JP2005325172A - シリカ充填ゴムをゴム成分とするゴム組成物、およびシリカ充填ゴムの製造方法 - Google Patents

シリカ充填ゴムをゴム成分とするゴム組成物、およびシリカ充填ゴムの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ゴム中におけるシリカの分散性を向上させることで、加工性が改善し、高い弾性率を示すゴム組成物を提供する。
【解決手段】糖系界面活性剤の存在下で、ゴムラテックスおよびシリカを共凝固させて得られるゴム成分を含有するゴム組成物、および糖系界面活性剤の存在下で、ゴムラテックスおよびシリカを共凝固させる工程を含むシリカ充填ゴムの製造方法。前記糖系界面活性剤は、生物由来の界面活性剤であることが好ましい。
【選択図】なし

Description

本発明は、シリカ充填ゴムをゴム成分とするゴム組成物、およびシリカ充填ゴムの製造方法に関する。
近年、環境問題や省資源の観点から、タイヤに対して低燃費化とグリップ性能の向上が求められており、これらを可能にする補強用充填剤としてシリカが検討されている。
ゴム組成物に対するシリカの混練は、一般的にバンバリーミキサー、オープンロール、ニーダー等の混練装置を用いて行なわれている。しかし、シリカは、補強用充填剤として広く使用されているカーボンブラックに比べ、その表面がシラノール基に覆われ、強い自己凝集性があるため、ゴム中での分散性に劣るという問題があった。
ゴム中におけるシリカの分散性を向上させるために、近年、様々な方法が検討されている。例えば、シランカップリング剤の添加によってゴムとシリカとの親和性を向上させる方法が検討されている。また、ゴムラテックスとカーボンブラックを適当な割合で混合、分散させた水溶液を適当な酸で共沈殿させてゴムとカーボンブラックの凝固物を得る方法をもとにして、ゴムラテックス中のゴムおよびシリカを共沈殿させてゴムとシリカとの凝固物を得る方法が検討されている。さらに、ゴムラテックス中のゴムおよびシリカを共沈殿させる際に、その分散液にシランカップリング剤およびカチオン性高分子を添加してゴムとシリカを均一に凝固させる方法などが検討されている。
このように、シリカのゴム中への分散性を向上させる方法は種々検討されてきているが、いまだ、カーボンブラックと比較すると分散性は不十分であり、さらなる改善が必要とされている。
特開2003−221402号公報
本発明は、ゴム中におけるシリカの分散性を向上させたゴム組成物を提供することを目的とする。
本発明は、糖系界面活性剤の存在下で、ゴムラテックスおよびシリカを共凝固させて得られるシリカ充填ゴムからなるゴム成分を含有するゴム組成物に関する。
前記糖系界面活性剤は、生物由来の界面活性剤であることが好ましい。
また、本発明は、糖系界面活性剤の存在下で、ゴムラテックスおよびシリカを共凝固させる工程を含むシリカ充填ゴムの製造方法に関する。
本発明によれば、ゴムラテックスとシリカとを共凝固する際に糖系界面活性剤を添加することでシリカの分散性を向上させたシリカ充填ゴムを使用することにより、ムーニー粘度が低下して加工性が改善され、高い弾性率を示すゴム組成物を提供することができる。
本発明のゴム組成物は、予めシリカが充填されているゴム(シリカ充填ゴム)をゴム成分として含有する。
前記シリカ充填ゴムは、糖系界面活性剤の存在下でゴムラテックスおよびシリカを共凝固させて製造される。ここで共凝固とは、ゴムラテックス中のゴムとシリカとを共沈殿させてゴムとシリカとの共凝固物を生成する方法をいう。
前記ゴムラテックスとしては、水を溶媒としてゴムが分散しているものであればとくに規定はなく、天然ゴムラテックス、脱蛋白質天然ゴムラテックス、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)ラテックスやスチレンブタジエンゴム(SBR)ラテックス、イソプレンゴム(IR)ラテックスなどのゴムラテックスを用途に応じて使用できる。また、ゴムラテックス中にプロセスオイルを混合した油展系のゴムラテックスにも適用することができる。
前記シリカとしては、公知の方法によって得られる乾式シリカ、湿式シリカおよびゾル−ゲル法シリカを用いることができる。また、本発明の製造工程を用いることで、表面が水酸基によって覆われているような充填剤、たとえば糖系の充填剤であるバイオフィラーやコーンスターチなどを前記シリカとともに併用することができる。
