JP3208582U - 帽子 - Google Patents
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Abstract
【課題】着用者の首に加えて顔についても日焼けなどを十分に防止できる帽子を提供する。【解決手段】帽子1は、着用者の頭に被せられるクラウン部2と、クラウン部2から前方に突き出るツバ部3と、クラウン部の開口周縁のツバ部3を除く部分に上端縁が取り付けられる第1日除け部4と、第1日除け部4の内側において、上端縁が垂れ下がるようにして両側端縁がツバ部3に取り付けられる第2日除け部5と、を備える。第2日除け部5の上端縁には全長にわたり伸縮可能な弾性部材7が内蔵されている。【選択図】図1
Description
本考案は、帽子に関する。
従来から、屋外での活動に際して、日焼けを防止する目的で日除けフードを備えた帽子が用いられている。この種の帽子では、例えば特許文献1に示すように、着用者の首の主に後側を覆うようにして日除けフードが帽子に取り付けられているものが一般的である。
しかしながら、上記した特許文献1に記載の帽子は、着用者の頭や首の後側の日焼けは防止することができるが、顔の日焼けを防止することができない。そのため、着用者の顔についても日焼けを十分に防止できる帽子が望まれている。
本考案は、上記した課題に着目してなされたもので、着用者の首に加えて顔についても日焼けを十分に防止できる帽子を提供することを目的とする。
本考案の上記目的は、着用者の頭に被せられるクラウン部と、前記クラウン部から前方に突き出るツバ部と、前記クラウン部の開口周縁の前記ツバ部を除く部分に上端縁が取り付けられる第1日除け部と、前記第1日除け部の内側において、上端縁が垂れ下がるようにして両側端縁が前記ツバ部に取り付けられる第2日除け部と、を備える帽子により達成することができる。
上記構成の帽子において、前記第2日除け部の上端縁には全長にわたり伸縮可能な弾性部材が内蔵されていることが好ましい。
また、上記した構成の帽子において、前記弾性部材には、長さを調節可能な調節部材が設けられていることがさらに好ましい。
本考案の帽子によれば、第1日除け部により着用者の首の後側の日焼けなどを防止することができるうえ、第2日除け部を前方に持ってきて、その上端縁を着用者の顔の目や鼻、顎の下に位置させることで、ツバ部とともに第2日除け部により着用者の顔や首の前側の日焼けを防止することができる。
以下、本考案の実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1及び図2は、本考案の一実施形態である帽子1が着用された状態の外観構成を示している。帽子1は、屋外での活動に際し、着用者の日焼けを防止するために着用されるものであり、着用者の頭に被せられるクラウン部2と、クラウン部から前方に突き出るツバ部3と、第1日除け部4及び第2日除け部5とを備えている。
クラウン部2は、着用者の頭を覆うことができるように下端が開口した中空の半球状あるいは円筒状などに形成されており、天井部20と、天井部20の周縁から吊り下がる周壁部21とを有し、天井部20の周縁に周壁部21の上端縁を縫い合わせて一体化してある。このクラウン部2は、従来からある帽子と同様、適当な大きさに裁断された布状の素材を縫い付けることで形成される。この際、例えば、適当な数のステッチを設けるなどして、クラウン部2の形崩れを防ぎ、耐久性をもたせるようにしている。クラウン部2は、表地と裏地の二層構造からなり、裏地は通気性を有する素材が用いられる一方、表地は例えば防水性や速乾性を有する素材が用いられている。なお、クラウン部2の表地及び裏地の素材は、これに限定されるものではなく、従来からある帽子において、クラウン部2の表地、裏地として用いられるものであれば、種々の柔軟な素材を用いることができる。
周壁部21の内面で、着用者の頭に直接接する部分には、図4に示すように、帯状のスベリ部材22が全周にわたって縫製により取り付けられている。このスベリ部材22は、着用者の汗取りなどを目的とするものであり、吸水性と速乾性を有する素材により構成されている。
周壁部21の後側には、図2に示すように、上下に延びるスリット23が設けられており、このスリット23を開くことにより周壁部21には後方に窓部(図示せず)が形成される。この窓部により、例えば髪の長い女性が帽子1を着用した際に、束ねた髪(ポニーテールなど)を帽子1の外に出すことができる。なお、このスリット23は必ずしも設けられている必要はない。
ツバ部3は、扇台形状に形成されており、その内周縁30がクラウン部2の開口周縁の前側部分にミシンなどで縫い合わされ、ツバ部3がクラウン部2と一体となっている。個のツバ部3により、着用者の顔や首の前側部分などに太陽光が直接当たることが抑制される。
第1日除け部4は、例えば布地などの通気性がよくかつ肌触りのよい素材により構成され、着用者の頭の後頭部と首の後側部分とを十分に覆うことができる大きさに形成されている。第1日除け部4により、着用者の後頭部や首の後側部分などが太陽光から保護される。第1日除け部4は、図3に示すように、上端縁がクラウン部2の開口周縁のツバ部3を除く部分である後側部分に縫い合わされ、両側端縁がツバ部3の両側端縁に縫い合わされることで、一体化されている。
第2日除け部5は、例えば布地などの通気性がよくかつ肌触りのよい素材により構成される。第2日除け部5は、帽子1において、第1日除け部4よりも内側に設けられている。この第2日除け部5は、図1、図3及び図4に示すように、上端縁が垂れ下がるようにして両側端縁がツバ部3の両側端縁に逢い合わされることで、一体化されている。これにより、第2日除け部5を前方に持ってきた際に、第2日除け部5の上端縁とツバ部3の下面との間に開口部6が形成される。よって、この開口部6により着用者の視野が確保されながら、第2日除け部5により着用者の顔や首の前側部分などが太陽光から保護される。第2日除け部5は、着用者の顔の目より下側部分と首の前側部分とを十分に覆うことができる大きさに形成されている。
