JP2003021737A - 光導波路と受光素子の光結合構造 - Google Patents

光導波路と受光素子の光結合構造

Info

Publication number
JP2003021737A
JP2003021737A JP2001207398A JP2001207398A JP2003021737A JP 2003021737 A JP2003021737 A JP 2003021737A JP 2001207398 A JP2001207398 A JP 2001207398A JP 2001207398 A JP2001207398 A JP 2001207398A JP 2003021737 A JP2003021737 A JP 2003021737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
light receiving
receiving element
substrate
glass block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001207398A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Sasaki
誠美 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001207398A priority Critical patent/JP2003021737A/ja
Publication of JP2003021737A publication Critical patent/JP2003021737A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 量産化及び小型化に適した光導波路と受光素
子の光結合構造を提供することである。 【解決手段】 光導波路と受光素子の光結合構造であっ
て、基板と、基板上に形成されたコアと、コアを覆うよ
うに基板上に形成され、コアが露出する凹部を有するク
ラッドを含んでいる。凹部中にはコアの屈折率よりも大
きな屈折率を有する透明樹脂が充填され、この透明樹脂
を介してコアと光学的に結合されるように受光素子がク
ラッド上に搭載されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に光通信分
野に適用される光モジュールに関し、特に、光導波路と
受光素子の光結合構造に関する。
【0002】インターネットの急成長に伴うネットワー
クトラフィック急増に対応するため、波長分割多重通信
を用いた通信網の整理が進められている。波長分割多重
(WDM)通信システムでは、波長の異なる複数の光信
号(チャンネル)が同時に一本の光ファイバで伝送され
る。
【0003】このため、光伝送モジュールには異なる波
長の光信号を振り分ける、合波或いは分波の機能(WD
M機能)が必要となっている。また、チャンネル数だけ
光/電気変換デバイスが必要であり、これらの光伝送モ
ジュールを現実的なコスト及びサイズで実装するために
は、光素子の集積化が必須である。
【0004】こうした背景から、光伝送モジュールはW
DM機能を実現する光導波路(光波回路)へ光電変換素
子をハイブリッド集積することで、小型化と部品点数の
削減、組み立て工程の簡単化により、量産化及び低価格
化を実現しようとしている。
【0005】本発明は、このような要請に答える、光導
波路と受光素子の光結合構造及びその組み立て方法を提
供しようとするものである。
【0006】
【従来の技術】光導波路と受光素子の光結合構造の従来
例として、特開平5−264870号公報に開示された
技術が知られている。この公開公報で従来例として記載
された光導波路と受光素子の光結合構造(従来例1)
は、基板上に形成されたアンダークラッドと、アンダー
クラッド上に形成されたコアと、コアを覆うようにアン
ダークラッド上に形成されたオーバークラッドを有する
光導波路チップを含んでいる。
【0007】アンダークラッド、コア及びオーバークラ
ッドはSiO2を主成分としており、各部分の屈折率の
調整はSiO2にドープするドーパントの濃度により調
整される。