シリカ充填ゴム中におけるシリカの配合量は、ゴムラテックス中のゴム固形分100重量部に対して10重量部以上であることが好ましく、20重量部以上であることがより好ましい。シリカの配合量が10重量部未満では、十分な補強効果を得ることができない傾向がある。また、シリカの配合量は、ゴム固形分100重量部に対して150重量部以下であることが好ましく、100重量部以下であることがより好ましい。配合量が150重量部をこえると、加工性が大幅に悪化する傾向がある。
前記糖系界面活性剤とは、親水性部位として糖鎖を有し、疎水性部位として脂質を有する界面活性剤をいう。糖系界面活性剤としてはたとえば、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルなどがあげられる。
本発明において用いられる糖系界面活性剤は生物由来のものであることが好ましい。ここで生物由来とは、例えば、微生物などにより産生されるものをいう。このような微生物としては、生物由来の糖系界面活性剤を生産する能力を有する微生物であればよい。例えば、生物由来の糖系界面活性剤としてマンノシルエリスリトールリピッド(MEL)を生産する場合は、Psuedozyma antarctica(旧分類名ではCandida antarctica)を微生物として用いることが好ましい。
ここで、生物由来の界面活性剤としては前記糖系界面活性剤のほかに、コリノミコリン酸(Corynomycolic acid)などの脂肪酸系のもの、エマルサン(Emulsan)、リポサン(Liposan)などのバイオポリマー系のもの、サーファクチン、ビィスコシンなどのリポペプタイド系のものなど種々のものが知られている。これらは通常の界面活性剤に比べ、複数の官能基や光学活性を有する点、嵩高い構造や複雑な構造を有する点、生理活性(抗微生物、抗腫瘍作用)を有する点、および生分解性や安全性が高い点を有することを特徴とする。生物由来の糖系界面活性剤は、他の生物由来の界面活性剤に比べて少量の添加により、十分な分散性が得られるという点が優れているため、本発明において好ましく用いられる。
前記生物由来の糖系界面活性剤は、糖類を含有する種母培地に前記微生物を接種して培養を行なったのちに、原料(炭素源)を添加することで生産されることが好ましい。糖類としては、グルコースが好ましいが、例えば、グリセロール、ショ糖、果糖、マンノース、マンニトールなどを用いてもよい。
前記微生物、および種母培地に含有されるグルコースなどの糖類からは、直接、生物由来の糖系界面活性剤を生産することができない。しかし、該糖類で培養した後に得られる菌体(休止菌体ともよぶ)をフランコやリアクターなどの反応容器中で、原料(油脂や炭化水素類)と混合・攪拌すると、ただちに大量に生物由来の糖系界面活性剤を生産することができる。この手法(休止菌体法)を用いることで、生物由来の糖系界面活性剤の生産のスケールアップが容易であり、生産収率を向上させることができる(とくにMELの場合、65〜75%程度、収率を向上可能)。また、炭素源以外の培地成分も含まないため、分離精製も容易である。
前記原料(炭素源)としては、各種天然油脂(動物油、植物油)を利用することができる。例えば、生物由来の糖系界面活性剤としてMELを生産した場合、落花生油を原料として用いたときにMELの収率が最大となる。大豆油の場合も、ほぼ同様の収率で生成物が得られる。大豆油以外に、サフラワー油、ヒマワリ油、綿実油、コーン油などでも良好な生産が認められる。油脂以外の原料としては、炭化水素(n−アルカン、n−アルケンなど)、脂肪族アルコール(1級、2級)、脂肪族ケトン(末端にメチルケトン、エチルケトン構造を持つもの)、脂肪族メチルエステルなどがあげられる。なお、炭化水素類を原料として用い、MELを生産する場合、炭素鎖長が長くなるにともなってMELの生産性が向上し、n−オクタデカン(鎖長が18)の場合に最高の収率が得られる(対原料重量あたり、80〜87%(w/w))。
