JP2005324445A - プリンタ及びプリンタの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スムーズに新機種を導入可能な環境を用意することができるプリンタ及びプリンタの制御方法を提供する。
【解決手段】 プリンタ1は、印字コマンドに応じて印字を行うプリンタであって、印字コマンド中の文字列と印字するフォントとの対応関係を示す複数の文字コードテーブルを備えた文字コードテーブル部20と、 各文字コードテーブルに割り振られたページ番号と、このページ番号に対応する文字コードテーブルの関係を書き換えるページ/テーブル対応書換部19とを備えている。
【選択図】 図2
【解決手段】 プリンタ1は、印字コマンドに応じて印字を行うプリンタであって、印字コマンド中の文字列と印字するフォントとの対応関係を示す複数の文字コードテーブルを備えた文字コードテーブル部20と、 各文字コードテーブルに割り振られたページ番号と、このページ番号に対応する文字コードテーブルの関係を書き換えるページ/テーブル対応書換部19とを備えている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、プリンタ及びプリンタの制御方法に関する。
一般に、プリンタは、内部のフォントROM内のフォントデータを参照するための文字コードテーブルを有している。この文字コードテーブルは、プリンタが出力するフォントとホストコンピュータから送信される印字コマンド中のフォント指定との間の関係をテーブル形式で示したものである。プリンタは、この文字コードテーブルを参照してホストコンピュータから送信される印字コマンド中の文字列から出力すべき文字コードを選択し、文字コードに対応するフォントをフォントROMから読み出して印字を実行する。
通常、文字コードテーブルは、複数のページからなり、各ページには「PC437」、「ひらがな」、「カタカナ」等の文字コードが種類毎にまとめられている。実際に、ホストコンピュータからの文字データを印字する場合には、まず文字コードテーブルのページをコマンドで指定することにより文字コードの種類を選択し、そしてその後印字コマンドを送信することにより、印字コマンド内の文字列指定に応じて選択された文字コードテーブル中のフォントが印字コマンド内の文字列指定に応じて選択され、選択されたフォントが印字される。
文字コードテーブルの中には、製造メーカからの出荷時(デフォルト時)には、文字コードが納められていない空白のページも用意されている。ユーザは、この空白のページへ自由に文字コードのセットを定義することができ、このユーザ定義の文字コードテーブルを用いて印字を制御することもできる。
なお、文字コードに関する先行技術としては、以下の特許文献1〜特許文献3のようなものが挙げられる。
特開平6−231119号
特開平9−207395号
特開平9−325752号
しかしながら、従来のプリンタでは、文字コードテーブルのページ番号と、ページ番号に対応する文字コードテーブルの中身の関係は、出荷時の状態から変更することができない。したがって、例えば旧機種から新機種のプリンタに切り替えようとするユーザは、旧機種と新機種のプリンタ内の文字コードテーブルが同一でない場合、すなわち旧機種と新機種の双方の同一ページに同一の文字コードが登録されていない場合には、旧来のアプリケーションソフトウェアやホストコンピュータ側のドライバソフトウェアの設定を変更しない限り、そのまま新しいプリンタを用いて、所望のフォントを出力することができないという問題がある。
本発明は、上記問題を鑑みてなされたものであり、旧機種と新機種との間で文字コードテーブルのページ番号が異なっている場合であっても、ユーザがアプリケーションソフトウェアやホストコンピュータ側のドライバソフトウェアを大きく変更することなく、スムーズに新機種を導入可能な環境を用意することができるプリンタ及びプリンタの制御方法を提供することをその目的とする。
本発明の目的は、以下の手段により達成される。
(1) 印字コマンドに応じて印字を実行するプリンタであって、
印字コマンド中の文字列と印字するフォントとの対応関係を示す複数の文字コードテーブルと、
各文字コードテーブルに割り振られたページ番号と、該ページ番号に対応する文字コードテーブルの関係を書き換えるページ/テーブル対応書換部と、を備えたことを特徴とするプリンタ。
(2) 前記ページ/テーブル対応書換部は、ホストコンピュータから送信されるページ/テーブル対応書換コマンドに応じて、前記ページ番号と前記文字コードテーブルとの関係を書き換えることを特徴とする(1)に記載のプリンタ。
