JP2005318348A - リブート機能内蔵型スプリッタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 ADSL回線を使用した、常時通信状態にて、モデムの機能停止に対して、人手を介さず、遠隔にてモデムを再起動できるリブート機能内蔵型スプリッタを得る。
【解決手段】 ローパスフイルタ部2とノーリンギング通信端末100と電源リレー34とで構成されたリブート機能内蔵スプリッタ1であって、前記ノーリンギング通信端末100は、リンガー検出および極性反転検出回路32と回線リレー31と信号用トランスTとDTMF送受信回路33と記憶演算装置3とで構成され、無鳴動着信機能を有しており、極性反転およびリンガー検出回路32が極性反転を検出し、リンガー信号を検出しない場合は無鳴動着信と判断し、回線リレー31の設定をONとし、前記DTMF送受信回路33を介して記憶演算装置3はセンターモデムからの信号を受信し、リブート指令を受信した場合は前記電源リレー34の接点をON状態から、OFF状態、ON状態とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、主としてADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)通信回線でのADSLモデムの再起動に関して好適な、リブート機能内蔵型スプリッタに関する。
図4は、従来のモデム用電源遠隔操作方法の説明図である。図4のADSL用回線を用いた通信システムでは、コントロールセンタに監視装置が配置され、電話局にADSL加入者交換機ADSLが配置され、宅内に、スプリッタ91、ADSLモデム320と、前記ADSLモデム320と接続されたパソコン101、および前記スプリッタ91に接続された電話102とが配置されている。電話局と宅内とは、加入者電話回線にて接続され、電話局とコントロールセンタとは、同じく電話回線にて接続されている。
ここで、ADSLモデム320の電源は、電源コンセントからスプリッタ91内の電源ラインを介して供給される。ADSLモデム320専用の電源を用いる場合もある。また、スプリッタ91によって、ADSL通信回線の音声信号とデジタル信号とが分離されている。
また、図5は、従来のモデム用電源遠隔操作方法の他の例の説明図である。図5に示すADSL用回線を用いた通信システムでは、コントロールセンタに監視装置が配置され、電話局にADSL用加入者交換機401aが配置され、宅内にADSLモデム320aと、前記ADSLモデム320aと接続されたパソコン101とが配置されている。電話局と宅内とは、加入者電話回線で接続され、電話局とコントロールセンタとは、同じく電話回線にて接続されている。
ここで、ADSLモデム320aの電源は、専用の電源コンセントから電源ラインを介して供給されることが多い。ここで、図5に示す通信システムは、音声信号のやり取りはなく、デジタル信号のみの通信となる。
ここで、図4あるいは図5に示す通信システムは、24時間、常時通信状態となる場合がある。例えば、個人の自宅での常時のデータ通信、あるいは店舗などの自動防犯カメラ監視、企業などでの常時のデータ通信の用途がある。
近年、ADSL用回線では、通信容量の高密度化に対応するため、キャリア周波数を従来の1.104MHz(データ転送速度8Mbpsに対応する)から3.75MHz(データ転送速度50Mbpsに対応する)の仕様への移行が進んでいる。
このような、データ転送速度の高速化にともなって、ADSLモデムの機能も向上しているが、前記ADSLモデムが、フリーズ等の動作障害を発生する場合があり、ADSL通信の機能停止が生じる場合がある。ADSLモデムの機能が停止すると、当然、データのやり取りは、停止する事となる。ここで、従来は、ADSLモデムの機能が停止した場合は、人手によって、再起動してADSLモデムの機能を復帰させていた。
特許文献1には、データバスを介してソース出力機器の電源がオフであるか否かを検出する電子機器システムについて記載されている。
しかし、先の24時間、常時通信状態で、ADSLモデムの機能が停止した場合、例え、機能停止の通報があっても、それに対応できるメンテナンスの人手がない場合は、ADSLモデムの機能は停止したままとなるという問題点があった。
従って、本発明の目的は、ADSL回線を使用した、常時通信状態において、ADSLモデムの機能停止に対して、人手を介さず、遠隔にてADSLモデムをリブート(reboot:再起動)できるリブート機能内蔵型スプリッタを提供することである。
本発明のリブート機能内蔵型スプリッタは、人手を介さず、遠隔にて異常停止したADSLモデムを、再起動するために、スプリッタの内部にノーリンギング通信端末を配置したリブート機能内蔵型スプリッタとし、前記異常停止したADSLモデムを、ノーリンギング通信によって、再起動する。
