JP4503058B2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4503058B2
JP4503058B2 JP2007229560A JP2007229560A JP4503058B2 JP 4503058 B2 JP4503058 B2 JP 4503058B2 JP 2007229560 A JP2007229560 A JP 2007229560A JP 2007229560 A JP2007229560 A JP 2007229560A JP 4503058 B2 JP4503058 B2 JP 4503058B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
blue
blue light
red
infrared
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007229560A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009064493A (ja
Inventor
浩二 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2007229560A priority Critical patent/JP4503058B2/ja
Priority to US12/191,712 priority patent/US7848185B2/en
Priority to CN2008102111588A priority patent/CN101383166B/zh
Publication of JP2009064493A publication Critical patent/JP2009064493A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4503058B2 publication Critical patent/JP4503058B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/125Optical beam sources therefor, e.g. laser control circuitry specially adapted for optical storage devices; Modulators, e.g. means for controlling the size or intensity of optical spots or optical traces
    • G11B7/127Lasers; Multiple laser arrays
    • G11B7/1275Two or more lasers having different wavelengths
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/135Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
    • G11B7/1362Mirrors
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B2007/0003Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier
    • G11B2007/0006Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier adapted for scanning different types of carrier, e.g. CD & DVD

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Head (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Description

本発明は、光ディスクなどの光情報記録媒体に対して、光学的に情報を記録または再生する光ピックアップ装置に関するものである。
近年、BD(Blu-ray Disc)や、HD(High Definition)−DVDなどに対応した光ピックアップ装置の開発が盛んに行われている。これらBDまたはHD−DVDに対応した光ピックアップ装置では、光ディスクにおける情報の記録または再生に、青色レーザが使用されている。そのため、光ピックアップ装置に搭載される樹脂製光学部品は、青色光に対する耐光性を考慮する必要がある。
青色領域で発光する光は、その波長が短波長であって非常に大きな光エネルギーを有している。このため、樹脂製の基材の表面に高屈折率の反射防止膜を成膜した対物レンズにおいては、基材の表面に成膜された反射防止膜が青色光領域の光エネルギーを吸収することによって局部的に熱を生じてしまい、この熱が基材に伝導することにより基材の表面が形状変化する場合がある。また、基材に熱が伝導すると、反射防止膜と基材との膨張係数の違いに起因して、反射防止膜の耐擦傷性が低下してしまう。一方、基材の表面に反射防止膜を成膜しないと、光の透過率が低下してしまい、光学素子としての実用性が低くなる。また、表面酸化による劣化も起こりやすい。
そこで、例えば、特許文献1には、光の透過率を低下させずに基材の表面の形状変化を抑制するために、基材の表面に屈折率が1.7未満である反射防止膜を設ける技術が記載されている。つまりは、反射防止膜が中屈折率または低屈折率であるので、この反射防止膜が高屈折率の層を含む場合と比較して、紫外線領域の光の照射による熱の発生が少ない。よって、光エネルギーの大きな青色光を含む短波長領域で発光する光を透過光の対象とする場合においても、光の透過率を低下させずに基材表面の形状変化を抑制している。
また、BDやHD−DVDなどに対応した光ピックアップ装置は、従来のDVDやCDにも対応するように構成される場合が多い。この場合、青色光用対物レンズと赤色光・赤外光用対物レンズとの2つを搭載する必要がある。青色光用対物レンズは青色光を対象としているため、材料自体の青色光吸収率も小さく、上記特許文献1に記載の反射防止膜を形成することは有効である。
特開2005−317186号公報(平成17年11月10日公開)
ところで、BDやHD−DVDなどに対応した光ピックアップ装置は、従来のDVDやCDにも対応するように構成される場合が多い。この場合、青色光用対物レンズと赤色光・赤外光用対物レンズとの2つを搭載する必要がある。青色光用対物レンズは青色光を対象としているため、材料自体の青色光吸収率も小さく、上記特許文献1に記載の反射防止膜を形成することは有効である。
しかしながら、一方で、従来の赤色光・赤外光用対物レンズはオレフィン系樹脂、もしくは脂環式オレフィン系樹脂により形成されているので、材料自身の青色吸収率が大きい。そして、その表面に成膜された反射防止膜も上記特許文献1のような対応をしていないので、わずかな青色光でも光エネルギーを吸収し、劣化が生じてしまうという問題点を有している。
表1に、BD−R/REの各記録形態における各データを示す。表1を参照すると、BD−REのSL×1記録のとき、青色光用対物レンズに向かう青色光は、積算光量が9.55Wh/mmである。ここで、例えば、樹脂製の赤色光・赤外光用対物レンズでは、積算光量が0.25Wh/mmの場合、外観異常が発生する。それゆえ、この場合、青色光用対物レンズに向かう青色光のうち、約3%が赤色光・赤外光用対物レンズに漏れこんだだけで、赤色光・赤外光用対物レンズでは劣化が発生することになる。
Figure 0004503058
また、DL×2記録のときでは、約1%の青色光が赤色光・赤外光用対物レンズに漏れ込んだだけで、赤色光・赤外光用対物レンズでは劣化が生じることになる。ゆえに、2倍速以上の高倍速記録に対しては、さらに厳しいスペックとなる。したがって、BDやHD−DVDなどに対応した光ピックアップ装置において従来の赤色光・赤外光用対物レンズを用いる場合、赤色光・赤外光用対物レンズへの青色光の漏れ込み防止対策を施す必要がある。数%以下の青色光低透過面、または青色光低反射面を1面だけで形成することは難しく、そのような膜面を形成するためにはコストアップにもつながる。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は、赤色光・赤外光用対物レンズへの青色光の漏れ込みを著しく抑制し、赤色光・赤外光用対物レンズの劣化を防止することができる光ピックアップ装置を提供することにある。
