JP2005325507A - 長繊維不織布およびタフテッドカーペット用基布およびタフテッドカーペット - Google Patents
長繊維不織布およびタフテッドカーペット用基布およびタフテッドカーペット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005325507A JP2005325507A JP2005170668A JP2005170668A JP2005325507A JP 2005325507 A JP2005325507 A JP 2005325507A JP 2005170668 A JP2005170668 A JP 2005170668A JP 2005170668 A JP2005170668 A JP 2005170668A JP 2005325507 A JP2005325507 A JP 2005325507A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nonwoven fabric
- melting point
- fabric
- tufted carpet
- long
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Carpets (AREA)
- Nonwoven Fabrics (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明の長繊維不織布は、熱可塑性樹脂の連続フィラメントで構成された不織布であって、JIS L 1906に準じて測定される該不織布の幅方向(ヨコ方向)の乾熱収縮率の範囲が−10〜0%であること特徴とするものである。 本発明のタフテッドカーペット用基布は、かかる長繊維不織布であって、JIS L 1906に準じて測定される該不織布の幅方向(ヨコ方向)の乾熱収縮率が−5〜0%の範囲であることを特徴とするものである。
【選択図】 なし
Description
また、低融点成分には、高融点成分の融点よりも、低い融点を有するものであればいかなる熱可塑性樹脂でもよいが、高融点成分との接着性やリサイクル時に類似の樹脂で構成されていることが好ましい点などから、イソフタル酸共重合やアジピン酸共重合などの共重合ポリエステルであることが好ましい。
(1)長繊維不織布(タフテッドカーペット用基布;以下基布と略す)およびタフト後基布(パイル地)の引張強力
長繊維不織布(基布)およびタフト後基布(パイル地)の引張強力は、JIS L 1906に準じて測定した。
(2)長繊維不織布(基布)のヨコ方向乾熱収縮率
長繊維不織布(基布)のヨコ方向の乾熱収縮率は、JIS L 1906に準じて測定した。
(3)タフト後基布(パイル地)のヨコ(ゲージ)方向乾熱収縮率
基布にナイロンBCF(東レ株式会社製 品番;2600d-160f-M207 )を用いて、1/10ゲージ、ステッチ11コ/2.54cm、パイル高さ 3.5mmの条件でタフティングマシンを使用して得られたタフト後基布(パイル地)を、50cm角に裁断し、130℃の熱風乾燥機で15分間処理した後、幅寸法変化を求め乾熱収縮率とした。
(4)タイルカーペットの反り
タイルカーペットの反りは、JIS L1904に準じて測定した。
実施例1〜3
融点が262℃であるポリエチレンテレフタレートを高融点成分に、融点が230℃であるイソフタル酸共重合ポリエステルを低融点成分として溶融した後、高融点成分フィラメントと低融点成分フィラメントの混繊タイプの口金孔数30ホールの口金を多数配列し、高融点成分と低融点成分の重量比率が85:15となるように溶融ポリマーを押し出し冷却しながら、フィラメントの繊度が11.1デシテックスとなるようにエジェクター(エアーサッカー)にて高速牽引し、フィラメント群を開繊した後、移動するネットコンベア上に噴射、集積した。引き続き、表面温度が235℃であり、凸部圧着面積がロール表面面積の12%であるエンボスロール(凹凸ロール)とフラットロールを用いて線圧60Kg/cmの条件で圧着した後、150℃の雰囲気下でドラフト比率(タテ延伸ロールの回転比率)が(1) 1%、(2) 3%、(3) 5%として延伸処理をした後、15℃の冷風により冷却した。さらに、得られたシートにスプレーにてジメチルポリシロキサンのエマルジョン平滑剤を不織布に対し有効成分で1%付与して目付が約100g/m2の3種類のタフテッドカーペット用基布を作成した。得られた基布のヨコ方向の乾熱収縮率はそれぞれ、(1) −0.2%、(2) −0.8%、(3) −1.5%であった。
<塩化ビニルバッキング樹脂組成物(X)>
塩化ビニルペースト 100重量部
ジオクチルフタレート 90重量部
炭酸カルシュウム 350重量部
カーボントナー 2重量部
<塩化ビニルバッキング樹脂組成物(Y)>
塩化ビニルペースト 100重量部
ジオクチルフタレート 95重量部
炭酸カルシュウム 300重量部
カーボントナー 2重量部
実施例4
実施例2(ドラフト比率が3%)において、加熱融着処理をエンボスロール(凹凸ロール)とフラットロールではなく、サクションドラムロールを用いて240℃の熱風をエアースルーによって行うこと以外は、実施例2と同様にして、タフテッドカーペット用基布およびタイルカーペットを作成した。
実施例5
実施例2(ドラフト比率が3%)に記載の平滑剤を付与する前のシートに、樹脂接着剤としてエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂のエマルジョンと平滑剤としてジメチルポリシロキサンのエマルジョン平滑剤を不織布に対し有効成分でそれぞれ6%、1%となるように含浸付与して、150℃の温度で乾燥した。尚、乾燥は、ネット乾燥機で予備乾燥した後、多数のサクションドラムを用いてドラフト比率1%で乾燥、キュアリングを実施して目付が約100g/m2のタフテッドカーペット用基布を作成した。得られた基布のヨコ方向の乾熱収縮率は−1.0%であった。実施例2と同様にしてタイルカーペットを作成した。比較例1