【0008】コアの端面が斜めに露出するような斜めの
溝が形成されており、コアの露出端面が全反射条件を満
たすように溝の角度が設定されている。光半導体素子の
発光部又は受光部と光導波路チップのコアの端面との位
置関係を調整することによって、光半導体素子と光導波
路チップのコアとの光結合を行っている。
【0009】上記の公開公報には他の従来技術(従来例
2)も開示されている。従来例2の光導波路は、上述し
た従来例1と同様に、導波路基板上にアンダークラッ
ド、コア及びオーバークラッドを形成して構成される。
【0010】光導波路にはコアの長手方向に直交する導
波路端面と湾曲面を画成する溝が形成されており、導波
路端面に対向する湾曲面上に反射膜が形成されている。
【0011】湾曲面におけるコアに対向する部分は、コ
アの長手方向に対して傾斜しているので、導波路端面に
おいてコアから出射した光は、反射膜で上方に反射さ
れ、この光は受光素子の受光部に入射する。受光素子は
反射膜からの反射光が受光部へ入射するように、光導波
路チップ上に固定されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】光伝送装置の課題は低
コスト化及び小型化であり、そのコストの大半を占める
のは光合分波機能及び光電変換機能を有する光モジュー
ルに関係している。このため、光モジュールの特性、高
信頼性及び高寿命を確保すると同時に、小型集積化と組
み立て工程の簡易化が不可欠となる。しかしながら、上
述した従来技術には以下のような問題がある。
【0013】従来例1の光結合構造は、光導波路に形成
する溝が機械加工により形成されるので、溝形成時にお
ける破損が生じやすく製造歩留まりが悪い。また、コア
端面の面精度の不充分さに起因して、光導波路と光半導
体素子の結合効率が低くなるといった問題がある。
【0014】さらに、溝は機械加工により形成されるた
め、基板全体を横切る溝しか形成できない。その結果、
並列複数導波路構成において、一部の導波路を基板端面
までスルーで通すといった用途には使えず、適用範囲が
非常に狭い範囲に限定されていた。
【0015】従来例2の光結合構造は、湾曲反射面を形
成する製造プロセスが非常に複雑なため、製造歩留まり
が悪く、低コスト化にも限界があった。また、湾曲面は
長いエッチング工程を経て形成されるため、湾曲面の曲
率半径及び向きにばらつきが生じやすい。
【0016】このため、光半導体素子の搭載位置決め
は、光結合状態をモニタしながら最適結合位置を探す、
所謂アクティブアライメントを採用するしかなく、組み
立てに多くの手間と時間を要した。
【0017】さらに、並列光導波路の場合、湾曲面の形
成ばらつきは導波路毎の光半導体素子の最適結合位置の
ばらつきにつながる。その結果、アレイ型光半導体素子
のように受発光位置が一直線上に並んでいる素子を並列
光導波路上に配置し、各チャンネルで均一な光結合を実
現することは非常に困難である。
【0018】よって、本発明の目的は、量産化及び低価
格化に適した光導波路と受光素子の光結合構造を提供す
ることである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの側面によ
ると、光導波路と受光素子の光結合構造であって、基板
と、該基板上に形成されたコアと、該コアを覆うように
前記基板上に形成され、前記コアに対応する部分に凹部
を有するクラッドと、前記凹部に充填された前記コアの
屈折率よりも大きな屈折率を有する透明樹脂と、該透明
樹脂を介して前記コアと光学的に結合されるように前記
クラッド上に搭載された受光素子と、を具備したことを
特徴とする光導波路と受光素子の光結合構造が提供され
る。
【0020】好ましくは、前記凹部でコアが露出してお
り、透明樹脂が受光素子を固定する接着剤を兼ねてい
る。好ましくは、クラッド上には導体パターンが形成さ
れており、受光素子の電極が導体パターンに接触するよ
うに受光素子がクラッド上に搭載されている。
【0021】さらに好ましくは、基板は透明基板から構
成され、クラッドは表面に形成された第1マーカーを有
し、受光素子は裏面に形成された第2マーカーを有して
いる。第2マーカーを第1マーカーに位置合わせして、
受光素子がクラッド上に搭載される。
