JP2005309008A - 光受信器 - Google Patents

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芳行 土居
Ikuo Ogawa
育生 小川
Senta Suzuki
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Abstract

【課題】 光導波路を有する光導波路基板上に受光素子を搭載する光受信器において、PDL(偏波依存性損失)の発生を抑え、かつ受光素子における漏洩電流が少ない光受信器を提供する。
【解決手段】 光受信器は、光導波路基板10の光導波路12、溝13に挿入したフィルタ14、台座15上の反射面16、受光素子17および封止剤18を含む。封止剤18は光導波路基板上面と反射面16と受光素子17を覆い、光導波路12のクラッド12−2の屈折率に近い屈折率を有する。光導波路12中を図の左から右方向に進行する光の一部あるいは全部は、フィルタ12によって反射し、光導波路基板10の界面から封止剤18へと透過し、反射面16で全反射した後、受光素子17に入射する。光導波路基板表面部12−2と封止剤18との界面において、屈折率差が実質的にほとんど無いため、反射率の偏波依存性が無く、光のPDLを回避することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主として光ファイバ通信に適用される光受信器であり、特にフォトダイオードなどの受光素子が、光導波路を有する光導波路基板に搭載された光受信器に関する。
光ファイバ通信において使用される光受信器は、光を受信して電気信号を抽出することができるため、高速のパルス信号を検出する用途を始め、光線路中の光強度を観測する用途などで広く用いられている。
近年、小型・コンパクト、高機能化を主目的として、光導波路を有する光導波路基板上に受光素子を搭載した光受信器の開発が盛んに行われている。従来の光受信器の参考例として非特許文献1,2に記載されている光受信器を以下に説明する。
図11は非特許文献1に記載されている従来の光受信器の構成例を示す。非特許文献1では光送信器の構成も示されているが、ここでは省略する。この光受信器は、光導波路112が形成された光導波路基板110と、光導波路112を斜めに横切って形成された溝113と、溝113に挿入されてかつ光導波路112中を導波する光を反射するフィルタ114と、フィルタ114で反射された光を受光する受光素子115とで構成されている。光導波路基板110は基板111と光導波路112からなり、光導波路112はコア112−1と上部クラッド112−2と下部クラッド112−3とからなる。ここで光導波路112のコア112−1中を図11の左から右方向に進行する光の一部あるいは全部は、フィルタ114によって反射され、光導波路基板110の鉛直方向から角度θで受光素子115に入射される。
図12は非特許文献2で開示されている従来の光受信器の他の構成例を示す。この光受信器は、光導波路112が形成された光導波路基板110と、光導波路112を斜めに横切って形成された溝113と、溝113に挿入されてかつ光導波路112中を導波する光を反射するフィルタ114と、フィルタ114で反射された光を受光する受光素子115と、光導波路基板110と受光素子115間に挿入される台座116とで構成されている。光導波路基板110は基板111と光導波路112からなり、光導波路112はコア112−1と上部クラッド112−2と下部クラッド112−3とからなる。ここで光導波路112のコア112−1中を図12の左から右方向に進行する光の一部あるいは全部は、フィルタ114によって反射され、光導波路基板110の鉛直方向から一定の角度θで台座116に入射され、さらに一定の角度θで受光素子115に入射される。
図11と図12に示したこれら従来例では、光導波路基板110の鉛直方向から一定の角度αを有する溝113が光導波路基板110上に作製されている。ここで溝113の作製装置としてダイシングソーが多く用いられているが、大きな角度を作製することは作製精度なことに加え、溝に挿入するフィルタ114の挿入角度が深いと反射率の偏波依存性損失(PDL:Polarization dependence loss)が生じるため、概ねαは30度以内に限定される。この場合、フィルタαとθの関係は
θ=90−2α(度) (式1)
であるため、θは30度以上90度未満となる。
宇野智昭ら「表面実装型のLD/PD集積化モジュール」1997年電子情報通信学会エレクトロニクスソサエティ大会,C−3−89,p198(1997) 山口章ら「樹脂パッケージを用いた小型・高信頼性アクセスデバイス」2002年電子情報通信学会基礎・境界ソサイティ大会,SA−3−1,p217−218(2002)
図11に示した従来の光受信器では、フィルタ114で反射した光が受光素子115に対して角度θで入射する。ここで通常、光導波路112の上部クラッド112−2と受光素子115の屈折率はそれぞれ異なるため、光導波路基板110と受光素子115の界面における光の反射率は、入力偏波方向によって異なる。このため、受光素子115に光が入力されるものの、受光特性にPDL(偏波依存性損失)が生じるという課題があった。PDLの値は、特に光強度を観測する用途において十分小さいことが必須である。
光導波路112の屈折率をn、受光素子115の屈折率をnとすると、光導波路基板110と受光素子115の界面を透過して受光素子115に入力されるTE偏波の透過率TTEおよびTM偏波の透過率TTMは、
TE,TM=1−(rTE,TM (式2)
となる。ここでTTE,TMは電界反射率であり、
Figure 2005309008
Figure 2005309008
である。さらに、透過率のPDLは、
PDL=|TTE/TTM| (式5)
となる。
図13に、受光素子115への入射角θに対する透過率(TTE, TTM)と、PDLの関係を示す。ここで、光導波路112の材料はシリカグラス(屈折率=約1.5)、受光素子115の材料はインジウムリン(屈折率=約3.5)としている。先に、入射角θは30度以上90度未満の範囲であると述べたが、その領域では偏波によって透過率が大きく変動し、同時に屈折によるPDLも大きくなる。θが30度の時でもそのPDLは0.5dB程度生じ、これは通常望ましいとされる0.1dBよりも極めて大きな値である。