実施例1において、タテ方向延伸処理をしない(リラックス状態)こと以外は、実施例1と同様にして、タフテッドカーペット用基布およびタイルカーペットを作成した。
Claims (9)
- エアーサッカーにより延伸して得られる熱可塑性樹脂の熱可塑性樹脂の連続フィラメントで構成された不織布であって、JIS L 1906に準じて測定される該不織布の幅方向(ヨコ方向)の乾熱収縮率の範囲が、−10〜0%であること特徴とする長繊維不織布。
- 該不織布が、高融点成分と低融点成分からなる熱可塑性樹脂の連続フィラメントで構成される請求項1に記載の長繊維不織布。
- 該不織布が、該低融点成分の熱溶融固化によって連続フィラメント相互間が接着されたものである請求項2に記載の長繊維不織布。
- 該低融点成分が、該高融点成分の融点より少なくとも20℃以上低いものである請求項2〜3のいずれかに記載の長繊維不織布。
- 該高融点成分が、ポリエチレンテレフタレートであり、該低融点成分が、共重合ポリエステルである請求項2〜4のいずれかに記載の長繊維不織布。
- 該不織布が、樹脂接着剤を含有するものである請求項1〜5のいずれかに記載の長繊維不織布。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の長繊維不織布であって、JIS L 1906に準じて測定される該不織布の幅方向(ヨコ方向)の乾熱収縮率が−5〜0%の範囲であることを特徴とするタフテッドカーペット用基布。
- 請求項7記載のタフテッドカーペット用基布に、パイル糸をタフトし、そのパイル面の裏面にバッキング樹脂層を設けたことを特徴とするタフテッドカーペット。
- 該タフテッドカーペットが、タイル状に裁断されてなるタイルカーペットである請求項8に記載のタフテッドカーペット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005170668A JP4114681B2 (ja) | 2005-06-10 | 2005-06-10 | 長繊維不織布およびタフテッドカーペット用基布およびタフテッドカーペット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005170668A JP4114681B2 (ja) | 2005-06-10 | 2005-06-10 | 長繊維不織布およびタフテッドカーペット用基布およびタフテッドカーペット |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7819397A Division JP3702572B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | 長繊維不織布の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005325507A true JP2005325507A (ja) | 2005-11-24 |
JP4114681B2 JP4114681B2 (ja) | 2008-07-09 |
Family
ID=35472051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005170668A Expired - Fee Related JP4114681B2 (ja) | 2005-06-10 | 2005-06-10 | 長繊維不織布およびタフテッドカーペット用基布およびタフテッドカーペット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4114681B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007190242A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Suminoe Textile Co Ltd | 防音カーペット。 |
JP2015146973A (ja) * | 2014-02-07 | 2015-08-20 | キヤノン株式会社 | 静電容量型トランスデューサおよびその製造方法 |
JP2019527098A (ja) * | 2016-12-27 | 2019-09-26 | コーロン インダストリーズ インク | カーペット基布用不織布の製造方法 |
JP2021069811A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | トーア紡マテリアル株式会社 | タフトカーペット及びその製造方法 |
JP2023501199A (ja) * | 2019-11-08 | 2023-01-18 | コーロン インダストリーズ インク | スパンボンド不織布およびそれを用いたタイルカーペット |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0670076U (ja) * | 1993-03-12 | 1994-09-30 | サンデン株式会社 | 自動販売機 |
-
2005
- 2005-06-10 JP JP2005170668A patent/JP4114681B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007190242A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Suminoe Textile Co Ltd | 防音カーペット。 |
