JP2005310876A - ノイズ遮蔽ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】DVDレコーダー等のディジタル処理回路を備えた電気機器において、前面に金属板等の配慮が無い構成で、その前面からの輻射成分を抑えるための遮蔽板の装着。
【解決手段】金属製底シャーシーと金属製天板及び金属製側板でディジタル処理回路部を囲む構成の電気機器に対して、各々の底シャーシー、天板及び側板と電気的な導通を取れる仕様の遮蔽板。金属遮蔽板5は機器に対して着脱可能なので、全世界対応の構成をもつディジタル機器に対して、その仕向け地のEMC法規制要求レベルに応じて、装着対応/未対応の選択が可能であるという利点がある。
【選択図】図1
【解決手段】金属製底シャーシーと金属製天板及び金属製側板でディジタル処理回路部を囲む構成の電気機器に対して、各々の底シャーシー、天板及び側板と電気的な導通を取れる仕様の遮蔽板。金属遮蔽板5は機器に対して着脱可能なので、全世界対応の構成をもつディジタル機器に対して、その仕向け地のEMC法規制要求レベルに応じて、装着対応/未対応の選択が可能であるという利点がある。
【選択図】図1
Description
本発明は、ディジタルノイズ源を持つAV機器で輻射対策に使用する遮蔽ユニットに関するものである。
近年ディジタル記録・再生装置であるDVDの普及に伴い、従来のVHSビデオやハードディスクドライブといった記録メディアの異なる装置との複合商品が急速に市場に出回り始めている。このようなディジタル機器は画質劣化、データの経年変化等に対しては大変有利であるが、一方、ディジタルノイズの輻射は多く、その対策に掛かる費用、時間の商品開発に関わるウェイトはかなり大きい。
ディジタル機器のシャーシー、天板、後面板は、金属製のものが増え輻射に対しては有利となっているが、前面だけは、容易なデザインの加工、値段で依然 樹脂で覆われているのが現状である。輻射の対策として、この樹脂で覆われている前面からのディジタルノイズの漏れを抑えるのが大変困難である。
特公平7−79451号公報
特開2001−210072号公報
解決しようとする問題点は、構成上、前面にプリント基板、樹脂成型パネルがあり、金属板で遮蔽するのが構成的に困難で、開発当初フレーム等に遮蔽金属板の配慮が無い場合に対する点である。
本発明は、前面樹脂成型品やプリント基板とディジタルノイズ源の間に輻射成分を遮蔽する着脱可能な金属遮蔽板を取り付けることを可能にしたノイズ遮蔽ユニットを提供することを目的とする。
本発明は、前面樹脂成型品やプリント基板とディジタルノイズ源の間に輻射成分を遮蔽する着脱可能な金属遮蔽板を取り付けることを可能にした構成を最も主要な特徴とする。
本発明の金属遮蔽板は着脱可能なので全世界対応の構成をもつディジタル機器に対して、その仕向け地のEMC法規制要求レベルに応じて、装着対応/未対応の選択が可能であるという利点がある。
また、DVDトレイの駆動部において、開口部があっても開口部の周りを遮蔽板を通して電気的にループを構成するので、輻射成分を減衰させる効果がある。
本発明の請求項1に記載の発明は、電気回路の不要輻射を防止するノイズ遮蔽ユニットであって、機器の外郭を成し導電材料より構成された筐体と、筐体内部に配された電気回路と、前記筐体の前面内部に配置されかつ導電材料より構成された遮蔽部材とを備え、前記遮蔽部材は前記筐体と電気的に接続され、かつ筐体に対して着脱が可能なことを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、筐体と遮蔽部材との間に導電材料より構成されたガスケットを配置したものである。
請求項3に記載の発明は、ガスケットは、弾性変形可能なことを特徴としたものである。
請求項4に記載の発明は、遮蔽部材を筐体に装着する際、前記遮蔽部材と前記筐体との間にガスケットを配置し、前記ガスケットを弾性変形させるものである。
これにより、開発当初、前面からの輻射に対して、金属遮蔽板の配慮が全くなされていないシャーシーと中仕切り金属板に取り付ける輻射成分遮蔽ユニットを図1に示す。図では、遮蔽ユニットを取り付けた後に、前面プリント基板ユニットが固定されている樹脂製前面成型ユニットを装着する構成が示されている。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態におけるノイズ遮蔽ユニットを備えた構成を示す分解斜視図である。本実施の形態では、VHS(日本ビクター株式会社の登録商標)方式のVTR部と、DVD(デジタル多用途ディスク)やハードディスクドライブなどのデジタル記録再生部とを、一つの筐体内に配置した融合機に用いて有効なものである。なお、実施する機器はこのような融合機に限定されるものではなく、様々な機器に利用して有効である。
図1は本発明の実施の形態におけるノイズ遮蔽ユニットを備えた構成を示す分解斜視図である。本実施の形態では、VHS(日本ビクター株式会社の登録商標)方式のVTR部と、DVD(デジタル多用途ディスク)やハードディスクドライブなどのデジタル記録再生部とを、一つの筐体内に配置した融合機に用いて有効なものである。なお、実施する機器はこのような融合機に限定されるものではなく、様々な機器に利用して有効である。
図1において、1は本装置の上部に配された金属製の天板で、前述の融合機において上部の外郭を覆っているものである。2は本装置の下部に配された金属製の底シャーシーで、融合機において下部の外郭を覆っているものである。3は本装置の背面部分に配された金属製の後面板で、融合機において背面部の外郭を覆っているものである。4はVHSビデオ部13等のアナログ回路とDVDレコーダー部等のディジタル処理回路を分離する金属製の中仕切り板である。天板1、底シャーシー2と後面板3及び中仕切り板4とで「筐体」を構成し、かつ各々ビスで固定され、電気的に導通する構成になっている。
5は本発明にて提案する着脱可能な遮蔽部材である輻射成分遮蔽ユニットで、金属製である。遮蔽ユニット5には、その下部に曲げ部5a及び5cと、その上部に曲げ部5bをそれぞれ有し、天板1などの筐体に対して装着する時に、電気的接続が施される。また、遮蔽ユニット5には開口部100を有し、DVDドライブユニット9におけるメディアトレイの挿抜の弊害にならないようにしている。また、前面プリント基板ユニット7のコネクタを配置する際に、配置の弊害にならないように凹部5dが設けられている。
6は前面入力端子等のある前面プリント基板ユニットA、7はVHSビデオ部13やDVDレコーダー部9の動作状況を表示する表示部等のある前面プリント基板ユニットB、8は前面プリント基板ユニットA6及びB7を内側に固定した後で、本体側へ接続する構造になっている樹脂製前面成型ユニットである。a,b,c,d,e,f,g,hはコネクタの凹部と凸部であり、樹脂製前面成型ユニット8を本体に接続するとき、各々aとb、dとc、eとf、hとgが対になって接続される構造になっている。9はDVDレコーダーのドライブメカニズムユニットで、少なくともDVDディスクなどの記録媒体を着脱可能なように、トレイやスロットイン構造となっている。10はVHSビデオのメカ部で、アナログ信号を磁気テープなどの記録媒体に対して記録再生が可能なように、回転ヘッドシリンダや各種ポストから構成される。11はDVDレコーダー9側の信号切り替えや電源回路等のあるDVD側プリント基板ユニット、12はVHSビデオ部13側の信号処理・切り替え回路等のあるVHS側プリント基板ユニットである。
本発明の輻射成分遮蔽ユニット5は、図に示されるように前面に対して金属の輻射遮蔽板の配慮が無く、しかも前面プリント基板や前面樹脂成型品が着く構成において、底シャーシー、天板、前面プリント基板及び前面成型品の金型変更無しで輻射の漏れを抑える遮蔽板の取り付けを実現することが可能である。
以上のように構成された本実施の形態のノイズ遮蔽ユニットについて、以下その詳細構造と組立構造について説明する。
図1において、前面プリント基板A6、B7が裏側にビスで固定された前面樹脂成型ユニット8を本体側に装着する前に、遮蔽板5をディジタル側である右側DVDドライブユニット9の前面に取り付ける。この時、中仕切り板12、底シャーシ2、天板1及び,ディジタル側プリント基板ユニット11に対して,各々rとm、iとp、kとl、jとq、oとn、tとv、sとuで電気的に導通(グランド接触)が取れる構造になっている。
ここで、底シャーシー2はlの部分にガスケット20(スポンジの周りに導電布を貼っているEMC対策部品)が予め貼られており、遮蔽板5を装着したときに遮蔽板のkの部分がガスケット20に当たり、底シャーシー2のlの部分と電気的導通が取れる構造になっている(DVD側プリント基板ユニットはlの部分で切り欠きまたはスリット対応が施してある)。
ガスケット20は、導電性を有するとともに弾性も有しており、遮蔽ユニット5を筐体に装着した時に、弾性変形して潰れる構造にしてもよい。そうすることで、弾性力によるさらなる確実な導電構造を形成できるとともに、遮蔽ユニット5と筐体との間に生じるガタを無くすこともできる。また、遮蔽ユニット5と筐体との間に多少の位置ズレがあったとしても、ガスケット20が上下左右戦後方向に弾性変形するため、遮蔽ユニット5と筐体との間の電気的接続は維持される。
遮蔽板5のi及びjの部分にもガスケット20またはバネが予め装着されており、天板1を底シャーシ2に装着しAとy、Bとz、Cとw、Dとxをビスで固定すると、iとp、jとqとが電気的導通が取れる構造になっている。また、遮蔽板5は中仕切り板に対して、rの部分でmと接触するようになっており(ビス固定可)、底シャーシー2に対してもoとnで接触(電気的導通)する構造になっている。
図2は、DVD側の横断面を表しており,前面遮蔽板をt及びsの部分でビス21で固定するとディジタル側プリント基板ユニット11のグランドパターン11aと底シャーシー2とも導電性ビス21を通して電気的導通を取ることも可能である。この時、片面パターン対応のプリント基板の場合、グランド金具を予めディジタル側プリント基板ユニット11のグランドパターン11aに対して半田固定しておく必要がある。この電気的導通は、ディジタル側プリント基板ユニット11上に電源回路がある場合、特に有効である。
以上のように本実施の形態によれば、金属遮蔽板5は機器に対して着脱可能なので、全世界対応の構成をもつディジタル機器に対して、その仕向け地のEMC法規制要求レベルに応じて、装着対応/未対応の選択が可能であるという利点がある。つまり、融合機を世界各地に輸出する場合、その国におけるEMC法規制要求レベルに対応させた上で、製品を輸出する必要がある。例えば、デジタル不要輻射対策の基準についても国によって異なる。これに対応するために本実施の形態では、金属遮蔽板5を機器に対して容易に着脱自在にすることにより、国毎に金属遮蔽板5を装着したり、離脱したりすることができる。
また、DVDトレイの駆動部において、開口部があっても開口部の周りを遮蔽板を通して電気的にループを構成するので、輻射成分を減衰させる効果がある。
本発明の輻射成分遮蔽板の構成は、ディジタル回路とアナログ回路が混在する電気製品で、金属の筺体で覆われていない個所に対して、開発途中からでも、金型やデザイン変更無しで、後付けで遮蔽板を取付けることが可能であり,特に全世界対応の製品に対して、各々の仕向け地のEMC法規制の要求レベルに応じて、遮蔽板の取り付けの有無を選択できる。
1 天板
2 底板
3 後面板
4 中仕切り板
5 金属遮蔽板
2 底板
3 後面板
4 中仕切り板
5 金属遮蔽板
Claims (4)
- 電気回路の不要輻射を防止するノイズ遮蔽ユニットであって、機器の外郭を成し導電材料より構成された筐体と、筐体内部に配された電気回路と、前記筐体の前面内部に配置されかつ導電材料より構成された遮蔽部材とを備え、前記遮蔽部材は前記筐体と電気的に接続され、かつ筐体に対して着脱が可能なことを特徴とするノイズ遮蔽ユニット。
- 筐体と遮蔽部材との間に導電材料より構成されたガスケットを配置したことを特徴とする請求項1記載のノイズ遮蔽ユニット。
- ガスケットは、弾性変形可能なことを特徴とする請求項2記載のノイズ遮蔽ユニット。
- 遮蔽部材を筐体に装着する際、前記遮蔽部材と前記筐体との間にガスケットを配置し、前記ガスケットを弾性変形させることを特徴とする請求項3記載のノイズ遮蔽ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004122594A JP2005310876A (ja) | 2004-04-19 | 2004-04-19 | ノイズ遮蔽ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004122594A JP2005310876A (ja) | 2004-04-19 | 2004-04-19 | ノイズ遮蔽ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005310876A true JP2005310876A (ja) | 2005-11-04 |
Family
ID=35439320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004122594A Pending JP2005310876A (ja) | 2004-04-19 | 2004-04-19 | ノイズ遮蔽ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005310876A (ja) |
-
2004
- 2004-04-19 JP JP2004122594A patent/JP2005310876A/ja active Pending
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