JP2005313076A - 気体浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 下流側から排出される溶解汚染物質の濃度が低い液体を、高濃度の汚染物質を含む上流側の汚染物質除去用の液体として利用できるようにすることにより、液体の補給量を可及的に低減し且つ連続運転を可能ならしめる。
【解決手段】 空気流れの下流側に位置するエレメントAから排出される液体を、空気流れの上流側に位置するエレメントAにおける液体循環系統に還流させる還流手段L3を付設して、低濃度の汚染物質との気液接触で汚染物質を溶解除去することにより、汚染物質の溶解除去能力を発揮できなくなって下流側のエレメントAから排出された液体が、還流手段を介して上流側のエレメントAへ還流され、当該エレメントAにおいて、高濃度の汚染物質を含む非清浄空気との気液接触により汚染物質の溶解除去が行われるようにしている。
【選択図】 図3
【解決手段】 空気流れの下流側に位置するエレメントAから排出される液体を、空気流れの上流側に位置するエレメントAにおける液体循環系統に還流させる還流手段L3を付設して、低濃度の汚染物質との気液接触で汚染物質を溶解除去することにより、汚染物質の溶解除去能力を発揮できなくなって下流側のエレメントAから排出された液体が、還流手段を介して上流側のエレメントAへ還流され、当該エレメントAにおいて、高濃度の汚染物質を含む非清浄空気との気液接触により汚染物質の溶解除去が行われるようにしている。
【選択図】 図3
Description
本願発明は、気体浄化装置に関し、さらに詳しくはクリーンルームに供給される清浄空気を得るための気体浄化装置に関するものである。
例えば、LCD基板や半導体ウエハ等のような基板に対して液処理や熱処理を行う場合、清浄空気中(即ち、クリーンルーム内)において行うこととなっており、クリーンルーム内の空気を気体浄化装置で清浄化した後クリーンルームに還流させることとなっている。
上記した気体浄化装置としては、ケミカルフイルタを備えたものが従来から使用されているが、ケミカルフイルタは、時間が経過するにしたがって吸着した汚染物質(例えば、アンモニア成分)が内部に蓄積することとなり、除去能力が低下してしまい寿命が短いところから、交換が必要であるとともに高価であり、ランニングコストの高騰を招くという不具合があった。また、ケミカルフイルタの交換時には、システム全体を停止させねばならないという不具合もあった。
また、多孔質膜を介して気液を接触させることにより、気体中の汚染物質を液体(例えば、純水)中に分離除去するようにした気体浄化装置が提案されている(特許文献1参照)。
ところが、特許文献1に開示されている気液接触型の気体浄化装置の場合、使用される液体は、エレメント内に貯留される浄化工程とエレメント内から排出される非浄化工程とを繰り返すか、あるいはエレメントを循環しながらイオン交換樹脂で液体に溶け込んだ汚染物質を除去することにより液体の劣化を防ぐこととなっている。この場合、いずれの場合においても一時的に装置の運転を止める必要があり、連続運転するには問題があった。
また、前者の場合(即ち、液体の貯留・排出を繰り返す場合)、仮にエレメント内に液体が残っていたとしても、液体が多孔質膜の近傍に存在していない場合には、汚染物質の除去に対して有効に作用しないという不具合も存する。
さらに、汚染物質除去率の向上あるいは風量の向上を図るために、エレメントを多段配置することも考えられるが、その場合、液体は、各エレメントを独立に循環することとなっているため、溶解汚染物質の濃度が低く、未だ利用可能な液体が無駄に捨てられるという不具合が生ずる。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、下流側から排出される溶解汚染物質の濃度が低い液体を、高濃度の汚染物質を含む上流側の汚染物質除去用の液体として利用できるようにすることにより、液体の補給量を可及的に低減し且つ連続運転を可能ならしめることを目的としている。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、多孔質膜を介して気液接触を行うことにより非清浄空気W′中の汚染物質を液体中に分離除去する複数のエレメントA,A・・を、空気流れの上流側から下流側に向かって多段配置し且つ前記各エレメントAに、新鮮液体を供給する給液系統L1と液体循環系統L2とをそれぞれ設けるとともに、空気流れの下流側に位置するエレメントAから排出される液体を、空気流れの上流側に位置するエレメントAにおける液体循環系統L2に還流させる還流手段L3を付設している。
