JP2007156114A - 光信号入出力装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体装置を設けた第1の基板と光導路波基板とを有する光信号入出力装置を提供するに当たり、半導体装置と光導路波基板との実装位置合わせずれに対し、より大きな許容量を確保して量産性に優れた構造を実現すること。
【解決手段】 半導体集積回路、面発光素子アレイ、面受光素子アレイを設けた半導体装置基板に対して、光導路波を設けた基板を 相対的に位置決めして固定する際、光送信部上ならびに光受信部上にレンズアレイ対を設け、光送信部上のレンズの口径に対する光受信部上のレンズの口径の比が1.1以上3以下とすることにより、位置合わせずれ許容量が大きく、量産性に優れた高密度光信号入出力装置を実現できる。
【選択図】 図5

Description

本発明は光信号入出力装置及びその製造方法に関し、特に半導体装置の入出力に光を用いた光信号入出力装置に関するものであり、また多数の光信号の処理を可能とする光信号入出力装置に関する。
半導体集積回路の高速化がGHz台へと堅調に進む中、中央演算装置やメモリ等の半導体集積回路間の配線が高速化のボトルネックとならぬよう、従来の高周波電気配線に代えて、光配線を用いた光信号入出力装置が盛んに研究開発されている。例えば、図11および図11のA部の拡大図である図12に示すような光信号入出力装置が、特開2001−185752号公報に開示されている。
図11に示す従来例では、光信号入出力装置は、半導体集積回路装置101と、紙面の奥行き方向に並列配置された面発光素子アレイ102、面受光素子アレイ103、インターポーザ104からなる半導体装置105、ならびに光導波路クラッド106、光導路波コア107から構成される光導路波アレイ(出力側108、入力側109)、有機基板110、出力側光導波路アレイ108に入射する光の伝播方向を90度変換する反射面112、入力側光導波路アレイ109からの出射光の伝播方向を90度変換する反射面113からなる光導波路基板111からなっている。ここで、半導体装置105と光導波路基板111の間には、面発光素子アレイ102の発光面(図12に121として例示)上にレンズアレイ114、出力側光導波路アレイ108の入射反射面112上にレンズアレイ115、入力側光導波路アレイ109の出射反射面113上にレンズアレイ116、面受光素子アレイ103の受光面上にレンズアレイ117を形成している。ここで、レンズアレイ114から117は平凸レンズをアレイ状に並べたものであり、図12に示すように、面発光素子アレイ102の発光面121から出射した光をコリメート光119と呼ばれる並行光に変換し、さらに収束光120に変換する機能を持たせている。図11A’部に関する図示は省略するが、レンズアレイ116が出射側光導波路アレイ109からの出射光をコリメート光に変換し、レンズアレイ117が面受光素子アレイ103への収束光と変換している点で図11A部と同様である。
ここで、平凸レンズとはそのレンズの向かい合う面の一方は平面、他方は凸面であるレンズをいう。この両者の面の間には図15のように厚みがあっても構わない。ここでは、厚さが零に相当する平面と凸面との交線で決まる二次元図形の周辺における任意の2点を結ぶ直線の最大値の1/2を口径と定義し(図15)、レンズアレイ114から117の口径をそれぞれR1、R2、R3、R4(R1とR2は図12に図示)と定義すると、従来技術ではそれらの大きさの関係を規定しておらず、例えば、上記引用の従来技術によれば
R1=R2=R3=R4
であると考えられる。
また、上記従来技術では、レンズアレイ114とレンズアレイ115との間の空隙、およびレンズアレイ116とレンズアレイ117との間の空隙に関する記述が特に示されていなかった。
特開2001−185752号公報
上記従来技術のように、口径の等しいレンズアレイを適用しても、隣り合う面発光素子、面受光素子、光導波路のそれぞれの中心間隔で定義されるピッチが500μm以上と大きな場合には半導体装置105と光導波路基板111との位置合わせずれ許容度(以下、トレランスと記載)の確保に問題を生じなかった。ところが、大容量化を指向した入出力信号数の増加とともに、狭ピッチ化によるトレランス絶対値減少の避けられない問題が発生してきた。例えば、250μmのピッチにおいて、
R1=R2=R3=R4
の条件では、半導体装置と光導波路基板との間で、量産に適用可能な±50μmのトレランスを確保するのが困難であることが実験の結果、明らかとなった。この±50μmという値は現状、光導波路基板上に半導体装置をフリップチップ実装する場合の装置(フリップチップボンダ)の精度に依存している。本発明において、該ボンダ精度の向上は望ましいものの、通常の電気入出力半導体集積回路のフリップチップ実装ではボンダ精度向上のニーズは少なく、当面、高精度ボンダの開発される見通しは立っていない。ただし、今後、実装機の精度の向上と、市場ニーズに基づく入出力信号数の増加とは並行して進行するため、実装機の精度に依存せず、より大きなトレランスを確保できるよう、相対するレンズアレイ間の口径の関係を所要に特定することが、入出力数をより大容量化できる点で望ましい。このことを本願発明者らが見出した。
また、上記従来技術においてレンズアレイ114・レンズアレイ115間、およびレンズアレイ116・レンズアレイ117間の空隙が空気の場合、埃等の堆積により、半導体装置105と光導波路基板111の光結合状態が経時変化する問題がある。また、該間隙に透明樹脂を充填した場合には、レンズアレイの曲面と空隙充填物質との屈折率差が小さいため、所望のレンズ効果が得られない問題があった。
本発明は、上述の課題を改善するためになされたものである。
(1)本発明の第1の目的は、例えば、基板上に半導体集積回路装置、半導体発受光素子および第1のレンズアレイを有する半導体装置と、光導波路および第2のレンズアレイを有する光導波路基板とを準備し、第1のレンズアレイと第2のレンズアレイとが対向して互いに光結合するように位置決めされた光信号入出力装置における、第1および第2のレンズアレイのレンズ口径の関係を特定することにより、光信号入出力装置のトレランス(位置決め精度の余裕度)を向上させることにある。
(2)本発明の第2の目的は次の通りである。半導体回路装置等を有する第1の基板と光導波路基板とを、それぞれの基板を対向させて位置決め、配置する。このとき、両基板の間の空隙には第1の基板上の機能素子等および第2基板上の機能素子素子等が位置するように、両基板を向かい合わせる。両基板を位置決めして固定する際には、最も量産性に優れた半田バンプを用いることが望ましい。このような半田バンプを使用して両基板を使用する場合の、両基板の厚さを特定する。これにより、量産性に優れた高密度光信号入出力装置を実現することできる。
(3)本発明の第3の目的は、相対するレンズアレイ間の空隙に対して部分的に透明樹脂を充填した場合に適したレンズアレイ構造を特定することである。これにより、温度・湿度および経時変化に対する信頼性に優れた光信号入出力装置を実現することを目的とする。
(4)本発明の第4の目的は、上記第1から第3の目的を同時に実現した、量産性ならびに温度・湿度および経時変化に対する信頼性に優れた光信号入出力装置を実現することである。
