JP2005309160A - 光偏向装置および画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 少なくとも、一対の透明基板間に充填されたホメオトロピック配向をなすキラルスメクチックC相を形成可能な液晶層と、該液晶層の有効領域内に前記基板面に水平な電界を形成可能な電界印加手段を有する液晶素子である素子(1)、素子(2)とから成り、光の進行方向に対して両液晶素子が直列に配置され、且つ両液晶素子内の電界方向が平行となるように配置され、各液晶素子内での電界方向の切換えによって各液晶層の光学軸の傾斜方向を切換えて、電界方向に平行な直線偏光面を有する入射光に対する出射光路を平行にシフトさせる光偏向装置であり、両液晶素子での光路のシフト距離が等しく設定され、両液晶素子内での電界方向の組合せ状態として、第一〜第三の電界印加状態A〜Cを切換えることで、入射光線を3つの出射位置に平行シフトさせる。
【選択図】 図6
Description
本明細書において、「光偏向素子」とは、外部からの電気信号により光の光路を偏向、即ち、入射光に対して出射光を平行にシフトさせるか、或る角度を持って回転させるか、或いは、その両者を組合せて光路を切換えることが可能な光学素子を意味する。この説明において、平行シフトによる光路偏向に対してそのシフトの大きさを「シフト量」と呼び、回転による光路偏向に対してその回転量を「回転角」と呼ぶものとする。「光偏向装置」とは、このような光路偏向素子を含み、光の光路を偏向させるデバイスを意味する。
また、「ピクセルシフト素子」とは、少なくとも画像情報に従って光を制御可能な複数の画素を二次元的に配列した画像表示素子と、画像表示素子を照明する光源と、画像表示素子に表示した画像パターンを観察するための光学部材と、画像フィールドを時間的に分割した複数のサブフィールド毎に画像表示素子と光学部材の間の光路を偏向する光偏向手段とを有し、光路偏向手段によりサブフィールド毎の光路の偏向に応じて表示位置がずれている状態の画像パターンを表示させることで画像表示素子の見掛け上の画素数を増倍して表示する画像表示装置における光路偏向手段を意味する。従って、基本的には、上記定義による光路偏向素子や光路偏向デバイスを光路偏向手段として応用することが可能といえる。
S=[(1/no)2−(1/ne)2]sin(2θ)×d
÷[2((1/ne)2sin2θ+(1/no)2cos2θ)] ………式1
厚さ1.1mmのガラス基板の表面に幅10μmの透明電極ラインを平行に100μmピッチで100本形成した。透明電極ラインの長さは有効長さが10mmとし、それ以上の長さの部分は徐々に幅とピッチを広げていき、各電極ラインとの接点が大きくなるように設定した。この透明電極ライン郡の有効面積は10ミリ角であり、この上に厚み150μmのガラスを紫外線硬化接着剤によって張り合わせた。接着剤の厚みは10μm程度とした。図4の素子断面図のように透明ガラスの内部に透明ライン電極が埋め込まれている形となり、これを基板とした。この基板表面に厚み0.06μmのポリイミド化合物の垂直(ホメオトロピック)配向膜を形成した。ポリイミド配向膜は、ポリアミック酸溶液をスピンコートにより塗布し、約180℃に加熱処理よるイミド化処理によりポリイミド膜を得た。70μmのスペーサーシートを有効面積外に挟んで、二枚の基板を対向させて、セルを作成した。この時、上下基板の有効面積内の透明電極ラインが上から見て互いに交互の位置になるように張り合わせた。セルを約90度に加熱した状態で、基板間の空間に強誘電性液晶(チッソ製CS1029:複屈折Δn=0.16、チルト角θ=25度、自発分極Ps=−40nC/cm2)を毛管法にて注入した。冷却後、接着剤で封止し、液晶厚み70μm、有効面積10mm角の光偏向素子を作成した。
