JP2005321474A - 対物レンズおよびそれを用いた光ヘッド装置 - Google Patents

対物レンズおよびそれを用いた光ヘッド装置 Download PDF

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Abstract

【課題】例えば光ヘッド装置に用いた場合に、装置の低価格化および小型化が図れる対物レンズを提供する。
【解決手段】光源からの光束を集光する対物レンズ10であって、光束が入射する入射面11と、光束の光路を変換する反射面12と、光束を射出する出射面13とを少なくとも有し、光束を集光する集光機能と、光束の形状を変換するビーム整形機能とを兼ね備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、対物レンズおよびそれを用いた光ヘッド装置に関するものである。
従来、光記録においては、記録媒体である光ディスクに形成された同心円状またはスパイラル状のトラック上に情報を記録再生する光ディスク装置が既に実用化されている。
一方、近年の光記録においては、高密度化と共に高速化が進められており、情報の記録および消去時に記録媒体に集光させる光量の向上が望まれている。このため、光ディスク装置に搭載される光源および対物レンズ等を備える光ヘッド装置においては、光効率の向上が必要となっている。
ところで、光ヘッド装置においては、光源として一般に半導体レーザが使用されているが、図8に示すように、半導体レーザ101から出射される光は、出射方向と直交する平面内で半導体レーザ101の活性層101aに垂直なX方向と活性層101aに平行なY方向とで光強度分布が異なり、楕円パターンの発散光束となる。このため、対物レンズの開口絞りを、光強度分布の狭い方向(Y方向)の半値までの光束を通過するように円形に構成すると、光強度分布の広い方向(X方向)ではかなりの光量がけられることになって、光効率が低下することになる。したがって、光ヘッド装置の光効率を向上するためには、半導体レーザから出射された楕円パターンの光の楕円率を改善する必要がある。
この半導体レーザからの出射光の楕円率を改善して光効率の向上を図った従来の光ヘッド装置として、例えば図9に示す構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図9に示す光ヘッド装置においては、半導体レーザ101から紙面に平行な偏光面を持つ直線偏光で放射された楕円パターンの発散光束を、コリメータレンズ102で平行光束に変換して、ビーム整形プリズム113でビーム整形すなわち楕円率を改善し、その後、偏光プリズム103を透過させて1/4波長板104に入射させ、この1/4波長板104を透過させることによって、偏光状態を直線偏光から円偏光に変換している。
1/4波長板104を透過した平行光束は、立上げミラー105によって記録媒体107の方向に反射させ、さらに対物レンズ106により集光して記録媒体107上に微小スポットを形成し、情報の再生、記録および消去を行うようにしている。
なお、図9においては、説明の都合上、1/4波長板104と立上げミラー105との間で、光軸周りに90度回転して表示している。
また、記録媒体107で反射された光束は、対物レンズ106および立上げミラー105を経て、再び1/4波長板104を透過させている。ここで、復路において、1/4波長板104に入射する円偏光は、旋回方向が往路時と異なり逆転しているので、1/4波長板104を通過することによって、偏光状態が紙面に対して垂直な偏光面を持つ直線偏光に変換される。
1/4波長板104で偏光状態が紙面に対して垂直な偏光面を持つ直線偏光に変換された光束は、偏光プリズム103でほぼ100%反射させて集光レンズ108で収束光束に変換し、さらにハーフプリズム109で2つの光束に分岐して、その一方の光束を、光検出器110で受光して記録媒体107に記録されている情報の再生を行い、他方の光束を、シリンドリカルレンズ112を経て光検出器111で受光して、フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号等のサーボ信号を検出している。
特開昭63−56823号公報(第4図)
しかしながら、特許文献1に開示のように、ビーム整形プリズム113を光学系に組み込む構成にあっては、その分、光学部品点数および組立工程が増えてコストアップを招くことが懸念されると共に、光ヘッド装置自体も大型化することが懸念される。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、例えば光ヘッド装置に用いた場合に、装置の低価格化および小型化が図れる対物レンズおよびそれを用いた光ヘッド装置を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に記載の発明は、光源からの光束を集光する対物レンズであって、上記光束が入射する入射面と、光束の光路を変換する反射面と、光束を射出する出射面とを少なくとも有し、上記光束を集光する集光機能と、上記光束の形状を変換するビーム整形機能とを兼ね備えることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の対物レンズにおいて、上記反射面を一面有し、該反射面により上記入射面から入射した光束の光路を上記出射面方向に変換することを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の対物レンズにおいて、上記入射面が、上記ビーム整形機能を有することを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1,2または3に記載の対物レンズにおいて、上記入射面は、光束にパワーを与える回転非対称な曲面形状からなることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の対物レンズにおいて、上記反射面は、光束にパワーを与える回転非対称な曲面形状からなることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の対物レンズにおいて、上記光源からの光束の中心光線を軸上主光線とし、全系の偏心方向がY方向で、軸上主光線と平行な面をY−Z面、Y−Z面と直交する方向をX方向、上記光源の基準波長をλとするとき、X方向およびY方向の焦点距離fx(λ)およびfy(λ)が、fx(λ)/fy(λ)>1.1、を満足することを特徴とするものである。