本発明の代表的な構成は次の通りである。
その口径の値がR1である第1のレンズがアレイ状に設けられた第1のレンズアレイを有する第1の平板状部材と、その口径の値がR2である第2のレンズがアレイ状に設けられた第2のレンズアレイを有する第2の平板状部材とを準備し、
前記R1およびR2は関係式である1.1<R2/R1<3を満足するものであり、
前記第1のレンズは信号光を出射するものであり、前記第2のレンズは前記出射した信号光を受光するものであり、
一の前記第1のレンズからの前記出射光が一の前記第2のレンズに入射するように、前記第1および第2の部材を対向させ、かつ、前記第1および第2の部材の間が所定の間隙を有するように位置決めすることを特徴とする光信号入出力装置の製造方法。
ここで、第1および/または第2のレンズは凸レンズ又は平凸レンズであることが望ましい。
このように光信号入出力装置の製造することにより、光信号入出力装置のトレランス(位置決め精度の余裕度)を向上させることができる。
本発明の上記第1の目的を達成するために、第1のレンズアレイを有し、該第1のレンズアレイから光が出射する光送信部、ならびに、第2のレンズアレイを有し、該第2のレンズアレイから光が入射する光受信部を備えた光信号入出力装置において、該第1および第2のレンズアレイのうち、該光送信部と該光受信部で相対する位置に設置されたレンズ対の口径をそれぞれR1、R2とした時に、
1.1<R2/R1<3
の関係を満たすようにしたものである。
上記関係式は今回、種々のR1、R2の値、レンズアレイの種々のピッチのものを用いて、トレランス絶対値(例えば、トレランスが±50μmの場合、トレランス絶対値は100μm。)を実験的に評価し、図10に示すように、ピッチで規格化したトレランス絶対値がR2/R1の関数である、という新たに見出した結果に基づいている。以下、この結果の示す効果を図13および図14を用いて説明する。まず、図13に示した従来の構成(即ち、R1=R2。) における問題点について説明する。面発光素子アレイ102と該面発光素子アレイの発光面121上に配置された口径R1のレンズアレイ114が、光導波路基板111に対して位置ずれした場合、コリメート光119がレンズアレイ115の外側にまで照射される結果、位置ずれのなかった場合(これを図12に示す。)のレンズアレイ115による収束光120の生成効果がほぼ消失してしまう問題があった。それに対し、本発明の実施例によれば、図14に示すように、面発光素子アレイ102と該面発光素子アレイの発光面121上に配置された口径R1のレンズアレイ114が、出力側光導波路上レンズアレイ115よりも小さな口径であるため、コリメート光119がレンズアレイ2による屈折効果とあいまって収束光120となって大きなトレランスを確保できる効果がある。
上記ピッチは実装機の精度の絶対値(±50μmの場合、50μm)の2倍を超えた値に設定する必要がある。なぜならば、実装時の位置ずれで、隣接チャネルへの光信号が漏洩する可能性があるからである。本発明においては、光信号入出力装置の高密度化を念頭に置いているため、ピッチは最小となる実装機の精度の絶対値の2倍を超える値に設定するのが最も望ましい。このことは、実験的に求められた図10のカーブにおいて、量産対応可能な規格化トレランス絶対値を0.5以上にすることに相当し、そのためには
R2/R1>1.1 …(1)
という関係式(1)を満たさなければならない。実際、上記関係式を満たすレンズ対を用いた実装工程において、その効果を確認した。一方、R2/R1の上限値は3である。なぜならば、図10から明らかなように、R2/R1≧3でピッチ規格化トレランス絶対値が飽和するからである。
なお、本発明では、上記関係式(1)を、上述の光送信部と光受信部の関係において、該光送信部と該光受信部とが、それぞれ、
(1) 面発光素子アレイと光導波路アレイ
(2) 光導波路アレイと面受光素子アレイ
(3) 光導波路アレイ同士
の場合に適用している。
また、本発明の構成上の特徴は次の通りである。上記従来技術の構成のように、1つのパッケージ内に、半導体集積回路と、面発光素子アレイ、面受光素子アレイ、および該面発光素子アレイと該面受光素子アレイとを該半導体集積回路に電気的に接続する半導体装置、ならびに、電気配線、入力光信号を導く入力側光導波路アレイ、該入力側光導波路アレイの端部が入力信号光を前記面受光素子アレイの方向に向けて方向変換する反射面、出力信号光を導く出力側光導波路アレイ、該出力側光導波路アレイの端部が出力信号光を該出力側光導波路の導路方向に向けて方向変換する反射面を設けた光導波路基板とを、電気的に接続した光信号入出力装置を有する。前記面発光素子アレイと前記出力側光導波路アレイ、ならびに前記面受光素子アレイと前記入力側光導路波アレイとが向かい合うように配置されているとともに、該面発光素子アレイの発光面上、該出力側光導波路アレイ上、該入力側光導波路アレイ上、および該面受光素子アレイの受光面上にレンズアレイを有する光信号入出力装置をさらに有しており、上記関係式(1)を対向する一次元アレイおよび二次元アレイが満足するものである。
さらに、本発明では、面発光素子アレイと2種類の光導波路アレイ、面受光素子アレイと2種類の光導波路アレイ、面発光素子アレイ、面受光素子アレイと4種類の光導波路アレイに対しても、対となるレンズアレイの口径が上記関係式(1)を満足するものである。
また、本発明の上記第2の目的を達成するために、半導体装置と光導波路基板との電気的接続をはんだバンプを介して行う場合に対して、面発光素子アレイの発光面上のレンズアレイおよび面受光素子アレイの受光面上のレンズアレイの少なくとも一方を第1の基板上に形成し、出力側光導波路上レンズアレイおよび入力側光導波路上レンズアレイの少なくとも一方を第2の基板上に形成した上で、該第1の基板および該第2の基板の厚さの和を100μm以上300μm以下であるようにしたものである。
これは、半導体装置と光導波路基板の電気的接続をはんだバンプを介して行う場合、使用する半田ボールのサイズの関係から、半導体装置と光導波路基板の間の距離(この距離とは、半導体装置が設けられた第1の基板と、光導波路基板とが対向するように位置決めして配置されたとき、その間の両基板端面の間の距離をいう。また、ここで両基板は互いに平行に位置しており、その間の距離は実質的に一定であるものとする。) は一般的に0.6mmから0.8mm程度の範囲となる。この寸法条件で半導体装置と光導波路基板との規格化トレランスを0.5以上にできる条件を求めた図16に示す結果に基づいている。相対する位置に設置されたレンズ対の間の距離が例えば、0.4mm〜0.6mmのとき、面発光素子からの出射光が十分に平行光となって受光部に至る。これによって、上記位置決めトレランスが最適化される。
