JP2005321451A - ヘーズ異方性透明性樹脂製フィルム - Google Patents

ヘーズ異方性透明性樹脂製フィルム Download PDF

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Abstract

【課題】 液晶表示装置のバックライトユニットの光拡散フィルムとして用いた際、輝度向上等の光拡散性能に優れたヘーズ異方性透明性樹脂製フィルムを提供する。
【解決手段】 厚さ30〜300μmのフィルムであって、該フィルムにおける一方の面のヘーズ(H1)が5〜40%、他方の面のヘーズ(H2)が2〜20%、それぞれの面のヘーズ差(ΔH=H1−H2)が3〜35%であり且つ複屈折(リターデーションの絶対値)が10nm以下であるヘーズ異方性透明性樹脂製フィルム。
【選択図】 なし

Description

本発明は、液晶表示装置のバックライトユニットの光拡散フィルムに適するヘーズ異方性透明性樹脂製フィルムに関するものである。更に液晶ディスプレイの輝度向上等に適したヘーズ異方性透明性樹脂製フィルムに関するものである。
液晶表示装置は、液晶層を背面から照らして発光させるバックライト方式が普及し、液晶層の下面側にバックライトユニットが装備されている。かかるバックライトユニットは、一般的には図1に示すように、光源としての棒状のランプBと、このランプBに端部が沿うように配置される方形板状の導光板Cとこの導光板の表面側に積層された複数枚の光学シートDとを装備している。この光学シートDはそれぞれ屈折、拡散等の特定の光学的性質を有するものであり、具体的には、導光板Cの表面に配設される光拡散シートE、光拡散シートEの表面側に配設されるプリズムシートFなどが該当する。
このバックライトユニットAの機能を説明すると、まず、ランプBより導光板Cに入射した光線は導光板裏面の反射ドットまたは反射シート及び各側面で反射され、導光板表面から出射される。導光板から出射した光線は光拡散シートEに入射し、拡散され、光拡散シート表面より出射される。その後、光拡散シートから出射された光線は、プリズムシートFに入射し、プリズムシートの表面に形成されたプリズム部によって、略真上方向にピークを示す分布に光線として出射される。このように、ランプから出射された光線が光拡散シートによって拡散され、またプリズムシートによって略真上方向にピークを示すように屈折され、さらに上方の図示していない液晶層全面を照明するものである。また、図示していないが、上述のプリズムシートの集光特性を考慮し、プリズムシートの表面側にさらに光拡散シートやプリズムシートを配設するバックライトもある。
上述の構造を有するバックライトユニットの光拡散シートEとしては、従来、透明基材層に炭酸カルシウム、二酸化珪素等の微粒子を分散させた光拡散層とが積層されたものが一般的に採用されている。
かかる光拡散シートは通常ポリエチレンテレフタレート(PET)シート等の透明シートに炭酸カルシウム、二酸化珪素等の微粒子を分散させた艶消し透明塗料を塗工して製造されているが、拡散能の発現にバインダー中の微粒子による屈折や反射を利用しているため、多重散乱現象が生じてしまい、出光量のロスが避けられない上に、塗膜中にバインダーと微粒子のように屈折率の異なる物質を分散させるためおよび微粒子自体の光吸収もあるために光線透過率が低く、液晶表示面の明るさが十分に得られない。このため、光源の光度を上げることも考えられるが、消費電力や発熱量が増加するので好ましくない。また、塗料の分散不良、塗工・乾燥時の塗料の対流等による艶ムラ、さらに塗工条件の変動によって艶の変動も発生しやすく作業が煩雑で生産コストが高くなるという欠点を有している。さらに、光拡散シートの構成を簡素化すること、軽量化や経済的な面から光拡散シートの薄型化(フィルム化)が要望されている。
