JP2005311426A - 端末装置と利用者情報提供装置およびシステム - Google Patents

端末装置と利用者情報提供装置およびシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 状況に応じて何時でも何処でも誰とでもコミュニケーションを取ることが可能なシステムを提供する。
【解決手段】 ネットワークに繋がり、至るところに偏在する端末装置101、109、110に端末の識別情報を保持し、RFIDデバイス111から利用者の識別情報を読み取り、利用者が現在利用可能である端末装置が何であるかという利用者状態情報を利用者情報提供装置103に登録する。その利用者に第三者がコミュニケーションを取りたい場合、利用者情報提供装置103を通じて通信できるようにし、状況に応じたリアルタイムコミュニケーションを実現できるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、状況に応じて何時でも何処でも誰とでもコミュニケーションを取ることが可能なネットワークに繋がれた端末装置と利用者情報提供装置およびそのシステムに関する。
従来、一般的に携帯電話などの利用が禁止されているエリアでは、利用者が自らの判断で電源を切る、もしくはマナーモードに変更するなどして対応していた。これらの行為を自動化するために、利用禁止信号をあるエリアに対して発信し、その信号を基に自動的に留守電モードやマナーモードにする装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。これは、通信禁止情報を受信すると、電話部をスリープ状態に保持して留守番モードにし、通信禁止情報が受信されなくなると、電話部を動作状態に復旧させ、留守番モード解除信号を発信するものである。
特開2003−179683号公報
しかしながら、従来の技術では、携帯電話のユーザは、利用が禁止されている場所では、電波の発信を止めるか、またはマナーモードに設定するか、または留守番電話サービスを起動するなどの対応を行うだけで、その場でのコミュニケーションをある意味で諦めざるを得ないものとなっていた。また、携帯電話による通話は禁止されているが、メールならば許される場合に、メール機能を持たない携帯電話の場合は連絡を諦めざるを得なかった。一方、これからのユビキタス時代では、何時でも何処でも誰とでもコミュニケーションが取れるとされており、その実現が期待されているが、その場の環境や状況に応じたコミュニケーションについては考慮されておらず、これからの課題となっていた。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたもので、状況に応じて何時でも何処でも誰とでもコミュニケーションを取ることができる端末装置、利用者情報提供装置およびシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の端末装置は、利用者の識別情報が書き込まれたRFIDデバイスから利用者の識別情報を読み取る識別情報読取手段と、端末装置の識別情報を保持する端末情報保持手段と、前記利用者の識別情報と前記端末装置の識別情報とを含む利用者状態情報をネットワークを通じて利用者情報提供装置に登録する情報送出手段とを備えた構成を有している。ここで、利用者識別情報としては、ユーザが保有する携帯端末装置の電話番号、機器固有ID或いはIPアドレス(少なくともいずれか1つでよい)や、利用者情報提供装置に登録されたユーザの固有の識別コードでを用いることが可能である。また、利用者状態情報は、利用者がどの機器或いは機能を利用可能であるかを示す情報であり、また、利用者を呼び出すときの呼出モード(例えば、通常呼出し、マナーモード呼出し、呼出禁止)を示す情報である。
この構成により、ユーザがある状況で利用できない端末装置を持っていた場合でも、利用可能な代替の端末装置を利用者情報提供装置に登録し、その代替端末装置を通じてコミュニケーションを取ることができ、また、自動的に最寄りの端末装置を代替端末装置として利用者情報提供装置に登録することにより、常に移動をしていても身近な端末装置を通じてコミュニケーションを取ることができ、また要求される能力を持たない端末装置を保持している場合でも、身近な能力のある端末装置に対して転送を行うことで、状況に応じて最適な環境でコミュニケーションを取ることができる。
また、本発明の端末装置は、前記端末情報保持手段が、現在の端末装置で利用可能な機能に関する状態情報を保持し、前記状態情報を前記利用者状態情報に含めて前記利用者情報提供装置に登録することを特徴とする。
また、本発明の端末装置は、端末装置を利用可能な利用者の情報を保持する利用者情報保持手段と、アクセスした利用者が前記端末装置の利用可能者であるかを判断する利用可否判断手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の端末装置は、前記利用可否判断手段が、外部に保存されている利用可能者情報をネットワーク経由で検索を行い、アクセスした利用者が利用可能者であるかを判断することを特徴とする。
また、本発明の端末装置は、前記利用可否判断手段が、前記端末装置が呼出を受けたときに利用可能者の認証を行い、正しい利用可能者の場合に利用可能にすることを特徴とする。
また、本発明の端末装置は、前記呼出を受けたときに、利用可能者のIDを表示し、または利用可能者のIDから名前を検索して表示することを特徴とする。
また、本発明の端末装置は、外部からの制御情報を受信する制御情報受信手段と、前記制御情報から現在利用可能な機能を判断し、その利用可能な機能を端末情報保持手段に登録する制御情報判断手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の端末装置は、アクセスした利用者の識別情報が正当なものか否かの認証を行う認証手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の端末装置は、前記識別情報読取手段が、RFIDデバイスまでの距離を計測し、その情報も合わせて利用者情報提供装置に登録することを特徴とする。
また、本発明の端末装置は、前記識別情報読取手段が、非接触型もしくは接触型ICカード、またはパッシブ型もしくはアクティブ型RFID、または接続型デバイスに対応していることを特徴とする。
また、本発明の端末装置は、前記識別情報読取手段が、光通信、赤外線通信、または無線通信に対応していることを特徴とする。