また、図12においては、光導波路基板110と受光素子115の間に台座116を挿入しているが、仮に台座116の屈折率を光導波路基板110の表面部分(即ち、上部コア112−2)のそれと同一の1.5にしたとすると、台座116と接する光導波路基板110の上部界面での屈折は生じないため、PDLも生じない。しかし代わりに、受光素子115への入射角度は、θ=θとなり、台座116(屈折率1.5)と受光素子115(屈折率3.5)間の界面において大きなPDLが発生する。すなわち、台座116の屈折率を調整したとしても異なる屈折率界面が生じる以上、PDLが発生するという課題があった。
本発明は、このような従来技術における課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、光導波路を有する光導波路基板上に受光素子を搭載する光受信器において、PDLの発生を抑え、かつ受光素子における漏洩電流が少ない、小型・コンパクト・高機能な光受信器を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の形態の光受信器は、 光導波路が形成された光導波路基板と、前記光導波路基板上に前記光導波路を横切って形成された溝と、前記溝に挿入され前記光導波路中を導波する光を反射するフィルタと、前記光導波路基板上に搭載され前記フィルタで反射された光の方向を変えるための傾斜付き反射面を有する台座と、前記台座上に張り出し状に固定され前記反射面で反射された光を受光する受光素子と、前記フィルタで反射後の光路における少なくとも前記光導波路基板上と前記反射面と前記受光素子の受光面間に充填される封止剤とを具備し、かつ前記封止剤が前記光導波路のクラッドの屈折率に実質的に同一または極近似の屈折率を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の第2の形態の光受信器は、光導波路が形成された光導波路基板と、前記光導波路基板上に前記光導波路を横切って形成された溝と、前記溝に挿入され前記光導波路中を導波する光を反射するフィルタと、前記光導波路基板上に搭載されて前記フィルタで反射された光を透過しかつ該透過光の方向を変えるための傾斜付き反射面を有する台座と、前記台座上に固定されて前記反射面で反射され前記台座を透過した光を受光する受光素子とを具備し、かつ前記台座が前記光導波路のクラッドの屈折率に実質的に同一または極近似の屈折率を有し、前記フィルタによって反射された光が前記台座を透過して前記受光素子に入射するように前記台座が配置されていることを特徴とする。
ここで、前記光導波路は、シリカガラスまたはポリマーで形成されていることを特徴とすることができる。
また、前記受光素子は、複数の受光面が設けられた受光素子アレイであることを特徴とすることができる。
また、前記溝、前記フィルタ、前記台座、および前記受光素子もしくは前記受光素子アレイはそれぞれ、前記光導波路基板上の前記光導波路に対して傾けて配置されていることを特徴とすることができる。
また、前記受光素子もしくは前記受光素子アレイは、入射光の光軸に対してその受光面を傾けて配置されていることを特徴とすることができる。
また、前記光導波路は前記光導波路基板上に複数形成され、前記台座の前記反射面は、該複数の光導波路の位置に対応して所定の間隙を空けて複数形成され、各該反射面に隣接して該間隙を埋める位置に非反射面が形成されていることを特徴とすることができる。
また、前記光導波路は前記光導波路基板上に複数形成され、前記台座は、該複数の光導波路の位置に対応して開口された複数の貫通孔を有し、該複数の貫通孔の斜面のそれぞれに前記反射面が形成されていることを特徴とすることができる。
また、前記台座はシリコンで形成され、前記貫通孔は異方性エッチングにより作製されたことを特徴とすることができる。
また、前記光導波路基板上には、前記光導波路を挟んで、または複数の前記光導波路間に、該光導波路と同一方向に伸びる第2の溝が形成されていることを特徴とすることができる。
また、前記第2の溝内に不透明な樹脂が充填されていることを特徴とすることができる。
さらに、本発明の第1の形態の光受信器において、前記封止剤として少なくとも所定の波長帯で高透過率を示す熱硬化型のシリコーンが用いられ、該封止剤が前記受光素子のほぼ全体および前記導波路基板の上面の少なくとも一部を覆っていることを特徴とすることができる。
さらに、本発明の第1の形態の光受信器において、前記台座は金属であることを特徴とすることができる。
さらに、本発明の第2の形態の光受信器において、前記台座は少なくとも所定の波長帯で高透過率を示すシリカガラスまたはプラスチックであることを特徴とすることができる。
さらに、本発明の第2の形態の光受信器において、前記受光素子、前記台座および前記導波路基板の上面を覆っている封止剤を更に有することを特徴とすることができる。
上記の構成により、本発明によれば、光導波路基板の表面部(光導波路の上部クラッド)と光導波路基板上方の封止剤(本発明の第1の形態)または台座(本発明の第2の形態)との界面において、屈折率差が無いため、反射率の偏波依存性が無く、受光素子における光のPDL(偏波依存性損失)を回避することが可能となる。
また、本発明では、台座によって受光素子を精度よく堅固に固定することが可能となる。
さらに、本発明では、台座は、外部に信号を出力可能な配線板として機能することが可能となり、光導波路基板と受光素子間の絶縁を高くすることが可能となる。
また、本発明では、封止剤は光導波路基板と封止剤の界面での反射を抑圧し、光導波路基板上部を出力した光のスポットサイズが拡大するのを抑圧し、さらには光導波路基板、台座、受光素子などの部品を強固にかつ一括して固定することが可能となる。
加えて、本発明では、封止剤によって受光素子を覆うことにより、受光素子の信頼性を確保することが可能となる。
また、本発明では、光導波路の材質として硬度の高いシリカガラスを用いたことにより、台座の接着、封止剤の充填によって生じた応力によっても光導波路基板の特性、特に光導波路の特性は安定を保持することが可能となる。
この結果、本発明によれば、小型・コンパクト、高機能を有する光受信器を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態における光受信器の構成を図1〜図3に示す。図1は光受信器の断面図、図2は斜視図である。図2においては、見やすくするため、封止剤の描画を省略した。図3は本発明に係わる光導波路基板を定義するために図1の一部を示す模式図である。