さらに、上記目的を達成する請求項7に記載の光ヘッド装置の発明は、少なくとも、光源と、往復光路分離素子と、請求項1〜6のいずれか一項に記載の対物レンズと、受光手段とを有し、上記光源からの光束を上記往復光路分離素子および上記対物レンズを経て記録媒体に照射し、上記往復光路分離素子で分離される上記記録媒体からの戻り光を上記受光手段で受光して、情報の再生を行うように構成したことを特徴とするものである。
本発明の対物レンズによれば、光束の集光機能の他に、光束の形状を変換するビーム整形機能を備えているので、例えば光ヘッド装置に用いた場合には、別にビーム整形プリズムを設ける必要がないので、小型かつ安価な光ヘッド装置を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施の形態に係る対物レンズの構成を示すものである。この対物レンズ10は、光ヘッド装置用のもので、入射面11、反射面12および出射面13を有しており、図示しない半導体レーザ等の光源から出射されてコリメートされ、さらに楕円形状の開口絞り2を経た光束を、入射面11から内部に入射させ、反射面12で出射面13の方向に反射させてから、出射面13から外部に出射させて、記録媒体50の記録面(像面)3に集光するものである。
ここで、入射面11は、開口絞り2を経た光束を屈折して入射することでビーム整形する機能を有している。また、入射面11、反射面12および出射面13は、全て自由曲面からなっている。
図2は、本発明の第2実施の形態に係る対物レンズの構成を示すものである。この対物レンズ20は、第1実施の形態と同様、光ヘッド装置用のもので、入射面21、反射面22および出射面23を有しており、図示しない半導体レーザ等の光源から出射されてコリメートされ、さらに楕円形状の開口絞り2を経た光束を、入射面21から内部に入射させて反射面22で反射させてから、出射面23から外部に出射させて、記録媒体50の記録面3に集光するものである。
ここで、入射面21は、開口絞り2を経た光束に負のパワーを与えることでビーム整形する機能を有している。また、入射面21、反射面22および出射面23は、全て自由曲面からなっている。
図3は、本発明の第3実施の形態に係る対物レンズの構成を示すものである。この対物レンズ30は、第1実施の形態と同様、光ヘッド装置用のもので、入射面31、反射面32,33および出射面34を有しており、図示しない半導体レーザ等の光源から出射されてコリメートされ、さらに楕円形状の開口絞り2を経た光束を、入射面31から内部に入射させて反射面32,33で順次反射させてから、出射面34から外部に出射させて、記録媒体50の記録面3に集光するものである。
ここで、反射面32は、光束に負のパワーを与えることでビーム整形する機能を有している。また、反射面32,33および出射面34は、自由曲面からなっている。
上記の第1実施の形態の対物レンズ10における数値データの一例を後記の実施例1に、第2実施の形態の対物レンズ20における数値データの一例を後記の実施例2に、第3実施の形態の対物レンズ30における数値データの一例を後記の実施例3にそれぞれ示す。
なお、実施例1〜3の構成パラメータにおいては、図1〜図3に示すように、順光線追跡で、軸上主光線1を、図示しない光源中心から光学系の開口絞り2の中心を垂直に通り、記録媒体50の記録面3である像面に至る光線で定義する。また、開口絞り2の中心位置を偏心光学系の偏心光学面の原点として、軸上主光線1に沿う方向をZ軸方向とし、光源から光学系の入射面に向かう方向をZ軸正方向、図の紙面の表から裏へ向かう方向をX軸正方向、X軸およびZ軸とともに直交座標系を構成する軸をY軸とする。
実施例1〜3では、Y−Z平面内で各面の偏心を行っており、また、各回転非対称自由曲面の唯一の対称面をX−Z面としている。
なお、図1〜図3は、対物レンズの軸上主光線1を含むY−Z断面図を示している。また、図1及び図2の開口絞り2は、X方向が3.6mm、Y方向が2.0mmとなっており、図3の開口絞りは、X方向が4.0mm、Y方向が2.0mmとなっている。
偏心面については、光学系の原点中心からその面の面頂位置の偏心量(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向をそれぞれXDE、YDE、ZDEとする)と、その面の中心軸のX軸、Y軸、Z軸を中心とするそれぞれの傾き角(それぞれADE、BDE、CDE(°)とする)とが与えられている。ここで、ADE、BDEの正は、それぞれの軸の正方向に対して反時計回りを、CDEの正は、Z軸の正方向に対して時計回りを意味する。なお、面の中心軸のADE、BDE、CDEの回転のさせ方は、面の中心軸と、そのXYZ直交座標系とを、まずX軸の回りで反時計回りにADE回転させ、次に、その回転した面の中心軸を新たな座標系のY軸の周りで反時針回りにBDE回転させ、その後、2度回転(ADE回転とBDE回転)した面の中心軸を、新たな座標系のZ軸の周りで時計回りにCDE回転させるものである。
また、対物レンズ10,20,30の媒質の屈折率、アッベ数は慣用法に従って与えられている。
自由曲面の面形状は、例えば特開2000−66105号公報に開示されている下記の(1)式で定義される自由曲面であり、その定義式のZ軸が自由曲面の軸となる。
Figure 2005321474
ここで、(1)式の第1項は球面項、第2項は自由曲面項である。また、球面項中、r=(X+Y1/2、R:頂点の曲率半径、k:コーニック定数であり、自由曲面項は、下記の(2)式で表わされる。ただし、Cは係数である。
Figure 2005321474