一方、熱可塑性樹脂シートに光拡散性能を持たせる方法として、拡散剤を添加する方法も一般的に採用されている。例えばフッ素化ポリオレフィンを0.01〜5重量部添加させた半透明なポリカーボネート樹脂(特許文献1)、さらに無機微粉末を含有せしめる提案では、ポリカーボネート100重量部当り炭酸カルシウム0.1〜5重量部と酸化チタン0.01〜0.3重量部を含有せしめる乳白色で半透明なポリカーボネート樹脂(特許文献2)、炭酸カルシウム1.0〜2.5重量部を添加した照明器具パネル(特許文献3)、さらに有機微粉末を含有せしめる提案ではポリカーボネートに架橋アクリル微粒子を0.05〜20重量部添加する方法(特許文献4)等の提案がなされているが、これらのものは概ね全光線透過率が40〜80%と低く、液晶表示装置のバックライトユニットに用いる光拡散フィルムとして採用するには不十分であり、輝度向上フィルムやレンズフィルムを併用することが必要であった。
また、ポリカーボネート100重量部当り粒径50μm以下で平均粒径5〜20μmの粒子0.05〜0.5重量部配合した組成物からなるポリカーボネート樹脂製光拡散板(特許文献5)は、全光線透過率が85%以上と高く、拡散透過率が10〜30%と低いことからプロジェクションテレビ用スクリーンに適することが示されている。
さらに、ポリカーボネート樹脂100重量部および平均粒径1〜25μmの粒子1〜20重量部からなる組成物から形成された厚み30〜300μmのポリカーボネート樹脂製高透過光拡散フィルム(特許文献6)は、全光線透過率92%以上と高く、ヘーズ(曇り度)も60%以上でありバックライトユニットの光拡散フィルムに適することが示されている。
特開昭55−094952号公報 特開昭50−146646号公報 特開昭60−175303号公報 特開平03−143950号公報 特開平05−257002号公報 特開2003−240921号公報
本発明の目的は、液晶表示装置のバックライトユニットの光拡散フィルムとして用いた際、輝度向上等の光拡散性能に優れたヘーズ異方性透明性樹脂製フィルムを提供することにある。
本発明者は、かかる目的を達成すべく鋭意検討した結果、透明性樹脂フィルムの表面および裏面のヘーズ(曇り度)を特定の範囲に制御し、且つ複屈折を制御することによって、光拡散フィルムとして使用した場合に優れた光拡散性能を示すことを見出し、本発明に到達したものである。
すなわち、本発明によれば、
1.厚さ30〜300μmのフィルムであって、該フィルムにおける一方の面のヘーズ(H1)が5〜40%、他方の面のヘーズ(H2)が2〜20%、それぞれの面のヘーズ差(ΔH=H1−H2)が3〜35%であり且つ複屈折(リターデーションの絶対値)が10nm以下であるヘーズ異方性透明性樹脂製フィルム。
2.フィルム表面積あたり0.036g/m〜36g/mとなるようにポリマー微粒子を含有し、該ポリマー微粒子はその平均粒径が0.1〜25μmであり、且つ使用する透明性樹脂との屈折率の差が0.05以下である前項1記載のヘーズ異方性透明性樹脂製フィルム。
3.少なくとも一方のフィルム表面に凹凸形状の模様を有する前項1記載のヘーズ異方性透明性樹脂製フィルム。
4.フィルムの両面それぞれの表面粗さ(中心線平均粗さ:Ra、十点平均粗さ:Rz)がそれぞれ下記式[1]および[2]を満足する前項1記載のヘーズ異方性透明性樹脂製フィルム。
0.1≦Ra≦1.0μm [1]
0.1≦Rz≦7.0μm [2]
5.前記透明性樹脂は、アクリル樹脂、スチレン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、非晶性ポリオレフィン樹脂およびポリエチレンテレフタレート樹脂からなる群より選ばれた少なくとも1種の樹脂である前項1記載のヘーズ異方性透明性樹脂製フィルム。
6.前記透明性樹脂はポリカーボネート樹脂である前項1記載のヘーズ異方性透明性樹脂製フィルム。
7.前項1〜6のいずれかに記載のヘーズ異方性透明性樹脂製フィルムより形成されたバックライト用光拡散フィルム。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において使用される透明性樹脂は、厚み1mmのシートにおける全光線透過率が80%以上、好ましくは85%以上であり、ポリスチレン樹脂、MS樹脂等のスチレン系樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、非晶性ポリオレフィン樹脂およびポリエチレンテレフタレート樹脂からなる群より選ばれた少なくとも1種の樹脂であることが好ましく、なかでもMS樹脂、ポリカーボネート樹脂、非晶性ポリオレフィン樹脂およびポリエチレンテレフタレート樹脂がより好ましく、特にポリカーボネート樹脂が好ましい。
前記ポリカーボネート樹脂は、一例として二価フェノールとカーボネート前駆体とを界面重合法または溶融法で反応させて得られるものである。二価フェノールの代表的な例としては2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン[通称ビスフェノールA]、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)サルファイド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン等が挙げられ、なかでもビスフェノールAが好ましい。これらの二価フェノールは単独または2種以上を混合して使用できる。
カーボネート前駆体としてはカルボニルハライド、カーボネートエステルまたはハロホルメート等が使用され、具体的にはホスゲン、ジフェニルカーボネートまたは二価フェノールのジハロホルメート等が挙げられる。
上記二価フェノールとカーボネート前駆体を界面重合法または溶融法によって反応させてポリカーボネート樹脂を製造するに当っては、分子量調整剤、触媒等を必要に応じて使用することができる。更に、ポリカーボネート樹脂には、必要に応じて添加剤例えば多価アルコールと脂肪酸のエステルまたは部分エステル等の離型剤、亜リン酸エステル、リン酸エステル、ホスホン酸エステル等の熱安定剤、ベンゾトリアゾール系、アセトフェノン系、サリチル酸エステル等の紫外線吸収剤、帯電防止剤、着色剤、増白剤、難燃剤等を配合しても良い。またポリカーボネート樹脂は三官能以上の多官能性芳香族化合物を共重合した分岐ポリカーボネート樹脂であっても、芳香族または脂肪族の二官能性カルボン酸を共重合したポリエステルカーボネート樹脂であってもよく、また、得られたポリカーボネート樹脂の2種以上を混合した混合物であってもよい。
ポリカーボネート樹脂の分子量は、粘度平均分子量(M)で10,000〜100,000が好ましく、15,000〜35,000がより好ましい。かかる粘度平均分子量を有するポリカーボネート樹脂は、十分な強度が得られ、また、成形時の溶融流動性も良好であり好ましい。本発明でいう粘度平均分子量は塩化メチレン100mLにポリカーボネート樹脂0.7gを20℃で溶解した溶液から求めた比粘度(ηsp)を次式に挿入して求めたものである。
ηsp/c=[η]+0.45×[η]c(但し[η]は極限粘度)
[η]=1.23×10−40.83
c=0.7
本発明で使用される透明性樹脂製光拡散フィルムは、その厚みが30〜300μmである。厚みが30μm未満であると該フィルムが薄いためにカールが発生しやすく好ましくなく、厚みが300μmを超えるとバックライトユニットの厚みが大きくなって液晶表示装置の薄型化の要求に対して不十分であり好ましくない。
本発明のヘーズ異方性透明性樹脂製光拡散フィルムにおける一方の面のヘーズ(H1)は5〜40%である。好ましくは6〜35%、特に好ましくは7〜30%である。該ヘーズの測定方法は、測定する面の反対面に水を媒体として表面が鏡面(平坦)な厚さ0.2mmの透明性樹脂フィルムを貼り合せ、積分球式全光線透過率測定機(C光源)により測定した値であり、ヘーズ(H)は下記式[3]で求めた。
H=Td/Tt×100(%) [3]
他方の面のヘーズ(H2)も同様にして測定を行い、他方の面のヘーズ(H2)は2〜20%である。好ましくは2〜18%、特に好ましくは3〜15%である。さらに、該フィルムそれぞれの面のヘーズ(曇り度)の差(ΔH=H1−H2)が3〜35%である。好ましくは4%〜30%、特に好ましくは4〜25%である。上記範囲を逸脱すれば、出光量のロスが生じてしまい液晶表示面の輝度(明るさ)が十分に得られない。
本発明において、透明性樹脂製光拡散フィルムのリターデーションは10nm以下であり、8nm以下が好ましい。リターデーションが10nmを超えると可視光線(特に波長400〜700nm)領域での光の透過損失が大きくなり、液晶表示装置に組み込んだ際、光伝送効率が落ち、液晶表示面発光装置の発光輝度(明るさ)が十分に得られなくなり好ましくない。
本発明において、上述のようなヘーズ異方性を有し且つリターデーションが10nm以下を有するヘーズ異方性ポリカーボネート樹脂フィルムの製造方法としては、例えばポリマー微粒子を特定量含有させたポリカーボネート樹脂を溶融押出して表面に凹凸形状の模様を賦形させた冷却ロールにより押圧してフィルム表面に凹凸形状の模様を賦型したフィルムを、最終冷却ロール以後ポリカーボネート樹脂フィルムを冷却して引取るに際し、最終冷却ロールのフィルム剥離点から押出方向への距離xが下記式[4]
0≦x≦100cm [4]
の区間において、最終冷却ロール以後押出したフィルムの幅方向でのフィルムの表面温度を±5℃の範囲に制御して引き取り、また、該ポリカーボネート樹脂のガラス転移温度をTg、その位置での該フィルム表面温度をyとしたとき下記式[5]を満足するように徐冷し、
−0.000004x+0.0042x−0.981x+Tg−16≦y
≦-0.000004x+0.0033x−0.8391x+Tg+6 [5]
さらに、最終の冷却ロールと最初の移送ロールの区間におけるたるみが、最終の冷却ロールのフィルム剥離点から最初の移送ロールのフィルムの接点までの直線距離をL(cm)、たるみの距離をh(cm)としたとき、下記式[6]
0.01L≦h≦0.5L [6]
を満たす方法が好ましく採用される。
本発明のヘーズ異方性透明性樹脂製光拡散フィルムは、少なくとも一方のフィルム表面に凹凸形状の模様を有するものが好ましく、更にフィルム両面に凹凸形状を有することがより好ましい。該表面形状は光拡散性の優れたエンボス模様、V溝模様、畝状模様などが好ましく、形状が規則的な模様であるエンボス模様が面全体に均一な照明を付与し易いためより好ましい。フィルム表面に凹凸形状の模様を有することにより、さらに光線透過率およびヘーズが向上し光拡散性能に優れるので好ましい。また、フィルム表面に凹凸形状の模様を付与することにより、バックライト用光拡散フィルムとして使用する際に、他の光学フィルムとの密着(光学密着)を防ぐことが出来、輝度上昇効果が活かされ好ましい。
また、本発明のヘーズ異方性透明性樹脂製光拡散フィルムは、該フィルムの凹凸形状の表面粗さ、すなわち中心線平均粗さRaと十点平均粗さRzが下記式[1]および[2]を満足することが好ましい。
0.1≦Ra≦1.0μm [1]
0.1≦Rz≦7.0μm [2]
このRaおよびRzが上記範囲を満足すると、液晶のバックライトユニットから発せられる光が本発明のヘーズ異方性透明性樹脂製拡散フィルムさらには液晶ディスプレイを透過してもギラつきが抑制され画像をより高精彩に映し出すことが出来るため好ましい。一方、この範囲を逸脱するとギラつきが発生し易くなり画像を高精彩に映し出す際モアレ現象が発生することがある。
本発明において、透明性樹脂製光拡散フィルムにポリマー微粒子を配合することが好ましい。
ポリマー微粒子としては、シリコン樹脂微粒子、架橋ポリアクリレ−ト樹脂微粒子、架橋ポリスチレン樹脂微粒子等が挙げられる。ポリマー微粒子の平均粒径は0.1〜25μm、好ましくは2〜20μmのものである。平均粒径が0.1μm未満のように微細であると十分な光拡散効果が期待できない。また平均粒径が25μmを超えると、光拡散性能のバラツキが大きくなり、バックライト用光拡散フィルムとして使用した際にその商品価値が著しく低下する。使用する粒子の最大粒径は50μm以下が好ましく、30μm以下がより好ましい。かかるポリマー微粒子の平均粒径は重量平均粒径である。
ポリマー微粒子の屈折率は、透明性樹脂に近似しているものが好ましく、透明性樹脂とポリマー微粒子との屈折率差が0.05以下であるポリマー微粒子を使用することが好ましい。ポリカーボネート樹脂の場合、ポリカーボネート樹脂の屈折率(N=1.59、25℃)に対して1.58〜1.60の屈折率を有するポリマー微粒子を使用することが好ましい。例えば架橋ポリスチレン、具体的にはスチレン−ジビニルベンゼン共重合体微粒子[積水化成品工業(株)製テクポリマーSBXシリーズ(N=1.59、25℃)]が挙げられる。該ポリマー微粒子の屈折率が上記範囲内であると、光透過性のバラツキが小さくなるために光学的なロスが小さくなるため好ましい。
ポリマー微粒子の配合量は、フィルムの厚みやヘーズの調整により適宜決められるが、透明性樹脂製光拡散フィルムの表面積あたり0.036g/m〜36g/mとなるようにポリマー微粒子を含有させることが好ましい。より好ましくは0.05g/m〜10g/m、さらに好ましくは0.1g/m〜5g/mとなるようにポリマー微粒子を含有させる。透明性樹脂100重量部当たりポリマー微粒子1〜20重量部の範囲で配合させることが望ましい。ポリマー微粒子の配合量が透明性樹脂製光拡散フィルムの表面積あたり0.036g/m〜36g/mの範囲であると、十分な拡散性を得ることができ全光線透過率もあまり低下せず好ましい。
本発明のヘーズ異方性透明性樹脂製フィルムは、液晶表示装置のバックライトユニットに用いられるバックライト用光拡散フィルムとして好適である。
本発明のヘーズ異方性透明性樹脂製フィルムは、表面および裏面のヘーズ(曇り度)を特定の範囲に制御し且つ複屈折(リターデーションの絶対値)を小さく制御することで、散乱による光線のロスがなく輝度も向上した光拡散フィルムとして好適に使用される。さらに、表面に微細な凹凸形状を賦与しつつ且つ表面粗さを制御することで液晶バックライトユニットに組み込んだ時の画像のギラつきを抑制した光拡散フィルムが提供され、その奏する工業的効果は格別なものである。
以下に実施例をあげて本発明を更に説明する。なお実施例中の部は重量部を意味する。特性の評価は下記の通りである。
(1)全光線透過率(Tt)
JIS K−6735に準拠して日本電色工業(株)製、積分球式全光線透過率測定機NDH−2000(C光源)により測定した値であり%で表示した。
(2)ヘーズ(曇り度)(H)
JIS K−6735に準拠して日本電色工業(株)製、積分球式全光線透過率測定機NDH−2000(C光源)により測定した。ヘーズ異方性フィルムについては、測定するフィルム面の反対面に水を媒体として表面が鏡面な厚さ0.2mmのポリカーボネート樹脂フィルムを貼り合せ測定した。ヘーズ(H)は下記式で求め、一方の面のヘーズはH1、他方の面のヘーズはH2で表した。(H1>H2)
H=Td/Tt×100(%)
さらに、フィルムそれぞれのヘーズの差(ΔH)を下記式で求めた。
ΔH=H1−H2(%)
(3)リターデーション
オーク製作所(株)製の自動複屈折測定装置(ADR−200B)により光源にHe−Neレーザーを用い、波長632.8nmに対応するリターデーションを測定した。
(4)平均粒径
(株)セイシン企業製ミクロフォトサイザーによって求めた。分散媒として水を使用して測定した。この装置による粒径は液体中の粒子の沈降速度に関するStokesの法則に基いて求め、平均粒径は粒子の懸濁液を通過する光量と粒子の濃度に関するLambert−Beerの法則を利用して得られる粒子の重量累積分布における50重量%平均値として求められる。
(5)輝度(バックライトからの出射光)
10.4型直下型バックライトユニットに縦170mm、横220mm、厚さ2mmのポリカーボネート樹脂製バックライト用光拡散板(帝人化成(株)製PC−1311カラーNo50)及び輝度上昇フィルムDBEF(スリーエム(株)製)を組み込み、トプコン(株)製の輝度計BM−7を使用して、該輝度上昇フィルム上に実施例で得られた試験片(ヘーズ異方性フィルム)をH2面を輝度上昇フィルム側にして積層した時の試験片中心部の輝度を測定した。
(6)表面粗さ
中心線平均粗さRa:実施例で得られたヘーズ異方性フィルム(A4サイズの大きさに切り出したもの)の表面をJIS B 0601の方式で触針式表面粗さ測定器((株)小坂研究所製)によって、カットオフ0.8mm、測定長さ3mmの条件で測定し、ベースライン法にて中心線平均粗さRaを測定した。
十点平均粗さRz:実施例で得られたヘーズ異方性フィルム(A4サイズの大きさに切り出したもの)の表面をJIS B 0601の方式で触針式表面粗さ測定器((株)小坂研究所製)によって、カットオフ0.8mm、測定長さ3mmの条件で測定し、ベースライン法にて十点平均粗さRzを測定した。
[実施例1]
図2で示す装置を設けた押出機によりフィルムを製造した。Tダイは幅1200mm、第1、第2及び第3冷却ロールは、それぞれゴムロール、表面賦形用ロール及び金属ロールを使用し、第3冷却ロールのフィルム剥離点から第1移送ロールのフィルムの接点までの直線距離L(図4)を50cmにした。ビスフェノールAとホスゲンから界面重合法により製造された粘度平均分子量23900のポリカーボネート樹脂パウダー100部にスチレン−ジビニルベンゼン共重合体微粒子[積水化成品工業(株)製テクポリマーSBX−8 重量分布平均粒径8μm 屈折率1.59]0.5部を添加しタンブラーで混合した後、この樹脂を282℃に設定したT型ダイより吐出量70kg/時で押出し、第1、第2及び第3冷却ロール及び移送ロールを経て、幅1000mmで厚さ50μmのフィルムを得た。第1、第2及び第3冷却ロールの表面速度を14.1m/分に第1冷却ロール及び第2冷却ロールの温度をそれぞれ90℃及び135℃、第3冷却ロールの温度を130℃に設定し、第3冷却ロール以降に図2、3記載の位置にセラミックヒーターを配置し、引取ロールの速度を調整して第3冷却ロールと第1移送ロール間のシートのたるみ量{図4のh(cm)}を表1記載のたるみ量に保持した。第3冷却ロールから剥離する際のフィルムの表面温度、第3冷却ロールから100cm引き取られた位置のフィルムの表面温度及び得られたフィルムの特性値を表1および表2に示した。また、得られたフィルムの表面形状(H1面)を図5に示した。得られたフィルムについて上記(5)輝度の評価をした際にフィルムから出射された光は全面にわたり均一で十分な明るさとなった。
[実施例2]
第2冷却ロールとして鏡面ロールを使用し、引取りロールの速度を調整して第3冷却ロールと第1移送ロール間のフィルムたるみ量を表1記載の量に保持する以外は実施例1と同様の方法により厚さ50μmのフィルムを得た。第3冷却ロールから剥離する際のフィルムの表面温度、第3冷却ロールから100cm引き取られた位置のフィルムの表面温度及び得られたフィルムの特性値を表1および表2に示した。また、得られたフィルムの表面形状(H1面)を図6に示した。得られたフィルムについて上記(5)輝度の評価をした際にフィルムから出射された光は全面にわたり均一で十分な明るさとなった。
[実施例3]
ビスフェノールAとホスゲンから界面重合法により製造された粘度平均分子量23,900のポリカーボネート樹脂パウダー100部にスチレン−ジビニルベンゼン共重合体微粒子[積水化成品工業(株)製テクポリマーSBX−8 重量分布平均粒径8μm 屈折率1.59]0.25部を添加しタンブラーで混合した後、この樹脂を282℃に設定したT型ダイより吐出量を120kg/時で押出し、第1、第2及び第3冷却ロールの速度を11.9m/分に、第1冷却ロール及び第2冷却ロールの温度をそれぞれ90℃及び125℃、第3冷却ロールの温度を135℃に設定し、引取りロールの速度を調整して第3冷却ロールと第1移送ロール間のフィルムたるみ量を表1記載の量に保持する以外は実施例1と同様の方法により厚さ125μmのフィルムを得た。第3冷却ロールから剥離する際のフィルムの表面温度、第3冷却ロールから100cm引き取られた位置のフィルムの表面温度及び得られたフィルムの特性値を表1および表2に示した。得られたフィルムについて上記(5)輝度の評価をした際にフィルムから出射された光は全面にわたり均一で十分な明るさとなった。
[実施例4]
ビスフェノールAとホスゲンから界面重合法により製造された粘度平均分子量23,900のポリカーボネート樹脂パウダー100部にスチレン−ジビニルベンゼン共重合体微粒子[積水化成品工業(株)製テクポリマーSBX−8 重量分布平均粒径8μm 屈折率1.59]0.7部を添加しタンブラーで混合した後、この樹脂を282℃に設定したT型ダイより吐出量を180kg/時で押出し、第1、第2及び第3冷却ロールの表面速度を8.1m/分に、第1冷却ロール及び第2冷却ロールの温度をそれぞれ25℃及び110℃、第3冷却ロールの温度を145℃に設定し、引取りロールの速度を調整して第3冷却ロールと第1移送ロール間のフィルムたるみ量を表1記載の量に保持する以外は実施例2と同様の方法により厚さ250μmのフィルムを得た。第3冷却ロールから剥離する際のフィルムの表面温度、第3冷却ロールから100cm引き取られた位置のフィルムの表面温度及び得られたフィルムの特性値を表1および表2に示した。得られたフィルムについて上記(5)輝度の評価をした際にフィルムから出射された光は全面にわたり均一で十分な明るさとなった。
[比較例1]
スチレン−ジビニルベンゼン共重合体微粒子を使用せず、引取ロールの速度を調整して第3冷却ロールと第1移送ロール間のシートのたるみ量を表1記載のたるみ量に保持し、また、セラミックヒーターを使用しない以外は実施例1と同様の方法により厚さ50μmのフィルムを得た。第3冷却ロールから剥離する際のフィルムの表面温度、第3冷却ロールから100cm引き取られた位置のフィルムの表面温度及び得られたフィルムの特性値を表1および表2に示した。また、得られたフィルムの表面形状(H1面)を図7に示した。得られたフィルムについて上記(5)輝度の評価をした際にフィルムから出射された光は実施例1と比較して出射光が全面にわたり十分な明るさではなかった。
[比較例2]
スチレン−ジビニルベンゼン共重合体微粒子を使用せず、第1冷却ロールおよび第2冷却ロールとして金属鏡面ロールを使用し、第1冷却ロール及び第2冷却ロールの温度をそれぞれ140℃及び145℃、第3冷却ロールの温度を110℃に設定し、引取ロールの速度を調整して第3冷却ロールと第1移送ロール間のシートのたるみ量を表1記載のたるみ量に保持し、またセラミックヒーターを使用しない以外は実施例3と同様の方法により厚さ125μmのフィルムを得た。第3冷却ロールから剥離する際のフィルムの表面温度、第3冷却ロールから100cm引き取られた位置のフィルムの表面温度及び得られたフィルムの特性値を表1および表2に示した。得られたフィルムについて上記(5)輝度の評価をした際に他の光学フィルムと密着(光学密着)が生じ、実施例1と比較して出射光が全面にわたり均一ではなく、且つ十分な明るさではなかった。
[比較例3]
スチレン−ジビニルベンゼン共重合体微粒子を使用せず、引取ロールの速度を調整して第3冷却ロールと第1移送ロール間のシートのたるみ量を表1記載のたるみ量に保持する以外は実施例2と同様の方法により厚さ50μmのフィルムを得た。第3冷却ロールから剥離する際のフィルムの表面温度、第3冷却ロールから100cm引き取られた位置のフィルムの表面温度及び得られたフィルムの特性値を表1および表2に示した。得られたフィルムについて上記(5)輝度の評価をした際にフィルムから出射された光は実施例1と比較して出射光が全面にわたり十分な明るさではなかった。
Figure 2005321451
Figure 2005321451
一般的なバックライトユニットを示す模式的斜視図である。 本発明を実施するのに適したフィルムの成形方法の一例を示す概略図である。 本発明を実施するのに適したフィルムの成形装置を上側から見た概略図である。 フィルムのたるみの状態を示す概略図である。 実施例1のフィルムの表面形状(H1面;緻密エンボスロール面側)を表したものである。 実施例2のフィルムの表面形状(H1面;シリコンゴムロール面側)を表したものである。 比較例1のフィルムの表面形状(H1面;粗エンボスロール面側)を表したものである。
符号の説明
A.バックライトユニット
B.ランプ
C.導光板
D.光学シート
E.光拡散シート
F.プリズムシート
1.Tダイリップ
2.第1冷却ロール溶融押出しされたポリカーボネート樹脂フィルム
3.第2冷却ロール
4.第3冷却ロール
5.第1移送ロール
6.引取ロール
7.セラミックヒーター
8.ポリカーボネート樹脂フィルム

Claims (7)

  1. 厚さ30〜300μmのフィルムであって、該フィルムにおける一方の面のヘーズ(H1)が5〜40%、他方の面のヘーズ(H2)が2〜20%、それぞれの面のヘーズ差(ΔH=H1−H2)が3〜35%であり且つ複屈折(リターデーションの絶対値)が10nm以下であるヘーズ異方性透明性樹脂製フィルム。
  2. フィルム表面積あたり0.036g/m〜36g/mとなるようにポリマー微粒子を含有し、該ポリマー微粒子はその平均粒径が0.1〜25μmであり、且つ使用する透明性樹脂との屈折率の差が0.05以下である請求項1記載のヘーズ異方性透明性樹脂製フィルム。
  3. 少なくとも一方のフィルム表面に凹凸形状の模様を有する請求項1記載のヘーズ異方性透明性樹脂製フィルム。
  4. フィルムの両面それぞれの表面粗さ(中心線平均粗さ:Ra、十点平均粗さ:Rz)がそれぞれ下記式[1]および[2]を満足する請求項1記載のヘーズ異方性透明性樹脂製フィルム。
    0.1≦Ra≦1.0μm [1]
    0.1≦Rz≦7.0μm [2]
  5. 前記透明性樹脂は、アクリル樹脂、スチレン系樹脂、ポリカーボネート樹脂、非晶性ポリオレフィン樹脂およびポリエチレンテレフタレート樹脂からなる群より選ばれた少なくとも1種の樹脂である請求項1記載のヘーズ異方性透明性樹脂製フィルム。
  6. 前記透明性樹脂はポリカーボネート樹脂である請求項1記載のヘーズ異方性透明性樹脂製フィルム。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載のヘーズ異方性透明性樹脂製フィルムより形成されたバックライト用光拡散フィルム。
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