JPH0951087A - 光接続集積回路 - Google Patents

光接続集積回路

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JPH0951087A
JPH0951087A JP19964595A JP19964595A JPH0951087A JP H0951087 A JPH0951087 A JP H0951087A JP 19964595 A JP19964595 A JP 19964595A JP 19964595 A JP19964595 A JP 19964595A JP H0951087 A JPH0951087 A JP H0951087A
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JP
Japan
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optical
integrated circuit
substrate unit
unit
optical substrate
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Application number
JP19964595A
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English (en)
Inventor
Oku Kuraki
億 久良木
Hideo Akitani
秀夫 秋谷
Katsuyuki Machida
克之 町田
Emi Tamechika
恵美 為近
Kazuhiko Komatsu
一彦 小松
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集積回路間を光信号で接続するとき、製造コ
ストを上げることなく、実装寸法を小さくできるように
することを目的とする。 【解決手段】 支持基板15の下方に設置された発光素
子20から垂直に出射された光信号23は、回折型光学
素子17aに入射して偏向され、光学基板ユニット11
内を直進し、反射面12で全反射され光学基板ユニット
11中を水平に反射面13に向かう。そして、この光信
号は、反射面13で全反射され、回折型光学素子17a
と対称的な位置に設置された反射ミラー18で反射さ
れ、隣に設置した光学基板ユニット11に向かう。あと
は同様に反射面13で全反射され回折型光学素子17b
で偏向されて出射した光信号24は、受光素子22に垂
直に入射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の集積回路
素子相互や素子内における光接続用の光学基板、及び、
それら光接続された光接続集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路技術の進展により、通信
やコンピュータの分野を始めとして映像・音声処理など
各種の情報機器分野の電子システムにおいて、様々な機
能と規模の集積回路素子が多量に用いられている。社会
の高度情報化が進行しつつあるなかで、とりわけマルチ
メディア環境への要求が高まっており、より高速、より
大量の信号・情報処理が求められている。このような情
報処理を行う電子システム全体の処理能力を向上させる
には、それを構成する集積回路チップ自体の高性能化が
必須である。
【0003】この要求を満たすためのチップでは、素子
の微細化によって高速化を追求する一方、搭載素子数の
増加によって処理能力の拡大を図ってきた。またチップ
の高性能化と同時に、チップ間で大量のデータを高速に
やりとりする必要があり、高速で大容量の素子間相互接
続を実現する努力がなされてきた。これは、実装基板上
でのチップ間の電気配線超を可能な限り短縮すると同時
に、チップの入出力端子数を増大して、できるだけ多数
の配線により一括して大量のデータを伝送することで実
現される。
【0004】マルチチップモジュール(MCM)は、こ
のような要求を満たすものとして注目されている。しか
し、このMCMにおいても、配線密度を上げるために、
配線を微細にしてかつその間隔を狭くしていくと、配線
抵抗が増大すると同時に、配線間の浮遊容量も増大して
いく。結果的に負荷インピーダンスが大きくなって、そ
の充放電のために信号の遅延増,入出力回路の消費電力
増を引き起こす。
【0005】配線負荷は、配線長が短縮されれば減少す
るが、システムの高速化にともなうチップ寸法の拡大,
チップ数の増大のための総配線長は長くなる一方で、平
均長が必ずしも短くならないのが実際である。また、高
密度配線では、配線間で信号のクロストークが生じやす
く、これは高速の信号ほど、また、配線の間隔が短いほ
ど顕著になる。これらは、電気配線に特有な問題であ
り、根本的な解決は困難である。
【0006】以上の問題を回避し一層の高速大容量相互
接続を実現するために、光を用いた素子間相互接続が期
待されている。これまで幾つかの方法が提案されている
が、図13はその一例であり、回折型光学素子を用いて
任意の点間を光接続するものである(文献1:L. A. Be
rgman,W. H. Wu, A.R. Johnston, and R. Nixon, "Holo
graphic opticalinterconnects for VLSI," Optical E
ngineering, Vol. 25, No. 10, 1109, 1986)。
【0007】この方法では、まず、集積回路素子11
2,駆動回路114やレーザーダイオード115,フォ
トダイオード113などの発光・受光素子を同一基板の
平面上におく。そして、これらの面から一定間隔隔てて
平行に反射面111を設け、その上にホログラム素子
(図示せず)を配置する。ここで、ホログラム素子は、
入射した光を入射角と異なる任意の角度で反射する、回
折型光学素子である。そして、素子面(レーザーダイオ
ード115)から発射された光をホログラム素子により
偏向させて、素子面上の任意の点にある受光素子(フォ
トダイオード113)に向けて反射することにより信号
を伝達する。
【0008】またこの変形として、図14のような構成
とした光伝送によるMCMの構造が提案されている(文
献2:M.R. Feldman, J. E. Morris, I. Turlik, P. Ma
gill, G. Adema, and Y. A. Raja,"Holographic Optica
l Interconnects for VLSIMultichip Modules," IEEE T
rans.Components, Packaging, and ManufacturingTech.