=C
+CX+C
+C+CXY+C
+C+CY+CXY+C10
+C11+C12Y+C13+C14XY+C15
+C16+C17Y+C18+C19+C20XY
+C21
+C22+C23Y+C24+C25+C26
+C27XY+C28
+C29+C30Y+C31+C32+C33
+C34+C35XY+C36・・・・・
(2)
なお、実施例1〜3において、データの記載されていない自由曲面に関する項は0である。屈折率は波長650nmに対するものを、アッベ数についてはd線(波長587.56nm)に対するものを表記してある。また、長さの単位はmmである。
また、焦点距離については、回転対称軸を有しない回転非対称面形状で、近軸計算から焦点距離を導くことに意味がないので、焦点距離を次のように定義する。
すなわち、物点中心から絞り中心を通る軸上主光線1と平行に絞り中心からX軸方向にH(mm)の点を通り、その軸上主光線1と平行に対物レンズに入射する光線を光線追跡したときの出射光線のNA(軸上主光線1となす角の正弦値)を上記Hで割った値を、対物レンズ全体のX方向の焦点距離fx(mm)と定義する。また、絞り中心からY軸方向にH(mm)の点を通り、その軸上主光線1と平行に対物レンズに入射する光線を光線追跡したときの出射光線のNAを上記Hで割った値を、対物レンズ全体のY方向の焦点距離fy(mm)と定義する。
また、実施例1〜3において、「FFS」は自由曲面、「RE」は反射面、「λ」は波長を示している。なお、実施例1〜3は、波長650nm、NA0.65で設計されている。
λ fx fy
650nm 2.75 1.54