【0022】変形例として、クラッドに形成する凹部は
クラッドの薄膜層が残るような深さであっても良い。こ
の場合には、クラッドの薄膜層及び透明樹脂を介して光
導波路のコアと受光素子が光学的に結合される。
【0023】本発明の他の側面によると、光導波路と受
光素子の光結合構造であって、基板と、該基板上に形成
された複数のコアと、該複数のコアを覆うように前記基
板上に形成され、前記複数のコアのうち選択されたコア
に対応する部分に複数の凹部を有するクラッドと、前記
複数の凹部に充填された前記コアの屈折率よりも大きな
屈折率を有する透明樹脂と、複数の受光部を有し、該透
明樹脂を介して前記選択されたコアと該複数の受光部が
光学的に結合されるように前記クラッド上に搭載された
受光素子アレイと、を具備したことを特徴とする光導波
路と受光素子の光結合構造が提供される。
【0024】好ましくは、基板は透明基板から構成さ
れ、クラッドは表面上に形成された複数の第1マーカー
を有し、受光素子アレイは裏面に形成された複数の第2
マーカーを有している。第2マーカーを該第1マーカー
に位置合わせして、受光素子アレイがクラッド上に搭載
されている。
【0025】本発明のさらに他の側面によると、光導波
路と受光素子の光結合構造であって、基板と、該基板上
に形成されたコアと、該コアを覆うように前記基板上に
形成され、該コアに対応する部分に凹部を有するクラッ
ドと、前記凹部に搭載された前記コアの屈折率よりも大
きな屈折率を有するガラスブロックと、該ガラスブロッ
クを前記凹部に固定する前記コア及び前記ガラスブロッ
クの屈折率よりも小さな屈折率を有する透明接着剤と、
前記ガラスブロックを介して前記コアと光学的に結合さ
れるように前記ガラスブロック上に搭載された受光素子
と、を具備したことを特徴とする光導波路と受光素子の
光結合構造が提供される。
【0026】好ましくは、前記凹部でコアが露出してい
る。クラッドに形成する凹部はクラッドの薄膜層が残る
ような深さであっても良い。この場合には、クラッドの
薄膜層及びガラスブロックを介して光導波路と受光素子
が光学的に結合される。
【0027】本発明のさらに他の側面によると、光導波
路と受光素子の光結合構造であって、基板と、該基板上
に形成されたコアと、該コアを覆うように前記基板上に
形成され、前記コアに対応する部分に凹部を有するクラ
ッドと、下面に形成されたグレーティングを有し、該グ
レーティングが前記コアに接触するように前記凹部に搭
載されたガラスブロックと、該ガラスブロックを前記凹
部に固定する前記コア及び前記ガラスブロックの屈折率
より小さな屈折率を有する透明接着剤と、前記ガラスブ
ロックを介して前記コアと光学的に結合されるように前
記ガラスブロック上に搭載された受光素子と、を具備し
たことを特徴とする光導波路と受光素子の光結合構造が
提供される。
【0028】ガラスブロックは、コアを伝搬する光と同
一の伝搬定数を有するように膜厚設定されたコア層とグ
レーティングを有していても良い。クラッドに形成する
凹部は、該凹部でコアが露出しているのが好ましいが、
クラッドの薄膜層が残るような深さを有していても良
い。
【0029】本発明のさらに他の側面によると、光導波
路と受光素子の光結合構造であって、基板と、該基板上
に形成された複数のコアと、該複数のコアを覆うように
前記基板上に形成され、前記複数のコアに対応する部分
に凹部を有するクラッドと、前記複数のコアのうち選択
されたコアに対向する溝を有し、前記コアの屈折率より
も大きな屈折率を有する前記凹部に搭載されたガラスブ
ロックと、前記コア及び前記ガラスブロックの屈折率よ
りも小さな屈折率を有し、前記溝内に充填されるととも
に前記ガラスブロックを前記凹部に固定する透明接着剤
と、複数の受光部を有し、前記ガラスブロックを介して
前記複数のコアのうち残りのコアと該複数の受光部が光
学的に結合されるように前記凹部に搭載された受光素子
アレイと、を具備したことを特徴とする光導波路と受光
素子の光結合構造が提供される。
【0030】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、本発明第1実
施形態の光導波路と受光素子の光結合構造の断面図が示