前記生物由来の糖系界面活性剤としては、例えば、トレハロースリピド化合物、サクシノイルトレハロースリピド系化合物、ソフォローリピド系化合物、セロビオースリピド系化合物、マルトースリピド系化合物、ポリオールリピド系化合物、グルコースリピド系化合物、フルクトースリピド系化合物、グルコシドリピド系化合物、マンノシドリピド系化合物、シュークロースリピド系化合物、ラムノースリピド系化合物、アルカノイル−N−グルカミド系化合物等の各種化合物をあげることができる。また、これらの誘導体も本発明における生物由来の糖系界面活性剤に含めることとする。
前記生物由来の糖系界面活性剤としては、なかでも(1)マンノシドリピド系化合物、(2)ラムノースリピド系化合物、(3)ソフォロースリピド系化合物、(4)トレハロースリピド化合物、(5)サクシノイルトレハロースリピド系化合物、(6)セロビオースリピド系化合物、(7)グルコシドリピド系化合物および(8)アルカノイル−N−メチルグルカミド系化合物の8種類が好ましく用いられる。
マンノシドリピド系化合物(1)としては、以下の一般式1で表されるものを用いることが好ましい。
一般式1
Figure 2005325172
{式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ水素原子、CH2(OH)−〔CH(OH)〕m−CH2−基、飽和または不飽和の直鎖または分岐鎖炭化水素基、もしくは脂肪族アシル基を示し、nは0〜10の整数を示す。(ただし、R1〜R8の全てが水素原子である場合を除く。また、CH2(OH)−〔CH(OH)〕m−CH2−基中、mは0〜8の整数を示す。)}
マンノシドリピド系化合物(1)としては、以下の一般式2で表されるものを用いることがさらに好ましい。
一般式2
Figure 2005325172
{式中、R1、R2、R3、R4およびR5は、それぞれ水素原子、CH2(OH)−〔CH(OH)〕m−CH2−基、飽和または不飽和の直鎖または分岐鎖炭化水素基、もしくは脂肪族アシル基を示す。(ただし、R1〜R5の全てが水素原子である場合を除く。また、CH2(OH)−〔CH(OH)〕m−CH2−基中、mは0〜8の整数を示す。)}
マンノシドリピド系化合物(1)としてさらに好ましいものは、マンノース・糖アルコール系化合物であり、一般式2に対応させれば、R5がCH2(OH)−〔CH(OH)〕m−CH2−基(ただしmは1〜8好ましくは2〜6の整数を示す)であり、R1〜R4が同一もしくは異なっていてもよい炭素数1〜15のアルカノイル基である化合物である。なかでも以下の一般式3で表される構造を有する3種のマンノシルエリスリトール系化合物(MEL−A、MEL−B、MEL−C)がとくに好ましい。
一般式3
Figure 2005325172
また、マンノシドリピド系化合物(1)としては前記以外にも、アルキルマンノシド系の化合物(一般式4においてR8がアルキル基のもの)を用いることが好ましく、その中でもとくに以下の一般式4で表される構造の化合物(ML−1)が好ましい。
一般式4
Figure 2005325172
(ML−1;n=0、R8=dodecyl、R1、R2、R3、R4=H。)
ラムノースリピド系化合物(2)としては、以下の一般式5または6で表されるものを用いることが好ましい。
一般式5
Figure 2005325172
一般式6
Figure 2005325172
(式中、R1、R2、R3およびR4は、それぞれ水素原子、飽和または不飽和の直鎖または分岐鎖炭化水素基、脂肪族アシル基、もしくは下記式で表される基を示す。)
Figure 2005325172
(ただし、一般式5、6および上記式中、mおよびnはそれぞれ1〜30の整数を示す。)}
ラムノースリピド系化合物(2)としては、一般式7で表される構造を有する6種の化合物(RL−1、RL−2、RL−3、RL−4、RL−A、RL−B)を用いることがさらに好ましい。
一般式7
Figure 2005325172
ソフォロースリピド系化合物(3)としては、以下の一般式8または9で表されるものを用いることが好ましい。
一般式8
Figure 2005325172
一般式9
Figure 2005325172
(式中、R1およびR2は、それぞれ水素原子、飽和または不飽和の直鎖または分岐鎖炭化水素基、脂肪族アシル基を示し、R3は水素原子、飽和または不飽和の直鎖または分岐鎖炭化水素基を示し、mは1〜30の整数を示す)
ソフォロースリピド系化合物(3)として、とくに好ましいものは以下の一般式10で表される構造を有する5種の化合物(SL−1、SL−2、SL−3、SL−5、SL−6)を用いることが好ましい。