面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ ∞
1 ∞(絞り)
2 FFS1 偏心1 1.523082 56.4
3 FFS2(RE) 偏心2 1.523082 56.4
4 FFS3 偏心3
5 ∞ 偏心4 1.579111 30.3
像面 ∞ 偏心5

FFS1
-3.7912×10-2 -1.0251×10-2 1.3220×10-2
10 1.9335×10-311 -4.4878×10-3 13 -5.6368×10-3
15 -6.2983×10-4

FFS2
-6.2986×10-2 -4.3566×10-2 4.3703×10-3
10 2.3140×10-311 -4.6681×10-413 -6.6881×10-4
15 -1.6828×10-417 -3.1149×10-419 -2.8753×10-4
21 -2.4962×10-522 4.9359×10-524 1.1690×10-4
26 5.9480×10-528 5.8132×10-6

FFS3
8.4684×10-2 1.6024×10-2 8.0434×10-3
10 2.5249×10-2 11 -2.8322×10-313 3.1912×10-3
15 4.8098×10-3

偏心1
XDE:0.0 YDE:0.0 ZDE:10.156934
ADE:68.716405 BDE:0.0 CDE:0.0

偏心2
XDE:0.0 YDE:2.176397 ZDE:13.779370
ADE:62.193362 BDE:0.0 CDE:0.0

偏心3
XDE:0.0 YDE:-0.978516 ZDE:13.966190
ADE:99.798880 BDE:0.0 CDE:0.0

偏心4
XDE:0.0 YDE:-1.978516 ZDE:13.966341
ADE:90.0 BDE:0.0 CDE:0.0

偏心5
XDE:0.0 YDE:-2.578516 ZDE:13.966398
ADE:90.0 BDE:0.0 CDE:0.0
λ fx fy
650nm 2.77 1.54

面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ ∞
1 ∞(絞り)
2 FFS1 偏心1 1.523082 56.4
3 FFS2(RE) 偏心2 1.523082 56.4
4 FFS3 偏心3
5 ∞ 偏心4 1.579111 30.3
像面 ∞ 偏心5

FFS1
4.7304×10-3 -1.2148×10-1 2.5413×10-2
10 -3.2544×10-211 -3.1400×10-313 -1.5304×10-2
15 -1.6439×10-217 1.9819×10-319 1.8185×10-3
21 -7.1430×10-322 -8.5930×10-524 -1.2562×10-3
26 -4.2888×10-328 -3.0659×10-3

FFS2
-6.8338×10-2 -4.8785×10-2 9.6477×10-3
10 2.7817×10-311 -3.3131×10-413 -9.1528×10-4
15 -3.6859×10-417 -2.1026×10-419 1.9683×10-5
21 3.3506×10-522 7.1724×10-524 4.9736×10-5
26 3.1919×10-628 -1.9281×10-6

FFS3
3.5006×10-2 -3.4140×10-2 3.4123×10-2
10 -2.2898×10-411 -2.5931×10-413 -3.7935×10-3
15 -5.2589×10-417 -3.9280×10-519 2.1019×10-5
21 1.8753×10-422 9.7631×10-624 1.4393×10-4
26 3.4144×10-528 1.2132×10-5

偏心1
XDE:0.0 YDE:0.0 ZDE:3.652733
ADE:10.708357 BDE:0.0 CDE:0.0

偏心2
XDE:0.0 YDE:0.765165 ZDE:15.481751
ADE:44.908662 BDE:0.0 CDE:0.0

偏心3
XDE:0.0 YDE:-1.796647 ZDE:15.307835
ADE:78.776154 BDE:0.0 CDE:0.0

偏心4
XDE:0.0 YDE:-2.796845 ZDE:15.307779
ADE:90.0 BDE:0.0 CDE:0.0

偏心5
XDE:0.0 YDE:-3.396845 ZDE:15.307758
ADE:90.0 BDE:0.0 CDE:0.0
λ fx fy
650nm 3.08 1.54