本発明の光ピックアップ装置は、上記課題を解決するために、青色レーザ光源と、赤色レーザ光源および赤外レーザ光源の少なくとも一方と、上記青色レーザ光源から出射された青色光を光記録媒体に集光する青色光用対物レンズと、上記赤色レーザ光源から出射された赤色光および上記赤外レーザ光源から出射された赤外光を光記録媒体に集光する、赤色光および赤外光用対物レンズとを備える光ピックアップ装置において、上記青色レーザ光源、上記赤色レーザ光源、および上記赤外レーザ光源と、上記青色光用対物レンズ並びに上記赤色光および赤外光用対物レンズとの間の光路中に、上記青色光と、上記赤色光および上記赤外光とを分岐する光路分岐手段を備え、上記光路分岐手段から上記赤色光および赤外光用対物レンズまでの分岐光路中に、上記青色光を減衰する青色光減衰手段が設けられていることを特徴としている。
上記の構成によれば、上記分岐光路中に、上記青色光を減衰する青色光減衰手段が設けられていることにより、光路分岐手段から分岐光路に漏れ込んでしまった青色光が、赤色光および赤外光用対物レンズに到達する量を著しく低減することが可能となる。よって、赤色光および赤外光用対物レンズへの青色光の漏れ込みを著しく抑制し、赤色光および赤外光用対物レンズが青色光を吸収することにより劣化することを防止することが可能となる。
また、本発明の光ピックアップ装置は、上記青色光減衰手段は、上記赤色光および赤外光を透過するとともに上記青色光の透過率が上記青色光の反射率よりも低い青色光低透過面、または、上記赤色光および赤外光を反射するとともに上記青色光の反射率が上記青色光の透過率よりも低い青色光低反射面であることが好ましい。
上記の構成によれば、上記青色光減衰手段が、上記青色光低透過面または上記青色光低反射面であることにより、上記分岐光路がどのような経路の場合であっても、青色光を好適に減衰することが可能となる。
また、本発明の光ピックアップ装置は、上記青色レーザ光源の波長範囲は、390nm以上かつ420nm以下であることが好ましい。
一般的に、BD(Blu-ray Disc)や、HD(High Definition)−DVDなどの青色光ディスク規格により、青色レーザ光源の波長範囲は405nm近傍となっている。よって、上記の構成によれば、上記青色レーザ光源の波長範囲が、390nm以上かつ420nm以下であるので、十分にBDやHD−DVDなどをカバーすることが可能となる。
また、本発明の光ピックアップ装置は、上記青色光低透過面は、波長が390nm以上かつ420nm以下の範囲の青色光の透過率が30%以下であり、上記青色光低反射面は、波長が390nm以上かつ420nm以下の範囲の青色光の反射率が30%以下であることが好ましい。
上記の各構成によれば、一般的に、BDや、HD−DVDなどの青色光ディスク規格により、青色レーザ光源の波長範囲は405nm近傍となっているので、設定した透過率および反射率を有効的に適用することが可能となる。
また、本発明の光ピックアップ装置は、上記分岐光路中には、複数の上記青色光低透過面、複数の上記青色光低反射面、または、少なくとも1つの上記青色光低透過面および少なくとも1つの上記青色光低反射面よりなる複数の面、が設けられており、上記青色光低透過面および上記青色光低反射面は、波長が390nm以上かつ420nm以下の範囲の青色光を減衰することが好ましい。
上記の構成によれば、上記青色光低透過面のみを複数形成したり、上記青色光低反射面のみを複数形成したり、少なくとも1つの上記青色光低透過面および少なくとも1つの上記青色光低反射面よりなる複数の面を形成したりすることにより、上記分岐光路がどのような経路の場合であっても、本発明を好適に適用するとともに、一般的な青色レーザ光源の波長範囲は405nm近傍となっているので、有効的に青色光を減衰することが可能となる。
また、本発明の光ピックアップ装置は、上記赤色光および赤外光用対物レンズは、オレフィン系樹脂、または脂環式オレフィン系樹脂により形成されていることが好ましい。
一般的に、赤色光および赤外光用対物レンズは、オレフィン系樹脂、または脂環式オレフィン系樹脂により形成されている。よって、上記の構成によれば、青色光を利用するBDやHD−DVDなどに対応した光ピックアップ装置に、赤色光および赤外光を利用するDVDやCDなども対応させるために一般的な樹脂製の赤色光および赤外光用対物レンズを用いても、本発明を好適に適用することが可能となる。また、一般的な樹脂製の赤色光および赤外光用対物レンズを用いることができるので、安価に光ピックアップ装置を製造することが可能となる。
また、本発明の光ピックアップ装置は、上記光路分岐手段は、上記赤色光および赤外光を透過させ、かつ、上記青色光用対物レンズが備えられている側に上記青色光を反射させる、青色光立上げミラーであることが好ましい。
上記の構成によれば、青色光と、赤色光および赤外光とを、青色光用対物レンズおよび赤色光および赤外光用対物レンズの配置に応じて、好適に分岐することが可能となる。
また、本発明の光ピックアップ装置は、上記青色光立上げミラーは、上記青色光の透過率が上記青色光の反射率よりも低い青色光低透過面が両面に設けられた平板形状を有していることが好ましい。
上記の構成によれば、青色光立上げミラーから赤色光および赤外光用対物レンズまでの分岐光路に、青色光低透過面を配置し易く、またスペース的に有利に働くので、サイズ縮小化の効果を得ることが可能となる。しかも、部品点数削減によるコストダウンが可能である。
また、本発明の光ピックアップ装置は、上記青色光立上げミラーは、キューブ形状を有しており、上記青色光立上げミラーの内部に設けられ、上記赤色光および赤外光を透過させ、かつ上記青色光を反射させる、上記青色光の透過率が上記青色光の反射率よりも低い内部青色光低透過面と、上記透過させる赤色光および赤外光を外部に出射するキューブ外面であって、上記青色光の透過率が上記青色光の反射率よりも低い青色光低透過面を有する出射面と、を含んでいることが好ましい。
上記の構成によれば、上記青色光立上げミラーはキューブ形状を有していることにより、光軸のシフトが発生しないため、設計が容易である。さらに、組立ても容易となり、組立て時間の短縮が可能となる。
また、本発明の光ピックアップ装置は、上記青色光立上げミラーを透過した上記赤色光および赤外光を、上記赤色光および赤外光用対物レンズが備えられている側に反射させる赤色光および赤外光立上げミラーを備え、上記赤色光および赤外光立上げミラーには、上記赤色光および赤外光を反射させる反射面に、上記青色光の反射率が上記青色光の透過率よりも低い青色光低反射面が設けられていることが好ましい。
上記の構成によれば、赤色光および赤外光を赤色光および赤外光用対物レンズに導きながら、青色光が赤色光および赤外光用対物レンズに到達する量を低減させるという、両方を作用させることが可能となる。
また、本発明の光ピックアップ装置は、上記光路分岐手段は、上記赤色光および赤外光用対物レンズが備えられている側に上記赤色光および赤外光を反射させ、かつ、上記青色光を透過させる、赤色光および赤外光立上げミラーであることが好ましい。
上記の構成によれば、青色光と、赤色光および赤外光とを、青色光用対物レンズおよび赤色光および赤外光用対物レンズの配置に応じて、好適に分岐することが可能となる。
また、本発明の光ピックアップ装置は、上記光路分岐手段は、上記赤色光および赤外光を透過させ、かつ、上記青色光用対物レンズが備えられている側に上記青色光を反射させる反射面を有し、該反射面に、上記青色光の透過率が上記青色光の反射率よりも低い青色光低透過面が設けられている青色光立上げミラーと、上記赤色光および赤外光用対物レンズが備えられている側に上記青色光立上げミラーから透過した赤色光および赤外光を反射させる反射面を有し、該反射面に、上記青色光の反射率が上記青色光の透過率よりも低い青色光低反射面が設けられている赤色光および赤外光立上げミラーと、を一体型にした複合立上げミラーであることが好ましい。
