JP2005326760A - 中間転写装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低コスト且つ小型の構成で中間転写ベルトから転写残トナーを確実に除去できる中間転写装置と、このような中間転写装置を備えた画像形成装置を得る。
【解決手段】 導電性シート81にバイアス電源85が接続され、この導電性シート81と中間転写ベルト64を介して対向配置されたクリーニングバックアップロール74が、電圧維持素子98を介して接地される。導電性シート81よりも下流側で、且つクリーニングバックアップロール74と中間転写ベルト64を介して対向するクリーニングロール83は、直接的に接地される。したがって、クリーニングバックアップロール74は、導電性シート81と、クリーニングロール83とで共通の対向電極として作用すると共に、所定電位に維持される。電圧維持のために複数の電源を必要とせず、1つのバイアス電源85のみで十分であるので、低コストとなり、中間転写装置12及びカラープリンタ10を小型化することもできる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、中間転写装置及び画像形成装置に関する。
中間転写ベルトにトナー像を一次転写し、さらにこのトナー像を用紙などの記録媒体に二次転写する画像形成装置では、中間転写ベルトのトナー担持面に残留したトナー(いわゆる転写残トナー)を除去する必要がある。
たとえば、特許文献1には、中間転写体に接触するクリーニングブラシに、(+)、(−)の両極性を印加することで、転写後の残留トナー等の除去を行えるようにしたクリーニング装置を有する画像形成装置が記載されている。
しかし、この構成では、トナーを除去するために、2つのクリーニングブラシのそれぞれに対応して2つの電源が必要になるため、コスト増や装置の大型化を招くことがある。
特開平2003−66735号公報
本発明は上記事実を考慮し、低コスト且つ小型の構成で中間転写ベルトから転写残トナーを有効に除去できる中間転写装置と、このような中間転写装置を備えた画像形成装置を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、無端状に形成され、複数のベルト支持部材によって循環可能に支持され、少なくとも循環方法に弾性を有する中間転写ベルトと、前記ベルト支持手段の少なくとも1つに前記中間転写ベルトを介して対向配置され中間転写ベルトのトナー担持面上のトナーにバイアス電圧を印加するバイアス印加手段と、前記バイアス印加手段に前記バイアス電圧を供給する電源手段と、前記バイアス印加手段の近傍で且つバイアス印加手段よりも中間転写ベルトの循環方向下流側に配置され、前記中間転写ベルトの循環方向に沿って回転可能とされた回転型クリーニング部材と、を備え、前記回転型クリーニング部材は直接的に接地され、前記ベルト支持手段は電圧維持手段を介して接地されていることを特徴とする。
この中間転写装置では、電源手段によってバイアス印加手段に供給されたバイアス電圧により、バイアス印加手段と、対向するベルト支持部材との間に電位差が生じる(ベルト支持部材はバイアス印加手段よりも低電位となっている)。さらに、バイアス印加手段の近傍で且つバイアス印加手段よりも中間転写ベルトの循環方向下流側に配置された回転型クリーニング部材は、接地されているので、ベルト支持部材と回転型クリーニング部材との間にも電位差が生じる。しかも、ベルト支持手段は電圧維持手段を介して接地されているため、電位が安定する。したがって、中間転写ベルトのトナー担持面上のトナーは、バイアス印加手段と同極性に帯電され、その後に、回転型クリーニング部材に吸着されて、中間転写ベルトのトナー担持面から除去される。単一の電源手段のみによって、中間転写ベルトからトナーを除去してクリーニングでき、従来のような複数の電源を必要としないので、低コストとなり、中間転写装置を小型化することも可能となる。
しかも、回転型クリーナー部材は、中間転写ベルトの循環方向に沿って回転しつつトナーを除去するので、弾性を有する中間転写ベルトに過度の負荷を与えない。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記バイアス印加手段が、シート状に形成され、前記中間転写ベルトの循環方向と同方向に沿って中間転写ベルトに接触するように配置されたシート状バイアス印加手段、であることを特徴とする。
したがって、シート状のバイアス印加手段が中間転写ベルトの循環方向に沿って接触しする。このため、弾性を有する中間転写ベルトの循環に抗する負荷を少なく出来る。
請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記バイアス印加手段が、ブラシ状に形成され、前記中間転写ベルトの循環方向と同方向に沿って中間転写ベルトに接触するように配置されたブラシ状バイアス印加手段、であることを特徴とする。
したがって、ブラシ状のバイアス印加手段が中間転写ベルトの循環方向に沿って接触しする。このため、弾性を有する中間転写ベルトの循環に抗する負荷を少なく出来る。
しかも、ブラシを構成している多数の植毛が中間転写ベルトのトナー担持面に接触するので、接触性が高くなる。
請求項4に記載の発明では、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記クリーニング部材が、前記中間転写ベルトの厚みよりも少ない撓ませ量で中間転写ベルトを押圧するように配置されていることを特徴とする。
