JP2005323808A - 鎖骨骨折用固定帯 - Google Patents

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Abstract

【課題】装具装着中の装具のズレを抑制して整復保持位を安定維持可能とし、また、腋窩やその周囲への過度の圧迫や痺れや痛みの発生の防止を図った鎖骨骨折用固定帯を提供する。
【解決手段】身体背部に当てられる背部パッド11と、一端が前記背部パッド上部にそれぞれ接続され、他端が鎖骨部から腋窩を通り前記背部パッド下部に接続される2本の肩ベルト12とを備える鎖骨骨折用固定帯において、前記背部パッド上部と2本の肩ベルトとの接続部は、固定帯装着時のみならず装着中においても、前記接続部を中心として前記肩ベルトが回動可能な手段(例えば、Dカン15を介して接続する手段)を備えるものとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鎖骨骨折時の保存療法として骨折した患部の整復位を保持するために用いる固定帯に関する。
鎖骨は胸骨と肩甲骨とを連結し肩が前に落ちるのを防止する機能を持つているが、その鎖骨を骨折すると支えを失った肩が前に落ち、骨折が互いに内側に入り込み(長軸短縮)、かつ中枢骨片(胸骨側)は上に、未梢骨片(肩側)は下に移動する。この骨折した鎖骨の整復は、肩を後に引き胸を張った状態にすることで長軸短縮を回復し、これによって肩が上に引き上げられることで下方に移動した未梢骨片が上に移動し、さらに中枢骨片を上から押し付け正常位に戻すことにより行われるものである。鎖骨はきわめて回復の早い骨で、かつ多少の変形があってもその機能に影響がないため、多くは、保存療法の適用であって、固定帯で整復位を維持するだけで回復が得られる。
前記鎖骨骨折用固定帯の基本構造は、8字包帯の手法に則り、両肩から、背部-肩-鎖骨-腋窩-背部を通る2本のベルト(パッド付のものもある)が背部中心で集束・締結した構造となっている。また、固定帯装具においては、包帯よりも着脱や外観を向上させるために、緩衝のためのパッドやコカンを配したベルトや係合機能のある面ファスナーを用いた構造となっている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1の記載を引用して、従来の鎖骨骨折用固定帯の基本構造について、以下に述べる。図7および図8は、それぞれ特許文献1の第1図および第4図として開示されたもので、図7(a)は固定帯の正面展開図、図7(b)はその背面展開図、図8(a)は固定帯装着状態における正面図、図8(b)はその背面図である。
図7において、1は背当てで、少なくとも背中に当たる側は柔軟性がありクッション性の良好な素材から成り、その上部2には、やや斜め上方に延びるように左右に締付ベルト3の一端4が連結され、他端5は自由端となり端部には面ファスナー6が取り付けられている。締付ベルト3の鎖骨に当たる部位には鎖骨を覆い得る広がりを持ち鎖骨部位に圧迫力を加えられるように適度の硬さを有する肩パット7が取り付けられている。この肩パット7は締付ベルト3と一体に形成しても、別個に形成して連結し得るようにしてもよい。さらに締付ベルト3の背当て1に対する連結部位にはV字形の締付ベルト開き角固定板8が取り付けられている。
この締付ベルト開き角固定板8は、締付ベルトより剛性が大きく容易に変形しない硬さを持つた材料よりなり、背当て1より締付ベルト3に沿つて肩部の方へ向かつて一部分まで延びる長さを有し、締付ベルト3と背当て1内に縫い込むようにして取り付けることができる。背当て1の下部9には、左右にリング10が取り付けられ、このリング10に締付ベルト3の下端5を挿入して折返し、面ファスナー6を締付ベルト3に結着できるようになつている。
