JP2005321512A - 画像表示装置および方法並びにプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】 ユーザが意図して設定した画像の優先度を反映させて画像を表示する。
【解決手段】 サムネイル画像一覧画面２３に画像データにより表される画像のサムネイル画像を表示する。画像データにはそのタグにユーザが設定したお気に入り度が記述されており、お気に入り度が大きいほどサイズを大きくしてサムネイル画像をサムネイル画像一覧画面２３に表示する。
【選択図】 図４

Description

本発明は画像を表示する画像表示装置および方法並びに画像表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。

デジタルカメラにより取得した画像をパソコンに表示して鑑賞することが行われている。この際、画像を表示するためのビューアソフトを用いて画像の表示が行われる。一方、デジタルカメラは撮影枚数を気にする必要がないため、撮影により非常に多くの画像が取得される。しかしながら、取得した画像の中には、できのよい画像のみならず、ピンぼけや露出不足等の撮影に失敗した画像および不要なシーンを撮影した画像も含まれるため、撮影により取得した画像には、また見たくなるようなデジタルカメラのユーザのお気に入りの画像と、もう見たくないような画像とが混在している。また、ユーザのお気に入りの画像に対しても、気に入った度合いが異なる場合がある。

このため、ビューアソフトにおいて、画像のお気に入り度を各画像に設定することが行われている。例えば、表示した画像のお気に入り度を０〜５の６段階にて設定するようにして、ユーザによるお気に入り度の入力を受け付け、入力されたお気に入り度を例えば画像のタグに記述することにより、画像のお気に入り度を設定することができる。また、このようにお気に入り度が設定された画像を表示する際には、画像に設定するお気に入り度の程度を☆の数等により表示すれば、その画像のお気に入り度を容易に知ることができる。

一方、ネットワークを利用して情報を配信する際に、配信される情報にユーザの利用履歴に基づいた優先度を設定し、優先度が高い情報についてのタイトル画像を他の画像よりも大きく表示するシステムが提案されている（特許文献１参照）。このシステムによれば、ユーザの利用頻度が高い情報ほどそのタイトル画像が大きく表示されるため、ユーザは自分の好みを反映させた画像により情報の配信を受けることができる。
特開２００１−１２５９１９号公報

しかしながら、上記特許文献１に記載されたシステムにおいては、ユーザの利用履歴に応じて優先度を設定しているため、ユーザが意図して設定したお気に入り度（すなわち優先度）に応じて画像を表示するものではない。

本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、ユーザが意図して設定した優先度を反映させて画像を表示することを目的とする。

本発明による画像表示装置は、優先度が設定された画像を表示手段に表示する画像表示装置において、
表示の対象となる画像に設定された優先度を判定する判定手段と、
該判定手段が判定した優先度が高いほど、前記画像または該画像のサムネイル画像のサイズを大きくして前記表示手段に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とするものである。

本発明による画像表示方法は、優先度が設定された画像を表示する画像表示方法において、
表示の対象となる画像に設定された優先度を判定し、
該優先度が高いほど、前記画像または該画像のサムネイル画像のサイズを大きくして表示することを特徴とするものである。

なお、本発明による画像表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとして提供してもよい。

本発明によれば、表示の対象となる画像の優先度が判定され、優先度が高いほどサイズが大きくされて画像またはこの画像のサムネイル画像が表示される。このため、ユーザが意図して設定した優先度を反映させたサイズにて画像または画像のサムネイル画像を表示することができ、これにより画像またはサムネイル画像を見れば、画像に設定された優先度を容易に知ることができる。

以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図１は本発明の実施形態による画像表示装置の構成を示す概略ブロック図である。図１に示すように本実施形態による画像表示装置は、各種表示を行うＣＲＴ、液晶モニタ等の表示部１と、キーボードおよびマウス等からなる入力部３と、画像データおよび各種情報を格納したハードディスク５と、本実施形態による画像表示装置の駆動を制御するＣＰＵ７と、画像閲覧プログラムを含む、本実施形態による画像表示装置を駆動する各種プログラムを記憶するとともに、プログラム実行時の作業領域となる記憶部９とを備え、これらがバス１１により接続されている。