このように、中間転写ベルトを撓ませてクリーニング面をトナー担持面に接触させることで、より広い接触面積を得て、効果的にクリーニングできる。しかも、撓ませ量は中間転写装置の厚みよりも少なくされており、中間転写ベルトを過度に撓ませないので、弾性を有する中間転写ベルトの伸縮度合いをより小さく抑えることが可能になる。また、中間転写ベルトの撓みに起因する画像の劣化も防止することが可能になる。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明において、前記回転型クリーニング部材が金属製の金属クリーニングロールとされ、前記金属クリーニングロールの表面に接触してトナーを掻き取るトナー掻取部材、を有することを特徴とする
このように、金属クリーニングロールを中間転写ベルトのトナー担持面に接触させつつ回転させることで、弾性を有する中間転写ベルトを強く押圧する必要がなくなるので、中間転写ベルトに与える影響を小さくできる。しかも、トナー掻取部材が金属クリーニングロールの表面に接触してトナーを掻き取るので、金属クリーニングロールの表面は常にリフレッシュされ、トナー除去能力を高く維持できる。
請求項6に記載の発明では、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の発明において、前記バイアス印加手段が対向配置されたベルト支持手段よりも中間転写ベルト循環方向下流側で中間転写ベルトをトナー担持面と反対側から支持する第2ベルト支持手段と、前記第2ベルト支持手段と前記中間転写ベルトを介して対抗配置され中間転写ベルトのトナー担持面上のトナーに第2バイアス電圧を印加する第2バイアス印加手段と、前記第2バイアス印加手段に前記第2バイアス電圧を供給する第2電源手段と、を有することを特徴とする。
したがって、バイアス印加手段よりも下流側では、第2電源手段によって第2バイアス印加手段に供給された第2バイアス電圧により、第2バイアス印加手段と、対向する第2ベルト支持部材との間にも電位差が生じる(第2ベルト支持部材は第2バイアス印加手段よりも低電位となっている)。これにより、上流側の回転型クリーニング部材で除去できなかった中間転写ベルト上のトナーを第2バイアス印加手段で帯電させることができる。
請求項7に記載の発明では、請求項6に記載の発明において、前記第2バイアス印加手段が、ブラシ状に形成され、前記中間転写ベルトの循環方向と同方向に沿って中間転写ベルトに接触するように配置された第2ブラシ状バイアス印加手段、であることを特徴とする。
したがって、第2ブラシ状バイアス印加手段が中間転写ベルトの循環方向に沿って接触する。このため、弾性を有する中間転写ベルトの循環に抗する負荷を少なく出来る。
しかも、ブラシを構成している多数の植毛が中間転写ベルトのトナー担持面に接触するので、接触性が高くなる。
請求項8に記載の発明では、請求項6に記載の発明において、前記第2バイアス印加手段が、金属製とされ前記中間転写ベルトの循環方向に沿って回転可能とされた回転型金属ロール、であることを特徴とする。
このように、回転型金属ロールを中間転写ベルトのトナー担持面に接触させつつ回転させることで、弾性を有する中間転写ベルトを強く押圧する必要がなくなるので、中間転写ベルトに与える影響を小さくできる。
請求項9に記載の発明では、請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載の発明において、前記第2ベルト支持手段が、前記バイアス印加手段が対向配置されたベルト支持手段と電気的に接続され、前記回転型クリーニング部材が直接的に接地されていることを特徴とする。
したがって、第2バイアス印加手段から、第2ベルト支持手段、ベルト支持手段 電圧維持手段を経て接地される電気経路が構成される。第2バイアス印加手段によりベルト支持手段に接続されている電圧維持手段にバイアス供給され、ベルト支持手段の電位を安定化できるのでバイアス印加手段でのバイアス電圧の設定に自由度が増す。このため、たとえば、中間転写ベルトに対する張り付き力やトナー担持面上のトナーの帯電量をより適正に設定できる。
請求項10に記載の発明では、請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載の発明において、前記第2ベルト支持手段が、前記バイアス印加手段が対向配置されたベルト支持手段と電気的に絶縁されると共に直接的に接地されていることを特徴とする。
したがって、第2ベルト支持手段と第2バイアス印加手段が独立した回路となるため、第2バイアス印加手段のバイアス電圧を低く設定できる。
請求項11に記載の発明では、請求項10に記載の発明において、前記第2バイアス電圧が前記バイアス電圧と逆極性とされていることを特徴とする。
これにより、第2バイアス印加手段で、この残存トナーを再度除去できる。
請求項12に記載の発明では、請求項9又は請求項10に記載の発明において、前記第2バイアス電圧が前記バイアス電圧と同極性とされていることを特徴とする。
これにより、中間転写ベルト上の残存トナーを、例えば中間転写ベルトに接触する像担持体等を利用して除去することが可能となる。
請求項11及び請求項12のいずれであっても、より確実に中間転写ベルトのトナー担持面からトナーを除去できる。
請求項13に記載の発明では、請求項6〜請求項12のいずれか1項に記載の発明において、前記バイアス印加手段が対向配置されたベルト支持手段と前記第2ベルト支持手段とが、前記中間転写ベルトが支持された状態での短辺を構成する間隔で配置されていることを特徴とする。
これにより、中間転写装置を小型化することができる。また、弾性を有する中間転写ベルトのトナー担持面から、効果的にトナーを除去できる。
請求項14に記載の発明では、請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の中間転写装置と、前記中間転写装置にトナー像を一次転写する一次転写部と、前記中間転写装置のトナー像を記録媒体に二次転写する二次転写部と、を有することを特徴とする。
