JP2005321594A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 両面印字機能を備えた画像形成装置において、記録紙両面の画像の相対的な印字位置のずれ量や画像の伸縮量を測定器具を用いずに正確に把握することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 記録紙の両面に画像を印字する両面印字手段6と、画像領域Xの左右対称軸Yに関して対称な所定の曲線又は直線を一定間隔で縦方向に複数配置してなる第1パターンA、所定の曲線又は直線を一定間隔で横方向に複数配置してなる第2パターンB、及び該第2パターンBを左右対称軸Yを中心に左右反転してなる反転第2パターンCを含むテスト画像Dの画像データ12を記憶した記憶手段10と、テスト印字命令があった場合、両面印字手段6を制御して、所定サイズの記録紙の両面にテスト画像Dの印字を行う制御手段2と、を備える。
【選択図】 図9

Description

本発明は、電子写真複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関し、特に、両面印字機能を備えた画像形成装置に関するものである。
両面印字機能を備えた従来の画像形成装置によって、記録紙の両面に画像を印字した場合、自装置特有の癖や各部の経年変化などにより、記録紙両面の画像の印字位置が互いにずれを生じることがある。また、スイッチバック式の両面印字機能を備える画像形成装置によって、記録紙の両面に画像を印字する際に、記録紙の表裏各面に対する搬送速度が完全に一致しないことなどにより、一方の面に印字された画像に比べて他方の面に印字された画像が拡大又は縮小(以下、「伸縮」という。)して印字されることがある。
このため、多くの画像形成装置には、両面印字した際に生じる表裏各面同士の相対的な位置ずれや伸縮を補正する機能を備えており、位置ずれや伸縮に対する補正値を入力することによりそれらが補正されるようになっている。
ところで、特許文献1には、記録紙の両面に画像を印字する場合、記録紙の表面に画像を印字する際に基準マークを印字し、印字された基準マークの位置に基づいて、記録紙の裏面への画像の印字位置を自動的に決定する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置によれば、印字位置がずれることなく、記録紙の両面に画像を印字することができる。
特開平10−115954号公報
しかしながら、特許文献1を含めた従来の画像形成装置において、記録紙両面の画像の印字位置が互いにずれていたり、互いに伸縮している場合は、ユーザは両面に画像が印字された記録紙を透かして見ることなどにより、そのことを把握することはできるものの、記録紙両面の画像の相対的なずれ量や画像の伸縮量を正確に把握するためには、ものさしなどの測定器具を用いて測定しなければならなかった。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、記録紙両面の画像の相対的な印字位置のずれ量や画像の伸縮量を測定器具を用いずに正確且つ簡単に把握することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の画像形成装置は、記録紙の両面に画像を印字する両面印字手段と、画像領域の左右対称軸に関して対称な所定の曲線又は直線を一定間隔で縦方向に複数配置してなる第1パターン、所定の曲線又は直線を一定間隔で横方向に複数配置してなる第2パターン、及び該第2パターンを前記左右対称軸を中心に左右反転してなる反転第2パターンを含むテスト画像の画像データを記憶した記憶手段と、テスト印字命令があった場合、前記記憶手段が記憶している前記画像データを読み出し、前記両面印字手段を制御して、所定サイズの記録紙の両面に読み出した前記テスト画像の印字を行う制御手段と、を備えることにある。