されている。ガラス製光導波路基板2上にコア4とクラ
ッド(オーバークラッド)6が順に積層されて光導波路
8が形成されている。
【0031】コア4及びクラッド6は例えばSiO2
主成分としており、SiO2にドープするドーパントの
濃度によりコア4の屈折率がクラッド6の屈折率より大
きくなるように調整される。
【0032】光導波路基板2として、ガラスに代わり他
の透明樹脂又はシリコン(Si)等も採用可能である。
反応性イオンエッチング(RIE)によりクラッド6を
除去し、コア4を露出させることにより凹部10が形成
されている。
【0033】凹部10にはコア4よりも屈折率が大きい
例えばシリコーン樹脂等の透明樹脂12が充填されてい
る。その後、透明樹脂12を介してコア4と受光素子1
4の受光部16が光結合するように、マーカー(図示せ
ず)を用いた位置決め法で受光素子14がクラッド6上
に搭載され、接着剤により固定される。
【0034】マーカーによる位置決めは、クラッド6上
に第1マーカーを形成し、受光素子14の裏面に第2マ
ーカーを形成し、光導波路基板2の裏面から可視光観察
により第1及び第2マーカーを位置合わせすることによ
り行う。
【0035】受光素子14の表面上にはp電極18及び
n電極20が形成されており、それぞれ金ワイヤー2
6,28を介してクラッド6上に形成された導体パター
ン24にボンディング接続されている。受光素子14
は、例えばInPから形成される。
【0036】凹部10に充填する透明樹脂12の屈折率
Nr及び凹部10の幅Lは、下記原理に基づいて決定さ
れる。図2は導波路からの光路変換の原理を示してい
る。
【0037】クラッド6の屈折率をNc、コア4の屈折
率をNg、透明樹脂12の屈折率をNrとすると、Nc
<Ng<Nrの関係がある。
【0038】導波路8のコア4を伝搬する光(伝播定
数:βeff)は、凹部10に侵入すると透明樹脂12
の大きな屈折率のために、下記の式(1)を満足する出
射角θで透明樹脂12側に放射される。
【0039】 出射角θ=cos-1(Neff/Nr)・・・(1) ここで、 Neff=βeff/k0:導波光の等価屈折率 βeff:導波光の伝搬係数 k0:真空の波数 Nr:透明樹脂の屈折率 また、出射光が凹部開口から取出せる条件は下記の式
(2)となる。
【0040】L≧Tc/tanθ・・・(2) ここで、 L:凹部の開口幅 Tc:クラッドの厚さ 本実施形態の光導波路と受光素子の光結合構造に関する
パラメータは、例えば下記の値に設定される。
【0041】Neff=1.45 Nr=1.7 θ=31.5° Tc=30μm L=100μm 上述した式(1)及び式(2)を満足するように各パラ
メータを設定すると、凹部10中に充填された透明樹脂
12の屈折率がコア4の屈折率よりも大きいため、コア
4を伝搬してきた光は透明樹脂12部分で所定の出射角
θでコア4から取出され、受光素子14の受光部16に
光学的に結合される。
【0042】図3は本発明第2実施形態の光結合構造の
断面図を示している。図1に示した第1実施形態では受
光素子14の受光面16を上向きにして受光素子14を
クラッド6上に搭載したが、図3に示すように受光素子
32の受光面34を下向きにして受光素子32をクラッ
ド6上に搭載するようにしても良い。
【0043】本実施形態では、凹部10´の底面にクラ
ッド6の薄膜層6aが残るように凹部10´の深さが設
定されている。この薄膜層6aの厚さは伝搬する光の波
長の3倍程度まで、好ましくは2〜3μm程度である。
【0044】受光素子32の下面にはp電極34とn電
極38が形成されており、これらの電極36,38は例
えば導電性接着剤或いは半田等によりクラッド6上の導
電パターン24に接続される。
【0045】図4は本発明第3実施形態の光結合構造の
断面図を示している。この実施形態では、受光素子42
が片持梁状に光導波路8のクラッド6上に搭載されてい
る。受光素子42はその下面に受光部44と、p電極4
6を有しており、その上面にn電極48を有している。
【0046】p電極46は半田又は導電性接着剤により
クラッド6上の導電パターン24に接続され、n電極4
8は金ワイヤー50により導電パターン24にボンディ
ング接続されている。
【0047】透明樹脂40として、例えば紫外線硬化型