上記の構成によれば、別に赤色光および赤外光立上げミラーを設ける場合と比べて、光学部品の組立てが容易となる。これにより、組立て精度の緩和が可能となり、組立て時間の短縮が可能となる。
以上のように、本発明の光ピックアップ装置は、青色レーザ光源、赤色レーザ光源、および赤外レーザ光源と、青色光用対物レンズ並びに赤色光および赤外光用対物レンズとの間の光路中に、青色光と、赤色光および赤外光とを分岐する光路分岐手段を備え、上記光路分岐手段から上記赤色光および赤外光用対物レンズまでの分岐光路中に、上記青色光を減衰する青色光減衰手段が設けられている、という構成を有する。
それゆえ、上記分岐光路中に、上記青色光を減衰する青色光減衰手段が設けられていることにより、光路分岐手段から分岐光路に漏れ込んでしまった青色光が、赤色光および赤外光用対物レンズに到達する量を著しく低減することができる。よって、赤色光および赤外光用対物レンズへの青色光の漏れ込みを著しく抑制し、赤色光および赤外光用対物レンズが青色光を吸収することにより劣化することを防止することができるという効果を奏する。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。以下では、始めに、本実施の形態の光ピックアップ装置100全体的な概略構成について説明し、その次に、本実施の形態の光ピックアップ装置100の特徴的構成について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の光ピックアップ装置100を上面より見たときの全体的な概略構成を示す図である。なお、図1に示す光ピックアップ装置100は、光ピックアップ装置として構成される全ての構成を図示しているわけではなく、光ピックアップ装置としての機能を有するように好適に構成される。
本実施の形態の光ピックアップ装置100は、図1に示すように、青色レーザ1(青色レーザ光源)、赤色レーザ2(赤色レーザ光源)、赤外レーザ3(赤外レーザ光源)、青色光用回折格子4、赤色光用回折格子5、赤外光用回折格子6、青色光用ビームスプリッタ7、赤色光・赤外光用ダイクロプリズム8、赤色光・赤外光用ビームスプリッタ9、コリメートレンズ10、青色光立上げミラー11、赤色光・赤外光立上げミラー12(赤色光および赤外光立上げミラー)、青色光用対物レンズ13、赤色光・赤外光用対物レンズ14(赤色光および赤外光用対物レンズ)、センサーレンズ15、PDIC16、赤外用カップリングレンズ17、および1/4波長板18を備えている。
本実施の形態の光ピックアップ装置100は、青色レーザ1、赤色レーザ2、および赤外レーザ3の3つのレーザを搭載する3波長対応光ピックアップである。これにより、本実施の形態の光ピックアップ装置100は、例えば、BDおよびHD−DVDなどの青色光対応光ディスク、DVDやCDなどの赤色光および赤外光対応光ディスクに対して、データ情報の記録および再生が対応可能となっている。
青色レーザ光の波長範囲は、BDやHDのディスク規格により405nm近傍となる。それゆえ、本実施の形態の光ピックアップ装置100では、青色レーザ1から発光される青色レーザ光の波長は、405nm±15nmの範囲(すなわち、390nm以上かつ420nm以下の範囲)を想定している。これにより、十分にBDやHD−DVDなどをカバーすることが可能となり、想定して殆どの場合問題はない。
青色レーザ1から出射される青色光は、トラックサーボ用の青色光用回折格子4を透過後、青色光用ビームスプリッタ7にて反射することにより光線方向を変えて進み、赤色光・赤外光用ビームスプリッタ9を透過後、コリメートレンズ10により平行光となる。そして、平行光となった青色光は、1/4波長板18を透過後、詳細には後述する青色光と赤色光および赤外光と分岐する光路分岐素子である青色光立上げミラー11にて反射することにより光線方向を変えて進み、青色光用対物レンズ13により集光されて、光ディスクに照射される。
また、光ディスクからの青色反射光は、青色光用対物レンズ13により平行光となり、青立上げミラー11にて反射することにより光線方向を変えて進み、1/4波長板18を透過後、コリメートレンズ10にて収束光となる。その後、青色収束光は、赤色光・赤外光用ビームスプリッタ9と青色光用ビームスプリッタ7を透過後、センサーレンズ15にてフォーカスサーボ用非点収差を付加され、PDIC16上に集光される。PDIC16は、フォトダイオード(PD)を含んだICチップである。PDIC16では、PDにより受光された青色光が、再生信号やサーボ信号に変換される。
一方、赤色レーザ2から出射される赤色光は、トラックサーボ用の赤色光用回折格子5を透過後、赤色光・赤外光用ダイクロプリズム8にて反射することにより光線方向を変えて進む。また、赤外レーザ3から出射される赤外光は、トラックサーボ用の赤外光用回折格子6を透過後、赤外用カップリングレンズ17にて光の結合効率が変換された後、赤色光・赤外光用ダイクロプリズム8を透過し、ここから後は赤色レーザ2から出射される赤色光と同一の光路を進む。
赤色光・赤外光用ダイクロプリズム8にて反射した赤色光、および、赤色光・赤外光用ダイクロプリズム8を透過した赤外光は、赤色光・赤外光用ビームスプリッタ9にて反射することにより光線方向を変えて進み、コリメートレンズ10により略平行光となる。そして、平行光となった赤色光および赤外光は、1/4波長板18および青色光立上げミラー11の順番で透過後、赤色光・赤外光立上げミラー12にて反射することにより光線方向を変えて進み、赤色光・赤外光用対物レンズ14により集光されて、光ディスクに照射される。
また、光ディスクからの赤色反射光および赤外反射光は、赤色光・赤外光用対物レンズ14により再び略平行光となり、赤色光・赤外光立上げミラー12にて反射することにより光線方向を変えて進み、青色光立上げミラー11および1/4波長板18の順番で透過後、コリメートレンズ10にて収束光となる。その後、赤色収束光および赤外収束光は、赤色光・赤外光用ビームスプリッタ9と青色光用ビームスプリッタ7を透過後、センサーレンズ15にてフォーカスサーボ用非点収差を付加され、PDIC16上に集光される。PDIC16では、PDにより受光された赤色光および赤外光が、再生信号やサーボ信号に変換される。
なお、青色光用対物レンズ13は樹脂からなり、青色光を対象としているため材料自体の青色光吸収率も小さい。青色光用対物レンズ13では、光を入射する表面に、青色光領域の光エネルギーに対策された反射防止膜が成膜されている。
また、赤色光・赤外光用対物レンズ14は樹脂からなり、従来一般的に使用される、オレフィン系樹脂、または脂環式オレフィン系樹脂が使用されている。赤色光・赤外光用対物レンズ14では、光を入射する表面に、赤色光・赤外光領域の光エネルギーに対策された反射防止膜が成膜されている。
次いで、本実施の形態の光ピックアップ装置100の特徴的構成について詳細に説明する。
図2は、本実施の形態の光ピックアップ装置100における、青色光立上げミラー11、赤色光・赤外光立上げミラー12、青色光用対物レンズ13、および赤色光・赤外光用対物レンズ14の構成部分を側面より見た図である。
矢印Aは、光線の入射方向を示している。すなわち、1/4波長板18から青色光立上げミラー11までの方向に進む光の方向を示している。なお、この方向を、以下では光線入射方向Aとする。
青色光立上げミラー11は、平板形状を有しており、光線入射方向Aに進む青色光の光路を青色光用対物レンズ13が配置されている方向に変えるように、光線入射方向Aと入射面とが好適な角度を有するように配置されている。また、青色光立上げミラー11は、光路分岐素子(光路分岐手段)として用いており、光線入射方向Aに進む光が入射する面に、青色光と、赤色光および赤外光とを分岐する青色/赤色・赤外光路分岐面21が形成されている。
青色/赤色・赤外光路分岐面21は、青色光を反射し、かつ、赤色光および赤外光を透過させる面であり、青色光の透過率が低い青色光低透過膜からなる。そして、光線入射方向Aに進む光が透過して出射する面、すなわち反対側の面に、赤色光および赤外光を透過するとともに青色光の透過率が低い青色光低透過面22が形成されている。
