JP2005314935A - 場所打ち鉄筋コンクリート杭施工方法 - Google Patents

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Kazumi Handa
和己 半田
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Abstract

【課題】 産業廃棄物として排出される除去した余盛り部分の排出量も大幅に削減すること。
【解決手段】 地中を掘削して縦孔を形成し、同縦孔内に鉄筋籠を建て込むと共に、コンクリートを打設し、同縦孔の上部に埋め戻し土を埋め戻して、同状態にてコンクリートを養生・硬化させることにより、場所打ち鉄筋コンクリート杭を施工する方法であって、縦孔内に鉄筋籠の上端部を余してコンクリートを充填し、同鉄筋籠の上端部に鉄筋保護キャップを嵌合させて、同鉄筋保護キャップにより鉄筋籠の上端部の外周と上方とを被覆し、同鉄筋保護キャップの上から埋め戻し土を埋め戻すようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、場所打ち鉄筋コンクリート杭を施工する方法に関する。
従来、場所打ち鉄筋コンクリート杭を施工する方法の一形態として、地中を掘削して縦孔を形成し、同縦孔内に鉄筋籠を建て込むと共に、コンクリートを打設し、同縦孔の上部に埋め戻し土を埋め戻して、同状態にてコンクリートを養生・硬化させることにより、場所打ち鉄筋コンクリート杭を施工する方法がある(例えば、特許文献1参照)。
そして、場所打ち鉄筋コンクリート杭の杭頭部分に形成している余盛り部分を除去するようにしている。
ここで、場所打ち鉄筋コンクリート杭の杭頭部分は、直上の地下水や泥水等と接触するために、セメント分の流出や土粒子の混入等により劣化することが多いことから、あらかじめ、それを見越して余盛り部分を形成しておき、施工後に、余盛り部分を除去することにより、場所打ち鉄筋コンクリート杭の杭頭部分を形成するようにしている。
特開2001−288745号公報
ところが、余盛り部分を除去すると、その除去した余盛り部分が産業廃棄物として排出されることになり、この産業廃棄物を施工現場から処理場まで搬出するのに多大な手間と費用を要している。
また、場所打ち鉄筋コンクリート杭の余盛り部分を露出させる際に、掘削装置により埋め戻し土を掘削するようにしているが、掘削時に、余盛り部分から上方に突出している鉄筋籠の主筋の上端部を損傷等させることがあり、その場合には、損傷等させた主筋の上端部を修復する必要性があるが、その作業に多大な労力と時間を要している。
そこで、本発明では、地中を掘削して縦孔を形成し、同縦孔内に鉄筋籠を建て込むと共に、コンクリートを打設し、同縦孔の上部に埋め戻し土を埋め戻して、同状態にてコンクリートを養生・硬化させることにより、場所打ち鉄筋コンクリート杭を施工する方法であって、縦孔内に鉄筋籠の上端部を余してコンクリートを充填し、同鉄筋籠の上端部に鉄筋保護キャップを嵌合させて、同鉄筋保護キャップにより鉄筋籠の上端部の外周と上方とを被覆し、同鉄筋保護キャップの上から埋め戻し土を埋め戻すことを特徴とする場所打ち鉄筋コンクリート杭施工方法を提供するものである。
また、本発明では、鉄筋保護キャップは、鉄筋籠の外周を被覆する円筒状の周壁体と、同周壁体の上端周縁部に連設して鉄筋籠の上方を被覆する天蓋体とを具備し、同天蓋体には水抜き孔を形成していることにも特徴を有する。
(1)請求項1記載の本発明では、地中を掘削して縦孔を形成し、同縦孔内に鉄筋籠を建て込むと共に、コンクリートを打設し、同縦孔の上部に埋め戻し土を埋め戻して、同状態にてコンクリートを養生・硬化させることにより、場所打ち鉄筋コンクリート杭を施工する方法であって、縦孔内に鉄筋籠の上端部を余してコンクリートを充填し、同鉄筋籠の上端部に鉄筋保護キャップを嵌合させて、同鉄筋保護キャップにより鉄筋籠の上端部の外周と上方とを被覆し、同鉄筋保護キャップの上から埋め戻し土を埋め戻すようにしている。
このようにして、鉄筋籠の上端部を余してコンクリートを充填することにより、余盛り部分を可及的に少なくすることができて、同余盛り部分の除去作業の手間を大幅に削減することができると共に、産業廃棄物として排出される除去した余盛り部分の排出量も大幅に削減することができる。
従って、産業廃棄物として排出された余盛り部分を施工現場から処理上まで搬出する手間と費用を大幅に削減することができる。
また、場所打ち鉄筋コンクリート杭の余盛り部分を露出させる際に、掘削装置により基礎地盤の表層を掘削するようにしているが、掘削時に、余盛り部分から上方に突出している鉄筋籠の上端部を鉄筋保護キャップにより被覆しているため、同鉄筋籠の上端部が損傷等されるのを確実に防止することができる。
従って、損傷等させた鉄筋籠の上端部を修復する必要性がなくなり、その作業に要していた多大な労力と時間を削減することができる。
(2)請求項2記載の本発明では、鉄筋保護キャップは、鉄筋籠の外周を被覆する円筒状の周壁体と、同周壁体の上端周縁部に連設して鉄筋籠の上方を被覆する天蓋体とを具備し、同天蓋体には水抜き孔を形成している。