本発明は、ADSL通信回線でのADSLモデムの電源のリブートを行うリブート機能内蔵型スプリッタであって、前記リブート機能内蔵型スプリッタは、ローパスフイルタ部と、ノーリンギング通信端末と、電源リレーとで構成され、前記ノーリンギング通信端末は、 ローパスフイルタ部の出力側から分岐したリンガー検出回路および極性反転検出回路と、同じくローパスフイルタ部の出力側から分岐した回線リレーと、信号用トランスと、DTMF(Dual Tone Multi−Frequency)送受信回路と、前記DTMF送受信回路と接続された記憶演算装置とで構成されており、前記リブート機能内蔵型スプリッタの外側には、ACアダプタが配置されており、ACアダプタは、前記ACアダプタにおいて変換した電源を、前記ADSLモデムに供給しており、また、前記ローパスフイルタ部の入力側から、回線が分岐され、直流カットコンデンサを介してADSLモデムに接続され、また、ローパスフイルタ部の出力側に電話への接続部を有し、前記ノーリンギング通信端末は、無鳴動着信機能を有しており、前記極性反転検出回路およびリンガー検出回路が、極性反転を検出し、かつ、一般通信であることを示すリンガー信号を検出しない場合は、無鳴動着信と判断し、回線リレーの設定をONとし、前記DTMF送受信回路を介して、記憶演算装置は、センターモデムからの信号を受信し、リブート指令を受信した場合は、 前記電源リレーの接点を、ON状態から、OFF状態に切り替え、所定時間後ON状態とし、ADSLモデムの電源を、ON、OFF、ONとして、前記ADSLモデムをリブートするリブート機能内蔵型スプリッタである。
本発明によれば、ADSL回線を使用した、常時通信状態において、モデムの機能停止に対して、人手を介さず、遠隔にてモデムを再起動できるリブート機能内蔵型スプリッタを提供できる。
本発明の実施の形態によるリブート機能内蔵型スプリッタについて、以下に説明する。本発明のリブート機能内蔵型スプリッタは、スプリッタの中にリブート機能を組み込んだことを特徴としている。即ち、本発明のリブート機能内蔵型スプリッタは、人手を介さず、遠隔にて異常停止したADSLモデムを、再起動するために、スプリッタの内部にノーリンギング通信端末を配置したリブート機能内蔵型スプリッタとし、異常停止したADSLモデムを、ノーリンギング通信によって、人手を介さずに再起動する。
図1は、本発明のリブート機能内蔵型スプリッタの説明図である。本発明の実施の形態のリブート機能内蔵型スプリッタ1は、ローパスフイルタ部2と、ノーリンギング通信端末100と、電源リレー34とで構成されている。
前記ノーリンギング通信端末100は、 ローパスフイルタ部2の出力側から分岐したリンガ検出および極性反転検出回路32と、同じくローパスフイルタ部2の出力側から分岐した回線リレー31と、信号用トランスTと、DTMF送受信回路33と、前記DTMF送受信回路33と接続された記憶演算装置3とで構成されている。
前記ノーリンギング通信端末100は無鳴動着信機能を有しており、極性反転およびリンガー検出回路32が、極性反転を検出し、かつ、一般通信であることを示すリンガー信号を検出しない場合は、無鳴動着信と判断し、回線リレー31の設定をONとし、前記DTMF送受信回路33が、電源制御用信号を受信すると、記憶演算装置3は、センターモデムからの信号を受信し、リブート指令を受信した場合は、電源リレー34に命令を出し、前記電源リレー34の接点を、ON状態から、OFF状態に切り替え、所定時間後ON状態とし、ADSLモデム6の電源を、ON、OFF、ONとして、前記ADSLモデム6をリブートする。
なお、 前記極性反転およびリンガー検出回路32が、極性反転を検出し、かつ、一般通信であることを示すリンガー信号を検出した場合は、一般着信と判断し、ノーリンギング受信を中断する。
図1に示すように、リブート機能内蔵スプリッタ1には、ADSLモデム6と電話8とACアダプタ4が配置されている。即ち、ローパスフイルタ部2の入力側から、回線が分岐され、直流カットコンデンサC10、C20を介してADSLモデム6に接続され、また、電話8は、ローパスフイルタ部2の出力側に接続されている。前記リブート機能内蔵スプリッタ1の外側には、ACアダプタ4が配置されており、ACアダプタ4は、前記ACアダプタ4において変換した電源を、前記ADSLモデム6に供給している。
図3は、本発明のリブート機能内蔵型スプリッタを使用したADSLモデム用電源遠隔操作方法の説明図である。図3に示すように、宅内のADSLモデム6が、フリーズによって、機能が停止した場合は、その停止の情報が、コントロールセンターの監視装置に入り、前記監視装置から、電話局のノーリンギングPBXに、前記宅内のADSLモデム6をリブートする指令が送られる。
図2は、本発明のリブート機能内蔵スプリッタ1の説明図である。本発明のリブート機能内蔵スプリッタ1aは、ローパスフイルタ部2aと、ノーリンギング通信端末100aと、電源リレー34aとで構成されている。図2のリブート機能内蔵スプリッタ1aの周辺機器として、新たに ルーター61aが設置され、前記ルーター61aを介して、パソコン71,72,73が接続されている。
前記ノーリンギング通信端末100aは、 ローパスフイルタ部2aの出力側から分岐したリンガ検出および極性反転検出回路32aと、同じくローパスフイルタ部2aの出力側から分岐した回線リレー31aと、信号用トランスTと、DTMF送受信回路33aと、前記DTMF送受信回路33aと接続された記憶演算装置3aとで構成されている。
また、ADSLモデム6aは、前記ローパスフイルタ部2の入力側から、直流カットコンデンサC10、C20を介して接続され、また、電話8は、ローパスフイルタ部2aの出力側に接続される。前記リブート機能内蔵スプリッタ1aの外側には、ACアダプタ4が配置されており、ACアダプタ4aは、前記ACアダプタ4aにおいて変換した電源を、前記ADSLモデム6と、前記ADSLモデム6aに接続されたルーター61aに供給している。