さらに、本発明の上記第3の目的を達成するために、1つのパッケージ内に、光送信部および光受信部を備えた光信号入出力装置において、該光送信部と該光受信部にそれぞれ平らな基板上に平凸レンズを設け、該平凸レンズの平らな面同士が向かい合うように配置した上で、その間隙に対して部分的に上記光送信部から出射される光の波長における吸収係数が通常の測定装置で検出可能な感度(10cm−1)以下である材料よりなる部材を設けるものである。この結果、例えば上述のはんだバンプ実装のように、半導体装置と光導波路基板との距離が0.6mmから0.8mm程度の範囲であっても、その間での光の損失は実用上無視できる程度にできる。また、該挿入部材が平凸レンズアレイの曲面に接触するのを防ぐため、レンズアレイと面発・受光素子アレイおよびレンズアレイと光導波路アレイとを同一構造物にするとともに、平凸レンズアレイの曲面が空気、窒素、不活性ガスのいずれかに接するようにしたものである。
さらに、本発明の上記第4の目的を達成するために、上記第1から第3の目的を達成するための手段を併用したものである。
(1)本発明の実施例によれば、基板上に半導体集積回路および半導体発受光素子を搭載した半導体装置を、光導波路を搭載した光導波路基板上にレンズアレイを介して光結合させる場合に、相対するレンズアレイの口径の大小関係を特定することにより、高密度光信号入出力装置を実現できる効果がある。
(2)また、別の実施例の効果は次の通りである。光導波路基板上に半導体装置を搭載する際、最も量産性に優れた半田バンプを用いる場合を想定し、上記レンズアレイを共通の基板上に形成し、その基板の厚みを特定することにより、量産性に優れた高密度光信号入出力装置を実現できる効果がある。
(3)さらに本発明の他の実施例による効果は次の通りである。相対するレンズアレイ間の空隙に透明樹脂を充填した場合に適したレンズアレイ構造を規定して、温度・湿度および経時変化に対する信頼性に優れた光信号入出力装置を実現できる効果がある。
以下に、本発明の実施の形態を例示し、詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕図1および図24は、本発明の第1の実施の形態における光信号入出力装置の構造を示す断面図および鳥瞰図である。
紙面奥行き方向に配列されたレンズアレイを有する光送信部95ならびに光受信部96を備え、該レンズアレイのうち、該光送信部と該光受信部で相対する位置に設置されたレンズ対91および92の口径が、それぞれR1、R2であって、
1.1<R2/R1<3
の関係を満たすように構成された光信号入出力装置がここでは開示されている。
なお、光送信部95には図示していない発光素子が設けられているか、又は信号光が導波路等でガイドされ、レンズ91を介して出射される。光受信部96には図示していない受光素子が設けられているか、又は導波路が設けられている。入射光がレンズ92を介して入射し、受光素子に入射するか、または導波路に入射する。
例として、ガラスまたはプラスチック材料よりなるレンズアレイ91および92において、R1=50μm、R2=100μmを採用したところ、該光送信部95と該光受信部96の位置合わせずれが±50μm以下となるものがほぼ100%になる。換言すれば、本発明を適用した同一物を複数個製造したときの歩留まりがほぼ100%になる。
本実施例によれば、十分に大きなトレランスを確保した状態で、上記光送信部95と上記光受信部96を配置できる結果、高密度光信号入出力装置を実現できる効果がある。
〔第2の実施の形態〕図2は、本発明の第2の実施の形態における光信号入出力装置の構造を示す図である。
実施例1の光送信部95に面発光素子アレイ97、光受信部96に光導波路アレイ93を用いた。面発光素子アレイ97は発光面98を有し、光導波路アレイ93は光導波路クラッド99が光導波路コア100を取り囲む構造となっている。例として、面発光素子アレイ97にGaAs基板上に形成し、波長850nmで発振する面発光レーザを用い、光導路波アレイ93にポリマー状の光導波路または複数の光ファイバを有する光導波路シートを採用して、R1=50μm、R2=100μmとしたところ、面発光素子アレイ97、光導波路アレイ93、レンズアレイ91および92のピッチを250μmとすると、トレランスは±80μmとなる。
本実施例によれば、十分に大きなトレランスを確保した状態で、上記面発光素子アレイ97および光導波路アレイ93を配置できる結果、高密度光信号入出力装置を実現できる効果がある。
〔第3の実施の形態〕図3は、本発明の第3の実施の形態における光信号入出力装置の構造を示す図である。
実施例1の光送信部95に光導波路アレイ93、光受信部96に面受光素子アレイ94を用いた。光導波路アレイ93は光導波路クラッド99が光導波路コア100を取り囲む構造となっている。例として、面受光素子アレイ94にGaAs基板上に形成したInGaAs層を用いたpinフォトダイオードを採用し、R1=100μm、R2=125μmとした結果、光導波路アレイ93、面受光素子94、レンズアレイ91および92のピッチを250μmとすると、トレランスは±65μmとなる。
本実施例によれば、十分に大きなトレランスを確保した状態で、上記光導波路アレイ93および面受光素子アレイ94を配置できる結果、高密度光信号入出力装置を実現できる効果がある。
〔第4の実施の形態〕図4は、本発明の第4の実施の形態における光信号入出力装置の構造を示す図である。
実施例1の光送信部95および光受信部96ともに光導波路アレイ93を用いた。光導波路アレイ93は光導波路クラッド99が光導波路コア100を取り囲む構造となっている。例として、R1=100μm、R2=125μmを採用し、相対する光導波路アレイ93、レンズアレイ91および92のピッチを250μmとすると、トレランスは±65μmとなる。
本実施例によれば、十分に大きなトレランスを確保した状態で、上記光導波路アレイ93を相対して配置できる結果、高密度光信号入出力装置を実現できる効果がある。
〔第5の実施の形態〕図5、図25、図26、並びに図27は、本発明の第5の実施の形態における光信号入出力装置の構造を示す断面図および鳥瞰図である。
図5に示す光信号入出力装置は、半導体集積回路装置1と、紙面の奥行き方向に並列配置された面発光素子一次元アレイ2、面受光素子一次元アレイ3、インターポーザ4からなる半導体装置5、ならびに光導波路クラッド6、光導路波コア7から構成され、紙面奥行き方向に並列配置された光導路波一次元アレイ(出力側8、入力側9)、有機基板10、出力側光導波路一次元アレイ8に入射する光の伝播方向を90度変換する反射面12、入力側光導波路一次元アレイ9からの出射光の伝播方向を90度変換する反射面13からなる光導波路基板11からなっている。
この様子を鳥瞰図で示したのが図25である。また、図25において、半導体装置105と光導波路基板111の間に仮想的平面131を考え、この平面131から上方132を見た平面図が図26、平面131から下方133を見た平面図が図27である。
ここで、半導体装置5と光導波路基板11の間には、面発光素子一次元アレイ12の発光面上にレンズ一次元アレイ14、出力側光導波路アレイ8の入射反射面12上にレンズ一次元アレイ15、入力側光導波路アレイ9の出射反射面13上にレンズ一次元アレイ16、面受光素子一次元アレイ13の受光面上にレンズ一次元アレイ17を形成している。ここで、レンズ一次元アレイ14から17は平凸レンズからなり、全ての相対するレンズの口径R1、R2、R3、R4の間には、紙面奥行き方向のピッチPに対して次の関係が成り立っている。
1.1<(R2/R1)<3、
かつ
1.1<(R4/R3)<3。
