JP2005309803A - 通信端末装置および通信制御処理のプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 CPU1は、スイッチ部5のカーソルスイッチおよびOKスイッチなどの操作によって入力されるレシート削除の指令に応じて、RAM3のレシートデータベースのレシートデータを削除し、RAM3のレジスタTPAYの累計金額データは保存する。
【選択図】 図1
Description
例えば、商品購入の精算にかかる時間、特にクレジットカード払いにおける精算時間を短縮するための精算システムの提案がある。この提案においては、少なくとも個々の商品を一意に特定する商品識別子を含む商品情報を記録した商品識別手段と、予め顧客に配布された非接触型ICタグおよび顧客が所有する携帯電話を、顧客の一人一人を特定する顧客情報を記録した顧客識別手段として、顧客自らが商品を購入する際に商品情報を携帯電話内の非接触ICタグに記憶し、購入の終了後に顧客情報と記憶した商品情報とを精算機に送信する。(特許文献1)
その他の提案として、例えば、法人等の組織に対する旅費・交通費の一括請求システムがある。この提案においては、交通機関、宿泊施設などの手配を行う旅行会社システムと、交通機関、宿泊施設などを提供する提供機関システムとを含み構成され、予約を行う際に個人を特定するための個人IDは、磁気カード、ICカード、非接触式ICタグ、携帯電話に記憶されている。(特許文献2)
また、その他の提案として、ビル利用者支援装置がある。この提案においては、ビル内で所定サービスを受け取るサービス受益体と、このサービス受益体へ所定サービスを提供するサービス提供体とを有する構成において、サービス受益体を特定する識別情報を出力する識別情報出力手段として、ISM帯域の近距離無線装置、携帯電話帯域の無線装置、PHS帯域の無線装置、無線周波数帯域の非接触ICタグなどを用いている。(特許文献3)
また、その他の提案として、スーパーマーケット等における販売管理システムがある。この提案においては、スーパーマーケット等で買い物をする場合、売り場内で商品を選んだ段階でこれら商品の情報を記憶、表示し、予め購入しようとしている商品の合計金額が簡単に把握でき、またこれらの記憶情報に基づき買い上げる商品の一括精算を行ない、レジでの代金支払手続きによる混雑を解消することを目的としている。このため、予め商品情報が記録された電子タグと、電子タグが付された商品を投入して運搬する買い物カートと、商品の販売情報を管理するサーバと、買い物カートに備えられ、電子タグとサーバとの間で商品情報の送受信を非接触で行うクライアントとを有する構成になっている。(特許文献4)
請求項1の通信端末装置において、請求項3に記載したように、データ削除手段は、操作に応じて提供側のカテゴリが指定されたときは、そのカテゴリに対応するレシートデータを削除するような構成にしてもよい。
請求項1の通信端末装置において、請求項4に記載したように、データ記憶手段は、データ削除手段によって第1のエリアにおける一部のレシートデータおよび第2のエリアにおける累計金額データが削除された後に、操作に応じた累計指令に応じて第1のエリアのレシートデータにおける支払金額を累計して新たな累計金額データとして第2のエリアに記憶するような構成にしてもよい。
請求項1の通信端末装置において、請求項5に記載したように、第1のエリアのレシートデータの中から選択操作(実施形態においては、図9のステップSD11を決定するカーソルスイッチおよびOKスイッチの操作に相当する)に応じて特定のカテゴリの提供側を選択するカテゴリ選択手段(実施形態においては、図1のCPU1の機能に相当する)と、表示操作(実施形態においては、図9のステップSD12を決定する累計スイッチの操作に相当する)に応じて、その選択された提供側に対応するレシートデータにおける支払金額の累計値を所定の表示手段(実施形態においては、図1の表示部12に相当する)に表示する表示制御手段(実施形態においては、図1のCPU1の機能に相当する)とをさらに備えたような構成にしてもよい。
実施形態においては、第1のステップは、図1の非接触IC10のCPUの機能に相当し、第2ないし第4のステップは、図1のCPU1によって実行される処理に相当する。
図1は、各実施形態における携帯電話を適用したシステムの構成を示す図である。図1において、CPU1は、ベースバンド信号処理のDSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)を内蔵したワンチップICで構成されている。CPU1のシステムバスには、ROM2、RAM3、RFブロック4、スイッチ部5、表示ドライバ6、およびGPS部7が接続されている。CPU1は、これら各部との間でコマンドおよびデータの授受を行ってこの携帯電話を制御する。また、CPU1の入出力ポートには、マイク8、スピーカ9が接続されている。