-B, Vol. 17, No. 2, 223,1994)。
【0009】図14は、上述した光伝送によるMCMの
構成を示す断面図であり、121は基板、122は基板
121上に配置された光受光部を備えた集積回路素子、
123は発光素子、124は発光素子123より出射し
た光を受けて所定の方向に出射するホログラム素子、1
25はホログラム素子124が配置され、基板121に
対向して配置される透明な平坦基板、126は平坦基板
125に対向して配置された平板反射鏡である。
【0010】この場合、例えば、図中一番左の発光素子
123より出射した光信号は、その上のホログラム素子
124を介することで所定の方向に曲げられて平板反射
鏡126で反射する。この反射した光信号は、平坦基板
125上の反射用ホログラム素子126aを反射して、
再び平板反射鏡126を反射し、図中一番右端のホログ
ラム素子124を介し、ここで偏向され、その下の集積
回路素子122の光受光部に入射する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した方法
では、まず第1に、実装寸法が大きくなるという問題が
あった。つまり、素子面と反射面との間には一定距離が
必要であり、接続しうる点間の距離がこれによって制限
される。このため、接続距離を大きくしようとすれば面
間の距離を大きくしなければならず、大規模なシステム
を構成しようとすると、実装寸法において面積のみなら
ず厚さまでもが増大してしまう。
【0012】ここで、図14の方法によれば、この点に
関してはその問題を多少は回避することができる。図1
4の方法によれば、接続高さを空間的に折り返すことに
よって、すなわち回折型光学素子面と反射面との反射を
繰り返すことによって容積を小さくできるからである。
しかしながら、図14の方法においても、回折型光学面
と反射面との現実的な距離は2cm以上とまだ大きい。
そして、この方法においては、接続距離が大きくなれば
反射回数が極端に増加し、特に回折型光学素子の製作誤
差の影響が加算されることになる。また一般的に計算機
回折型光学素子の回折効率は高くないので、何度も回折
型光学素子で反射することによって極端に光信号強度が
落ちてしまう。
【0013】一方、これに対して回折型光学素子の回折
角度を大きくすることが考えられる。しかし、このため
には回折型光学素子パターンの最小ピッチを小さくする
必要があり、そのため高度な微細加工技術を使うことに
なり製造コストが高くなってしまう。また収差の影響も
大きくなるという欠点がある。
【0014】第二の問題点は、任意点間の最適化に手間
がかかり過ぎ、かつコスト高になることである。すなわ
ち、品種の異なる集積回路素子をつなぐような接続すべ
き点が異なる場合、従来では個々の接続パスに対応した
回折型光学素子を設計し直し、偏向角および偏向方向を
変更しなければならなかった。複雑な回路接続を実現す
る最適な回折型光学素子パターンを得るには、多量のデ
ータからなる計算を多数回にわたって繰り返すことにな
り、長大な計算時間を必要とする。このように、複雑な
最適化を必要とし、結果的に製造コストを上昇させるこ
とにつながる。
【0015】第三の問題点は、任意点間の接続を実現す
る部品の全部あるいは一部が規格化されていないことで
ある。すなわち、上述したように回折型光学素子を用い
て素子間を光接続する場合、素子の接続を変更する度
に、回折型光学素子の配置を設計し直さなくてはなら
ず、コストが高くなるという問題があった。言い換える
と、一部でも規格化部品を用いることができれば、事前
に大量に規格化部品を製造しておき、異品種の任意点の
接続に対応して最小の最適化を行えば、大幅に製造コス
トを安くすることができる。
【0016】従来では、個々の発光源と受光素子を接続
するのに回折型光学素子を用いており、第二の問題点で
説明した通り、規格化した部品を用いることができな
い。少なくとも、任意点間を規格化部品で接続する発想
が明示されていなかった。以上述べてきたように、従来
では、実装寸法が大きいこと、最適化に手間がかかるこ
と、規格化部品が使えないこと、結果的に製造コストが
高いことなど多くの問題点があった。
【0017】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたものであり、集積回路間を光信号で接
続するとき、製造コストを上げることなく、実装寸法を
小さくできるようにすることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の光接続集積回
路は、端面が傾斜して形成された対向配置する第1と第
2の反射面を有し、光を透過する板状の光学基板ユニッ
トと、光学基板ユニットの下方に配置され、光信号を出
力する発光部を備えた第1の集積回路と、光学基板ユニ
ットの下方に配置され、光信号を受光する受光部を備え
た第2の集積回路とを備える。そして、発光部より出力
した光信号を、光学基板ユニットに取り込み、第1の反
射面で反射させて光学基板ユニット内を伝搬し、第2の
反射面で反射させて出射した後、受光部に入射させるこ
とで、第1の集積回路と第2の集積回路とを光接続する
ことを特徴とする。このことにより、光信号は光学基板
ユニット内を、その下方に配置された第1および第2の
集積回路面とほぼ平行に伝搬する。また、第1と第2の
光学基板ユニットを備え、第1の光学基板ユニット内を
伝搬してこの第2の反射面で反射して出射した光信号
を、第2の光学基板ユニットに入射させ、この第1の反
射面で反射させて第2の光学基板ユニット内を伝搬さ
せ、この第2の反射面で反射させて出射した後、受光部
に入射させることで、前記第1の集積回路と第2の集積
回路とを光接続することを特徴とする。このため、光学
基板ユニットを複数備えることで、光学基板ユニットを
大きくしなくても、離れた間を光接続できる。また、第
2の光学基板ユニットは第1の光学基板ユニットの上に
配置し、第1の光学基板ユニットの第2の反射面で反射
した光信号は、この第1の反射面に入射した光信号と同
一の方向に進行して第2の光学基板ユニットの第1の反
射面に入射することを特徴とする。このため、光学基板
ユニット内を、その下方に配置された第1および第2の
集積回路面とほぼ平行に伝搬する光信号は、第1の光学
基板ユニットから第2の光学基板ユニットに移行するこ
とで、その平面内で進行方向を偏向する。また、この発
明の光接続集積回路は、端面が傾斜して形成された対向
配置する第1と第2の屈折面を有し、光を透過する板状
の光学基板ユニットと、光学基板ユニットの下方に配置
され、光信号を出力する発光部を備えた第1の集積回路
と、光学基板ユニットの下方に配置され、光信号を受光
する受光部を備えた第2の集積回路とを備える。そし
て、発光部より出力した光信号を、光学基板ユニット下
部より取り込み、この光学基板ユニットの第1の屈折面
で屈折させ、この屈折させた光信号を、光学基板ユニッ
トの隣に配置した光学基板ユニットの第2の屈折面に入
