JP2005320650A - 伸縮性タオル地で形成された筒状物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、首回りの防寒具や洗髪後の髪の保護と吸水に利用することができる伸縮性タオル地で形成された筒状物を提供する。
【解決手段】 本発明の伸縮性タオル地で形成された筒状物1は、伸縮性に富んだ両面パイル地2でもって、無張力状態における直径が成人の平均的な首回り寸法より大きく且つ成人の平均的な頭部の水平方向の周回り寸法よりも小さいと共に、長さが外径よりも長く形成されているので、拡張することにより頭部から首回りに嵌め入れて首回りを保温することができると共に上半部分を上方に伸長することによってマスクのように顔面の一部が被覆でき、さらに、洗髪後の髪の吸水保護にも利用できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の伸縮性タオル地で形成された筒状物1は、伸縮性に富んだ両面パイル地2でもって、無張力状態における直径が成人の平均的な首回り寸法より大きく且つ成人の平均的な頭部の水平方向の周回り寸法よりも小さいと共に、長さが外径よりも長く形成されているので、拡張することにより頭部から首回りに嵌め入れて首回りを保温することができると共に上半部分を上方に伸長することによってマスクのように顔面の一部が被覆でき、さらに、洗髪後の髪の吸水保護にも利用できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、首回りの防寒具や洗髪後の髪の保護及び吸水に利用することができる伸縮性タオル地で形成された筒状物に関する。
冬季の首回りの防寒具としては、古くからマフラーやスカーフ等の襟巻きタイプが汎用されているが、これらの襟巻きタイプは長尺なため取扱いや持ち歩きに不便という難点があり、近年、例えば、特許文献1にみられるように、一部に拡開可能な分割部を備えた芯材と、この芯材の周囲に多数に毛状材を植設して所定厚みの保温層となしたを有したドーナツ状の首巻きが提案されている。また、首回りを積極的に温める防寒具として、特許文献2にみられるように、首に巻いたとき首の後側に位置する部分に、懐炉が収納できるポケットを設けた首巻き防寒具が提案されている。
ところが、上記のドーナツ状の首巻きは、簡便で取扱いが容易という利点があるが、その芯材が金属または合成樹脂で形成され柔軟性が乏しいことから首回り全周に均等にフィットさせることができず、また周方向への伸縮性がないため、多種のサイズのものを準備しなければならない。その上、保温域が首回りの一部に限定されるという問題点があった。
また、上記懐炉が収納可能なポケットを設けた首巻き防寒具においては、ファション性を保ち、首筋を温めるという効果を発揮するが、用途としては首回りの装飾と首筋の保温に特定され、その他の用途、例えばマスクや洗髪後の髪の吸水保護には到底利用することができないものであった。
本発明は、上記した課題を解決することを目的としてなされたものであり、首回りを広範囲に優しく保温できるとともに上半部分を拡張することによりマスクのように鼻や口の部分を覆うことができ、さらに、洗髪後の髪の吸水保護にも利用することができる伸縮性タオル地で形成された筒状物を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明に係る伸縮性タオル地で形成された筒状物は、図1に示しているように、伸縮性に富み両面にパイルを備えた吸水性タオル地でもって周方向に伸縮するように形成された筒状物1であって、無張力状態におけるその筒状物1の外径が、成人の平均的な首回り寸法よりやや大きく且つ成人の平均的な頭の水平方向の周回り寸法より小さいと共に、長さが外径よりも長く形成されてなり、直径方向に伸長することにより頭部から首回りに蛇腹状に嵌め入れて首回りを保温することができ、また首回りに嵌め入れた状態でその上半部分を上方に伸長することによってマスクのように鼻や口の部分を覆うことができる。その他、大きく拡開させれば鉢巻きのように頭部に着用でき、洗髪後の髪を保護しながら吸水することができるようになしたものである。
吸水性タオル地でもって周方向に伸縮する上記筒状物1は、伸長状態で糊付けして固定させた弾性糸を地経糸に配し、吸水性の糸を表裏の経パイル糸として配し、吸水性糸を緯糸に用いて予め設定した幅のタオル地を製織し、製織後上記弾性糸を糊抜き処理して弾性糸の伸長を解いて収縮させ、このタオル地をその経糸方向を周方向となして筒状に縫製することにより得ることができる。
上記弾性糸としては、ゴム弾性に富んだポリウレタン糸を芯としその外周を木綿で被覆したカバリング糸が好ましく適用できる。またパイル糸や緯糸に用いる吸水性糸としては、綿糸やレーヨン糸を挙げることができる。
筒状物1の無張力状態における見掛けの外径は、使用時に直径方向に伸長して頭部から容易に首回りに蛇腹状に嵌め入れることができるとともに嵌め入れたときに首回りを圧迫することのないように、成人の平均的な首回り寸法よりやや大きく且つ成人の平均的な頭の水平方向の周回り寸法より小さくなるように形成され、具体的には15〜20cmが好ましい。
また、筒状物1の縦方向の長さは、首回りに嵌め入れた状態でその上半部分を伸長することによってマスクのように鼻や口の部分を覆うことができ、さらに、洗髪後は鉢巻きのように髪を保護するためにも使用できるように、筒状物の外径よりも長く形成されており、具体的には、無張力状態における筒状物1の外径の1.5〜2倍(30〜40cm)が好ましく、22〜30cmがより好ましい。
無張力状態における筒状物1の見掛けの外径が成人の平均的な首回り寸法より小さいと、頭部から首回りへの筒状物の嵌め入れが困難になるばかりでなく、首回りへの筒状物の着用時に筒状物が首回りを圧迫して窮屈となり、筒状物を首回りに嵌め入れた状態でその上半部分を伸長して鼻や口の部分を覆ったとき、筒状物が鼻や口を強く圧迫することになる。
また、無張力状態における筒状物1の外径が平均的な頭の水平方向の周回り寸法より大きいと、首回りへの筒状物の着用状態が見苦しくなる。また、筒状物の長さが無張力状態における筒状物の外径より短いと、筒状物を首回りに嵌め入れた状態で該筒状物の上半部分を伸長してマスクのように鼻や口の部分を覆うことが困難となり、また洗髪後の髪からの吸水範囲が小さくなり体裁よく髪を保護することができない。しかしながら、筒状物の長さが無張力状態における筒状物の外径よりも長すぎると、首回りに筒状物を嵌め入れたとき、筒状物の上端部が持ち上がって不体裁となるので、筒状物1の長さは、無張力状態における筒状物1の外径の2倍以下が好ましい。