光源からの光を偏光板を通して微小開口マスク板に照明し、顕微鏡付き高速度カメラで開口マスクからの透過光を観察した。開口部の大きさは10μm、開口部のピッチは30μmとし、光偏向素子の駆動周波数は50Hzとした。矩形波交流電圧の印加によって光シフトが生じ、開口部の位置が変位する様子が観察された。高速度カメラで光シフトの過程を記録し、シフト量と応答時間を解析した。抵抗アレイに±3000Vの矩形波交流電圧を印加し、液晶層の内部に±300V/mmの矩形波水平電界を印加した状態では、光路シフト量が13μmで、応答時間は0.5msecだった。
大きさ3cm×4cm、厚さ1mmのITO付きガラス基板のITO面に厚み0.8μmの絶縁膜と厚み0.06μmの水平(ホモジニアス)配向膜を形成した。配向膜をラビング処理後、二枚の基板間に直径1.7μmの球形スペーサーを100個/mm2の密度で散布し、有効領域が2cm角のセルを作成した。セルを約90度に加熱した状態で、基板間の空間に上記と同様の強誘電性液晶(チッソ製CS1029)を毛管法にて注入した。冷却後、接着剤で封止し偏光面回転素子である第一の液晶素子を作製した。二枚の基板のITO電極間に±10Vが印加可能な電源を接続した。直交した偏光板の間で液晶分子の配向方向の切換え状態を観察したところ、電界の反転により基板に平行配向した液晶分子の配向方向が約50度傾斜し、この液晶材料固有のチルト角の二倍のコーン角2θと一致していることが確かめられた。偏光面を90度回転させるためにはコーン角が45度あることが理想であるが、50度でも実用上問題無いと判断した。また、電界反転時の配向方向の切換え時間は10V印加時に0.12msecであり、高速応答であることが確かめられた。また、この素子の一方の液晶配向方向に一致するような直線偏光を入射して、スイッチングしたところ、出射光の偏光面が略90度回転しており、半波長板として機能していることが確認できた。
大きさ3cm×4cm、厚さ1.1mmのガラス基板の表面に幅10μmの透明電極ラインを平行に100μmピッチで100本形成した。透明電極ラインの長さは有効長さが10mmとし、それ以上の長さの部分は徐々に幅とピッチを広げていき、各電極ラインとの接点が大きくなるように設定した。この透明電極ライン郡の有効面積は10ミリ角であり、この上に厚み150μmのガラスを紫外線硬化接着剤によって張り合わせた。接着剤の厚みは10μm程度とした。図4の素子断面図のように透明ガラスの内部に透明ライン電極が埋め込まれている形となり、これを基板とした。この基板表面に厚み0.06μmのポリイミド化合物の垂直(ホメオトロピック)配向膜を形成した。ポリイミド配向膜は、ポリアミック酸溶液をスピンコートにより塗布し、約180℃に加熱処理よるイミド化処理によりポリイミド膜を得た。70μmのスペーサーシートを有効面積外に挟んで、二枚の基板を対向させて、セルを作成した。この時、上下基板の有効面積内の透明電極ラインが上から見て互いに交互の位置になるように張り合わせた。セルを約90度に加熱した状態で、基板間の空間に強誘電性液晶(チッソ製CS1029:複屈折Δn=0.16、チルト角θ=25度、自発分極Ps=−40nC/cm2)を毛管法にて注入した。冷却後、接着剤で封止し、液晶厚み70μm、有効面積10mm角の光偏向素子を作成した。
光源からの光を偏光板を通して微小開口マスク板に照明し、顕微鏡付き高速度カメラで開口マスクからの透過光を観察した。開口部の大きさは10μm、開口部のピッチは30μmとし、光偏向素子の駆動周波数は60Hzとした。矩形波交流電圧の印加によって光シフトが生じ、開口部の位置が変位する様子が観察された。高速度カメラで光シフトの過程を記録し、シフト量と応答時間を解析した。抵抗アレイに±3000Vの矩形波交流電圧を印加し、液晶層の内部に±300V/mmの矩形波水平電界を印加した状態では、光路シフト量が13μmで、応答時間は0.5msecだった。