面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数
物体面 ∞ ∞
1 ∞(絞り)
2 ∞ 偏心1 1.523082 56.4
3 FFS1(RE) 偏心2 1.523082 56.4
4 FFS2(RE) 偏心3 1.523082 56.4
5 FFS3 偏心4
6 ∞ 偏心5 1.579111 30.3
像面 ∞ 偏心6

FFS1
2.7772×10-2 8.1191×10-2 1.4935×10-2
10 -1.1649×10-211 1.6157×10-413 7.8567×10-3
15 4.6155×10-317 5.9186×10-419 4.8569×10-3
21 -8.3401×10-422 1.2491×10-524 4.5650×10-4
26 -2.0636×10-428 1.6759×10-3

FFS2
5.8007×10-2 5.8419×10-2 3.8036×10-3
10 -2.4068×10-411 1.6041×10-413 3.4686×10-4
15 2.8607×10-417 5.4633×10-519 4.2979×10-5
21 -8.7238×10-622 1.0367×10-624 -3.1626×10-6
26 -1.0273×10-528 4.2955×10-6

FFS3
7.6079×10-3 -1.5261×10-2 6.1333×10-3
10 1.8204×10-211 2.4467×10-413 -2.1194×10-3
15 1.4186×10-3

偏心1
XDE:0.0 YDE:0.0 ZDE:4.6
ADE:0.0 BDE:0.0 CDE:0.0

偏心2
XDE:0.0 YDE:0.0 ZDE:11.802201
ADE:19.211499 BDE:0.0 CDE:0.0

偏心3
XDE:0.0 YDE:-3.443554 ZDE:7.461098
ADE:64.211499 BDE:0.0 CDE:0.0

偏心4
XDE:0.0 YDE:1.491402 ZDE:7.461098
ADE:90.0 BDE:0.0 CDE:0.0

偏心5
XDE:0.0 YDE:2.491402 ZDE:7.461098
ADE:90.0 BDE:0.0 CDE:0.0

偏心6
XDE:0.0 YDE:3.091402 ZDE:7.461098
ADE:90.0 BDE:0.0 CDE:0.0
図4(a)および(b)は、上記実施例1の対物レンズ10におけるY方向の収差およびX方向の収差をそれぞれ示しており、図5(a)および(b)は、上記実施例2の対物レンズ20におけるY方向の収差およびX方向の収差をそれぞれ示しており、図6(a)および(b)は、上記実施例3の対物レンズ30におけるY方向の収差およびX方向の収差をそれぞれ示している。また、上記実施例1〜3におけるfx(650nm)/fy(650nm)の値を下表に示す。
Figure 2005321474
上記第1実施の形態によれば、光源からの光束は、入射面11でビーム整形されるので、楕円形状の開口絞り2(X方向3.6mm、Y方向2.0mm)に対して、像面3において良好な円形スポットを形成することができる。また、入射面11、反射面12および出射面13が自由曲面で構成されているので、偏心光学系での偏心収差補正が良好に行われ、像面3において、良好なスポットを形成することができる。
また、上記第2実施の形態によれば、光源からの光束は、入射面21で負のパワーが与えられてビーム整形されるので、第1実施の形態と同様に、楕円形状の開口絞り2(X方向3.6mm、Y方向2.0mm)に対して、像面3において良好な円形スポットを形成することができる。また、第1実施の形態と同様に、入射面21、反射面22、出射面23が自由曲面で構成されているので、偏心光学系での偏心収差補正が良好に行われ、像面3において良好なスポットを形成することができる。
さらに、上記第3実施の形態によれば、光源からの光束は、反射面32で負のパワーが与えられてビーム整形されるので、楕円形状の開口絞り2(X方向4.0mm、Y方向2.0mm)に対して、像面3において良好な円形スポットを形成することができる。また、反射面32,33および出射面34が自由曲面で構成されているので、偏心光学系での偏心収差補正が良好に行われ、第1、第2実施の形態と同様に、像面3において良好なスポットを形成することができる。
なお、第1〜第3実施の形態に示した対物レンズ10,20,30は、ガラスで作製しても良いが、記録媒体50に対して、フォーカス方向およびトラッキング方向に可動する必要があるため、軽量化の観点からはプラスチックで作製するのが望ましい。また、上記実施の形態では、パワーを有する曲面からなる内部の反射面で発生する回転非対称な収差を、反射作用を持った面形状を工夫することによって良好に補正するものであるが、湿度の変化によって媒質の屈折率が変化すると、収差の補正性能が劣化することになる。したがって、対物レンズの材質としては、ポリオレフィン系樹脂等の湿度変化の影響を受け難い吸水線膨張率の小さい材質(例えば、「ZEONEX」(株)日本ゼオン製)を用いることが望ましい。なお、材質の吸水率αは、具体的には、0<α<0.1(%)、を満たすことが望ましく、この条件式の上下限を越えると、収差の補正性能の劣化を招き望ましくない。