次に、前記固定帯の装着方法を図8に基づいて説明する。患者の背中にほぼ背骨に沿うように背当て1を当て、締付ベルト3を背当て上部2から肩部上に回し、肩パット7を鎖骨の骨折部位上に当てるようにして腋窩をくぐり、締付ベルト3の下端5を背当て下部9のリング10に挿入し、骨折部位に適切な圧迫力が加わるように張力をかけて面ファスナー6を締付ベルト3上に結着する。このようにして装着された状態では、両締付ベルト3は背当て上部において締付ベルト開き角固定板8によつて固定板の有する開き角に固定され、この開き角は使用中締付ベルト3に種々の方向から力が加わっても変化しない。これにより、両締付ベルト3の開き角は一定値を持ち、装着中も安定に保持され、鎖骨患部の骨折治療が可能となる。
上記のような固定帯装具としては、上記特許文献1に開示されたもの以外に、各人の体位に合わせた装着を簡便に行う観点から、種々の構成が提案されている。
例えば、肩部を覆う形状で上腕の固定帯を用いたもの(特許文献2)、菱形のフレームを変形させて患者の肩幅に合わせられるようにしたもの(特許文献3)、ステ−入りの背当てを用い、さらに肩パッドと腋窩ベルトを分離してベルト角度を設定できるもの(前記特許文献1、特許文献4)、帯状の背当て部にY字状に連接された肩掛けベルトと肩掛けベルトに位置調節可能にパッドが取り付けらたもの(特許文献5)、ウエストベルトにより背当てを下方に牽引するようにしたもの(特許文献6)などである。
実公平5−32113号公報 実公昭56−40432号公報 実開昭58−92913号公報 実公平6−23285号公報 特開平8−206146号公報 特開平9−299391号公報
ところで、従来の固定帯装具の場合、背部と肩ベルトの連結部分が、いずれも、Y字、U字もしくはV字状に縫製等により角度が固定されているか、あるいは、肩ベルトの角度が変更できるものであっても、装着時にある角度に設定した後はその状態で固定する構造を有するものであるため、下記のような問題があった。即ち、装着中に身体が動いたとき、特に健常側の上肢が動いた際に、装具のズレが生じ、背当て(もしくは背部パッド)が上方にずれる問題がある。又、背部パッドと肩ベルトの連結部分のY字もしくはV字状等の角度が装着時に適切でないもしくは装着中に適切でない状態になると、健常側上肢を動かした際に、連動して患部側も動いてしまう問題がある。
上記のような装具のズレが生ずると、装着の違和感が生ずるのみならず、骨折した鎖骨の整復のための固定力が徐々に弱くなり、整復位保持が困難となって、治療効果が損なわれることとなる。また、装具のズレが生ずると、肩ベルトが腋窩にくい込み、腋窩やその周辺の圧迫や、ひいては腋窩に痺れや痛みを発生させる問題が生ずる。
さらに、従来の固定帯装具は、肩ベルトの形状や硬さあるいは装着角度が適切でないため、肩から腋窩にわたるベルトが体型に追従せずに、肩ベルトが腋窩にくい込み、腋窩に痺れや痛みを発生させる問題がある。この原因は、立体的な人体形状に対し8字状にベルトを締結した場合、体に追従し易い適切な形状や硬さあるいは装着角度が設定されていないためであって、体への接触面に偏りが生じるためであると考えられる。従って、胸を常に張るような整復位を継続する場合に、体に負担がかかり易く、例えば、体の負担の少ない楽な姿勢である前屈みに陥った場合や、また日常生活時に体を動かした場合に、片当たりを生じて、当該片当たり部に、痛みや痺れを感ずることとなる。また、上記のように肩ベルトが腋窩にくい込むと、装着の違和感はさらに助長される。
この発明は、上記のような複合的な諸問題に鑑みてなされたもので、本発明の課題は、装具装着中の装具のズレを抑制して整復保持位を安定維持可能とし、また、腋窩やその周囲への過度の圧迫や痺れや痛みの発生の防止を図った鎖骨骨折用固定帯を提供することにある。
上述の課題を解決するため、本発明は、身体背部に当てられる背部パッドと、一端が前記背部パッド上部にそれぞれ接続され、他端が鎖骨部から腋窩を通り前記背部パッド下部に接続される2本の肩ベルトとを備える鎖骨骨折用固定帯において、前記背部パッド上部と2本の肩ベルトとの接続部は、固定帯装着時のみならず装着中においても、前記接続部を中心として前記肩ベルトが回動可能な手段を備えることを特徴とする(請求項1)