なお、出射端側のレンズアレイのそれぞれのレンズには発光素子の出射光が入射されるか、又は光導波路からの出射光が入射される。入射端側のレンズアレイのそれぞれのレンズには出射光が例えば、平行光となって入射し、入射端側の各レンズの後ろの受光素子に入射光が入射するか、又は入射端側の各レンズの後ろの光導波路へ入射光が入射する。他の実施例においても同様である。よって、これ以外の実施例での記述は省略する。
例として、インターポーザ4にアルミナを用い、P1=P2=250μmとした結果、レンズ一次元アレイ14の口径は全てR1=50μm一定、レンズ一次元アレイ15の口径は全てR2=100μm一定、レンズ一次元アレイ16の口径は全てR3=100μm一定、レンズ一次元アレイ17の口径は全てR4=125μm一定の条件を採用した結果、半導体装置5と光導波路基板11の位置合わせずれが±50μm以下となるものがほぼ100%になる。換言すれば、同一物を複数個製造したときの歩留まりがほぼ100%となる。なお、歩留まりの問題は、以下の実施例においても同様である。よって以下もこれに関する記述は省略する。
本実施例によれば、十分に大きなトレランスを確保した状態で、上記半導体装置5と上記光導路波基板11を配置できる結果、高密度光信号入出力装置を実現できる効果がある。なお、本実施例の中で特定の数値事例のみ詳述したが、上記関係式を満たす数値群であれば、同様な効果を得ることができる。
〔第6の実施の形態〕図6は、本発明の第6の実施の形態における光信号入出力装置の構造を示す図である。
図6に示す光信号入出力装置は、半導体集積回路装置(素子)21と、紙面の奥行き方向ならびに水平方向に並列配置された面発光素子二次元アレイ22、面受光素子二次元アレイ23、インターポーザ24からなる半導体装置25、ならびに光導波路クラッド26、光導路波コア27から構成され、紙面奥行き方向と垂直方向に並列配置された光導路波二次元アレイ(出力側28、入力側29)、有機基板30、出力側光導波路二次元アレイ28に入射する光の伝播方向を90度変換する反射面32、入力側光導波路二次元アレイ29からの出射光の伝播方向を90度変換する反射面33からなる光導波路基板31からなっている。ここで、半導体装置25と光導波路基板31の間には、面発光素子二次元アレイ22の発光面上に紙面奥行き方向と紙面水平方向に配列されたレンズ二次元アレイ34、出力側光導波路アレイ28の入射反射面32上に紙面奥行き方向と紙面水平方向に配列されたレンズ二次元アレイ35、入力側光導波路アレイ29の出射反射面33上に紙面奥行き方向と紙面水平方向に配列されたレンズ二次元アレイ36、面受光素子二次元アレイ33の受光面上に紙面奥行き方向と紙面水平方向に配列されたレンズ二次元アレイ37を形成している。なお、図6ではレンズ二次元アレイ34−37は紙面水平方向に2個、光導波路二次元アレイ28および29は紙面垂直方向に光導波路コア27を2列しか図示していないが、それぞれ2以上であれば任意の数で構わない。
ここで、レンズ二次元アレイ34から37は平凸レンズからなり、全ての相対するレンズの口径R1、R2、R3、R4の間には、紙面奥行き方向のピッチP1および紙面水平方向ピッチP2のうち小さい値Pに対して次の関係が成り立っている。
1.1<(R2/R1)<3 …(2)
かつ
1.1<(R4/R3)<3 …(3)
例として、P1=P2=250μmとし、レンズ二次元アレイ34の口径は全てR1=50μm一定、レンズ二次元アレイ35の口径は全てR2=100μm一定、レンズ二次元アレイ36の口径は全てR3=100μm一定、レンズ二次元アレイ37の口径は全てR4=125μm一定の条件を採用した結果、半導体装置25と光導波路基板31の位置合わせずれが±50μm以下になるのがほぼ100%になる。
なお、レンズアレイ中の例えば、R1の値はすべて同じでなくてもよい。R2, R3, R4もそれぞれ同じ値でなくてもよい。それぞれの対となるレンズが上記(2)および(3)の関係を満足すれば十分である。
本実施例によれば、十分に大きなトレランスを確保した状態で、上記半導体装置25と上記光導路波基板31を配置できる結果、高密度光信号入出力装置を実現できる効果がある。なお、本実施例の中で特定の数値事例のみ詳述したが、上記関係式を満たす数値群であれば、同様な効果を得ることができる。
〔第7の実施の形態〕
ここで、半田バンプの一般的な高さと一対のレンズ間の距離の大きさとの関係を考える。半田バンプで固定する対向する2つの基板間の距離は、レンズ間距離として必要な値よりも大きくなりすぎる場合がある。この場合には、基板表面にレンズをダイレクトに設けずに、ある厚さの台座のようなものを基板に設けて、その台座の上にレンズを搭載する。これにより基板間距離が大きい場合でも、レンズ間距離を所望値にすることができる。
図7および図22は、本発明の第7の実施の形態における光信号入出力装置の構造を示す拡大図および全体図である。
レンズを個々の面発光素子、面受光素子、光導波路に個別に形成していては光信号入出力装置の製造に多大な時間を要してしまうため、本実施例では、レンズアレイを形成した第1および第2の基板を用意することにより、製造時間の短縮を図っている。
実施例6のレンズ二次元アレイ34および37を、レンズ二次元アレイ34および37と同じ材質であるガラスまたはプラスチックからなる厚さt1の第1の基板上38に形成した。また、レンズ二次元アレイ35および36を、レンズ二次元アレイ35および36と同じ材質であるガラスまたはプラスチックからなる厚さt2の第2の基板上39に形成した。ここで、半導体装置25と光導波路基板31の電気的接続をはんだバンプ127(バンプ127の直径は1mm程度である。)を介して行う場合、半導体装置25底面と光導波路基板31表面の間の最短距離は通常用いられる半田バンプ高さの関係から0.6mmから0.8mm程度の範囲となるのが一般的である。一対のレンズ間距離が大きくなりすぎて、トレランスが低下してしまうのを回避するために、
100≦t1+t2(μm)≦300
としておくことにより、一対のレンズ間の距離が0.4mmから0.6mm程度となり、このような距離となれば面発光レーザからの出射光は十分に平行光線となる。それゆえ、図16に示す通り、規格化トレランスを0.5以上にできる効果がある。そこで、本実施例では、t1=t2=100μmとしてレンズ二次元アレイ34および37、ならびにレンズ二次元アレイ35ならびに36を一体成型した結果、個々にレンズアレイを実装した場合に比較して、半導体装置25と光導波路基板31の実装時間を1/2に低減でき、しかも半導体装置25と光導波路基板31の位置ずれが±50μm以下になるものがほぼ100%となる。
本実施例によれば、レンズアレイを形成する基板の厚みを特定することにより、量産性に優れた高密度光信号入出力装置を実現できる効果がある。なお、本実施例では実施例6で示した二次元配置の例で説明したが、実施例5で示した一次元配置の場合も同様に実施できる。また、本実施例では、レンズアレイ34と37を同一基板、レンズアレイ35と36を同一基板に形成したが、それぞれ別々の基板上に形成しても、同様に実施できるのは勿論である。
〔第8の実施の形態〕
図8は、本発明の第8の実施の形態における光信号入出力装置の構造を示す図である。