赤色光・赤外光立上げミラー12は、平板形状を有しており、青色光立上げミラー11を透過した赤色光および赤外光、すなわち青色光立上げミラー11の青色光低透過面22から出射される赤色光および赤外光の光路を赤色光・赤外光用対物レンズ14が配置されている方向に変えるように、青色光低透過面22からの出射方向と入射面とが好適な角度を有するように配置されている。また、赤色光・赤外光立上げミラー12では、青色光立上げミラー11を透過した赤色光および赤外光が反射する反射面に、青色光の反射率が低い青色光低反射面23が形成されている。
なお、一つの光学面において、青色光の透過率と青色光の反射率とを比較して、透過率が反射率よりも低い場合を、青色光の透過率が低い面(以下、青色光低透過面と称する)と定義し、一方、反射率が透過率よりも低い場合を、青色光の反射率が低い面(以下、青色光低反射面と称する)と定義している。つまりは、赤色/赤色・赤外光路分岐面21および青色光低透過面22は、青色光の透過率が青色光の反射率よりも低い青色光低透過面である。青色光低反射面23は、青色光の反射率が青色光の透過率よりも低い青色光低反射面である。
続いて、光線入射方向Aに進む光の経路について詳細に説明する。
光線入射方向Aに進む光が赤色光および赤外光の場合、赤色光および赤外光は、青色光立上げミラー11において、青色/赤色・赤外光路分岐面21を透過した後、さらに青色光低透過面22を透過して、赤色光・赤外光立上げミラー12に向かって進む。そして、赤色光および赤外光は、赤色光・赤外光立上げミラー12の青色光低反射面23にて反射することにより、その光線方向を赤色光・赤外光用対物レンズ14の方向に変えられ、赤色光・赤外光用対物レンズ14に向かって進む。
光線入射方向Aに進む光が青色光の場合、青色光は、青色光立上げミラー11の青色/赤色・赤外光路分岐面21にて反射することにより、その光線方向を青色光用対物レンズ13の方向に変えられ、青色光用対物レンズ13に向かって進む。
ところが、青色光が、青色光立上げミラー11の青色/赤色・赤外光路分岐面21にて全反射せずに、青色/赤色・赤外光路分岐面21を透過してしまうことが生じる場合がある。この場合、従来であれば、例えば、この通過した青色光がそのまま、材料自身の青色吸収率が大きいオレフィン系樹脂、または脂環式オレフィン系樹脂により形成されている赤色光・赤外光用対物レンズ14に漏れこんでしまい、青色光を吸収することにより赤色光・赤外光用対物レンズ14に劣化が生じた。
しかし、本実施の形態の光ピックアップ装置100では、青色/赤色・赤外光路分岐面21を通過してしまった青色光は、赤色光・赤外光用対物レンズ14に到達する前に先に青色光低透過面22に到達する。それでも青色光低透過面22を透過してしまった青色光は、まだ赤色光・赤外光用対物レンズ14に到達する前に青色光低反射面23に到達する。それでも青色光低反射面23を反射してしまった青色光のみが、赤色光・赤外光用対物レンズ14に向かって進む。すなわち、青色/赤色・赤外光路分岐面21を通過してしまった青色光は、青色光低透過面22および青色光低反射面23を経ないと、赤色光・赤外光用対物レンズ14に到達することはできない。
例えば、青色/赤色・赤外光路分岐面21の青色光透過率が5%、青色光低透過面22の青色透過率が30%、および青色光低反射面23の青色反射率が30%であれば、赤色光・赤外光用対物レンズ14に向かう青色光は、青色光用対物レンズ13に向かう青色光の0.45%と非常に小さい値となる。これにより、従来問題であった青色光による赤色光・赤外光用対物レンズ14の劣化を防止することが可能となる。
以上、本実施の形態の光ピックアップ装置100では、青色光と、赤色光および赤外光とを分岐する青色光立上げミラー11の青色/赤色・赤外光路分岐面21から、赤色光・赤外光用対物レンズ14の表面までの分岐光路中に、青色光低透過面22および青色光低反射面23、すなわち青色光を減衰する青色光減衰手段が設けられている。
従来、一般的に、数%以下の青色光低透過面、または青色光低反射面を1面だけで形成することは難しく、そのような膜面を形成するためにはコストアップにもつながるという問題があった。
これに対し、本実施の形態の光ピックアップ装置100では、青色光低透過面および青色光低反射面を複数面形成することにより、全体として数%以下の透過率または反射率を簡単に達成することが可能となっている。すなわち、本実施の形態の光ピックアップ装置100では、青色光低透過面22および青色光低反射面23が設けられていることにより、例えば、青色/赤色・赤外光路分岐面21の青色光透過率が10%、青色光低透過面22の青色透過率が10%、および青色光低反射面23の青色反射率が10%であれば、上記光路における全体の青色光の減衰率は0.1%となる。
これにより、青色/赤色・赤外光路分岐面21から赤色光・赤外光用対物レンズ14の表面までの光路に漏れ込んだ青色光が、赤色光・赤外光用対物レンズ14に到達する量を著しく低減することが可能となる。よって、赤色光・赤外光用対物レンズ14への青色光の漏れ込みを著しく抑制し、赤色光・赤外光用対物レンズ14が青色光を吸収することにより劣化することを防止することが可能となる。
なお、青色/赤色・赤外光路分岐面21、青色光低透過面22、および青色光低反射面23の波長選択範囲は、青色レーザ1から発光される青色レーザ光の波長に合わせて、405nm±15nmとすることが好ましい。これにより、設定した透過率および反射率を有効的に適用することが可能となる。もちろん、上記波長選択範囲は、青色レーザ1から発光される青色レーザ光の波長に変更があれば、それに応じて変更できる。
また、青色光の透過率が低い青色光低透過膜からなる青色/赤色・赤外光路分岐面21、および青色光の透過率が低い青色光低透過面22は、波長範囲が405nm±15nmの青色光の透過率が30%以下であることが好ましい。また、青色光の反射率が低い青色光低反射面23は、波長範囲が405nm±15nmの青色光の反射率が30%以下であることが好ましい。これにより、例えば、青色光低透過面および青色光低反射面のうち少なくとも2面を形成するだけで、全体として9%以下の透過率または反射率を簡単に達成することが可能となる。
さらに、全体としての透過率または反射率、すなわち減衰率は、波長範囲が405nm±15nmの青色光の減衰率が3%以下であることが好ましい。これにより、赤色光・赤外光用対物レンズ14への青色光の漏れ込みを著しく抑制し、赤色光・赤外光用対物レンズ14の劣化をより防止することが可能となる。
また、青色光立上げミラー11を光路分岐素子として用いることにより、青色光と赤色光および赤外光とを分岐する面、すなわち青色/赤色・赤外光路分岐面21から、赤色光・赤外光用対物レンズ14までの間の光路に、青色光低透過面、および青色光低反射面を配置し易い。また、スペース的に有利に働き、サイズの小型化が可能となる。しかも、部品点数削減によるコストダウンが可能である。
しかしながら、光路分岐素子としては、青色光立上げミラー11に限るものではない。図2に示した青色光立上げミラー11および赤色光・赤外光立上げミラー12に替えて、キューブ形状青色光立上げミラー31および赤色光・赤外光立上げミラー32を構成したときの図を図3に示す。
キューブ形状青色光立上げミラー31は、キューブ形状(立方体)を有しており、光線入射方向Aに進む青色光の光路を青色光用対物レンズ13が配置されている方向に変えるように、内部に立上げミラー部が設けられている。また、キューブ形状青色光立上げミラー31は、光路分岐素子(光路分岐手段)として用いており、光線入射方向Aに進む光が入射する立上げミラー部に、青色光と、赤色光および赤外光とを分岐する青色/赤色・赤外光路分岐面35(内部青色光低透過面)が形成されている。
青色/赤色・赤外光路分岐面35は、青色光を反射し、かつ、赤色光および赤外光を透過させる面であり、青色光の透過率が低い青色光低透過膜からなる。そして、光線入射方向Aに進む光が透過してキューブ形状青色光立上げミラー31から外部に出射するキューブ外面である出射面に、赤色光および赤外光を透過するとともに青色光の透過率が低い青色光低透過面36が形成されている。
赤色光・赤外光立上げミラー32は、光線入射方向Aに平行な方向の断面が台形の板形状を有しており、キューブ形状青色光立上げミラー31を透過した赤色光および赤外光、すなわちキューブ形状青色光立上げミラー31の青色光低透過面36から出射される赤色光および赤外光の光路を赤色光・赤外光用対物レンズ14が配置されている方向に変えるように、青色光低透過面36からの出射方向と入射面とが好適な角度を有するように配置されている。また、赤色光・赤外光立上げミラー32では、キューブ形状青色光立上げミラー31を透過した赤色光および赤外光が反射する反射面に、青色光の反射率が低い青色光低反射面37が形成されている。