また、本発明の端末装置は、前記情報送出手段が、前記識別情報読取手段で利用者の識別情報が読み取れた場合に、前記利用者状態情報を前記利用者情報提供装置に送出するか、または前記識別情報読取手段で一定期間、利用者の識別情報が読み取れた場合に、前記利用者状態情報を前記利用者情報提供装置に送出するか、または前記識別情報読取手段で利用者の識別情報が読み取れなくなった場合に、利用不可の利用者状態情報を利用者情報提供装置に送出するか、または前記識別情報読取手段で一定期間、利用者の識別情報を読み取れなくなった場合に、利用不可の利用者状態情報を送出することを特徴とする。
また、本発明の端末装置は、前記識別情報読取手段が、キーボードの中もしくはマウスの中に配置されているか、または端末装置の背面もしくは前面に配置されていることを特徴とする。
また、本発明の利用者情報提供装置は、利用者がどの機器が利用可能であるか、どの機能が利用可能であるかを示す利用者状態情報を管理する利用者状態情報管理手段と、前記利用者状態情報を蓄積する利用者状態情報蓄積手段と、利用者からの問い合わせに対して利用可能な機器を特定する情報を送信するメッセージ送出手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の利用者情報提供装置は、前記メッセージ送出手段が、現在利用者が複数の端末装置を利用可能である場合、一番近い端末装置に関する情報を送信することを特徴とする。
また、本発明の利用者情報提供装置は、前記利用者状態情報を基に端末装置で現在利用可能な機能に適した形にメッセージを変換するメディア変換手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明の利用者情報提供装置は、利用者が利用可能な端末装置を管理する場合、前記管理の対象となる機器の数が1以上であることを特徴とする。
また、本発明の利用者情報提供装置は、前記メッセージ送出部が、利用者が保持する端末装置で最寄りのものが機能的に不足している場合、機能的に満足する端末装置に対して呼び出しを行うように発信元に端末装置情報を提供し、合わせて最寄りの端末装置に該当する機能的に満足する端末装置に呼出がかかっていることを通知することを特徴とする。
また、本発明の利用者情報提供システムは、利用者の識別情報を読み取る識別情報読取手段と、端末装置の識別情報を保持する端末情報保持手段と、前記利用者の識別情報と前記端末装置の識別情報とを含む利用者状態情報をネットワークを通じて利用者情報提供装置に登録する情報送出手段とを有する端末装置と、前記端末装置から受信した利用者状態情報を管理する利用者状態情報管理手段と、前記利用者状態情報を蓄積する利用者状態情報蓄積手段と、利用者からの問い合わせに対して利用可能な端末装置を特定する情報を送信するメッセージ送出手段とを有する利用者情報提供装置とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の利用者情報提供システムは、前記端末装置が、前記利用者情報提供装置から提供された情報に基づき、指定された呼出モードで相手端末装置を呼び出すことを特徴とする。
また、本発明の利用者情報提供システムは、前記端末装置が、前記利用者情報提供装置からの情報により利用者が保持する端末装置で最寄りのものが機能的に不足している場合、機能的に満足する端末装置の情報と、最寄りの端末装置の情報を入手して最寄りの端末装置に対して、該当する機能的に満足する端末装置に呼出がかかっていることを通知するメッセージを送出し、合わせて該当する機能的に満足する端末装置に呼出をかけることを特徴とする。
また、本発明の利用者情報提供システムは、利用者状態情報を管理する利用者状態情報管理手段および前記利用者状態情報を蓄積する利用者状態情報蓄積手段を備えた個人状態管理サーバと、前記個人状態管理サーバに関する識別情報を管理する利用者状態管理手段を備えた利用者情報提供装置とを備え、前記利用者情報提供装置は、利用者からの問い合わせに対して前記個人状態管理サーバの識別情報を送信することにより、利用者状態情報の管理および提供を前記個人状態管理サーバが行うことを特徴とする。
また、本発明の端末装置において、RFIDデバイスは、指輪型または腕時計型の構成を有することが可能である。この構成において、端末装置がパーソナルコンピュータである場合は、識別情報読取手段は、キーボードやマウスに配置される。また、端末装置が携帯端末装置であり、RFIDデバイスとして腕時計型の構成を有する場合は、識別情報読取手段は、携帯端末装置の前面に配置されることが好ましい。さらに、端末装置が携帯端末装置であり、RFIDデバイスとして指輪型の構成を有する場合は、識別情報読取手段は、携帯端末装置の裏面に配置されることが好ましい。
本発明は、ユーザがある状況で利用できない端末装置を持っていた場合でも、利用可能な代替の端末装置を利用者情報提供装置に登録し、その代替端末装置を通じてコミュニケーションを取ることができ、また、自動的に最寄りの端末装置を代替端末装置として利用者情報提供装置に登録することにより、常に移動をしていても身近な端末装置を通じてコミュニケーションを取ることができ、また要求される能力を持たない端末装置を保持している場合でも、身近な能力のある端末装置に対して転送を行うことで、状況に応じて最適な環境でコミュニケーションを取ることができるという効果を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施の形態に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り様々な形態を取ることはいうまでもない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における端末装置および利用者情報提供装置をネットワークで繋いだシステム全体を示す模式図、図2は端末装置の構成を示すブロック図、図3はディレクトリサーバを有するセンターとして機能する利用者情報提供装置の構成を示すブロック図である。初めに図1を用いてシステムの全体説明を行う。ユーザAは携帯端末装置101を持ち、特定エリア100に入ってきたとする。特定エリア100は病院など電波の利用が禁止されている場所、もしくは電波の届かない場所を想定する。病院のような場所には微弱な電波で端末装置の機能を制御する制御信号を発信する制御信号発信部108が備え付けられており、携帯端末装置101は制御信号を受信すると自動的に電波を出力しないモードとなる。または制御情報発信部108などからの制御信号を用いずともユーザAがモードを変更しても何ら問題はない。ユーザAは携帯端末装置101が利用できなくなってしまったが、外部からの連絡を受け取るようにするためにユーザAの近くにある別の機器、たとえば有線で接続されている電話機110に対して、ユーザA自身を特定するID(利用者識別情報である。以下、ユーザIDという)が書き込まれたRFID(Radio Frequency IDentification)デバイス111をかざしユーザA自身が現在電話機110が使える状態であることを利用者情報提供装置103に登録を行う。ユーザIDとしては、ユーザが保有する電話機の電話番号やその他の、ユーザを識別し得る情報、例えばユーザが持ち歩く携帯端末装置101の電話番号、機器固有ID或いはIPアドレス(少なくともいずれか1つでよい)であってもよいし、或いは利用者情報提供装置103に登録されているユーザの固有の識別コードであってもよい。ユーザAの情報を登録する利用者情報提供装置103へのアクセスを実現するために、電話機110は、利用者情報提供装置103のアドレスをあらかじめ保持していてもよいし、RFIDデバイスから読み取る情報に付帯させておいてもよい。後者の場合、複数の利用者情報提供装置103を運用することができ、より柔軟な運用が可能となる。本実施の形態1におけるRFIDデバイス111は、機器から受け取る電波によって起電、動作するパッシブタイプを想定している。