この画像形成装置では、一次転写部から中間転写装置に画像が一次転写され、さらにこの画像が二次転写部によって記録媒体に二次転写されて、記録媒体上に所望の画像が形成される。請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の中間転写装置を有しており、中間転写ベルトのトナー担持面からのトナー除去のために、従来のような複数の電源を必要としないので、低コストとなり、画像形成装置を小型化することも可能となる。
本発明は上記構成としたので、低コスト且つ小型の構成で中間転写ベルトから転写残トナーを有効に除去できる。
以下、本発明にかかる中間転写装置及び画像形成装置を適用した一例として、公知の電子写真プロセスを適用したカラープリンタについて図面を参照して説明する。また、本発明が適用される画像形成装置は、以下で説明するカラープリンタに限らず、複写機、ファクシミリ、あるいは、複合機等の画像形成装置であってもよい。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、本発明の本質とは直接関係しないものについては、詳細な説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る中間転写装置62(詳細は後述する)とこの中間転写装置62がカラープリンタ本体12に装着されるカラープリンタ10の概要が示されている。
カラープリンタ10は、カラープリンタ本体12を有し、このカラープリンタ本体12の上部に回動支点14を中心に回動自在の開閉カバー16が設けられている。また、カラープリンタ本体12の下部に給紙ユニット18が配置されている。
給紙ユニット18は、記録用紙Pが収納される給紙カセット22を有する。給紙カセット22の奥端近傍上部には、給紙カセット22から記録用紙Pを供給するフィードロール24、及び、供給される記録用紙Pを1枚ずつ捌くリタードロール26が配置されている。
搬送路28は、フィードロール24から排出口30までの記録用紙Pの通路である。搬送路28は、カラープリンタ本体12の裏側(図1の右側)近傍にあって、給紙ユニット18から定着装置90まで略垂直に形成されている。この搬送路28の定着装置90の上流側に二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とが配置され、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72の上流側にレジストロール32が配置されている。また、搬送路28の排出口30の近傍には排出ロール34が配置されている。
したがって、給紙ユニット18の給紙カセット22からフィードロール24により送り出された記録用紙Pは、リタードロール26により捌かれて最上部の記録用紙Pのみ搬送路28に導かれ、レジストロール32によりー時停止され、タイミングをとって二次転写ロール80と中間転写ベルト64(二次転写バックアップロール72)との間を通ってトナー像が転写され、この転写されたトナー像が定着装置90により定着され、排出ロール34により排出口30から開閉カバー16の上部に設けられた排出部36へ排出される。この排出部36は、排出口部分が低く、正面方向(図1の左方向)に向けて徐々に高くなるよう傾斜している。
カラープリンタ本体12には、略中央部にロータリ現像装置38が配置されている。ロータリ現像装置38は、現像器本体40内にイエロー(Yellow)、マゼンタ(Magenta)、シアン(Cyan)及び黒(Black)の4色のトナー像をそれぞれ形成する現像器42a〜42dを有し、ロータリ現像装置中心44を中心として左回り(図1において反時計回り)に回転する。現像器42a〜42dそれぞれは、現像ロール46a〜46dを有し、コイルスプリングなどの弾性体48a〜48dにより、現像器本体40の法線方向に押圧されている。
ロータリ現像装置38には、回転支軸49を軸として回転する感光体ドラム50が当接するように配置されており、現像ロール46a〜46dは、感光体ドラム50に当接していない状態で、それぞれの外周の一部が現像器本体40の外周から半径方向に、約2mm突出している。また、現像ロール46a〜46dそれぞれの両端には、現像ロール46a〜46dの直径よりもわずかに大きい直径のトラッキングロール(図示せず)が現像ロール46a〜46dと同軸で回転するように設けられている。つまり、現像器42a〜42dは、ロータリ現像装置中心44を中心として、それぞれ90°の間隔で現像器本体40の外周に配置され、現像ロール46a〜46dのトラッキングロールが感光体ドラム50の両端に設けられたフランジ(図示省略)に当接し、現像ロール46a〜46dと感光体ドラム50との間に所定の隙間を形成しつつ、感光体ドラム50上の潜像をそれぞれの色のトナーで現像する。
感光体ドラム50の下方には、帯電ロール52が設けられ、帯電ロール52に帯電バイアスを印加し、感光体ドラム50を一様に帯電する。感光体ドラム50の回転支軸49にぶら下がるように感光体ドラム用クリーナ54が設けられており、感光体ドラム50と感光体ドラム用クリーナ54とは一体化されている。感光体ドラム用クリーナ54は、一次転写後に感光体ドラム50に残留する廃トナーを掻き取るクリーニングブレード56と、クリーニングブレード56が掻き取った廃トナーを回収するトナー回収ケース58とから構成される。
なお、トナー回収ケース58の背面側(図1において右側)は、リブなどが形成され、記録用紙Pが滑らかに搬送されるように曲面にされて搬送路28の一部を形成している。