上記のように構成したことにより、多段に配置されたエレメントA,A・・において、非清浄空気W′中の汚染物質が多孔質膜を介して気液接触する液体中に順次分離除去されて清浄空気Wとなるが、低濃度の汚染物質との気液接触で汚染物質を溶解除去することにより、汚染物質の溶解除去能力を発揮できなくなって下流側のエレメントAから排出された液体が、還流手段L3を介して上流側のエレメントAへ還流され、当該エレメントAにおいて、高濃度の汚染物質を含む非清浄空気W′との気液接触により汚染物質の溶解除去が行われることとなる。従って、従来排液として捨てられていた液体を有効に利用できることとなり、高濃度の汚染物質を含む非清浄空気W′と気液接触する上流側のエレメントAへの補給液量を減らすことができる。また、連続運転も可能となる。また、エレメントA,A・・を多段配置したことにより、汚染物質除去率の向上あるいは風量の向上を図ることもできる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた気体浄化装置において、空気流れの最上流側に位置するエレメントAから排出される液体を、逆浸透膜モジュール25を通過させることにより、溶解汚染物質が濃縮された液体と汚染物質が除去された液体とに分離するとともに、溶解汚染物質が濃縮された液体を系外へ排出する一方、汚染物質が除去された液体を前記エレメントA,A・・のいずれかにおける液体循環系統L2に還流させるようにすることもでき、そのように構成した場合、空気流れの最上流に位置するエレメントAから排出される高濃度の溶解汚染物質を含む液体を、逆浸透膜モジュール25を通過させるという簡単な手段により汚染物質除去用の液体として再利用できることとなり、高濃度の汚染物質を含む非清浄空気W′と気液接触する上流側のエレメントAへの補給液量をさらに減らすことができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第1又は第2の手段を備えた気体浄化装置において、前記各エレメントAにおける液体循環系統L2の適所に、紫外線を照射するUVランプ30をそれぞれ設けることもでき、そのように構成した場合、UVランプ30から照射される紫外線により、各液体循環系統を流れる液体におけるバクテリアの発生防止やアンモニアの分解が行われることとなり、液体の再生に大いに寄与する。
本願発明の第1の手段によれば、多孔質膜を介して気液接触を行うことにより非清浄空気W′中の汚染物質を液体中に分離除去する複数のエレメントA,A・・を、空気流れの上流側から下流側に向かって多段配置し且つ前記各エレメントAに、新鮮液体を供給する給液系統L1と液体循環系統L2とをそれぞれ設けるとともに、空気流れの下流側に位置するエレメントAから排出される液体を、空気流れの上流側に位置するエレメントAにおける液体循環系統に還流させる還流手段L3を付設して、低濃度の汚染物質との気液接触で汚染物質を溶解除去することにより、汚染物質の溶解除去能力を発揮できなくなって下流側のエレメントAから排出された液体が、還流手段を介して上流側のエレメントAへ還流され、当該エレメントAにおいて、高濃度の汚染物質を含む非清浄空気W′との気液接触により汚染物質の溶解除去が行われるようにしたので、従来排液として捨てられていた液体を有効に利用できることとなり、高濃度の汚染物質を含む非清浄空気W′と気液接触する上流側のエレメントAへの補給液量を減らすことができるという効果がある。また、連続運転も可能となるという効果もある。また、エレメントA,A・・を多段配置したことにより、汚染物質除去率の向上あるいは風量の向上を図ることもできるとして効果もある。