射させ、この第2の屈折面で屈折させて、その光学基板
ユニット下部より出射させて受光部に入射させること
で、第1の集積回路と第2の集積回路とを光接続するこ
とを特徴とする。このため、光学基板ユニットの第1の
屈折面で屈折した光信号は、第1および第2の集積回路
面とほぼ平行に伝搬していく。そして、この光接続集積
回路は、それら光学基板ユニットを、これと同一材料か
ら構成した板状の支持基板上に載置したことを特徴す
る。このため、各光学基板ユニットが精度良く配置され
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下この発明の1実施の形態を図
を参照して説明する。 実施形態1.図1は、この発明の1実施形態における光
学基板の構成を示す構成図である。ここでは、簡単のた
め、集光用光学素子等は省略しており、発光素子群およ
び受光素子群は電気的に集積回路素子と結合された別々
のチップで実現されているものとする。また説明のた
め、ひとつの光学基板ユニットは、1個の集積回路素子
およびそれらの発光素子群および受光素子群と重なるよ
うに示しているが、後述するように、これらの相対的配
置は図1に限定されるものではない。
【0020】同図において、11は合成石英ガラスから
なり、20×20×厚み2.5mmの光学基板ユニッ
ト、12,13は光学基板ユニット11の端部に形成さ
れた傾斜角θ1が37.00゜とされた反射面である。
また、15は光学基板ユニット11と同じ材料からなる
支持基板(厚さ3mm)、17a,17bは支持基板1
5下面の所定位置に形成された回折型光学素子、18は
支持基板15下面の所定位置に形成された反射ミラーで
ある。そして、19は集積回路素子、20は波長830
nmの光信号を出射する発光素子、22は光信号を受け
る受光素子である。回折型光学素子17aは、発光素子
20から垂直に出射された光信号を所定の方向に偏向し
て光学基板ユニット11に入射するように作られてい
る。なお、光学基板ユニット11の波長830nmの光
に対する屈折率は1.453である。
【0021】次に光の伝搬経路に沿って、図1の光学基
板の機能を説明する。支持基板15の下方に設置された
発光素子20から垂直に出射された光信号23は、回折
型光学素子17aに入射して入射方向からφ(この実施
形態では16゜)だけ偏向される。支持基板15と、そ
の上面に接着された光学基板ユニット11は同じ材料か
らできているので、偏向された光信号は光学基板ユニッ
ト11内を直進し、反射面12に入射角37.00゜で
入射する。
【0022】本実施形態の場合、臨界角は43.49゜
(雰囲気は空気であり、屈折率は1.000)だから、
光信号は全反射され光学基板ユニット11中を水平に反
射面13に向かう。光学基板ユニット11は中心線を軸
に左右対称だから、この中を伝搬する光信号は、あとは
全く同様に反射面13で全反射され、回折型光学素子1
7aと対称的な位置に設置された反射ミラー18に入射
する。
【0023】ここでさらに光信号は反射され、隣に設置
した光学基板ユニット11に向かう。あとは同様に反射
面13で全反射され回折型光学素子17bに入射する。
そして、回折型光学素子17bで偏向されて出射した光
信号24は、受光素子22に垂直に入射する。本実施形
態においては、回折型光学素子17aからの偏向角φと
回折型光学素子17bへの入射角は同じである。このた
め、回折型光学素子17a,17bは、回折格子の周期
は同じであるが、ブレーズの向きおよび角度は光信号の
入射方向に応じて作製した。
【0024】ところで、本実施形態のような自由空間型
光接続においては、一般に発光素子,受光素子と光学基
板との相対的位置精度の合わせが厳しい。本発明の光学
基板においては、光信号の伝搬が、水平面内での相対的
位置には比較的鈍感だが、特に反射面の角度精度や光学
基板ユニット間のあおり精度には敏感である。また本発
明におけるような光学的手段に応用する目的において
は、反射面の面精度を光学的精度(例えばλ/10)に
研磨するのが望ましい。
【0025】従来では、図1に示す構造物は、一体物の
直方体の石英母材から、例えばNC加工法によって形成
していた。しかしながら、図1においては隣り合う光学
基板ユニット11の反射面13、12が近接しているた
め、上述のように一体物で形成しようとすると、従来の
光学研磨法が使えず、その面精度が不十分である。本実
施形態1においては、図1に示す光学基板を構成するに
あたって、まず個々の光学基板ユニット11と支持基板
15を別個に形成した。このように、別個に形成するの
で、個々の光学基板ユニット11における反射面は、す
べて周縁に位置することになる。従って、従来の光学研
磨法が適用でき、充分な光学面精度が実現できる。
【0026】また、回折型光学素子17a,17bおよ
び反射ミラー18は、支持基板15の上面16を光学研
磨した後、下面の所定の位置に形成した。そして、光学
的精度に研磨した光学基板ユニット11の下面と支持基
板15の上面16を密着(エアコンタクト)させた。こ
の際、両方の接触面は、その面精度が光学的精度となっ
ているため、合わせるだけで接着され、一切接着剤を用
いなくても良い。
【0027】このように、この実施形態1においては、
複数の光学基板ユニット11を並置するのに、一切接着
剤を用いていないので、接着剤の経時変化による劣化が
ない。また、光学基板ユニット11と支持基板15は同
じ材料を用いているので、環境温度が変化しても、両者
の線膨張係数の違いによる密着面の剥離やずれを全く生
じない。
【0028】また光学基板ユニット11間のあおりは、
支持基板15上面の面精度と光学基板ユニット11下面
の面精度によって決まるが、これらは通常の光学研磨法
が適用できる。このため、その面精度は例えばλ/10
程度の高精度に仕上げることが可能であり、多数の光学
基板ユニットを並置したとしても、光学基板ユニット全
体のあおり誤差を無視できる程小さくできる。
【0029】また、この実施形態1による光接続集積回
路では、光学基板ユニット11と回折型光学素子17
a,17bおよび反射ミラー18との距離が、支持基板
15の厚みによって決められるので、非常に高精度に構
成できる。また、この実施形態においては、平坦な支持
基板15の上に、任意角度の反射面を有する光学基板ユ
ニット11を並置する単純な構造なので、次の実施形態
で説明するように、多層化の構成に適している。
【0030】実施形態2.次に,図2を用いて実施形態
1で示した構成を多層化した場合について説明する。同
図において、15a,15b,15cは支持基板、17
は支持基板15a下面に形成された回折型光学素子、1
8a,18bは支持基板15c上面に形成された集光機
能を有する反射ミラー、21aは光学基板ユニット11
と同様の支持基板15b上に配置された光学基板ユニッ
ト、21bは支持基板15b上に光学基板ユニット21
aと隣り合うように配置され、向かい合う端面である反
射面12a,13aがほぼ平行に形成された光学基板ユ
ニットであり、他は図1と同様である。
【0031】この実施形態2において、第1層の支持基
板15aと光学基板ユニット11は、実施形態1で用い
たものと基本的に同じである。本実施形態2では、支持
基板15bの上面に複数の光学基板ユニット21a,2
1bを並置した構造を別個に用意し、これを第1層目に
重ねて密着させた。密着方法は、実施形態1で説明した
通り、第1層目の光学基板ユニット11の上面と支持基
板15bの下面を光学的精度に研磨したうえで、エアコ
ンタクトさせた。
【0032】さらに上面に、反射ミラー18a,18b
を形成した別の支持基板15cを第2層目の光学基板ユ
ニット21a,21bの上面に密着させた。第2層目の
光学基板ユニット21bの反射面12aと13aは、第
1層目の光学基板ユニット11の反射面12と13と異
なり、お互いに平行に向き合っており、回折型光学素子
17で偏向された光信号を反射面13aで集光機能を有
する反射ミラー18a方向に向かわせる構造となってい
る。支持基板15a,15b,15cの厚みは、光学的
平坦性が保たれれば良く、基本的に大きな制約はない。
【0033】本実施形態2では、逆に支持基板15a,
15b,15cの厚みを調整することによって、光信号
の周期長を等しくなるようにした。すなわち、支持基板
15bを薄くし、支持基板15cを厚くすることで、以
下の光路長を等しくなるようにし、かつ全体の厚さを抑
えるように調整した。まず、回折型光学素子17から光
学基板ユニット21bを経由して反射ミラー18aまで
の間の光路長。また、反射ミラー18aから反射ミラー
18bまでの光路長。そして、反射ミラー18bから回
折型光学素子17までの光路長。
【0034】支持基板15aの厚みは、回折型光学素子
17からの偏向角をあまり大きくせずに第1層の光学基
板ユニット11どうしの間隔をあけるため、例えば実施
形態1での厚みよりも厚くした。もちろん、各支持基板
15a〜15cの厚みの組合せが、図2に限らないのは
言うまでもない。また本実施形態2では、発光素子20
から垂直に射出された光信号23が、回折型光学素子1
7で第1層の隣接した2つの光学基板ユニット11、お
よび、第2層の隣接した2つの光学基板ユニット21の
4方向に分岐されるように作製した。しかし、発光素子
20からの光信号を、目的に応じて任意の光学基板ユニ
ットの反射面だけに向かうように作製してもよい。
【0035】さらに本実施形態2では、第1層目と第2
層目の光信号の進行方向は、図2を示す紙面に平行に両
者とも同じ方向の例を示したが、これに限るものではな
い。光信号が入射する反射面を有する第1層と第2層の
光学基板ユニットの辺の向きを、直交するように配置し
てもよい。このようにすれば、同じ発光素子から出射さ
れた光信号を、第1層目と第2層目で、集積回路面に平
行な面内で直交する方向に伝搬させることも可能であ
る。
【0036】実施形態3.次に、図3を用いて、この発
明の第3の実施形態における、光信号の屈折現象を利用
した光学基板の構成について説明する。図3は、この発
明の第3の実施形態における光相互接続集積回路の構成
を示す断面図であり、31は光学基板ユニット21と同
様の光学基板ユニットである。光学基板ユニット31お
よび光学基板ユニット21、支持基板15a,15bの
材料、作製方法は実施形態1あるいは実施形態2と同様
であるので省略する。
【0037】図3において、第2層の支持基板15b上
に配置された光学基板ユニット21の機能は、これまで
実施形態1及び実施形態2で説明したものと同様のもの
である。一方、第1層の支持基板15a上に配置された
光学基板ユニット31は、全反射ではなく屈折現象を用
いて光信号の進行方向を偏向するようにしたものであ
る。すなわち、回折型光学素子17で偏向された図3中
実線で示す光信号は、光学基板ユニット31の傾斜した
端面(屈折面)31aでSnell(スネル)の法則に
従い屈折される。
【0038】この光信号は、支持基板15aと15bの
間隙を下方に設置された集積回路素子19平面にほぼ平
行に進行する。そして、隣の光学基板ユニット31の屈
折面31bに入射した光信号は、やはり屈折され、回折
型光学素子17に入射する。そして、偏向され出射した
光信号24は、受光素子22に垂直に出射される。ここ
で屈折面31a,31bの傾斜角θ5は、光信号に対す
るブリュスター(Brewster)角を考慮して決め
た。
【0039】すなわち本実施形態3では、光信号の屈折
面31aへの入射角および屈折面31bへの入射角がと
もにブリュスター角になるように、ψを69.08゜、
θ5を34.54゜とした。もちろん、フレネル(Fr
esnel)反射損が極めて小さくなるのは、P偏光に
対してなので、発光素子20と回折型光学素子17との
間に、図示していないが偏光子を挿入した。
【0040】このような構成にすることによって、多層
構成の光学基板とした場合にも一層目はブリュスター角
の効果により、第2層目は光路がすべて同一材料で構成
されるため、伝搬中の光学損失を極めて小さくすること
ができる。また、以上のように構成することで、屈折面
や境界面での反射光等によるゴーストを極めて低く抑え
ることができる。
【0041】実施形態4.次に図4および図5を用い
て、集積回路面と平行な面内で光信号を90゜偏向させ
る光学基板ユニットの構成について説明する。図4は、
そのような90゜偏向機能を有する構成とした光接続集
積回路の側面図、図5はその平面図である。図4(a)
は図5におけるA方向から眺めた図、図4(b)は図5
におけるB方向から眺めた図である。この実施形態4に
おける支持基板15a、15b、15c、回折型光学素
子17、反射ミラー18等は、実施形態2(図2)と同
様である。
【0042】実施形態2と異なるのは、第1層目に配置
する光学基板ユニット11の反射面13と、第2層目に
配置する光学基板ユニット21の反射面13aの配置関
係である。この配置が、この実施形態4においては、支
持基板15bを挟んで対向し、かつ、各々の光学基板ユ
ニットの辺が直交するように配置されている。また、光
学基板ユニット11は、向かい合う端面(側面)と同じ
方向の傾斜がついている反射面12a,13aを有す
る。
【0043】このように配置することによって、光学基
板ユニット11中を集積回路19の面にほぼ並行に進ん
だ光信号25は、θ6の傾斜の反射面13aで全反射し
垂直方向に上方に偏向され、第2層の光学基板ユニット
21の反射面13aに入射する。そして、ここでさらに
全反射し光学基板ユニット21中を進行し、反射面12
aで支持基板15Cの上面に形成した反射ミラー18方
向に偏向される。後は、反射ミラー18への入射点を対
称中心として、光学基板ユニット21,11および支持
基板15b,15a内を進行し、回折型光学素子17を
介して、受光素子22に垂直に入射する。
【0044】この実施形態4では、第1層での光信号の
進行方向と第2層での光信号の進行方向が、90゜の関
係になるようにした。従って、光学基板ユニット11と