上記構成の場合においても、図2を参照しながら説明した各光の光路と同様に、青色光は、キューブ形状青色光立上げミラー31の青色/赤色・赤外光路分岐面35を反射して青色光用対物レンズ13に向かって進む。そして、赤色光および赤外光は、青色/赤色・赤外光路分岐面35、青色光低透過面36、および青色光低反射面37の順番に介して、赤色光・赤外光用対物レンズ14に向かって進む。
しかし、青色/赤色・赤外光路分岐面35を通過してしまった青色光は、青色光低透過面36および青色光低反射面37を経ないと、赤色光・赤外光用対物レンズ14に到達することはできない。
つまりは、青色光と、赤色光および赤外光とを分岐するキューブ形状青色光立上げミラー31の青色/赤色・赤外光路分岐面35から、赤色光・赤外光用対物レンズ14の表面までの分岐光路中に、青色光低透過面36および青色光低反射面37、すなわち青色光を減衰する青色光減衰手段が設けられている。
例えば、青色/赤色・赤外光路分岐面35の青色光透過率が5%、青色光低透過面36の青色透過率が30%、および青色光低反射面37の青色反射率が30%であれば、赤色光・赤外光用対物レンズ14に向かう青色光は、青色光用対物レンズ13に向かう青色光の0.45%と非常に小さい値となる。これにより、従来問題であった青色光による赤色光・赤外光用対物レンズ14の劣化を防止することが可能となる。
また、キューブ形状青色光立上げミラー31を光路分岐素子として用いることにより、赤色光および赤外光はキューブ形状青色光立上げミラー31を透過することになるので、光軸のシフトが発生しないため、設計が容易である。さらに、組立ても容易となり、組立て時間の短縮が可能となる。
また、光路分岐素子として、図4に示す複合立上げミラー41を用いてもよい。図4は、図2に示した青色光立上げミラー11および赤色光・赤外光立上げミラー12に替えて、複合立上げミラー41を構成したときの図である。
複合立上げミラー41は、青色光立上げミラーと赤色光・赤外光立上げミラー12とをプリズム形状(角柱)に一体化した立上げミラーであり、その内部に、光線入射方向Aから順番に、青色光立上げミラー部と、赤色光・赤外光立上げミラー部とが設けられている。
青色光立上げミラー部は、光線入射方向Aに進む青色光の光路を青色光用対物レンズ13が配置されている方向に変えるように設けられている。また、光線入射方向Aに進む光が入射する青色光立上げミラー部の反射面に、青色光と、赤色光および赤外光とを分岐する青色/赤色・赤外光路分岐面45が形成されている。青色/赤色・赤外光路分岐面45は、青色光を反射し、かつ、赤色光および赤外光を透過させる面であり、青色光の透過率が低い青色光低透過膜からなる。
赤色光・赤外光立上げミラー部は、青色/赤色・赤外光路分岐面45を透過した赤色光および赤外光の光路を、赤色光・赤外光用対物レンズ14が配置されている方向に変えるように設けられている。また、青色/赤色・赤外光路分岐面45を透過した赤色光および赤外光が入射する赤色光・赤外光立上げミラー部の反射面に、青色光の反射率が低い青色光低反射面46が形成されている。そして、青色光低反射面46から反射した赤色光および赤外光が外部に出射する複合立上げミラー41の表面に、青色光の透過率が低い青色光低透過面47が形成されている。
上記構成の場合においても、図2を参照しながら説明した各光の光路と同様に、青色光は、複合立上げミラー41の青色/赤色・赤外光路分岐面45を反射して青色光用対物レンズ13に向かって進む。そして、赤色光および赤外光は、青色/赤色・赤外光路分岐面45、青色光低反射面46、および青色光低透過面47の順番に介して、赤色光・赤外光用対物レンズ14に向かって進む。
しかし、青色/赤色・赤外光路分岐面45を通過してしまった青色光は、青色光低反射面46および青色光低透過面47を経ないと、赤色光・赤外光用対物レンズ14に到達することはできない。
つまりは、青色光と、赤色光および赤外光とを分岐する複合立上げミラー41の青色/赤色・赤外光路分岐面45から、赤色光・赤外光用対物レンズ14の表面までの分岐光路中に、青色光低反射面46および青色光低透過面47、すなわち青色光を減衰する青色光減衰手段が設けられている。
例えば、青色/赤色・赤外光路分岐面45の青色光透過率が5%、青色光低反射面46の青色反射率が30%、および青色光低透過面47の青色透過率が30%であれば、赤色光・赤外光用対物レンズ14に向かう青色光は、青色光用対物レンズ13に向かう青色光の0.45%と非常に小さい値となる。これにより、従来問題であった青色光による赤色光・赤外光用対物レンズ14の劣化を防止することが可能となる。
また、複合立上げミラー41を光路分岐素子として用いることにより、光路分岐素子として青色光立上げミラー11またはキューブ形状青色光立上げミラー31を用いる場合と比較して、光学部品の組立てが容易である。これにより、組立て精度の緩和が可能となり、組立て時間の短縮が可能となる。
なお、上述した本実施の形態の光ピックアップ装置100では、青色光と、赤色光および赤外光とを分岐する青色/赤色・赤外光路分岐面から、赤色光・赤外光用対物レンズ14の表面までの光路中に、青色光低透過面および青色光低反射面が1面ずつ設けられている構成であった。しかしながら、これに限らず、青色光低透過面および青色光低反射面は、それぞれが複数面設けられていてもよいし、どのような配置(順番)であってもよい。この場合の一実施例は次の実施の形態2にて説明する。
また、光ピックアップ装置の光学部品の設計に応じて、青色光低透過面のみを複数面設けてもよいし、青色光低反射面のみを複数面設けてもよい。つまりは、青色/赤色・赤外光路分岐面から、赤色光・赤外光用対物レンズ14の表面までの光路中に、青色光を減衰する青色光減衰手段が設けられていればよい。上記光路がどのような経路の場合であっても、本発明を好適に適用することが可能となる。
また、本実施の形態の光ピックアップ装置100は、従来一般的に使用されているオレフィン系樹脂、または脂環式オレフィン系樹脂により形成されている赤色光・赤外光用対物レンズ14を備えて効果を奏している。このため、青色光を利用するBDやHD−DVDなどに対応した光ピックアップ装置に、赤色光および赤外光を利用するDVDやCDなども対応させるために一般的な樹脂製の赤色光および赤外光用対物レンズを用いても、本発明を好適に適用することが可能となる。また、一般的な樹脂製の赤色光・赤外光用対物レンズを用いることができるので、安価に光ピックアップ装置を製造することが可能となる。
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態について図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。なお、本実施の形態において説明すること以外の構成は、前記実施の形態1と同じである。また、説明の便宜上、前記の実施の形態1の図面に示した部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。
図5は、本実施の形態の光ピックアップ装置110を上面より見たときの全体的な概略構成を示す図である。なお、図に示す光ピックアップ装置110は、光ピックアップ装置として構成される全ての構成を図示しているわけではなく、光ピックアップ装置としての機能を有するように好適に構成される。
本実施の形態の光ピックアップ装置110は、前記実施の形態1の光ピックアップ装置100の構成に加えて、図5に示すように、第1反射ミラー51、および第2反射ミラー52を備えている。なお、本実施の形態の光ピックアップ装置110では、青色光立上げミラー11に青色光低透過面22は形成されていない。
第1反射ミラー51は、平板形状を有しており、1/4波長板18と青色光立上げミラー11との間であって、1/4波長板18から出射された青色光の光路を青色光立上げミラー11が配置されている方向に変えるような好適な角度を有するように配置されている。また、第1反射ミラー51は、光路分岐素子(光路分岐手段)として用いており、1/4波長板18から出射された光が入射する面に、青色光と、赤色光および赤外光とを分岐する青色/赤色・赤外光路分岐面55が形成されている。
青色/赤色・赤外光路分岐面55は、青色光を反射し、かつ、赤色光および赤外光を透過させる面であり、青色光の透過率が低い青色光低透過膜からなる。そして、1/4波長板18から出射された光が透過して出射する面、すなわち反対側の面に、赤色光および赤外光を透過するとともに青色光の透過率が低い青色光低透過面56が形成されている。
第2反射ミラー52は、平板形状を有しており、第1反射ミラー51と赤色光・赤外光立上げミラー12との間であって、第1反射ミラー51を透過した赤色光および赤外光、すなわち第1反射ミラー51の青色光低透過面56から出射される赤色光および赤外光の光路を赤色光・赤外光立上げミラー12が配置されている方向に変えるような好適な角度を有するように配置されている。また、第2反射ミラー52では、第1反射ミラー51を透過した赤色光および赤外光が反射する反射面に、青色光の反射率が低い青色光低反射面57が形成されている。
上記構成を有する本実施の形態の光ピックアップ装置110では、1/4波長板18と、青色光用対物レンズ13および赤色光・赤外光用対物レンズ14との間の光路以外は、前記実施の形態1の光ピックアップ装置100の光路と同様である。それゆえ、続いて、1/4波長板18から出射された光が進む光路について詳細に説明する。
1/4波長板18から出射された光が赤色光および赤外光の場合、赤色光および赤外光は、第1反射ミラー51において、青色/赤色・赤外光路分岐面55を透過した後、さらに青色光低透過面56を透過して、第2反射ミラー52に向かって進む。そして、赤色光および赤外光は、第2反射ミラー52の青色光低反射面57にて反射することにより、その光線方向を赤色光・赤外光立上げミラー12の方向に変えられ、赤色光・赤外光立上げミラー12に向かって進む。そして最終的に、赤色光および赤外光は、赤色光・赤外光立上げミラー12の青色光低反射面23にて反射することにより、その光線方向を赤色光・赤外光用対物レンズ14の方向に変えられ、赤色光・赤外光用対物レンズ14に向かって進む。
1/4波長板18から出射された光が青色光の場合、青色光は、第1反射ミラー51の青色/赤色・赤外光路分岐面55にて反射することにより、その光線方向を青色光立上げミラー11の方向に変えられ、青色光立上げミラー11に向かって進む。そして、青色光は、青色光立上げミラー11にて反射することにより、その光線方向を青色光用対物レンズ13の方向に変えられ、青色光用対物レンズ13に向かって進む。
ところが、上述したように、青色光が、第1反射ミラー51の青色/赤色・赤外光路分岐面55にて全反射せずに、青色/赤色・赤外光路分岐面55を透過してしまうことが生じる場合がある。この場合、この通過した青色光がそのまま赤色光・赤外光用対物レンズ14に漏れこんでしまい、青色光を吸収することにより赤色光・赤外光用対物レンズ14に劣化が生じてしまう。
これに対して、本実施の形態の光ピックアップ装置110では、青色/赤色・赤外光路分岐面55を通過してしまった青色光は、赤色光・赤外光用対物レンズ14に到達する前に先に青色光低透過面56に到達する。それでも青色光低透過面56を透過してしまった青色光は、まだ赤色光・赤外光用対物レンズ14に到達する前に青色光低反射面57に到達する。それでも青色光低反射面57を反射してしまった青色光は、まだ赤色光・赤外光用対物レンズ14に到達する前に青色光低反射面23に到達する。それでも青色光低反射面23を反射してしまった青色光のみが、赤色光・赤外光用対物レンズ14に向かって進む。すなわち、青色/赤色・赤外光路分岐面55を通過してしまった青色光は、青色光低透過面56、青色光低反射面57、および青色光低反射面23を経ないと、赤色光・赤外光用対物レンズ14に到達することはできない。
例えば、青色/赤色・赤外光路分岐面55の青色光透過率が5%、青色光低透過面56の青色透過率が30%、青色光低反射面57の青色反射率が30%、および青色光低反射面23の青色反射率が30%であれば、赤色光・赤外光用対物レンズ14に向かう青色光は、青色光用対物レンズ13に向かう青色光の0.135%と非常に大変小さい値となる。これにより、従来問題であった青色光による赤色光・赤外光用対物レンズ14の劣化をより防止することが可能となる。
以上、本実施の形態の光ピックアップ装置110では、青色光と、赤色光および赤外光とを分岐する第1反射ミラー51の青色/赤色・赤外光路分岐面55から、赤色光・赤外光用対物レンズ14の表面までの分岐光路中に、青色光低透過面56、青色光低反射面57、および青色光低反射面23、すなわち青色光を減衰する青色光減衰手段が設けられている。
それゆえ、青色光低透過面56、青色光低反射面57、および青色光低反射面23が形成されていることにより、例えば、青色/赤色・赤外光路分岐面55の青色光透過率が10%、青色光低透過面56の青色透過率が20%、青色光低反射面57の青色反射率が20%、および青色光低反射面23の青色反射率が20%であれば、上記光路における全体の青色光の減衰率は0.08%となる。
これにより、青色/赤色・赤外光路分岐面55から赤色光・赤外光用対物レンズ14の表面までの光路に漏れ込んだ青色光が、赤色光・赤外光用対物レンズ14に到達する量を著しく低減することが可能となる。よって、赤色光・赤外光用対物レンズ14への青色光の漏れ込みを著しく抑制し、赤色光・赤外光用対物レンズ14が青色光を吸収することにより劣化することを防止することが可能となる。
なお、図1に示した前記実施の形態1の光ピックアップ装置100、および、図5に示した本実施の形態の光ピックアップ装置110においては、青色光用対物レンズ13および赤色光・赤外光用対物レンズ14を上述したような配置としたが、これに限定されない。すなわち、青色光用対物レンズ13の配置と赤色光・赤外光用対物レンズ14の配置とを入れ替えることもできる。
例えば、前記実施の形態の光ピックアップ装置100において、青色光用対物レンズ13の配置と赤色光・赤外光用対物レンズ14の配置とを入れ替える場合、青色光立上げミラー11と赤色光・赤外光立上げミラー12との配置を入れ替えて、赤色光・赤外光立上げミラー12の青色光低反射面23から赤色光・赤外光用対物レンズ14の表面までの分岐光路中に、青色光を減衰する青色光減衰手段を設ければよい。このように、赤色光・赤外光立上げミラー12を光路分岐素子(光路分岐手段)として用いることもできる。
また、例えば、本実施の形態の光ピックアップ装置110において、青色光用対物レンズ13の配置と赤色光・赤外光用対物レンズ14の配置とを入れ替える場合、第1反射ミラー51の青色光低透過面56、第2反射ミラー52の青色光低反射面57、および、赤色光・赤外光立上げミラー12の青色光低反射面23を形成せずに、第1反射ミラー51の青色/赤色・赤外光路分岐面55を、青色光の反射率が低い青色光低反射膜により形成し、赤色光・赤外光立上げミラー12に青色光低反射面を形成すればよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、光ディスクなどの情報記録媒体に対して、光学的に情報を記録または再生する際に、青色レーザ、赤色レーザ、および赤外レーザを上記光ディスクの種類に応じて用いる光ピックアップ装置に適用できる。具体的には、BD、HD−DVD、DVD、およびCDなどに対応した光ピックアップ装置に適用することができる。
本発明における光ピックアップ装置の光学的構成を示す概略図である。 上記光ピックアップ装置の光学的構成における、光路分岐面から各対物レンズまでの構成部分の一実施例を示す側面図である。 上記光ピックアップ装置の光学的構成における、光路分岐面から各対物レンズまでの構成部分の他の実施例を示す側面図である。 上記光ピックアップ装置の光学的構成における、光路分岐面から各対物レンズまでの構成部分のさらに他の実施例を示す側面図である。 本発明における光ピックアップ装置の他の光学的構成を示す概略図である。
符号の説明
1 青色レーザ(青色レーザ光源)
2 赤色レーザ(赤色レーザ光源)
3 赤外レーザ(赤外レーザ光源)
11 青色光立上げミラー(光路分岐手段)
12 赤色光・赤外光立上げミラー(光路分岐手段、赤色光および赤外光立上げミラー)
13 青色光用対物レンズ
14 赤色光・赤外光用対物レンズ(赤色光および赤外光用対物レンズ)