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた気体浄化装置において、空気流れの最上流側に位置するエレメントAから排出される液体を、逆浸透膜モジュール25を通過させることにより、溶解汚染物質が濃縮された液体と汚染物質が除去された液体とに分離するとともに、溶解汚染物質が濃縮された液体を系外へ排出する一方、汚染物質が除去された液体を前記エレメントA,A・・のいずれかにおける液体循環系統L2に還流させるようにすることもでき、そのように構成した場合、空気流れの最上流に位置するエレメントAから排出される高濃度の溶解汚染物質を含む液体を、逆浸透膜モジュール25を通過させるという簡単な手段により汚染物質除去用の液体として再利用できることとなり、高濃度の汚染物質を含む非清浄空気W′と気液接触する上流側のエレメントAへの補給液量をさらに減らすことができる。
本願発明の第3の手段におけるように、上記第1又は第2の手段を備えた気体浄化装置において、前記各エレメントAにおける液体循環系統L2の適所に、紫外線を照射するUVランプ30をそれぞれ設けることもでき、そのように構成した場合、UVランプ30から照射される紫外線により、各液体循環系統L2を流れる液体におけるバクテリアの発生防止やアンモニアの分解が行われることとなり、液体の再生に大いに寄与する。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の好適な実施の形態について説明する。
この気体浄化装置Zは、図1に示すように、半導体ウエハの洗浄装置Xに付設されるものであり、該洗浄装置XからダクトD1を介して排出された非清浄空気W′を清浄化して得られた再生空気WをダクトD2を介して再び洗浄装置Xへ供給し得るように構成されている。符号Fは洗浄装置Xへの空気供給部となる天井部に配設された高性能フィルタを備えたファンフィルタユニットである。
前記気体浄化装置Zは、多孔質膜を介して気液接触を行うことにより非清浄空気中の汚染物質を液体(本実施の形態においては、純粋)中に分離除去する複数(例えば、4個)のエレメントA,A・・を空気ミキシング領域を介して上下方向に配列して構成されている。符号Cは清浄空気Wを洗浄装置Xへ圧送するためのファンである。
前記各エレメントAは、例えば、図2に示すように、多孔質膜(例えば、PTEF多孔膜)からなる膜エレメント1,1・・を積層してなり、これらの膜エレメント1,1・・を介して純水と非清浄空気W′とが気液接触するように構成されている。前記各膜エレメント1は、例えば、樹脂材で一体形成された薄肉で且つ長矩形形状の枠状部材がなる支持枠2と、該支持枠2の中央部に形成された開口部3に張設された平面形状の多孔質膜4とからなっており、一対の膜エレメント1,1により膜ユニットUが構成されることとなっている。そして、この膜ユニットUにおける膜エレメント1,1間には、純水通路5が形成される一方、前記多孔質膜4と直交する方向に非清浄空気W′が流通する空気通路が形成されることとなっている。また、前記膜ユニットU,U間において多孔質膜4が張設されている部分には、スペーサ6,6・・により間隔保持された空間7が形成されることとなっている。符号8は純水の流通口、9は純水入口、10は純水出口である。
上記構成のエレメントAにおいては、下方の純水入口9から導入された純水は、膜ユニットUにより構成される純水通路5を下方から上方に向かってジグザグに流れ、上方の純水出口10から排出されるが、その過程において空気通路を流れる非清浄空気W′と膜エレメント1,1・・を介して気液接触し、非清浄空気W′中の汚染物質が純水中に分離除去される。この時、純水通路5の経路長さが長くなるため、純水の流れの進行とともにその流れ状態が次第に乱れて乱流状態となり、該純水通路5の中央部分のみを流れる水量が減少するのに対応して、多孔質膜4の近傍を流れる水量が増加する。その結果、単位流量当たりの循環水量が同じとすると、純水と接触する多孔質膜4の面積が増加することとなり、それだけ非清浄空気W′中の汚染物質の純水への溶解作用が促進され、汚染物質除去効率が向上する。
なお、エレメントAとしては、上記構造の平膜式のものに限定されず、他の形式のものを採用することもできる。