前記請求項1の発明によれば、肩ベルトが背部に対して常時角度調節可能となる。即ち、固定帯装着時には肩ベルトが自然と至適位置に装着でき、仮止めをして調整をするなどの手間もかからず、さらに装着中も、肩、上肢の動きに追随可能となり、肩、上肢が動いたことによる身体の歪みも吸収され、装具のズレが低減できる。これにより患部に対する適切な圧迫力が維持できる。また、装具のズレが生ずることによる肩ベルトの腋窩へのくい込みが防止され、腋窩やその周辺の圧迫、痺れや痛みの発生が抑制できる。
前記請求項1の発明の実施態様としては、下記請求項2ないし5の発明が好ましい。即ち、請求項1に記載の鎖骨骨折用固定帯において、前記回動可能な手段は、前記2本の肩ベルト毎に、背部パッド上部の左右にそれぞれ1箇所設けることを特徴とする(請求項2)。また、前記回動可能な手段は、背部パッド上部1箇所に設け、当該背部パッド上部において、前記2本の肩ベルトを重ねて接続し、かつ回動可能にしてなることを特徴とする(請求項3)。さらに、前記請求項1または2に記載の鎖骨骨折用固定帯において、前記回動可能な手段は、背部パッド上部と肩ベルトとの間に設けたDカンを備えることを特徴とする(請求項4)。さらにまた、前記請求項1または3に記載の鎖骨骨折用固定帯において、前記回動可能な手段は、背部パッド上部と肩ベルトとの間に設けたリベットを備えることを特徴とする(請求項5)。詳細は後述するが、上記のように、Dカンまたはリベット等を支点にして肩ベルトを回動可能とすることにより、背部に対する肩ベルトの角度を装着中においても簡単に調節することができ、かつ装着時の操作性の向上や装置の簡略化が図れる。
また、上記のような鎖骨骨折用固定帯において、装着中の装具のズレをさらに抑制する観点から、下記請求項6の発明が好ましい。即ち、前記背部パッドは、その背筋方向中央両側部に、内側に湾曲した凹部を有するものとすることを特徴とする(請求項6)。凹部を有する構成により、背部パッドが左右の肩甲骨の間に嵌まり込むように装着することができ、これにより装具のズレが一層抑制される。
さらに、上記のような鎖骨骨折用固定帯において、身体への追随性やくい込み抑制作用等を向上する観点から、下記請求項7ないし10の発明が好ましい。即ち、前記肩ベルトは、鎖骨部に対応する患部ベルト部と、腋窩部分に対応する腋窩ベルト部とからなり、前記患部ベルト部および腋窩ベルト部には、それぞれ患部パッドおよび腋窩パッドを備えることを特徴とする(請求項7)。
また、前記請求項7において、前記患部ベルト部および腋窩ベルト部は、身体への追随性を良好とするための所定の角度を設けて接続してなることを特徴とする(請求項8)。さらに、前記腋窩パッドは、前記患部パッドに比較して、柔軟性および緩衝性が高い構成を備えることを特徴とする(請求項9)。さらにまた、前記患部パッドは、前記腋窩パッドに比較して、幅が広いことを特徴とする(請求項10)。詳細は後述するが、上記構成によれば、、鎖骨部分から腋窩にかけての肩ベルトの角度、形状を身体形状にフィットさせ、緩衝性を持たせることができ、整復保持して継続装着していても、腋窩やその周囲に過度の圧迫を与えず、痛みを低減できる。なお、前記患部ベルト部と腋窩ベルト部とは、接続一体構造または分離構造のいずれの構造も採用できる。
本発明によれば、装具装着中に装具がズレにくく、整復保持位を維持し、腋窩やその周囲に過度の圧迫を与えず、痺れや痛みが生じない鎖骨骨折用固定帯を提供することができる。
図1〜6に基づき、本発明の実施形態について述べる。図1は、本発明の第1の実施形態の鎖骨骨折用固定帯の背面図、図2は図1の背部部分拡大図、図3は図1の肩ベルトの部分斜視図である。また、図4ないし図6は、それぞれ、本発明の第2の実施形態の背面図、背部部分拡大図、肩ベルトの部分斜視図である。
図1〜図3において、11は背部パッド、12は肩ベルト、13は患部パッド、14は腋窩パッド、15はDカン、16はコカンを示す。また、11aは背部パッドの内側に湾曲した凹部、12aは患部ベルト部、12bは腋窩ベルト部を示し、αは2本の肩ベルト12,12のなす角度、βは患部ベルト部12aと腋窩ベルト部12bとのなす角度を示す。