第2日除け部5の上端縁は、凹状に湾曲している。これにより、良好に着用者の視野が確保されている。また、第2日除け部5の上端縁には、伸縮可能な弾性部材7が全長にわたって内蔵されている。弾性部材は、ゴム紐やゴムバンドなどの弾性を有する紐状体又は帯状体から構成されている。第2日除け部5の上端縁は、ピンと張った状態ではなく、長さに余裕のあるダブついた状態でツバ部3の両側端縁の間に架け渡されており、これにより、第2日除け部5の上端縁の位置を上下に調整することができる。つまり、平常時は、第2日除け部5の上端縁が着用者の目の下でかつ鼻の上に位置する場合でも、着用者の使い方に応じて鼻の下や顎の下に位置させることができる。なお、第2日除け部5を伸縮性を有する素材で構成すれば、第2日除け部5の上端縁は必ずしもダブついた状態とする必要はない。
弾性部材7には、図4に示すように、長さを調節可能な調節部材8が設けられている。第2日除け部5の上端縁には、内部の弾性部材7の一部分を露出させる露出孔(図示せず)が設けられており、露出孔から露出した弾性部材7の一部分は折り重ねられた状態で調節部材8の通し孔80内に挿通され、通し孔80内で挟持部材81により挟持されている。この調節部材8の通し孔80に挿通される弾性部材7の一部分の長さを変更することで、弾性部材7の長さを調節できる。なお、調節部材8は、弾性部材7の長さを調節できるものであれば、その他、従来から公知のものを用いることができる。
上記構成の本実施形態の帽子1によれば、第1日除け部4により着用者の後頭部や首の後側部分が覆われるので、当該部分に太陽光が当たることを防止することができる。また、第2日除け部5を前方に持ってきて、その上端縁を着用者の顔の目の下に位置させることで、第2日除け部5により着用者の顔の目の下の部分や首の前側部分が覆われるので、当該部分に太陽光が当たることを防止することができる。なお、着用者の顔の第2日除け部5により覆われていない部分は、ツバ部3により太陽光が直接当たることが防止されている。
このように、本実施形態の帽子1によれば、着用者の首に加えて顔についても太陽光が当たることが防止されるので、日焼けなどを十分に防止することができる。
さらに、本実施形態の帽子1によれば、図5に示すように、第2日除け部5を後方に持ってきて、第1日除け部4と重ねた状態で着用者の後頭部や首の後側部分を覆うこともできる。これにより、第2日除け部5が顔の前にあると邪魔となる場合には、第2日除け部5を後方に持ってくることで、第2日除け部5が邪魔とならず、また、着用者の後頭部や首の後側部分の日焼けを第1日除け部4及び第2日除け部5により効果的に防止することができる。
さらに、第2日除け部5の上端縁に弾性部材を内蔵し、第2日除け部5の上端縁の位置を上下に調整することができるので、第2日除け部5の位置を目の下や鼻の下など着用者の使い方に応じて調整することができる。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明の具体的な態様は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、弾性部材7には調節部材8が設けられているが、この調節部材8は必ずしも設けられている必要はない。また、第2日除け部5の上端縁に弾性部材7が内蔵されているが、この弾性部材7は必ずしも内蔵されている必要はない。
1 帽子
2 クラウン部
3 ツバ部
4 第1日除け部
5 第2日除け部
7 弾性部材
8 調節部材
2 クラウン部
3 ツバ部
4 第1日除け部
5 第2日除け部
7 弾性部材
8 調節部材
Claims (3)
- 着用者の頭に被せられるクラウン部と、
前記クラウン部から前方に突き出るツバ部と、
前記クラウン部の開口周縁の前記ツバ部を除く部分に上端縁が取り付けられる第1日除け部と、
前記第1日除け部の内側において、上端縁が垂れ下がるようにして両側端縁が前記ツバ部に取り付けられる第2日除け部と、を備える帽子。 - 前記第2日除け部の上端縁には全長にわたり伸縮可能な弾性部材が内蔵されている請求項1に記載の帽子。
- 前記弾性部材には、長さを調節可能な調節部材が設けられている請求項2に記載の帽子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016005398U JP3208582U (ja) | 2016-11-09 | 2016-11-09 | 帽子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016005398U JP3208582U (ja) | 2016-11-09 | 2016-11-09 | 帽子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3208582U true JP3208582U (ja) | 2017-01-26 |
Family
ID=57881812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016005398U Expired - Fee Related JP3208582U (ja) | 2016-11-09 | 2016-11-09 | 帽子 |
Country Status (1)
Country | Link |
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2016
- 2016-11-09 JP JP2016005398U patent/JP3208582U/ja not_active Expired - Fee Related
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