図8は面発光素子アレイ2、および面発光素子アレイ2からの出力信号を導く第1の光導波路アレイ41ならびに第2の光導波路アレイ42からなる光信号入出力装置であって、第1の光導波路アレイ41が面発光素子アレイ2からの出力信号を入射するための反射面51、および面発光素子アレイ2からの出力信号を出射するための反射面52を有し、第2の光導波路アレイ42が第1の光導波路アレイ41からの出射光を導入するための入射面53を有していて、面発光素子アレイ2の発光面上に口径R1、第1の光導波路アレイ41の入射反射面51上に口径R2、第1の光導波路アレイ41の出射反射面52上に口径R3、第2の光導波路アレイ42の入射面53上に口径R4のレンズアレイ61−64を有し、該レンズアレイの口径間に
1.1<R2/R1<3
かつ
1.1<R4/R3<3
の関係が成立するように構成された光信号入出力装置である。例として、R1=50μm、R2=R3=100μm、R4=125μmを採用し、相対する面発光素子アレイ2、第1の光導波路アレイ41、および第2の光導波路アレイ42のピッチを250μmとしたところ、面発光素子アレイ2、第1の光導波路アレイ41、および第2の光導波路アレイ42の位置合わせずれが±50μm以下のものがほぼ100%となる。
本実施例によれば、十分に大きなトレランスを確保した状態で、上記面発光素子アレイならびに第1および第2の光導波路アレイを相対して配置できる結果、高密度光信号入出力装置を実現できる効果がある。
〔第9の実施の形態〕図9は、本発明の第9の実施の形態における光信号入出力装置の構造を示す図である。
図9は第3の光導波路アレイ43、および第3の光導波路アレイ43からの出力信号を導く第4の光導波路アレイ44ならびに面受光素子アレイ3からなる光信号入出力装置であって、第3の光導波路アレイ43が第4の光導波路アレイ44へ出力信号を導入するための出射面54、第4の光導波路アレイ44が第3の光導波路アレイ43からからの出射光を導入するための反射面55、第4の光導波路アレイ44が出力信号を面受光素子アレイ3へ出射するための反射面56を有していて、第3の光導波路アレイ43の出射面54上に口径R1’、第4の光導波路アレイ44の入射反射面55上に口径R2’、第4の光導波路アレイ44の出射反射面56上に口径R3’、面受光素子アレイ3の受光面上に口径R4’のレンズアレイ71−74を有し、該レンズアレイの口径間に
1.1<R2/R1<3
かつ
1.1<R4/R3<3
の関係が成立するように構成された光信号入出力装置である。例として、R1’=R3’=100μm、R2’=R4’=125μmを採用し、相対する第3の光導波路アレイ43、第4の光導波路アレイ44、面受光素子アレイ3のピッチを250μmとしたところ、第3の光導波路アレイ43、第4の光導波路アレイ44、面受光素子アレイ3の位置合わせずれが50μm以下のものがほぼ100%となる。
本実施例によれば、十分に大きなトレランスを確保した状態で、上記第3の光導波路アレイ43、第4の光導波路アレイ44、面受光素子アレイ3を相対して配置できる結果、高密度光信号入出力装置を実現できる効果がある。
〔第10の実施の形態〕図17および図23は、本発明の第10の実施の形態における光信号入出力装置の構造を示す図である。
図10は実施例8および実施例9の光信号入出力装置を合わせて有し、さらに面発光素子アレイ2および面受光素子アレイ3との間に半導体集積回路が配置された実施例5から実施例7に示した光信号入出力装置を有する形態となっている。ここで、第1の光導波路アレイ41と第4の光導波路アレイ44が第3の基板60上に、第2の光導波路アレイ42と第3の光導波路アレイ43が第4の基板70上に配置されている。
例として、第3の基板60および第4の基板70に有機基板を用い、R1=50μm、R2=R3=100μm、R4=125μm、R1’=R3’=100μm、R2’=R4’=125μmを採用した結果、位置合わせずれが±50μm以下のものがほぼ100%となる。
本実施例によれば、十分に大きなトレランスを確保した状態で、半導体装置、光導波路アレイ等を相対して配置できる結果、図23に示すような高密度光信号入出力装置からの入出力がさらに光導波路結合により接続された系を実現できる効果がある。
〔第11の実施の形態〕図18は、本発明の第11の実施の形態における光信号入出力装置の構造を示す図である。
図18は実施例10に示した第4の基板70に対し、第3の基板が複数1、光学的に接続された光信号入出力装置となっている。例として、第4の基板1枚をマザーボードとして用い、第3の基板25枚を光導波路42および43と光学的に接続してルータのラックを構成した結果、位置合わせずれが±50μm以下のものがほぼ100%となる。
本実施例によれば、十分に大きなトレランスを確保した状態で、光導波路アレイを搭載した基板に対し、半導体装置ならびに光導波路アレイを搭載した基板を複数配置できる結果、高密度光信号入出力装置ならびにそれを用いたルータ等の大容量情報機器を実現できる効果がある。
〔第12の実施の形態〕
図19は、本発明の第12の実施の形態における光信号入出力装置の構造を示す図である。
図19は実施例7の構成において、第1の基板38およびその上に形成されたレンズアレイ34あるいは37と、第2の基板39およびその上に形成されたレンズアレイ35あるいは36を、向かいあわせる向きを逆にしたレンズアレイ81あるいは84、ならびにレンズアレイ82あるいは83とし、それぞれのレンズアレイが平凸型で、レンズアレイ81あるいは84と、レンズアレイ82あるいは83の平面同士が向き合うようにした上で、第1の基板38および第2の基板39との空隙に、透明な材料85を充填したものである。
一例として、面発光素子アレイ2にGaAs基板上に形成され、波長850nmで発振する面発光レーザを用い、透明な材料85に波長850nmで吸収係数が10cm−1以下の樹脂を用いることができる。
本発明によれば、相対するレンズアレイのレンズ効果を消失させずに、温度・湿度および経時変化に対する信頼性に優れた光信号入出力装置を実現できる効果がある。なお、図19では一次元アレイの例を示したが、実施例7同様、二次元アレイに対しても実施しても同様な効果があるのは勿論である。
〔第13の実施の形態〕
実施例12の図19中、R1=50μm、R2=100μm、R3=100μm、R4=125μmとした結果、半導体装置5と光導波路基板11を位置合わせずれが±50μm以下のものがほぼ100%となる。この実施例では、各レンズR1〜R4が先の関係式(2)および(3)を満足することがポイントである。
本実施例によれば、十分に大きなトレランスを確保した状態で、上記半導体装置5と上記光導路波基板11を配置でき、しかも、相対するレンズアレイのレンズ効果を消失させない結果、量産性ならびに温度・湿度および経時変化に対する信頼性に優れた光信号入出力装置を実現できる効果がある。
〔第14の実施の形態〕
図20および21は、本発明の第14の実施の形態における光信号入出力装置の構造を示す図である。
図20は実施例12の図19中に支持柱86を導入し、面発光素子アレイ2および面受光素子アレイ3と、第1の基板38とを一体の構造物、出力側光導波路8および入力側光導波路9と、第2の基板39とを一体の構造物であるようにしたものである。