この偏光面回転素子である第一の液晶素子と、光学軸偏向素子である第二の液晶素子の二枚の素子間の空気層を除去するためにマッチングオイルを介して張り合わせたて光偏向装置を作製した。二つの液晶素子部の駆動タイミングを図12のようにずらして設定し、±300V/mm、60Hzの矩形波交流電界を印加した。同様に光路シフト量と応答時間を解析したところ、開口部がA=+13μm、B=±0μm、C=−13μmの順を1周期として3つの位置を移動した。また、各状態間の切換え時間はいずれも0.5msecと高速であった。各位置での滞在時間は理想的には60Hzの1周期である16.67msecを3等分した5.56msecであるが、実際には切換え時間のロスを引いた約5.0msecであった。1つの開口部のシフト動作に着目すると、開口部がステップ的に一方向に移動し、また元の位置に戻るように観測された。しかし、開口部が位置Bにある状態で0.5msec程度の期間の光散乱が発生した。
大きさ3cm×4cm、厚さ1mmのガラス基板の表面に厚み0.06μmの垂直(ホメオトロピック)配向膜を形成した。厚み60μm、幅0.5mm、長さ1から2cmのアルミ電極シートをスペーサー兼電極とし、有効領域が約1cm角となるように、その周囲の各辺に0.5mm間隔で10本づつ配置し、二枚の基板間に挟みこんで、図16に類似の電極配置のセルを作成した。セルを約90度に加熱した状態で、基板間の空間に強誘電性液晶(チッソ製CS1029:複屈折Δn=0.16、チルト角θ=25度、自発分極Ps=−40nC/cm2)を毛管法にて注入した。冷却後、接着剤で封止し、液晶厚み70μm、有効面積1cm角の光学軸偏向素子である光学素子を作成した。各辺のアルミ電極郡を図19のように200kΩの抵抗で接続し、図20のようなフォトカプラー用いた電源回路に接続した。
無電界の状態で、この光学素子の有効領域内の液晶層のコノスコープ像を観察したところ、十字形と円環の画像が中心部に観察された。したがって、無電界下では光学軸が液晶層に垂直であることを確認できた。この状態では液晶分子のチルト方向が基板面に垂直方向に対して回転する螺旋構造を取っており、平均的な光学軸は螺旋軸の方向である基板面に垂直な方向して観察される。次に、直流電源の出力を3000Vに設定し、パルスジェネレータからフォトカプラーの駆動信号を発生させ、図17のように素子の四隅に内の上側左右二ヶ所に3000Vが印加され、下側左右二ヶ所が接地される状態とした。同様にコノスコープ像を観察すると十字と円環の位置が右側にシフトした。これは本実施例では用いた強誘電性液晶の自発分極が負であるため、図17とは反対側に光学軸が傾斜していることを示している。顕微鏡の対物レンズのNA値と液晶の屈折率と十字位置のシフト量から光学軸の傾斜角度を計算すると約25度となり、この液晶材料固有のチルト角θと一致していることが確かめられた。したがって、300V/mm程度の電界強度では螺旋構造が解けて一様な方向に液晶分子が配向した状態であると考えられる。同様にして四隅に印加する電圧のパターンを変化させたところ、コノスコープ像の十字と円環の位置も対応して上下左右に移動し、光学軸がXY二方向の四位置に傾斜可能であることが確認できた。有効面積内の数カ所について同様な観察を行ったところ、位置によって光学軸の傾斜方向と傾斜角度に10%以内のバラツキがあったが、実用上問題無いレベルと判断した。したがって、単一セルで二方向以上への光学軸の偏向が可能な、光学軸偏向素子が得られた。