請求項2記載の画像形成装置は、記録紙の両面に画像を印字する両面印字手段と、画像領域の左右対称軸に関して対称な所定の曲線又は直線を一定間隔で縦方向に複数配置してなる第1パターン及び所定の曲線又は直線を一定間隔で横方向に複数配置してなる第2パターンを含む第1テスト画像、並びに前記第1パターン及び前記第2パターンを前記左右対称軸を中心に左右反転してなる反転第2パターンを含む第2テスト画像の画像データを記憶した記憶手段と、テスト印字命令があった場合、前記記憶手段が記憶している前記第1テスト画像及び前記第2テスト画像の画像データを読み出し、前記両面印字手段を制御して、所定サイズの記録紙の一方の面に前記第1テスト画像の印字を行い、同記録紙の他方の面に前記第2テスト画像の印字を行う制御手段と、を備えることにある。
請求項3記載の画像形成装置は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、前記第1パターンは、前記画像領域の上限から下限に亘って形成されるものであり、前記第2パターン及び前記反転第2パターンは、少なくとも前記画像領域の左限又は右限から前記左右対称軸に亘って形成されるものであることにある。
請求項4記載の画像形成装置は、請求項1記載の画像形成装置において、前記第1パターン、前記第2パターン、及び前記反転第2パターンが形成する図形は格子状の図形であることにある。
請求項5記載の画像形成装置は、記録紙の両面に画像を印字する両面印字手段と、画像領域の左右対称軸に関して対称な所定の曲線又は直線を一定間隔で縦方向に複数配置してなる第1パターン及び所定の曲線又は直線を一定間隔で横方向に複数配置してなる第2パターンを含む第1テスト画像、並びに前記第1パターンを形成する何れか1つの直線又は曲線及び前記第2パターンを形成する何れか1つの曲線又は直線を前記左右対称軸を中心に左右反転してなる反転第2パターンを含む第2テスト画像の画像データを記憶した記憶手段と、テスト印字命令があった場合、前記記憶手段が記憶している前記第1テスト画像及び前記第2テスト画像の画像データを読み出し、前記両面印字手段を制御して、所定サイズの記録紙の一方の面に前記第1テスト画像の印字を行い、同記録紙の他方の面に前記第2テスト画像の印字を行う制御手段と、を備えることにある。
請求項1又は2の発明によれば、テスト画像が両面に印字された記録紙、又は第1テスト画像が記録紙の一方の面に、第2テスト画像が他方の面に印字された記録紙から、記録紙両面の画像の相対的な印字位置のずれ量を測定器具を用いずに正確に把握することができる。また、パターンを形成する曲線又は直線の数が多ければ、記録紙両面の画像の相対的な伸縮量を測定器具を用いずに正確に把握することができる。
請求項3又は4の発明によれば、テスト画像が両面に印字された記録紙、又は第1テスト画像が一方の面に、第2テスト画像が他方の面に印字された記録紙から、記録紙両面の画像の相対的な印字位置のずれ量や画像の伸縮量を測定器具を用いずに正確に把握することができる。特に、前記伸縮量については、請求項1又は2の画像形成装置よりも更に正確に把握できる。
請求項5の発明によれば、第2テスト画像は多数の曲線又は直線で形成されていないので、記録紙両面の画像の相対的なずれや画像の伸縮を視認しやすく、記録紙両面の画像の相対的なずれ量や画像の伸縮量を測定器具を用いずに正確且つ簡単に把握することができる。
以下、本発明の第1実施形態に係るずれ及び伸縮補正機能を備えた画像形成装置1を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態においては、本発明に係る画像形成装置を複写機に適用した場合を例に挙げて説明するが、本発明はこれに限らず、ファクシミリ装置などの他の装置に適用できることはいうまでもない。
画像形成装置1は、図1に示すように、制御部(MPU:Microprocessing Unit)2、原稿読取部3、コーデック4、画像メモリ5、印字部6、操作部7、表示部8、ROM(Read Only Memory)9、及びRAM(Random Access Memory)10を備えたものであって、各部2乃至10はバス11によって通信可能に接続されている。
制御部2は、この画像形成装置1を構成する各部を制御する制御手段である。原稿読取部3は原稿の画像データを読取るものであり、図示しないが、CCD(Charge Coupled Device)等のイメージセンサや光源などの光学系、シェーディング補正等を行う画像処理回路、フラットベッドスキャナ(FBS:Flat Bed Scanner)や原稿自動供給装置(ADF:Automatic Document Feeder)等の原稿供給機構等を有して構成されている。