また、図21は図20の支持柱86を蓋状にして、面発光素子アレイ2および面受光素子アレイ3と、第1の基板38とを一体の構造物、出力側光導波路8および入力側光導波路9と、第2の基板39とを一体の構造物であるようにしたものである。特に、図21の構造では、平凸レンズの凸面に透明な充填材料が接触しないことから、相対する平凸レンズの向きを規定する必要がなくなり、図21に図示した通り、凸面同士が相対しても構わない。
なお、本実施例では、第1の基板38および第2の基板39に形成されたレンズアレイの曲面が空気、窒素、または不活性ガスのいずれかに接するようにしている。
本実施例によれば、十分に大きなトレランスを確保した状態で、上記半導体装置5と上記光導路波基板11を配置でき、しかも、相対するレンズアレイのレンズ効果を消失させずにレンズ曲面を保護できる結果、量産性ならびに温度・湿度および経時変化に対する信頼性に優れた光信号入出力装置を実現できる効果がある。
この実施例においても、上記関係式(2)および(3)を満足することが望ましい。但し、必須ではない。
なお、本願の図面で使用した符号の説明を以下に示す。
1、21、101…半導体集積回路装置、2、22、97、102…面発光素子アレイ、3、23、103…面受光素子アレイ、4、24、104、125…インターポーザ、5、25、105…半導体装置、6、26、99、106…光導波路クラッド、7、27、100、107…光導路波コア、8、28、108…出力側光導波路アレイ、9、29、109…入力側光導波路アレイ、10、30、110、126…有機基板、11、31、111…光導波路基板、12、32、112…出力側光導波路アレイ反射面、13、33、113…入力側光導波路アレイ反射面、14、34、61、71、81、114…面発光素子アレイの発光面上レンズアレイ、15、35、62、72、82、115…出力側光導波路上レンズアレイ、16、36、63、73、83、116…入力側光導波路アレイ上レンズアレイ、17、37、64、74、84、117…面受光素子アレイの受光面上レンズアレイ、18、118…面発光素子アレイからの出射光、19、119…コリメート光、38…第1の基板、39…第2の基板、60…第3の基板、70…第4の基板、85…透明樹脂、86…支持柱、91…光送信部上レンズアレイ、92…光受信部上レンズアレイ、93…光導波路アレイ、94…面受光素子アレイ、95…光送信部、96…光受信部、41…第1の光導波路アレイ、42…第2の光導波路アレイ、43…第3の光導波路アレイ、44…第4の光導波路アレイ、51、55…光信号入射用反射面、52、56…光信号出射用反射面、53…光信号入射面、54…光信号出射面、120…収束光、98、121…面発光素子アレイの発光面、122、123、124…電極パッド、127…はんだバンプ、131…図26および図27と図25との関係を説明するための仮想的平面、132…図26が図25中の仮想平面131から上方を見た平面図であることを説明するための方位、133…図27が図25中の仮想平面131から下方を見た平面図であることを説明するための方位。
本発明の実施例に関連する技術的事項を以下に示す。
1.レンズアレイを有する光送信部ならびに光受信部を備え、該レンズアレイのうち、該光送信部と該光受信部で相対する位置に設置されたレンズ対の口径が、それぞれR1、R2であって、
1.1<R2/R1<3
の関係を満たすことを特徴とする光信号入出力装置。
2.上記光送信部には複数の面発光素子を有する面発光素子アレイ、上記光受信部に複数の光導波路を有する光導波路アレイが設けられ、該面発光素子アレイにおいて隣り合う光導波路の中心間隔で定義されるピッチと、該光導波路アレイにおいて隣り合う面発光素子の中心間隔で定義されるピッチとが等しいことを特徴とする上記1に記載の光信号入出力装置。
3.上記光送信部には複数の光導波路を有する光導波路アレイ、上記光受信部に複数の面受光素子を有する面受光素子アレイが設けられ、該光導路波アレイにおいて隣り合う光導波路の中心間隔で定義されるピッチと、該面受光素子アレイにおいて隣り合う面受光素子の中心間隔で定義されるピッチが等しいことを特徴とする上記1に記載の光信号入出力装置。
4.上記光送信部および上記光受信部には共に、複数の光導波路からなる光導波路アレイが設けられ、
光送信部内光導路波アレイと光受信部内光導波路アレイとが直交して光学的に結合しており、該光送信部内光導路波アレイにおいて隣り合う光導波路の中心間隔で定義されるピッチと、該光受信部内光導波路アレイにおいて隣り合う光導波路の中心間隔で定義されるピッチが等しいことを特徴とする上記1に記載の光信号入出力装置。
5.半導体集積回路と、
面発光素子アレイ、面受光素子アレイ、および該面発光素子アレイに通電するための電極と該面受光素子アレイに通電するための電極とを該半導体集積回路素子に電気的に接続する半導体装置、
ならびに、入力光信号を導く入力側光導波路アレイ、該入力側光導波路アレイの端部が入力信号光を前記面受光素子アレイの方向に向けて方向変換する反射面、出力信号光を導く出力側光導波路アレイ、該出力側光導波路アレイの端部が出力信号光を該出力側光導波路の導路方向に向けて方向変換する反射面、および電気配線を設けた光導波路基板とを、該半導体装置と該光導波路基板それぞれに設けられた金属パッド同士を電気的に接続した光信号入出力装置において、
前記面発光素子アレイと前記出力側光導波路アレイ、ならびに前記面受光素子アレイと前記入力側光導路波アレイとがともに等しいピッチで相対して配置されているとともに、該面発光素子アレイの発光面上に口径R1、該出力側光導波路アレイ上に口径R2、該入力側光導波路アレイ上に口径R3、該面受光素子アレイの受光面上に口径R4のレンズの群を有し、該レンズの口径間に
1.1<(R2/R1)<3、
かつ
1.1<(R4/R3)<3
の関係が成立することを特徴とする光信号入出力装置。
6.前記半導体装置と前記光導波路基板との電気的接続は半田バンプを介してなり、前記面発光素子アレイの発光面上のレンズアレイおよび前記面受光素子アレイの受光面上のレンズアレイの少なくとも一方が第1の基板上に形成され、前記出力側光導波路上レンズアレイおよび前記入力側光導波路上レンズアレイの少なくとも一方が第2の基板上に形成された光信号入出力装置であって、該第1の基板および該第2の基板の厚さの和が100μm以上300μm以下であることを特徴とする上記5に記載の光信号入出力装置。
7.面発光素子アレイ、および該面発光素子アレイからの出力信号を導く第1、第2の光導路波アレイからなる光信号入出力装置において、該第1光導路波アレイの光軸方向と、第2の光導路波アレイの光軸方向とが直交し、かつ、この2つのアレイの各光学要素が光学的に結合しており、該第1の光導波路アレイが該面発光素子アレイからの出力信号をアレイ内へ入射するため及びアレイ外へ出射するための反射面、該第2の光導波路アレイが該第1の光導波路アレイからの出射光を導入するための入射面を有するとともに、該面発光素子アレイの発光面上に口径R1、該第1の光導波路アレイの該入射反射面上に口径R2、該第1の光導波路アレイの該出射反射面上に口径R3、該第2の光導波路アレイの入射面上に口径R4のレンズアレイ状のレンズ群を有し、該レンズアレイの各レンズの口径間に