図18のように入射光の偏光面を一定にして、電界印加方向を(a)、(b)、(c)の順に切替え、上記と同様に光路シフト量と応答時間を解析したところ、開口部がA=+13μm、B=±0μm、C=−13μmの順を1周期として3つの位置を移動した。また、各状態間の切換え時間はいずれも0.5msecと高速であった。各位置での滞在時間は理想的には60Hzの1周期である16.67msecを3等分した5.56msecであるが、実際には切換え時間のロスを引いた約5.0msecであった。1つの開口部のシフト動作に着目すると、開口部がステップ的に一方向に移動し、また元の位置に戻るように観測された。しかし、数時間の連続動作後に液晶層の配向性にムラが生じた。これは、図18での紙面左右方向の電界印加のDCバランスが崩れていたためと考えられる。
Claims (10)
- 少なくとも、一対の透明基板間に充填されたホメオトロピック配向をなすキラルスメクチックC相を形成可能な第一の液晶層と、該第一の液晶層の有効領域内に前記基板面に水平な電界を形成可能な第一の電界印加手段を有する第一の液晶素子と、同様に、一対の透明基板間に充填されたホメオトロピック配向をなすキラルスメクチックC相を形成可能な第二の液晶層と、該第二の液晶層の有効領域内に前記基板面に水平な電界を形成可能な第二の電界印加手段を有する第二の液晶素子とから成り、光の進行方向に対して両液晶素子が直列に配置され、且つ両液晶素子内の電界方向が平行となるように配置され、各液晶素子内での電界方向の切換えによって各液晶層の光学軸の傾斜方向を切換えて、電界方向に平行な直線偏光面を有する入射光に対する出射光路を平行にシフトさせる光偏向装置であり、
両液晶素子での光路のシフト距離が等しく設定され、両液晶素子内での電界方向の組合せ状態として、両者が同一方向である第一の電界印加状態と、両者が互いに反対方向である第二の電界印加状態と、両者が前述の反対の同一方向である第三の電圧印加状態とを切換えることで、入射光線を3つの出射位置に平行シフトさせることを特徴とする光偏向装置。 - 請求項1において、前記第一の電界印加状態をA、前記第二の電界印加状態をB、前記第三の電界印加状態をCと表記したとき、両液晶素子の組合せによる電界印加状態の時間変化が「ABC」を1周期として順次繰り返すことを特徴とする光偏向装置。
- 請求項1および2において、前記第一の液晶素子および第二の液晶素子に印加される電圧が交流電圧であり、一方の液晶素子に印加される交流電圧のデューティー比が33%から34%の範囲内としたとき、他方の液晶素子に印加される交流電圧のデューティー比が66%から67%の範囲内であること特徴とする光偏向装置。
- 請求項2および3において、前記第二の電界印加状態に対して、任意の電界方向を正の方向と定義した時に、第一の液晶素子が正の電界方向で第二の液晶素子が負の電界方向である電界印加状態をB1、反対に第一の液晶素子が負の電界方向で第二の液晶素子が正の電界方向である電界印加状態をB2と表記したとき、両液晶素子の組合せによる電界印加状態の時間変化が「AB1CAB2C」を1周期として順次繰り返すことを特徴とする光偏向装置。
- 少なくとも、一対の透明基板間に充填された第一の液晶層と、該第一の液晶層の有効領域内に電界を形成可能な第一の電界印加手段を有し、第一の電界印加手段による液晶配向状態の変化によって入射した直線偏光の偏光面を略90度回転させて出射可能な偏光面回転素子である第一の液晶素子と、一対の透明基板間に充填されたホメオトロピック配向をなすキラルスメクチックC相を形成可能な第二の液晶層と、該第二の液晶層の有効領域内に前記基板面に水平な電界を形成可能な第二の電界印加手段を有し、第二の電界印加手段の電界方向によって光学軸の傾斜方向を切り替える光学軸偏向素子である第二の液晶素子とを有し、光の進行方向に対して両液晶素子が、第一および第二の順に直列に配置され、各液晶素子内での電界印加状態の組み合わせによって直線偏光面の入射光に対する出射光路を平行にシフトさせる光偏向装置であり、