一般式10
Figure 2005325172
トレハロースリピド化合物(4)としては、一般式11で表されるものを用いることが好ましい。
一般式11
Figure 2005325172
{式中、R1およびR2は、水素原子、もしくは下記式で表される基であるか、
Figure 2005325172
(式中、m≧14、n≧13、m+n=1〜50である)または、下記式で表される基を示す。
Figure 2005325172
(式中、m’≧14、n’≧13、m’+n’=1〜50である)ただし、R1およびR2がともに水素原子である場合を除く。また、これらの式で表される基には2重結合、分岐、ケトン基、シクロプロパン環、メトキシ基が含まれることがある。}
トレハロースリピド系化合物(4)としては、一般式12で表される構造を有する2種の化合物(TL−1、TL−2)を用いることがとくに好ましい。
一般式12
Figure 2005325172
サクシノイルトレハロースリピド系化合物(5)としては、一般式13で表されるものを用いることが好ましい。
一般式13
Figure 2005325172
(式中、R1、R2、R3、R4は水素原子または脂肪族アシル基を示し、かつR1〜R4のうち少なくとも1つはサクシノイル基である。)
サクシノイルトレハロースリピド系化合物(5)としては、一般式14で表される構造を有する3種の化合物(STL−1、STL−2、STL−3)を用いることが好ましい。
一般式14
Figure 2005325172
セロビオースリピド系化合物(6)は、一般式15で表されるものを用いることが好ましい。
一般式15
Figure 2005325172
{式中、R1は水素原子またはOHを示し、R2、R3、R4は、それぞれ水素原子、飽和または不飽和の直鎖または分岐鎖炭化水素基、脂肪族アシル基もしくは下記式で表される基を示す。
Figure 2005325172
(ただし、式中、nは1〜30の整数を示す。)}
セロビオースリピド系化合物(6)としては、一般式16で表される構造を有する3種の化合物(CL−A、CL−B、CL−C)を用いることがとくに好ましい。
一般式16
Figure 2005325172
グルコシドリピド系化合物(7)は、以下の一般式17で表されるものを用いることが好ましい。
一般式17
Figure 2005325172
{上記一般式17中、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7およびR8は、それぞれ水素原子、CH2(OH)−〔CH(OH)〕m−CH2−基、飽和または不飽和の直鎖または分岐鎖炭化水素基、もしくは脂肪族アシル基を示し、nは0〜10の整数を示す。(ただし、R1〜R8の全てが水素原子である場合を除く。また、CH2(OH)−〔CH(OH)〕m−CH2−基中、mは0〜8の整数を示す。)}
グルコシドリピド系化合物(7)としては、アルキルグルコシド系の化合物(下記式においてR8がアルキル基のもの。)を用いることが好ましく、その中でもとくに好ましいものは一般式18で表される構造を有する化合物(GL−1)である。
一般式18
Figure 2005325172
(GL−1;n=0、R8=dodecyl、R1、R2、R3、R4=H)
アルカノイル−N−メチルグルカミド系化合物(8)としては、一般式19で表されるものを用いることが好ましい。
一般式19
Figure 2005325172
(式中、R1は飽和または不飽和の直鎖または分岐鎖炭化水素基を表す。)
アルカノイル−N−メチルグルカミド系化合物(8)としては、前記一般式19においてR1が炭素数12の化合物であることが好ましい。
シリカ充填ゴム中における糖系界面活性剤の配合量は、シリカ100重量部に対して0.01重量部以上であることが好ましく、0.1重量部以上であることがより好ましい。糖系界面活性剤の配合量が0.01重量部未満では、シリカの分散性を十分に改善させる効果が得られない傾向がある。また、糖系界面活性剤の配合量は、シリカ100重量部に対して5重量部以下であることが好ましく、1重量部以下であることがより好ましい。配合量が5重量部をこえると、それ以上配合してもシリカの分散性を改善させる効果が得られないだけでなく、逆に凝集を引き起こす傾向がある。