1.1<R2/R1<3
かつ
1.1<R4/R3<3
の関係が成立することを特徴とする光信号入出力装置。
8.第3の光導波路アレイ、該第3の光導波路アレイからの出力信号を導く第4の光導波路アレイ、および該第4の光導波路アレイからの出力信号を受光する面受光素子アレイからなる光信号入出力装置において、該第3、第4の光導路波アレイのそれぞれの光軸が互いに直交しており、かつ、各導波路が光学的に結合しており、該第3の光導波路アレイが光信号を出射するための出射面、該第4の光導波路アレイが該第3の光導波路アレイからの出射光を入射すると共に、該第4の光導波路アレイから出射するための反射面を有するとともに、該第3の光導波路アレイの出射面上に口径R1、該第4の光導波路アレイの該入射反射面上に口径R2、該第4の光導波路アレイの該出射反射面上に口径R3、該面受光素子アレイの受光面上に口径R4のレンズアレイを有し、該レンズアレイの口径間に
1.1<R2/R1<3
かつ
1.1<R4/R3<3
の関係が成立することを特徴とする光信号入出力装置。
9.上記7に記載の光信号入出力装置と上記8に記載の光信号入出力装置とを有し、さらに前記面発光素子アレイと前記面受光素子アレイとの間に半導体集積回路が配置された上記5または6記載の光信号入出力装置を有するとともに、前記第1の光導波路アレイと前記第4の光導波路アレイが第3の基板上に、前記第2の光導波路アレイと前記第3の光導波路アレイが第4の基板上に配置されたことを特徴とする光信号入出力装置。
10.光送信部および光受信部を備えた光信号入出力装置であって、該光送信部と該光受信部にそれぞれ平らな基板上に形成された平凸レンズを有し、該平凸レンズの平面および凸面が向かい合うように配置されるとともに、該平凸レンズの相対する間隙に上記光送信部から出射される光の波長における吸収係数が10cm−1以下である材料が充填されたことを特徴とする光信号入出力装置。
11.前記光送信部および前記光受信部はレンズアレイを有する光送信部ならびに光受信部であり、該レンズアレイのうち、該光送信部と該光受信部で相対する位置に設置されたレンズ対の口径が、それぞれR1、R2であって、
1.1<R2/R1<3
の関係を満たすことを特徴とする上記10に記載の光信号入出力装置。
12.前記光送信部および前記光受信部は、上記2.から4.の条件を満足する面発光素子アレイ、光導波路アレイ、面受光素子アレイのいずれかであることを特徴とする上記14に記載の光信号入出力装置。
13.半導体集積回路と、
面発光素子アレイ、面受光素子アレイ、および該面発光素子アレイと該面受光素子アレイとを該半導体集積回路に電気的に接続する半導体装置、ならびに、
電気配線、入力光信号を導く入力側光導波路アレイ、該入力側光導波路アレイの端部が入力信号光を前記面受光素子の方向に向けて方向変換する反射面、出力信号光を導く出力側光導波路アレイ、該出力側光導波路アレイの端部が出力信号光を該出力側光導波路の導路方向に向けて方向変換する反射面を設けた光導波路基板とを、電気的に接続した光信号入出力装置において、
前記面発光素子アレイと前記出力側光導波路アレイ、ならびに前記面受光素子アレイと前記入力側光導路波アレイとがともに等しいピッチで相対して配置されているとともに、該面発光素子アレイの発光面上に口径R1、該出力側光導波路アレイ上に口径R2、該入力側光導波路アレイ上に口径R3、該面受光素子アレイの受光面上に口径R4の平凸レンズアレイを有し、該平凸レンズの口径間に
1.1<R2/R1<3
かつ
1.1<R4/R3<3
の関係が成立し、かつ、該平凸レンズの相対する間隙に上記面発光素子アレイから出射される光の波長における吸収係数が10cm−1以下である材料が充填されたことを特徴とする光信号入出力装置。
14.前記半導体装置と前記光導波路基板との電気的接続ははんだバンプを介してなり、前記面発光素子アレイの発光面上の平凸レンズアレイおよび前記面受光素子アレイの受光面上の平凸レンズアレイの少なくとも一方が第1の基板上に形成され、
前記出力側光導波路上平凸レンズアレイおよび前記入力側光導波路上平凸レンズアレイの少なくとも一方が第2の基板上に形成された光信号入出力装置であって、
該第1の基板および該第2の基板の厚さの和が100μm以上300μm以下であり、かつ、該平凸レンズの相対する間隙に上記光送信部から出射される光の波長における吸収係数が10cm−1以下である材料が充填されたことを特徴とする光信号入出力装置。
15.前記平凸レンズは平面および凸面が向かい合うように配置されたことを特徴とする上記13および14に記載の光信号入出力装置。
16.前記面発光素子アレイおよび前記面受光素子アレイと、前記第1の基板とが一体の構造物であり、前記出力側光導波路および前記入力側光導波路と、前記第2の基板とが一体の構造物であることを特徴とする上記10から15のいずれかに記載の光信号入出力装置。
17.前記第1の基板および前記第2の基板に形成されたレンズアレイの曲面が空気、窒素、または不活性ガスのいずれかに接していることを特徴とする上記16に記載の光信号入出力装置。
本発明の第1の実施の形態を示す模式図である。 本発明の第2の実施の形態を示す模式図である。 本発明の第3の実施の形態を示す模式図である。 本発明の第4の実施の形態を示す模式図である。 本発明の第5の実施の形態を示す模式図である。 本発明の第6の実施の形態を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態を示す模式図である。 本発明の第2の実施の形態を示す模式図である。 本発明の第3の実施の形態を示す模式図である。 本発明の効果を示す実験結果である。 従来技術の実施の形態を示す模式図である。 従来技術の実施の形態を示す模式図である。 従来技術の問題点を示す模式図である。 本発明の効果を示す模式図である。 レンズの口径の定義を示す模式図である。 本発明の効果を示す実験結果である。 本発明の第10の実施の形態を示す模式図である。 本発明の第11の実施の形態を示す模式図である。 本発明の第12の実施の形態を示す模式図である。 本発明の第14の実施の形態を示す模式図である。 本発明の第14の実施の形態を示す模式図である。 本発明の第7の実施の形態を示す模式図である。 本発明の第10の実施の形態を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態を示す模式図である。 本発明の第5の実施の形態を示す模式図である。 本発明の第5の実施の形態を示す模式図である。 本発明の第5の実施の形態を示す模式図である。

Claims (14)

  1. その口径の値がR1である第1のレンズがアレイ状に設けられた第1のレンズアレイを有する第1の平板状部材と、その口径の値がR2である第2のレンズがアレイ状に設けられた第2のレンズアレイを有する第2の平板状部材とを準備し、
    前記R1およびR2は関係式である1.1<R2/R1<3を満足するものであり、
    前記第1のレンズは信号光を出射するものであり、前記第2のレンズは前記出射した信号光を受光するためのものであり、
    一の前記第1のレンズからの前記出射光が一の前記第2のレンズに入射するように、前記第1および第2の部材を対向させ、かつ、前記第1および第2の部材の間が所定の間隙を有するように位置決め、固定することを特徴とする光信号入出力装置の製造方法。