上記した伸縮性のタオル地を筒状物とするには、タオル地の製織時に、筒状物1の周長に相当する一定の間隔毎に弾性糸とパイル糸と緯糸とによってパイルのない細幅な織地部分を製織し、その後この織地部分の中間位置で裁断し両端の織地部分を重ね合わして縫製するとよい。
本発明の伸縮性に富んだ吸水性タオル地でもって周方向に伸縮するように形成された筒状物1は、無張力状態における外径が成人の平均的な首回り寸法よりやや大きく且つ成人の平均的な頭部の水平方向の周回り寸法より小さく形成されているから、直径方向に伸長すれば頭部から容易に首回りに蛇腹状に嵌め入れることができるとともに嵌め入れたときに首回りを圧迫することがなく、冬季には図5のようにパイル面によって首回りを広範囲に汗ばむことなく優しく保温することができる。さらに、筒状物の長さが無張力状態における筒状物の外径よりも長く形成しているので、首回りに筒状物を嵌め入れた状態でその上半部分を伸長すれば、図6に示しているように、マスクのように鼻や口の部分を覆うことができ、防寒保温範囲を拡大することができる。
さらに、本発明の筒状物1は、上記した保温用だけではなく、吸水性に富み直径方向に拡張することができるから、図7に示したように、髪の周囲を弾力的にタオル地でもって被覆することができ、ずれ動くことがないため、湯上がり後、洗髪した髪の吸水と保護に好適に用いることができる。
本発明の伸縮性タオル地で形成された筒状物の一例を図面を参照しつつ説明する。本発明の筒状物は、図1に示しているように、伸縮性に富んだ吸水性タオル地2でもって矢印で示した如く周方向に弾性的に伸長する様に筒状に形成されてなる。そして、上記タオル地2は、図2に示したように、ポリウレタン糸3を芯としその外周を木綿4で被覆したゴム弾性を有するカバリング糸5を地経糸に配し、表裏の経パイル糸6、7として配し、緯糸8に綿糸を用いて製織したものを所定の長さに裁断してなるものであり、タオル地2の裁断端部同士を縫着9一体化することによって筒状物1を形成している。
また、筒状物1を経済的に能率よく製作できるように、図3に略示しているように、本実施例においては、織幅が34cm、1区画のパイル地部分10の長さが45cm、隣接するパイル地部分10、10間には交互に4cmと8cm長さの織地部分11、12が連続して製織され、製織後、糊抜き処理してポリウレタン糸3の伸長を解いてカバリング糸5を収縮させたのち、各織地部分11、12の中間部を幅方向に切断する。しかる後、図4に略示しているように、一端の織地部分12を二つ折りして他端の織地部分11と重ね合わして縫製し、内外両面に綿糸によるパイルを備えた筒状物1となしている。
1 筒状物
2 タオル地
3 ポリウレタン糸
4 木綿
5 カバリング糸
6 パイル糸
7 パイル糸
8 緯糸
9 縫着
2 タオル地
3 ポリウレタン糸
4 木綿
5 カバリング糸
6 パイル糸
7 パイル糸
8 緯糸
9 縫着
Claims (1)
- 伸縮性に富み両面にパイルを備えた吸水性タオル地でもって周方向に伸縮するように筒状に形成された筒状物であって、無張力状態における外径が成人の平均的な首回り寸法よりやや大きく且つ成人の平均的な頭部の水平方向の周回り寸法より小さいと共に、長さが外径よりも長く形成されていることを特徴とする伸縮性タオル地で形成された筒状物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004139068A JP2005320650A (ja) | 2004-05-07 | 2004-05-07 | 伸縮性タオル地で形成された筒状物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004139068A JP2005320650A (ja) | 2004-05-07 | 2004-05-07 | 伸縮性タオル地で形成された筒状物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005320650A true JP2005320650A (ja) | 2005-11-17 |
Family
ID=35468113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004139068A Pending JP2005320650A (ja) | 2004-05-07 | 2004-05-07 | 伸縮性タオル地で形成された筒状物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005320650A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008174862A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Kuwahara Knit:Kk | 編成キャップ |
US20100031421A1 (en) * | 2008-08-06 | 2010-02-11 | Lin-Chen Chang | Absorptive shower cap |
KR101034956B1 (ko) | 2010-08-30 | 2011-05-17 | 신재학 | 원통형 머플러 |
JP4731634B1 (ja) * | 2010-10-08 | 2011-07-27 | 株式会社クロンティップイノベーション | 頭髪用吸水体 |
KR200463941Y1 (ko) | 2011-08-26 | 2012-12-03 | 강호언 | 보온 목도리 |
KR200466248Y1 (ko) | 2012-04-03 | 2013-04-05 | 김원호 | 넥워머 |
-
2004
- 2004-05-07 JP JP2004139068A patent/JP2005320650A/ja active Pending
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