ロータリ現像装置38の下方背面側には、帯電ロール52により帯電された感光体ドラム50に、レーザ光などの光線により潜像を書き込む露光装置60が配置されている。また、ロータリ現像装置38の上方には、ロータリ現像装置38によって可視化されたトナー像を一次転写位置で一次転写され、二次転写位置(二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とのニップ部)まで搬送する中間転写装置62が設けられている。
中間転写装置62は、中間転写ベルト64、一次転写ロール66、ラップインロール68、ラップアウトロール70、二次転写バックアップロール72、クリーニングバックアップロール74及びブラシバックアップロール76等を有する。
中間転写ベルト64は、弾性を有し、ロータリ現像装置38の上方で長辺と短辺とを有するように略扁平に張られている。中間転写ベルト64の上両側の長辺は、カラープリンタ本体12の上部に設けられた排出部36に対して略平行となるように張られている。
また、中間転写ベルト64は、中間転写ベルト64の長辺下方で一次転写ロール66の上流に配置されたラップインロール68と、一次転写ロール66の下流に配置されたラップアウトロール70との間で感光体ドラム50にラップ状に接触する一次転写部(感光体ドラムラップ領域)を有し、感光体ドラム50に所定の範囲だけ巻きついて、感光体ドラム50の回転に従動する。このように、中間転写ベルト64には、一次転写ロール66によって感光体ドラム50上のトナー像が、イエロー、マゼンタ、シアン、黒の順に、トナー担持面64H(外側の面)上に重ねて一次転写され、この一次転写されたトナー像を二次転写ロール80に向けて搬送する。なお、ラップインロール68及びラップアウトロール70は、感光体ドラム50から離間している。
このように、中間転写ベルト64は、ラップインロール68、ラップアウトロール70、二次転写バックアップロール72、クリーニングバックアップロール74及びブラシバックアップロール76の5つのロールにより張架されており、一次転写ロール66によって感光体ドラム50上のトナー像が転写される。なお、これらのロールは、中間転写ベルト64を循環可能に張架支持すべく、円筒状又は円柱状に形成されている。
クリーニングバックアップロール74とブラシバックアップロール76との間隔は、上記したように、中間転写ベルト64が長辺と短辺とを有するように略扁平に張られたときの短辺となるように配置されている。このため、クリーニングバックアップロール74とブラシバックアップロール76との間隔が広い構成と比較して、中間転写装置62の小型化が図られている。また、後述するようにクリーニングロール83が接触するときの接触状態を確実に維持して、弾性を有する中間転写ベルト64のトナー担持面64Hから、確実にトナーを除去できるようにしている。
更に、中間転写ベルト64の裏側(図1の右側面)には、ラップアウトロール70及び二次転写バックアップロール72により平面部(短辺)が形成されており、この平面部が二次転写部となって搬送部28に臨むようにされている。
なお、二次転写部において、中間転写ベルト64と搬送路28との間が、約12°の角度になるように、ラップアウトロール70は配置されている。
クリーニングバックアップロール74は、二次転写後に中間転写ベルト64に残留する廃トナーを、後述するクリーニングロール83が吸着除去することを補助し、ブラシバックアップロール76は、二次転写後に中間転写ベルト64に残留する廃トナーをブラシロール86が掻き取ることを補助する。
中間転写ベルト64の長辺上方には、反射型フォトセンサ78が開閉カバー16の裏面(内側)に固定されることによって設けられている。反射型フォトセンサ78は、中間転写ベルト64上に形成されたトナーのパッチを読み取り、中間転写ベルト64の回転方向における位置を検出するとともに、トナー像の濃度検知を行う。
中間転写装置62の二次転写バックアップロール72には、搬送路28を挟んで二次転写ロール80が対峙している。つまり、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間が二次転写部における二次転写位置となっており、二次転写ロール80は、二次転写バックアップロール72の補助により、中間転写ベルト64に一次転写されたトナー像を二次転写位置で記録用紙Pに二次転写する。ここで、二次転写ロール80は、中間転写ベルト64が3回転する間、すなわちイエロー、マゼンタ、シアンの3色のトナー像を中間転写ベルト上に重ねて一次転写され、搬送されている間は中間転写ベルト64から離間しており、黒のトナー像が転写されると中間転写ベルト64に当接するようにされている。
なお、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間には、所定の電位差が生じるようにされており、二次転写ロール80を高電圧にした場合には、二次転写バックアップロール72はグランド(GND)に接続される。
中間転写ベルト64の反感光体ドラム50側端には、中間転写ベルト用クリーナ82が設けられている。中間転写ベルト用クリーナ82は、導電性シート81、クリーニングロール83、ブラシロール86、トナー回収ケース88及び回転支軸89を有し、回転支軸89を軸として揺動する。この揺動により、中間転写ベルト用クリーナ82は、導電性シート81、クリーニングロール83及びブラシロール86が中間転写ベルト64に接触する接触位置(図2参照)と、中間転写ベルト64から離間する離間位置(図3参照)との間を移動する。
導電性シート81は、本発明におけるバイアス印加手段の一例であり、図4にも示すように、弾性及び導電性を有するシートによって構成されている。導電性シート81の一端は中間転写装置62の筐体に固定され、他端は、中間転写ベルト64の循環方向に沿って、弾性的に所定の接触圧で、クリーニングバックアップロール74に巻きかけられた部分の中間転写ベルト64のトナー担持面64Hに接触している。この接触圧は、導電性シート81を中間転写ベルト64に確実に接触させることができ、且つ中間転写ベルト64の循環に過度の抵抗(負荷)とならないように設定されている。