  2. 前記第1および/または第2のレンズは凸レンズ又は平凸レンズであることを特徴とする請求項1記載の光信号入出力装置の製造方法。
  3. 前記第1の部材は光送信部としての機能を有し、前記第2の部材は光受信部としての機能を有することを特徴とする請求項1記載の光信号入出力装置の製造方法。
  4. 前記第1の部材には発光素子が設けられ、前記発光素子の出射光を直接、前記第1のレンズを介して第1の部材の外へ導出するか、または、前記出射光は前記第1に部材に設けられた第1の光導波路および前記第1のレンズを介して第1の部材の外へ導出するよう構成され、
    前記第2の部材には受光素子が設けられ、前記出射光が前記第2のレンズを介して直接、前記受光素子へ入射するか、または、前記出射光が前記第2の部材に設けられた第2の光導波路を介して前記受光素子へ導入されるよう構成されていることを特徴とする請求項1記載の光信号入出力装置の製造方法。
  5. 前記第1および第2のレンズアレイは共に、1次元または2次元のアレイ状のものであることを特徴とする請求項1記載の光信号入出力装置の製造方法。
  6. その上に面発光素子アレイ、半導体回路装置および面受光素子アレイが設けられ、前記面発光素子アレイの各面発光素子上にはその口径の値がR1である第1のレンズが設けられ、前記面受光素子アレイの各面受光素子上にはその口径の値がR4である第4のレンズが設けられた第1の平板状部材を準備し、
    その上に第1および第2の光導波路アレイが設けられ、前記第1の光導波路アレイの各光導波路端部上にはその口径の値がR2である第2のレンズが設けられ、前記第2の光導波路アレイの各光導波路端部上にはその口径の値がR3である第3のレンズが設けられた第2の平板状部材を準備し、
    前記R1およびR2は関係式である1.1<R2/R1<3を満足するものであり、
    前記R3およびR4は関係式である1.1<R4/R3<3を満足するものであり、
    前記第1のレンズは信号光を出射するものであり、前記第2のレンズは前記出射した信号光を受光するためのものであり、
    前記第3のレンズは信号光を出射するものであり、前記第4のレンズは前記出射した信号光を受光するためのものであり、
    一の前記第1のレンズからの前記出射光が一の前記第2のレンズに入射するように、かつ、一の前記第3のレンズからの前記出射光が一の前記第4のレンズに入射するように前記第1および第2の部材を対向させ、かつ、前記第1および第2の部材の間が所定の間隙を有するように位置決め、固定することを特徴とする光信号入出力装置の製造方法。
  7. 前記第1乃至第4のレンズは凸レンズ又は平凸レンズであることを特徴とする請求項6記載の光信号入出力装置の製造方法。
  8. 前記第1の部材は第1の光送信部および第1の光受信部としての機能素子を有し、前記第2の部材は前記第1の光送信部と対になる第2の光受信部および前記第1の光受信部と対になる第2の光受信部としての機能素子を有することを特徴とする請求項6記載の光信号入出力装置の製造方法。
  9. 前記第1の光送信部には第1の発光素子が設けられ、前記第1の発光素子の第1の出射光を直接、前記第1のレンズを介して第1の部材の外へ導出するか、または、前記第1の出射光は前記第1に部材に設けられた第1の光導波路および前記第1のレンズを介して第1の部材の外へ導出するよう構成され、
    前記第2の部材には第1の受光素子が設けられ、前記第1の出射光が前記第2のレンズを介して直接、前記第1の受光素子へ入射するか、または、前記第1の出射光が前記第2の部材に設けられた第2の光導波路を介して前記第1の受光素子へ導入されるよう構成され、
    前記第2の光送信部には第2の発光素子が設けられ、前記第2の発光素子の第2の出射光を直接、前記第3のレンズを介して第2の部材の外へ導出するか、または、前記第2の出射光は前記第2に部材に設けられた第3の光導波路および前記第3のレンズを介して第2の部材の外へ導出するよう構成され、
    前記第1の部材には第2の受光素子が設けられ、前記第2の出射光が前記第4のレンズを介して直接、前記第2の受光素子へ入射するか、または、前記第2の出射光が前記第1の部材に設けられた第4の光導波路を介して前記第2の受光素子へ導入されるよう構成されていることを特徴とする請求項6記載の光信号入出力装置の製造方法。
  10. 前記第1乃至第4のレンズは1次元または2次元のアレイ状にそれぞれ構成されていることを特徴とする請求項6記載の光信号入出力装置の製造方法。
  11. 対向する前記第1および第2の部材を半田バンプで固定する工程を有し、
    前記面発光素子アレイ、半導体回路装置および面受光素子アレイ上にはその厚さがt1の第1の基板が設けられ、前記第1および第2の光導波路アレイ状には厚さt2の第2の基板が設けられ、t1と t2との和の値は100μm以上300μm以下(但し、t1と t2の値はそれぞれ0以上である。)であり、かつ、前記半田バンプは前記第1および第2の基板を介することなく前記第1および第2の部材を直接、固定するものであることを特徴とする請求項6記載の光信号入出力装置の製造方法。
  12. 前記面発光素子アレイは前記第1の平板状部材上に設けられ、前記面受光素子アレイは前記第1および第2の平板状部材とは異なる第3の部材に固定されていることを特徴とする請求項6記載の光信号入出力装置の製造方法。
  13. その上に面発光素子アレイ、半導体回路装置および面受光素子アレイが設けられた第1の平板状部材を準備し、
    その上に第1および第2の光導波路アレイが設けられた第2の平板状部材を準備し、
    信号光の発明の対して透過性を有する材料を有する平板状の基材の一の面に前記透過性の第1の基板が設けられ、他の面に前記透過性の第2の基板が設けられ、前記第1の基板上にはその口径の値がR1である第1のレンズ及びその口径の値がR4である第4のレンズが設けられ、前記第2の基板上にはその口径の値がR2である第2のレンズ及びその口径の値がR3である第3のレンズが設けられた第3の部材を準備し、
    前記第1の部材と前記第2の部材間の間隙を第1の所定間隔に保つと共に、前記第3の部材を前記間隙内に設け、前記第1および第3の部材間を第2の所定間隔に、かつ、前記第3および第2の部材間を第3の所定間隔に保つように、及び、
    前記面発光素子アレイの一の発光素子と前記第1の光導波路アレイの一の光導波路とは前記第1および第2のレンズを介して光学的に結合し、前記第1の光導波路アレイの一の光導波路と前記面アレイの一の受光素子とは前記第3および第4のレンズを介して光学的に結合するように前記第1乃至第3の部材は位置決め、固定する工程を有することを特徴とする光信号入出力装置の製造方法。
  14. 前記R1およびR2は関係式である1.1<R2/R1<3を満足するものであり、
    前記R3およびR4は関係式である1.1<R4/R3<3を満足するものであることを特徴とする請求項13記載の光信号入出力装置の製造方法。
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