図1および図2に示すように、本実施形態の光受信器は、光導波路12が形成された光導波路基板10と、光導波路基板10上に光導波路12を斜めに横切って形成された溝(スリット)13と、溝13に挿入されてかつ光導波路12中を導波する光を反射するフィルタ14と、光導波路基板10上に搭載されてフィルタ14で反射された光をさらに反射する傾斜付き反射面16を有する台座15と、台座15上にオーバハング(張り出し、または突き出し)状に搭載されて上記反射面16で反射された光を受光する受光素子17と、フィルタ14の反射光を受光素子17まで導く封止剤18とを有する。
光導波路基板10は、図3に示すように、基板11と基板11上に形成された光導波路12とを有し、光導波路12はコア12−1と上部クラッド12−2と下部クラッド12−3とを有する。
上記の封止剤18は光導波路の上部クラッド12−2の屈折率に近い屈折率を有し、フィルタ14の反射光の光路の内で少なくとも光導波路基板10の上面(即ち、上部クラッド12−2の上面)と反射面16間を覆って充填される。この事例では、封止剤18は受光素子17とフィルタ14の全体も覆っている。ここで、光導波路基板10の鉛直方向に対するフィルタ14の傾斜角をαとし、光導波路基板10の界面(水平方向)に対する台座15の反射面16の傾斜角をβとする。
光導波路のコア12−1中を図2の左から右方向に進行する光の一部あるいは全部は、フィルタ14によって反射され、さらにその反射光は光導波路の上部クラッド12−2を通って封止剤18に入射し、さらに台座15の反射面16で反射されてから受光素子17の受光面21に入射される。受光面21に入射した光は受光素子17で電気信号に変換され、金属膜22を通じてその電気信号は外部観測装置(図示しない)に出力される。
次に、本実施形態の光受信器の各部品の材質および光受信器の作製方法の具体例について説明する。
光導波路基板10の原材料はシリコン(Si)であり、その表層にシリカガラスを主成分とする石英系光導波路12を火炎直接堆積法、およびドライエッチング法によって作製した(図3参照)。この作製方法は一般的な技術なので、その詳細説明は省略する。この光導波路12のクラッド12−2,12−3の屈折率は約1.5、コア/クラッド間の比屈折率差は0.5%で、下部クラッド12−3、導波路コア12−1、上部クラッド12−2の厚みはそれぞれ20μm、7μm、20μmである。光導波路基板10の全体の厚みは約1000μmである。
この光導波路基板10の上部に、光導波路12を斜め垂直方向に横切って溝13を作製した。すなわち、溝13の作製装置としてダイシングソーを用い、そのダイヤモンドの刃を光導波路基板10の鉛直方向から一定の角度αだけ傾斜させて光導波路基板10の上部を切削し、溝13を形成した。溝13の深さは光導波路基板10の上面から約200μmで、溝幅は約30μmである。
本実施形態では、溝13の傾きαとフィルタ14の傾きは共に10度とした。溝13の作製後、フィルタ14を溝13内に挿入する。フィルタ14はポリイミドを主成分とする多層膜フィルタであり、光導波路12を伝搬してきた入射光の一部はフィルタ14により光導波路上面方向に反射し、残りが透過する。フィルタ14の反射率は約10%のものを用いた。
台座15は光導波路基板10(詳しくは、光導波路12の上部クラッド12−2)の熱膨張率に近い材質を採用し、ここでは500μm厚の石英ガラスを用いた。台座15には鋭角部の角度がβである傾斜面を設け、その傾斜面の表面に金を蒸着して反射面16を作製した。台座15を、その鋭角部を下向きにして光導波路基板10上に搭載した。ここで、台座15の上面には、電極用の金属膜22が予め蒸着されているものとする。
受光素子17は、1.3μmおよび1.5μmの波長帯で良好な感度を有するフォトダイオードを用い、その材質はインジウムリンを主成分とする。受光素子17は、台座15の上部にオーバハング状に搭載される。受光素子17の表面の電極(図示しない)は、ハンダや金ワイヤを介して台座15上の金属膜22と接続し、この金属膜22を通じて受光素子17で得られた検出信号を外部観測装置(図示しない)に出力する。
封止剤18は、上記波長帯(1.3μmおよび1.5μm)で高透過率を示し、かつその屈折率が光導波路12の上部クラッド12−2の屈折率に近いものを選択した。ここでは、封止剤18として、熱硬化型のシリコーン(silicone:珪素合成樹脂の一種)を使用した。光導波路基板10の上面での屈折率を抑えるため、封止剤17は、光がフィルタ14で反射した後の光路(図1、図2の波線部分)のうち、少なくとも光導波路基板10と反射面16間に充填する。この事例では受光素子17の全体と台座15の一部も含むように封止剤18を充填した。
次に、光導波路12を進行する光が受光素子17に入力されるまでの動作を説明する。
光導波路12のコア12−1中を図1の左から右方向に進行する光の一部あるいは全部は、フィルタ12によって反射し、光導波路基板10の界面から封止剤18へと透過し、台座15上に設けられた反射面16で全反射した後、受光素子17に入射する。
ここで、フィルタ14の角度αと台座の反射面16の角度βの関係について図4を用いて説明する。図4では、分かり易くするため、図1における上部クラッド12−2(光導波路基板表面に相当)、光導波路コア12−1、フィルタ14、反射面16、および受光素子上の受光面21のみを模式的に記載している。図4において、nは光導波路の上部クラッド12−2の屈折率、nは光導波路基板上部の封止剤18の屈折率であり、他に角度としてθ,θ、γが示されている。γは受光面21への光の入射角である。ここで、以下の関係が導かれる。
θ=90−2α(度) (式6)
Figure 2005309008
γ=180−2β−θ(度) (式8)
ここで、本実施形態では、一例として、受光面21へ光が垂直入射し(γ=0)、光導波路の上部クラッド12−2と封止剤18の屈折率が等しい(n=n)条件とした。そのため、αとβの関係は、α−β=−45(度)となる。例えば、αが10度とするとβは55度となる。
このような構成とすれば、光導波路基板10の表面部(光導波路の上部クラッド12−2)と光導波路基板上方の封止剤18との界面において、屈折率差が無いため、反射率の偏波依存性が無く、光のPDL(偏波依存性損失)を回避することが可能となる。また、溝13の傾きαは10度程度の浅い角度で良いため、精度良く溝加工が可能であり、フィルタ14面でのPDL発生も回避できる。