(3) 前記ページ番号と前記文字コードテーブルとの関係は、リセット時または電源オフ時に保持されることを特徴とする(1)または(2)に記載のプリンタ。
(4) 前記ページ/テーブル対応書換部は、前記ホストコンピュータから送信されるコマンドに応じて、リセット時または電源オフ時に前記ページ番号と前記ページ番号に対応する文字コードテーブルの関係の変更を保持するかどうかを選択することを特徴とする(1)〜(3)の何れか1項に記載のプリンタ。
(5) 前記ページ/テーブル対応書換部は、前記ホストコンピュータから送信されるコマンドに応じて前記ページ番号と前記ページ番号に対応する文字コードテーブルの関係を書換前の状態に戻すことを特徴とする(1)〜(3)の何れか1項に記載のプリンタ。
(6) 印字コマンドに応じて印字を実行するプリンタの制御方法であって、
印字コマンド中の文字列と印字するフォントとの対応関係を示す複数の文字コードテーブルのそれぞれに割り振られたページ番号と、該ページ番号に対応する文字コードテーブルの関係を書き換えることを特徴とするプリンタの制御方法。
(7) ホストコンピュータから送信されるページ/テーブル対応書換コマンドに応じて、前記ページ番号と前記文字コードテーブルとの関係を書き換えることを特徴とする(6)に記載のプリンタの制御方法。
(8) 前記ページ番号と前記文字コードテーブルとの関係は、リセット時または電源オフ時に保持されることを特徴とする(6)または(7)に記載のプリンタ。
(9) 前記ホストコンピュータから送信されるコマンドに応じて、リセット時または電源オフ時に前記ページ番号と前記ページ番号に対応する文字コードテーブルの関係の変更を保持するかどうかを選択することを特徴とする(6)〜(8)の何れか1項に記載のプリンタの制御方法。
(10) 前記ホストコンピュータから送信されるコマンドに応じて前記ページ番号と前記ページ番号に対応する文字コードテーブルの関係を書換前の状態に戻すことを特徴とする(6)〜(8)の何れか1項に記載のプリンタの制御方法。
(1) 印字コマンドに応じて印字を実行するプリンタであって、
印字コマンド中の文字列と印字するフォントとの対応関係を示す複数の文字コードテーブルと、
各文字コードテーブルに割り振られたページ番号と、該ページ番号に対応する文字コードテーブルの関係を書き換えるページ/テーブル対応書換部と、を備えたことを特徴とするプリンタ。
(2) 前記ページ/テーブル対応書換部は、ホストコンピュータから送信されるページ/テーブル対応書換コマンドに応じて、前記ページ番号と前記文字コードテーブルとの関係を書き換えることを特徴とする(1)に記載のプリンタ。
(3) 前記ページ番号と前記文字コードテーブルとの関係は、リセット時または電源オフ時に保持されることを特徴とする(1)または(2)に記載のプリンタ。
(4) 前記ページ/テーブル対応書換部は、前記ホストコンピュータから送信されるコマンドに応じて、リセット時または電源オフ時に前記ページ番号と前記ページ番号に対応する文字コードテーブルの関係の変更を保持するかどうかを選択することを特徴とする(1)〜(3)の何れか1項に記載のプリンタ。
(5) 前記ページ/テーブル対応書換部は、前記ホストコンピュータから送信されるコマンドに応じて前記ページ番号と前記ページ番号に対応する文字コードテーブルの関係を書換前の状態に戻すことを特徴とする(1)〜(3)の何れか1項に記載のプリンタ。
(6) 印字コマンドに応じて印字を実行するプリンタの制御方法であって、
印字コマンド中の文字列と印字するフォントとの対応関係を示す複数の文字コードテーブルのそれぞれに割り振られたページ番号と、該ページ番号に対応する文字コードテーブルの関係を書き換えることを特徴とするプリンタの制御方法。
(7) ホストコンピュータから送信されるページ/テーブル対応書換コマンドに応じて、前記ページ番号と前記文字コードテーブルとの関係を書き換えることを特徴とする(6)に記載のプリンタの制御方法。
(8) 前記ページ番号と前記文字コードテーブルとの関係は、リセット時または電源オフ時に保持されることを特徴とする(6)または(7)に記載のプリンタ。
(9) 前記ホストコンピュータから送信されるコマンドに応じて、リセット時または電源オフ時に前記ページ番号と前記ページ番号に対応する文字コードテーブルの関係の変更を保持するかどうかを選択することを特徴とする(6)〜(8)の何れか1項に記載のプリンタの制御方法。
(10) 前記ホストコンピュータから送信されるコマンドに応じて前記ページ番号と前記ページ番号に対応する文字コードテーブルの関係を書換前の状態に戻すことを特徴とする(6)〜(8)の何れか1項に記載のプリンタの制御方法。