なお、ハードディスク５には、ユーザがデジタルカメラ等により取得した画像データが格納されているものとする。

まず、ユーザは、記憶部９に記憶されている画像閲覧プログラムを起動して、画像データ毎にユーザのお気に入り度を設定する。

図２は画像閲覧プログラムを起動することにより表示部１に表示されるお気に入り度設定画面を示す図である。図２に示すようにお気に入り度設定画面２１には、ハードディスク５内のフォルダ構造を表示するフォルダ表示フィールド２１Ａ、フォルダ表示フィールド２１Ａにおいて選択されたフォルダ内の画像データのサムネイル画像の一覧を１列にて表示するサムネイル一覧表示フィールド２１Ｂ、サムネイル一覧表示フィールド２１Ｂにおいて選択された画像データにより表される画像を拡大表示する画像表示フィールド２１Ｃ、画像表示フィールド２１Ｃに表示された画像データにより表される画像に対してお気に入り度を設定するとともにコメントを入力するためのお気に入り度入力フィールド２１Ｄ、サムネイル一覧表示フィールド２１Ｂをスクロールするためのスクロールバー２１Ｅ、後述するサムネイル画像一覧画面を表示するためのサムネイルボタン２１Ｆ、およびお気に入り度設定画面２１を表示するためのお気に入り度設定画面表示ボタン２１Ｇが表示されている。

なお、お気に入り度設定画面２１が表示された状態においては、お気に入り度設定画面表示ボタン２１Ｇは押下された状態となっている。

ユーザは、フォルダ表示フィールド２１Ａにおいて、表示したい画像データのフォルダを選択して、選択したフォルダに保存されている画像データのサムネイル画像の一覧をサムネイル一覧表示フィールド２１Ｂに表示する。そして、スクロールバー２１Ｅにより所望とするサムネイル画像をサムネイル一覧表示フィールド２１Ｂに表示して選択する。これにより選択したサムネイル画像の拡大画像が画像表示フィールド２１Ｃに表示される。

ここで、お気に入り度入力フィールド２１Ｄには、お気に入り度を設定するための☆印が５つ表示されている。そして、ユーザがユーザのお気に入り度に応じた数の☆印をクリックすることにより、クリックした☆印の色が変化し、変化した☆印の数により０〜５の６段階にてお気に入り度を設定することができる。なお、図２においてはユーザは４つの☆印をクリックした状態を示す。またユーザがお気に入り度を設定すると、サムネイル一覧表示フィールド２１Ｂにおいて選択したサムネイル画像に☆印が付与される。これにより、サムネイル一覧表示フィールド２１Ｂに表示されたサムネイル画像を見れば、どの画像にお気に入り度が設定されているかを容易に知ることとができる。

また、お気に入り度入力フィールド２１Ｄにおけるコメント入力ボックス２１Ｈにコメントを入力することにより、画像データにコメントを付与することができる。

なお、お気に入り度設定画面２１において設定されたお気に入り度は、その段階が画像データのタグに記述される。

上述したようにお気に入り度設定画面２１において画像データのお気に入り度を設定した後にサムネイルボタン２１Ｆをクリックすると、サムネイル画像の一覧画面が表示される。

図３はサムネイル画像の一覧画面の表示時に行われる処理を示すフローチャートである。ユーザがサムネイルボタン２１Ｆをクリックすることにより処理が開始され、まずＣＰＵ７は現在選択しているフォルダにおけるファイル名が最初の画像データを処理の対象に設定し（ステップＳ１）、ハードディスク５から画像データを読み出す（ステップＳ２）。そして、読み出した画像データのタグを参照してお気に入り度が設定されているか否かを判定する（ステップＳ３）。ここでステップＳ３の判定を行うのは、お気に入り度設定画面２１において、ユーザがすべての画像データについてお気に入り度を設定しない場合があるからである。

ステップＳ３が肯定されると、次いでＣＰＵ７は処理対象の画像データのタグを参照して、処理対象の画像データに設定されたお気に入り度が０（すなわち☆が０）であるか否かを判定する（ステップＳ４）。ステップＳ４が否定されると、設定されているお気に入り度に応じたサイズのサムネイル画像が得られるように画像データにより表される画像のサイズを縮小し（ステップＳ５）、これにより得られるサムネイル画像を表示部１に表示する（ステップＳ６）。

ここで、本実施形態においては、お気に入り度に応じたサムネイル画像のサイズを以下のように設定する
お気に入り度１（☆が１つ）：４０×３０画素
お気に入り度２（☆が２つ）：６０×４５画素
お気に入り度３（☆が３つ）：８０×６０画素
お気に入り度４（☆が４つ）：１２０×９０画素
お気に入り度５（☆が５つ）：１６０×１２０画素
サムネイル画像を表示すると、ＣＰＵ７はファイル名が次の画像データがあるか否かを判定し（ステップＳ７）、ステップＳ７が肯定されると次の画像データを処理の対象に設定し（ステップＳ８）、ステップＳ２に戻る。

なお、ステップＳ３が否定されると、お気に入り度を標準（ここでは☆３つ）に設定し（ステップＳ９）、ステップＳ５に進む。また、ステップＳ４が肯定されると、処理対象の画像データはお気に入り度が０であるため、サムネイル画像の表示の対象から外すべくステップＳ７に進む。

そして、ステップＳ７が否定されると処理を終了する。

図４はサムネイル画像一覧画面を示す図である。図４に示すようにサムネイル画像一覧画面２３には、ハードディスク５内のフォルダ構造を表示するフォルダ表示フィールド２３Ａ、フォルダ表示フィールド２３Ａにおいて選択されたフォルダ内の画像データのサムネイル画像の一覧をお気に入り度に応じたサイズで表示するサムネイル一覧表示フィールド２３Ｂ、サムネイル画像一覧画面２３を表示するためのサムネイルボタン２３Ｆ、およびお気に入り度設定画面２１を表示するためのお気に入り度設定画面表示ボタン２３Ｇが表示されている。

なお、サムネイル画像一覧画面２３が表示された状態においては、サムネイルボタン２３Ｆは押下された状態となっている。

図４に示すように、サムネイル画像一覧表示フィールド２３Ｂには、お気に入り度設定画面２１において設定されたお気に入り度に応じたサイズのサムネイル画像が表示される。すなわち、設定されたお気に入り度が１の場合には４０×３０画素、設定されたお気に入り度が２の場合には６０×４５画素、設定されたお気に入り度が３の場合には８０×６０画素、設定されたお気に入り度が４の場合には１２０×９０画素、設定されたお気に入り度が５の場合には１６０×１２０画素のサイズのサムネイル画像が表示される。

このように、本実施形態においては、サムネイル画像一覧表示フィールド２３Ｂに、お気に入り度が大きいほどサイズを大きくしてサムネイル画像を表示するようにしたため、ユーザが意図して設定したお気に入り度を反映させたサイズにてサムネイル画像を表示することができる。したがって、サムネイル画像を見れば画像データに設定されたお気に入り度を容易に知ることができる。

なお、上記実施形態においては、お気に入り度に応じてサムネイル画像一覧表示フィールド２３Ｂに表示するサムネイル画像のサイズを変更しているが、画像データをそのまま表示する際に、画像データに設定されているお気に入り度が高いほど、大きいサイズとなるように画像データにより表される画像のサイズを変更してもよい。

本発明の実施形態による画像表示装置の構成を示す概略ブロック図 お気に入り度設定画面を示す図 サムネイル画像一覧画面の表示時において行われる処理を示すフローチャート サムネイル画像一覧画面を示す図

符号の説明

１ 表示部
３ 入力部
５ ハードディスク
７ ＣＰＵ
９ 記憶部
２１ お気に入り度設定画面
２３ サムネイル画像一覧画面

Claims (3)

1. 優先度が設定された画像を表示手段に表示する画像表示装置において、
   表示の対象となる画像に設定された優先度を判定する判定手段と、
   該判定手段が判定した優先度が高いほど、前記画像または該画像のサムネイル画像のサイズを大きくして前記表示手段に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴とする画像表示装置。
2. 優先度が設定された画像を表示する画像表示方法において、
   表示の対象となる画像に設定された優先度を判定し、
   該優先度が高いほど、前記画像または該画像のサムネイル画像のサイズを大きくして表示することを特徴とする画像表示方法。
3. 優先度が設定された画像を表示する画像表示方法をコンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
   表示の対象となる画像に設定された優先度を判定する手順と、
   該優先度が高いほど、前記画像または該画像のサムネイル画像のサイズを大きくして表示する手順とを有することを特徴とするプログラム。

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