第一の液晶素子の出射光の偏光方向が第二の液晶素子の電界方向と直交する状態を状態S、第一の液晶素子の出射光の偏光方向が第二の液晶素子の電界方向と平行な状態を状態Y、第二の液晶素子の光学軸の傾斜方向に対応した二つの状態をそれぞれ状態X1および状態X2とした時、第一の液晶素子が状態Sで第二の液晶素子が状態X1である光路シフト位置Aと、第一の液晶素子が状態Xで第二の液晶素子が状態X2である光路シフト位置Cと、第一の液晶素子が状態Yで第二の液晶素子が状態X1あるいは状態X2である光路シフト位置Bの3つの出射位置に入射光を平行シフトさせることを特徴とする光偏向装置。 - 請求項5において、3つの出射位置A、B、Cへの光路シフト動作を周期的に行い、その一周期の時間をTとし、
第一の液晶素子は、状態Yの期間をT1、状態Sの期間をT2とした時、T2=2×T1、T1+T2=Tの関係を有し、
第二の液晶素子は、第一の状態X1の期間をT3、第一の状態X2の期間をT4、第二の状態X1の期間をT4、第二の状態X2の期間をT3とするT3+T4+T4+T3=2Tを一周期として駆動し、T3=T1、T4=T2の関係を有し、
第一の液晶素子の状態Yから状態Sへの切替動作の内、二回毎の切替タイミングが、第二の液晶素子の状態X1から状態X2への切替タイミングと略一致するように設定したことを特徴とする光偏向装置。 - 請求項5および6において、前記第一の液晶素子が、電界印加により液晶分子の配向方向が制御可能な表面安定型強誘電性液晶素子からなることを特徴とする光偏向装置。
- 一対の透明基板と、透明基板面に設けた垂直配向膜と、透明基板間で略垂直配向のスメクチックC相を形成可能な液晶層と、液晶層に対して略平行な方向に電界を印加する電極対と、液晶層の有効領域を取り囲むように分割して配置された複数の電極と、各電極に対して隣接する電極間の電位差および有効領域を挟んで略対向する電極間の電位差を制御し、有効領域内の液晶層に発生する電界の向きを制御することで、液晶層の光学軸の傾斜方向を制御する液晶素子を有し、該液晶素子へ入射する直線偏光の偏光面に対して、液晶層の光学軸の傾斜方向が前記偏光面に対して平行で互いに向きが異なる状態に対応する光路シフト位置Aおよび光路シフト位置Cと、液晶層の光学軸の傾斜方向が前記偏光面に対して垂直な状態に対応する光路シフト位置Bの3つの出射位置に入射光を平行シフトさせることを特徴とする光偏向装置。
- 請求項8において、入射光する直線偏光の偏光面に対して、液晶層の光学軸の傾斜方向が前記偏光面に対して平行で互いに向きが異なる状態を状態X1および状態X2とし、液晶層の光学軸の傾斜方向が前記偏光面に対して垂直で互いに向きが異なる状態を状態Y1および状態Y2とし、3位置の光路シフト動作の繰り返しにおける一周期をTとした時、各状態の期間はT/3であり、各状態を状態X1、Y1、X2、X1、Y2、X2の順に繰り返す期間2Tを一周期として設定したことを特徴とする光偏向装置。
- 光源と、各々が光を変調することができる複数の画素領域を有し、異なる3つの波長域を表示可能な画素が順次配列するカラー画像表示パネルと、前記カラー画像表示パネルで変調された光によって被投影面上に画像を形成する光学系と、を備えた画像表示装置であって、前記画像を構成する各フレーム画像のデータから複数のサブフレーム画像のデータを生成し、前記カラー画像表示パネルによって前記複数のサブフレーム画像を時分割で表示させる回路と、前記カラー画像表示パネルによって表示される前記複数のサブフレーム画像のうち選択されたサブフレーム画像を前記被投影面上でシフトさせる、請求項1から9のいずれかに記載の光偏向装置とを備え、
前記カラー画像表示パネルの異なる画素領域で変調された異なる波長域に属する光で前記被投影面上の同一領域を順次照射する画像表示装置。
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