また、台座15は反射面16の位置を精度良く決定できるばかりでなく、受光素子17の搭載位置を決定し、台座15を介して受光素子17を堅固に固定することが可能となる。さらに、台座15は、その上部に設けられた金属膜22により外部に信号を出力可能な配線板として機能することが可能となり、さらに台座15の材質がガラスでできているため、受光素子17の漏洩電流に影響を与えないほど、光導波路基板10と受光素子17間の絶縁を高くすることが可能となる。
また、封止剤18は、光導波路基板10と封止剤18の界面での反射を抑圧するばかりでなく、光導波路基板上部を出射した光のスポットサイズが拡大するのを抑圧することが可能となり、さらには光導波路基板10、台座15、受光素子17などの部品を強固にかつ、一括して固定することが可能となる。加えて、封止剤18によって受光素子17を覆うことにより、受光素子17の信頼性を確保することが可能となる。
また、光導波路12(12−1,12−2,12−3)の材質として硬度の高いシリカガラスを用いたことにより、台座15との接着、封止剤18の充填によって生じた応力によっても、光導波路基板10の特性、特に光導波路12の特性は安定を保持することが可能となる。さらに、光導波路12のシリカガラスは屈折率が約1.5であるので、封止剤18として通常使用されるエポキシ(epoxy)やシリコーン等の樹脂と屈折率整合を取りやすい。
(第1の実施形態の変形例)
上述した第1の実施形態では、溝13の作製方法はダイシングソーによって行ったが、本発明はこれに限定されず、例えば気体レーザーを斜め方向から照射することによっても溝13の作製は可能である。また、溝13の傾きαは約30度未満に設定することが標準的であるが、フィルタ14面でのPDL発生など、多少の特性劣化を許容すれば、溝13の傾きαは45度未満の値に設定することも可能である。
また、第1の実施形態では、フィルタ14の透過率は約10%としたが、フィルタ14として透過率0%〜100%の全ての種類のフィルタを選択することが可能である。また、フィルタ14の材質はポリイミドに限らず、例えば金属膜を用いて光を全反射させても良い。
また、台座15の材質はガラスに限らず、プラスチックや金属なども選択可能である。特に、台座15が金属であれば、別途金属蒸着して反射面16を設けるという工程を無くすことが可能である。また、台座15に金属蒸着して反射面16を作る際、光導波路基板上面の電極(図示しない)を同時に一括して作製すると、工程を簡略化できる。
また、第1の実施形態では、封止剤18の屈折率は光導波路の上部クラッド12−2の屈折率と同一の値としたが、厳密に全く同一の値とすることはほとんど実現不可能なので、実際は近似な値がとられる。その場合、上述の式2と式5を利用して、なるべく透過率が高く、かつなるべくPDLを小さくするような材質を選ぶことにより、本受信器の封止剤18として適用できる。
また、第1の実施形態では、光導波路12としてグラスシリカの光導波路を用いたが、封止剤18との屈折率整合を取りやすい、ポリマー(高分子化合物)を主成分とする光導波路を用いても、本発明の及ぼす効果を概ね発揮することができる。
また、本実施形態では、光導波路基板10として図3に示すような構造のものを想定したが、これに限定されず、例えばシリコン基板の上部にエッチング等で形成した比較的浅い溝内にシングルモードファイバのような光導波路を固定した構造の光導波路基板にも、同様に適用可能である。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態における光受信器の構成を図5に示す。この光受信器は、光導波路基板10、光導波路12、溝13、フィルタ14、台座55、反射面56、および受光素子17で構成される。光導波路基板10、光導波路12、溝13、およびフィルタ14の構成は、第1の実施形態とほぼ同様である。上述した本発明の第1の実施形態と異なるところは、台座55の設置位置および封止剤の有無についてである。
すなわち、本実施形態における台座55は、光導波路の上部クラッド12−2の屈折率に近い屈折率の透明な材料を用い、その反射面56の鋭角部を上向きにして、光導波路基板10上の溝13およびフィルタ14を覆う位置に、搭載される。受光素子17は、フィルタ14で反射されて、台座55の内部を透過し、反射面56の内面側で曲げられた光(破線で示す)を受光可能な台座55上の位置に搭載される。
本実施形態では、このようにフィルタ14からの反射光が受光素子17に到達するまで台座55の内部を透過するので、第1の実施形態で用いたような封止剤は必要としない。
次に、本実施形態の光受信器の各部品の材質および光受信器の作製方法についての具体例を説明する。
第1の実施形態と同様に、本実施形態の光導波路基板10の原材料もシリコンであり、その表層にシリカガラスを主成分とする石英系光導波路12を作製した。この光導波路基板10上に、光導波路12を斜め垂直方向に横切って溝13を作製した。溝12の作製後、フィルタ14を溝13内に挿入した。
台座55は第1の実施形態と同様、500μm厚の石英ガラスを用いたが、その屈折率は光導波路12の上部クラッド12−2の屈折率と同一または極めて近い値とした。台座55には鋭角部の角度がβである傾斜面を設け、その傾斜面の表面に金を蒸着して反射面56に作製した。台座55は、第1の実施形態と異なり、その鋭角部を上向きにして光導波路基板10上に搭載した。その際、反射面56の位置をフィルタ14の反射方向に一致させた。なお、台座55の上面に、電極用の金属膜(図1の22参照)が予め蒸着されているものを用いた。
受光素子17はフォトダイオードであり、台座55の上部に搭載した。受光素子17の表面の電極(図示しない)は、ハンダや金ワイヤを介して台座55上の金属膜と接続し、検出信号を外部観測装置(図示しない)に出力する。
次に、光導波路のコア12−1を進行する光が受光素子17に入力されるまでの動作を説明する。
光導波路のコア12−1中を図5の左から右方向に進行する光の一部あるいは全部は、フィルタ14によって反射し、光導波路基板界面(即ち、上部クラッド12−2の界面)から台座55へと透過し、台座55上に設けられた反射面56で全反射した後、受光素子17に入射する。
ここで、角度αとβの関係についても、図4で説明した第1の実施形態と同様の関係である。本実施形態では、受光面21(図4参照)へ光が垂直入射し(γ=0)、光導波路の上部クラッド12−2と台座55の屈折率が等しい(n=n)条件とした。この場合、αとβの関係は、α−β=−45となる。例えばαが10度とするとβは55度となる。