本発明におけるシリカ充填ゴムの製造方法としては、水中において(1)予め糖系界面活性剤およびシリカを混合し、得られた混合液とゴムラテックスとを混合して共凝固させる方法、(2)予めゴムラテックスおよびシリカを混合し、得られた混合液と糖系界面活性剤とを混合して共凝固させる方法、(3)ゴムラテックス、シリカおよび糖系界面活性剤を混合して共凝固させる方法などの方法があげられる。これらの方法のなかでも、シリカの表面により吸着させ、シリカの分散性の効果をより高めるという理由から、(1)の方法により共凝固させてシリカ充填ゴムを製造することが好ましい。
前記シリカ充填ゴムの製造において、シランカップリング剤を適宜配合することができる。本発明で好適に使用できるシランカップリング剤は、従来からシリカと併用される任意のシランカップリング剤である。具体的には、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(4−トリエトキシシリルブチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(4−トリメトキシシリルブチル)テトラスルフィド、ビス(3−メチルジエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−メチルジエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(4−メチルジエトキシシリルブチル)テトラスルフィド、ビス(3−メチルジメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−メチルジメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(4−メチルジメトキシシリルブチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)トリスルフィド、ビス(4−トリエトキシシリルブチル)トリスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)トリスルフィド、ビス(4−トリメトキシシリルブチル)トリスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)ジスルフィド、ビス(4−トリエトキシシリルブチル)ジスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)ジスルフィド、ビス(4−トリメトキシシリルブチル)ジスルフィド、ビス(3−メチルジエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−メチルジエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(4−メチルジエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(3−メチルジメトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−メチルジメトキシシリルブチル)ジスルフィド、ビス(4−メチルジメトキシシリルブチル)ジスルフィド、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリエトキシシラン、3−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシランなどがあげられる。なかでも、優れた添加効果が得られ、コストがかからないことから、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィドなどが好適に用いられる。これらシランカップリング剤は1種、または2種以上組み合わせて用いてもよい。
シリカ充填ゴムの製造工程において、シランカップリング剤の配合時期にとくに制限はないが、界面活性剤を予めシリカと混合することでシリカの凝集を小さくする効果が大きいことから、予め糖系界面活性剤とシリカとを混合した後にシランカップリング剤を配合することが好ましい。なお、通常シランカップリング剤をシリカと混合してシリカを分散させる場合、それらのカップリング反応のために熱処理が必要であるが、本発明において用いられる界面活性剤をシリカと混合してシリカを分散させる場合、界面活性剤にシリカを吸着させてシリカを分散させるため、熱処理しなくてもよい。