図5に示すように、導電性シート81には、バイアス電源85が接続されており、所定のバイアス電圧(たとえば1700V、図7参照)が印加されている。導電性シート81が中間転写ベルト64のトナー担持面64Hに接触すると、トナー担持面64H上のトナーを帯電させて、その帯電量を制御する。
クリーニングロール83は金属製で円柱状又は円筒状に形成されており、図示しない回転駆動源によって、中間転写ベルト64の循環速度と略等しい周速で回転する。さらに、クリーニングロール83は、接地線87によって接地(アース)されおり、電位が0Vに維持されている。したがって、クリーニングロール83の外周面(クリーニング面83C)が、中間転写ベルト64のトナー担持面64H上で帯電制御されたトナーを静電的に吸着しトナー担持面64Hから除去(クリーニング)する。
そして、本実施形態では、クリーニングバックアップロール74が、電圧維持素子98を介して接地されている。電圧維持素子98は、クリーニングバックアップロール74の電位が所定値に達するまでは電荷を内部に溜め込んでクリーニングバックアップロール74の電位上昇に寄与するが、クリーニングバックアップロール74が所定電位となると、電荷を逃がす。これにより、クリーニングバックアップロール74が安定して所定電位(たとえば700V)に維持される。このような作用を奏する電圧維持素子98としては、たとえばバリスタやツェナーダイオード等を挙げることができる。
また、本実施形態では、図4に示すように、中間転写ベルト用クリーナ82が揺動して接触位置に至った状態で、クリーニングロール83が中間転写ベルト64を押し込んだときの中間転写ベルト64の撓ませ量B1は、中間転写ベルト64自体の厚みT1よりも短くされている。中間転写ベルト64を過度に撓ませないので、中間転写ベルト64の伸縮度合いをより小さく抑えることができる。
図6にも示すように、クリーニングロール83に対応して、スクレーパ84が配置されている。スクレーパ84は、たとえばステンレス等の金属によって薄板状に形成されており、先端のクリーニング部84Cが、クリーニングロール83の回転方向と反対方向を向いて外周面に接触するように配置されている。スクレーパ84は、クリーニングロール83の外周面に付着した廃トナーを掻き取ってクリーニングする。
ブラシロール86は、クリーニングロール83によるクリーニング後に残った廃トナーをさらに掻き取る。トナー回収ケース88は、クリーニングロール83及びブラシロール86でクリニーングした廃トナーを回収する。
ブラシロール86は、導電性の処理がなされたアクリルなどのブラシからなる。そして、中間転写ベルト64がトナー像を搬送する間には、クリーニングロール83及びブラシロール86が中間転写ベルト64から離間しており、所定のタイミングでこれらが一体となって中間転写ベルト64に当接するようにされている。ブラシロール86もクリーニングロール83と同様に、図示しない回転駆動源によって、中間転写ベルト64の循環速度と略等しい周速で回転する。
なお、中間転写装置62、感光体ドラム50、帯電ロール52、感光体ドラム用クリーナ54及び中間転写ベルト用クリーナ82は、一体化され、像形成ユニット96の一部を構成する。
二次転写位置の上方には、定着装置90が配置されている。定着装置90は、加熱ロール92と加圧ロール94とを有し、二次転写ロール80及び二次転写バックアップロール72により記録用紙Pに二次転写されたトナー像を記録用紙Pに定着させ、排出ロール34に向けて搬送する。排出ロール34は、排出口30から開閉カバー16の上部に設けられた排出部36へ記録用紙Pを排出する。
つぎに、上記実施形態の作用について説明する。
画像形成時であって、且つ中間転写ベルト64のトナー担持面64H上に画像形成に使用されるトナー(正規トナー)が存在していないとき(たとえば、中間転写ベルト64の循環駆動直後など)は、中間転写ベルト用クリーナ82を接触位置とし、導電性シート81、クリーニングロール83及びブラシロール86を中間転写ベルト64のトナー担持面64Hに接触させておく。
これに対し、画像形成時であって、且つ且つ中間転写ベルト64のトナー担持面64H上に正規トナーが存在しているときには、図3に示すように、中間転写ベルト用クリーナ82を離間位置とし、導電性シート81、クリーニングロール83及びブラシロール86を中間転写ベルト64のトナー担持面64Hから離間させておく。これにより、中間転写ベルト64のトナー担持面64Hをクリーニングする必要がある場合にのみ確実にクリーニングし、クリーニング不要の場合には、不用意にトナーを除去しないようにすることができる。
画像形成信号が送られると、図示しない駆動機構によって感光体ドラム50の駆動ギアに駆動力が伝達され、感光体ドラム50が回転する。
感光体ドラム50が帯電ロール52により一様に帯電され、この帯電された感光体ドラム50に、画像信号に基づいて露光装置60から光線が出射される。露光装置60からの光線は、感光体ドラム50の表面を露光し、潜像が形成される。露光装置60により形成された感光体ドラム50の潜像は、ロータリ現像装置38によってイエロー、マゼンタ、シアン、黒のトナー像が現像され、中間転写ベルト64に重ねて一次転写される。一次転写において、感光体ドラム50に残留する廃トナーは、感光体ドラム用クリーナ54によって掻き取られ、回収される。