透明接着剤を選択し、凹部10及び受光素子42全体を
透明樹脂40で覆った後、紫外線照射すれば、受光素子
42の固定及び封止を同時に行うことができる。透明樹
脂40はコア4の屈折率よりも大きな屈折率を有してい
る必要がある。
【0048】代替案として、透明樹脂として、例えば熱
硬化型エポキシ系透明接着剤を選択し、この透明接着剤
を所定温度に加熱することにより、受光素子42を固定
することもできる。
【0049】図5を参照すると、本発明第4実施形態の
光結合構造の分解斜視図が示されている。図6は図5の
6−6線断面図である。本実施形態は、並列配置された
複数の光導波路コアと受光素子アレイとの光結合構造を
示している。
【0050】導波路基板2上に3本の光導波路コア52
が並列配置され、それぞれ信号伝送路コア54とモニタ
伝送路コア56に分岐している。モニタ伝送路コア56
側には、それぞれコアが露出する凹部58が形成され、
これらの凹部58は一直線上に配置されている。このと
き、信号伝送路コア54側は、コアが露出しないように
凹部58のサイズが決定される。
【0051】クラッド6上には一対の第1マーカー66
が形成されており、複数の受光部64を有する受光素子
アレイ62の裏面には第1マーカー66に整合する間隔
で一対の第2マーカー68が形成されている。受光素子
アレイ62は、例えばInPから形成される。
【0052】凹部58中に屈折率がコア52,54,5
6の屈折率より大きい透明樹脂60を充填し、その後、
受光素子アレイ62を第2マーカー68を第1マーカー
66に位置合わせしてクラッド6上に搭載する。
【0053】透明樹脂60として、例えば紫外線硬化型
透明接着剤を選択し、凹部58中に充填するとともに受
光素子アレイ62の接着用に適用し、紫外線照射すれ
ば、凹部58に充填した透明樹脂60と同一の透明樹脂
で受光素子アレイ62を固定することができる。
【0054】代替案として、紫外線硬化型透明接着剤で
凹部58を充填するとともに受光素子アレイ62全体を
覆った後、紫外線照射すれば、受光素子アレイ62の固
定及び封止を同時に行うことができる。
【0055】しかして、モニタ伝送路56と受光素子ア
レイ62の受光部64は前述した原理により透明樹脂6
0を介して光結合する。信号伝送路54は、クラッド6
の厚さを例えば30μmに設定することにより、受光素
子アレイ62搭載部直下でも損失なく信号伝送が可能で
ある。
【0056】並列する光導波路の構造及び/又は伝搬す
る光の波長が個々に異なる場合、図7(A)〜図7
(C)に示すように、光導波路コアからの出射角はそれ
ぞれ異なる(θ1≠θ2≠θ3)。
【0057】このときは、受光素子アレイ62の受光位
置70が一直線上になるように、凹部58の縁58a,
58b,58cの位置、即ちL1,L2,L3を設定す
る。これにより、受光面が一直線上に並んだ受光素子ア
レイでも各チャンネルで均一な光結合を実現できる。
【0058】図8は本発明第5実施形態の光結合構造の
断面図を示している。例えばガラス基板等の基板2上に
コア4及びクラッド6を積層して光導波路を形成する。
この光導波路のクラッド6の一部に反応性イオンエッチ
ング(RIE)法でコア4が露出する凹部72を形成す
る。
【0059】この凹部72に、コア4より大きい屈折率
を有するガラスブロック74を屈折率がコア4及びガラ
スブロック74より小さい透明接着剤(例えばエポキシ
樹脂)76で固定する。ガラスブロック74の厚さTg
bは例えば100μm、幅Lgbは200μmである。
【0060】受光素子78が、ガラスブロック74上に
例えば紫外線硬化型接着剤82で固定される。受光素子
78は受光部80と、p電極84と、n電極86を有し
ている。
【0061】n電極86はガラスブロック74上の導体
パターンに直接接続され、p電極84は金ワイヤー88
によりガラスブロック74上の導体パターン90にボン
ディング接続される。
【0062】受光素子78の搭載位置は、光導波路、ガ
ラスブロック74及び受光素子78にそれぞれ形成され
たマーカー(図示せず)を用いて決定される。ガラスブ
ロック74の屈折率Nr及び幅Lgbは式(1)及び式
(2)を満たすように決定される。
【0063】本実施形態によると、ガラスブロック74