シリカ充填ゴム中におけるシランカップリング剤の配合量は、シリカ100重量部に対して2重量部以上であることが好ましく、5重量部以上であることがより好ましい。シランカップリング剤の配合量が2重量部未満では、シランカップリング剤の補強効果がみられない傾向がある。また、シランカップリング剤の配合量は、シリカ100重量部に対して20重量部以下であることが好ましく、15重量部以下であることがより好ましい。配合量が20重量部をこえると、これ以上配合してもカップリング剤による補強効果の向上がみられない傾向がある。
シリカ充填ゴムの凝固方法としては、乳化重合SBRラテックスから酸と塩を併用してSBRを凝固させる方法や天然ゴムラテックスから酸によって天然ゴムを凝固させる方法のような通常工業的に行なわれている手法を原料とするラテックスの種類に併せてそのまま用いることができる。
本発明のゴム組成物のゴム成分として、シリカ充填ゴムとともに天然ゴム(NR)、IR、SBR、ブタジエンゴム(BR)、NBR、クロロプレンゴム(CR)などのジエン系ゴム、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)などを併用することができる。
本発明のゴム組成物は、前記ゴム成分、老化防止剤、ステアリン酸、酸化亜鉛、加硫剤、加硫促進剤などのゴム工業で一般的に配合される薬品を配合することができる。
本発明のゴム組成物は、タイヤの各コンポーネント(トレッド、サイドウォール、インナーライナーなど)に用いられることが好ましく、中でも高弾性であるという特性が求められるという理由から、トレッド、サイドウォールに用いられることが好ましい。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
シリカ充填ゴムの製造において用いた各種薬品を以下に示す。
天然ゴムラテックス:(ゴム固形分:30重量%)
シリカ:日本シリカ製のニップシールAQ(湿式シリカ)
シランカップリング剤:デグッサ社製のSi266(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド)
(マンノシルエリスリトールリピッド(Mannosylerythritol lipid(MEL))の合成)
寒天スラントに保存されているPsuedozyma antarcticaの菌株を取って、種母培養に接種し、2日間、回転振とう機上にて25〜30℃で培養を行なった(種母培地:グルコース(4%)、NaNO3(0.2%、v/v)、KH2PO4(0.02%)、MgSO4・7H2O(0.02%)、酵母エキス(0.05%))。
2日後、培養液を種母(各1ml)として、別に調製した生育培地の入った多数の三角フラスコ(容積500ml)を用い、さらに培養を3日間継続して行なった(生育培地:グルコース(4%)、NaNO3(0.3%、v/v)、KH2PO4(0.02%)、MgSO4・7H2O(0.02%)、酵母エキス(0.1%))。
培養終了後、前記培養液から遠心分離(3000rpmで15分間)により菌体を集め、蒸留水で数回洗浄し、得られた菌体を所定の濃度になるように調整し(乾燥菌体重量で15〜20g/lの菌体濃度)、三角フラスコ(容積300ml)に添加した。さらに、蒸留水および原料(炭素源、4〜6%(v/v))を入れ、25〜30℃で1週間程度、混合攪拌した。
培養液から少量の培養液を分取し、そこに等量の酢酸エチルに加え攪拌・分液した後、有機溶媒層を薄層クロマトグラフィー(TLC)に供することでMELの存在を確認した。なお、TLC分析には、展開溶媒としてクロロホルム−メタノール−水(65:15:2)溶液を、発色剤として50%硫酸溶液およびアンスロン硫酸試薬を用いた。
培養終了後、培養液を回収し、これに等量の酢酸エチルを加えて、攪拌した後、遠心分離することにより有機溶媒層を分離した。この有機溶媒層を食塩水で洗浄した後、溶媒を減圧下で除去することで、クルードなMELを得た。