一方、給紙信号等により、給紙カセット22に収納された記録用紙Pは、フィードロール24により送り出され、リタードロール26により捌かれて搬送路28に導かれ、レジストロール32により一時停止され、タイミングをとって二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間に導かれる。記録用紙Pが二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間に導かれると、中間転写ベルト64に一次転写されているトナー像が二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とによって記録用紙Pに二次転写される。
トナー像を転写された記録用紙Pは、定着装置90に導かれ、加熱ロール92とによる熱圧力によって、トナー像が定着される。トナー像が定着した記録用紙Pは、排出ロール34により排出口30から排出部36へ排出される。
二次転写後に、中間転写ベルト64のトナー担持面64H上に残留する廃トナーは、中間転写ベルト用クリーナ82によって除去され、回収される。すなわち、トナー担持面64H上の廃トナーは、まず、導電性シート81によって所定の帯電量に帯電制御され、クリーニングロール83のクリーニング面83Cが、中間転写ベルト64のトナー担持面64H上で帯電制御されたトナーを静電的に吸着しトナー担持面64Hから除去(クリーニング)する。このとき、クリーニングロール83は中間転写ベルト64の循環速度と略等しい周速で回転するので、クリーニングロール83から中間転写ベルト64に作用する循環方向の力が小さくなる。弾性を有する中間転写ベルト64に与える負荷が小さくなり、中間転写ベルト64の伸縮を軽減できる。
ここで、本実施形態では、図5に示すように、導電性シート81にバイアス電源85が接続され、この導電性シート81と中間転写ベルト64を介して対向配置されたクリーニングバックアップロール74が、電圧維持素子98を介して接地されている。さらに、導電性シート81よりも下流側で、且つクリーニングバックアップロール74と中間転写ベルト64を介して対向するクリーニングロール83は、直接的に接地されている。したがって、クリーニングバックアップロール74は、導電性シート81と、クリーニングロール83とで共通の対向電極として作用すると共に、所定電位に維持される。そして、図7に示すように、導電性シート81とクリーニングバックアップロール74との電位差(図7の例では1kV)により、転写後も中間転写ベルト64のトナー担持面64H上に残留している転写残トナーが帯電されて極性制御され、所定の極性に揃えられる。また、クリーニングバックアップロール74とクリーニングロール83との電位差(図7の例では700V)により、この極性が揃えられたトナー担持面64H上のトナーが、クリーニングロール83に吸着される。
このように、本実施形態では、クリーニングバックアップロール74を電圧維持素子98を介して接地することで、その電位を所定値に維持して、クリーニングロール83でのトナー回収を確実に行うことが可能となる。
しかも、電圧維持のために複数の電源を必要とせず、1つのバイアス電源85のみで十分であるので、低コストとなり、中間転写装置12及びカラープリンタ10を小型化することもできる。
なお、本実施形態では、クリーニングロール83の押し込みによる中間転写ベルト64の撓ませ量B1が、中間転写ベルト64自体の厚みT1よりも短くされることで、中間転写ベルト64を過度に撓ませないようになっており、中間転写ベルト64の伸縮度合いがより小さく抑えられている。加えて、クリーニングロール83は、中間転写ベルト64の循環方向に沿った回転しつつ、トナー担持面64H上のトナーを除去するので、弾性を有する中間転写ベルト64に過度の負荷を与えない。
図8には、本発明の第2実施形態の中間転写装置102が、中間転写ベルト用クリーナの近傍を拡大して示されている。
第2実施形態では、ブラシバックアップロール76が接続線106によってクリーニングバックアップロール74と電気的に接続されると共に、電圧維持素子98を介して接地されている。
また、ブラシロール86には第2バイアス電源104が接続されており、ブラシロール86が、本発明における第2バイアス印加手段になっている。また、ブラシバックアップロール76が、本発明における第2ベルト支持手段になっている。
ブラシロール86からトナー担持面64H上のトナーに作用する電圧(第2バイアス電圧)の極性は、導電性シート81からトナーに作用する電圧(第1バイアス電圧)と同極性とされている。
したがって、第2実施形態では、ブラシロール86からブラシバックアップロール76、クリーニングバックアップロール74及び電圧維持素子98を経て接地される電気経路が構成される。
そして、ブラシロール86とブラシバックアップロール76との間にも、所定の電位差が安定的に維持されている。このため、クリーニングロール83で除去しきれなかったトナー担持面64H上のトナーを、再度、同極性に帯電させる。そして、このトナーを、感光体ドラム50に再転写させて、トナー担持面64Hから除去することができる。
また、クリーニングバックアップロール74の電位を安定化できるので、導電性シート81での第1バイアス電圧の設定に自由度が増す。たとえば、中間転写ベルト64に対する張り付き力やトナー担持面64H上でのトナーの帯電量等を、より適正な値に設定可能となる。

ブラシロール86とブラシバックアップロール76との間の電位差で再度吸着し、トナー担持面64Hから除去することができ、より高いクリーニング効果を得ることができる。
なお、第2実施形態において、図9に示すように、ブラシロール86からトナー担持面64H上のトナーに作用する第2バイアス電圧の極性を、導電性シート81からトナーに作用する第1バイアス電圧と同極性にしてもよい。同極性にすると、クリーニングロール83で除去しきれなかったトナー担持面64H上のトナーを再度、同極性に帯電させる。そして、このトナーを、感光体ドラム50に再転写させて、トナー担持面64Hから除去することができる。
図9には、本発明の第3実施形態の中間転写装置122が、図8と同じく中間転写ベルト用クリーナの近傍を拡大して示されている。
第3実施形態では、クリーニングバックアップロール74とブラシバックアップロール76とは絶縁され、さらにブラシバックアップロール76が接地線124によって直接的に接地されている点が、第2実施形態と異なっている。したがって、ブラシバックアップロール76の電位は、常に0Vに維持される。また、ブラシロール86からトナー担持面64H上のトナーに作用する第2バイアス電圧の極性は、導電性シート81からトナーに作用する第1バイアス電圧と同極性にされている。
このような構成の第3実施形態においても、図8に示した第2実施形態と同様に、クリーニングロール83で除去しきれなかったトナー担持面64H上のトナーを再度、同極性に帯電させ、さらにこのトナーを、感光体ドラム50に再転写させて、トナー担持面64Hから除去することができる。
また、第3実施形態では、第2実施形態と比較して、ブラシバックアップロール76とブラシロール86とで独立した回路が構成されているため、ブラシロール86の電圧(第2バイアス電圧)を、第2実施形態よりも小さく設定できる。特に、第2バイアス電源104は、定電流型の電源が使用されることが好ましいが、この場合には、中間転写ベルト64の電気抵抗の増大に伴って電圧も変化してしまうことになるため、大電圧で且つ安定した電源が必要でコスト高を招く。これに対し、第3実施形態では、第2バイアス電源104として第2実施形態よりも低電圧のものを使用できるので、低コストで構成できる。
第2実施形態及び第3実施形態において、第2バイアス印加手段は、上記のブラシロール86に限定されず、たとえば、金属ロールを中間転写ベルト64の循環方向と同方向に回転させる構成(回転型金属ロール)でもよい。
なお、第3実施形態では、図10に示す変形例のように、ブラシロール86からトナー担持面64H上のトナーに作用する第2バイアス電圧の極性を、導電性シート81からトナーに作用する第1バイアス電圧と逆極性とし、クリーニングロール83で除去しきれなかったトナー担持面64H上のトナーを、ブラシロール86で再度吸着して、トナー担持面64Hから除去してもよい。
なお、上記説明では、本発明のバイアス印加手段として、導電性シート81を例にあげたが、中間転写ベルト64のトナー担持面64H上のトナーを所定の電位に安定して帯電制御できれば、その構成は特に限定されない。たとえば、図11に示す導電性ブラシ132を使用し、導電性ブラシ132の植毛134の先端が、中間転写ベルト64の循環方向に沿って接触するようにしてもよい。導電性ブラシ132を使用すると、多数の植毛134の先端がトナー担持面64Hに接触するので、より偏りなくトナーを帯電させることができる。
同様に、本発明のトナー掻取部材としても、クリーニングロール83の外周面のトナーを確実に除去できれば、その構成(材質や形状)は限定されない。たとえば、図12に示すウレタンブレード142等の樹脂製の板状部材をを使用し、スクレーパ84と同様に、その先端がクリーニングロール83の回転方向と反対方向を向いて外周面に接触するように配置してもよい。さらに、図13に示すように、クリーニングロール83の外周面にパッド146を押し当てて、クリーニングロール83の外周面のトナーを掻き取る構成でもよい。
本発明のカラープリンタ10によって画像が形成される媒体としても、記録用紙Pに限らず、たとえば、OHPシートであってもよい。
本発明の実施形態に係る中間転写装置及びこの中間転写装置を用いたカラープリンタの内部を模式的に示す断面図である。 本発明の第1実施形態の中間転写装置の中間転写ベルトクリーナの近傍を中間転写ベルトへの接触位置で示す拡大断面図である。 本発明の第1実施形態の中間転写装置の中間転写ベルトクリーナの近傍を中間転写ベルトからの離間位置で示す拡大断面図である。 本発明の第1実施形態の中間転写装置のクリーニングロール近傍を中間転写ベルトへの接触位置で示す拡大断面図である。 本発明の第1実施形態の中間転写装置の中間転写ベルトクリーナの近傍を概略的に示す説明図である。 本発明の第1実施形態の中間転写装置の中間転写ベルト用クリーナをクリーニングロールとスクレーパを含んで示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係る中間転写ベルト用クリーナでの導電性シート、クリーニングバックアップロール及びクリーニングロールの電位を示す説明図である。 本発明の第2実施形態の中間転写装置の中間転写ベルトクリーナの近傍を概略的に示す説明図である。 本発明の第3実施形態の変形例の中間転写装置の中間転写ベルトクリーナの近傍を概略的に示す説明図である。 本発明の第3実施形態の変形例の中間転写装置の中間転写ベルトクリーナの近傍を概略的に示す説明図である。 本発明に係るバイアス印加手段の一例として導電性ブラシが用いられた例を示す説明図である。 本発明に係るトナー掻取部材の一例としてウレタンブレードが用いられた例を示す説明図である。 本発明に係るトナー掻取部材の一例としてパッドが用いられた例を示す説明図である。
符号の説明
10 カラープリンタ(画像形成装置)
12 カラープリンタ本体
14 回動支点
16 開閉カバー
18 給紙ユニット
20 給紙ユニット本体
22 給紙カセット
24 フィードロール
26 リタードロール
28 搬送部
28 搬送路
30 排出口
32 レジストロール
34 排出ロール
36 排出部
38 ロータリ現像装置
40 現像器本体
42a 現像器
44 ロータリ現像装置中心
46a 現像ロール
48a 弾性体
49 回転支軸
50 感光体ドラム
50 反感光体ドラム
52 帯電ロール
54 感光体ドラム用クリーナ
56 クリーニングブレード
58 トナー回収ケース