このような構成とすれば、光導波路基板表層部の上部クラッド12−2と光導波路基板上方の台座55との界面において屈折率差が無いため、反射率の偏波依存性が無く、光のPDLを回避することが可能となる。また、溝の傾きαは10度程度の浅い角度で良いため、精度良く溝加工が可能であり、フィルタ14面でのPDL発生も回避できる。また、台座55は、反射面56の位置を精度良く決定できるばかりでなく、受光素子17の搭載位置を決定し、受光素子17を堅固に固定することが可能となる。さらに、台座55は、上部に設けられた金属膜(図2の22を参照)により外部に信号を出力可能な配線板として機能することが可能となり、さらに台座55の材質がガラスでできているため、受光素子17の漏洩電流に影響を与えないほど、光導波路基板10と受光素子17間の絶縁を高くすることが可能となる。また、台座55は光導波路基板10と台座55の界面での反射を抑圧するばかりでなく、光導波路基板上部を出力した光のスポットサイズが拡大するのを抑圧することが可能となる。また、光導波路12の材質として硬度の高いシリカガラスを用いたことにより、台座55の接着によって生じた応力によっても光導波路基板10の特性、特に光導波路12の特性は安定を保持することが可能となる。また、第1の実施形態と比して、封止剤を使用しないため、プロセスを簡略化することが可能となる。
(第2の実施形態の変形例)
本実施形態によれば、溝13の作製方法はダイシングソーによって行ったが、気体レーザーを斜め方向から照射することによっても作製は可能である。また、溝13の傾きαは約30度未満に設定することが標準的であるが、フィルタ14面でのPDL発生など、多少の特性劣化を許容すれば、45度未満の値に設定することも可能である。また、フィルタ14の透過率は約10%としたが、0%〜100%の全ての種類のフィルタを選択することが可能である。また、フィルタ14の材質はポリイミドに限らず、例えば金属膜を用い、光を全反射させても良い。また、台座55の材質はガラスに限らず、プラスチックなども選択可能である。また、金属蒸着して反射面56を作る際、光導波路基板上面の電極を同時に一括して作製すると、工程を簡略化できる。また、台座55の屈折率は光導波路の上部クラッド12−2のそれと同一の値でなくとも、前述の式2と式5を利用して、なるべく透過率が高く、かつなるべくPDLを小さくするような材質を選ぶことにより、本受信器の台座55の材質として適用可能である。また、本実施形態ではグラスシリカの導波路12を用いたが、高分子を主成分とする光導波路を用いることによっても、本発明の及ぼす効果を概ね発揮することができる。
また、本実施形態では、台座55および受光素子17および光導波路基板10の上面の一部を覆う封止剤を使用することも可能である。それにより、光導波路基板10、台座55、受光素17子などの部品を強固にかつ一括して固定することが可能となり、加えて封止剤によって受光素17子を覆うことにより、受光素子17の信頼性を確保することが可能となる。また、本実施形態では、光導波路基板10として図3に示すような構造のものを想定したが、これに限定されず、例えばシリコン基板の上部にエッチング等で形成した比較的浅い溝内にシングルモードファイバのような光導波路を固定した構造の光導波路基板にも、同様に適用可能である。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態における光受信器の構成を図6に示す。この光受信器は、光導波路基板10、光導波路12、溝13、フィルタ14、台座15、反射面16、および受光素子アレイ67で構成される。光導波路12は光導波路基板10に含まれ、図3に示す第1の実施形態と同様に、シリコン基板11上に形成された下部クラッド12−3、コア12−1、上部クラッド12−2とから構成されている。図6においては、見やすくするため、封止剤および金属膜の描画を省略した。
本第3の実施形態の光受信器において、第1および第2の実施形態と異なるところは、受光素子を複数の受光部21を持つアレイ(受光素子アレイ)67としたことである。図6は第1の実施形態(図1、図2)の構成を改良したものであるが、台座15の姿勢と位置を変更して封止剤の樹脂を省略することにより、第2の実施形態(図5)にも全く同様に、第2の実施形態の構成の改良として説明することが可能である。
各部品の材質および光受信器の作製方法、動作原理は第1の実施形態、第2の実施形態とほぼ同様である。図6において、複数作製された光導波路12を導波する光は、フィルタ14によってそれぞれ反射し、光導波路基板界面を通過して台座15の反射面16で全反射した後、受光素子アレイ67の表面の各受光面21に入射する。
このような構成とすれば、第1の実施形態および第2の実施形態に記述された効果を得ることに加え、複数の光導波路12を唯一のフィルタ14によって反射することができ、部品点数が削減できる。また、複数の受光面21を持つ受光素子アレイ67を単一の台座15によって固定することができるため、部品点数が削減できるとともに、位置合わせの工程を全ての受光面21に対して行う必要は無いため、作製が簡略化できる。さらに、台座15は、上部に設けられた金属膜(図示しない)により受光素子アレイ67の複数の電極(図示しない)から外部に一括して信号を出力可能な配線板として機能することが可能となる。
(第3の実施形態の変形例)
なお、本実施形態では同一チップ上に複数の受光面を持つ受光素子アレイ67を用いたが、単一チップを複数用いても良い。その場合、位置合わせ作業が本実施形態より多くなるものの、フィルタや台座の部品点数は削減できる効果は得られ、加えて、別のチップを用いたことにより、同一チップの受光素子アレイを使用することに比して、チップ内での光・電機漏洩を抑圧することができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態における光受信器の構成を図7に示す。この光受信器は、光導波路基板10、光導波路12、溝13、フィルタ14、台座15、反射面16、受光素子アレイ67で構成される。光導波路12は光導波路基板10に含まれ、図3に示す第1の実施形態と同様に、シリコン基板11上に形成された下部クラッド12−3、コア12−1、上部クラッド12−2とから構成されている。図7は上面図であり、見やすくするため、封止剤および金属膜の描画を省略した。上記の第3の実施形態と異なるところは、溝13、フィルタ14、台座15および受光素子アレイ67(もしくは複数の受光素子17)が、光導波路基板10上の導波路12に対して垂直にならず、それぞれ同一の角δだけ傾けて配置されていることである。