18 1/4波長板
21 青色/赤色・赤外光路分岐面(青色光低透過面)
22 青色光低透過面(青色光減衰手段)
23 青色光低反射面(青色光減衰手段、反射面)
31 キューブ形状青色光立上げミラー(光路分岐手段)
32 赤色光・赤外光立上げミラー(赤色光および赤外光立上げミラー)
35 青色/赤色・赤外光路分岐面(内部青色光低透過面)
36 青色光低透過面(青色光減衰手段、出射面)
37 青色光低反射面(青色光減衰手段、反射面)
41 複合立上げミラー(光路分岐手段)
45 青色/赤色・赤外光路分岐面(青色光低透過面、反射面)
46 青色光低反射面(青色光減衰手段、反射面)
47 青色光低透過面(青色光減衰手段)
51 第1反射ミラー(光路分岐手段)
52 第2反射ミラー
55 青色/赤色・赤外光路分岐面
56 青色光低透過面(青色光減衰手段)
57 青色光低反射面(青色光減衰手段)
100,110 光ピックアップ装置

Claims (7)

  1. 青色レーザ光源と、赤色レーザ光源および赤外レーザ光源の少なくとも一方と、上記青色レーザ光源から出射された青色光を光記録媒体に集光する青色光用対物レンズと、上記赤色レーザ光源から出射された赤色光および上記赤外レーザ光源から出射された赤外光を光記録媒体に集光する、赤色光および赤外光用対物レンズとを備える光ピックアップ装置において、
    上記青色レーザ光源、上記赤色レーザ光源、および上記赤外レーザ光源と、上記青色光用対物レンズ並びに上記赤色光および赤外光用対物レンズとの間の光路中に、上記青色光と、上記赤色光および上記赤外光とを分岐する光路分岐手段を備え、
    上記光路分岐手段から上記赤色光および赤外光用対物レンズまでの分岐光路中に、上記青色光を減衰する青色光減衰手段が設けられ、
    上記光路分岐手段は、上記赤色光および赤外光を透過させ、かつ、上記青色光用対物レンズが備えられている側に上記青色光を反射させる分岐面と、上記分岐面を透過した赤色光および赤外光を外部に出射させる出射面とを含む、青色光立上げミラーであり、
    上記青色光立上げミラーの出射面には、上記青色光減衰手段として、上記赤色光および赤外光を透過させるとともに上記青色光の透過率が上記青色光の反射率よりも低い青色光低透過面が形成されていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 上記青色光立上げミラーは、一方の面が上記分岐面となり、該一方の面とは反対の面が上記出射面となる平板形状を有しており、上記分岐面には、上記青色光の透過率が上記青色光の反射率よりも低い青色光低透過面が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 上記青色光立上げミラーは、上記分岐面としての内部青色光低透過面と、上記出射面と含むキューブ形状を有しており、
    上記内部青色光低透過面は、上記青色光立上げミラーの内部に設けられ、上記赤色光および赤外光を透過させ、かつ上記青色光を反射させる、上記青色光の透過率が上記青色光の反射率よりも低い面であることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  4. 上記青色レーザ光源の波長範囲は、390nm以上かつ420nm以下であることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  5. 上記赤色光および赤外光用対物レンズは、オレフィン系樹脂、または脂環式オレフィン系樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  6. 青色レーザ光源と、赤色レーザ光源および赤外レーザ光源の少なくとも一方と、上記青色レーザ光源から出射された青色光を光記録媒体に集光する青色光用対物レンズと、上記赤色レーザ光源から出射された赤色光および上記赤外レーザ光源から出射された赤外光を光記録媒体に集光する、赤色光および赤外光用対物レンズとを備える光ピックアップ装置において、
    上記青色レーザ光源、上記赤色レーザ光源、および上記赤外レーザ光源と、上記青色光用対物レンズ並びに上記赤色光および赤外光用対物レンズとの間の光路中に、上記青色光と、上記赤色光および上記赤外光とを分岐する光路分岐手段を備え、
    上記光路分岐手段から上記赤色光および赤外光用対物レンズまでの分岐光路中に、上記青色光を減衰する青色光減衰手段が設けられ、
    上記光路分岐手段は、上記赤色光および赤外光を透過させ、かつ、上記青色光用対物レンズが備えられている側に上記青色光を反射させる、青色光立上げミラーであり、
    上記青色光立上げミラーは、上記青色光の透過率が上記青色光の反射率よりも低い青色光低透過面が両面に設けられた平板形状を有しており、
    上記青色光立上げミラーの両面のうち、上記透過させた赤色光および赤外光を外部に出射させる側の面に設けられた青色光低透過面は、上記青色光減衰手段として設けられていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  7. 青色レーザ光源と、赤色レーザ光源および赤外レーザ光源の少なくとも一方と、上記青色レーザ光源から出射された青色光を光記録媒体に集光する青色光用対物レンズと、上記赤色レーザ光源から出射された赤色光および上記赤外レーザ光源から出射された赤外光を光記録媒体に集光する、赤色光および赤外光用対物レンズとを備える光ピックアップ装置において、
    上記青色レーザ光源、上記赤色レーザ光源、および上記赤外レーザ光源と、上記青色光用対物レンズ並びに上記赤色光および赤外光用対物レンズとの間の光路中に、上記青色光と、上記赤色光および上記赤外光とを分岐する光路分岐手段を備え、
    上記光路分岐手段から上記赤色光および赤外光用対物レンズまでの分岐光路中に、上記青色光を減衰する青色光減衰手段が設けられ、
    上記光路分岐手段は、上記赤色光および赤外光を透過させ、かつ、上記青色光用対物レンズが備えられている側に上記青色光を反射させる、青色光立上げミラーであり、
    上記青色光立上げミラーは、キューブ形状を有しており、
    上記青色光立上げミラーの内部に設けられ、上記赤色光および赤外光を透過させ、かつ上記青色光を反射させる、上記青色光の透過率が上記青色光の反射率よりも低い内部青色光低透過面と、
    上記透過させる赤色光および赤外光を外部に出射するキューブ外面であって、上記青色光の透過率が上記青色光の反射率よりも低い青色光低透過面を有する出射面と、を含んでおり、
    上記青色光立上げミラーの出射面が有する青色光低透過面は、上記青色光減衰手段として設けられていることを特徴とする光ピックアップ装置。
JP2007229560A 2007-09-04 2007-09-04 光ピックアップ装置 Expired - Fee Related JP4503058B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007229560A JP4503058B2 (ja) 2007-09-04 2007-09-04 光ピックアップ装置
US12/191,712 US7848185B2 (en) 2007-09-04 2008-08-14 Optical pickup
CN2008102111588A CN101383166B (zh) 2007-09-04 2008-08-28 光拾取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007229560A JP4503058B2 (ja) 2007-09-04 2007-09-04 光ピックアップ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009064493A JP2009064493A (ja) 2009-03-26
JP4503058B2 true JP4503058B2 (ja) 2010-07-14

Family

ID=40407284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007229560A Expired - Fee Related JP4503058B2 (ja) 2007-09-04 2007-09-04 光ピックアップ装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7848185B2 (ja)