前記ノーリンギング通信端末100aは、無鳴動着信機能を有しており、電話局からのリブート信号を受信する機能を有し、極性反転およびリンガー検出回路32aが、極性反転を検出し、かつ、一般通信であることを示すリンガー信号を検出しない場合は、ノーリンギング信号と判断し、回線リレー31aの設定をONとし、前記DTMF送受信回路33aが、電源制御用信号を受信すると、記憶演算装置3aは、前記電源制御用信号を記憶、演算して、電源リレー34aに命令を出し、前記電源リレー34aの接点を、ON状態から、OFF状態に切り替え、所定時間後、ON状態とし、ADSLモデム6の電源,およびルーター61aの電源を、ON、OFF、ONとして、前記ADSLモデム6、およびルーター61aをリブートする。
なお、 前記極性反転およびリンガー検出回路32aが、極性反転を検出し、かつ、一般通信であることを示すリンガー信号を検出した場合は、一般着信と判断し、ノーリンギング受信を中断する。
1,1a リブート機能内蔵スプリッタ
2,2a ローパスフイルタ部
3,3a 記憶演算装置
31,31a 回線リレー
32,32a 極性反転およびリンガー検出回路
33,33a DTMF送受信回路
34,34a 電源リレー
4,4a ACアダプタ
5,5a 宅内電話回線
6,6a,320,320a ADSLモデム
61a ルーター
7,71,72,73,101 パソコン
8 電話
9 電源コンセント
91 スプリッタ
100,100a ノーリンギング通信端末
C10,C20 直流カットコンデンサ
2,2a ローパスフイルタ部
3,3a 記憶演算装置
31,31a 回線リレー
32,32a 極性反転およびリンガー検出回路
33,33a DTMF送受信回路
34,34a 電源リレー
4,4a ACアダプタ
5,5a 宅内電話回線
6,6a,320,320a ADSLモデム
61a ルーター
7,71,72,73,101 パソコン
8 電話
9 電源コンセント
91 スプリッタ
100,100a ノーリンギング通信端末
C10,C20 直流カットコンデンサ
Claims (1)
- ADSL通信回線でのADSLモデムの電源のリブートを行うリブート機能内蔵型スプリッタであって、前記リブート機能内蔵型スプリッタは、ローパスフイルタ部と、ノーリンギング通信端末と、電源リレーとで構成され、前記ノーリンギング通信端末は、ローパスフイルタ部の出力側から分岐したリンガー検出回路および極性反転検出回路と、同じくローパスフイルタ部の出力側から分岐した回線リレーと、信号用トランスと、DTMF送受信回路と、前記DTMF送受信回路と接続された記憶演算装置とで構成されており、前記リブート機能内蔵型スプリッタの外側には、ADSLモデムへの電源供給手段が配置されており、また、前記ローパスフイルタ部の入力側から、回線が分岐され、直流カットコンデンサを介したADSLモデムへの接続手段を有し、また、ローパスフイルタ部の出力側に電話への接続部を有し、前記ノーリンギング通信端末は、前記極性反転検出回路およびリンガー検出回路が、極性反転を検出し、かつ、一般通信であることを示すリンガー信号を検出しない場合は無鳴動着信と判断する無鳴動着信機能を有し、回線リレーの設定をONとし、前記DTMF送受信回路を介して記憶演算装置は、センターモデムからの信号を受信し、リブート指令を受信した場合は、前記電源リレーの接点を、ON状態から、OFF状態に切り替え、所定時間後、ON状態とし、ADSLモデムの電源を、ON、OFF、ONとして、前記ADSLモデムをリブートすることを特徴とするリブート機能内蔵型スプリッタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004135076A JP2005318348A (ja) | 2004-04-30 | 2004-04-30 | リブート機能内蔵型スプリッタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004135076A JP2005318348A (ja) | 2004-04-30 | 2004-04-30 | リブート機能内蔵型スプリッタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005318348A true JP2005318348A (ja) | 2005-11-10 |
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ID=35445306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004135076A Pending JP2005318348A (ja) | 2004-04-30 | 2004-04-30 | リブート機能内蔵型スプリッタ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005318348A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015067008A1 (zh) * | 2013-11-06 | 2015-05-14 | 国家电网公司 | 远程断电重启方法及设备 |
-
2004
- 2004-04-30 JP JP2004135076A patent/JP2005318348A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015067008A1 (zh) * | 2013-11-06 | 2015-05-14 | 国家电网公司 | 远程断电重启方法及设备 |
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