図7は第1の実施形態(図1、図2)の構成を改良したものであるが、台座15の姿勢と位置を変更して封止剤の樹脂を省略することにより、第2の実施形態(図5)にも全く同様に、第2の実施形態の構成の改良として説明することが可能である。
図7において、溝13、フィルタ14、台座15、および受光素子アレイ67は光導波路方向に対する垂直方向からそれぞれ同一の角δだけ傾いている。複数作製された光導波路12を導波する光は、フィルタ14によってそれぞれ反射し、光導波路基板界面を通過して反射面16で全反射した後、受光素子アレイ67の表面の受光面21に入射する。その他、各部品の材質および光受信器の作製方法、動作原理は上記第1〜第3の実施形態とほぼ同様であるため省略する。
このような構成とすれば、上記第1〜第3の実施形態に記述された効果を得ることに加え、フィルタ14で反射した光の光軸が光導波路方向に対して平行でないため、光導波路基板10と光導波路基板上部界面での反射光や、受光素子アレイ67の表面での反射光が再び光導波路12に入射することを回避できる。すなわち、光導波路12と光導波路上部は、その屈折率が同一であれば原理的には反射を生じないが、厳密に全く同一にすることはほとんど実現不可能であり、また光導波路基板10の汚れ、密着性、平坦度によっても、その界面で多少の反射が生じることは免れず、このため、反射光の方向を光導波路方向に対して傾ける本実施形態の構成は極めて大きな効果を与える。また、本実施形態の別の効果として、上記第1〜第3の実施形態では、複数の受光面21の間隔は複数の光導波路12の間隔と等しかったが、反射光の方向を光導波路方向に対して傾ける本実施形態の構成により、受光面21の間隔を光導波路12の間隔よりさらに拡大することが可能となり、隣接する光導波路12からの反射光の漏洩を抑圧することが可能となる。
なお、本実施形態においては、溝13、フィルタ14、台座15、受光素子アレイ67の傾斜角は全て等しいδとして記述したが、それぞれ異なる角度に設定しても良い。
(第5の実施形態)
本発明の第5の実施形態における光受信器の構成を図4に示す。図4は本実施形態における光受信器の構成要素のうち、光導波路の上部クラッド12−2、光導波路のコア12−1、フィルタ14、反射面16、および、受光素子上あるいは受光素子アレイ上の受光面21のみを概念的に記載したものである。
第1の実施形態においても説明したように、図4において、nは光導波路の上部クラッド12−2の屈折率、nは光導波路基板上部の封止剤(図1の符号18参照)もしくは台座(図5の符号55参照)の屈折率であり、他にθ,θ,γが示される。γは受光面21への光の入射角である。
ここで、本実施形態が、本発明の上記第1〜第4の実施形態と異なるところは、受光素子アレイあるいは受光素子は、入射光の光軸とその受光面21が垂直にならないように設置されることである。すなわち図4において、
γ≠0(度) (式9)
と設定することである。ただし受光面21で生じるPDLを小さくするために、前述の式5において、PDLが0.1dB以下に抑えられる角度に上記γを設定する。
ここでは光導波路の上部クラッド12−2の屈折率nおよび光導波路基板上部の封止剤(図1の符号18参照)もしくは台座(図5の符号55参照)の屈折率nをそれぞれ1.5、受光素子(図1の符号17参照)あるいは受光素子アレイ(図6の符号67参照)の屈折率を3.5とした。その場合の透過率およびPDLは図13に示す特性図と同じ結果となる。この時、PDLを0.1dBに抑えるためのγの条件は、
γ<|20|(度) (式10)
である。
このような構成とすれば、上記第1〜第4の実施形態に記述された効果を得ることに加え、受光面21で反射した光が入射時と同じ経路を辿らないため、受光素子表面あるいは受光素子アレイ表面での反射光が再び光導波路12に入射することを回避できる。
(第6の実施形態)
本発明の第6の実施形態における光受信器の構成を図8に示す。この光受信器は、光導波路基板10、複数の光導波路12、溝13、フィルタ14、台座15、複数の反射面16、複数の非反射面86、受光素子アレイ(図示しない、図6の符号67と同様)、および封止剤(図示しない、図1の符号18と同様)で構成される。図8において、見やすくするため、受光素子アレイ、受光面21の一部、封止剤および金属膜(図2の符号22と同様)の描画を省略した。
本実施形態が上記の第1〜第5の実施形態と異なるところは、上記の台座15に、対応する各光導波路12の位置に合わせて所定の間隙を空けて複数の反射面16が配置され、各反射面16に隣接してその間隙を埋める位置に、それぞれ非反射面86が配置されていることである。
図8は第1の実施形態(図1、図2)の構成を改良したものを示しているが、台座の姿勢と位置を変更して封止剤の樹脂を省略することにより、第2の実施形態(図5)にも全く同様に適用することが可能である。同様に、本実施形態を第3〜第5の実施形態と組み合わせることができる。
台座16の傾斜面には、その表面に金を蒸着して反射面16を作製すると共に、その際にマスクをして金を蒸着しない非反射面86を反射面に隣接して作製した。反射面16の面積は、フィルタ14で反射した光の大部分を全反射することが可能な大きさとした。これにより、反射面16と非反射面86とが交互に配列される。光導波路基板10上には光導波路12が複数設けられ、各光導波路12の位置に合わせてそれぞれ配列された各反射面16と各受光面21が1対1で対応する。
各光導波路のコア12−1中の光はフィルタ14において反射した後、その光の大半が反射面16で再び反射されて受光面21に入射する。また広がり角の大きい一部の光は、非反射面86に到達し、反射しないか、もしくは吸収される。同様に、光導波路12間をクラッドモードとして進行してフィルタ14で反射した光も非反射面86に到達し、反射しないか、もしくは吸収される。その他、各部品の材質および光受信器の作製方法、動作原理は上記第1〜第5の実施形態とほぼ同様であるので、その説明は省略する。
このような構成とすれば、上記第1〜第5の実施形態に記述された効果を得ることに加え、所望の光導波路12の光を確実に受光面21に導く一方で、隣接する光導波路12からの反射光およびクラッドモードからの反射光が受光されるのを非反射面86により抑圧することが可能となる。そのため、受光素子における漏洩電流を減少することが可能となる。
なお、本実施形態では、説明の便宜上、同一チップ上に複数の受光面を持つ受光素子アレイを想定して説明したが、単一チップの受光素子を複数用いても良い。
(第7の実施形態)