本発明によれば、従来のプリンタでは不可能であった文字コードテーブルのページ番号と、ページ番号に対応する文字コードテーブルの中身の関係を出荷時の状態から変更することができる。したがって、旧機種から新機種のプリンタへ切り替えようとするユーザは、旧機種と新機種のプリンタ内の文字コードテーブルの関係が同一でない場合であっても、すなわち旧機種と新機種とで同一ページに同一の文字コードが登録されていない場合であっても、上記ページ/テーブル対応書換コマンドを用いて、旧機種と新機種のプリンタ内の文字コードテーブルの関係を同一にすることができる。したがって、上記ページ/テーブル対応書換コマンドを用いることにより、プリンタを動作させるためのアプリケーションソフトウェアやホストコンピュータ側のドライバソフトウェアの設定を変更する必要なく、そのまま新しいプリンタを用いて所望のフォントを出力することができる。
したがって、旧機種と新機種との間で文字コードテーブルのページ番号が異なっている場合であっても、ユーザがアプリケーションソフトウェアやホストコンピュータ側のドライバソフトウェアを大きく変更することなく、スムーズに新機種を導入可能な環境を用意することができ、ユーザサイドの導入の手間を削減することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明にかかるプリンタの実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のプリンタの一例を示す斜視図である。
本実施形態のプリンタ1は、例えば、ロール紙Pに印字を行うタイプのプリンタである。図1では、ロール紙排出口3から印字済みのロール紙Pが排出されているプリンタが図示されているが、これに限られることはなく、小切手等のスリップ紙に印字を行うプリンタであっても構わない。以下、ロール紙P、スリップ紙等をまとめて単に用紙と呼ぶ。
本実施形態のプリンタ1は、例えば、ロール紙Pに印字を行うタイプのプリンタである。図1では、ロール紙排出口3から印字済みのロール紙Pが排出されているプリンタが図示されているが、これに限られることはなく、小切手等のスリップ紙に印字を行うプリンタであっても構わない。以下、ロール紙P、スリップ紙等をまとめて単に用紙と呼ぶ。
プリンタ1は、ホストコンピュータ100と通信ケーブル110を介して通信可能に接続されている。ホストコンピュータ100としては、本体部101と、入力部と表示部を兼ねたタッチパネル103とを備えたディスプレイ103とが一体構成されたものが例示される。ホストコンピュータ100は、プリンタ1に各種コマンドを送信してプリンタ1の各種動作を制御するとともに、コマンド形式で印字データを送信してプリンタ1に印字を実行させる。
図2は、プリンタ1の制御構造を示すブロック図である。
本実施形態のプリンタ1は、内部に設けられたフラッシュROM内に記憶されたファームウェアを起動して実行することにより、図2に示す受信部11、受信バッファ12、コマンド解析部13、主制御部14、印字部15、紙送り制御部16、ステータス信号生成部17、送信部18、ページ/テーブル対応書換部19、文字コードテーブル部20がプリンタ1の各種回路と相まって機能部として構成される。
本実施形態のプリンタ1は、内部に設けられたフラッシュROM内に記憶されたファームウェアを起動して実行することにより、図2に示す受信部11、受信バッファ12、コマンド解析部13、主制御部14、印字部15、紙送り制御部16、ステータス信号生成部17、送信部18、ページ/テーブル対応書換部19、文字コードテーブル部20がプリンタ1の各種回路と相まって機能部として構成される。
受信部11は、ホストコンピュータ100から送信される各種コマンドを受信し、プリンタ1内部のRAM内の受信バッファに受信したコマンドを一時保存する。
コマンド解析部13は、受信バッファ12に一時保存された各種コマンドを、受信した順に読み出してゆき、そのコマンドの内容を解析する。解析したコマンドは主制御部14に送られ、主制御部14は解析されたコマンド内容に応じて、プリンタ1を統括的に制御する。
コマンド解析部13は、受信バッファ12に一時保存された各種コマンドを、受信した順に読み出してゆき、そのコマンドの内容を解析する。解析したコマンドは主制御部14に送られ、主制御部14は解析されたコマンド内容に応じて、プリンタ1を統括的に制御する。
印字部15は、主制御部14の指示に応じて図示せぬ印字手段を制御し、用紙上への印字を行う。ここで、印字手段の印字方式については、ドットインパクト、サーマル方式、インクジェット方式等の各種印字方式を用いることが可能であり、印字方式自体は限定されない。