光学基板ユニット21の辺の向きが同じになるように配
置し、θ6を45゜とした。しかしながら、辺の向きを
ずらすならば、θ6は他の値を取り得ることは言うまで
もない。またこの実施形態4では、光路がすべて同一材
料で構成される。このため、多層構成としても、伝搬中
の光学損失を極めて小さくすることができ、屈折面や境
界面での反射光等によるゴーストを極めて低く抑えるこ
とができる。
【0045】なお、図4においては、支持基板15c上
に配置した反射ミラー18で、隣り合う光学基板ユニッ
ト21間を光接続するようにしたが、これに限るもので
はない。支持基板15bの、隣り合う光学基板ユニット
21の間に位置する下面に、反射ミラー18を配置し
て、その2つの光学基板ユニット21の間を光り接続す
るようにしても良い。この場合、反射面12aを反射面
13aと異なる方向の傾斜とし、下向きに光信号を反射
させるようにする。例えば、図2の支持基板15a,反
射ミラー18,およびこれを挾むように配置する2つの
光学基板ユニット1のような構成とすればよい。
【0046】この実施形態4の構成では、光信号25は
第2層で90゜偏向され、反射ミラー18で反射され、
第1層に入射するとまた90゜偏向され、結局、光信号
28の進行方向は光信号25と同じ方向となる。しかし
ながら、光学基板ユニットの配置を種々変えることによ
って、最終的な進行方向を変更することが可能である。
図6は、最終的な光信号の進行方向を変更する場合の構
成を示す平面図である。図6(a)は、光信号の進行方
向が90゜偏向されたまま出力される構成、図6
(b),(c)は、光信号の進行方向が180゜偏向さ
れて出力される構成である。
【0047】図6(a)で図5の構成と異なるのは、最
終段の光学基板ユニット11の反射面を含む辺が、その
直前の光学基板ユニット21と同方向に配置されている
ことだけである。また、図6(b)は、最終段の光学基
板ユニット11の向きが、図5と比べると、光信号27
に対して線対称な位置に配置されている。
【0048】また、図6(c)は、光信号の進行方向が
180゜偏向されることは図6(b)と同様だが、反射
ミラー18で反射されたあとの光学基板ユニット21,
11の光信号の進行方向の長さがやや異なる。これは、
反射ミラー18に入射するまでの光路長(P1+P2)
と、反射後の光路長(P3+P4)が、等しくなる条件
下で変えたものである。すなわち、図6(c)の構成を
目的に応じて使い分けることによって、光信号の入射位
置と出射位置が異なるような集積回路の配置に対しても
対処できる。
【0049】実施形態5.以上の実施形態1〜4におい
ては、回折型光学素子17,17a,17bにより光信
号がコリメートされた例について説明してきたが、素子
間の接続距離すなわち通信距離が長くなると、回折によ
り光信号は拡がる傾向を持つ。その欠点を逃れるために
は、回折型光学素子が集光機能を有するように作製、配
置すればよい。
【0050】図7は、この実施形態5における光相互接
続集積回路の構成を示す断面図であり、発光素子20か
ら出射された光信号は、回折型光学素子33によってコ
リメートされ、支持基板15の裏面に対向して形成され
た回折型光学素子37aに入射し、光学基板ユニット1
1の中央で焦点を結ぶように集光される。この集光され
た光信号は、対称的に光学基板ユニット11中を進み、
その反射面13で反射されて回折型光学素子37bに入
射し、コリメートされた後、回折型光学素子33で集光
されて、受光素子22の受光面に入射する。
【0051】ここで支持基板35の一方の面には、回折
型光学素子33が発光素子20に対向する位置に形成さ
れている。また、支持基板35の他の面に、回折型光学
素子33の焦点の位置だけ開口して、遮光材34が形成
されている。支持基板35の厚みは、回折型光学素子3
3の(正確には光学基板ユニットの屈折率n媒質中で
の)焦点距離fであり、支持基板35裏面の遮光材34
の開口と発光素子20の発光面との距離は、f/nにな
るようにスペーサ36を介して固定されている。また、
回折型光学素子33と回折型光学素子37aの距離は、
スペーサ38を介して固定されている。
【0052】いま、結像特性を考えた場合、回折型光学
素子33と遮光材34との間隔には、厳しい寸法精度が
要求される。しかし、これらの間隔は、支持基板35の
厚み(本実施形態では2.5mm)によって決まるた
め、正確に決められる。また回折型光学素子37aと回
折型光学素子37bとの距離は、支持基板15の厚みと
光学基板ユニット11の周期長で決まるため、これも比
較的正確に決められる。
【0053】一方、組立工程での誤差が入る可能性があ
るスペーサ36,38を介する間隔は、比較的寸法精度
が厳しくない。スペーサ36により制御される、支持基
板35上の遮光材34の開口と発光素子20の発光面と
の距離は、テレセントリック系の光学系のため、比較的
寸法精度が厳しくない。また、スペーサ38により制御
される、回折型光学素子33と回折型光学素子37bと
の距離は、光信号がコリメートされているため、これも
比較的寸法精度が厳しくない。以上説明したように、本
実施形態における発光素子から受光素子に至る光学系は
組立誤差に対する許容度の高い光学系となっている。
【0054】実施形態6.図8は、この発明の第6の実
施形態における光相互接続集積回路の一部構成を示す断
面図である。この実施形態6においては、発光素子とし
て複数の光信号を1個の素子から出射する面発光レーザ
アレイ30を用いるようにしたものである。個々の発光
源間のピッチは250μmである。この場合、図示して
いないが、受光素子としてそれらの複数の光信号を入力
する受光素子アレイを用いる。
【0055】上記、実施形態5においては、発光素子が
複数個、あるいは例えば、面発光レーザアレイのように
1個の素子で複数の発光源を有する場合には、光信号の
像面が大きくなる。それを、1個の回折型光学素子37
a,37bで処理するには、そのNAを大きくしたり、
回折型光学素子33との距離を大きく取る必要がある。
NAが大きな回折型光学素子は、一般に製作が困難であ
り、また回折型光学素子33との距離を大きく取ると、
回折型光学素子33からのコリメート光の拡がりが問題
になったり、光相互接続集積回路システムが大きくなっ
てしまう問題が生じる。
【0056】そこで、この実施形態6においては、回折
型光学素子を分割することによってこれらの問題を解決
した。図8において、コリメート用回折型光学素子アレ
イ43、遮光材44、回折型光学素子アレイ47の個々
の光信号に対する機能は、実施形態5と同様であるが、
各々を個々の発光源に対応させアレイ状とした。例え
ば、回折型光学素子アレイ47は、集光用回折型光学素
子47a,47b,47cから構成されている。
【0057】集光用回折型光学素子47aは中央に配置
し、ここを通る光信号は、図7で示した光信号の光軸に
位置する。従って、偏向角φ0は図7の光軸に対するも
のと同じである。それに対し、左右の集光用回折型光学
素子47b、47cは、図7における最外周の光信号に
対応するものであり、中央の集光用回折型光学素子47
aの偏向角φ0よりもわずかに大きくあるいは小さくな
るように作製されている。これは、反射面への入射角α
でみれば、偏向角の偏差分だけ小さくあるいは大きくな
る。そして、中央の集光用回折型光学素子47aの焦点
と同じ位置に集光するようになっている。
【0058】本実施形態6のように、面発光レーザアレ
イ30の個々の光源に対応して、集光用回折型光学素子
アレイ47a〜47bを設けることにより、NAが小さ
い光学素子、あるいは、コリメート用回折型光学素子ア
レイ43との距離が小さいコンパクトな光相互接続集積
回路システムが実現できる。図9は、その断面図であ
る。図7に示した実施形態と大きく異なるのは、集光用
回折型光学素子47として図8に示した集光用回折型光
学素子47a,47b、47cを用いたことと、その集
光点の位置である。
【0059】ここで、後述するように、集光点を光学基
板ユニット11のほぼ周期長に設定することにより、光
学基板ユニット11の隅に形成した垂直反射面(実施形
態8の図11で説明)を用いて、光信号を90゜偏向さ
せたうえ、隣接光学基板ユニットへ転送するような場合
に、結像の拡がりを最小限に抑制することができる。
【0060】ところで、図8における集光用回折型光学
素子47a,47b,47cは、個々の光学素子の偏向
角がわずかずつ異なる例であるが、これらを大きく変え
ることによって、例えば、図2や図3に示したような多
層光学基板の光学素子に適用できる。すなわち個々の光
信号に応じて、1層目の光学基板ユニット、2層目の光
学基板ユニットへの入力が可能となる。この場合、集光
用回折型光学素子アレイの設計は、一本の入射光を一度
に複数方向へ分岐させる機能を有する回折型光学素子よ
りも容易になる。
【0061】一方、集光用回折型光学素子アレイの個々
の光学素子の偏向角を、中央の光学素子の偏向角φ0と
同一にすれば、個々の光信号は所定の位置に集光される
が、発光素子からの光信号全体からみると平行にコリメ
ートされた光学系とすることも可能である。また、図8
においては、個々の発光面に対応したコリメート用回折
型光学素子および集光用回折型光学素子は、一定距離を
おいて隔絶されて配置されているように示しているが、
ひとつの素子面に一度の工程で連接して作製されても構
わないことは言うまでもない。また、以上の説明におい
ては光学素子としては、回折型を用いてきたが、必要に
応じてマイクロレンズ等の屈折型光学素子を用いるよう
にしても良い。
【0062】実施形態7.上記実施形態5,6において
は、集光用回折型光学素子37あるいは集光用回折型光
学素子47と、コリメート用回折型光学素子33あるい
はコリメート用回折型光学素子43の間隔は、スペーサ
38を介して決められている(図7および図9)。しか
し、既に説明したようにこの間隔の寸法精度はさほど厳
しくなく、かつ支持基板15の下面および支持基板35
の上面は、回折型光学素子や反射ミラーが形成されてい
るだけで比較的平坦である。このため、図10に示すよ
うに、スペーサ38の替わりに厚みが一定の薄膜を使う
ことができる。
【0063】図10は、この発明の実施形態6における
光相互接続集積回路の構成を示す断面図である。同図に
示すように、光光信号に対して透過率の高い有機薄膜4
5(厚み100μm)を、図9で示したスペーサ38の
変わりに用いれば、実装工程が非常に容易になり、結果
的に低コストで作製することができる。
【0064】実施形態8.以上、説明した種々の実施形
態1〜7に示した光学基板の構成を適宜組み合わせるこ
とによって、平面内に配置された複数の集積回路素子間
を、光信号で接続することが可能である。一例として、
図11に3×3配置の複数の集積回路素子を光相互接続
した光学基板ユニット41a〜41r,51a,51
b,61a〜61rの構成を示し、その接続パスについ
て説明する。図11(b)において点線で囲んだ枠40
a〜40iが、集積回路素子1個を配置する領域(以
下、基本単位エリアと呼ぶことにする)である。図11
(a)に対応させると、光学基板ユニット51a,51
b各々2個で、基本単位エリアを構成している。
【0065】集積回路素子と電気的に接続された発光素
子群あるいは受光素子群は、基本単位エリアの周縁上に
配置する。図11において、光学基板ユニット51a,
51bは、図1で示した光学基板ユニット11とほぼ同
じであるが、隅の一部を垂直に加工して反射面29を形
成している。この反射面29の角度は、光学基板ユニッ
ト51a,51bの周辺に対して45゜である。
【0066】そして、基本単位エリアの周縁に配置され
た発光素子から出射された光信号は、図12(a)にお
いて矢印で示すように、支持基板15と平行な平面内で
90゜偏向されて伝搬されていく。なお、図12(b)
は、光学基板ユニット51a,51bの構成を示す平面
図である。
【0067】光学基板ユニット51a,51bの隅に形
成した垂直反射面29a,bの大きさは、集光用回折型
光学素子(図示せず)を用いてこの面に集光するように
設定すれば、回折スポット程度の大きさがあればよい。
従って、図11(a)および図12(a)では誇張して
描いているが、図12(b)の垂直反射面29bのよう
に、垂直反射面は、反射面12,13の一部だけを欠い
た程度の大きさでも構わない。垂直反射面が小さくなれ
ば、図11(b)に示した基本単位エリア相互のずれも
小さくできることは言うまでもない。
【0068】また光学基板ユニット間の間隔Wについて
も、図11(a)および図12(a)では誇張して描い
ているが、この間隔は光学基板ユニット51の厚み、反
射面の傾斜角、支持基板15の厚み、反射面への光信号
の入射角等を勘案して決めればよい。間隔Wの値として
は、0(光学基板ユニット同志を連接させる)から数m
m程度まで種々取り得る。
【0069】図11で示した実施形態では、基本単位エ
リアを4個の光学基板ユニットでカバーしている。光学
基板ユニット41a〜41rは、図4で示した光学基板
ユニット11に対応しており、光学基板ユニット51
a,51bと同じ支持基板15の上面に密着して配置さ
れている。光学基板ユニット61a〜61rは、図4で
示した光学基板ユニット21に対応しており、上層の支
持基板(図示せず)の上に密着して配置されている。基
本的に、集積回路素子の上方は図1で示した光学基板ユ
ニットで、それらの周辺領域は図6で示した光学基板ユ
ニットの組合せで構成されている。
【0070】図12(a)は,任意の基本単位エリア内
に配置された集積回路素子を光で相互に接続するパスの
一例を示している。ここでは、中央の基本単位エリアか
ら周囲の基本単位エリアに向かう光信号を矢印で示して
いる。図11(a)で示した光学基板ユニット41a〜
41r,61a〜61rと同様の周辺の光学基板ユニッ
トは、それらにおける光路長がほぼ等しくなるように配
置している。これは、図6で示した状態である。図中丸
印は、光信号を取り出せる基本単位エリアの境界上の位
置を示している。
【0071】接続パスはこれに限らず、また、光信号の
取り出しもここに図示した位置に限らない。また図12
(a)中では、光信号を矢印で示したが、接続パスに方
向性があるわけではないので、同じ接続パスが、周辺の
基本単位エリアから中央の基本単位エリアに向かう光信
号を接続する際にも、共通して使えるのは言うまでもな
い。
【0072】以上説明したように、数種類の反射面角
度、周期長を持つ光学基板ユニットの組合せによって、
任意の数の基本単位エリア相互の光接続を実現できる。
また発光素子と受光素子については、基本単位エリアの
境界に位置する回折型光学素子の下に設置する制約があ
るが、集積回路素子については基本単位エリア内であれ
ば特段の制約を受けない。このことは、基本単位エリア
内に配置する集積回路素子の個々の大きさに制約がない
ことを意味しており、本発明の特徴のひとつである。
【0073】すなわち、本発明の光学基板においては任
意の基本単位エリアを相互に光接続できるパスが複数規
格化されて決まっているので、集積回路素子相互の入出
力関係に応じて、基本単位エリア内で自由に配置すれば
よい。さらに言えば、基本単位エリア自体も全く同じ大
きさである必要はない。基本単位エリアは全く便宜的な
ものであるから、その中に配置したい集積回路素子とそ
れらに付随する発光素子群および受光素子群を包含する
大きさを持ち、任意の基本単位エリア間を接続可能な光
学基板との位置関係さえ保てば良い。
【0074】また簡単のため、図11,12で説明した
実施形態においては、基本単位エリア内に配置する集積
回路素子を1個としたが、複数個であっても構わない
し、0個でも良い。また上記実施形態8において、基本
単位エリア内に1個の集積回路素子を配置する場合も、
図11,12に示した光路長の周期(矢印の先)で光信
号の入出力をとれば、集積回路素子内の光相互接続にも
適用できることは容易に理解できる。
【0075】なお以上の説明においては、光で相互に信
号のやりとりが可能な接続と表現してきたが、これに限
るものではない。本発明の光学基板の応用によっては、
例えばクロック分配のような例においては、ある集積回
路素子から他の集積回路素子へ一方向の信号伝搬が行わ
れることもあり得るのは、言うまでもない。すなわち、
上記実施形態における光相互接続パスは、一方向も含め
た概念である。
【0076】さらに以上の説明においては、簡単のた
め、発光素子からの光信号、受光素子への出射信号を垂
直になるように配置するようにしている。例えば、図1
に示したように、支持基板15の下面の回折型光学素子
17a,bは入射方向に合わせて製作したが、光信号は
光学基板ユニット11に対して垂直である必要は必ずし
もなく、任意の角度でも構わない。勿論、その場合は光
信号の入射方向に合わせて、回折型光学素子の偏向方
向、さらに必要であれば反射面の角度を変更する必要が
あることは言うまでもない。
【0077】また、以上の説明においては、発光素子群
および受光素子群は電気的に集積回路素子と結合された
別々のチップで実現されているものとしたが、1個の集
積回路素子内に発光素子群および受光素子群を組み込ん
だものでも同様に適用できることは言うまでもない。な
お以上の説明においては、発光素子として830nmの
半導体レーザを、光学基板材料としては合成石英ガラス
を用いたが、これらの組み合わせに限定されないことは
言うまでもない。すなわち、光信号の波長はもっと短波
長でも構わないし、長波長でも良い。また発光素子は半
導体レーザではなく、短距離ならばLEDでも構わな
い。また光学基板としては、使用波長に対して透明な材
料であれば良く、例えば波長が1.2μm以上の長波長
であれば、シリコンでも構わない。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、光学基板ユニットも用いて集積回路素子面に平行あ
るいはほぼ平行に光信号を伝搬させることにより、集積
回路間の光相互接続をするようにした。このため、実装
寸法、特に厚みを大幅に薄くできるという効果を有す
る。また本発明によれば、光学基板ユニットを複数配置
する場合、それらの大きさは異なっていても、反射面の
角度は同一で、構成要素がそれらに加え90゜偏向用の
垂直反射面と極めて単純で数少なくて済む。このため、
共通の治具を使って事前に多量に規格品として製作して
おくことができ、製造コストを大幅に下げられる。
【0079】さらに本発明によれば、数種類の光学基板
ユニットを組み合わせた構成によって、任意の集積回路
素子間あるいは基本単位エリア間を相互接続する接続パ
スを配置することが可能になる。このため、わざわざ光
学基板ユニットをカスタマイズする必要はなく、所定の
領域内で発光素子や受光素子、さらに必要であれば集積
回路素子の配置を変更すれば、品種の異なる集積回路素
子間の相互接続が可能となる。あるいは光学基板ユニッ
トを集積回路素子の品種に応じて作製し直すにしても、
上述したように規格化された数種類の光学基板ユニット
を使い、それらの配置を変更すればよく、製造コストは
大幅に下げられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の1実施形態における光学基板ユニ
ットの構成を示す断面図である。
【図2】 図1の光学基板ユニットを2層に重ねた光学
基板ユニットの構成を示す断面図である。
【図3】 屈折面を用いた光学基板ユニットの構成を示
す断面図である。
【図4】 この発明の第4の実施形態における光学基板
ユニットの構成を示す断面図である。
【図5】 図4に示した光学基板ユニットの構成を示す
平面図である。
【図6】 図4に示した光学基板ユニットを用いて図5
とは異なる方向に光信号を偏向させる為の光学基板ユニ
ットの構成を示す平面図である。
【図7】 この発明の第5の実施形態を示す光学基板ユ
ニットの構成を示す断面図である。
【図8】 集光用回折型光学素子アレイの構成を示す断
面図である。
【図9】 図8に示した集光用回折型光学素子アレイを
用いた光学基板ユニットの構成を示す断面図である。
【図10】 透明薄膜を用いた第7の実施形態を示す光
学基板ユニットの構成を示す断面図である。
【図11】 この発明の第8の実施形態における光学基
板ユニットの構成を示し、任意の基本単位エリア相互の
接続を説明するための平面図である。
【図12】 この発明の第8の実施形態における光学基
板ユニットの構成を示し、任意の基本単位エリア相互の
接続を説明するための平面図である。
【図13】 従来の光を用いた素子間相互接続の構成を
示す斜視図である。
【図14】 従来の光を用いた素子間相互接続の構成を
示す断面図である。
【符号の説明】
11…光学基板ユニット、12,13…反射面、17
a,17b…回折型光学素子、18…反射ミラー、19
…集積回路素子、20…発光素子、22…受光素子、2
3,24…光信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 為近 恵美 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 小松 一彦 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面が傾斜して形成された対向配置する
    第1と第2の反射面を有し、光を透過する板状の光学基
    板ユニットと、 前記光学基板ユニットの下方に配置され、光信号を出力
    する発光部を備えた第1の集積回路と、 前記光学基板ユニットの下方に配置され、光信号を受光
    する受光部を備えた第2の集積回路とを備え、 前記発光部より出力した光信号を、前記光学基板ユニッ
    トに取り込み、前記第1の反射面で反射させて前記光学
    基板ユニット内を伝搬し、前記第2の反射面で反射させ
    て出射した後、前記受光部に入射させることで、 前記第1の集積回路と第2の集積回路とを光接続するこ
    とを特徴とする光接続集積回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光接続集積回路におい
    て、 前記光学基板ユニットを複数配置し、 前記第1の光学基板ユニット内を伝搬してこの第2の反
    射面で反射して出射した光信号を、前記第2の光学基板
    ユニットに入射させ、この第1の反射面で反射させて前
    記第2の光学基板ユニット内を伝搬させ、この第2の反
    射面で反射させて出射した後、前記受光部に入射させる
    ことで、 前記第1の集積回路と第2の集積回路とを光接続するこ
    とを特徴とする光接続集積回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光接続集積回路におい
    て、 前記第2の光学基板ユニットは、前記第1の光学基板ユ
    ニットの上に配置し、 前記第1の光学基板ユニットの第2の反射面で反射した
    光信号は、前記第2の光学基板ユニットにその下面より
    入射して第1の反射面で反射することを特徴とする光接
    続集積回路。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の光接続集積回路
    において、 前記第1および第2の光学基板ユニットと同様の第3の
    光学基板ユニットを備え、 前記第2の光学基板ユニットを出射した光信号を、反射
    ミラーで反射させて第3の光学基板ユニットに取り込
    み、この第1の反射面で反射させて前記第3の光学基板
    ユニット内を伝搬させ、この第2の反射面で反射させて
    出射した後、前記受光部に入射させることで、 前記第1の集積回路と第2の集積回路とを光接続するこ
    とを特徴とする光接続集積回路。
  5. 【請求項5】 端面が傾斜して形成された対向配置する
    第1と第2の屈折面を有し、光を透過する板状の光学基
    板ユニットと、 前記光学基板ユニットの下方に配置され、光信号を出力
    する発光部を備えた第1の集積回路と、 前記光学基板ユニットの下方に配置され、光信号を受光
    する受光部を備えた第2の集積回路とを備え、 前記発光部より出力した光信号を、 前記光学基板ユニット下部より取り込み、この光学基板
    ユニットの第1の屈折面で屈折させ、 この屈折させた光信号を、前記光学基板ユニットの隣に
    配置した光学基板ユニットの第2の屈折面に入射させ、
    この第2の屈折面で屈折させて、その光学基板ユニット
    下部より出射させて前記受光部に入射させることで、 前記第1の集積回路と第2の集積回路とを光接続するこ
    とを特徴とする光接続集積回路。
  6. 【請求項6】 請求項2または5記載の光接続集積回路
    において、 2つの光学基板ユニットは、反射ミラーを介して光接続
    されていることを特徴とする光接続集積回路。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6いずれか1項記載の光接続
    集積回路において、 前記光学基板ユニットを載置し、これと同一材料から構
    成された板状の支持基板を備えたことを特徴とする光接
    続集積回路。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の光接続集積回路におい
    て、 前記支持基板もしくは第1の支持基板の下面に形成さ
    れ、前記発光部より出力された光信号を偏向する第1の
    回折型光学素子と、 前記支持基板もしくは第1の支持基板の下面に形成さ
    れ、入射した光信号を偏向して前記受光部へ入射させる
    第2の回折型光学素子とを備えたことを特徴とする光接
    続集積回路。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の光接続集積回路におい
    て、 前記第1,第2の回折型光学素子は、集光機能を有する
    ことを特徴とする光接続集積回路。
  10. 【請求項10】 請求項8または9記載の光接続集積回
    路において、 前記第1及び第2の回折型光学素子の下方に配置され、
    前記発光部からの光信号をコリメートする、あるいは前
    記受光部へ光信号を集光する第3及び第4の回折型光学
    素子と、 前記第3及び第4の回折型光学素子の焦点位置に配置
    し、その焦点部が開口している遮光パタンとを備え、 前記第1及び第2の回折型光学素子が集光機能を有し、 前記支持基板もしくは第1の支持基板は、前記第3及び
    第4の回折型光学素子の焦点距離を前記支持基板もしく
    は第1の支持基板の屈折率で割った厚みを有し、 前記発光部及び受光部が前記遮光パタンから焦点距離の
    位置に配置されていることを特徴とする光接続集積回
    路。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の光接続集積回路にお
    いて、 前記発光部には複数の光信号を個別に出射するよう複数
    の発光素子が形成されており、それらの発光素子に対応
    して、前記遮光パタンの開口部、前記第1〜4の回折型
    光学素子、受光部が同一面に複数個形成されていること
    を特徴とする光接続集積回路。
  12. 【請求項12】 請求項8〜10いずれか1項記載の光
    接続集積回路において、 前記第1の回折型光学素子から光路上最初に存在する反
    射ミラーまでの光路長と、 反射ミラーから光路上最初に存在する前記第2の回折型
    光学素子までの光路長と、 反射ミラーから光路上最初に存在する他の反射ミラーま
    での光路長とがほぼ等しいことを特徴とする光接続集積
    回路。
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