で光路変換されたコア4からの出射光92が受光素子7
8の受光面80に光結合する。
【0064】図9は本発明第6実施形態の光結合構造の
断面図を示している。本実施形態では、ガラスブロック
74の底面に所定周期のグレーティング94が形成され
ている。また、凹部72の深さはクラッド6の薄膜層6
aが残るような深さに設定されている。勿論、凹部72
はコア4が露出するような深さを有していても良い。
【0065】ガラスブロック74は屈折率がガラスブロ
ック74及びコア4より小さい透明接着剤(例えばアク
リル系紫外線硬化型接着剤)76で凹部72に固定され
る。本実施形態では、ガラスブロック74の底面にグレ
ーティング94が形成されているため、ガラスブロック
74の屈折率とコア4の屈折率の大小関係は問わない。
【0066】受光素子96は、ガラスブロック74上に
例えば紫外線硬化型接着剤82で固定される。受光素子
96は底面に受光部98とp電極102を有し、上面に
n電極100を有している。
【0067】p電極102はガラスブロック74上の導
体パターンに直接接続され、n電極100は金ワイヤー
104によりガラスブロック74上の導体パターン90
にボンディング接続される。
【0068】受光素子96の搭載位置は、光導波路、ガ
ラスブロック74及び受光素子96のそれぞれに形成さ
れたマーカー(図示せず)を用いて決定される。
【0069】ここで、グレーティング周期Λ、ガラスブ
ロック74の屈折率Ngb及び幅Lgbは、下記原理に
基づいて決定される。
【0070】導波路を伝搬する光(伝播定数:βef
f)は、グレーティング形成領域に侵入するとグレーテ
ィングが摂動となり、下記の式(3)を満足する出射角
θでガラスブロック側に放射される。
【0071】 出射角θ=cos-1(N´/Ngb)・・・(3) ここで、 N´=Neff+2πq/k0/Λ:グレーティングで
発生する高調波の等価屈折率 Neff:導波光の等価屈折率 q:整数 Λ:グレーティング周期 k0:真空の波数 Ngb:ガラスブロックの屈折率 また、ガラスブロックの上面へ光が出射する条件は下記
の式(4)による。
【0072】Lgb≧Tgb/tanθ・・・(4) ここで、 Lgb:ガラスブロックの幅 Tgb:ガラスブロックの厚さ 本実施形態では、上述した式(3)及び式(4)のパラ
メータは、例えば下記の値に設定される。
【0073】導波光の等価屈折率Neff=1.45 導波光の波長λ=1.31μm ガラスブロックの屈折率Ngb=1.7 グレーティング周期Λ=4μm 導波光の放射角θ=48.7° ガラスブロックの厚さTgb=100μm ガラスブロックの幅Lgb=200μm 図10は本発明第7実施形態の光結合構造の断面図を示
している。本実施形態は、ガラスブロック74のグレー
ティング94を形成した面に、光導波路コア4を伝搬す
る光と同一の伝搬定数を有するように膜厚設定されたコ
ア層106を形成したものである。コア層106は主に
SiO2から形成される。
【0074】光導波路のコア4とガラスブロック74の
コア層106が接触するように配置し、屈折率がコア
4、ガラスブロック74及びコア層106の屈折率より
も小さいアクリル系紫外線硬化型透明接着剤76でガラ
スブロック74を固定する。図9に示した第6実施形態
と同様な光結合を実現することができる。
【0075】図11は本発明第8実施形態の光結合構造
の分解斜視図を示している。本実施形態は、並列に配置
された複数の導波路と受光素子アレイの光結合構造を示
している。
【0076】3本の光導波路コア52が並列に配置さ
れ、それぞれが信号伝送路コア54とモニタ伝送路コア
56に分岐している。光導波路8のクラッド6の一部
に、ガラスブロック112を収納するのに充分な大きさ
の凹部110をRIE法で作成する。
【0077】このとき凹部110の底面には、信号伝送
路コア54及びモニタ伝送路コア56がともに露出して
いる。或いは、クラッド6の薄膜層が凹部110の底面
に残るように凹部110の深さを設定しても良い。
【0078】ガラスブロック112の底面には複数の溝
114が形成されており、図12に示すように信号伝送
路コア54と溝114が対向するようにガラスブロック
112が凹部110中に収容される。
【0079】凹部110内及び凹部110内に収容した
ガラスブロック112の周辺には、屈折率が光導波路コ
ア52,54,56及びガラスブロック112よりも小
さな例えば熱硬化型エポキシ樹脂等の透明接着剤116
が適用され、加熱によりガラスブロック112が凹部1
10内に固定される。
【0080】複数の受光部64を有する受光素子アレイ
62がガラスブロック112上に例えば紫外線硬化型接
着剤118で固定される。受光素子アレイ62の搭載位
置は、光導波路8、ガラスブロック112及び受光素子
アレイ62にそれぞれ形成された図示しないマーカーを
用いて決定される。
【0081】図12に示すように、モニタ伝送路コア5
6と受光素子アレイ62の受光部64は上述した原理に
よりガラスブロック112を介して光結合する。信号伝
送路コア54は、溝114内に充填された透明樹脂11
6が屈折率整合材として作用しクラッドの役割を果たす
ため、凹部110内においても損失をおこすことなく信
号を伝送することが可能となる。
【0082】本発明は以下の付記を含むものである。
【0083】(付記1) 光導波路と受光素子の光結合
構造であって、基板と、該基板上に形成されたコアと、
該コアを覆うように前記基板上に形成され、前記コアに
対応する部分に凹部を有するクラッドと、前記凹部に充
填された前記コアの屈折率よりも大きな屈折率を有する
透明樹脂と、該透明樹脂を介して前記コアと光学的に結
合されるように前記クラッド上に搭載された受光素子
と、を具備したことを特徴とする光導波路と受光素子の
光結合構造。
【0084】(付記2) 前記凹部で前記コアが露出し
ている付記1記載の光結合構造。
【0085】(付記3) 前記クラッドは前記コアと前
記受光素子が該クラッドを介して光学的に結合しないよ
うな充分な厚さを有している付記1記載の光結合構造。
【0086】(付記4) 前記透明樹脂が前記受光素子
を固定する接着剤を兼ねる付記1記載の光結合構造。
【0087】(付記5) 前記凹部に充填された透明樹
脂と同一の透明樹脂で前記受光素子全体を覆った付記1
記載の光結合構造。
【0088】(付記6) 前記クラッド上に形成された
導体パターンをさらに具備し、前記受光素子は電極を有
しており、該電極が前記導体パターンに接触するように
該受光素子が前記クラッド上に搭載されている付記1記
載の光結合構造。
【0089】(付記7) 前記基板は透明基板から構成
され、前記クラッドは表面に形成された第1マーカーを
有し、前記受光素子は裏面に形成された第2マーカーを
有しており、該第2マーカーを第1マーカーに合わせて
前記受光素子を前記クラッド上に搭載した付記1記載の
光結合構造。
【0090】(付記8) 光導波路と受光素子の光結合
構造であって、基板と、該基板上に形成されたコアと、
該コアを覆うように前記基板上に形成され、クラッドの
薄膜層が露出する凹部を有するクラッドと、前記凹部に
充填された前記コアの屈折率よりも大きな屈折率を有す
る透明樹脂と、該透明樹脂を介して前記コアと光学的に
結合されるように前記クラッド上に搭載された受光素子
と、を具備したことを特徴とする光導波路と受光素子の
光結合構造。
【0091】(付記9) 光導波路と受光素子の光結合
構造であって、基板と、該基板上に形成された複数のコ
アと、該複数のコアを覆うように前記基板上に形成さ
れ、前記複数のコアのうち選択されたコアに対応する部
分に複数の凹部を有するクラッドと、前記複数の凹部に
充填された前記コアの屈折率よりも大きな屈折率を有す
る透明樹脂と、複数の受光部を有し、該透明樹脂を介し
て前記選択されたコアと該複数の受光部が光学的に結合
されるように前記クラッド上に搭載された受光素子アレ
イと、を具備したことを特徴とする光導波路と受光素子
の光結合構造。
【0092】(付記10) 前記複数の凹部で前記コア
が露出している付記9記載の光結合構造。
【0093】(付記11) 前記受光素子アレイの前記
各受光部の受光位置が一直線上に並ぶように前記複数の
凹部が配置されている付記9記載の光結合構造。
【0094】(付記12) 前記クラッドは、前記複数
のコアと前記受光素子アレイの前記複数の受光部が該ク
ラッドを介して光学的に結合しない充分な厚さを有して
いる付記9記載の光結合構造。