得られたクルードなMELを、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ガラスカラム、直径4cm×50cm)に供することで、MELを単離した。なお、シリカゲルには、Wakogel C−200(和光純薬製)を、展開溶媒にはクロロホルム−アセトン混合溶液を使用し、段階的な溶出(10:0から10:10まで変化、v/v)により単離を行なった。
(シリカ充填ゴムの製造)
濃度が0.03%になるようにMELを蒸留水に添加し、得られた水溶液とシリカとをシリカの濃度が16%になるように混合し、ホモジナイザーを用いて10分間撹拌、粉砕することで水性懸濁液を得た。得られた水性懸濁液540gにシランカップリング剤を7.2g加えることで、シランカップリング剤により処理された水性懸濁液を得た。得られた水性懸濁液を天然ゴムラテックス600g(ゴム固形分30重量%)に撹拌しながら加え、これに5%の蟻酸を添加し、pHを5以下にすることで、ゴムとシリカを共凝固させた。得られた共凝固物を水絞りロールにかけてシート状にし、水洗、乾燥の工程を経てシリカ充填ゴムAを作製した。
また、シリカ充填ゴムBに関しては、MELを添加しない蒸留水を使用した以外は、シリカ充填ゴムAと同様にして作製した。
シリカ充填ゴムAおよびBにおける、天然ゴム固形分100重量部に対するシリカ、シランカップリング剤およびMELの各種配合量を表1に示す。
Figure 2005325172
以下に、ゴム組成物の製造において用いられた、前記シリカ充填ゴム以外の各種薬品を詳細に説明する。
老化防止剤:大内新興化学工業(株)製のノックラック6C(N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)
ステアリン酸:日本油脂(株)製
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製
硫黄:鶴見化学工業(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤TBBS:大内新興化学工業(株)製のノクセラーNS(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド)
加硫促進剤DPG:大内新興化学工業(株)製のノクセラーD(N,N−ジフェニルグアニジン)
実施例および比較例
(ゴム組成物の製造)
表2に示す配合処方にしたがって各種薬品を混練配合し、これらの配合物を150℃で10分間プレス加硫して加硫物を得た。
得られた加硫物を用いて、以下の試験を実施した。
(ムーニー粘度指数)
JIS K6300に定められたムーニー粘度の測定方法にしたがい、130℃で測定した。比較例のムーニー粘度を100とし、下記計算式により指数表示した。指数が大きいほどムーニー粘度が低く、加工性に優れる。
(ムーニー粘度指数)=(比較例のML1+4)/(実施例のML1+4)×100
(300%モジュラス)
JIS K6301の引張応力試験法により測定した。
(転がり抵抗指数)
粘弾性スペクトロメーターVES((株)岩本製作所製)を用いて、温度70℃、初期歪み10%、動歪み2%の条件下で各配合の損失正接(tanδ)を測定し、比較例のtanδを100として、下記計算式により指数表示した。指数が大きいほど転がり抵抗が低減され、転がり抵抗特性に優れることを示す。
(転がり抵抗指数)=(比較例のtanδ)/(実施例のtanδ)×100
(弾性率)
粘弾性スペクトロメーターVES((株)岩本製作所製)を用いて、温度70℃、初期歪み10%、動歪み2%の条件下で各配合の弾性率を測定した。
結果をそれぞれ表2に示す。
Figure 2005325172
作製においてMELを添加して得られたシリカ充填ゴムAを配合した実施例の加硫物は、ムーニー粘度指数が大きく加工性が改善されていることがわかる。また、比較例とほぼ同等の転がり抵抗指数であるにも関わらず、高い弾性率を示している。

Claims (3)

  1. 糖系界面活性剤の存在下で、ゴムラテックスおよびシリカを共凝固させて得られるシリカ充填ゴムからなるゴム成分を含有するゴム組成物。
  2. 糖系界面活性剤が、生物由来の界面活性剤である請求項1記載のゴム組成物。
  3. 糖系界面活性剤の存在下で、ゴムラテックスおよびシリカを共凝固させる工程を含むシリカ充填ゴムの製造方法。
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