本発明の第7の実施形態における光受信器の構成を図9に示す。この光受信器は、光導波路基板10、複数の光導波路12、溝13、フィルタ(図示しない、図1の符号14と同様)、台座91、貫通孔92、反射面93、受光素子アレイ(図示しない、図6の符号67と同様)、および封止剤(図示しない、図1の符号18と同様)で構成される。図9においては、見やすくするため、受光素子アレイ、受光面21の一部、フィルタ、封止剤および金属膜(図2の符号22と同様)の描画を省略した。
本実施形態が上記の上記第1〜第6の実施形態と異なるところは、上記の台座91に、各光導波路12の位置に合わせて複数の貫通孔92が形成され、その各貫通孔92の斜面にそれぞれ反射面93が設置されていることである。
溝、フィルタ、反射面、受光面の位置関係および光路は図1、図4で説明したと同様である。
一例として、台座91の材質をシリコンとし、4方に傾斜面を有する貫通孔92をウェットエッチング(異法性エッチング)により作製した。貫通孔92の鋭角部の角度は精度良く作製され、54.7度であった。貫通孔92を作製後、その貫通孔92の傾斜面に金を蒸着して反射面93を作製した。台座93は、その貫通孔92の開口面積の狭い側を下向きにして光導波路基板10上に搭載した。
光導波路基板10上には光導波路12が複数設けられており、各反射面93と各受光面21とが1対1対応する。各光導波路12のコア(12−1)中の光はフィルタ(14)において反射した後、その光の大半が反射面93で再び反射されて受光面21に入射する。また、広がり角の大きい一部の光は、台座91の非反射面(即ち、反射面93と貫通孔92に隣接する台座91の下面;但し図示されてない)に到達し、反射しないか、もしくは吸収される。同様に、光導波路12間をクラッドモードとして進行し、フィルタ(14)で反射した光も台座91の上記非反射面に到達し、反射しないか、もしくは吸収される。その他、各部品の材質および光受信器の作製方法、動作原理は上記第1〜第6の実施形態とほぼ同様であるので、その説明は省略する。
図9は第1の実施形態(図1、図2)の構成を改良したものを示しているが、台座91を、その貫通孔92の開口面積の狭い側を上向きにして光導波路基板10上に搭載することにより、第2の実施形態(図5)にも全く同様に適用することが可能である。
このような構成とすれば、上記第1〜第5の実施形態に記述された効果を得ることに加え、複数の貫通孔92を設けることにより、所望の光導波路12の光を反射面93により受光面21に確実に導く一方で、隣接する光導波路12からの反射光およびクラッドモードからの反射光が受光されるのを台座91の非反射面で抑圧することが可能となる。そのため、受光素子における漏洩電流を減少することが可能となる。また、貫通孔92の四方の反射面93により集光性が向上する。
また、別の効果として、貫通孔92をウェットエッチングで作製することより、非常に精度よく傾斜角が作製できるため、光受信器の歩留まりを向上することが可能となる。
なお、本実施形態においては、台座93はシリコンで作製したが、ガラスやプラスチック、金属なども選択可能である。特に、金属であれば、別途金属蒸着して反射面93を設けるという工程を無くすことが可能である。また、本実施形態では、説明の便宜上、同一チップ上に複数の受光面を持つ受光素子アレイを想定して説明したが、単一チップの受光素子を複数用いても良い。
(第8の実施形態)
本発明の第8の実施形態における光受信器の構成を図10に示す。この光受信器は、光導波路基板10、光導波路12、溝13、フィルタ14、第2の溝103、台座(図示しない、図6の符号15と同様)、反射面(図示しない、図6の符号16と同様)、受光素子アレイ(図示しない、図6の符号67と同様)、および封止剤(図示しない、図1の符号18と同様)で構成される。図10においては、見やすくするため、受光素子アレイ、台座、封止剤および金属膜(図2の符号22と同様)の描画を省略した。
図10は第1の実施形態(図1、図2)の構成を改良したものを示しているが、台座の姿勢と位置を変更して封止剤の樹脂を省略することにより、第2の実施形態(図5)にも全く同様に適用することが可能である。同様に、本実施形態を第3〜第7の実施形態と組み合わせることができる。
本実施形態が、上記第1〜第7の実施形態と異なるところは、上記の光導波路基板10上に、各光導波路12間にそれら光導波路と並行して同一方向に、第2の溝103が形成されていることである。従って、第2の溝103はフィルタ14が挿入される第1の溝13と交差している。
第2の溝103はドライエッチングで作製した。更に、第2の溝103には不透明な樹脂を充填した。光導波路基板10上には光導波路12が複数設けられ、各光導波路12に対応する各反射面(16)と各受光面(21)が1対1で対応する。
各光導波路12のコア(12−1)中の光はフィルタ14において反射した後、その光の大半が反射面(16)で再び反射されて受光面(21)に入射する。また、広がり角の大きい一部の光は、第2の溝103に到達し、第2の溝103に充填された不透明な樹脂により反射しないか、もしくは吸収される。同様に、各光導波路12間をクラッドモードとして進行してフィルタ14で反射した光も第2の溝103に到達し、第2の溝103に充填された不透明な樹脂により反射しないか、もしくは吸収される。その他、各部品の材質および光受信器の作製方法、動作原理は上記第1〜第7の実施形態とほぼ同様であるので、その説明は省略する。
このような構成とすれば、上記第1〜第7の実施形態に記述された効果を得ることに加え、第2の溝103を設けることにより、所望の光導波路12の光を受光面(21)に確実に導く一方で、隣接する光導波路12からの反射光およびクラッドモードからの反射光が受光面(21)に受光されるのを、第2の溝103に充填された不透明な樹脂により抑圧することが可能となる。そのため、受光素子における漏洩電流を減少することが可能となる。また別の効果として、第2の溝103に不透明な樹脂を充填したため、単に第2の溝103を設けるよりも大幅に漏洩光を抑圧することが可能となる。
なお、本実施形態においては、第2の溝103はドライエッチングで作製したが、ダイシングソーによる切削やレーザー照射を行って作製して同様の効果が得られる。
(他の実施形態)
上記では、本発明の好適な実施形態を例示して説明したが、本発明の実施形態は上記例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内であれば、その構成部材等の置換、変更、追加、個数の増減、形状の設計変更等の各種変形は、全て本発明の実施形態に含まれる。