図7は、本発明の第4実施の形態に係る光ヘッド装置の概略構成を示すものである。
この光ヘッド装置は、第1実施の形態に示した対物レンズ10を組み込んだもので、波長650nmの光を発振する半導体レーザ41、偏光ビームスプリッタ43、コリメータレンズ42、1/4波長板47、開口絞り48、対物レンズ10、シリンドリカルレンズ45、光検出器46を有している。
ここで、一般に、半導体レーザから出射される楕円ビームは、放射角で定義され、放射角は光強度の半値の放射角度で表される。この放射角度の広い方をθ垂直、狭い方をθ水平と定義したとき、光ヘッド装置に用いられる半導体レーザは、一般に、θ水平=7°〜15°、θ垂直=17°〜25°で、放射角比(θ垂直/θ水平)は、1.13〜3.57となり、円形ビームからはほど遠い形状である。
本実施の形態では、半導体レーザ41として、θ水平(Y方向)=10°、θ垂直(X方向)=18°のものを用いる。また、開口絞り48は、楕円比が1.8で、長軸がX方向の楕円形状とする。
半導体レーザ41から出射された直線偏光の光束は、偏光ビームスプリッタ43にS偏光(Y方向に偏光している)で入射する。偏光ビームスプリッタ43の面44で反射された光束は、コリメータレンズ42で平行光束に変換された後、1/4波長板47を透過して円偏光に変換され、開口絞り48を通過して対物レンズ10の入射面11から入射する。
なお、図7においては、説明の都合上、1/4波長板47と開口絞り48との間で光軸周りに90度回転して示している。
対物レンズ10の入射面11から入射した光束は、反射面12で光路が記録媒体50の方向に変換されて出射面13から出射され、記録媒体50の記録面3にスポットを形成し、これにより情報の記録、消去あるいは再生が行われる。
ここで、開口絞り48は、楕円比が1.8で、長軸がX方向の楕円形状となっているので、θ水平の光束(Y方向)に対して、その光強度の半値の光束まで通過するように構成しても、θ垂直(X方向)の光束の光量が大きくけられることはなく、θ水平(Y方向)の光束と同様に、θ垂直の光束(X方向)に対しても、その光強度の半値の光束まで通過させることができ、光量のおおきなロスは無い。
また、対物レンズ10のX方向の焦点距離fxとY方向の焦点距離fyとの比(fx/fy)が、1.79となっているので、ビーム整形プリズムを用いた場合と同様に、θ水平(Y方向)の光束をビーム整形して、強度分布が等方の円形スポットを得ることができる。
情報の再生において、記録媒体50の記録面3から反射された光束は、対物レンズ10の出射面13より入射し、反射面12で半導体レーザ41の方向に光路が変換され、入射面11から出射される。対物レンズ10より出射された記録媒体50からの戻り光は、1/4波長板47を通過することにより、光束の偏光状態が往路とは直交する方向に変換されて、コリメータレンズ42で収束光束に変換され、偏光ビームスプリッタ43にP偏光で入射する。偏光ビームスプリッタ43に入射した戻り光は、偏光ビームスプリッタ43の面44をほぼ100%透過し、シリンドリカルレンズ45により非点収差が与えられて光検出器46で受光される。
光検出器46は、例えば4分割された受光領域を有して構成され、それらの出力をA〜Dとするとき、再生信号RFは、RF=A+B+C+Dで検出される。また、サーボ信号であるフォーカスエラー信号FESは、非点収差法を用いて、FES=(A+D)−(B+C)で検出され、トラッキングエラー信号TESは、プッシュプル法を用いて、TES=(A+C)−(B+D)で検出される。
本実施の形態の光ヘッド装置によれば、対物レンズ10が半導体レーザ41からの光束の光路を記録媒体50の方向へ変換する立上げミラーの機能も有しているので、光ヘッド装置の小型・薄型化および低価格化が可能となる。
なお、本実施の形態の光ヘッド装置において、フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号のサーボ信号は、上記の非点収差法やプッシュプル法に限定されるものではなく、公知の種々の方式を採用することができる。また、図7では、第1実施の形態に示した対物レンズ10を組み込んだが、第2実施の形態に示した対物レンズ20や、第3実施の形態に示した対物レンズ30を組み込んで光ヘッド装置を構成することもできる。
本発明の第1実施の形態に係る対物レンズの構成を示す図である。 同じく、第2実施の形態に係る対物レンズの構成を示す図である。 同じく、第3実施の形態に係る対物レンズの構成を示す図である。 実施例1の対物レンズにおけるY方向の収差およびX方向の収差をそれぞれ示す図である。 同じく、実施例2の対物レンズにおけるY方向の収差およびX方向の収差をそれぞれ示す図である。 同じく、実施例3の対物レンズにおけるY方向の収差およびX方向の収差をそれぞれ示す図である。 本発明の第4実施の形態に係る光ヘッド装置の概略構成を示す図である。 半導体レーザから出射されるビームパターンを示す図である。 従来の光ヘッド装置を示す図である。
符号の説明
1 軸上主光線
2 開口絞り
3 記録面(像面)
10,20,30 対物レンズ
11,21,31 入射面
12,22,32,33 反射面
13,23,34 出射面
41 半導体レーザ
42 コリメータレンズ
43 偏光ビームスプリッタ
45 シリンドリカルレンズ
46 光検出器
47 1/4波長板
48 開口絞り
50 記録媒体

