JP2005309883A - 本人認証介システム - Google Patents
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Abstract
【課題】
グループで特定のサービスを受ける場合、全員がカード等を持たなくともそのサービスを受けることができるようにする。
【解決手段】
利用者が、ICカードまたはそれと同等か類似の機能を持つ記憶媒体(以下、ICカードと記述する)を利用して、利用料金の決済を行う自動改札機において、ICカードを所有する利用者(以下、親と記述する)とICカードを所有しない利用者(以下、子と記述する)から構成されるグループ利用客(以下親子グループと記述する)が、自動改札機で決済を行うときに、単一のICカードを使用して、親子グループ全員の利用料金決済を行うことで、親子グループが、簡便に利用料金の決済を行う自動改札機。
【選択図】 図1
グループで特定のサービスを受ける場合、全員がカード等を持たなくともそのサービスを受けることができるようにする。
【解決手段】
利用者が、ICカードまたはそれと同等か類似の機能を持つ記憶媒体(以下、ICカードと記述する)を利用して、利用料金の決済を行う自動改札機において、ICカードを所有する利用者(以下、親と記述する)とICカードを所有しない利用者(以下、子と記述する)から構成されるグループ利用客(以下親子グループと記述する)が、自動改札機で決済を行うときに、単一のICカードを使用して、親子グループ全員の利用料金決済を行うことで、親子グループが、簡便に利用料金の決済を行う自動改札機。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ICカードの利用者の認証を行う技術に関する。その中でも特に、利用料金を徴収する自動改札機に関する。
従来、本人認証を行う場合(例えば自動改札機では)、各利用者が自動改札機を通過する際に、例えば特開2002−140744の自動改札機のように、利用料金の決済手段を備えたICカードを利用して、親本人の利用料金のみの決済を行う方法がある。または、親子グループの利用料金を単一のICカードにて一括で決済するために、例えば、特許文献1の自動改札機のように、自動改札機において利用客人数をタッチパネルで入力する方法がある。
親子グループが前記自動改札機を通過する際に、親はICカードを所持しない利用者が、入場券を券売機で購入する等、ICカードを所持しない利用者自身の利用料金の決済が完了するのを待たなければならないため、親は、入場券を券売機で購入する等に発生する時間を省略して自動改札機の通過を素早く行えるという特徴を活かすことができない。
上記問題を解決するための本発明の特徴は、ICカードは生体認証情報等の格納領域と、子の利用料金決済を親の利用料金決済と別途行うためのクレジット機能を備え、自動改札機は、ICカードに記録されている情報の読み取り、書き込みを行うICカードリーダ/ライタ、生体認証情報を読み取る生体認証情報リーダ、前記生体認証情報リーダを介して読み取った生体認証情報を記録しておく記憶手段、制御手段を備え、ICカードリーダ/ライタを介して、ICカードから読み取った生体認証情報と、生体認証情報リーダを介して読み取った生体認証情報とを比較し、それらの生体認証情報が一致することを前記制御手段が判断することで、親が持つICカードで子の利用料金決済も行える構成としたことである。
入口に設置する自動改札機では、自動改札機の制御部は、ICカードリーダ/ライタを介してICカードの利用を検知すると、ICカードに記録されている生体認証情報と決済に利用する情報等をICカードから読み取り、記憶手段に記録する。制御部が、生体認証情報リーダを介して自動改札機に入力される生体認証情報を読み取ると、ICカードから読み取った生体認証情報と生体認証情報リーダを介して読み取ったその生体認証情報とを比較し、一致すればその利用者の自動改札機通過を許可する。
次に、出口に設置する自動改札機では、自動改札機の制御部が、ICカードリーダ/ライタを介してICカードの利用を検知すると、ICカードに記録している、決済に利用する情報等と、ICカードに記録している生体認証情報を読み取り、記憶手段に記録し、親の利用料金決済を行う。制御部が、生体認証情報リーダを介して自動改札機に入力される生体認証情報を読み取ると、その生体認証情報リーダを介して読み取った生体認証情報とICカードから読み取った生体認証情報とを比較する。その比較の結果、一致する生体認証情報が記憶手段に存在すれば、制御部はICカードリーダ/ライタから読み出した決済に利用する情報等から、子の決済を行い、その子の自動改札機通過を許可する。
そこで、本発明では、購入希望者(もしくはその代行者など)が製品購入もしくは製品特定するための入力項目を明確にすることを特徴とする。より具体的には、階層化され、製品の属する分野別に登録された仕様明確化DBを用いて、製品等を特定するための入力項目を提示することである。なお、入力項目には、製品の有する仕様(機能)が含まれる。
上記の構成により、本発明では、グループで入退場する場合でも容易に本人確認が可能になる。
以下、図面を用いて、本発明の自動改札機を鉄道システムの自動改札機として、また、生体認証情報として指紋情報を利用する場合の実施例を説明する。図1は本発明のブロック図である。本実施例での本発明のシステム構成は、自動改札機101、ICカード乗車券111、指紋登録システム121、金融機関口座を利用した決済を行う際にその口座を管理する外部決済システム131、各自働改札機101と外部決済システム131を接続する外部接続システム151等から構成する。
自動改札機101は、ICカード乗車券111の情報を読み書きするためのICカードリーダ/ライタ102、利用者の指紋情報を読み取る指紋リーダ103、自動改札機101への利用者の入退場等を検知する利用者検知器104、自動改札機101が発する警告等を利用者または駅員等に通知する状態通知器105、自動改札機101から突出したり、警告を発したり等して、自動改札機101が入退場を許可しない利用者等の通過を阻止する通行阻止手段106、親のクレジット決済を利用して子の乗車料金決済を行うため、外部接続システム151等とデータの送受信を行うための通信手段107、ICカード乗車券111から読み取った指紋情報等や指紋リーダ103を介して読み取った指紋情報を一時的に記録する利用者情報記憶手段108、自動改札機101全体を制御する制御手段109から構成する。
ICカード乗車券111は乗車券アプリケーション141を搭載する。乗車券アプリケーション141の構成と詳細な説明は、図2を用いて後述する。
指紋登録システム121は、ICカード乗車券111の情報を読み書きするためのICカードリーダ/ライタ122、利用者の指紋情報を読み取る指紋リーダ123、システムの操作と情報の入力等を行う入力手段124、ICカードリーダ/ライタ122と指紋リーダ123と入力手段124から入力した情報等や、指紋登録システムが行った処理結果等を、システム操作者に伝える出力手段125、ICカードリーダ/ライタ122、指紋リーダ123、入力手段124等から入力された情報を記録する登録情報記憶手段126、指紋登録システム121全体を制御する制御手段127から構成する。指紋登録システム121は、各駅に少なくとも1箇所、または各主要駅に少なくとも1箇所設置され、駅員等オペレータによって操作されるシステムである。
外部接続システム151は、子の乗車料金決済を行うための親のクレジット決済要求を各自働改札機101から受信し、その要求に基づき、外部決済システム131にその決済処理要求を送信する。また、その決済処理結果を外部決済システム131より受信し、各自働改札機101に返信する。外部接続システム151は、各駅に少なくとも1箇所、または各主要駅に少なくとも1箇所設置されるシステムである。
外部決済システム131は、金融機関等によって管理・運用されている、金融機関口座を管理するシステムである。
図2は、ICカード乗車券111の乗車券アプリケーション141に記録されるデータテーブルである。本実施例では、乗車券アプリケーション141に記録されるデータは、乗車券テーブル201と同行者テーブル202の2つのテーブルに分けて記録するものとする。乗車券テーブル201には、1件のレコードを格納しており、そのレコードを構成する要素は、カード番号142、残高データ143、乗車駅データ144、子決済情報147とする。カード番号142には、そのICカード乗車券を一意に決定する番号を数値データとして記録する。残高データ143には、ICカード乗車券111を所有する利用者の支払可能乗車料金を数値データとして記録する。乗車駅データ144は、利用者が乗車する駅を一意に識別し、駅ごとに重複が無いように設定された番号等を数値データとして記録する。降車駅で自動改札機101の制御手段109が乗車駅データ144をチェックすることにより、そのICカード乗車券111を所有する利用者が、どの駅から乗車したのかを判断することが可能となる。子決済情報147には、子の乗車料金決済を行うために必要となる金融機関決済情報を、文字列データとして記録する。ここで挙げる金融機関決済情報とは、例えばクレジット決済を行うためのクレジットカード番号や、口座引き落としのための金融機関コード、口座番号等である。
同行者テーブル202には、複数のレコードを格納しており、レコードを構成する要素は、子名前データ145、指紋データ146、料金区分データ148とする。子名前データ145は、子の名前を文字列として格納しており、指紋登録システム121等で、オペレータや利用者等が、ICカード乗車券111に登録している指紋データ146が、どの子のものであるのかを判別するために使用される。指紋データ146には、指紋登録システム121で読み取る子の指紋データを記録する。本実施例では、指紋データ146は指紋の特徴点(指紋の特徴を表す部分)を8箇所抽出し、その8個の特徴点で表現するものとする。料金区分データ148には、指紋登録システム121で選択する、大人料金、小人料金、学生料金といった子の料金区分をデータとして記録する。本実施例では、料金区分は大人料金、小人料金の二種類のみで、大人料金を1、小人料金を2とし、数値として表現するものとする。
図3は、本実施例の全体の流れを示すフロー図である。乗車を行う前に予め、親は同行者として認める子を伴い、指紋登録システム121設置場所に行き、ICカード乗車券111に子の指紋情報の登録を行う。ICカード乗車券111への子の情報登録は、必ずしも乗車を行うたびに行う必要はなく、一度登録を行えば、未登録の子を同行させない限り変更する必要なく使用することが可能である。駅構内進入時には、親はICカード乗車券111を利用して自動改札機101を通過して駅構内に進入し、子はICカード乗車券111に登録した指紋データ146に該当する自分の指紋を、指紋リーダ103を介して自動改札機101に読み取らせて自動改札機101を通過する。目的地でも同様に、親はICカード乗車券111を利用して、自動改札機101を通過して駅構内から退出し、子はICカード乗車券111に登録した指紋データ146に該当する自分の指紋を、指紋リーダ103を介して自動改札機101に読み取らせ、自動改札機101を通過する。子の情報は、自動改札機101を通過して構内にいるとき以外であれば、指紋登録システム121を利用して変更や削除を行うことも可能である。本フロー図における各プロセスである、子の指紋登録301の説明は図4を、自動改札機を利用して構内に進入302の説明は図6を、自動改札機を利用して構内から退出303の説明は図7を、子の情報編集304の説明は図11を使用して後述する。
図4は、図3の子の指紋登録301を説明するフロー図である。子の指紋情報を、ICカード乗車券111に登録するには、指紋登録システム121を使用する。オペレータは、指紋登録システム121を起動する(401)。オペレータは指紋リーダ123を介して子の指紋データを、入力手段124を介して子の料金区分データ148、子名前データ145等を入力する(402)。その後指紋登録システム121は、ICカードリーダ/ライタ122を介して、ICカード乗車券111に、子名前データ145、指紋デ−タ146、料金区分データ148等を書き込む(403)。以上で一人分の子の情報登録は完了するが、もし他にICカードに子の情報を登録すべき子がいるのであれば(404)、上記処理を子の人数分繰り返す。ICカード乗車券111への必要な人数分の子の情報登録を完了すると、オペレータは指紋登録システム121を終了する(405)。指紋登録システム121での入力操作方法、画面表示の詳細等については、図5を使用して後述する。
図5は、指紋登録システム121の出力手段125で表示される、指紋登録システム121の画面遷移図の一例である。指紋登録システム121は、起動時には初期画面として指紋登録システム画面501が表示される。指紋登録システム画面501には、新規指紋データ登録ボタン502と、既存指紋データ変更ボタン503と、終了ボタン504が配置されている。新規指紋データ登録ボタン502が押下されると、指紋登録システム画面501は、新規指紋データ登録画面511に移行する。既存指紋データ変更ボタン503が押下されると、指紋登録システム画面501は、既存指紋データ変更画面521に移行する。終了ボタン504が押下されると、指紋登録システム121はシステムを終了する。
新規指紋データ登録画面511には、指紋読取ボタン512と、指紋書込ボタン514と、メニューに戻るボタン515と、ICカード乗車券111の、乗車券アプリケーション141の料金区分データ148に書き込むデータを選択するための、料金区分ボックス513と、ICカード乗車券111の、乗車券アプリケーション141の子名前データ145に書き込むデータを入力するための、名前ボックス517と、指紋登録システム121が、指紋リーダ123を介して読み取る指紋データを表示するための、指紋データ表示ウィンドウ516が配置されている。指紋読取ボタン512が押下されると、新規指紋データ登録画面511は、指紋データ読込画面531に移行する。指紋書込ボタン514が押下されると、新規指紋データ登録画面511は、登録実行画面541に移行する。メニューに戻るボタン515が押下されると、新規指紋データ登録画面511は、指紋登録システム画面501に移行する。
既存指紋データ変更画面521には、更新ボタン522と、削除ボタン523と、メニューに戻るボタン524と、指紋登録システム121が指紋リーダ123を介して読み取る、複数の指紋データ146のレコード番号を表示するレコード番号ボックス525と、そのレコード番号を減少させる前ボタン526と、そのレコード番号を増加させる後ボタン527と、指紋登録システム121が、指紋リーダ123を介して読み取る指紋データ146に対応する料金区分データ148を表示する料金区分ボックス528と、指紋登録システム121が指紋リーダ123を介して読み取る指紋データ146を表示するための指紋データ表示ウィンドウ529が配置されている。更新ボタン522が押下されると、既存指紋データ変更画面521は、更新実行画面571に移行する。削除ボタン523が押下されると、既存指紋データ変更画面521は、削除実行画面581に移行する。メニューに戻るボタン524が押下されると、既存指紋データ変更画面521は、指紋登録システム画面501に移行する。
指紋データ読込画面531には、中止ボタン532が配置されている。中止ボタン532が押下されると、指紋データ読込画面531は、新規指紋データ登録画面511に移行する。指紋登録システム121の指紋リーダ123を介して、指紋データが読み込まれ始めると、指紋データ読込画面531は、読込中画面551に移行する。
登録実行画面541には、続行ボタン542と中止ボタン543が配置されている。続行ボタン542が押下されると、登録実行画面541は、登録完了画面561に移行する。中止ボタン543が押下されると、登録実行画面541は、新規指紋データ登録画面511に移行する。
読込中画面551は、指紋登録システム121が指紋リーダ123を介して、指紋データの読み取りを完了すると、新規指紋データ登録画面511に移行する。
登録完了画面561には、OKボタン562が配置されている。OKボタン562が押下されると、登録完了画面561は、新規指紋データ登録画面511に移行する。
更新実行画面571には、続行ボタン572と中止ボタン573が配置されている。続行ボタン572が押下されると、更新実行画面571は、更新完了画面591に移行する。中止ボタン573が押下されると、更新実行画面571は、既存指紋データ変更画面521に移行する。
削除実行画面581には、続行ボタン582と中止ボタン583が配置されている。続行ボタン582が押下されると、削除実行画面581は削除完了画面5A1に移行する。中止ボタン583が押下されると、更新実行画面581は、既存指紋データ変更画面521に移行する。
更新完了画面591には、OKボタン592が配置されている。OKボタン592が押下されると、更新完了画面591は、既存指紋データ変更画面521に移行する。
削除完了画面5A1には、OKボタン5A2が配置されている。OKボタン5A2が押下されると、更新完了画面591は、既存指紋データ変更画面521に移行する。
図6は、図3の自動改札機を利用して構内に進入302を説明するフロー図である。本実施例では、親は指紋データを利用して乗車する子より前に、自動改札機101を通過する場合を例とする。自働改札機101は一定時間ごとにICカードリーダ/ライタ102または指紋リーダ103を介して情報の入力があるかどうかをチェックし(602)、利用者からの情報入力があるまで待ちつづける(601)。利用者が自動改札機101を通過して駅構内に進入する際、自動改札機101は、利用者がICカードリーダ/ライタ102を介してICカード乗車券111の情報を自働改札機101に入力するか(603)、指紋リーダ103を介して指紋データを自働改札機101に入力するか(604)をチェックする。利用者がICカードリーダ/ライタ102を介してICカード乗車券111の情報を自働改札機101に入力して自働改札機101を通過する場合、自動改札機101は、ICカードリーダ/ライタ102を介して、子の指紋データ115をICカード乗車券111の乗車券アプリケーション141から読み取り、利用者情報記憶手段108に保存する(605)。自働改札機101は、親の初乗乗車料金をICカード乗車券111のICカードアプリケーション141が持つ残高データ143から差し引き、乗車駅データに乗車駅の情報を書き込む(606)。その後、自動改札機101は利用者の通過を許可する(607)。利用者が指紋リーダ103を介して指紋データを自働改札機101に入力して自働改札機101を通過する場合、自動改札機101は指紋リーダ103を介して利用者の指紋データを取得し、利用者情報記憶手段108に保存されている指紋データと比較を行う(608)。この指紋データの比較の結果(609)、一致する指紋データが利用者情報記憶手段108に存在する場合、自動改札機101は利用者の自働改札機101通過を許可し、一致した指紋データを利用者情報記憶手段108から削除する(610)。一致する指紋データが利用者情報記憶手段108に存在しない場合、自働改札機101は利用者の自働改札機101通過を許可しない(611)。
なお、親よりも前に子が自働改札機101を通過して、駅構内に進入しようとしたり、子のみが駅構内に進入しようとしたりする場合、子の通過時には、自働改札機101の利用者情報記憶手段108に、その子の指紋データが記録されていないため、自働改札機101はその子の通過を許可しない。
図7は、図3の自動改札機を利用して構内から退出303を説明するフロー図である。本実施例では、ICカード乗車券111を所有する利用者は、同行する指紋データを利用して乗車する利用者より前に、自動改札機101を通過する場合を例とする。自働改札機101は一定時間ごとにICカードリーダ/ライタ102または指紋リーダ103を介して情報の入力があるかどうかをチェックし(702)、利用者からの情報入力があるまで待ちつづける(701)。利用者が自動改札機101を通過して構内から退出する際、自動改札機101は、利用者がICカードリーダ/ライタ102を介してICカード乗車券111の情報を自働改札機101に入力するか(703)、指紋リーダ103を介して指紋データを自働改札機101に入力するか(704)をチェックする。利用者がICカードリーダ/ライタ102を介してICカード乗車券111の情報を自働改札機101に入力して自働改札機101を通過する場合、自動改札機101は、ICカードリーダ/ライタ102を介して、ICカード乗車券111のICカードアプリケーション141から、カード番号142、乗車駅データ144、子決済情報147、指紋データ146、料金区分データ148を読出し、利用者情報記憶手段108に保存する(705)。自働改札機101は親の乗車料金が、初乗乗車料金で支払った額を上回っているかどうかをチェックし(706)、親の乗車料金が、初乗乗車料金で支払った額を超えている場合、自働改札機101は、ICカード乗車券111のICカードアプリケーション141が持つ残高データ143から乗車料金の不足分を差し引いた後(707)、自働改札機は利用客の自働改札機通過を許可する(708)。親の乗車料金が、初乗乗車料金以下の場合、自働改札機は利用客の自働改札機通過を許可する(708)。
利用者が指紋リーダ103を介して指紋データを自働改札機101に入力して自働改札機101を通過する場合、自動改札機101は指紋リーダ103を介して利用者の指紋データを取得し、利用者情報記憶手段108に保存されている指紋データと比較を行う(709)。この指紋データの比較の結果(710)、一致する指紋データが利用者情報記憶手段108に存在する場合、自動改札機101は子の乗車料金の決済を行う(711)。子の乗車料金決済711の詳細は、図8を使用して後述する。子の乗車料金決済の結果、利用者情報記憶手段108に指紋データを持たないカード番号142が存在するかどうかをチェックし(712)、利用者情報記憶手段108に指紋データを持たないカード番号142が存在する場合、そのカード番号142、そのカード番号142に対応する乗車駅データ144、子決済情報147を利用者情報記憶手段108から削除する(713)。一致する指紋データが利用者情報記憶手段108に存在する場合、自動改札機101は利用者の自働改札機101通過を許可しない(714)。
なお、親よりも前に子が自働改札機101を通過して、駅構内から退出しようとする場合、子の通過時には、自働改札機101の利用者情報記憶手段108に、その子の指紋データが記録されていないため、自働改札機101はその子の通過を許可しない。さらに、駅構内への進入は正常に行ったものの、子が故意に親とは異なる駅で自働改札機101を通過して駅構内から退出しようとする場合も、自働改札機101の利用者情報記憶手段108に、その子の指紋データが記録されていないため、自働改札機101はその子の通過を許可せず、その子は駅員に正規の利用料金を支払なければ退出できない。この場合、子がどの駅から乗車したのかを確認する方法は、子からの申請情報を基に、その乗車駅の自働改札機101に残された指紋データを検出して確認する方法が可能である。また、子が過失または事故等により親と異なる駅で自働改札機を通過して駅構内から退出しようとする場合も同様に、その子の指紋データが記録されていないため、自働改札機101はその子の通過を許可されない。この場合、親が持つICカード乗車券101の乗車券アプリケーション141に格納された指紋データ146と、子自身の指紋情報を基に、両者の位置確認が可能となり、子が迷子であったりした場合には、その子を親のいる場所に誘導することが容易となる。
図8は、図7の子の乗車料金決済処理711を説明するフロー図である。自働改札機101は、利用者の自働改札機通過を許可する(801)。自働改札機101は指紋リーダ103を介して取得した指紋データと、ICカード乗車券111のICカードアプリケーション141が持つ指紋データの比較の結果、合致した指紋データと、その指紋データに対応する料金区分データ148から子の乗車料金総計を計算し(802)、子決済情報147を基に、自働改札機101はその請求を行う情報通信手段107を介して外部接続システム151経由で外部決済システム131に送信する(803)。その後、合致した指紋データを利用者情報記憶手段108から削除する(804)。
図9は、親子グループ(本例では、うち子は2人)が、自動改札機101を通過して構内に進入する際の、指紋データの扱いを説明する図である。本実施例では、構内に進入する際には、親の進入は、子の前とする場合を例とする(901)。親が自動改札機101を通過して構内に進入する際に、自働改札機101は、ICカード乗車券111のICカードアプリケーション141が持つ指紋データ146を読み取り、利用者情報記憶手段108に保存する。そして親の初乗乗車料金の決済を行い、ICカード乗車券111のICカードアプリケーション141が持つ乗車駅データ144に乗車駅情報を書き込んだ後、親の自働改札機101通過を許可する(902)。子は自動改札機101を通過して構内に進入する際に、指紋リーダ103を介して、指紋データを自動改札機101に読み取らせる。自動改札機101の制御手段109は、指紋リーダ103を介して読み取った指紋データを、利用者情報記憶手段108に保存している指紋データと比較し、合致する指紋データが存在すれば、合致した指紋データを利用客情報記憶手段108から削除し、その子の自働改札機101通過を許可する(903)。この処理を人数分(本実施例では2人分)繰り返し、子全員の自働改札機101通過を完了する(904)。
図10は、親子グループ(本例では、うち子は2人)が、自動改札機101を通過して構内から退出する際の、指紋データの扱いを説明する図である。本実施例では、構内から退出する際には、親の進入は、子の前とする場合を例とする(1001)。親が自動改札機101を通過して構内から退出する際に、自働改札機101は、ICカードリーダ/ライタ102を介して、ICカード乗車券111のICカードアプリケーション141が持つカード番号142、乗車駅データ143、子決済情報147、指紋データ146、料金区分データ148を、自動改札機101の利用者情報記憶手段108に保存し、親の乗車料金の決済を行う(1002)。子は自動改札機101を通過して、構内から退出する際に、指紋リーダ103を介して、指紋データを自動改札機101に読み取らせる。自動改札機101の制御手段109は、読み取った指紋データと、利用者情報記憶手段108に記録している指紋データを比較する。比較の結果、合致する指紋データが存在する場合のみ、利用者情報記憶手段108に記録している、合致する指紋データを削除して、子の自動改札機101の通過を許可する(1003)。この処理を人数分(本実施例では2人分)繰り返し、子全員の自働改札機101通過を完了する(1004)。
図11は、図3の子の情報編集304を説明するフロー図である。ICカード乗車券111に登録済みの、子の料金区分データ148を編集するには、指紋登録システム121を使用する。オペレータは、指紋登録システム121を起動する(1101)。指紋登録システム121の起動後、オペレータは既存の指紋データに関する情報の編集を行うのか、削除を行うのかを選択する(1102)。編集を行う場合、オペレータは入力手段124を介して、指紋登録システム121で変更する子の情報を選択し(1103)、その変更する子の新しい料金区分データを選択する(1104)。指紋登録システム121はICカードリーダ/ライタ122を介して、ICカード乗車券111に搭載された乗車券アプリケーション141の同行者テーブル202から選択された指紋データ146が格納されているレコードの料金区分データ148を変更されたデータに更新する(1105)。削除を行う場合、オペレータは入力手段124を介して、指紋登録システム121で削除する子の指紋データを選択し(1106)、選択した子の情報の削除を実行する(1107)。指紋登録システム121はICカードリーダ/ライタ122を介して、ICカード乗車券111に搭載された乗車券アプリケーション141の同行者テーブル202から選択された指紋データ146が格納されているレコードを削除する(1108)。更新または削除処理は複数人数分行うのであれば上記処理を繰り返し実行し(1109)、必要な子の人数分の更新または削除が完了すれば、オペレータは指紋登録システム121を終了する(1110)
本実施例では、指紋データを使用して自動改札機101を通過する利用者の指紋データを記録するため、各自動改札機101が利用者情報記憶手段108を所有しているが、各自動改札機101が利用者情報記憶手段108を所有する代わりに各自動改札機が共通に使用できる1つの記憶手段を所有することで、親と、その親に同行する子が異なる自動改札機101を通過して構内に進入する、または駅構内から退出する運用も可能となり、利用者の利便性を向上することが可能である。
本実施例では、指紋データを使用して自動改札機101を通過する利用者の指紋データを記録するため、各自動改札機101が利用者情報記憶手段108を所有しているが、各自動改札機101が利用者情報記憶手段108を所有する代わりに各自動改札機が共通に使用できる1つの記憶手段を所有することで、親と、その親に同行する子が異なる自動改札機101を通過して構内に進入する、または駅構内から退出する運用も可能となり、利用者の利便性を向上することが可能である。
本実施例では、料金区分が大人料金、小人料金と区別されていることを前提としているが、年齢による料金区分の以外に、性別・職種等それ以外の要素に対応するデータを、ICカード乗車券111の乗車券アプリケーション141の料金区分データ148に、それぞれ設定することで、年齢、性別等の条件によって徴収する料金の区別するサービスを提供することが可能となる。
本実施例では、鉄道システムで使用する場合を想定して説明しているが、その用途に限定するものではなく、それ以外の乗物用の自働改札機での使用も可能である。また、遊園地、動物園、水族館等の施設への入場料金支払システム等としても、例えば年間フリーパス所有者を親、その同行者を子とすることで使用可能である。
本実施例では、利用料金徴収のための自働改札機で使用する場合を想定して説明しているが、その用途に限定するものではなく、会社敷地、部外者立入禁止地域等の入退出者管理等、利用料金徴収を行わずに入退出や通行規制等の管理を行うためのシステムとしても、例えば会社員等その敷地内の入退出許可証所有者を親とし、その敷地内に一時的に進入する訪問者等を子とすることで使用可能であり、この使用用途では、社員は訪問者全員に入館証を配布しなくてもよくなる。
本実施例では、ICカード乗車券111への指紋データ146の登録は、ICカード乗車券111を使用して自動改札機101を通過する以前に、指紋登録システム121設置場所で予め行うとしているが、自動改札機101等にICカード乗車券111への指紋データ146登録機能を持たせることで、指紋登録システム設置場所に行くことなしに、ICカード乗車券111に指紋データ146を登録することも可能である。
本実施例では、ICカード乗車券111に記録した子の情報の編集は、駅構内に進入する前、および駅構内から退出した場合のみと限定しているが、それ以外のときであっても、子の同行状況を示す情報の一貫性が守られるのであれば、子の情報の編集を行うことが可能である。
本実施例では、乗車券テーブル201のレコードには、カード番号142、残高データ143、乗車駅データ144、子決済情報147を想定しているが、乗車地から降車地に至る経路が何通りか存在し、経路によって利用料金が異なる場合等、経路の情報が必要になるような場合には、経由地データを乗車券テーブル201のレコードに設定することにより、経路を考慮して決済を行うことが可能である。
本実施例では、乗車駅データ144は、駅ごとに重複が無いように設定された数値データとしているが、例えば文字列を使用して駅名を乗車駅データ144として使用するなど、各駅を一意に示すことが可能なデータであれば、数値データ以外のデータを使用することも可能である。
本実施例では、指紋データ146は、指紋の特徴点(指紋の特徴を表す部分)を8箇所抽出し、その8個の特徴点を指紋データ146として使用しているが、例えば特徴点の数を増減することが可能である。また、指紋の画像等を使用して指紋データ146とすることも可能である。
本実施例では、親の利用料金の決済を行うタイミングを、乗車駅で初乗乗車料金分を決済し、降車駅にて超過乗車料金が発生している場合には、その不足分を決済するものとしているが、必ずしも決済タイミングをこの通りに限定するものではなく、例えば乗車駅では決済せずに降車駅で全額分の決済を行ったり、利用料金を固定にし、乗車駅で全額分の決済を行ったり等、その他のタイミングとすることも可能である。または、子の利用料金決済と併せて、クレジット決済で支払うことも可能である。
本実施例では、料金区分データ148は、大人料金を1、小人料金を2と設定する数値データとしているが、例えば文字列を使用して「大人料金」「小人料金」を示すなど、料金区分を示すことが可能なデータであれば、数値データ以外のデータを使用することも可能である。
本実施例では、子名前データ145は、指紋データ146の所有者の名前を文字列データとして使用するとしているが、所有者を特定できる情報であれば、例えば名前以外の情報を使用したり、文字列データ以外のデータを使用したりすることも可能である。
本実施例では、駅IDデータは、駅ごとに重複が無いように設定された数値データとしているが、例えば文字列を使用して駅名を駅IDデータとして使用するなど、各駅を一意に示すことが可能なデータであれば、数値データ以外のデータを使用することも可能である。
本実施例では、親が持つICカード乗車券111と、そのICカード乗車券111が代わって決済を行う子を紐付ける情報として、指紋情報を子の生体認証情報として使用しているが、例えば虹彩情報、静脈情報等、その他の生体認証情報を使用することも可能である。また、親が持つICカード乗車券111と、そのICカード乗車券111が代わって決済を行う子を結びつける情報そのものとして、生体認証情報の代わりに、親が持つICカード乗車券111と紐付けされた、決済機能を持たないICカードやICタグ、ICカードのチップを格納する携帯電話等、他の情報記憶媒体を使用することも可能である。
本実施例では、子決済情報147として、親が持つクレジットカード番号を想定しているが、クレジット決済を行うために、カード有効期限、暗証番号等、その他にクレジット決済を行う際に情報が必要となる場合には、それらの情報を子決済情報147に含めるものとする。
本実施例では、子の乗車料金決済を行うのは、親が持つクレジットカードを使用した決済としているが、例えば、子決済情報に親が持つ金融機関口座情報等を格納し、口座引き落とし等、クレジット決済以外の方法も利用して子の乗車料金決済を行うことも可能である。
本発明で使用するICカード乗車券111は非接触型ICカードを前提としているが、自動改札機101のICカードリーダ/ライタ102を対応させることで、接触型ICカードを使用することも可能である。
本実施例では、指紋登録システム121の操作は、駅員等オペレータが行うことを想定しているが、例えば、子の料金区分データ148に登録するデータが本当に正しいものであるかどうか等、登録情報が正しいものであるかどうかを確認することが可能であるならば、必ずしも駅員等オペレータが行う必要はなく、ICカード乗車券111所有者自身等が行うことも可能である。
本実施例では、指紋登録システム121で行うICカード乗車券111の乗車券アプリケーション141に格納された情報の修正は料金区分データ148のみとしているが、子名前データ145、指紋データ146等、その他のデータに関しても修正を行うことも可能である。
本実施例では、指紋登録システム121で行うICカード乗車券111の乗車券アプリケーション141に格納された削除は、同行者テーブル202に格納された情報のうち、選択した子の情報のみを、レコード単位で削除するとしているが、レコード単位ではなくデータ単位での削除であったり、全情報を対象にした削除であったりしてもよい。
以上、本発明の実施例の一例を、図面を参照しながら記述したが、具体的な構成は本実施例の構成に限られるものではなく、本発明の主旨に反しない範囲での構成変更等があっても、本発明には含まれるものとする。
本発明の実施の形態として、ここで挙げた一実施例以外の方法に、ネットワーク利用方式が考えられる。以下、図12を用いて、本方式の特徴を説明する。この方式では、各駅の各自働改札機101がネットワークで結ばれている(1201)。親子グループが乗車駅で自働改札機101を通過して駅構内に進入する際には、親が最初にICカード乗車券111を使用して進入する。その際、自働改札機101は、ICカードリーダ/ライタ102を介してICカード乗車券111から子の指紋データ146を読み取る(1202)。子の進入時には、子は指紋リーダ103を介して自働改札機101に自身の指紋データを読み取らせ、自働改札機101は読み取った指紋データをICカード乗車券111から読み取った指紋データ146と比較し、一致する場合のみ、子の進入を許可する(1202)。自働改札機101はこのとき、一致した指紋データが登録されていたICカード乗車券111の、カード番号142と同行者テーブル202のレコード番号を、実際に同行する子の情報として記憶しておく(1203)。親子グループが降車駅で自働改札機101を通過して駅構内から退出する際には、親が最初にICカード乗車券111を使用して退出する。その際、自働改札機101はICカード乗車券111から、子の指紋データ146とともに乗車駅データ144を読み取り、その乗車駅データ144を基に、ネットワークを介して乗車駅の自働改札機101が記憶する実際に同行する子の情報を取得することで、親と、その親に同行する子の乗車料金を計算し、ICカード乗車券111の残高データ143から決済する(1204)。子の退出時には、子は指紋リーダ103を介して自働改札機101に自身の指紋データを読み取らせ、自働改札機101は読み取った指紋データを、ICカード乗車券111から読み取った指紋データ146と比較し、一致する場合のみ、子の進入を許可する(1205)。
この方式において、親を伴わない子が、指紋リーダ103を介して自働改札機101に指紋データを読み取らせて駅構内に進入する場合、自働改札機101にその指紋データは記録されたままになる。その子が降車駅で駅構内から退出する際には、指紋リーダ103を介して自働改札機101に指紋データを読み取らせても、自働改札機101には比較対象となる指紋データが存在しないため、エラーとなる。この方式では、本実施例の方式と比較して、子の決済も親の決済と同じタイミングで行えること特徴とする。
また、ネットワーク方式の構成において、各自働改札機101を直接ネットワーク接続するのではなく、サーバを介して接続するサーバ−ネットワーク方式について、以下、図13を用いて、その特徴を説明する。この方式では、各駅の各自働改札機101がサーバを介してネットワークで結ばれている(1301)。親子グループが乗車駅で自働改札機101を通過して駅構内に進入する際には、親が最初にICカード乗車券111を使用して進入する。その際、自働改札機101は、ICカードリーダ/ライタ102を介してICカード乗車券111から子の指紋データ146を読み取る(1302)。子の進入時には、子は指紋リーダ103を介して自働改札機101に自身の指紋データを読み取らせ、自働改札機101は読み取った指紋データをICカード乗車券111から読み取った指紋データ146と比較し、一致する場合のみ、子の進入を許可する。自働改札機101はこのとき、一致した指紋データが登録されていたICカード乗車券111から、例えばカード番号142や同行者テーブル202のレコード番号等、実際に同行する子を一意に決定するための情報を、実際に同行する子の情報としてサーバに転送する(1303)。親子グループが降車駅で自働改札機101を通過して駅構内から退出する際には、親が最初にICカード乗車券111を使用して退出する。その際、自働改札機101はICカード乗車券111から、子の指紋データ146とともにカード番号142を読み取り、そのカード番号142を基に、サーバから実際に同行する子の情報を取得することで、親と、その親に同行する子の乗車料金を計算し、ICカード乗車券111の残高データ143から決済する(1304)。子の退出時には、子は指紋リーダ103を介して自働改札機101に自身の指紋データを読み取らせ、自働改札機101は読み取った指紋データを、ICカード乗車券111から読み取った指紋データ146と比較し、一致する場合のみ、子の退出を許可する。(1305)この方式において、親を伴わない子が、指紋リーダ103を介して自働改札機101に指紋データを読み取らせて駅構内に進入する場合、その指紋データは自働改札機101からサーバに転送される。その子が降車駅で駅構内から退出する際には、指紋リーダ103を介して自働改札機101に指紋データを読み取らせても、自働改札機101には比較対象となる指紋データが存在しないため、エラーとなる。この方式では、本実施例の方式と比較して、子の決済も親の決済と同じタイミングで行えること、親の同行なしで子のみが不正に駅構内に進入する場合等には、サーバに転送される指紋データを基にブラックリストを作成して不正利用者検知することを特徴とする。
さらに、本発明の実施の形態として、子の先進入方式も考えられる。以下、図14を用いて、本方式の特徴を説明する。この方式では、親子グループが乗車駅で自働改札機101を通過して駅構内に進入する際には、子が最初に指紋リーダ103を介して自働改札機101に自身の指紋データを読み取らせ進入する(1401)。子は指紋リーダ103を介して自働改札機101に自身の指紋データを読み取らせ、自働改札機101は、読み取った指紋データを記憶しておき、子の進入を許可する(1402)。子の進入が完了した後、親がICカード乗車券111を使用して進入する。その際、自働改札機101は、ICカードリーダ/ライタ102を介してICカード乗車券111から読み取った指紋データ146を、子から読み取った指紋データと比較し、一致する指紋データを基に、実際に同行する子の情報をICカード乗車券111に書き込む(1403)。親子グループが降車駅で自働改札機101を通過して駅構内から退出する際には、親が最初にICカード乗車券111を使用して退出する。その際、自働改札機101は、実際に同行する子の情報を基に、ICカード乗車券111から実際に同行する子の指紋データ146を読み取り、親と、その親に実際に同行する子の乗車料金を計算し、ICカード乗車券111の残高データ143から決済する(1404)。子の退出時には、子は指紋リーダ103を介して自働改札機101に自身の指紋データを読み取らせ、自働改札機101は読み取った指紋データを、ICカード乗車券111から読み取った指紋データ146と比較し、一致する場合のみ、子の進入を許可する(1405)。
この方式では、本実施例の方式と比較して、子の決済も親の決済と同じタイミングで行えること、先に挙げたネットワーク方式とは異なり、ネットワークを介さないことを特徴とする。
本発明は、本人認証に関わる分野で利用可能である。
101・・・自動改札機、102・・・自動改札機のICカードリーダ/ライタ、103・・・自動改札機の指紋リーダ、104・・・利用者検知器、105・・・状態通知機、106・・・通行阻止手段、107・・・自動改札機の通信手段、108・・・自動改札機の利用者情報記憶手段、109・・・自動改札機の制御手段、111・・・ICカード乗車券、141・・・乗車券アプリケーション、143・・・残高データ、144・・・乗車駅データ、145・・・子名前データ、146・・・指紋データ、147・・・子決済情報、148・・・料金区分データ、121・・・指紋登録システム、122・・・指紋登録システムのICカードリーダ/ライタ、123・・・指紋登録システムの指紋リーダ、124・・・指紋登録システムの入力手段、125・・・指紋登録システムの出力手段、126・・・指紋登録システムの登録情報記憶手段、127・・・指紋登録システムの制御手段、151・・・外部接続システム、131・・・外部決済システム。
Claims (1)
- ICカードから本人認証に利用する情報を読み取り、利用者の本人認証を行う本人認証システムにおいて、
前記ICカードに記録されている情報の読み取りと書き込みを行うICカード情報入出力手段と
本人を識別するための情報の読み取りを行う本人識別情報入力手段と、
システムへの情報入力の結果やシステムの不正通過等を、利用者やシステム運用者等に通知する出力手段、利用者がシステムを通過等することを検知する検知手段と、
前記ICカード情報入出力手段から入力される利用者本人を識別するために使用する情報、および前記本人識別情報入力手段から入力されるIDおよび前記生体情報、本人を識別するための情報を記録する利用者情報記憶手段と、
前記ICカード情報入出力手段を介してICカードを検知した場合、検知された前記ICカードからICカード所有者本人を識別するための情報を読み取り、読み取られた前記情報を基にそのICカード所有者の本人認証を行い、ICカードにICカード所有者以外の本人識別情報がICカード内に登録されている場合には、前記ICカードから情報を読み取り、利用者情報記憶手段に記録する制御手段を有することを特徴とする本人認証システム。
Priority Applications (1)
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JP2004127555A JP2005309883A (ja) | 2004-04-23 | 2004-04-23 | 本人認証介システム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004127555A JP2005309883A (ja) | 2004-04-23 | 2004-04-23 | 本人認証介システム |
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JP (1) | JP2005309883A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016170557A (ja) * | 2015-03-12 | 2016-09-23 | 株式会社東芝 | 自動改札機 |
-
2004
- 2004-04-23 JP JP2004127555A patent/JP2005309883A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016170557A (ja) * | 2015-03-12 | 2016-09-23 | 株式会社東芝 | 自動改札機 |
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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