本発明の第1の実施形態における光受信器の構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態における光受信器の構成を示す斜視図である。 本発明に係わる光導波路基板を定義するために図1の一部を示す模式図である。 本発明の第1、第5の実施形態における光受信器の各部品の配列構成と光路の関係を示す概念図である。 本発明の第2の実施形態における光受信器の構成を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態における光受信器の構成を示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態における光受信器の構成図を示す上面図である。 本発明の第6の実施形態における光受信器の構成を示す斜視図である。 本発明の第7の実施形態における光受信器の構成を示す斜視図である。 本発明の第8の実施形態における光受信器の構成を示す斜視図である。 従来の光受信器(非特許文献1)における構成を示す断面図である。 従来の光受信器(非特許文献2)における構成を示す断面図である。 従来の光受信器における、受光素子への入射角θに対する透過率、並びにPDLの関係を示す特性図である。
符号の説明
10 光導波路基板
11 基板(シリコン基板)
12 光導波路
12−1 光導波路のコア
12−2 光導波路の上部クラッド
12−3 光導波路の下部クラッド
13 溝
14 フィルタ
15 台座
16 反射面
17 受光素子
18 封止剤
21 受光面
55 台座
56 反射面
67 受光素子アレイ
86 非反射面
91 台座
92 貫通孔
93 反射面
103 第2の溝
110 光導波路基板
111 基板(シリコン基板)
112 光導波路
112−1 光導波路のコア
112−2 光導波路の上部クラッド
112−3 光導波路の下部クラッド
113 溝
114 フィルタ
115 受光素子
116 台座

Claims (15)

  1. 光導波路が形成された光導波路基板と、
    前記光導波路基板上に前記光導波路を横切って形成された溝と、
    前記溝に挿入され前記光導波路中を導波する光を反射するフィルタと、
    前記光導波路基板上に搭載され前記フィルタで反射された光の方向を変えるための傾斜付き反射面を有する台座と、
    前記台座上に張り出し状に固定され前記反射面で反射された光を受光する受光素子と、
    前記フィルタで反射後の光路における少なくとも前記光導波路基板上と前記反射面と前記受光素子の受光面間に充填される封止剤とを具備し、かつ
    前記封止剤が前記光導波路のクラッドの屈折率に実質的に同一または極近似の屈折率を有することを特徴とする光受信器。
  2. 光導波路が形成された光導波路基板と、
    前記光導波路基板上に前記光導波路を横切って形成された溝と、
    前記溝に挿入され前記光導波路中を導波する光を反射するフィルタと、
    前記光導波路基板上に搭載されて前記フィルタで反射された光を透過しかつ該透過光の方向を変えるための傾斜付き反射面を有する台座と、
    前記台座上に固定されて前記反射面で反射され前記台座を透過した光を受光する受光素子とを具備し、かつ
    前記台座が前記光導波路のクラッドの屈折率に実質的に同一または極近似の屈折率を有し、前記フィルタによって反射された光が前記台座を透過して前記受光素子に入射するように前記台座が配置されていることを特徴とする光受信器。
  3. 前記光導波路は、シリカガラスまたはポリマーで形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光受信器。
  4. 前記受光素子は、複数の受光面が設けられた受光素子アレイであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光受信器。
  5. 前記溝、前記フィルタ、前記台座、および前記受光素子もしくは前記受光素子アレイはそれぞれ、前記光導波路基板上の前記光導波路に対して傾けて配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の光受信器。
  6. 前記受光素子もしくは前記受光素子アレイは、入射光の光軸に対してその受光面を傾けて配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の光受信器。
  7. 前記光導波路は前記光導波路基板上に複数形成され、前記台座の前記反射面は、該複数の光導波路の位置に対応して所定の間隙を空けて複数形成され、各該反射面に隣接して該間隙を埋める位置に非反射面が形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の光受信器。
  8. 前記光導波路は前記光導波路基板上に複数形成され、前記台座は、該複数の光導波路の位置に対応して開口された複数の貫通孔を有し、該複数の貫通孔の斜面のそれぞれに前記反射面が形成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の光受信器。
  9. 前記台座はシリコンで形成され、前記貫通孔は異方性エッチングにより作製されたことを特徴とする請求項8に記載の光受信器。
  10. 前記光導波路基板上には、前記光導波路を挟んで、または複数の前記光導波路間に、該光導波路と同一方向に伸びる第2の溝が形成されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の光受信器。
  11. 前記第2の溝内に不透明な樹脂が充填されていることを特徴とする請求項10に記載の光受信器。
  12. 前記封止剤として少なくとも所定の波長帯で高透過率を示す熱硬化型のシリコーンが用いられ、該封止剤が前記受光素子のほぼ全体および前記導波路基板の上面の少なくとも一部を覆っていることを特徴とする請求項1に記載の光受信器。
  13. 前記台座は金属であることを特徴とする請求項1または12に記載の光受信器。
  14. 前記台座は少なくとも所定の波長帯で高透過率を示すシリカガラスまたはプラスチックであることを特徴とする請求項2に記載の光受信器。
  15. 前記受光素子、前記台座および前記導波路基板の上面を覆っている封止剤を更に有することを特徴とする請求項2または14に記載の光受信器。
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