60 露光装置
62 中間転写装置
64 中間転写ベルト
64H トナー担持面
66 一次転写ロール
68 ラップインロール
70 ラップアウトロール
72 二次転写バックアップロール
74 クリーニングバックアップロール(ベルト支持手段)
76 ブラシバックアップロール(第2ベルト支持手段)
78 反射型フォトセンサ
80 二次転写ロール
81 帯電制御シート(シート状バイアス印加手段)
82 中間転写ベルト用クリーナ
83 クリーニングロール(回転型クリーニング部材)
83C クリーニング面(クリーニング部)
84 スクレーパ(トナー掻取部材)
84C クリーニング部
86 ブラシロール
88 トナー回収ケース
89 回転支軸
90 定着装置
92 加熱ロール
94 加圧ロール
96 像形成ユニット
98 電圧維持素子(電圧維持手段)
132 導電性ブラシ(ブラシ状バイアス印加手段)
142 ウレタンブレード(トナー掻取部材)
146 パッド(トナー掻取部材)
P 記録用紙

Claims (14)

  1. 無端状に形成され、複数のベルト支持部材によって循環可能に支持され、少なくとも循環方法に弾性を有する中間転写ベルトと、
    前記ベルト支持手段の少なくとも1つに前記中間転写ベルトを介して対向配置され中間転写ベルトのトナー担持面上のトナーにバイアス電圧を印加するバイアス印加手段と、
    前記バイアス印加手段に前記バイアス電圧を供給する電源手段と、
    前記バイアス印加手段の近傍で且つバイアス印加手段よりも中間転写ベルトの循環方向下流側に配置され、前記中間転写ベルトの循環方向に沿って回転可能とされた回転型クリーニング部材と、
    を備え、
    前記回転型クリーニング部材は直接的に接地され、
    前記ベルト支持手段は電圧維持手段を介して接地されていることを特徴とする中間転写装置。
  2. 前記バイアス印加手段が、シート状に形成され、前記中間転写ベルトの循環方向と同方向に沿って中間転写ベルトに接触するように配置されたシート状バイアス印加手段、であることを特徴とする請求項1に記載の中間転写装置。
  3. 前記バイアス印加手段が、ブラシ状に形成され、前記中間転写ベルトの循環方向と同方向に沿って中間転写ベルトに接触するように配置されたブラシ状バイアス印加手段、であることを特徴とする請求項1に記載の中間転写装置。
  4. 前記クリーニング部材が、前記中間転写ベルトの厚みよりも少ない撓ませ量で中間転写ベルトを押圧するように配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の中間転写装置。
  5. 前記回転型クリーニング部材が金属製の金属クリーニングロールとされ、
    前記金属クリーニングロールの表面に接触してトナーを掻き取るトナー掻取部材、
    を有することを特徴とする請求項4に記載の中間転写装置。
  6. 前記バイアス印加手段が対向配置されたベルト支持手段よりも中間転写ベルト循環方向下流側で中間転写ベルトをトナー担持面と反対側から支持する第2ベルト支持手段と、
    前記第2ベルト支持手段と前記中間転写ベルトを介して対抗配置され中間転写ベルトのトナー担持面上のトナーに第2バイアス電圧を印加する第2バイアス印加手段と、
    前記第2バイアス印加手段に前記第2バイアス電圧を供給する第2電源手段と、
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の中間転写装置。
  7. 前記第2バイアス印加手段が、ブラシ状に形成され、前記中間転写ベルトの循環方向と同方向に沿って中間転写ベルトに接触するように配置された第2ブラシ状バイアス印加手段、であることを特徴とする請求項6に記載の中間転写装置。
  8. 前記第2バイアス印加手段が、金属製とされ前記中間転写ベルトの循環方向に沿って回転可能とされた回転型金属ロール、であることを特徴とする請求項6に記載の中間転写装置。
  9. 前記第2ベルト支持手段が、前記バイアス印加手段が対向配置されたベルト支持手段と電気的に接続され、
    前記回転型クリーニング部材が直接的に接地されていることを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載の中間転写装置。
  10. 前記第2ベルト支持手段が、前記バイアス印加手段が対向配置されたベルト支持手段と電気的に絶縁されると共に直接的に接地されていることを特徴とする請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載の中間転写装置。
  11. 前記第2バイアス電圧が前記バイアス電圧と逆極性とされていることを特徴とする請求項10に記載の中間転写装置。
  12. 前記第2バイアス電圧が前記バイアス電圧と同極性とされていることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の中間転写装置。
  13. 前記バイアス印加手段が対向配置されたベルト支持手段と前記第2ベルト支持手段とが、前記中間転写ベルトが支持された状態での短辺を構成する間隔で配置されていることを特徴とする請求項6〜請求項11のいずれか1項に記載の中間転写装置。
  14. 請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の中間転写装置と、
    前記中間転写装置にトナー像を一次転写する一次転写部と、
    前記中間転写装置のトナー像を記録媒体に二次転写する二次転写部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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