ついで、上記気体浄化装置ZにおけるエレメントA,A・・への純水の流れについて、図3を参照して説明する。この場合、空気流れは、下方から上方に向かっており、エレメントA,A・・は、図示の右側が空気流れの上流側とされ、図示の左側が空気流れの下流側とされることとなっている。
前記各エレメントAには、新鮮液体を供給する給液系統(ここでは、給水系統)L1と液体循環系統(ここでは、純水循環系統)L2とがそれぞれ設けられている。
前記給水系統L1は、各エレメントAの上方にそれぞれ配設されたバッファタンク11に新鮮な純水を供給するものとされており、主配管12と、該主配管12から分岐して前記バッファタンク11,11・・に至る分岐配管13,13・・とからなっている。該各分岐配管13には、給水が必要なときに開作動される電磁弁14がそれぞれ介設されている。また、前記主配管12には、給水が必要なときに手動により開作動される手動弁15が介設されている。
一方、前記各純水循環系統L2は、前記各エレメントAと前記各バッファタンク11との間で純水を循環させるものとされており、バッファタンク11とエレメントAの純水入口9とを接続し且つポンプ18、手動弁19および流量計20が介設された入口側配管16と、エレメントAの純水出口10とバッファタンク11とを接続する出口側配管17とからなっている。
そして、本実施の形態においては、空気流れの下流側(即ち、図示の左側)に位置するエレメントAから排出される水を、空気流れの上流側(即ち、図示の右側)に位置するエレメントAにおける純水循環系統L2に還流させる還流手段L3が付設されている。該還流手段L3は、前記エレメントA,A・・のうち最上流側に位置するエレメントAを除く3個のエレメントA,A,Aの出口側配管17,17,17から分岐して上流側のバッファタンク11,11,11に至る還流配管21,21,21により構成されており、該各還流配管21には、還流が必要なときに手動により開作動される手動弁22および流量計23がそれぞれ介設されている。
また、本実施の形態においては、空気流れの最上流側に位置するエレメントAから排出される水を、逆浸透膜モジュール25を通過させることにより、溶解汚染物質が濃縮された水と汚染物質が除去された純水とに分離し、溶解汚染物質が濃縮された水を系外へ排出する一方、汚染物質が除去された純水を最下流側のエレメントAにおける液体循環系統L2に還流させる純水再生手段L4が付設されている。該純水再生手段L4は、最上流側のエレメントAにおける出口側配管17から分岐し、最下流側のバッファタンク11に接続される還流配管24からなっており、該還流配管24には、還流が必要なときに手動により開作動される手動弁26、流量計27、ポンプ28および逆浸透膜モジュール25が介設されている。該逆浸透膜モジュール25において得られた溶解汚染物質が濃縮された水は、排水管29を介して系外へ排出されることとなっている。なお、前記還流配管24を、最下流側のバッファタンク11に接続せず、他のバッファタンク11に接続する場合もある。
また、前記各バッファタンク11には、紫外線を照射するUVランプ30がそれぞれ設けられている。該UVランプ30は、紫外線を水に照射することにより該水中にバクテリアが発生するのを防止するとともに、水中に溶存するガス成分(例えば、アンモニア)を分解する機能を有している。なお、UVランプ30は、バッファタンク11を含む純水循環経路L2の適所に設けることができる。
また、前各バッファタンク11には、バッファタンク11内の水位(最高位および最低位)を検知するフロートスイッチ31,32が設けられている。該フロートスイッチ31,32によりバッファタンク11への純水の補充時期等が決定されることとなっている。さらに、前記各バッファタンク11には、オーバーフロー防止管33がそれぞれ設けられており、該オーバーフロー防止管33,33・・は、前記排水管29に接続されている。
上記のように構成したことにより、多段に配置されたエレメントA,A・・において、非清浄空気W′中の汚染物質が多孔質膜を介して気液接触する純水中に順次分離除去されて清浄空気Wとなる。
ところで、水の汚染物質(例えば、アンモニアガス)を溶解する能力は、ヘンリーの法則と呼ばれるガス濃度と水のガス溶解濃度との関係によって決定されるという事実がある。即ち、下流側のエレメントAから排出される水は、ヘンリーの法則により低濃度のガスを溶解させる能力はないが、濃度の高いガスはまだ溶解させる能力はある。