次に、端末装置としての電話機110の内部構成について図2を用いて説明する。図1のネットワーク106に繋がれているPC109や携帯端末装置101も基本的に同じ構成および動作を有するものとする。電話機110は、基本的な構成として、電話機110を構成する各機能部に指令を発し装置全体の動作をコントロールする制御手段としてのCPU201、プログラムを実行するための作業メモリとしてのRAM202、プログラム等を保持しておくROM203、操作を行う操作部212、処理結果を表示する表示部213、音声の出力を行う音声出力部214、音声の入力を行う音声入力部215を備えている。またTV電話など映像を使ったコミュニケーションが可能な端末装置では、カメラを備えていてもよい。
電話機110はまた、RFIDデバイス111から利用者の識別情報(ユーザID)を読み取る識別情報読取部204と、端末装置の識別情報および状態情報を保持する端末情報保持部209と、利用者状態情報を利用者情報提供装置103にネットワーク106を通じて送出する情報送出部210と、ネットワーク106への接続を行うネットワークIF211と、アクセスした利用者が正当な利用可能者であるかを判断する利用可否判断部205と、正当な利用可能者の情報を保持する利用者情報保持部206と、外部の制御信号発信部108からの制御信号を受信する制御情報受信部207と、その制御信号から現在利用可能な機能を判断し、その利用可能な機能を端末情報保持部209に登録する制御情報判断部208と、アクセスした利用者の識別情報が正当なものか否かの認証を行う認証部216とを備えている。
以上のように構成された電話機110の動作について、図1および図2を用いて説明する。まず制御情報受信部207は、図1の制御信号発信部108から常時制御信号を受信し、制御情報判断部208は、その信号に変化がないかをチェックし、制御信号に変化があった場合、その制御信号に準じて電話機110の機能を制御する。たとえば電波利用禁止の信号を受信した場合、基地局1041等への位置登録のための電波の発信を停止し、呼出信号に対しても反応をしない。または音声通話禁止の信号を受信した場合は、端末装置としての音声通話機能を停止し電子メールなどの音声以外の機能のみを使えるようにする。同様に呼出方法も、図6に示すように通常の着信音での呼出601、マナーモードでの呼出602、呼出禁止603などの呼出モードも制御信号に応じて変更する。このようにして制御された現在の端末装置の状態情報(利用可能な機能、適切な呼出モード)を端末情報保持部209に保存する。つまりこの状態を見れば現在この端末装置で使うことができる機能や適切な呼出方法を把握することができる。この端末情報保持部209には、この端末装置固有の識別情報も保持されている。たとえばネットワーク上でユニークなID(たとえばIPv6のIPアドレスなど)などが識別情報となる。
なお、電話機110が固定的に設置され、状態が変わらない場合は、制御情報による制御は必ずしも必要でなく、固定的な状態管理をしてもよい。すなわち、例えば病院などでは常に電波は出さないモードで作動させるようにするなど、固定的なモードで機器を運用するようにできる。
識別情報読取部204は、接近するRFIDデバイス111がないかのチェックを常時行っている。これは自動改札などに用いられている読取装置と同じ原理で動作をしているものとする。ユーザAがRFIDデバイス111を識別情報読取部204にかざすと、識別情報読取部204はRFID111の中に記録されているユーザAを識別する情報(ユーザID)を読み取る。読み取られたユーザIDは利用可否判断部205において、この端末装置を利用可能なユーザであるかの判別を利用者情報保持部206に保持してある利用者情報(ユーザID)と比較しチェックを行う。また、ユーザIDが正しいものであるかの認証も認証部216において行う。なお、利用者情報保持部206および認証部216は端末装置内に必ずしもある必要はなく、ネットワーク経由で別の場所に格納されている利用者情報を参照してもよく、別の場所で認証を行ってもよい。ユーザIDの認証の方法は公開暗号カギ方式や、共通暗号カギ方式など様々な方式が考案されており、そのいずれを用いてもかまわない。また、本実施の形態ではユーザIDだけでの認証について述べているが、ユーザIDだけでなく、ユーザAが属するグループのIDで認証を行ってもかまわない。その場合はRFID111からはユーザIDだけでなくグループID等の情報を取得できるようにしておく必要がある。
利用可否判断部205における判断の結果、現在のユーザAが利用可能なユーザの場合、情報送出部210において、図4に示すようにユーザID401、端末情報保持部209に保持してある端末装置のID402、端末装置の状態(利用可能な機能に関する情報)403、呼出モード404(通常、マナーモード(音ではなく振動で呼び出す)、呼出禁止など)を利用者状態情報としてネットワークIF211を通じて利用者情報提供装置103に登録を行う。ネットワークIF211は、携帯電話の場合は無線ユニットであったり、IP電話の場合はEthernet(登録商標)ユニットであったり、通常の電話ではPSTNユニットであったりするが、具体的にどのような形態/方式であってもかまわない。
図3は本実施の形態における利用者情報提供装置103の内部構成を示している。利用者情報提供装置103は、どの利用者がどの端末装置のどの機能が利用可能であるかを示す利用者状態情報を管理する利用者状態管理部301と、利用者状態情報を蓄積する利用者DB部302と、利用者状態管理部301に対して利用可能機器の情報を問い合わせる応答部303と、利用者情報提供装置103をネットワーク106に繋げるネットワークIF304と、利用者状態情報を基に端末装置で現在利用可能な機能に適した形にメッセージを変換するメディア変換部305と、利用者からの伝言を保持する伝言保持部306と、利用者からの問い合わせに対して利用可能な端末装置を特定する情報を送信するメッセージ送出部307と、端末装置からの利用者状態情報を受け取る利用者状態受信部308とを備えている。
以上のように構成された利用者情報提供装置103の動作について説明する。まず、ネットワークIF304を通じて、まず利用者状態受信部308が端末装置からの利用者状態情報を受け取り、次に利用者状態管理部301に登録を依頼し、利用者状態管理部301は、利用者DB部302に利用者情報として図4に示すような利用者状態情報を登録する。このようにして、ユーザAは自分の携帯端末装置101が使えない状態であっても、電話機110経由で現在、電話機110が利用可能であることを簡単に利用者情報提供装置103に登録することができる。登録されたデータは図5に示すようにデータベース化され、利用者DB部302に保存される。また、ユーザAがその場を離れる場合は、同様にユーザAはRFIDデバイス111を識別情報読取部204にかざし、操作部212に対して登録解除の操作を行うことで、電話機110は該当のユーザAが電話機110から離れたことを利用者情報提供装置103に登録することができる。
次に、前述のユーザAに対して連絡をとりたい別のユーザBが端末装置102から連絡を取る場合の手順について説明する。ユーザBは、ユーザIDを現在の電話番号のように指定して発信する。基地局1042を経由し、端末装置102は、利用者情報提供装置103の応答部303に対してユーザIDをキーに問い合わせる。応答部303は利用者状態管理部301に対して該当するユーザIDをキーに利用可能機器の情報を問い合わせる。利用者状態管理部301は利用者DB部302を検索し、現在の利用可能機器の情報を取得し、応答部303に返信する。端末装置102は応答部303から利用可能機器1のID502を取得し、現在繋ぐべき端末装置が何かを知ることができる。図5においては複数の利用可能機器の情報を示しているが、この端末装置数はゼロから有限個であってもかまわない。この場合、現在ユーザが利用可能な端末装置は電話機110でそれに対するIDを取得できるため、端末装置102は電話機110に対して電話をかけることが可能となる。またこのとき、呼出モード503も合わせて取得できるので、相手の端末装置の環境に合った呼出モードで端末装置を呼び出すことができ、電話機110は、ユーザIDおよび呼出モードを指定されて呼び出される。電話機110が呼び出された時に、指定された呼出モードで呼び出されたことを周囲に通知する。ユーザAは登録時と同じようにRFIDデバイス111を電話機110にかざし、ユーザIDを読み込ませて認証を行うことで、自分宛ての電話だけを取ることが可能となる。これも前述の利用可否判断部205において、指定されたユーザIDと読み込んだユーザIDを比較することで利用の可否を判断し実現することができる。
また、電話機110は誰宛にかかってきているのかを表示部213に表示する。このとき、IDの表示だけでは分かりづらいため、利用者情報提供装置103において、名前も管理し、それ問い合わせを行い、もしくは呼出時にIDと共に名前情報も送り表示させてもよい。このようにして、ユーザAは自分の携帯端末装置101が利用不可能な状態においても、その場で利用可能な電話機110を一時的に自分の端末装置のように扱うことができるため、可能なかぎりのコミュニケーションを取ることが可能となる。
また、この電話機110に対して複数のユーザがIDを登録してもなんら問題はない。これは受信時にIDの認証を行うためである。また、この実施の形態では単純な音声通話で説明を行ったが、電子メールやTV電話などほかのコミュニケーション手段でも同様にして対応することができることはいうまでもない。
また、現在のユーザの利用可能な端末装置の利用可能な機能を知ることができるため、例えば現状文字ベースのコミュニケーションしか取れない場合、音声を途中で文字に変換して電子メールとしてメッセージを送ることも、メディア変換部305を用いることで実現が可能である。この場合は、いったん音声を伝言メモとして伝言保持部306に保存し、それを電子メールに変換しメッセージ送出部307を通じて電子メールとして送付する。このメディア変換部307は音声→文字変換だけではなく、様々なメディア間の相互の変換を行ってもかまわない。つまり電子メールで連絡をとりたい場合にこの利用者情報提供装置103経由で電子メールを送り、音声メッセージに変換して音声としてメッセージを送ってもかまわない。
また、ユーザBは端末装置102を用いてユーザAに連絡を取る場合、あらかじめ利用者情報提供装置103に対してユーザの状態を問い合わせることも可能である。つまりあらかじめユーザの使える機能が分かっている場合は、ユーザBの判断でそれに合わせたアクセスに切り替えることが可能である。例えば前述のように音声通話ができないとあらかじめ分かったのであれば、最初から電子メールで用件を伝えるというような具合で対応をすることが可能である。
このように、本実施の形態1によれば、ユーザがある状況で利用できない端末装置を持っていた場合でも、利用可能な代替の端末装置を利用者情報提供装置に登録し、その代替端末装置を通じてコミュニケーションを取ることができ、また、自動的に最寄りの端末装置を代替端末装置として利用者情報提供装置に登録することにより、常に移動をしていても身近な端末装置を通じてコミュニケーションを取ることができる。またユーザが、要求される能力を持たない端末装置を保持している場合でも、そのユーザの身近にある、能力のある別の端末装置に対して転送を行うことで、状況に応じて最適な環境でコミュニケーションを取ることができる。
なお、本実施の形態1において利用者を特定する識別情報を持つデバイスとして非接触のRFIDデバイス111を用いて説明を行っているが、非接触または接触型のICカードや磁気カード、USBなどに接続するストレージメディアなどメディアについてはなんら制限を設けるものではない。またメディアによらず、操作部212から利用者自身がユーザID、パスワードなど個人を特定できる情報を入力、認証を行ってもかまわない。
また、本実施の形態1では、情報送出部210は、識別情報読取部204で利用者の識別情報が読み取れた場合に、利用者状態情報を利用者情報提供装置103に送出しているが、識別情報読取部204で一定期間、利用者の識別情報が読み取れた場合に送出するようにしてもよい。また、識別情報読取部204で利用者の識別情報が読み取れなくなった場合に、または一定期間、利用者の識別情報を読み取れなくなった場合に、利用不可の利用者状態情報を利用者情報提供装置103に送出するようにしてもよい。
(実施の形態2)
次に、本発明の第2の実施の形態について図7を用いて説明する。本実施の形態2が実施の形態1と異なるのは、端末装置が自動的にIDの登録、解除を行うことができることであり、基本的な構成および動作は実施の形態1と同じであり、重複した説明は省略する。図7において、ユーザAが所持するRFIDデバイス704は、機器からの電波を受け取りそれに対して反応するパッシブ型と、自らが電波を発するアクティブ型がある。本実施の形態2においては後者のアクティブ型を用いるものとする。ユーザAは、RFIDデバイス704を図10に示すように様々な形態で所持をしている。常時身に着けていることが苦にならないために、指輪型や腕時計型などの普段身につけているものにRFIDデバイスを組み込むことが望ましい。図7においては非接触ICカードを所持している様子を図示している。図10に示すように、このRFIDデバイスからの情報を読み取る識別情報読取部204は、普段操作を行うPCであればキーボードやマウス、に配置されることが望ましい。また、PDAなどでは、RFIDデバイスからの情報を読み取る識別情報読取部204は、持ったときに指輪型RFIDデバイスが一番近くに来るように本体の背面に配置されることが望ましい。さらに、PDAなどにおいては、RFIDデバイスからの情報を読み取る識別情報読取部204は、持ったときに腕時計型RFIDデバイスが一番近くに来るように本体の前面に配置されることが望ましい場合もある。このように、RFIDデバイスの構造の違いによりRFIDデバイスからの情報を読み取る識別情報読取部204の電子機器への配置場所を変更することによりユーザIDなどの情報の読み取りを効果的に行わせることができる。
RFIDデバイス704は常時もしくは間欠的に信号を発している。ユーザAが移動し、RFIDデバイス704からの信号が届く範囲に入った端末装置701において、識別情報読取部204はRFIDデバイス704からの信号を受信すると、データのやり取りを開始する。RFIDデバイス704からユーザIDを取得し、IDの正当性のチェック、利用可否のチェック、利用者情報提供装置103への登録を実施の形態1と同様に行う。端末装置701はRFIDデバイス704からの信号が受信できなくなった場合、利用者情報提供装置103に対して、ユーザAが利用可能でなくなったことを登録する。ユーザAは移動を続け、端末装置702がRFIDデバイス704からの信号が受けられる範囲に入った場合、端末装置702は端末装置701と同様の処理を行う。このとき端末装置701と端末装置702の両方にRFIDデバイス704からの信号を受け取ることができる場合は、利用者情報提供装置103で管理されている図5に示す管理テーブルのように、複数の機器が同時に使える状態であると登録される。また移動速度が速い場合は、利用者情報提供装置103に登録をしてもすぐに状況が変わってしまうため、一定期間RFIDデバイス704から信号が受けられる範囲にユーザが滞留している場合にのみ利用者情報提供装置103に対して情報を登録することが現実的である。
複数の端末装置で利用可能な場合の優先度の判断にはRFIDデバイス704の端末装置までの距離を用いることが考えられる。この距離はRFIDデバイス704からの信号強度を比較することで把握することが可能である。この場合、利用者情報提供装置103に登録する情報は、図4に示すように距離405という情報を付加して送る必要がある。この情報は距離情報505、509、513として管理される。このようにして移動していく先で利用可能な端末装置の情報を随時利用者情報提供装置103に登録し、これらの複数の利用可能機器の距離情報を比較することで、ユーザAは常に一番近い端末装置において連絡を受け取ることが可能となる。
このように、本実施の形態2によれば、端末装置が自動的にIDの登録、解除を行うことができるので、移動していく先々で利用可能な端末装置の情報を随時利用者情報提供装置103に登録し、これらの複数の利用可能機器の距離情報を比較することで、ユーザは常に一番近い端末装置において連絡を受け取ることが可能となる。
なお、本実施の形態2におけるRFIDデバイス704はアクティブ型であると説明したが、アクティブ型は電波を発信するため、実施の形態1にあるように電波を使えない病院などでは利用できない。そこで端末装置に備えている制御情報受信部207と制御情報判断部208と同等の機能をRFIDデバイスに持たせることが望ましい。またRFIDデバイスは現在どちらのモード(アクティブ、パッシブ)で動いているかをユーザに提示できることが望ましい。
(実施の形態3)
次に、本発明の第3の実施の形態として、同時に複数の機器が利用できる状態にある場合の例について説明をする。通常オフィスなどで機器を利用する場合、携帯電話の他にPCやPDAなども合わせて利用している。つまり同時にネットワークにつながっている機器が複数あることになる。この場合、実施の形態2で説明したように、複数の機器が利用可能であると利用者情報提供装置103に登録されることになる。実施の形態2においては、一番近い端末装置にアクセスをする例を説明したが、本実施の形態3では、より実際の利用シーンに適した例について説明する。
利用可能な端末装置の認識およびユーザIDと端末装置IDの組み合せの登録については前述の実施の形態1および2と同じ処理を行うものとする。本実施の形態3ではそれに加え、利用状態、つまり近くにあるだけでなく、いまどの端末装置を実際に使っているかという利用状況を端末装置の状態情報として登録することを特徴とする。つまり距離的にほぼ誤差範囲にあるような端末装置においてもいちどきに利用するのは通常一台である。そこで、実際に利用している端末装置に対してコミュニケーションを取ることが可能になる。しかしながら、現在利用している機器が携帯端末装置であり、音声通話、文字コミュニケーションしかできない場合、TV電話で連絡を取ろうとした場合は、映像を用いたコミュニケーションを行うことはできない。利用者情報提供装置103には利用可能な機能についても利用可能機能504、508、512として登録されている。例えば同時に利用可能な端末装置が音声通話しかできない携帯電話と、TV電話電話の機能があるPCの場合は、そのPCを使うことが望ましい。このため、メディア変換を行う。さらには、メディア変換の別の態様としては、現在利用可能な機能に適した形にメッセージを変換するために、現在利用している端末装置の利用状況に基づき、音声通話用の端末装置、文字コミュニケーション用の端末装置、或いは映像を用いたコミュニケーションを行う端末装置の間で相互にメディアを変換することもできる。
呼出のシーケンスは、まず、一番近い端末装置(携帯電話)に対して該当する端末装置(PC)でTV電話を受け取ることを促す通知メッセージ、例えば「ID***のPC宛てにTV電話のメッセージが来ています」というメッセージをメッセージ送出部307から出力する。これは距離513が0.3mと一番近い端末装置であるが音声通話しかできない携帯電話であるためである。次にTV電話機能が現在利用可能である利用可能機器2のID506を用いて、利用可能機器2であるPCをTV電話で呼び出す。このようにしてユーザはまず携帯電話のメッセージでTV電話での連絡がきていることを知り、次に該当するPCでのTV電話においてコミュニケーションを取ることが可能となる。つまり利用者情報提供装置103では、同時に使える機器およびそれらにおいて利用可能な機能を管理することにより、その時最適な機器の選択およびメッセージの送信を行うことが可能となる。
この場合、メッセージの作成および送出の機能を利用者情報提供装置103が行ってもよいし、利用者情報提供装置103が、発信元の端末装置にメッセージの送信先および本来の目的であるTV電話での接続先を通知し、発信元において通知メッセージの送付などの処理全てを処理させてもよい。
このように、本実施の形態3によれば、近くにある端末装置だけでなく、いまどの端末装置を実際に使っているかという利用状況を端末装置の状態情報として登録するようにしたので、現在実際に利用している端末装置ではコミュニケーションを取ることができない場合でも、利用者情報提供装置が同時に使える機器およびそれらにおいて利用可能な機能を管理しているので、その時に最適な機器をユーザに提示することができ、ユーザはその代替の機器を用いてコミュニケーションを取ることが可能となる。
(実施の形態4)
次に、本発明の第4の実施の形態における利用者情報提供装置103の機能を個々人が保有した場合の例について図8、図9等を用いて説明する。すでに前述の実施の形態で説明したとおり、本発明を用いるとユーザAがいまどこの端末装置で何をしているかということが、利用者情報提供装置103において全てトレースができてしまう。そこで、この個人の行動情報の管理を個々人が保有する利用者情報提供装置103と同等の機能をもつ個人状態管理サーバ805において管理することで、第三者である利用者情報提供装置103に記録を残さず、前述の実施の形態と同等のサービスを実現できるようにしたものである。
この場合は、ユーザAの情報としてRFIDデバイス811には個人を特定するための利用者ID901とそのユーザAの利用者状態情報を管理する個人状態管理サーバ805を特定するのに必要な個人状態管理サーバID902を保持している。この個人状態管理サーバID902は、IPv6などに代表されるネットワーク上で一意にそのサーバを特定できるID(IPアドレス)である。
前述の実施の形態では、端末装置はRFIDデバイスからの電波を検出もしくはRFIDデバイスを読み取った場合、利用者情報提供装置803に対して接続して利用者状態情報の登録を行ったが、この場合は個人状態管理サーバID902を参照し、そのIDに示されている個人状態管理サーバにアクセスを行う。以後の処理は認証、情報の登録と前述の利用者情報提供装置803に対する処理と同等の処理を行う。
次にユーザAに対して連絡を取りたい別のユーザBが端末装置802から連絡を取る場合の手順について説明する。ユーザBはまず、ユーザAの利用者IDを用いて利用者情報提供装置803に対して問い合わせを行う。この場合の利用者情報提供装置803は利用者状態管理部301に代わり利用者状態管理部8031を保持している。これは利用者の状態情報ではなく、利用者が個々に保有している個人状態管理サーバ805へアクセスするのに必要な個人状態管理サーバIDを管理するものである。利用者情報提供装置803はユーザBの利用する端末装置802に対して問い合わせの結果として利用者状態管理サーバIDを返す。端末装置802はこのサーバIDを基にユーザAが保有する個人状態管理サーバ805にアクセスを行う。以後は前述の実施の形態同様に、ユーザAがいま利用可能な機器を把握しアクセスを行うことが可能となる。
このように、本実施の形態4によれば、個人の行動情報の管理を個々人が保有する、利用者情報提供装置と同等の機能をもつ個人状態管理サーバ805において管理するので、個人の利用状態情報を自分が管理できる範囲で管理を行い、なおかつセキュリティを保持しながら確実にアクセスを可能とすることができる。
なお、上記各実施の形態では、ユーザIDを端末装置に送信する手段として電波を発するRFIDデバイスで説明を行っているが、替わりに赤外線などの光で信号を発したり、ブルートゥースのような近接無線通信方式を用いたり、無線LANなどの通信方式を用いたりしてもかまわない。つまり具体的な通信方式に対して何ら制限を設けるものではない。
以上のように、本発明は、ユーザがある環境で利用できない端末装置を持っていた場合でも、利用可能な代替の端末装置を利用者情報提供装置に登録し、その代替端末装置を通じてコミュニケーションを取ることができ、また、自動的に最寄りの端末装置を代替端末装置として利用者情報提供装置に登録することにより、常に移動をしていても身近な端末装置を通じてコミュニケーションを取ることができ、また要求される能力を持たない端末装置を保持している場合でも、身近な能力のある端末装置に対して転送を行うことでその状況で一番よい環境でコミュニケーションを取ることが可能となるという効果を有し、状況に応じて何時でも何処でも誰とでもコミュニケーションを取ることが可能なネットワークに繋がれた端末装置と利用者情報提供装置およびそのシステム等への適用に有用である。
本発明における利用者情報提供システムの全体構成を示す模式図 本発明の実施の形態1における端末装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における利用者情報提供装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における端末装置からの利用者状態情報例を示す模式図 本発明の実施の形態1における利用者に関する管理テーブル例を示す模式図 本発明の実施の形態1における端末装置の呼出モード例を示す模式図 本発明の実施の形態2、3における動作を説明する模式図 本発明の実施の形態4におけるシステムの全体構成を示す模式図 本発明の実施の形態4におけるRFIDデバイスに保持される個人情報例を示す模式図 本発明の各実施の形態におけるRFIDの実施例を示す模式図
符号の説明
100 特定エリア
101 携帯端末装置A
102 携帯端末装置B
103 利用者情報提供装置
1041 基地局
1042 基地局
106 ネットワーク
108 制御信号発信部
109 PC(端末装置)
110 電話機(端末装置)
111 RFIDデバイス
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 識別情報読取部
205 利用可否判断部
206 利用者情報保持部
207 制御情報受信部
208 制御情報判断部
209 端末情報保持部
210 情報送出部
211 ネットワークIF
212 操作部
213 表示部
214 音声出力部
215 音声入力部
216 認証部
301 利用者状態管理部
302 利用者DB部
303 応答部
304 ネットワークIF
305 メディア変換部
306 伝言保持部
307 メッセージ送出部
308 利用者状態受信部
401 利用者IDデータ
402 機器IDデータ
403 利用可能機能データ
404 呼出モードデータ
405 距離データ
501 利用者ID
502 利用可能機器1のID
503 利用可能機器1の呼出モード
504 利用可能機器1の利用可能機能
505 利用可能機器1の距離
506 利用可能機器2のID
507 利用可能機器2の呼出モード
508 利用可能機器2の利用可能機能
509 利用可能機器2の距離
510 利用可能機器nのID
511 利用可能機器nの呼出モード
512 利用可能機器nの利用可能機能
513 利用可能機器nの距離
601 呼出モード1の説明 通常呼出
602 呼出モード2の説明 マナーモード呼出
603 呼出モード3の説明 呼出不可
701 電話機1
702 電話機2
703 電話機3
704 RFIDデバイス
801 携帯端末装置A
802 携帯端末装置B
803 利用者情報提供装置
8031 利用者状態管理部
8032 利用者DB部
804 基地局
805 個人状態管理サーバ群
806 ネットワーク
808 制御信号発信部
809 PC
810 電話機
811 RFIDデバイス
901 利用者IDデータ
902 個人情報サーバIDデータ

Claims (48)

  1. 利用者識別情報が書き込まれたRFIDデバイスから前記利用者識別情報を読み取る識別情報読取手段と、端末装置の識別情報を保持する端末情報保持手段と、前記利用者識別情報と前記端末装置の識別情報とを含む利用者状態情報をネットワークを通じて利用者情報提供装置に登録する情報送出手段とを備えたことを特徴とする端末装置。
  2. 前記利用者識別情報は、ユーザが保有する携帯端末装置の電話番号、機器固有ID或いはIPアドレスのうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  3. 前記利用者識別情報は、利用者情報提供装置に登録されたユーザの固有の識別コードであることを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  4. 前記利用者状態情報は、利用者がどの機器を利用可能であるかを示す情報であることを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  5. 前記利用者状態情報は、利用者がどの機能を利用可能であるかを示す情報であることを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  6. 前記利用者状態情報は、利用者を呼び出すときの呼出モードを示す情報であることを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  7. 前記呼出しモードは、通常呼出し、マナーモード呼出し、呼出禁止のいずれか1つであることを特徴とする請求項6記載の端末装置。
  8. 前記端末情報保持手段が、現在の端末装置で利用可能な機能に関する状態情報を保持し、前記状態情報を前記利用者状態情報に含めて前記利用者情報提供装置に登録することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  9. 端末装置を利用可能な利用者の情報を保持する利用者情報保持手段と、アクセスした利用者が前記端末装置の利用可能者であるかを判断する利用可否判断手段とを備えたことを特徴とする請求項1または請求項8記載の端末装置。
  10. 前記利用可否判断手段が、外部に保存されている利用可能者情報をネットワーク経由で検索を行い、アクセスした利用者が利用可能者であるかを判断することを特徴とする請求項9記載の端末装置。
  11. 前記利用可否判断手段が、前記端末装置が呼出を受けたときに利用可能者の認証を行い、正しい利用可能者の場合に利用可能にすることを特徴とする請求項3または請求項10記載の端末装置。
  12. 前記呼出を受けたときに、利用可能者のIDを表示することを特徴とする請求項11の端末装置。
  13. 前記呼出を受けたときに、利用可能者のIDから名前を検索して表示することを特徴とする請求項12記載の端末装置。
  14. 外部からの制御情報を受信する制御情報受信手段と、前記制御情報から現在利用可能な機能を判断し、その利用可能な機能を前記端末情報保持手段に登録する制御情報判断手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の端末装置。
  15. アクセスした利用者の識別情報が正当なものか否かの認証を行う認証手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の端末装置。
  16. 前記識別情報読取手段が、RFIDデバイスまでの距離を計測し、その情報も合わせて前記利用者情報提供装置に登録することを特徴とする請求項1乃至請求項15のいずれかに記載の端末装置。
  17. 前記識別情報読取手段が、非接触型ICカードまたはパッシブ型RFIDに対応していることを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれかに記載の端末装置。
  18. 前記識別情報読取手段が、接触型ICカードに対応していることを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれかに記載の端末装置。
  19. 前記識別情報読取手段が、アクティブ型RFIDに対応していることを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれかに記載の端末装置。
  20. 前記識別情報読取手段が、接続型デバイスに対応していることを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれかに記載の端末装置。
  21. 前記識別情報読取手段が、光通信に対応していることを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれかに記載の端末装置。
  22. 前記識別情報読取手段が、赤外線通信に対応していることを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれかに記載の端末装置。
  23. 前記識別情報読取手段が、無線通信に対応していることを特徴とする請求項1乃至請求項16のいずれかに記載の端末装置。
  24. 前記情報送出手段が、前記識別情報読取手段で利用者の識別情報が読み取れた場合に、前記利用者状態情報を前記利用者情報提供装置に送出することを特徴とする請求項1乃至請求項23のいずれかに記載の端末装置。
  25. 前記情報送出手段が、前記識別情報読取手段で一定期間、利用者の識別情報が読み取れた場合に、前記利用者状態情報を前記利用者情報提供装置に送出することを特徴とする請求項1乃至請求項23のいずれかに記載の端末装置。
  26. 前記情報送出手段が、前記識別情報読取手段で利用者の識別情報が読み取れなくなった場合に、利用不可の利用者状態情報を利用者情報提供装置に送出することを特徴とする請求項1乃至請求項25のいずれかに記載の端末装置。
  27. 前記情報送出手段が、前記識別情報読取手段で一定期間、利用者の識別情報を読み取れなくなった場合に、利用不可の利用者状態情報を送出することを特徴とする請求項1乃至請求項25のいずれかに記載の端末装置。
  28. 前記識別情報読取手段が、キーボードの中に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項27のいずれかに記載の端末装置。
  29. 前記識別情報読取手段が、マウスの中に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項27のいずれかに記載の端末装置。
  30. 前記識別情報読取手段が、端末装置の背面に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項27のいずれかに記載の端末装置。
  31. 前記識別情報読取手段が、端末装置の前面に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項27のいずれかに記載の端末装置。
  32. 前記端末装置は制御手段を有し、前記制御手段が、通信回線を通して接続された利用者情報提供装置から提供された端末装置を特定する情報に基づき、指定された呼出モードで相手端末装置を呼び出すことを特徴とする請求項1乃至請求項31のいずれかに記載の端末装置。
  33. 前記制御手段は、前記利用者情報提供装置からの端末装置を特定する情報により利用者が保持する端末装置で最寄りのものが機能的に不足している場合、機能的に満足する端末装置の情報と、最寄りの端末装置の情報を入手して最寄りの端末装置に対して、該当する機能的に満足する端末装置に呼出がかかっていることを通知するメッセージを送出し、合わせて該当する機能的に満足する端末装置に呼出をかけることを特徴とする請求項32記載の端末装置。
  34. 利用者がどの機器が利用可能であるか、どの機能が利用可能であるかを示す利用者状態情報を管理する利用者状態情報管理手段と、前記利用者状態情報を蓄積する利用者状態情報蓄積手段と、利用者からの問い合わせに対して利用可能な機器を特定する情報を送信するメッセージ送出手段とを備えたことを特徴とする利用者情報提供装置。
  35. 前記メッセージ送出手段が、現在利用者が複数の端末装置を利用可能である場合、一番近い端末装置に関する情報を送信することを特徴とする請求項34記載の利用者情報提供装置。
  36. 前記利用者状態情報を基に端末装置で現在利用可能な機能に適した形にメッセージを変換するメディア変換手段を備えたことを特徴とする請求項34または請求項35に記載の利用者情報提供装置。
  37. 前記メディア変換手段は、現在利用可能な機能に適した形にメッセージを変換するために、現在利用している端末装置の利用状況に基づき、音声通話用の端末装置、文字コミュニケーション用の端末装置、或いは映像を用いたコミュニケーションを行う端末装置の間で相互にメディアを変換することを特徴とする請求項36記載の利用者情報提供装置。
  38. 利用者が利用可能な端末装置を管理する場合、前記管理の対象となる機器の数が1以上であることを特徴とする請求項34乃至請求項36のいずれかに記載の利用者情報提供装置。
  39. 前記メッセージ送出部が、利用者が保持する端末装置で最寄りのものが機能的に不足している場合、機能的に満足する端末装置に対して呼び出しを行うように発信元に端末装置情報を提供し、合わせて最寄りの端末装置に該当する機能的に満足する端末装置に呼出がかかっていることを通知することを特徴とする請求項34乃至請求項38のいずれかに記載の利用者情報提供装置。
  40. 利用者の識別情報を読み取る識別情報読取手段と、端末装置の識別情報を保持する端末情報保持手段と、前記利用者の識別情報と前記端末装置の識別情報とを含む利用者状態情報をネットワークを通じて利用者情報提供装置に登録する情報送出手段とを有する端末装置と、
    前記端末装置から受信した利用者状態情報を管理する利用者状態情報管理手段と、前記利用者状態情報を蓄積する利用者状態情報蓄積手段と、利用者からの問い合わせに対して利用可能な端末装置を特定する情報を送信するメッセージ送出手段とを有する利用者情報提供装置とを備えたことを特徴とする利用者情報提供システム。
  41. 前記端末装置が、前記利用者情報提供装置から提供された情報に基づき、指定された呼出モードで相手端末装置を呼び出すことを特徴とする請求項40記載の利用者情報提供システム。
  42. 前記端末装置が、前記利用者情報提供装置からの情報により利用者が保持する端末装置で最寄りのものが機能的に不足している場合、機能的に満足する端末装置の情報と、最寄りの端末装置の情報を入手して最寄りの端末装置に対して、該当する機能的に満足する端末装置に呼出がかかっていることを通知するメッセージを送出し、合わせて該当する機能的に満足する端末装置に呼出をかけることを特徴とする請求項40または請求項41記載の利用者情報提供システム。
  43. 利用者状態情報を管理する利用者状態情報管理手段および前記利用者状態情報を蓄積する利用者状態情報蓄積手段を備えた個人状態管理サーバと、前記個人状態管理サーバに関する識別情報を管理する利用者状態管理手段を備えた利用者情報提供装置とを備え、前記利用者情報提供装置は、利用者からの問い合わせに対して前記個人状態管理サーバの識別情報を送信することにより、利用者状態情報の管理および提供を前記個人状態管理サーバが行うことを特徴とする利用者情報提供システム。
  44. 前記RFIDデバイスは、腕時計型の構成を有することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  45. 前記RFIDデバイスは、指輪型の構成を有することを特徴とする請求項1記載の端末装置。
  46. 端末装置がパーソナルコンピュータである場合は、前記識別情報読取手段は、キーボードやマウスに配置されることを特徴とする請求項37または38記載の端末装置。
  47. 端末装置が携帯端末装置である場合は、前記識別情報読取手段は、携帯端末装置の前面に配置されることを特徴とする請求項44記載の端末装置。
  48. 端末装置が携帯端末装置である場合は、前記識別情報読取手段は、携帯端末装置の裏面に配置されることを特徴とする請求項45記載の端末装置。
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