紙送り制御部16は、主制御部14の指示に応じて図示せぬステッピングモータ等の駆動手段を制御し、駆動手段に連動して回転する搬送ローラを回転させて用紙を搬送する。実際の印字時には、主制御部14の制御の下、用紙が搬送されながら印字が実行されることにより、用紙搬送方向に沿って各種印字データが印字されていく。
ステータス信号生成部17は、プリンタ1の内部状態を示す各種ステータス信号を生成する。このステータス信号生成部17は、各種コマンドの実行に応じてステータス信号を生成してもよいし、ホストコンピュータ100からのステータス信号生成指示に応じてステータス信号を生成してもよいし、プリンタ1内部状態の遷移に応じて自動的にステータス信号を生成するように構成されていてもよい。
送信部18は、ステータス信号生成部17が生成したステータス信号をホストコンピュータ100に送信する。送信部18は、主制御部14の指示に応じてステータス信号以外のデータをホストコンピュータ100に送信する必要がある場合には、そのデータもホストコンピュータ100に送信する。
ページ/テーブル対応書換部19は、文字コードテーブル部20に記憶された文字コードテーブルのデフォルトページ番号と、ユーザがカスタマイズした文字コードテーブルのカスタマイズページ番号との対応を書き換える機能部である。
このページ/テーブル対応書換部19を説明するために、まず文字コードテーブル部20について説明する。
図3は文字コードテーブル部20に記憶された文字コードテーブルのページ番号とその内容を示す表であり、図4はページ0に記憶された文字コードを、図5はページ1に記憶された文字コードを、そして図6はページ2に記憶された文字コードを示す図である。
図3は文字コードテーブル部20に記憶された文字コードテーブルのページ番号とその内容を示す表であり、図4はページ0に記憶された文字コードを、図5はページ1に記憶された文字コードを、そして図6はページ2に記憶された文字コードを示す図である。
文字コードテーブル部20は、全256ページの文字コードテーブルが記憶されている。文字コードテーブル部20に記憶された各ページには、複数の文字コードが登録されている。図4〜図6に示すように、ページ0のみは縦16×横16の256文字が一つのページに登録されており、ページ1以降は縦16×横8の128文字が一つのページに登録されている。
プリンタ1が印字を実行する場合にプリンタ1が文字コードテーブルの選択コマンドを受信すると、受信したページ番号の文字コードテーブルが選択される。ここで、ページ0が選択された場合には、ページ0に登録された縦16×横16の256文字を用いて印字が行われ、ページ1以降が選択された場合には、ページ0の8列目〜F列目が選択されたページによって置き換えられた文字コードテーブルが印字用の文字コードテーブルとして用いられる。すなわち、ページ0の0列目〜7列目まではどのページが選択された場合であっても常に使用される共通部分となっている。
この文字コードテーブル部20には、デフォルトの状態ではプリンタ1の文字コードテーブルが図3の状態で対応づけられて記憶されている。この文字コードテーブル20内のページ番号とそのページ番号に対応する文字コードテーブルの関係を書き換えるのがページ/テーブル対応書換部19である。
ページ/テーブル対応書換部19は、ホストコンピュータ100から送信されるページ/テーブル対応書換コマンドに応じてページ番号とそのページ番号に対応する文字コードテーブルの関係を書き換える。例えば、プリンタ1がホストコンピュータ100から「デフォルトのページ0をページ1にし、デフォルトのページ1をページ0に設定する」という指示のページ/テーブル対応書換コマンドを受信すると、このコマンドに応じて対応関係を入れ替える。
図7は、対応関係入れ替え後の文字コードテーブル20内の状態を示す表である。
図7に示すように、デフォルト時のページ0がページ1として設定され、デフォルト時のページ1がページ0として設定されているのがわかる。
図7に示すように、デフォルト時のページ0がページ1として設定され、デフォルト時のページ1がページ0として設定されているのがわかる。
図8は、さらに「デフォルトのページ2をページ255にし、デフォルトのページ255をページ2に設定する」というコマンドを処理した後の状態を示す表である。
図8に示すように、デフォルト時のページ2がページ255として設定され、デフォルト時のページ255がページ2として設定されているのがわかる。
図8に示すように、デフォルト時のページ2がページ255として設定され、デフォルト時のページ255がページ2として設定されているのがわかる。