そこで、本実施の形態においては、低濃度の汚染物質との気液接触で汚染物質を溶解除去することにより、汚染物質の溶解除去能力を発揮できなくなって下流側のエレメントAから排出された水は、還流手段L3を介して上流側のエレメントAへ還流されることとなっており、当該エレメントAにおいて、高濃度の汚染物質を含む非清浄空気W′との気液接触により汚染物質の溶解除去が行われることとなる。従って、従来排液として捨てられていた水を有効に利用できることとなり、高濃度の汚染物質を含む非清浄空気W′と気液接触する上流側のエレメントAへの補給液量を減らすことができる。また、連続運転も可能となる。なお、補充する純水量は、純水の劣化により系外へ排出される分と、エレメントA,A・・において空気を加湿するために消費された分とされる。また、エレメントA,A・・を多段配置したことにより、汚染物質除去率の向上あるいは風量の向上を図ることもできる。
また、空気流れの最上流に位置するエレメントAから排出される高濃度の溶解汚染物質を含む水を、逆浸透膜モジュール25を通過させるという簡単な手段により汚染物質除去用の純水として再利用できるようにしているので、高濃度の汚染物質を含む非清浄空気W′と気液接触する上流側のエレメントAへの補給純水量をさらに減らすことができる。
さらに、UVランプ30から照射される紫外線により、各液体循環系統L2を流れる水におけるバクテリアの発生防止やアンモニアの分解が行われることとなり、純水の再生に大いに寄与する。
なお、本実施の形態においては、逆浸透膜モジュールとUVランプの両方を採用したものについて説明したが、これらは必ずしも必要ではなく、また、どちらか一方のみを採用することもできる。
また、本実施の形態では、エレメントAにおいて気液接触する液体として純水を用いているが、純水以外の液体を採用してもよい。
上記各実施の形態においては、気体浄化装置Zが付設される装置Xを洗浄装置としているが、該装置Xは、洗浄装置に限らず、フォトレジスト塗布現像装置等の基板処理装置やミニエンバイロメント(EFEM)などとすることができる。
25は逆浸透膜モジュール
30はUVランプ
L1は給液系統(給水系統)
L2は液体循環系統(純水循環系統)
L3は還流手段
L4は液体再生手段(純水再生手段)
Wは清浄空気
W′は非清浄空気
Xは装置(洗浄装置)
Zは気体浄化装置
30はUVランプ
L1は給液系統(給水系統)
L2は液体循環系統(純水循環系統)
L3は還流手段
L4は液体再生手段(純水再生手段)
Wは清浄空気
W′は非清浄空気
Xは装置(洗浄装置)
Zは気体浄化装置
Claims (3)
- 多孔質膜を介して気液接触を行うことにより非清浄空気(W′)中の汚染物質を液体中に分離除去する複数のエレメント(A),(A)・・を、空気流れの上流側から下流側に向かって多段配置し且つ前記各エレメント(A)には、新鮮液体を供給する給液系統(L1)と液体循環系統(L2)とをそれぞれ設けるとともに、空気流れの下流側に位置するエレメント(A)から排出される液体を、空気流れの上流側に位置するエレメント(A)における液体循環系統(L2)に還流させる還流手段(L3)を付設したことを特徴とする気体浄化装置。
- 空気流れの最上流側に位置するエレメント(A)から排出される液体を、逆浸透膜モジュール(25)を通過させることにより、溶解汚染物質が濃縮された液体と汚染物質が除去された液体とに分離するとともに、溶解汚染物質が濃縮された液体を系外へ排出する一方、汚染物質が除去された液体を前記エレメント(A),(A)・・のいずれかにおける液体循環系統(L2)に還流させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の気体浄化装置。
- 前記各エレメント(A)における液体循環系統(L2)の適所には、紫外線を照射するUVランプ(30)をそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1および2のいずれか一項記載の気体浄化装置。
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