このようにして、鉄筋保護キャップの下端周縁部より地下水等が浸入して、同鉄筋保護キャップ内に地下水等が充満した場合には、天蓋体に形成した水抜き孔を通して鉄筋保護キャップ内の地下水等を外部へ排出することができるため、鉄筋保護キャップが浮き上がるのを防止することができて、同鉄筋保護キャップによる鉄筋籠の上端部の保護を良好に確保することができる。
以下に、本発明にかかる場所打ち鉄筋コンクリート杭施工方法の実施の形態について、図1〜図3を参照しながら説明する。
(1)図1(a)に示すように、基礎地盤Gに上下方向に伸延する筒状のケーシング1を建て込みながら、同ケーシング1内の土を掘削・排土装置2により掘削・排土して、所定深さの縦孔3を形成する。
(2)図1(b)に示すように、ケーシング1内に形成された縦孔3内に鉄筋籠4を建て込む。
(3)図1(c)に示すように、縦孔3内にコンクリートCを打設すると共に、ケーシング1を徐々に縦孔3から引き抜く。
(4)図1(d)に示すように、縦孔3の上部空間5内において、鉄筋籠4の上端部4aを余してコンクリートCを充填する。
(5)図1(e)に示すように、鉄筋籠4の上端部4aに鉄筋保護キャップ6を嵌合させて、同鉄筋保護キャップ6により鉄筋籠4の上端部4aの外周と上方とを被覆する。
ここで、鉄筋保護キャップ6は、図2及び図3に示すように、鉄筋籠4の外周を被覆する円筒状の周壁体6aと、同周壁体6aの上端周縁部に連設して鉄筋籠4の上方を被覆する天蓋体6bとを具備し、同天蓋体6bには複数(本実施の形態では8個)の水抜き孔7を放射線方向に伸延する長孔状に形成すると共に、円周方向に一定の間隔を開けて形成している。8は天蓋体6bの中央部に取り付けた吊り下げ用連結片であり、同吊り下げ用連結片8を介して鉄筋保護キャップ6を吊り込むようにしている。
このようにして、鉄筋保護キャップ6の下端周縁部より地下水等が浸入して、同鉄筋保護キャップ6内に地下水等が充満した場合には、天蓋体6bに形成した水抜き孔7を通して鉄筋保護キャップ6内の地下水等を外部へ排出することができるため、鉄筋保護キャップ6が浮き上がるのを防止することができて、同鉄筋保護キャップ6による鉄筋籠4の上端部4aの保護を良好に確保することができる。
(6)図1(f)に示すように、縦孔3の上部に埋め戻し土9を埋め戻して、同状態にてコンクリートCを養生・硬化させることにより、場所打ち鉄筋コンクリート杭Cpを施工する。
(7)図1(g)に示すように、掘削装置(図示せず)により基礎地盤Gの表層を掘削して、場所打ち鉄筋コンクリート杭Cpの上部を露出させる。
(8)図1(h)に示すように、鉄筋保護キャップ6を吊り上げて、場所打ち鉄筋コンクリート杭Cpの上端部から取り外す。
そして、場所打ち鉄筋コンクリート杭Cpの上端部に形成した余盛り部分10、すなわち、図1(g)(h)において、基礎地盤Gの表面より上方に露出している部分を除去することにより、杭頭部を形成する。
このようにして、鉄筋籠4の上端部4aを余してコンクリートCを充填することにより、場所打ち鉄筋コンクリート杭Cpの上端部に形成する余盛り部分10を可及的に少なくすることができて、後続作業として行う余盛り部分10の除去作業の手間を大幅に削減することができると共に、産業廃棄物として排出される除去した余盛り部分10の排出量も大幅に削減することができる。
従って、産業廃棄物として排出された余盛り部分10を施工現場から処理上まで搬出する手間と費用を大幅に削減することができる。
また、場所打ち鉄筋コンクリート杭Cpの余盛り部分10を露出させる際に、掘削装置により基礎地盤Gの表層を掘削するようにしているが、掘削時に、余盛り部分10から上方に突出している鉄筋籠4の上端部4aを鉄筋保護キャップ6により被覆しているため、同鉄筋籠4の上端部4aが損傷等されるのを確実に防止することができる。
従って、損傷等させた鉄筋籠4の上端部4aを修復する必要性がなくなり、その作業に要していた多大な労力と時間を削減することができる。
本発明に係る場所打ち鉄筋コンクリート杭の施工手順を示す説明図。 鉄筋保護キャップの平面図。 同鉄筋保護キャップの断面側面説明図。
符号の説明
C コンクリート
Cp 場所打ち鉄筋コンクリート杭
G 基礎地盤
1 ケーシング
2 掘削・排土装置
3 縦孔
4 鉄筋籠
5 上部空間
6 鉄筋保護キャップ
7 水抜き孔
8 吊り下げ用連結片

Claims (2)

  1. 地中を掘削して縦孔を形成し、同縦孔内に鉄筋籠を建て込むと共に、コンクリートを打設し、同縦孔の上部に埋め戻し土を埋め戻して、同状態にてコンクリートを養生・硬化させることにより、場所打ち鉄筋コンクリート杭を施工する方法であって、
    縦孔内に鉄筋籠の上端部を余してコンクリートを充填し、同鉄筋籠の上端部に鉄筋保護キャップを嵌合させて、同鉄筋保護キャップにより鉄筋籠の上端部の外周と上方とを被覆し、同鉄筋保護キャップの上から埋め戻し土を埋め戻すことを特徴とする場所打ち鉄筋コンクリート杭施工方法。
  2. 鉄筋保護キャップは、鉄筋籠の外周を被覆する円筒状の周壁体と、同周壁体の上端周縁部に連設して鉄筋籠の上方を被覆する天蓋体とを具備し、同天蓋体には水抜き孔を形成していることを特徴とする請求項1記載の場所打ち鉄筋コンクリート杭施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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