このように、ページ番号とそのページ番号に対応する文字コードテーブルが入れ替えられた状態で、印字用の文字コードテーブルが選択され、印字コマンドを受信すると、入れ替え後のページ番号に対応する文字コードテーブルが選択され、選択された文字コードテーブル中の文字コードに対応するフォントがフォントROMから読み出されて印字が行われる。
例えば、図7に示す状態にページ番号とそのページ番号に対応する文字コードテーブルが入れ替えられた状態で印字ページとしてページ0が指定され、印字コマンドを受信して「1B」が指定されると、デフォルトのページ1の文字コード「1B」に対応するフォント“ア”が読み出されて、用紙上に印字されることとなる。
同様に、図7に示す状態にページ番号とそのページ番号に対応する文字コードテーブルが入れ替えられた状態で印字ページとしてページ1が指定され、印字コマンドを受信して「3E」が指定されると、デフォルトのページ0の文字コード「3E」に対応するフォント“π”が読み出されて、用紙上に印字されることとなる。
同様に、図7に示す状態にページ番号とそのページ番号に対応する文字コードテーブルが入れ替えられた状態で印字ページとしてページ1が指定され、印字コマンドを受信して「3E」が指定されると、デフォルトのページ0の文字コード「3E」に対応するフォント“π”が読み出されて、用紙上に印字されることとなる。
なお、本実施形態では、リセット時や電源オフ時にも、ページ番号とそのページ番号に対応する文字コードテーブルの関係の変更を保持するように構成してもよい。例えば、ページ番号とそのページ番号に対応する文字コードテーブルの対応関係をプリンタ1内部のフラッシュROM内に保持することにより、この構成を実現し、リセット後の初期化時や電源オフした後の電源投入時にも書換後の状態を再現することができる。
ここで、リセット後の初期化時や電源投入時に、ページ番号とそのページ番号に対応する文字コードテーブルの関係の変更を保持するか、それともデフォルトの関係に戻すかどうかを選択するトリガーを先のページ/テーブル対応書換コマンドに含めるようにしてもよいし、上記選択を行うためのコマンドを別に用意してもよい。
また、ページ番号とそのページ番号に対応する文字コードテーブルの関係を書換前のデフォルトの関係(図3の状態)に戻すためのコマンドを用意し、プリンタ1がこのコマンドを受信した場合には、ページ/テーブル対応書換部19がデフォルトの関係(図3の状態)に戻すように構成してもよい。このように構成することにより、万一書換に失敗した場合でも、プリンタが正常に動作しなくなると行った不具合が生じない。
このように、本実施形態のプリンタ1は、印字コマンドに応じて印字を行うプリンタであって、印字コマンド中の文字列と印字するフォントとの対応関係を示す複数の文字コードテーブルを備えた文字コードテーブル部20と、 各文字コードテーブルに割り振られたページ番号と、このページ番号に対応する文字コードテーブルの関係を書き換えるページ/テーブル対応書換部19とを備えている。
本実施形態によれば、従来のプリンタでは不可能であった文字コードテーブルのページ番号と、ページ番号に対応する文字コードテーブルの中身の関係を出荷時の状態から変更することができる。したがって、旧機種から新機種のプリンタに切り替えようとするユーザは、旧機種と新機種のプリンタ内の文字コードテーブルの関係が同一でない場合であっても、すなわち旧機種と新機種とで同一ページに同一の文字コードが登録されていない場合であっても、上記ページ/テーブル対応書換コマンドを用いて、旧機種と新機種のプリンタ内の文字コードテーブルの関係を同一にすることができる。したがって、上記ページ/テーブル対応書換コマンドを用いることにより、プリンタを動作させるためのアプリケーションソフトウェアやホストコンピュータ側のドライバソフトウェアの設定を変更する必要なく、そのまま新しいプリンタを用いて所望のフォントを出力することができる。
したがって、旧機種と新機種との間で文字コードテーブルのページ番号が異なっている場合であっても、ユーザがアプリケーションソフトウェアやホストコンピュータ側のドライバソフトウェアを大きく変更することなく、スムーズに新機種を導入可能な環境を用意することができ、ユーザサイドの導入の手間を削減することが可能となる。
また、上記のような理由以外であっても、何らかの理由で文字コードテーブルのページ番号と、ページ番号に対応する文字コードテーブルの中身の関係を書き換えたい場合には、上記ページ/テーブル対応書換コマンドを用いて対応を書き換えてやることにより、速やかにこの要求に応えることが可能である。
なお、本実施形態では、ホストコンピュータから送信されるページ/テーブル対応書換コマンドに応じて、文字コードテーブルのページ番号と、ページ番号に対応する文字コードテーブルの中身の関係を書き換えるとして説明を行ったが、これに限られることはなく、例えば、プリンタ1側の操作パネルを操作することにより、対応関係を書き換える用にしてもよい。
1・・プリンタ 11・・受信部 12・・受信バッファ 13・・コマンド解析部 14・・主制御部 15・・印字部 16・・紙送り制御部 17・・ステータス信号生成部 18・・送信部 19・・ページテーブル対応書換部 20・・文字コードテーブル部
Claims (10)
- 印字コマンドに応じて印字を実行するプリンタであって、
印字コマンド中の文字列と印字するフォントとの対応関係を示す複数の文字コードテーブルと、
各文字コードテーブルに割り振られたページ番号と、該ページ番号に対応する文字コードテーブルの関係を書き換えるページ/テーブル対応書換部と、を備えたことを特徴とするプリンタ。 - 前記ページ/テーブル対応書換部は、ホストコンピュータから送信されるページ/テーブル対応書換コマンドに応じて、前記ページ番号と前記文字コードテーブルとの関係を書き換えることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
- 前記ページ番号と前記文字コードテーブルとの関係は、リセット時または電源オフ時に保持されることを特徴とする請求項1または2に記載のプリンタ。
- 前記ページ/テーブル対応書換部は、前記ホストコンピュータから送信されるコマンドに応じて、リセット時または電源オフ時に前記ページ番号と前記ページ番号に対応する文字コードテーブルの関係の変更を保持するかどうかを選択することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のプリンタ。
- 前記ページ/テーブル対応書換部は、前記ホストコンピュータから送信されるコマンドに応じて前記ページ番号と前記ページ番号に対応する文字コードテーブルの関係を書換前の状態に戻すことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のプリンタ。
- 印字コマンドに応じて印字を実行するプリンタの制御方法であって、
印字コマンド中の文字列と印字するフォントとの対応関係を示す複数の文字コードテーブルのそれぞれに割り振られたページ番号と、該ページ番号に対応する文字コードテーブルの関係を書き換えることを特徴とするプリンタの制御方法。 - ホストコンピュータから送信されるページ/テーブル対応書換コマンドに応じて、前記ページ番号と前記文字コードテーブルとの関係を書き換えることを特徴とする請求項6に記載のプリンタの制御方法。
- 前記ページ番号と前記文字コードテーブルとの関係は、リセット時または電源オフ時に保持されることを特徴とする請求項6または7に記載のプリンタ。
- 前記ホストコンピュータから送信されるコマンドに応じて、リセット時または電源オフ時に前記ページ番号と前記ページ番号に対応する文字コードテーブルの関係の変更を保持するかどうかを選択することを特徴とする請求項6〜8の何れか1項に記載のプリンタの制御方法。
- 前記ホストコンピュータから送信されるコマンドに応じて前記ページ番号と前記ページ番号に対応する文字コードテーブルの関係を書換前の状態に戻すことを特徴とする請求項6〜8の何れか1項に記載のプリンタの制御方法。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8275950B2 (en) | 1997-05-29 | 2012-09-25 | Hitachi, Ltd. | Fiber channel connection storage controller |
JP2013208763A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Seiko Epson Corp | 記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム |
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2004
- 2004-05-14 JP JP2004144867A patent/JP2005324445A/ja not_active Withdrawn
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