GPS部8は、全地球側位システムであり、衛星からの電波を受信して、携帯電話の現在位置を特定する緯度・経度データを検出してCPU1に入力する。
スピーカ9は、発信時の呼出報知や着信時の着信報知を行うほか、マイク8とともに通話処理における音声の入出力を行う。
図2ないし図6は、第1実施形態におけるCPU1のメインルーチンのフローチャートである。図2において、所定のイニシャライズ(ステップSA1)の後、表示部12に待受画面を表示する(ステップSA2)。次に、オフフックスイッチがオンされたか否かを判別する(ステップSA3)。このスイッチがオンされたときは、番号入力の画面を表示して(ステップSA4)、入力された番号をRAM3にストアし、表示部12に表示する番号入力処理を行う(ステップSA5)。次に、発信スイッチのオン操作に応じて発信処理を行い(ステップSA6)、スピーカ9によって呼出報知を行う(ステップSA7)。そして、回線接続が確立したか否かを判別する(ステップSA8)。回線接続が確立したときは通話処理に遷移し(ステップSA9)、相手先のユーザとの通話が行われる。その後は、オンフックスイッチがオンされたか否かを判別し(ステップSA10)、このスイッチがオンされたときは回線切断などの終話処理を行って(ステップSA11)、ステップSA2に移行して再び待受画面を表示する。
次に、非接触IC10から支払金額を受信したか否かを判別する(ステップSA15)。支払金額を受信したときは、RAM3のレジスタPAYに支払金額をストアする(ステップSA16)。さらに、レジスタTPAYにPAYの支払金額を累算して支払金額の累計値を更新する(ステップSA17)。次に、非接触IC10からレシートデータを受信したか否かを判別する(ステップSA18)。レシートデータを受信したときは、レシートデータストア処理を行ない(ステップSA19)、レシートデータの内容を表示する(ステップSA20)。
ステップSA15において、非接触IC10から支払金額を受信しない場合には、支払不可信号を受信したか否かを判別する(ステップSA21)。この信号を受信したときは、残高不足の警告を表示する(ステップSA22)。
ステップSA20においてレシートデータの内容を表示した後、又は、ステップSA22において残高不足の警告を表示した後は、OKスイッチがオンされたか否かを判別し(ステップSA23)、このスイッチがオンされたときは、非接触IC10の動作を停止し(ステップSA24)、RFブロック4をオンにして(ステップSA25)、図2のステップSA2に移行して待受画面を表示する。
次に、カーソルスイッチがオンされたか否かを判別し(ステップSA42)、このスイッチがオンされたときは、フォーカス位置を移動する(ステップSA43)。そして、OKスイッチがオンされたか否かを判別し(ステップSA44)、このスイッチがオンされない場合には、クリアスイッチがオンされたか否かを判別する(ステップSA45)。このスイッチがオンされたときは、サブメニュー画面を消去し、図4のステップSA27に移行して、レシートリスト画面を表示する。
スケジュール/カレンダスイッチがオンされたときは、現在の月日を取得して(ステップSA54)、取得した月日に基づきカレンダデータを検索して表示する(ステップSA55)。さらに、取得した日に基づいてカレンダ上の日付をフォーカスする(ステップSA56)。このカレンダの画面には、クリアスイッチおよびスケジュール設定スイッチも表示される。
ステップSA61において、クリアスイッチがオンされたときは、図2のステップSA2に移行して待受画面を表示する。
すなわち、レシートデータ(n)の支払金額をレジスタTPAYに累計し(ステップSB6)、nの値を「1」だけインクリメントする(ステップSB7)。そして、インクリメントしたnの値が最大値より大きくなったか否かを判別し(ステップSB8)、nの値が最大値以下である場合には、ステップSB6に移行して、上記ループ処理を繰り返す。ステップSB8において、nの値が最大値より大きくなったとき、すなわち、すべてのレシートデータにおける支払金額が累計値としてTPAYにストアされたときは、メインルーチンに戻って、図4のステップSA27においてレシートリスト画面を表示する。
ステップSC9又はステップSC11において、レシートデータを削除した後は、削除完了画面を表示し(ステップSC12)、OKスイッチがオンされたか否かを判別する(ステップSC13)。このスイッチがオンされたときは、メインルーチンに戻って、図4のステップSA27においてレシートリスト画面を表示する。
次に、カーソルスイッチがオンされたか否かを判別し(ステップSD3)、このスイッチがオンされたときは、フォーカス位置を移動する(ステップSD4)。そして、OKスイッチがオンされたか否かを判別し(ステップSD5)、このスイッチがオンでない場合には、クリアスイッチがオンされたか否かを判別する(ステップSD6)。クリアスイッチがオンでない場合には、ステップSD3においてカーソルスイッチのオンを判別するが、クリアスイッチがオンされたときは、メインルーチンに戻って、図4のステップSA27においてレシートリスト画面を表示する。
選択カテゴリの支払金額の累計値を表示した後、又は、ステップSD11においてカテゴリが選択されない場合、若しくは、ステップSD12において累計スイッチがオンされない場合には、ステップSD10において、OKスイッチがオンされたか否かを判別する。
すなわち、ステップSD11ないしステップSD13の処理によって、カテゴリを選択して累計スイッチをオンにすると、選択されたカテゴリの店舗、例えば、コンビニ、ファーストフード、ビデオショップ、ガソリンスタンド、ホテルごとの支払金額の累計値を表示することができる。
蓄積金額が支払金額以上である場合には、蓄積金額から支払金額を減算する(ステップSH5)。次に、レジスタ部11に対して、支払OK信号を送信し(ステップSH6)、支払金額のデータを送信する(ステップSH7)。そして、レジスタ部11からレシートデータを受信したか否かを判別し(ステップSH8)、受信したときは、そのレシートデータを携帯電話機のCPU1に送信する(ステップSH9)。
一方、ステップSH4において、蓄積金額が支払金額未満である場合には、支払不可信号を携帯電話機のCPU1に送信する(ステップSH10)。
ステップSH9においてレシートデータを送信した後、又は、ステップSH10において支払不可信号を送信した後は、図3における携帯電話のメインルーチンにおいて、ステップSA24の動作停止によって動作を終了する。
ステップSJ8において、レシートデータを送信した後、又は、ステップSJ10において、他の支払方法による処理を行った後は、ステップSJ1において、オペレータの操作によって他の顧客に対する支払データの入力を待つ。
したがって、携帯電話への電話やメールの着信によって、その携帯電話内に収容した非接触IC10とレジスタ部11との無線通信による商品やサービスに対する対価の支払に支障がきたすのを未然に防止できる。
したがって、ユーザは、操作を要することなくキャンペーン情報を登録することができるとともに、該当する店舗の近くに来たときは、自動的にそのキャンペーン情報を知ることで、キャンペーンの恩恵を享受できる。一方、店舗の側は、顧客に対するサービスを向上させることにより、ビジネスの拡大を図ることができる。
したがって、ユーザは、うっかりしてキャンペーン期間を見逃すことがなくなる。
さらに、CPU1は、レジスタ部11から受信したレシートデータのキャンペーン情報に含まれているキャンペーン期間をカレンダデータと連動したスケジュールデータをRAM3に記憶し、そのスケジュールデータによってキャンペーン期間内に現在の日付が含まれるか否かを検索する。
したがって、ユーザは、スケジュールデータで確認しながら、計画的に店舗のキャンペーンを利用することができる。
したがって、レシートデータの累積によってRAM3のエリアが少なくなって、内容を確認済みで保存の必要がなくなったレシートデータを削除した場合でも、支払金額の累計値は保存することができるので、支払処理の増加に伴って増加するレシートデータを削除して、支払処理が増加してもデータが更新されるだけの支払金額の累計値を保存することで、RAM3のエリアを節約できるとともに、必要なデータを保存することができる。
あるいは、図9のフローチャートに示すように、CPU1は、レシートデータベースに保存されているレシートデータの中から、カーソルスイッチおよびOKスイッチの操作に応じて、特定のカテゴリの店舗を選択して、累計スイッチの操作に応じて、その選択された店舗に対応するレシートデータにおける支払金額の累計値を表示部12に表示する。したがって、カテゴリ別の支払金額の累計値を表示することができる。
図16は、第1実施形態におけるメインルーチンの図3に対応する処理である。図2のステップSA3において、オフフックスイッチがオンでない場合には、図16のフローチャートにおいて、支払スイッチがオンされたか否かを判別する(ステップSA71)。このスイッチがオンされたときは、POW2をオンにして非接触IC10の動作をスタートさせ(ステップSA72)、保留フラグを「1」にセットにする (ステップSA73)。
ステップSA74において、非接触IC10から支払金額を受信しない場合には、支払不可信号を受信したか否かを判別する(ステップSA80)。この信号を受信したときは、残高不足の警告を表示する(ステップSA81)。
回線が切断されない場合、すなわち、電話の相手がオンフックせずに通話できるのを待っている場合には、保留フラグが「0」にリセットされたか否かを判別する(ステップSK5)。保留フラグが「0」にリセットされたとき、すなわち、非接触IC10による電子支払処理が終了して、図16のステップSA84において保留フラグが「0」にリセットされたときは、スピーカ9によって所定時間だけ着信報知を行う(ステップSK6)。すなわち、相手が通話できるのを待っていることをユーザに報知する。
したがって、第1実施形態と同様に、携帯電話への電話やメールの着信によって、その携帯電話内に収容した非接触IC10とレジスタ部11との無線通信による商品やサービスに対する対価の支払に支障がきたすのを未然に防止できる。
したがって、第1実施形態と同様に、携帯電話への電話やメールの着信によって、その携帯電話内に収容した非接触IC10とレジスタ部11との無線通信による商品やサービスに対する対価の支払に支障がきたすのを未然に防止できる。
また、無線通信によって電子的に支払処理を行う電子支払手段は、実施の形態の非接触IC10に限定されるものではない。ICカード若しくは磁気カード、又はその他のデバイスのように、非接触で電子的に支払処理を行うことが可能なものであればよい。
商品又はサービスの提供に対して当該提供側からの支払要求に応じて無線信号によって電子的に支払処理を行う第1のステップと、前記第1のステップによる支払処理に応じて前記提供側から受信した前記支払処理に対応するレシートデータを所定の記憶手段における第1のエリアに記憶するとともに、当該第1のエリアにレシートデータを記憶するたびに当該レシートデータにおける支払金額のデータを前記記憶手段の第2の記憶エリアに累計して累計金額データとして記憶する第2のステップと、スイッチ操作によって入力された第1の削除指令に応じて前記第1のエリアにおけるレシートデータを削除する第3のステップと、他のスイッチ操作によって入力された第2の削除指令に応じて前記第2のエリアにおける累計金額データを削除する第4のステップと、を実行する。
2 ROM
3 RAM
4 RFブロック
5 スイッチ部
6 表示ドライバ
7 GPS部
8 マイク
9 スピーカ
10 非接触IC
11 レジスタ部
12 表示部
Claims (6)
- 商品又はサービスの提供に対して当該提供側からの支払要求に応じて無線信号によって電子的に支払処理を行う電子支払手段と、
前記電子支払手段による支払処理に応じて前記提供側から受信した前記支払処理に対応するレシートデータを所定の記憶手段における第1のエリアに記憶するとともに、当該第1のエリアにレシートデータを記憶するたびに当該レシートデータにおける支払金額のデータを前記記憶手段の第2の記憶エリアに累計して累計金額データとして記憶するデータ記憶手段と、
スイッチ操作によって入力された第1の削除指令に応じて前記第1のエリアにおけるレシートデータを削除し、他のスイッチ操作によって入力された第2の削除指令に応じて前記第2のエリアにおける累計金額データを削除するデータ削除手段と、
を備えた通信端末装置。 - 前記データ削除手段は、操作に応じて期間が指定されたときは、当該指定期間内のレシートデータを削除することを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
- 前記データ削除手段は、操作に応じて提供側のカテゴリが指定されたときは、当該カテゴリに対応するレシートデータを削除することを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
- 前記データ記憶手段は、前記データ削除手段によって前記第1のエリアにおける一部のレシートデータおよび前記第2のエリアにおける累計金額データが削除された後に、操作に応じた累計指令に応じて前記第1のエリアのレシートデータにおける支払金額を累計して新たな累計金額データとして前記第2のエリアに記憶することを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
- 前記第1のエリアのレシートデータの中から選択操作に応じて特定のカテゴリの提供側を選択するカテゴリ選択手段と、表示操作に応じて当該選択されたカテゴリの提供側に対応するレシートデータにおける支払金額の累計値を所定の表示手段に表示する表示制御手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
- 商品又はサービスの提供に対して当該提供側からの支払要求に応じて無線信号によって電子的に支払処理を行う第1のステップと、
前記第1のステップによる支払処理に応じて前記提供側から受信した前記支払処理に対応するレシートデータを所定の記憶手段における第1のエリアに記憶するとともに、当該第1のエリアにレシートデータを記憶するたびに当該レシートデータにおける支払金額のデータを前記記憶手段の第2の記憶エリアに累計して累計金額データとして記憶する第2のステップと、
スイッチ操作によって入力された第1の削除指令に応じて前記第1のエリアにおけるレシートデータを削除する第3のステップと、
他のスイッチ操作によって入力された第2の削除指令に応じて前記第2のエリアにおける累計金額データを削除する第4のステップと、
を実行する通信制御処理のプログラム。
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