図1に示すように、2本の肩ベルト12の一端は、背部パッド11の上部にそれぞれDカン15を介して接続され、肩ベルト12の他端は、背部パッド11の下部に設けたコカン16に挿入し、折り返して、図示しない面ファスナーにより結着される。図1の固定帯の身体への装着方法は、前記図8に示した方法と略同様であるので、詳細説明を省略するが、図1の固定帯の場合には、2本の肩ベルト12の一端が、それぞれ、Dカン15を介して背部パッド11の上部に接続されるので、固定帯装着時に、2本の肩ベルトのなす角度αを、体位に合わせた適切な角度に調節することができる。さらに背部パッド上部と2本の肩ベルトとのDカンによる接続部は、固定帯装着時のみならず、装着中にも、前記Dカン15を介して、図2の矢示線Pで示すように、肩ベルト12が接続部を中心として回動可能である点が、従来の固定帯とは異なる。
また、図3に示すように、肩ベルト12は、鎖骨部に対応する患部ベルト部12aと、腋窩部分に対応する腋窩ベルト部12bとからなり、前記患部ベルト部および腋窩ベルト部には、それぞれ患部パッド13および腋窩パッド14を備える。さらに、前記患部ベルト部12aおよび腋窩ベルト部12bは、身体への追随性を良好とするための所定の角度βを設けて接続してなる。さらに、図2に示すように、背部パッド11が凹部11aを備える点も、従来の固定帯とは異なる。
次に、図4〜図6の第2の実施形態について述べる。図4〜図6において、図1〜図3の部材と同一機能を有する部材については、同一番号を付してその詳細説明を省略する。図4〜図6の実施形態が、図1〜図3のそれと異なる点は、背部パッド11と肩ベルト12の接続部分において、2本の肩ベルトの先端部が背部パッド上部に、ポリエチレンのワッシャー17とリベット18とにより取り付けられている点と、図6に示すように、肩ベルト12には患部パッド13と腋窩パッド14がそれぞれ別体として設置されている点である。この第2の実施形態においても、背部パッド上部と2本の肩ベルトとのリベットによる接続部は、固定帯装着時のみならず、装着中にも、前記リベット18を介して、図5の矢示線Qで示すように、肩ベルト12がリベットを中心として回動可能である。
次に、上記第1および第2の実施形態における各部材の使用材料や、さらに異なる実施形態等の詳細について述べる。まず、背部パッド11について述べる。背部パッドは、ポリエステル、ポリプロピレン、綿等の不織布、織物、編物、ポリエチレン、ポリウレタン等のフォーム等の基材を、ポリエステル、綿、ポリアミド等の織物、編物でできたカバー材で被覆している。基材としては、こしを出すまたは耐久性を出すために綿、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、アクリル等の合成繊維からできた織りベルト、人工皮革、合成皮革、レザークロス等の生地、ポリエチレン、ポリプロピレン等の薄いプラスチックプレート等の単独又は組み合わせ、又はそれらの積層物としたり、部分的に縫製を施すなどの加工をしてもよい。背部パッドはアスカー硬度F40〜60が好ましい。背部パッドの形状は、前述のように縦方向の両側面が内側に湾曲している形状(11aの凹部を設けたもの)が好ましい。これにより背部パッドが左右の肩甲骨の間に嵌まり込むように固定され、動きにくくなる。
次に、肩ベルト12について述べる。肩ベルトは、綿、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、アクリル等の合成繊維からできた織りベルト、人工皮革、合成皮革、レザークロス等からなっている。肩ベルトに設けられる患部パッド、腋窩パッドは背部パッドと同様の材料からなっており、着脱可能な構造でもよい。肩ベルトは鎖骨骨折部位を押さえる部分と腋窩を通る部分があり、身体に沿わせるためにその間が直線状ではなく、図3に示すような接続角度βを設け、角度βは140〜160度であることが好ましい。肩ベルトには、鎖骨骨折部位を押さえる患部パッド13と腋窩の当たりを和らげる腋窩パッド14を設けることが好ましい。各パッドはそれぞれが直線上に配置されるのではなく、角度を持ってベルトに配置されることが好ましい。
次に、背部パッド11上部と肩ベルト12との接続部について述べる。この接続部は、図2に示したDカンや図5に示したリベット以外に、鳩目や曲線部分のあるコカン等々、接続部を中心に肩ベルトが回動可能な機構や手段が適用できる。また、前記コカンは1個を両肩ベルトで共用してもよいし、2個用いて左右の肩ベルト各々に用いてもよいが、固定帯を作製する上でベルトなどを使用する場合には、このコカンはそれらを接続し固定する直線部分とベルトの角度を変えられるよう可動する曲線部分を備えているD型のものがより好ましい。
さらに、図1に示すベルト2本の肩ベルトのなす角度αは60〜140度の範囲を取れる事が望ましい。また、背部パッド11下部と肩ベルト12との接続部は、背部パッドに設けた矩形のコカン16等を介して、面ファスナー等を用い長さ調節可能に接続される。コカンは、鉄、アルミ、銅等の金属材料、ポリアミド、ポリアセタール、ポリエチレン等の合成高分子材料を用いる事ができるが、金属部品は、MRIやX線検査等において問題となる場合があるので、プラスチック部品の方がより好ましい。
次に、患部パッド13について述べる。患部パッドは、腋窩パッドより幅が広く患部を十分覆うようにすることが好ましく、また、こしがあり、アスカー硬度F40〜70が好ましい。これにより鎖骨骨折部及びその周囲を広く面接触で圧迫し、骨折部の転位を防ぐことができる。また、この形状により肩ベルトが腋窩から背中方向へずれる(背部パッドが上方へずれる)のを防ぐことができる。
次に、腋窩パッド14について述べる。腋窩パッドは柔軟性、緩衝性のあるもので、アスカー硬度F20〜40、幅30〜70mm、長さ160〜250mm、厚さ8〜30mmが好ましい。これにより腋窩への緩衝作用と片当たりの抑制ができる。なお、前述のように、患部パッドと腋窩パッドは別体として肩ベルトに取り付けられても良いし、一体物として作製して取り付けられても良い。
次に、本発明の実施例の具体的構成および性能評価を行った結果等について、各種比較例(市販の鎖骨固定帯)と共に、以下に述べる。
(実施例1)
実施例1は、前記図1〜3に示す実施形態に関わる実施例である。背部パッド11は、幅90〜50mm、長さ240mm、厚さ8mm、目付け480g/m2のポリエステル不織布と、その外側にポリプロピレンの織りベルト(幅38mm×長さ120mm×厚さ1.2mm)を積層し、ポリエステルの編物でカバーした。肩ベルト12は、背部パッド11上部から患部パッド13までの部分はポリプロピレンの織りベルト(幅50mm×厚さ1.2mm)、腋窩パッド14から背部パッド11下部までは幅の異なるポリプロピレンの織りベルト(幅38mm×厚さ1.2mm)を使用した。これらのベルトのなす角度βは150度である。肩ベルト12と背部パッド11上部との接続は、ポリプロピレンの織りベルト(幅30mm×厚さ1.2mm)でDカン15を背部パッド11の長さ方向中心線から各45度の角度で左右に開くように背部パッド11に縫製により取り付けた。このDカン15に肩ベルトの一端をポリプロピレンの織りベルト(幅25mm×厚さ1.2mm)にて可動するように縫製して接続した。肩ベルトの他端は、背部パッド下部に肩ベルトと同じベルトを用いてコカンを縫製により設置し、肩ベルトをこのコカンに通して折り返し、肩ベルト上に取り付けた面ファスナーによって固定できるようにした。肩ベルトに設置される患部パッドと腋窩パッドは一体に作製され、略円形と長方形を組み合わせた形状をしている。肌側に厚さ3mm、目付け160g/m2のポリエステル不織布4層と、その外側に厚さ8mm、目付け480g/m2のポリエステル不織布を1層積層し、背部パッドと同じカバー材で被覆し、更に患部パッド部分には部分的に縫製を施した。なお、図1において、縫製部は破線で示す。
(実施例2)
実施例2は、前記図4〜6に示す実施形態に関わる実施例である。この実施例では、背部パッドと肩ベルトは実施例1と同様のものを用いた。背部パッドと肩ベルトの接続部分において、2本の肩ベルトの先端部を背部パッド上部に、ポリエチレンのワッシャーとリベットにより取り付けた。肩ベルトには患部パッドと腋窩パッドとをそれぞれ別体として設けた。患部パッドは、肌側に厚さ3mm、目付け160g/m2のポリエステル不織布2層、その外側に厚さ8mm、目付け480g/m2のポリエステル不織布を1層、その外側に厚さ1mmのポリエチレンシート1枚を積層し、背部パッドと同じカバー材で被覆した。腋窩パッドは、肌側に厚さ3mm、目付け160g/mのポリエステル不織布4層と、その外側に厚さ8mm、目付け480g/m
のポリエステル不織布を1層積層し、背部パッドと同じカバー材で被覆した。
(比較例1)
市販されている鎖骨固定帯であり、しゃもじ形状の外側パイル生地でできた背当てに、織りベルト(幅38mm、長さ140mm)が付けられ、これと背当ての間にプラスチックステーが入っており、織りベルトの上部にはDカンが1個、下部には矩形のカンが左右に1個ずつ取り付けられている。これらのカンには、織りベルト(幅37mm)でできた左右の肩ベルト端部がそれぞれ接続されている。肩ベルトには、鎖骨部から腋窩部に亘り、不織布を編物でカバーしたクッション(幅60mm、長さ470mm、厚さ15mm)が取り付けられている。背当てのステーの上部に取り付けられたDカンに接続された肩ベルトの一端は、Dカンの曲線部に沿って角度を変えられるようになっているが、肩ベルトの背当て側に面ファスナーがついており、これが背当てに係合し、肩ベルトの角度は一定角度に固定されている。肩ベルトの他の端部はステー下部のコカンに通され面ファスナーにより固定される。
(比較例2)
特許文献4に関わり、市販されている鎖骨固定帯であり、不織布を編物でカバーした長方形の背当てに、織りベルト(幅25mm、長さ205mm)が付けられ、これと背当ての間に金属ステーが入っており、背当ての上部には織りベルト(幅53mm)でできた左右の肩ベルトが斜め上方に開き角90度で縫製されている。背当てに縫製されていない端部は面ファスナーにより肩パッドに着脱可能に取り付けられる。肩パッドは鎖骨部から腋窩部に亘り、不織布を編物でカバーしたクッションになっており、鎖骨部分には肩ベルトが接続できるように面ファスナーがつけられている。肩パッドには、背当て下部に接続できるような腋窩ベルト(幅38mm)が取り付けられている。その自由端は背当て下部のコカンに通され面ファスナーにより固定される。肩ベルトと肩パッドが着脱可能になっているので、肩ベルトと肩パッドとの角度を変えることができる。
(比較例3)
市販されている鎖骨固定帯であり、不織布を編物でカバーした長方形の背当てに、織りベルト(幅25mm、長さ205mm)が付けられ、これと背当ての間に金属ステーが入っており、背当ての上部には織りベルト(幅53mm)でできた左右の肩ベルトが斜め上方に開き角135度で縫製されている。背当てに縫製されていない端部は肩パッドに縫製されている。肩パッドは鎖骨部から腋窩部に亘り、不織布を編物でカバーしたクッションになっており、織りベルト(幅38mm)でできた腋窩ベルトが縫製されており、自由端は背当て下部に取り付けられたコカンに通され面ファスナーにより固定できるようになっている。
(比較例4)
特許文献5に関わり、市販されている鎖骨固定帯であり、背当て部と、その上端からほぼY字状(約130度)に延び、背当てと一体になっている肩掛けベルトを備えている。背当てには、織りベルト(幅30mm、長さ230mm)が付けられ、これと背当ての間に金属ステーが入っている。各肩掛けベルトはキルティング布地製で、その各先端部は背当て下部に取り付けられたコカンに通され面ファスナーにより固定できるようになっている。
肩掛けベルトには、ポリウレタン樹脂などのクッション材からなり、布地よりなるカバーにて覆われているパッドが、面ファスナーにより着脱可能に付いている。
(性能評価)
上述の実施例1,2及び比較例1〜4について、装具のズレ(背部パッドのズレ)および腋窩の圧迫に関して性能評価を行った。その結果を、次の表1に示す。
Figure 2005323808