Claims (7)

  1. 光源からの光束を集光する対物レンズであって、
    上記光束が入射する入射面と、光束の光路を変換する反射面と、光束を射出する出射面とを少なくとも有し、
    上記光束を集光する集光機能と、上記光束の形状を変換するビーム整形機能とを兼ね備えることを特徴とする対物レンズ。
  2. 上記反射面を一面有し、該反射面により上記入射面から入射した光束の光路を上記出射面方向に変換することを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ。
  3. 上記入射面が、上記ビーム整形機能を有することを特徴とする請求項1または2に記載の対物レンズ。
  4. 上記入射面は、光束にパワーを与える回転非対称な曲面形状からなることを特徴とする請求項1,2または3に記載の対物レンズ。
  5. 上記反射面は、光束にパワーを与える回転非対称な曲面形状からなることを特徴とする請求項1または2に記載の対物レンズ。
  6. 上記光源からの光束の中心光線を軸上主光線とし、全系の偏心方向がY方向で、軸上主光線と平行な面をY−Z面、Y−Z面と直交する方向をX方向、上記光源の基準波長をλとするとき、X方向およびY方向の焦点距離fx(λ)およびfy(λ)が、fx(λ)/fy(λ)>1.1、を満足することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の対物レンズ。
  7. 少なくとも、光源と、往復光路分離素子と、請求項1〜6のいずれか一項に記載の対物レンズと、受光手段とを有し、上記光源からの光束を上記往復光路分離素子および上記対物レンズを経て記録媒体に照射し、上記往復光路分離素子で分離される上記記録媒体からの戻り光を上記受光手段で受光して、情報の再生を行うように構成したことを特徴とする光ヘッド装置。
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