コーデック4は、原稿読取部3から出力された画像データをJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式又はMH(Modified Huffman)、MR(Modified Read)、MMR(Modified Modified Read)方式等により順次圧縮符号化する。画像メモリ5は、原稿読取部3から出力された画像データやコーデック4において符号化された画像データ等を格納する。
印字部6は、所定サイズの記録紙の両面に画像メモリ5から読み出された画像データの画像を印字するものである。記録紙の両面に画像を印字する場合、図示しないが、まず、所定サイズの記録紙が収容されている給紙カセットから記録紙を1枚ずつ感光体ドラムの方へ繰り出し、感光体ドラムで記録紙の表面に画像を印字し、印字された記録紙を記録紙反転供給部に送り、記録紙を反転する。そして、反転された記録紙を再度、感光体ドラムの方に送り、記録紙の裏面に画像を印字し、両面に画像を印字された記録紙を排紙トレイに排紙する。
操作部7は、印字部6に画像の印字開始を指示するためのスタートキー、コピー部数等を入力するためのテンキー、各種操作を行うためのカーソルキーなど、表示部8と連動した各種操作キーを備えている。表示部8は、各種の設定状態や画像形成装置1の動作状態などを表示する。
ROM9は、制御部2によりこの画像形成装置1の各部の動作が制御されるための各種プログラムを格納している。RAM10は、画像形成装置1の処理動作に用いる設定情報や動作情報等の各種データを読出し及び書込み可能な状態で格納するメモリである。また、RAM10は、テスト画像の画像データであるテスト画像データ12を記憶している。
テスト画像データ12は、例えば、図2に示すように、画像領域Xの左右対称軸Yに関して対称な所定の直線を一定間隔(例えば、5mm間隔)で縦方向に複数配置してなる第1パターンA、所定の直線を一定間隔(例えば、5mm間隔)で横方向に複数配置してなる第2パターンB、及び第2パターンBを左右対称軸Yを中心に左右反転してなる反転第2パターンCを含むテスト画像Dの画像データである。なお、本明細書及び特許請求の範囲においては、記録紙の搬送方向を縦方向といい、同搬送方向に対して直角に交差する方向を横方向という。また、画像領域とは、印字部6が所定サイズの記録紙に画像を印字することが可能な領域をいう。
上記のように構成された画像形成装置1において、テスト印字を行う際の画像形成装置1の処理動作について、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。画像形成装置1の処理動作は、ROM9に格納されている制御プログラムに基づいて制御部2が発行する命令に従って行われる。
テスト印字命令があれば(S1:YES)、制御部2は、RAM10に記憶しているテスト画像データ12を読み出す(S2)。テスト印字命令は、例えば、図4に示す表示部8のテスト印字命令を受付けるテスト印字ボタン13が押圧されることや、サービスマンが携帯するノートパソコン等の端末から所定のコマンドが入力されることなどにより行われる。
次に、制御部2は、読み出したテスト画像データ12をコーデック4により展開し(S3)、印字部6を制御して、テスト画像データ12に基づくテスト画像Dを所定サイズの記録紙の両面にそれぞれ印字する(S4)。印字されたテスト画像Dを形成する直線は、縦方向及び横方向に一定間隔で形成されているので、両面に印字されたテスト画像Dを透かして表裏各面の複数の直線が等間隔で刻まれた目盛として見ることにより、表裏各面の相対的な印字位置のずれ量を正確かつ容易にに把握することができる。なお、画像領域Xの左右対称軸Yと記録紙の左右対称軸とは予め一致するように設定されているので、記録紙両面にテスト画像Dを印字した場合、印字位置のずれ及び画像の伸縮がなければ、記録紙両面に印字されたテスト画像Dは一致する。
例えば、図5に示すように、両面にそれぞれテスト画像Dが印字された記録紙Zを透かして見て、記録紙Zの裏面に印字された破線で示すテスト画像Dが、同記録紙Zの表面に印字された実線で示すテスト画像Dに対して、縦方向に一定間隔で複数配置された直線D1の間隔1つ分下にずれており、且つ、横方向に一定間隔で複数配置された直線D2の間隔1つ分右にずれている場合は、直線同士の間隔が、5mm間隔であることに基づいて、裏面のテスト画像Dが表面のテスト画像Dに対して、下に5mm、右に5mmずれていることを容易に把握することができる。なお、テスト画像において、縦方向及び横方向に複数配置する直線は、例えば、1mm間隔、2mm間隔であってもよい。後述するテスト画像も同様である。
次に、上記テスト画像Dの変形例について説明する。RAM10に記憶するテスト画像データ12が、図6に示すように、第1パターンAを画像領域Xの上限から下限に亘って形成し、第2パターンBを画像領域Xの左限から左右対称軸Yに亘って形成し、反転第2パターンCを画像領域Xの右限から左右対称軸Yに亘って形成したテスト画像Dの画像デタである場合、前記S1乃至S4の処理動作を実行すると図7に示すようなテスト画像Dが両面に印字された記録紙Zが得られる。上述のように、テスト画像Dを透かして見ることにより、同様に表裏各面の相対的な印字位置のずれ量を正確かつ容易に把握することができる。また、パターンを形成する直線の数が多いので、記録紙両面の画像の相対的な伸縮量を正確に把握することができる。例えば、記録紙Zを透かして見て図7に示すような状態でテスト画像Dが見られる場合は、記録紙Zの表裏各面に印字された横方向に一定間隔で複数配置された直線D2の位置は一致しているので、表裏各面のテスト画像Dは、横方向の印字位置のずれ及び画像の伸縮がないことを把握することができる。一方、縦方向に一定間隔で複数配置された直線D1の中で、中央に位置する表裏各面の直線Jの位置は一致しているが、直線Jより上に配置された破線で示す裏面の直線D1は、該直線D1に対応する直線Jより上に配置された実線で示す表面の直線D1に対して下方にずれている。また、直線Jより下に配置された破線で示す裏面の直線D1も、該直線D1に対応する直線Jより下に配置された実線で示す表面の直線D1に対して上方にずれているので、破線で示す裏面のテスト画像Dが実線で示す表面のテスト画像Dに対して、縦方向に縮小していることを把握することができる。ここで、直線D1のうち最上位にある直線Kと最下位にある直線Lとの離間距離は、直線D1の間隔の数を数えることにより、190mmであることがわかる。そして、表面の最上位にある直線Kに対して、これに対応する裏面の直線Kが下方に5mm(直線同士の間隔)ずれており、表面の最下位にある直線Lに対して、これに対応する裏面の直線Lが上方に5mmずれていることから、裏面の直線Kと直線Lの離間距離は180mmであることがわかる。よって、180/190≒0.947であることから、表面のテスト画像Dに対する裏面のテスト画像Dの縦方向の伸縮率は、94.7パーセントであることを容易に把握することができる。
また、RAM10に記憶するテスト画像データ12が、図8に示すように、第1パターンA、第2パターンB、及び反転第2パターンCが形成する図形が格子状(例えば、5mm間隔の格子)の図形であるテスト画像Dの画像データである場合、前記S1乃至S4の処理動作を実行すると図9に示すようなテスト画像Dが印字された記録紙Zが得られる。。上述のように、テスト画像Dを透かして見ることにより、同様に表裏各面の相対的なテスト画像Dの印字位置のずれ量やテスト画像Dの伸縮量を正確かつ容易に把握することができる。例えば、記録紙Zを透かして見て図9に示すような状態でテスト画像Dが見られる場合は、記録紙Zの裏面に印字された破線で示すテスト画像Dが、同記録紙Zの表面に印字された実線で示すテスト画像Dに対して、下に5mm、右に5mmずれていることを容易に把握することができる。また、記録紙Zを透かして見て図10に示すような状態でテスト画像Dが見られる場合は、縦方向に一定間隔で複数配置された実線で示す表面の直線D1のうち最上位にある直線Kと最下位にある直線Lとの離間距離は、170mmであり、破線で示す裏面の直線Kと直線Lの離間距離は、160mmであることから、実線で示す表面のテスト画像Dに対する破線で示す裏面のテスト画像Dの縦方向の伸縮率は、94.1パーセントであることを容易に把握することができる。一方、横方向に一定間隔で複数配置された表面の直線D2のうち最左位にある直線Mと最右位にある直線Nの離間距離は、110mmであり、裏面の直線Mと直線Nの離間距離は、100mmであることから、表面のテスト画像Dに対する裏面のテスト画像Dの横方向の伸縮率は、90.9パーセントであることを容易に把握することができる。上記した図8に示す格子状のテスト画像Dに、図11に示すように、目盛りを設けた場合、より正確に記録紙両面の画像の相対的な印字位置のずれ量や画像の伸縮量を把握できる。なお、格子の間隔を狭くすれば(例えば、1mm間隔、2mm間隔等)、目盛りを設けなくとも、正確に記録紙両面の画像の相対的な位置のずれ量や画像の伸縮量を把握できる。
以下、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置1Aについて説明する。なお、第1実施形態に係る画像形成装置1と共通する部分については同一の符号を付してその説明を省略し、相違点のみを以下に説明する。
第2実施形態に係る画像形成装置1AのRAM10は、第1テスト画像の画像データである第1テスト画像データ12A、及び第2テスト画像の画像データである第2テスト画像データ12Bを記憶している。
第1テスト画像データ12Aは、例えば、図12(a)に示すように、画像領域Xの左右対称軸Yに関して対称な所定の直線を一定間隔(例えば、5mm間隔)で縦方向に複数配置してなる第1パターンE及び所定の直線を一定間隔(例えば、5mm間隔)で横方向に複数配置してなる第2パターンFを含む第1テスト画像Gの画像データである。第2テスト画像データ12Bは、図12(b)に示すように、第1パターンE及び第2パターンFを左右対称軸Yを中心に左右反転してなる反転第2パターンHを含む第2テスト画像Iの画像データである。
上記構成を備える画像形成装置1Aにおいて、テスト印字を行う際の画像形成装置1Aの処理動作について、図13に示すフローチャートに基づいて説明する。
前記S1と同様、テスト印字命令があれば(S1:YES)、制御部2は、印字部6を制御して、RAM10に記憶している第1テスト画像データ12A、及び第2テスト画像データ12Bを読み出す(S11)。次に、制御部2は、読み出した第1テスト画像データ12A、及び第2テスト画像データ12Bをコーデック4により展開し(S12)、第1テスト画像データ12Aに基づく第1テスト画像Gを所定サイズの記録紙の一方の面に印字し、同記録紙の他方の面に第2テスト画像データ12Bに基づく第2テスト画像Iを印字する(S13)。印字された第1テスト画像G、及び第2テスト画像Iを形成する直線は、縦方向及び横方向に一定間隔で形成されているので、一方の面に印字された第1テスト画像G、及び他方の面に印字された第2テスト画像Iを透かして表裏各面の複数の直線が等間隔で刻まれた目盛として見ることにより、表裏各面の相対的な印字位置のずれ量を正確かつ容易に把握することができる。
例えば、図14に示すように、表面に第1テスト画像G、裏面に第2テスト画像Iが印字された記録紙Zを透かして見て、記録紙Zの裏面に印字された破線で示す第2テスト画像Iが、同記録紙Zの表面に印字された実線で示す第1テスト画像Gに対して、縦方向に一定間隔で複数配置された第1パターンEの間隔1つ分下にずれており、且つ、横方向に一定間隔で複数配置された第2パターンF(反転第2パターンH)の間隔1つ分右にずれている場合は、直線同士の間隔が、5mm間隔であることに基づいて、裏面の第2テスト画像Iが表面の第1テスト画像Gに対して、下に5mm、右に5mmずれていることを容易に把握することができる。
次に、上記第1テスト画像G、及び上記第2テスト画像Iの変形例について説明する。RAM10に記憶する第1テスト画像データ12A、及び第2テスト画像データ12Bが、図15(a)及び(b)に示すように、第1パターンEを画像領域Xの上限から下限に亘って形成し、第2パターンFを画像領域Xの左限から左右対称軸Yに亘って形成し、反転第2パターンHを画像領域Xの右限から左右対称軸Yに亘って形成した第1テスト画像G、及び第2テスト画像Iの画像データである場合、前記S1乃至S13の処理動作を実行すると図16に示すような一方の面に第1テスト画像G、及び他方の面に第2テスト画像Iが印字された記録紙Zが得られる。上述のように、一方の面に印字された第1テスト画像G、及び他方の面に印字された第2テスト画像Iを透かして見ることにより、同様に表裏各面の相対的な印字位置のずれ量を正確かつ容易に把握することができる。また、パターンを形成する直線の数が多いので、記録紙両面の画像の相対的な伸縮量を正確に把握することができる。例えば、記録紙Zを透かして見て図16に示すような状態で第1テスト画像G、及び第2テスト画像Iが見られる場合は、記録紙Zの表面に印字された第2パターンFと裏面に印字された反転第2パターンHの位置は一致しているので、表裏各面の第1テスト画像G、及び第2テスト画像Iは、横方向の印字位置のずれ及び画像の伸縮がないことを把握することができる。一方、第1パターンEの中で、中央に位置する表裏各面の直線Oの位置は一致しているが、直線Oより上に配置された破線で示す裏面の第1パターンEは、該第1パターンEに対応する直線Oより上に配置された実線で示す表面の第1パターンEに対して下方にずれている。また、直線Oより下に配置された破線で示す裏面の第1パターンEも、該第1パターンEに対応する直線Oより下に配置された実線で示す表面の第1パターンEに対して上方にずれているので、破線で示す裏面の第2テスト画像Iが実線で示す表面の第1テスト画像Gに対して、縦方向に縮小していることを把握することができる。ここで、第1パターンEのうち最上位にある直線Pと最下位にある直線Qとの離間距離は、第1パターンEの間隔の数を数えることにより、95mmであることがわかる。そして、表面の最上位にある直線Pに対して、これに対応する裏面の直線Pが下方に5mm(直線同士の間隔)ずれており、表面の最下位にある直線Qに対して、これに対応する裏面の直線Qが上方に5mmずれていることから、裏面の直線Pと直線Qの離間距離は85mmであることがわかる。よって、表面の第1テスト画像Gに対する裏面の第2テスト画像Iの縦方向の伸縮率は、89.4パーセントであることを容易に把握することができる。
また、第1テスト画像データ12A及び第2テスト画像データ12Bが、図17(a)及び(b)に示すように、第1テスト画像Gの画像データと、第1パターンEを形成するうちの最上位にある直線、及び第2パターンFを形成するうちの最左位にある直線を左右対称軸Yを中心に左右反転してなる反転第2パターンHを含む第2テスト画像Iの画像データである場合、前記S1乃至S13の処理動作を実行すると図18に示すような第1テスト画像G、及び第2テスト画像Iが印字された記録紙Zが得られる。この場合、実線で示す第2テスト画像Iは多数の直線で形成されていないので、記録紙両面の画像の相対的なずれや画像の伸縮を視認しやすくなる。
以上説明したように、ユーザは、テスト画像Dが両面に印字された記録紙、又は第1テスト画像Gが一方の面に、第2テスト画像Iが他方の面に印字された記録紙Zを透かして見ることなどにより、測定器具を用いずに、記録紙両面の画像の相対的な印字位置のずれ量や画像の伸縮量を正確且つ簡単に把握することができる。
上述のように、記録紙両面の画像の相対的なずれ量や画像の伸縮量を測定器具を用いずに正確に把握することができるので、ずれ及び伸縮補正機能により、表示部8などから把握したずれ量、又は伸縮量を入力して、印字位置のずれや画像の伸縮を補正することができる。
なお、本発明の第1実施形態及び第2実施形態においては、テスト画像D、第1テスト画像G、及び第2テスト画像Iを直線で形成したが、勿論、直線に代えて所定の曲線を一定間隔で縦方向及び横方向に複数配置してなるものをテスト画像として形成してもよい。
本発明は、例えば、両面印字機能を備えた画像形成装置に適用することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す図。 テスト画像の一例を示す図。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置がテスト印字を行う際に実行する処理動作を示したフローチャート。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の表示部にテスト印字ボタンを表示した状態の一例を示す図。 テスト画像が印字された記録紙の一例を示す図。 テスト画像の一例を示す図。 テスト画像が印字された記録紙の一例を示す図。 テスト画像の一例を示す図。 テスト画像が印字された記録紙の一例を示す図。 