JP2015146973A (ja) * | 2014-02-07 | 2015-08-20 | キヤノン株式会社 | 静電容量型トランスデューサおよびその製造方法 |
JP2019527098A (ja) * | 2016-12-27 | 2019-09-26 | コーロン インダストリーズ インク | カーペット基布用不織布の製造方法 |
JP2021069811A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | トーア紡マテリアル株式会社 | タフトカーペット及びその製造方法 |
JP2023501199A (ja) * | 2019-11-08 | 2023-01-18 | コーロン インダストリーズ インク | スパンボンド不織布およびそれを用いたタイルカーペット |
JP7425866B2 (ja) | 2019-11-08 | 2024-01-31 | コーロン インダストリーズ インク | スパンボンド不織布およびそれを用いたタイルカーペット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4114681B2 (ja) | 2008-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5716251B2 (ja) | 熱接着性不織布芯地の製造方法および使用 | |
KR100235419B1 (ko) | 성형가능한 폴리올레핀 터프티드 카페트(turfted carpet)의 제조방법 | |
US8443857B2 (en) | Process of thermal transfer using hot melt adhesive lamination for forming a carpet backing and finished carpet or tile product | |
JP4114681B2 (ja) | 長繊維不織布およびタフテッドカーペット用基布およびタフテッドカーペット | |
TWI633219B (zh) | 用於製造結構化的微絲非織造物的方法 | |
US5725705A (en) | Dust-control mat having excellent dimensional stability and method of producing the same | |
JP5366132B2 (ja) | タフテッドカーペットの裏加工方法及びその裏加工方法で製造されたタフテッドカーペット。 | |
JP3702572B2 (ja) | 長繊維不織布の製造方法 | |
JPH09273063A (ja) | 不織布およびタフテッドカーペット用一次基布およびタフテッドカーペットおよびフィルター基材およびフィルター | |
US3705063A (en) | Method of producing high-loft,nonwoven paneling material and covering | |
JP4906237B2 (ja) | タフテッドカーペット一次基布およびタフテッドカーペット | |
JPH10266057A (ja) | 不織布およびタフテッドカーペット用基布およびタフテッドカーペット | |
JPH09256255A (ja) | 不織布およびカーペット用一次基布およびカーペットおよび壁材 | |
JP2007203686A (ja) | 皮革様物およびその製造方法 | |
JP5159139B2 (ja) | 長繊維不織布の製造方法および人工皮革用基材の製造方法 | |
JP4968840B2 (ja) | カーペット用セカンド基布及びその製造方法 | |
US3689353A (en) | Nonwoven material and method of making the same | |
JPH11309063A (ja) | タフテッドカーペット用一次基布 | |
US20110263173A1 (en) | Carpet tile primary backing systems and methods | |
JP3650078B2 (ja) | カーペットの製法 | |
JPH0931818A (ja) | タフテッドカーペット用一次基布およびその製造方法とタフテッドカーペット | |
JPH10273863A (ja) | タフテッドカーペット用基布およびタフテッドカーペット | |
JPH0593356A (ja) | タフテツドカーペツト用基布 | |
JP2008057098A (ja) | 立毛調シートおよびその製造方法 | |
US20210170439A1 (en) | Absorbent material on a nonwoven fabric basis |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20080115 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20080306 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Effective date: 20080325 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080407 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120425 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |