JP2003085209A - 検索結果表示方法、利用者端末、検索結果表示プログラム、および同プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検索結果を利用者にわかり易く表示する。 【解決手段】 利用者端末１は検索条件入力部１１と検
索結果解析表示部１２と分割画面自動更新部１３と外部
入力イベント処理部１４からなる。検索条件入力部１１
は、利用者が入力した検索条件をサーバ２に送信する処
理を行う。検索結果解析表示部１２は、サーバ２から検
索結果データを受信し、検索結果データ１５としてメモ
リに展開するとともに、画面を複数に分割し、検索結果
データ１５に含まれるURLのページを複数の画面に順番
に表示するという処理を行う。分割画面自動更新部１３
は、表示するＵＲＬのページをタイマーにより自動的に
更新する処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、利用者がネットワ
ークを介してデータ検索して得られた検索結果データを
利用者端末において表示する検索結果表示方法に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来、インターネット等のコンピュータ
ネットワークシステムを用いてデータを検索する場合
に、サーバの検索エンジンを利用し、利用者端末のブラ
ウザから検索条件を入力し、その検索結果をリスト表示
する方法が広く行われている。このとき利用者が検索結
果のページを閲覧する場合には、マウス入力等の手段を
用いてＵＲＬ（Uniform Resource Location）のリンク
を選択する必要がある。

【０００３】検索エンジンを利用するデータ検索以外に
も、ネットワーク上のアルバムシステムなど、サーバ上
の画像データベース等を検索閲覧する場合には、その検
索結果をリスト表示する、あるいはサムネイルなどで簡
易データを表示する方法が一般に用いられている。利用
者は詳細な情報を閲覧する場合には、マウス入力等の手
段を用いてリンクを選択する必要がある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述したような従来技
術は、検索結果をリスト表示しているために、利用者は
リスト表示された文字情報を読み、さらに検索結果のリ
ンクを選択することを必須としているので、検索結果の
ページを閲覧する場合には、利用者に能動的な動作を求
め、直感的に検索結果を把握することができなかった。

【０００５】本発明の目的は、検索結果を利用者にわか
り易く表示する検索結果表示方法および利用者端末を提
供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の検索結果表示方法は、検索結果データに含
まれるＵＲＬのページを表示した画面を分割して複数枚
同時に表示するとともに、ある間隔で次のＵＲＬのペー
ジに自動的にジャンプし、画面を更新するものである。

【０００７】また、本発明の利用者端末は、利用者が入
力した検索条件をネットワークを介してサーバに送信す
る検索条件入力部と、サーバから検索結果データを受信
し、メモリに展開するとともに、画面を複数に分割し、
検索結果データに含まれるＵＲＬのページを複数の画面
に同時に表示する検索結果解析表示部と、表示するＵＲ
Ｌのページをある間隔で自動的に更新する分割画面自動
更新部を有する。

【０００８】これにより、利用者は全体の検索結果を受
動的に、かつ直感的に理解できる。

【０００９】

【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。

【００１０】図１は本発明の一実施形態の検索システム
の構成図である。

【００１１】この検索システムは、利用者がデータ検索
に使用する利用者端末１と、データベースから実際にデ
ータの検索を行うサーバ２と、利用者端末１とサーバ２
を接続するネットワーク３で構成されている。

【００１２】利用者端末１は検索条件入力部１１と検索
結果解析表示部１２と分割画面自動更新部１３と外部入
力イベント処理部１４からなる。検索条件入力部１１
は、利用者が入力した検索条件をサーバ２に送信する処
理を行う。検索結果解析表示部１２は、サーバ２から検
索結果データを受信し、検索結果データ１５としてメモ
リに展開するとともに、画面を複数に分割し、検索結果
データ１５に含まれるＵＲＬのページを複数の画面に順
番に表示するという処理を行う。分割画面自動更新部１
３は、表示するＵＲＬのページをタイマーにより自動的
に更新する処理を行う。画面の分割数や表示を更新する
ための表示間隔時間などは、画面設定データ１６にデフ
ォルト値が設定されている。外部入力イベント処理部１
４はＵＲＬのページを複数の画面に表示中に行われたマ
ウス入力によるイベント処理を行う。

【００１３】サーバ２は検索条件受信部２１とデータベ
ース検索部２２と検索結果送信部２３からなる。検索条
件受信部２１は、利用者端末１から送られた検索条件を
受信する。データベース検索部２２は、検索用データベ
ース２４から検索条件を満たすデータを切り出す処理を
行う。検索用データベース２４には、検索エンジンであ
ればＵＲＬのリスト、アルバムサービスであれば画像デ
ータ等が含まれる。検索結果送信部２３は、データベー
ス検索部２２で切り出したデータを利用者端末１に送信
する処理を行う。

【００１４】図２は図１の検索システムの動作を示すフ
ローチャートである。

【００１５】ステップ３１で利用者は検索条件入力部１
１から検索条件を入力する。検索条件の入力として選択
式あるいはテキスト入力による方法などが考えられる。
この検索条件はサーバ２に送信される。また、利用者が
明示的に入力しなくても、検索条件に検索件数の上限値
や検索結果のシーケンス番号が利用者端末１側で付加さ
れることもある。

【００１６】サーバ２では、ステップ５１に検索条件受
信部２１により検索条件を受信する。ステップ５２に、
その検索条件を用いて、データベース検索部２２により
データベース検索を行う。ステップ５３に、検索結果送
信部２３により検索結果は送信される。検索結果データ
の一例を表１に示す。検索結果データには、例えば検索
エンジンの場合、シーケンス番号、リンク先となるＵＲ
Ｌ、スコア（検索条件と検索結果との適合する度合
い）、タイトル、コメントなどが含まれる。

【００１７】

【表１】

【００１８】利用者端末１では、ステップ３２でサーバ
２から送信された検索結果データを受信し、その解析を
行い検索結果データ１５に展開する。次に、ステップ３
３に検索結果を複数表示するために画面を分割する。画
面の分割数や画面の表示方法などは、画面設定データ１
６に記述されている。ステップ３４に分割された画面す
べてを、それぞれ検索結果ＵＲＬのページにジャンプす
ることで画面を更新する。その後、ステップ３５でペー
ジを自動的に更新するためのタイマーをスタートする。
ステップ３２〜３５までの処理は、検索結果解析表示部
１２にて行われる。

【００１９】ステップ３６以降はイベント待ちループで
ある。ステップ３７にてマウス入力を監視する。ステッ
プ３８で「検索条件に戻る」というボタンが押された場
合には、ステップ３１に戻る。また、各画面をマウスで
クリックした場合には、ステップ３９にてタイマーをス
トップし、画面が自動的に更新されないようにする。次
に、ステップ４０にて１画面表示に切り替える。また、
ウィンドウを別に表示し、そのウィンドウに１画面表示
してもよい。複数画面表示に戻る場合には、ステップ４
１のボタン入力やウィンドウフォーカスの移動などによ
り、ステップ３５に戻り、再び分割画面表示を行う。こ
れらステップ３７〜４１の処理は、外部入力イベント処
理部１４にて行われる。

【００２０】ステップ４２は、内部タイマー割り込みが
あった場合の処理である。タイマーは、画面設定データ
１６にデフォルト値が設定されており、これは画面表示
の更新間隔時間を示す。ステップ４３は、次の検索結果
が存在するかどうかの選択である。存在しない場合は終
了になる。存在する場合はステップ４４で分割画面の１
つを次の検索結果ＵＲＬのページにジャンプさせ、画面
を更新する。ステップ４４の処理によってタイマー割り
込みの処理を終え、イベント待ちループに戻る。なお、
サーバ２から検索結果がすべて取得されていない場合
は、次の検索結果をサーバ２から取得し、次のＵＲＬを
画面表示する。ステップ４２〜４４の処理は分割画面自
動更新部１３にて行われる。ステップ４２によってタイ
マー割り込みの処理を終え、ステップ３６のイベント待
ちループに戻る。

【００２１】図３に検索結果の分割表示の例を示す。こ
れは、画面を４つのウィンドウに分割した例で、各ウィ
ンドウは通常のWWWブラウザと同じ機能を持つことがで
きる。

【００２２】図４に検索結果の分割表示の他の例を示
す。図３と機能は同じで、ウィンドウをどう並べるかを
自由に設定することができる。

【００２３】図５に画面を４分割したときの利用者端末
１の画面遷移を示す。画面６１は検索条件入力画面であ
る。利用者は検索条件を入力すると、画面６２に遷移す
る。図５で、各ウィンドウ内の番号nはそれぞれ検索結
果n番目のページを表示している。

【００２４】画面６２は、図２のフローチャートのステ
ップ３５までの処理を行ったところであり、画面が４つ
のウィンドウに分割され、各ウィンドウには検索結果Ｕ
ＲＬのページがそれぞれ表示されている。６３〜６７の
画面は、図２のフローチャートのステップ４３を示す。
タイマー割り込みによって、次の検索結果ＵＲＬのペー
ジに自動的にジャンプし、画面を更新することができ
る。そのため、利用者は検索条件を入力したあと、受動
的に直感的に検索結果を把握することができる。なお、
一度に変更される画面は一つに限らず、複数の画面を同
時に変更してもよい。

【００２５】画面６８は１画面表示で、マウス入力など
でウィンドウを選択したときに、４画面表示から遷移す
る。このとき４画面表示の画面更新をストップするため
にタイマーを停止する。逆に、ボタン入力やウィンドウ
フォーカスの移動などにより、画面６８から４画面表示
に遷移する。この処理は、図２のフローチャートのステ
ップ３９〜４１に相当する。

【００２６】また、検索結果データ１５のスコアを利用
して、分割画面の表示方法を変えることができる。具体
的には４画面表示の場合に、図６のようにスコアに対応
して画面の表示面積を変えることによって、利用者にそ
れぞれの重要度を視覚的に伝えることができる。図６は
検索結果のスコアが＞＞＞の場合である。

【００２７】あるいは、検索結果データ１５のスコアを
利用して、各ウィンドウの表示を更新する更新間隔時間
を設定することによって、分割画面の表示方法を変える
ことができる。具体的には、スコアが大きいもの、すな
わち検索条件と検索結果の適合度が高いものほど長く表
示できる。スコアを変えることで、データベース作成者
の意図を反映した表示方法を利用者に提供することがで
きる。

【００２８】なお、利用者端末１の検索条件入力部１
１、検索結果解析表示部１２、分割画面自動更新部１
３、外部入力イベント処理部１４は専用のハードウェア
により実現されるものであっても、またその機能を実現
するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な
記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログ
ラムをコンピュータコンピュータシステムに読み込ま
せ、実行するものであってもよい。コンピュータ読み取
り可能な記録媒体とは、フロッピー（登録商標）ディス
ク、光磁気ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ等の記録媒体、コン
ピュータシステムに内蔵されるハードディスク装置等の
記憶装置を指す。さらに、コンピュータ読み取り可能な
記録媒体は、インターネットを介してプログラムを送信
する場合のように、短時間の間、動的にプログラムを保
持するもの（伝送媒体もしくは伝送波）、その場合のサ
ーバとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリの
ように、一定時間プログラムを保持しているものも含
む。

【００２９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
利用者が検索エンジンを用いてデータ検索を行う場合
に、利用者端末から検索条件を入力するだけで、受動的
にかつ直感的に検索結果を理解できるようになる。すな
わち、検索結果となるＵＲＬのページにジャンプした画
面を複数枚同時に表示するとともに、ある間隔で自動的
に画面を更新する機能を利用者端末に持たせることで、
利用者は視覚的に全体の検索結果を理解できるようにな
る。

【００３０】また、サーバ側のデータが時時刻刻と変化
するデータの場合にも本発明は非常に有用である。例え
ばサッカーや野球などの試合結果を画面で表示する場合
である。図７に示すように、検索結果を分割表示し、自
動的に画面を更新することで、利用者は受動的に多くの
情報をリアルタイムに得ることができる。

【００３１】他にも、美術館や博物館などにあるマルチ
メディアデータのデータベースシステムにおいては、本
発明による検索結果を自動的に分割して表示し、画面を
次々に更新する機能を持たせることで、鑑賞者に負担の
少ない検索閲覧が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態のデータ検索システムの構
成図である。

【図２】図１のデータ検索システムの動作を示すフロー
チャートである。

【図３】検索結果の表示画面の一例である４分割表示画
面の例を示す図である。

【図４】検索結果の表示画面の一例である４分割表示画
面の他の例を示す図である。

【図５】４分割表示画面時の利用者端末の画面遷移を示
す図である。

【図６】スコアに応じた画面分割表示の一例を示す図で
ある。

【図７】検索結果の分割表示の応用例を示す図である。

【符号の説明】

１ 利用者端末 ２ サーバ ３ ネットワーク １１ 検索条件入力部 １２ 検索結果解析表示部 １３ 分割画面自動更新部 １４ 外部入力イベント処理部 １５ 検索結果データ １６ 画面設定データ ２１ 検索条件受信部 ２２ データベース検索部 ２３ 検索結果送信部 ２４ 検索用データベース ３１〜５３ ステップ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 武志 東京都千代田区大手町二丁目３番１号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 ▲高▼橋 時市郎 東京都千代田区大手町二丁目３番１号 日 本電信電話株式会社内 Ｆターム(参考） 5B075 ND36 PQ02 PQ44 PQ70 5E501 AA02 AC25 AC33 BA03 CA02 CB09 EA33 FA06 FA23 FB04 FB34 FB45

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 利用者がネットワークを介してデータ検
   索を行って得られた検索結果データを表示する検索結果
   表示方法において、 検索結果データに含まれるＵＲＬのページを表示した画
   面を複数枚同時に表示するとともに、ある間隔で次のＵ
   ＲＬのページに自動的にジャンプし、画面を更新するこ
   とを特徴とする検索結果表示方法。
2. 【請求項２】 利用者が入力した検索条件をネットワー
   クを介してサーバに送信するステップと、 前記サーバから検索結果をデータを受信し、解析するス
   テップと、 前記検索結果データに含まれるＵＲＬのページを表示し
   た画面を複数枚同時に表示するステップと、 タイマーをスタートさせるステップと、 前記タイマーがタイムアップしたとき、次の検索結果デ
   ータが存在すれば分割画面の１つを次の検索結果ＵＲＬ
   のページにジャンプさせ、画面を更新するステップを有
   する検索結果表示方法。
3. 【請求項３】 前記タイマーをスタートさせた後、表示
   されている画面の１つがクリックされると、前記タイマ
   ーをストップした後、クリックされた画面のみを表示
   し、またはウィンドウを別に表示し、該ウィンドウにク
   リックされた画面を表示するステップをさらに有する、
   請求項２記載の方法。
4. 【請求項４】 検索結果のスコア、すなわち検索結果が
   検索条件と適合する度合いに応じて、分割された表示画
   面の面積を決定する、請求項１から３のいずれか１項記
   載の方法。
5. 【請求項５】 検索結果のスコア、すなわち検索結果が
   検索条件と適合する度合いに応じて、表示画面を更新す
   るための表示間隔時間を決定する、請求項１から４のい
   ずれか１項記載の方法。
6. 【請求項６】 利用者が入力した検索条件をネットワー
   クを介してサーバに送信する検索条件入力部と、 前記サーバから検索結果データを受信し、メモリに展開
   するとともに、画面を複数に分割し、前記検索結果デー
   タに含まれるＵＲＬのページを複数の画面に同時に表示
   する検索結果解析表示部と、 表示するＵＲＬのページをある間隔で自動的に更新する
   分割画面自動更新部を有する利用者端末。
7. 【請求項７】 表示されている複数の画面のうちの１つ
   がクリックされると、画面を更新するためのタイマーを
   ストップした後、クリックされた画面のみを表示し、ま
   たはウィンドウ別に表示し、該ウィンドウにクリックさ
   れた画面を表示する外部入力イベント処理部をさらに有
   する、請求項６記載の利用者端末。
8. 【請求項８】 前記検索結果解析表示部は検索結果のス
   コア、すなわち検索結果が検索条件と適合する度合いに
   応じて、分割された表示画面の面積を決定する、請求項
   ６または７記載の利用者端末。
9. 【請求項９】 前記検索結果表示部は検索結果のスコ
   ア、すなわち検索結果の検索条件と適合する度合いに応
   じて、表示画面を更新するための表示間隔時間を決定す
   る、請求項６から８のいずれか１項記載の利用者端末。
10. 【請求項１０】 請求項１から５のいずれか１項に記載
    の方法をコンピュータに実行させる検索結果表示プログ
    ラム。
11. 【請求項１１】 請求項１から５のいずれか１項に記載
    の方法をコンピュータに実行させる検索結果表示プログ
    ラムを記録した記録媒体。