テスト画像が印字された記録紙の一例を示す図。 テスト画像の一例を示す図。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置がテスト印字を行う際に実行する処理動作を示したフローチャート。 第1テスト画像、及び第2テスト画像の一例を示す図。 第1テスト画像、及び第2テスト画像が印字された記録紙の一例を示す図。 第1テスト画像、及び第2テスト画像の一例を示す図。 第1テスト画像、及び第2テスト画像が印字された記録紙の一例を示す図。 第1テスト画像、及び第2テスト画像の一例を示す図。 第1テスト画像、及び第2テスト画像が印字された記録紙の一例を示す図。
符号の説明
1、1A 画像形成装置
2 制御部
6 印字部
9 ROM
10 RAM
12 テスト画像データ
12A 第1テスト画像データ
12B 第2テスト画像データ
A、E 第1パターン
B、F 第2パターン
C、H 反転第2パターン
D テスト画像
G 第1テスト画像
I 第2テスト画像
X 画像領域
Y 左右対称軸

Claims (5)

  1. 記録紙の両面に画像を印字する両面印字手段と、画像領域の左右対称軸に関して対称な所定の曲線又は直線を一定間隔で縦方向に複数配置してなる第1パターン、所定の曲線又は直線を一定間隔で横方向に複数配置してなる第2パターン、及び該第2パターンを前記左右対称軸を中心に左右反転してなる反転第2パターンを含むテスト画像の画像データを記憶した記憶手段と、テスト印字命令があった場合、前記記憶手段が記憶している前記画像データを読み出し、前記両面印字手段を制御して、所定サイズの記録紙の両面に読み出した前記テスト画像の印字を行う制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録紙の両面に画像を印字する両面印字手段と、画像領域の左右対称軸に関して対称な所定の曲線又は直線を一定間隔で縦方向に複数配置してなる第1パターン及び所定の曲線又は直線を一定間隔で横方向に複数配置してなる第2パターンを含む第1テスト画像、並びに前記第1パターン及び前記第2パターンを前記左右対称軸を中心に左右反転してなる反転第2パターンを含む第2テスト画像の画像データを記憶した記憶手段と、テスト印字命令があった場合、前記記憶手段が記憶している前記第1テスト画像及び前記第2テスト画像の画像データを読み出し、前記両面印字手段を制御して、所定サイズの記録紙の一方の面に前記第1テスト画像の印字を行い、同記録紙の他方の面に前記第2テスト画像の印字を行う制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記第1パターンは、前記画像領域の上限から下限に亘って形成されるものであり、前記第2パターン及び前記反転第2パターンは、少なくとも前記画像領域の左限又は右限から前記左右対称軸に亘って形成されるものであることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記第1パターン、前記第2パターン、及び前記反転第2パターンが形成する図形は格子状の図形であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 記録紙の両面に画像を印字する両面印字手段と、画像領域の左右対称軸に関して対称な所定の曲線又は直線を一定間隔で縦方向に複数配置してなる第1パターン及び所定の曲線又は直線を一定間隔で横方向に複数配置してなる第2パターンを含む第1テスト画像、並びに前記第1パターンを形成する何れか1つの直線又は曲線及び前記第2パターンを形成する何れか1つの曲線又は直線を前記左右対称軸を中心に左右反転してなる反転第2パターンを含む第2テスト画像の画像データを記憶した記憶手段と、テスト印字命令があった場合、前記記憶手段が記憶している前記第1テスト画像及び前記第2テスト画像の画像データを読み出し、前記両面印字手段を制御して、所定サイズの記録紙の一方の面に前記第1テスト画像の印字を行い、同記録紙の他方の面に前記第2テスト画像の印字を行う制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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