JP (1) JP4503058B2 (ja)
CN (1) CN101383166B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010205377A (ja) * 2009-03-06 2010-09-16 Funai Electric Co Ltd 光ピックアップ装置
JP5306261B2 (ja) 2010-02-26 2013-10-02 三菱電機株式会社 光ピックアップ装置および光ディスク装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005085293A (ja) * 2003-09-04 2005-03-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP2007293940A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ピックアップ装置および光ディスク装置
JP4193914B1 (ja) * 2007-04-27 2008-12-10 コニカミノルタオプト株式会社 光ピックアップ装置用の対物レンズ及び光ピックアップ装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1647016A2 (en) * 2003-07-07 2006-04-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Objective lens, optical pick-up device, and optical disk device
JP2005141016A (ja) 2003-11-07 2005-06-02 Konica Minolta Opto Inc 接合型光学素子と光ピックアップ装置
JP4803416B2 (ja) * 2004-02-09 2011-10-26 コニカミノルタオプト株式会社 光ピックアップ装置
JP4285430B2 (ja) 2004-04-02 2009-06-24 コニカミノルタオプト株式会社 対物レンズ及び光ピックアップ装置
US7554736B2 (en) * 2004-04-02 2009-06-30 Konica Minolta Opto, Inc. Objective lens and optical pickup apparatus
KR20060003176A (ko) * 2004-07-05 2006-01-10 삼성전자주식회사 광픽업 및 이를 채용한 광 기록 및/또는 재생기기
US7616550B2 (en) * 2005-06-16 2009-11-10 Sanyo Electric Co., Ltd. Optical pickup unit
JP2008103037A (ja) * 2006-10-20 2008-05-01 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 光ピックアップ装置及びそれを備える光ディスク装置
JP2008130120A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Sharp Corp 光ピックアップ装置
JP2008243257A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Funai Electric Co Ltd 光ピックアップ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005085293A (ja) * 2003-09-04 2005-03-31 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP2007293940A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ピックアップ装置および光ディスク装置
JP4193914B1 (ja) * 2007-04-27 2008-12-10 コニカミノルタオプト株式会社 光ピックアップ装置用の対物レンズ及び光ピックアップ装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101383166B (zh) 2011-03-30
US20090059771A1 (en) 2009-03-05
JP2009064493A (ja) 2009-03-26
CN101383166A (zh) 2009-03-11
US7848185B2 (en) 2010-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1688937B1 (en) Optical pickup apparatus which is compatible with multiple types of media
US20030185136A1 (en) Optical pickup apparatus having wavelength selecting numerical aperture limiting unit and wavelength selecting beam spilitter
WO2008044601A1 (fr) Dispositif de lecture optique, dispositif d'informations optiques, ordinateur, lecteur de disque optique, système de navigation automobile, enregistreur de disque optique et serveur de disque optique
JP4503058B2 (ja) 光ピックアップ装置
JPWO2006115161A1 (ja) 光ヘッド装置及び光情報装置
WO2005055216A1 (ja) 光学情報再生装置
US20070263521A1 (en) Optical pickup and optical disk apparatus
JP3919276B2 (ja) 光ヘッドおよび光ディスク装置
US8427924B2 (en) Optical pickup apparatus
JP4568612B2 (ja) 光ヘッドおよび光ディスクドライブ装置
JP2001043553A (ja) 光ピックアップ及びそれを用いた光学的情報再生装置
JP2003085813A (ja) 記録媒体の情報記録及び再生装置
JP4834168B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2000322760A (ja) 光ピックアップ装置
JP2007122821A (ja) 減衰フィルタ、光ピックアップ装置
JP2006331594A (ja) 光ピックアップ装置
JP2011150767A (ja) 光学ヘッド
JP2002352466A (ja) 光ピックアップ装置、光ピックアップ装置用の対物レンズ
JP2000215500A (ja) 光ピックアップ装置および対物レンズ
JP2008140502A (ja) 光ピックアップ装置および光ディスク装置
KR101349218B1 (ko) 블루레이 디스크용 광 픽업장치
JP2011181166A (ja) 光ピックアップ装置
JP2011023059A (ja) 光ピックアップ装置
JP2005108288A (ja) 光ピックアップ及びディスクドライブ装置
JP2001209967A (ja) 光ヘッドおよびそれを用いた光学的情報記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100112

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100323

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees