光によって、上記第3の記録媒体に対して情報の記録再生を行う。
この実施の形態によれば、上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間に挿入された上記偏光方位切換素子によって、上記第3の光源から、例えば、上記偏光ビームスプリッターに対してP波で出射された第3波長のレーザー光の偏光方向を90度回転させて、S波にして上記偏光ビームスプリッターに入射させ、この偏光ビームスプリッターを透過して上記第2の光路から分岐された上記第3波長のレーザーの光束を対物レンズによって上記第3の記録媒体に導くので、上記偏光ビームスプリッターでの透過をS波とすることによって、安定した分岐特性を得ることができる。
また、1実施の形態の光ピックアップ装置では、
上記第1光源から出射される上記第1波長のレーザ光は、赤外レーザ光であり、
上記第2光源から出射される上記第2波長のレーザ光は、赤色レーザ光であり、
上記第3光源から出射される上記第3波長のレーザ光は、青紫色レーザ光である。
上記第1光源から出射される上記第1波長のレーザ光は、赤外レーザ光であり、
上記第2光源から出射される上記第2波長のレーザ光は、赤色レーザ光であり、
上記第3光源から出射される上記第3波長のレーザ光は、青紫色レーザ光である。
この実施の形態によれば、上記第1光源からは最長波長の赤外レーザ光が出射され、上記第2光源からは中間波長の赤色レーザ光が出射され、上記第3光源からは最短波長の青紫色レーザ光が出射される。したがって、上記赤外レーザ光と上記赤色レーザ光と上記青紫色レーザ光との3波長の光によって、上記4種のディスク状の記録媒体に対して記録再生を行うことができる。
また、この発明の光ピックアップ装置は、
青紫色レーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第1の記録媒体と、青紫色レーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第2の記録媒体とに対して、上記青紫色レーザー光を出射する光源と、
上記光源から出射された青紫色レーザー光を上記第1の記録媒体に導く第1の対物レンズと、
上記光源から出射された青紫色レーザー光を上記第2の記録媒体に導く第2の対物レンズと、
上記光源から出射された青紫色レーザー光を、上記第1の対物レンズ側に向って透過させる第1の光路と上記第2の対物レンズに向って反射させる第2の光路とに分岐するハーフミラーと、
上記ハーフミラーによって上記第1の光路側に分岐された上記青紫色レーザー光を、上記第1の対物レンズに向かって反射させる反射ミラーと
を備え、
上記光源からの青紫色レーザー光の1波長によって、上記第1の記録媒体と上記第2の記録媒体との2種のディスク状の記録媒体に対して記録再生を行うことが可能な
ことを特徴としている。
青紫色レーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第1の記録媒体と、青紫色レーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第2の記録媒体とに対して、上記青紫色レーザー光を出射する光源と、
上記光源から出射された青紫色レーザー光を上記第1の記録媒体に導く第1の対物レンズと、
上記光源から出射された青紫色レーザー光を上記第2の記録媒体に導く第2の対物レンズと、
上記光源から出射された青紫色レーザー光を、上記第1の対物レンズ側に向って透過させる第1の光路と上記第2の対物レンズに向って反射させる第2の光路とに分岐するハーフミラーと、
上記ハーフミラーによって上記第1の光路側に分岐された上記青紫色レーザー光を、上記第1の対物レンズに向かって反射させる反射ミラーと
を備え、
上記光源からの青紫色レーザー光の1波長によって、上記第1の記録媒体と上記第2の記録媒体との2種のディスク状の記録媒体に対して記録再生を行うことが可能な
ことを特徴としている。
上記構成によれば、光源から出射された青紫色レーザー光を、ハーフミラーによって、第1の対物レンズ側に向って透過させる第1の光路と第2の対物レンズに向って反射させる第2の光路とに分岐し、上記第2の対物レンズに向って反射された青紫色レーザー光を上記第2の対物レンズによって第2の記録媒体に導く一方、上記第1の対物レンズ側に向って透過された青紫色レーザー光を反射ミラーによって上記第1の対物レンズに向かって反射し、上記第1の対物レンズによって第1の記録媒体に導くので、上記光源からの青紫色レーザー光の1波長によって、信号読み取り側の透明カバーの厚みが最も薄い上記第1の記録媒体と信号読み取り側の透明カバーの厚みが上記第1の記録媒体よりは厚い上記第2の記録媒体とに対して記録再生を行うことができる。
したがって、第2の光源から出射された赤外レーザー光を、信号読み取り側の透明カバーの厚みが最も厚い第3の記録媒体に導く第1の光学系と、第3の光源から出射された赤色レーザー光を、信号読み取り側の透明カバーの厚みが上記第3の記録媒体よりも薄い第4の記録媒体に導く第2の光学系とを、併用すれば、3波長の光によって4種のディスク状の記録媒体に対して記録再生を行うことが可能になる。
また、この発明の光ピックアップ装置は、
青紫色レーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第1の記録媒体と、青紫色レーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第2の記録媒体とに対して、上記青紫色レーザー光を出射する光源と、
上記光源から出射された青紫色レーザー光を上記第1の記録媒体に導く第1の対物レンズと、
上記光源から出射された青紫色レーザー光を上記第2の記録媒体に導く第2の対物レンズと、
上記光源から出射された青紫色レーザー光を、上記第2の対物レンズ側に向って透過させる第1の光路と上記第1の対物レンズに向って反射させる第2の光路とに分岐するハーフミラーと、
上記ハーフミラーによって上記第1の光路側に分岐された上記青紫色レーザー光を、上記第2の対物レンズに向かって反射させる反射ミラーと
を備え、
上記光源からの青紫色レーザー光の1波長によって、上記第1の記録媒体と上記第2の記録媒体との2種のディスク状の記録媒体に対して記録再生を行うことが可能な
ことを特徴としている。
青紫色レーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第1の記録媒体と、青紫色レーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第2の記録媒体とに対して、上記青紫色レーザー光を出射する光源と、
上記光源から出射された青紫色レーザー光を上記第1の記録媒体に導く第1の対物レンズと、
上記光源から出射された青紫色レーザー光を上記第2の記録媒体に導く第2の対物レンズと、
上記光源から出射された青紫色レーザー光を、上記第2の対物レンズ側に向って透過させる第1の光路と上記第1の対物レンズに向って反射させる第2の光路とに分岐するハーフミラーと、
上記ハーフミラーによって上記第1の光路側に分岐された上記青紫色レーザー光を、上記第2の対物レンズに向かって反射させる反射ミラーと
を備え、
上記光源からの青紫色レーザー光の1波長によって、上記第1の記録媒体と上記第2の記録媒体との2種のディスク状の記録媒体に対して記録再生を行うことが可能な
ことを特徴としている。
上記構成によれば、光源から出射された青紫色レーザー光を、ハーフミラーによって、第2の対物レンズ側に向って透過させる第1の光路と第1の対物レンズに向って反射させる第2の光路とに分岐し、上記第1の対物レンズに向って反射された青紫色レーザー光を上記第1の対物レンズによって第1の記録媒体に導く一方、上記第2の対物レンズ側に向って透過された青紫色レーザー光を反射ミラーによって上記第2の対物レンズに向かって反射し、上記第2の対物レンズによって第2の記録媒体に導くので、上記光源からの青紫色レーザー光の1波長によって、信号読み取り側の透明カバーの厚みが最も薄い上記第1の記録媒体と信号読み取り側の透明カバーの厚みが上記第1の記録媒体よりは厚い上記第2の記録媒体とに対して記録再生を行うことができる。
したがって、第2の光源から出射された赤外レーザー光を、信号読み取り側の透明カバーの厚みが最も厚い第3の記録媒体に導く第1の光学系と、第3の光源から出射された赤色レーザー光を、信号読み取り側の透明カバーの厚みが上記第3の記録媒体よりも薄い第4の記録媒体に導く第2の光学系とを、併用すれば、3波長の光によって4種のディスク状の記録媒体に対して記録再生を行うことが可能になる。
また、1実施の形態の光ピックアップ装置では、
上記第1の対物レンズは、上記第1の記録媒体専用の対物レンズであり、
上記第2の対物レンズは、上記第2の記録媒体と、信号読み取り側の透明カバーの厚みが最も厚く、赤外レーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第3の記録媒体と、信号読み取り側の透明カバーの厚みが上記第3の記録媒体よりも薄く、赤色レーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第4の記録媒体と、にも対応可能な回折型対物レンズである。
上記第1の対物レンズは、上記第1の記録媒体専用の対物レンズであり、
上記第2の対物レンズは、上記第2の記録媒体と、信号読み取り側の透明カバーの厚みが最も厚く、赤外レーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第3の記録媒体と、信号読み取り側の透明カバーの厚みが上記第3の記録媒体よりも薄く、赤色レーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第4の記録媒体と、にも対応可能な回折型対物レンズである。
この実施の形態によれば、上記第2の対物レンズを、上記第2の記録媒体の他に第3の記録媒体と第4の記録媒体とにも対応可能な回折型対物レンズで構成するので、上記第2の光源から出射された赤外レーザー光を上記第3の記録媒体に導く第1の光学系と、上記第3の光源から出射された赤色レーザー光を第4の記録媒体に導く第2の光学系とを、上記回折型対物レンズを含んで構成することによって、複雑な機構を必要とはせず、低コストな構成によって、3波長の光によって4種のディスク状の記録媒体に対して記録再生を行うことができる。
また、1実施の形態の光ピックアップ装置では、
上記ハーフミラーは、
当該ハーフミラーによって反射された上記青紫色レーザー光が導かれる方の記録媒体が再生専用の記録媒体であり、他方の記録媒体が再生と記録とが行われる記録媒体である場合には、反射率を透過率よりも低く設定されており、
当該ハーフミラーによって反射された上記青紫色レーザー光が導かれる方の記録媒体が再生と記録とが行われる記録媒体であり、他方の記録媒体が再生専用の記録媒体である場合には、反射率を透過率よりも高く設定されている。
上記ハーフミラーは、
当該ハーフミラーによって反射された上記青紫色レーザー光が導かれる方の記録媒体が再生専用の記録媒体であり、他方の記録媒体が再生と記録とが行われる記録媒体である場合には、反射率を透過率よりも低く設定されており、
当該ハーフミラーによって反射された上記青紫色レーザー光が導かれる方の記録媒体が再生と記録とが行われる記録媒体であり、他方の記録媒体が再生専用の記録媒体である場合には、反射率を透過率よりも高く設定されている。
この実施の形態によれば、上記ハーフミラーによって分岐された2つの光路が到達する2つの記録媒体の一方が再生専用の記録媒体である場合には、再生と記録とが行われる記録媒体に到達する方の光路に分岐する光量を大きくするので、光源のレーザーパワーに負荷を掛ける必要がなく、消費エネルギーの少ない光ピックアップ装置を実現することができる。
以上より明らかなように、この発明の光ピックアップ装置は、第3の光源と上記第3の光源からの第3波長のレーザーの光路を第1の光路と第2の光路とに分岐する偏光ビームスプリッターとの間に配置されて、上記第3の光源からの第3波長のレーザー光の偏光方向を90度回転させる偏光方位切換素子を備えたので、上記偏光方位切換素子を使用する場合と使用しない場合とによって、上記第3の光源からの第3波長のレーザー光の1波長によって、信号読み取り側の透明カバーの厚みが異なる上記第4の記録媒体と上記第3の記録媒体とに対して記録再生を行うことができる。
したがって、第1の光源から出射された第1波長のレーザー光を、信号読み取り側の透明カバーの厚みが最も厚い第1の記録媒体に導く第1の光学系と、第2の光源から出射された第2波長のレーザー光を、信号読み取り側の透明カバーの厚みが上記第1の記録媒体よりも薄い第2の記録媒体に導く第2の光学系とを、併用すれば、3波長の光によって4種のディスク状の記録媒体に対して記録再生を行うことができる。
また、この発明の光ピックアップ装置は、光源から出射された青紫色レーザー光を、ハーフミラーによって、第1の対物レンズ側に向って透過させる第1の光路と第2の対物レンズに向って反射させる第2の光路とに分岐し、上記第1の対物レンズ側に向って透過された青紫色レーザー光を反射ミラーによって上記第1の対物レンズに向かって反射するので、上記光源からの青紫色レーザー光の1波長によって、信号読み取り側の透明カバーの厚みが最も薄い上記第1の記録媒体と信号読み取り側の透明カバーの厚みが上記第1の記録媒体よりは厚い上記第2の記録媒体とに対して記録再生を行うことができる。
したがって、第2の光源から出射された赤外レーザー光を、信号読み取り側の透明カバーの厚みが最も厚い第3の記録媒体に導く第1の光学系と、第3の光源から出射された赤色レーザー光を、信号読み取り側の透明カバーの厚みが上記第3の記録媒体よりも薄い第4の記録媒体に導く第2の光学系とを、併用すれば、3波長の光によって4種のディスク状の記録媒体に対して記録再生を行うことが可能になる。
また、この発明の光ピックアップ装置は、光源から出射された青紫色レーザー光を、ハーフミラーによって、第2の対物レンズ側に向って透過させる第1の光路と第1の対物レンズに向って反射させる第2の光路とに分岐し、上記第2の対物レンズ側に向って透過された青紫色レーザー光を反射ミラーによって上記第2の対物レンズに向かって反射するので、上記光源からの青紫色レーザー光の1波長によって、信号読み取り側の透明カバーの厚みが最も薄い上記第1の記録媒体と信号読み取り側の透明カバーの厚みが上記第1の記録媒体よりは厚い上記第2の記録媒体とに対して記録再生を行うことができる。
したがって、第2の光源から出射された赤外レーザー光を、信号読み取り側の透明カバーの厚みが最も厚い第3の記録媒体に導く第1の光学系と、第3の光源から出射された赤色レーザー光を、信号読み取り側の透明カバーの厚みが上記第3の記録媒体よりも薄い第4の記録媒体に導く第2の光学系とを、併用すれば、3波長の光によって4種のディスク状の記録媒体に対して記録再生を行うことが可能になる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
・第1実施の形態
図1は、本実施の形態の光ピックアップ装置における構成を示す図である。図1において、1は上記第1の光源としての赤外レーザー発光装置であり、2は上記第2の光源としての赤色レーザー発光装置であり、3は上記第3の光源としての青紫色レーザー発光装置である。また、4は光束に対して出し入れ可能な移動機構を有する上記偏光方位切換素子としての1/2波長板であり、5は赤外波長域での偏光ビームスプリット機能(以下、PBS機能と言う)と赤色および青紫色に対するダイクロイック機能とを有するプリズムである赤外偏光ビームスプリッター(以下、PBSと言う)であり、6は赤波長域でのPBS機能と赤外および青紫色に対するダイクロイック機能とを有するプリズムである赤PBSであり、7は青紫波長域でのPBS機能と赤外および赤色に対するダイクロイック機能とを有するプリズムである青紫PBSである。
図1は、本実施の形態の光ピックアップ装置における構成を示す図である。図1において、1は上記第1の光源としての赤外レーザー発光装置であり、2は上記第2の光源としての赤色レーザー発光装置であり、3は上記第3の光源としての青紫色レーザー発光装置である。また、4は光束に対して出し入れ可能な移動機構を有する上記偏光方位切換素子としての1/2波長板であり、5は赤外波長域での偏光ビームスプリット機能(以下、PBS機能と言う)と赤色および青紫色に対するダイクロイック機能とを有するプリズムである赤外偏光ビームスプリッター(以下、PBSと言う)であり、6は赤波長域でのPBS機能と赤外および青紫色に対するダイクロイック機能とを有するプリズムである赤PBSであり、7は青紫波長域でのPBS機能と赤外および赤色に対するダイクロイック機能とを有するプリズムである青紫PBSである。
図1において、上記青紫色レーザー発光装置3から出射された青紫PBS7に対してP波の光束は、1/2波長板4で偏光方向が90度回転され、青紫PBS7に対してS波となって青紫PBS7に入射する。青紫PBS7のPBS面で反射された光束は、全反射ミラー8で反射されて1/4波長板9によって円偏光に変換され、収差補正機能が付加されたコリメートレンズ10に入射して平行光となる。さらに、対物レンズ11によってBDディスク12に照射されて、信号の書き込みあるいは読み出しが行われる。
上記BDディスク12からの反射光は円偏光の回転方向が反射前と反転しており、1/4波長板9によって円偏光から直線偏光に変換されて青紫PBS7にP波で入射する。ここで、この場合における直線偏光の方向は元の(入射時の)直線偏光から90度方向の異なる方向である。そして、青紫PBS7に入射した光は青紫PBS7を透過し、赤PBS6および赤外PBS5を透過し、シリンドリカルレンズ13によってフォーカスエラー信号が生成され、受光素子14でRF信号とトラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号とが検出される。
図2は、上記受光素子14のパターンを拡大したものであり、一般的なメインビームとサブビームの受光状態を表したものである。図2において、センタースポットSMで、BDディスク12からのRF信号とトラッキングエラー信号とにおけるメインビームのプッシュプル成分が検出される。また、サブビームSS1とサブビームSS2とで、トラッキングエラー信号のサブビ−ムのプッシュプル成分が検出される。
図3および図4は、HD‐DVDに対する動作を説明する図である。図3において、青紫色レーザー発光装置3を出射した青紫PBS7に対してP波の光束は、1/2波長板4が光路から外されているので、そのままのP波偏光方向で青紫PBS7に入射する。P波であるため青紫PBS7のPBS面を透過した光束は、1/4波長板15で円偏光に変換されてコリメートレンズ16に入射し、コリメートレンズ16で平行光になる。さらに、CDとDVDとHD‐DVDとに対応可能な回折型対物レンズ17によってHD‐DVDディスク18aに照射されて、信号の書き込みあるいは読み出しが行われる。
上記HD‐DVDディスク18aからの反射光は円偏光の回転方向が反射前と反転しており、上記1/4波長板15によって円偏光から直線偏光に変換されて青紫PBS7にS波で入射する。尚、この場合における直線偏向の方向は、元の(入射時の)直線偏光から90度方向の異なる方向である。そして、青紫PBS7に入射した光は青紫PBS7で反射され、赤PBS6および赤外PBS5を透過してシリンドリカルレンズ13によってフォーカスエラー信号が生成され、受光素子14でRF信号とトラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号とが検出される。
図4は、図3における構成の変形例であり、光束に対して出し入れ可能な機構を有する1/2波長板4を光束中から外すと同時に、1/2波長板4と光学的に厚みが同等の機能を有する平板ガラスあるいは平板樹脂4aを、1/2波長板4が在った位置で光束中に挿入する。こうすることによって、コリメートレンズ16が有する収差補正量を変化させることなく良好な平行光を回折型対物レンズ17に導くことが可能になるのである。
図5は、DVDに対する動作を説明する図である。図5において、赤色レーザー発光装置2を出射した赤PBS6に対してP波の光束は、赤PBS6で反射され、青紫PBS7で再度反射される。その後、HD‐DVDの場合と同様に、1/4波長板15で円偏光に変換され、コリメートレンズ16で平行光になり、回折型対物レンズ17によってDVDディスク18bに照射されて、信号の書き込みあるいは読み出しが行われる。
ここで、HD‐DVDディスク18aとDVDディスク18bとに対して同じ回折型対物レンズ17で光束を導く理由は、HD‐DVDディスク18aとDVDディスク18bとのディスクの保護層厚みは何れも約0.6mmであり、回折型対物レンズ17を容易に設計できるからである。その結果、本実施の形態においては、対物レンズ11のみをBD専用とし、他のHD‐DVDとDVDとCDとは共通の回折型対物レンズ17を使用することができるのである。
さらに、上記HD‐DVDの場合と同様に、円偏光の回転方向が反射前と反転しているDVDディスク18bからの反射光は、1/4波長板15によって円偏光から直線偏光に変換されて青紫PBS7にS波で入射する。尚、この場合における直線偏向の方向は、元の(入射時の)直線偏光から90度方向の異なる方向である。そして、青紫PBS7に入射した光は青紫PBS7で反射され、赤PBS6および赤外PBS5を透過してシリンドリカルレンズ13によってフォーカスエラー信号が生成され、受光素子14でRF信号とトラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号とが検出される。
図6は、CDに対する動作を説明する図である。図6において、赤外レーザー発光装置1を出射した赤外PBS5に対してP波の光束は、赤外PBS5で反射され、赤PBS6を透過し、青紫PBS7で再度反射される。その後、HD‐DVDの場合と同様に、1/4波長板15で円偏光に変換され、コリメートレンズ16で平行光になり、回折型対物レンズ17によってCDディスク18cに照射されて、信号の書き込みまたは読み出しが行われる。
さらに、上記HD‐DVDの場合と同様に、円偏光の回転方向が反射前と反転しているCDディスク18cからの反射光は、1/4波長板15によって円偏光から直線偏光に変換されて、青紫PBS7にS波で入射する。尚、この場合における直線偏向の方向は、元の(入射時の)直線偏光から90度方向の異なる方向である。そして、青紫PBS7に入射した光は青紫PBS7で反射され、赤PBS6および赤外PBS5を透過し、シリンドリカルレンズ13によってフォーカスエラー信号が生成され、受光素子14でRF信号とトラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号とが検出される。
以上のごとく、本実施の形態においては、BDディスク12とHD‐DVDディスク18aとに応じて、1/2波長板4を青紫色レーザー発光装置3と青紫PBS7との間で光束に対して出し入れ可能にしている。したがって、1/2波長板4の出し入れによって、青紫色レーザー発光装置3からの出射光の偏光方向を変えて、青紫PBS7によってBDディスク12に向かう光路とHD‐DVDディスク18aに向かう光路とに分岐することができる。こうして、唯一つの青紫色レーザー発光装置3を用いて、BDディスク12とHD‐DVDディスク18aとに対して信号の書き込みあるいは読み出しを行うことができるのである。
また、上記青紫PBS7は、赤外および赤色に対してはダイクロイック機能を有している。したがって、青紫色レーザー発光装置3からの光束に対して出し入れ可能な1/2波長板4を組み合わせることによって、同一の3波長光ピックアップ装置によって、CDとDVDとHD‐DVDとBDとの総てのディスクに対して記録再生を行うことが可能になる。
また、上記1/2波長板4を青紫色レーザー発光装置3からの光束から外すと同時に、1/2波長板4と光学的に厚みが同等の平板ガラスあるいは平板樹脂4aを挿入するようにすれば、コリメートレンズ16のカバーガラス設計厚み(つまり、収差補正量)を変化させることなく、1/2波長板4の有無に関係なく安定して良好な集光スポットを得ることができる。
その場合における上記1/2波長板4の挿入および抜き出しを行う上記1/2波長板移動機構(図示せず)、および、平板ガラスあるいは平板樹脂4aの挿入および抜き出しを行う上記平板移動機構(図示せず)の構成について、特に限定するものではない。例えば、BDディスク12が装着されたことを検知した場合には、上記平板移動機構によって平板ガラスあるいは平板樹脂4aを抜き出す一方、上記1/2波長板移動機構によって1/2波長板4の挿入を行う。これに対して、HD‐DVDディスク18aが装着されたことを検知した場合には、上記1/2波長板移動機構によって1/2波長板4を挿入する一方、上記平板移動機構によって平板ガラスあるいは平板樹脂4aの抜き出しを行うような機構であればよい。
また、上記青紫色レーザー発光装置3から出射された光束を青紫PBS7に対してP波とし、1/2波長板4によって偏光方向を90度回転させてS波として青紫PBS7に入射させ、青紫PBS7のPBS面で反射させるようにしている。さらに、上記青紫色レーザー発光装置3から出射された青紫PBS7に対してP波の光束を、偏光方向を変えずにP波で青紫PBS7に入射させ、青紫PBS7をP波で透過させるようにしている。こうして、青紫PBS7の反射をS波とし、青紫PBS7の透過をP波とすることによって、青紫PBS7による安定した分岐特性を得ることができる。
尚、本実施の形態においては、上記青紫色レーザー発光装置3からの出射光の偏向方向を、青紫PBS7に対してP波としている。しかしながら、この発明は、これに限定されるものではなく、出射光の偏向方向を、青紫PBS7に対してS波とすることも可能である。但し、この場合には、BDとHD‐DVDとに対する1/2波長板4の出し入れを図1および図3とは逆にして、つまりBDの場合には1/2波長板4を抜き出す一方、HD‐DVDの場合には1/2波長板4を挿入して、対物レンズ11および回折型対物レンズ17に光束が導かれるようにする必要がある。こうすれば、青紫PBS7の反射をS波とし、青紫PBS7の透過をP波とすることができ、青紫PBS7による安定した分岐特性を得ることができる。
・第2実施の形態
図7および図8は、本実施の形態の光ピックアップ装置における構成を示す図である。本実施の形態における光ピックアップ装置は立ち上げミラー21,22を有しており、その他の構成においては、上記第1実施の形態の場合と同様であり、上記第1実施の形態の場合と同じ番号を付している。
図7および図8は、本実施の形態の光ピックアップ装置における構成を示す図である。本実施の形態における光ピックアップ装置は立ち上げミラー21,22を有しており、その他の構成においては、上記第1実施の形態の場合と同様であり、上記第1実施の形態の場合と同じ番号を付している。
図7および図8は、BDに対する動作を示している。但し、図7は平面図であり、図8は側面図である。上記第1実施の形態の場合と同様に、青紫色レーザー発光装置3を出射した青紫PBS7に対してP波の光束は、1/2波長板4,青紫PBS7,全反射ミラー8および1/4波長板9を介して、収差補正機能が付加されたコリメートレンズ10に入射され、コリメートレンズ10を通過して平行光となる。その後、立ち上げミラー21によって略直角に反射され、対物レンズ11によってBDディスク12に照射されて、信号の書き込みあるいは読み出しが行われる。
さらに、上記BDディスク12からの反射光は、上述とは逆の経路によって青紫PBS7に入射され、青紫PBS7を透過した光は、赤PBS6および赤外PBS5を透過してシリンドリカルレンズ13に入射される。
図9および図10は、HD‐DVDに対する動作の説明図である。但し、図9は平面図であり、図10は側面図である。図9および図10において、上記第1実施の形態の場合と同様に、青紫色レーザー発光装置3を出射した青紫PBS7に対してP波の光束は、青紫PBS7および1/4波長板15を介してコリメートレンズ16に入射され、コリメートレンズ16を通過して平行光となる。その後、立ち上げミラー22によって略直角に反射され、回折型対物レンズ17によってHD‐DVDディスク18aに照射されて、信号の書き込みあるいは読み出しが行われる。
さらに、上記HD‐DVDディスク18aからの反射光は、上述とは逆の経路によって青紫PBS7に入射され、青紫PBS7で反射された光は、赤PBS6および赤外PBS5を透過してシリンドリカルレンズ13に入射される。
また、DVDおよびCDに対する動作も、図9および図10に示すHD‐DVDに対する動作に準じて、上記第1実施の形態の場合と同様にして行われる。
このように、本実施の形態においては、上記コリメートレンズ10,16を通過した平行光を、立ち上げミラー21,22によって略直角に反射させるようにしている。したがって、BDディスク12およびHD‐DVD,DVD,CDディスク18a,18b,18cを水平に配置した場合に、本実施の形態の光ピックアップ装置の高さは、立ち上げミラー21(または立ち上げミラー22)の高さと対物レンズ11(または回折型対物レンズ17)の厚みとで定まる。したがって、全反射ミラー8の高さと1/4波長板9の厚みとコリメートレンズ10の厚みと対物レンズ11の厚みとで定まる上記第1実施の形態の光ピックアップ装置の高さに比して、十分に低くすることができる。
その場合、上記立ち上げミラー21および立ち上げミラー22には偏光特性がなく、偏光方向に左右されない透過反射特性を有する。したがって、立ち上げミラー21,22を挿入しても、上記第1実施の形態の場合と全く同じ光学特性を呈することができる。
その結果、本実施の形態によれば、光ピックアップ装置の薄型化を図ることが可能になるのである。
・第3実施の形態
図11および図12は、本実施の形態の光ピックアップ装置における構成を示す図である。本実施の形態における光ピックアップ装置は、上記第2実施の形態における赤外レーザー発光装置1および赤色レーザー発光装置2の代わりに、CD用とDVD用との2波長レーザー発光装置31を用いている。また、その他の構成においては、上記第2実施の形態の場合と同様であり、上記第2実施の形態の場合と同じ番号を付している。但し、本実施の形態においては、赤外レーザー発光装置1の削除に伴って赤外PBS5が削除されており、シリンドリカルレンズ13と受光素子14との間に回折性同軸化素子32が配置されている。
図11および図12は、本実施の形態の光ピックアップ装置における構成を示す図である。本実施の形態における光ピックアップ装置は、上記第2実施の形態における赤外レーザー発光装置1および赤色レーザー発光装置2の代わりに、CD用とDVD用との2波長レーザー発光装置31を用いている。また、その他の構成においては、上記第2実施の形態の場合と同様であり、上記第2実施の形態の場合と同じ番号を付している。但し、本実施の形態においては、赤外レーザー発光装置1の削除に伴って赤外PBS5が削除されており、シリンドリカルレンズ13と受光素子14との間に回折性同軸化素子32が配置されている。
図11および図12は、DVDに対する動作を示す。但し、図11は平面図であり、図12は側面図である。2波長レーザー発光装置31における赤色レーザー31bから出射された光束は、赤PBS6で反射され、青紫PBS7で再度反射される。その後に、1/4波長板15で円偏光に変換され、コリメートレンズ16で平行光になり、立ち上げミラー22によって略直角に反射され、回折型対物レンズ17によってDVDディスク18bに照射されて、信号の書き込みあるいは読み出しが行われる。
さらに、上記DVDディスク18bからの反射光は、上述とは逆の経路によって青紫PBS7に入射され、青紫PBS7で反射された光は、赤PBS6を透過してシリンドリカルレンズ13に入射され、シリンドリカルレンズ13によってフォーカスエラー信号が生成され、回折性同軸化素子32によって受光素子14に導かれ、受光素子14でRF信号とトラッキングエラー信号とフォーカスエラー信号とが検出される。
また、CDに対する動作は、上記2波長レーザー発光装置31における赤外レーザー31aから出射された光束は、赤PBS6で反射され、以下、上記DVDの場合と同様に動作する。また、BDおよびHD‐DVDに対応する動作は、上記第2実施の形態の場合と同様の動作である。
このように、本実施の形態においては、上記赤外レーザー31aと赤色レーザー31bとを搭載した2波長レーザー発光装置31を用いている。したがって、本実施の形態においては、赤外レーザー発光装置1および赤外PBS5を削除することができ、部品点数の削減と高信頼性とを得ることができる。
・第4実施の形態
図13〜図16は、本実施の形態の光ピックアップ装置における構成を示す図である。本実施の形態は、BDディスク48とHD‐DVDディスク49aとに対応可能な光ピックアップ装置に関する。図13および図15は、本光ピックアップ装置の側面図であり、図14および図16は平面図である。
図13〜図16は、本実施の形態の光ピックアップ装置における構成を示す図である。本実施の形態は、BDディスク48とHD‐DVDディスク49aとに対応可能な光ピックアップ装置に関する。図13および図15は、本光ピックアップ装置の側面図であり、図14および図16は平面図である。
図13〜図16において、41は、青紫色レーザー41aと受光素子41bとホログラム素子41cとを有する青紫色ホログラムレーザー発光装置である。また、42は収差補正機能が付加されたコリメートレンズであり、43は1/4波長板であり、44は透過と反射とが略半分で分岐されるハーフミラーであり、45は全反射ミラーであり、46は対物レンズであり、47は回折型対物レンズである。ここで、ハーフミラー44と全反射ミラー45とには偏光特性がなく、偏光方向に左右されない透過反射特性を有する。
上記構成において、BDディスクに対して記録再生を行う場合には、図13および図14に示すように、青紫色ホログラムレーザー発光装置41の青紫色レーザー41aから出射された青紫色レーザー光は、コリメートレンズ42で平行光とされ、1/4波長板43で円偏光に変換され、ハーフミラー44を透過し、全反射ミラー45で反射され、対物レンズ46によってBDディスク48に照射される。また、BDディスク48からの反射光は、上述とは逆の経路を辿って青紫色ホログラムレーザー発光装置41のホログラム素子41cに入射される。そして、ホログラム素子41cによって回折された1次回折光が、青紫色ホログラムレーザー発光装置41の受光素子41bによって受光される。
また、HD‐DVDディスクに対して記録再生を行う場合には、図15および図16に示すように、青紫色ホログラムレーザー発光装置41の青紫色レーザー41aから出射された青紫色レーザー光は、コリメートレンズ42で平行光とされ、1/4波長板43で円偏光に変換され、ハーフミラー44で反射され、回折型対物レンズ47によってHD‐DVDディスク49aに照射される。また、HD‐DVDディスク49aからの反射光は、上述とは逆の経路を辿って青紫色ホログラムレーザー発光装置41のホログラム素子41cに入射される。そして、ホログラム素子41cによって回折された1次回折光が、青紫色ホログラムレーザー発光装置41の受光素子41bによって受光される。
以上のごとく、本実施の形態においては、上記ハーフミラー44および全反射ミラー45によって、光束を立ち上げるようにしている。したがって、上記第2実施の形態の場合と同様に、光ピックアップ装置の薄型化を図ることが可能になる。さらに、青紫色レーザー41aと受光素子41bとホログラム素子41cとを有する青紫色ホログラムレーザー発光装置41を用いるので、青紫色レーザー発光装置と受光素子とを個別に設ける必要がない。したがって、部品点数を少なくして構成を簡単にすることができる。
尚、上記構成において、上記BDディスク48用の対物レンズ46とHD‐DVDディスク49a用の回折型対物レンズ47との配置を入れ換えても差し支えない。その場合には、BDディスク48とHD‐DVDディスク49aとの設置位置も逆になる。対物レンズ46と回折型対物レンズ47との配置は、本光ピックアップ装置のアクチュエータ構造に応じて適宜選択すればよい。その場合、何れの配置を採用しても、簡略化された構造を有する光ピックアップ装置を得ることができる。
・第5実施の形態
図17〜図24は、本実施の形態の光ピックアップ装置における構成を示す図である。本実施の形態は、BD用対物レンズをBDディスク専用とし、HD‐DVD用対物レンズとしてDVDとCDとにも対応可能な回折型レンズを採用することによって、3波長4種のディスクの記録再生が可能な光ピックアップ装置に関する。図17,図19,図21および図23は、本光ピックアップ装置の縦断面図であり、図18,図20,図22および図24は平面図である。
図17〜図24は、本実施の形態の光ピックアップ装置における構成を示す図である。本実施の形態は、BD用対物レンズをBDディスク専用とし、HD‐DVD用対物レンズとしてDVDとCDとにも対応可能な回折型レンズを採用することによって、3波長4種のディスクの記録再生が可能な光ピックアップ装置に関する。図17,図19,図21および図23は、本光ピックアップ装置の縦断面図であり、図18,図20,図22および図24は平面図である。
図17および図18に示すように、本実施の形態においては、上記第4実施の形態における青紫色ホログラムレーザー発光装置41の位置に、赤外レーザー51aと赤色レーザー51bと受光素子51cとホログラム素子51dとを有する赤,赤外2波長ホログラムレーザー発光装置51を配置している。そして、赤,赤外2波長ホログラムレーザー発光装置51と収差補正機能が付加されたコリメートレンズ42との間に、青紫波長域でのPBS機能と赤外および赤色に対するダイクロイック機能とを有するプリズムである青紫PBS52を配置し、青紫PBS52を望む位置に、青紫PBS52の位置で赤,赤外2波長ホログラムレーザー発光装置51の光軸と直交する光軸を有する青紫色ホログラムレーザー発光装置53を配置している。また、その他の構成においては、上記第4実施の形態の場合と同様であり、上記第4実施の形態の場合と同じ番号を付している。
上記構成において、BDディスクに対して記録再生を行う場合には、図17および図18に示すように、青紫色ホログラムレーザー発光装置53の青紫色レーザー53aから出射された青紫色レーザー光は、青紫PBS52で反射され、コリメートレンズ42で平行光とされ、1/4波長板43で円偏光に変換され、ハーフミラー44を透過し、全反射ミラー45で反射され、対物レンズ46によってBDディスク48に照射される。さらに、BDディスク48からの反射光は、上述とは逆の経路を辿って青紫色ホログラムレーザー発光装置53のホログラム素子53cに入射される。そして、ホログラム素子53cによって回折された1次回折光が、青紫色ホログラムレーザー発光装置53の受光素子53bによって受光される。
また、HD‐DVDディスクに対して記録再生を行う場合には、図19および図20に示すように、青紫色ホログラムレーザー発光装置53の青紫色レーザー53aから出射された青紫色レーザー光は、青紫PBS52で反射され、コリメートレンズ42で平行光とされ、1/4波長板43で円偏光に変換され、ハーフミラー44で反射され、回折型対物レンズ47によってHD‐DVDディスク49aに照射される。さらに、HD‐DVDディスク49aからの反射光は、上述とは逆の経路を辿って青紫色ホログラムレーザー発光装置53のホログラム素子53cに入射される。そして、ホログラム素子53cによって回折された1次回折光が、青紫色ホログラムレーザー発光装置53の受光素子53bによって受光される。
また、CDディスクに対して記録再生を行う場合には、図21および図22に示すように、赤,赤外2波長ホログラムレーザー発光装置51の赤外レーザー51aから出射された赤外レーザー光は、青紫PBS52を透過し、コリメートレンズ42で平行光とされ、1/4波長板43で円偏光に変換され、ハーフミラー44で反射され、回折型対物レンズ47によってCDディスク49cに照射される。また、CDディスク49cからの反射光は、上述とは逆の経路を辿って赤,赤外2波長ホログラムレーザー発光装置51のホログラム素子51dに入射される。そして、このホログラム素子51dによって回折された1次回折光が、赤,赤外2波長ホログラムレーザー発光装置51の受光素子51cによって受光される。
また、DVDディスクに対して記録再生を行う場合には、図23および図24に示すように、赤,赤外2波長ホログラムレーザー発光装置51の赤色レーザー51b(図23では赤外レーザー51aの下にあって見えていない)から出射された赤色レーザー光は、青紫PBS52を透過し、コリメートレンズ42で平行光とされ、1/4波長板43で円偏光に変換され、ハーフミラー44で反射され、回折型対物レンズ47によってDVDディスク49bに照射される。さらに、DVDディスク49bからの反射光は、上述とは逆の経路を辿って赤,赤外2波長ホログラムレーザー発光装置51のホログラム素子51dに入射される。そして、ホログラム素子51dによって回折された1次回折光が、赤,赤外2波長ホログラムレーザー発光装置51の受光素子51cによって受光される。
上述した如く、本実施の形態によれば、上記赤,赤外2波長ホログラムレーザー発光装置51と、青紫色ホログラムレーザー発光装置53と、1対の対物レンズ46,47と、この1対の対物レンズ46,47に光束を導くハーフミラー44および全反射ミラー45とを備えることによって、上記第1実施の形態のごとく複雑な構成を必要とはせずに、3波長によって4種のディスクに対応することができる。
さらに、上記BDに対応する対物レンズ46をBDディスク専用とし、HD‐DVDに対応する対物レンズ47をHD‐DVDとDVDとCDとの3種のディスクに対応可能な回折型レンズとしたので、ディスクのカバー層の厚みに対応した低コストの対物レンズで光学系を構成することができる。
尚、本実施の形態においては、上記ハーフミラー44の反射と透過との比率を1対1に設定しているが、この発明はこれに限定されるものではない。BDおよびHD‐DVDの何れか一方が再生専用のパワーしか要求されない場合や、BDおよびHD‐DVDの何れか一方の再生性能を優先させたい場合には、ハーフミラー44における反射と透過との比率を変えることによって、BD側とHD‐DVD側とに対するパワーの比率を例えば7対3のように設定することが可能になる。
・第6実施の形態
図25〜図28は、本実施の形態の光ピックアップ装置における構成を示す図である。本実施の形態は、上記第4実施の形態におけるハーフミラー44および全反射ミラー45を平板部品である平面ハーフミラー61および全反射平面ミラー62で構成した光ピックアップ装置に関する。図25および図27は、本光ピックアップ装置の縦断面図であり、図26および図28は平面図である。
図25〜図28は、本実施の形態の光ピックアップ装置における構成を示す図である。本実施の形態は、上記第4実施の形態におけるハーフミラー44および全反射ミラー45を平板部品である平面ハーフミラー61および全反射平面ミラー62で構成した光ピックアップ装置に関する。図25および図27は、本光ピックアップ装置の縦断面図であり、図26および図28は平面図である。
上記構成において、BDディスクに対して記録再生を行う場合は、図25および図26に示すように、青紫色ホログラムレーザー発光装置41の青紫色レーザー41aから出射された青紫色レーザー光は、コリメートレンズ42で平行光とされ、1/4波長板43で円偏光に変換され、平面ハーフミラー61を透過し、全反射平面ミラー62で反射され、対物レンズ46によってBDディスク48に照射される。さらに、BDディスク48からの反射光は、上述とは逆の経路を辿って青紫色ホログラムレーザー発光装置41のホログラム素子41cに入射される。そして、ホログラム素子41cによって回折された1次回折光が、青紫色ホログラムレーザー発光装置41の受光素子41bによって受光される。
また、HD‐DVDディスクに対して記録再生を行う場合は、図27および図28に示すように、青紫色ホログラムレーザー発光装置41の青紫色レーザー41aから出射された青紫色レーザー光は、コリメートレンズ42で平行光とされ、1/4波長板43で円偏光に変換され、平面ハーフミラー61で反射され、回折型対物レンズ47によってHD‐DVDディスク49aに照射される。また、HD‐DVDディスク49aからの反射光は、上述とは逆の経路を辿って、青紫色ホログラムレーザー発光装置41のホログラム素子41cに入射される。そして、ホログラム素子41cによって回折された1次回折光が、青紫色ホログラムレーザー発光装置41の受光素子41bによって受光される。
上述したように、本実施の形態によれば、上記ハーフミラーおよび全反射ミラーとして安価な平板部品を用いている。したがって、安価で安定した光ピックアップ装置を得ることが可能になる。
1…赤外レーザー発光装置、
2…赤色レーザー発光装置、
3…青紫色レーザー発光装置、
4…1/2波長板、
4a…平板ガラスあるいは平板樹脂、
5…赤外PBS、
6…赤PBS、
7,52…青紫PBS、
8,45…全反射ミラー、
9,15,43…1/4波長板、
10,16,42…コリメートレンズ、
11,46…対物レンズ、
12,48…BDディスク、
13…シリンドリカルレンズ、
14…受光素子、
17,47…回折型対物レンズ、
18a,49a…HD‐DVDディスク、
18b,49b…DVDディスク、
18c,49c…CDディスク、
21,22…立ち上げミラー、
31…2波長レーザー発光装置、
32…回折性同軸化素子、
41,53…青紫色ホログラムレーザー発光装置、
44…ハーフミラー、
51…赤,赤外2波長ホログラムレーザー発光装置、
61…平面ハーフミラー、
62…全反射平面ミラー。
2…赤色レーザー発光装置、
3…青紫色レーザー発光装置、
4…1/2波長板、
4a…平板ガラスあるいは平板樹脂、
5…赤外PBS、
6…赤PBS、
7,52…青紫PBS、
8,45…全反射ミラー、
9,15,43…1/4波長板、
10,16,42…コリメートレンズ、
11,46…対物レンズ、
12,48…BDディスク、
13…シリンドリカルレンズ、
14…受光素子、
17,47…回折型対物レンズ、
18a,49a…HD‐DVDディスク、
18b,49b…DVDディスク、
18c,49c…CDディスク、
21,22…立ち上げミラー、
31…2波長レーザー発光装置、
32…回折性同軸化素子、
41,53…青紫色ホログラムレーザー発光装置、
44…ハーフミラー、
51…赤,赤外2波長ホログラムレーザー発光装置、
61…平面ハーフミラー、
62…全反射平面ミラー。
Claims (12)
- 第1波長のレーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第1の記録媒体に対して、上記第1波長のレーザー光を出射する第1の光源と、
第2波長のレーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第2の記録媒体に対して、上記第2波長のレーザー光を出射する第2の光源と、
第3波長のレーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第3の記録媒体と、第3波長のレーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第4の記録媒体とに対して、上記第3波長のレーザー光を出射する第3の光源と、
上記第1の光源から出射された第1波長のレーザー光を上記第1の記録媒体に導く第1の光学系と、
上記第2の光源から出射された第2波長のレーザー光を上記第2の記録媒体に導く第2の光学系と、
上記第3波長のレーザー光に対して偏光ビームスプリット機能を有すると共に、上記第1波長のレーザー光および上記第2波長のレーザー光に対して波長選択性のあるダイクロイック機能を有して、上記第3の光源から出射された第3波長のレーザーの光路を、上記第3の記録媒体に向かう第1の光路と上記第4の記録媒体に向かう第2の光路とに分岐する偏光ビームスプリッターと、
上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における光軸上に配置されて、上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光の偏光方向を90度回転させて、上記第3波長のレーザー光の光束を上記偏光ビームスプリッターによって上記第1の光路と上記第2の光路とのうちの何れか一方の側に分岐させる偏光方位切換素子と
を備え、
上記第1の光源からの第1波長のレーザー光と上記第2の光源からの第2波長のレーザー光と上記第3の光源からの第3波長のレーザー光との3波長の光によって、上記第1の記録媒体と上記第2の記録媒体と上記第3の記録媒体と上記第4の記録媒体との4種のディスク状の記録媒体に対して記録再生を行うことが可能な
ことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
上記偏光方位切換素子の挿入および抜き出しを行う偏光方位切換素子移動機構を備えたことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 請求項2に記載の光ピックアップ装置において、
上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における光軸上に配置されると共に、上記偏光方位切換素子と光学的に同等の厚みを有する平板ガラスあるいは透明な平板樹脂と、
上記平板ガラスあるいは上記透明な平板樹脂を、上記偏光方位切換素子が上記光軸を遮る位置から抜き出された後に、上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における上記偏光方位切換素子が存在していた位置に抜き出し可能に挿入する平板移動機構と
を備えたことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 請求項2に記載の光ピックアップ装置において、
上記偏光方位切換素子は、上記偏光方位切換素子移動機構によって、上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における上記光軸を遮る位置に挿入されて、上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光の偏光方向を90度回転させるようになっており、
上記偏光ビームスプリッターは、上記偏光方位切換素子によって偏光方向が90度回転された第3波長のレーザー光を、上記第4の記録媒体に向かう上記第2の光路側に分岐させるようになっていると共に、
上記偏光ビームスプリッターによって上記第2の光路側に分岐された上記第3波長のレーザー光の光束を、上記第4の記録媒体に導く上記第4の記録媒体用の対物レンズを備えて、
上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光によって、上記第4の記録媒体に対して情報の記録再生を行う
ことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 請求項2に記載の光ピックアップ装置において、
上記偏光方位切換素子は、上記偏光方位切換素子移動機構によって、上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における上記光軸を遮る位置から抜き出されて、上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光の偏光方向を変更させないようになっており、
上記偏光ビームスプリッターは、上記偏光方位切換素子によって偏光方向が変更されなかった第3波長のレーザー光を、上記第3の記録媒体に向かう上記第1の光路側に分岐させるようになっていると共に、
上記偏光ビームスプリッターによって上記第1の光路側に分岐された上記第3波長のレーザー光の光束を、上記第3の記録媒体に導く上記第3の記録媒体用の対物レンズを備えて、
上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光によって、上記第3の記録媒体に対して情報の記録再生を行う
ことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 請求項2に記載の光ピックアップ装置において、
上記偏光方位切換素子は、上記偏光方位切換素子移動機構によって、上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における上記光軸を遮る位置から抜き出されて、上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光の偏光方向を変更させないようになっており、
上記偏光ビームスプリッターは、上記偏光方位切換素子によって偏光方向が変更されなかった第3波長のレーザー光を、上記第4の記録媒体に向かう上記第2の光路側に分岐させるようになっていると共に、
上記偏光ビームスプリッターによって上記第2の光路側に分岐された上記第3波長のレーザー光の光束を、上記第4の記録媒体に導く上記第4の記録媒体用の対物レンズを備えて、
上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光によって、上記第4の記録媒体に対して情報の記録再生を行う
ことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 請求項2に記載の光ピックアップ装置において、
上記偏光方位切換素子は、上記偏光方位切換素子移動機構によって、上記第3の光源と上記偏光ビームスプリッターとの間における上記光軸を遮る位置に挿入されて、上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光の偏光方向を90度回転させるようになっており、
上記偏光ビームスプリッターは、上記偏光方位切換素子によって偏光方向が90度回転された第3波長のレーザー光を、上記第3の記録媒体に向かう上記第1の光路側に分岐させるようになっていると共に、
上記偏光ビームスプリッターによって上記第1の光路側に分岐された上記第3波長のレーザー光の光束を、上記第3の記録媒体に導く上記第3の記録媒体用の対物レンズを備えて、
上記第3の光源から出射された第3波長のレーザー光によって、上記第3の記録媒体に対して情報の記録再生を行う
ことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 請求項1に記載の光ピックアップ装置において、
上記第1光源から出射される上記第1波長のレーザ光は、赤外レーザ光であり、
上記第2光源から出射される上記第2波長のレーザ光は、赤色レーザ光であり、
上記第3光源から出射される上記第3波長のレーザ光は、青紫色レーザ光である
ことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 青紫色レーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第1の記録媒体と、青紫色レーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第2の記録媒体とに対して、上記青紫色レーザー光を出射する光源と、
上記光源から出射された青紫色レーザー光を上記第1の記録媒体に導く第1の対物レンズと、
上記光源から出射された青紫色レーザー光を上記第2の記録媒体に導く第2の対物レンズと、
上記光源から出射された青紫色レーザー光を、上記第1の対物レンズ側に向って透過させる第1の光路と上記第2の対物レンズに向って反射させる第2の光路とに分岐するハーフミラーと、
上記ハーフミラーによって上記第1の光路側に分岐された上記青紫色レーザー光を、上記第1の対物レンズに向かって反射させる反射ミラーと
を備え、
上記光源からの青紫色レーザー光の1波長によって、上記第1の記録媒体と上記第2の記録媒体との2種のディスク状の記録媒体に対して記録再生を行うことが可能な
ことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 青紫色レーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第1の記録媒体と、青紫色レーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第2の記録媒体とに対して、上記青紫色レーザー光を出射する光源と、
上記光源から出射された青紫色レーザー光を上記第1の記録媒体に導く第1の対物レンズと、
上記光源から出射された青紫色レーザー光を上記第2の記録媒体に導く第2の対物レンズと、
上記光源から出射された青紫色レーザー光を、上記第2の対物レンズ側に向って透過させる第1の光路と上記第1の対物レンズに向って反射させる第2の光路とに分岐するハーフミラーと、
上記ハーフミラーによって上記第1の光路側に分岐された上記青紫色レーザー光を、上記第2の対物レンズに向かって反射させる反射ミラーと
を備え、
上記光源からの青紫色レーザー光の1波長によって、上記第1の記録媒体と上記第2の記録媒体との2種のディスク状の記録媒体に対して記録再生を行うことが可能な
ことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 請求項9あるいは請求項10に記載の光ピックアップ装置において、
上記第1の対物レンズは、上記第1の記録媒体専用の対物レンズであり、
上記第2の対物レンズは、上記第2の記録媒体と、信号読み取り側の透明カバーの厚みが最も厚く、赤外レーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第3の記録媒体と、信号読み取り側の透明カバーの厚みが上記第3の記録媒体よりも薄く、赤色レーザー光によって情報の記録再生が行われるディスク状の第4の記録媒体と、にも対応可能な回折型対物レンズである
ことを特徴とする光ピックアップ装置。 - 請求項9あるいは請求項10に記載の光ピックアップ装置において、
上記ハーフミラーは、
当該ハーフミラーによって反射された上記青紫色レーザー光が導かれる方の記録媒体が再生専用の記録媒体であり、他方の記録媒体が再生と記録とが行われる記録媒体である場合には、反射率を透過率よりも低く設定されており、
当該ハーフミラーによって反射された上記青紫色レーザー光が導かれる方の記録媒体が再生と記録とが行われる記録媒体であり、他方の記録媒体が再生専用の記録媒体である場合には、反射率を透過率よりも高く設定されている
ことを特徴とする光ピックアップ装置。
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2007
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