表1において、性能評価は下記の方法により行った。背部パッドのズレに関しては、被験者の健側の肩関節を屈曲0度から90度へ3回、外転0度から90度へ3回動かした時の、動かす前後の隆椎-背部パッド上端間距離の差(mm)を測定することにより行った。腋窩の圧迫に関しては、被験者を壁に背をつけて立たせ、両肩を壁につけるようにして胸を張らせた姿勢でこれを維持できるように固定帯を締結した時に腋窩にかかる圧力を簡易圧力計にて測定した。なお、圧力の数値(mmHg)は、mmHg=133PaによりSI単位に換算できる。
表1の結果によれば、隆椎-背部パッド上端間距離の差(mm)および腋窩の圧迫圧(mmHg)に関して、実施例1および2は、比較例1〜4に比べて小さい値を示している。これにより、実施例の場合には、固定帯の背部パッドと肩ベルトが装着中も両肩ベルトの角度が可変するので、身体の動きに追従しやすくなっており、また、患部パッドと腋窩パッドの角度、形状が身体形状にフィットしているため片当たりが低減できる効果があることが明白である。
本発明の第1の実施形態の鎖骨骨折用固定帯の背面図。 図1の背部部分拡大図。 図1の肩ベルトの部分斜視図。 本発明の第2の実施形態の鎖骨骨折用固定帯の背面図。 図2の背部部分拡大図。 図2の肩ベルトの部分斜視図。 特許文献1に開示された従来の鎖骨骨折用固定帯の基本構造を示す展開図。 特許文献1に開示された図7の鎖骨骨折用固定帯の装着方法を示す図。
符号の説明
11 背部パッド
11a 凹部
12 肩ベルト
12a 患部ベルト部
12b 腋窩ベルト部
13 患部パッド
14 腋窩パッド
15 Dカン
16 コカン
17 ワッシャー
18 リベット

Claims (10)

  1. 身体背部に当てられる背部パッドと、一端が前記背部パッド上部にそれぞれ接続され、他端が鎖骨部から腋窩を通り前記背部パッド下部に接続される2本の肩ベルトとを備える鎖骨骨折用固定帯において、
    前記背部パッド上部と2本の肩ベルトとの接続部は、固定帯装着時のみならず装着中においても、前記接続部を中心として前記肩ベルトが回動可能な手段を備えることを特徴とする鎖骨骨折用固定帯。
  2. 前記回動可能な手段は、前記2本の肩ベルト毎に、背部パッド上部の左右にそれぞれ1箇所設けることを特徴とする請求項1に記載の鎖骨骨折用固定帯。
  3. 前記回動可能な手段は、背部パッド上部1箇所に設け、当該背部パッド上部において、前記2本の肩ベルトを重ねて接続し、かつ回動可能にしてなることを特徴とする請求項1に記載の鎖骨骨折用固定帯。
  4. 前記回動可能な手段は、背部パッド上部と肩ベルトとの間に設けたDカンを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の鎖骨骨折用固定帯。
  5. 前記回動可能な手段は、背部パッド上部と肩ベルトとの間に設けたリベットを備えることを特徴とする請求項1または3に記載の鎖骨骨折用固定帯。
  6. 前記背部パッドは、その背筋方向中央両側部に、内側に湾曲した凹部を有するものとすることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の鎖骨骨折用固定帯。
  7. 前記肩ベルトは、鎖骨部に対応する患部ベルト部と、腋窩部分に対応する腋窩ベルト部とからなり、前記患部ベルト部および腋窩ベルト部には、それぞれ患部パッドおよび腋窩パッドを備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の鎖骨骨折用固定帯。
  8. 前記患部ベルト部および腋窩ベルト部は、身体への追随性を良好とするための所定の角度を設けて接続してなることを特徴とする請求項7に記載の鎖骨骨折用固定帯。
  9. 前記腋窩パッドは、前記患部パッドに比較して、柔軟性および緩衝性が高い構成を備えることを特徴とする請求項7または8に記載の鎖骨骨折用固定帯。
  10. 前記患部パッドは、前記腋窩パッドに比較して、幅が広いことを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1項に記載の鎖骨骨折用固定帯。

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