【0095】(付記13) 前記透明樹脂が前記受光素
子アレイを固定する接着剤を兼ねる付記9記載の光結合
構造。
【0096】(付記14) 前記基板は透明基板から構
成され、前記クラッドは表面上に形成された複数の第1
マーカーを有し、前記受光素子アレイは裏面に形成され
た複数の第2マーカーを有しており、該第2マーカーを
該第1マーカーに位置合わせして前記受光素子アレイが
前記クラッド上に搭載されている付記9記載の光結合構
造。
【0097】(付記15) 光導波路と受光素子の光結
合構造であって、基板と、該基板上に形成されたコア
と、該コアを覆うように前記基板上に形成され、該コア
に対応する部分に凹部を有するクラッドと、前記コアに
接触するように前記凹部に搭載された前記コアの屈折率
よりも大きな屈折率を有するガラスブロックと、該ガラ
スブロックを前記凹部に固定する前記コア及び前記ガラ
スブロックの屈折率よりも小さな屈折率を有する透明接
着剤と、前記ガラスブロックを介して前記コアと光学的
に結合されるように前記ガラスブロック上に搭載された
受光素子と、を具備したことを特徴とする光導波路と受
光素子の光結合構造。
【0098】(付記16) 前記凹部で前記コアが露出
している付記15記載の光結合構造。
【0099】(付記17) 光導波路と受光素子の光結
合構造であって、基板と、該基板上に形成されたコア
と、該コアを覆うように前記基板上に形成され、クラッ
ドの薄膜層が露出する凹部を有するクラッドと、前記コ
アに接触するように前記凹部に搭載された前記コアの屈
折率よりも大きな屈折率を有するガラスブロックと、該
ガラスブロックを前記凹部に固定する前記コア及び前記
ガラスブロックの屈折率よりも小さな屈折率を有する透
明接着剤と、前記ガラスブロックを介して前記コアと光
学的に結合されるように前記ガラスブロック上に搭載さ
れた受光素子と、を具備したことを特徴とする光導波路
と受光素子の光結合構造。
【0100】(付記18) 光導波路と受光素子の光結
合構造であって、基板と、該基板上に形成されたコア
と、該コアを覆うように前記基板上に形成され、前記コ
アが露出する凹部を有するクラッドと、下面に形成され
たグレーティングを有し、該グレーティングが前記コア
に接触するように前記凹部に搭載されたガラスブロック
と、該ガラスブロックを前記凹部に固定する前記コア及
び前記ガラスブロックの屈折率より小さな屈折率を有す
る透明接着剤と、前記ガラスブロックを介して前記コア
と光学的に結合されるように前記ガラスブロック上に搭
載された受光素子と、を具備したことを特徴とする光導
波路と受光素子の光結合構造。
【0101】(付記19) 光導波路と受光素子の光結
合構造であって、基板と、該基板上に形成されたコア
と、前記コアを覆うように前記基板上に形成され、クラ
ッドの薄膜層が露出する凹部を有するクラッドと、下面
に形成されたグレーティングを有し、該グレーティング
が前記コアに接触するように前記凹部に搭載されたガラ
スブロックと、該ガラスブロックを前記凹部に固定する
前記コア及び前記ガラスブロックの屈折率より小さな屈
折率を有する透明接着剤と、前記ガラスブロックを介し
て前記コアと光学的に結合されるように前記ガラスブロ
ック上に搭載された受光素子と、を具備したことを特徴
とする光導波路と受光素子の光結合構造。
【0102】(付記20) 光導波路と受光素子の光結
合構造であって、基板と、該基板上に形成されたコア
と、該コアを覆うように前記基板上に形成され、前記コ
アが露出する凹部を有するクラッドと、前記コアを伝搬
する光と同一の伝搬定数を有するように膜厚設定された
コア層及びグレーティングを有し、該コア層が前記コア
に接触するように前記凹部に搭載されたガラスブロック
と、前記ガラスブロックを前記凹部に固定する前記コア
及び前記ガラスブロックの屈折率よりも小さな屈折率を
有する透明接着剤と、前記ガラスブロックを介して前記
コアと光学的に結合されるように前記ガラスブロック上
に搭載された受光素子と、を具備したことを特徴とする
光導波路と受光素子の光結合構造。
【0103】(付記21) 光導波路と受光素子の光結
合構造であって、基板と、該基板上に形成されたコア
と、該コアを覆うように前記基板上に形成され、クラッ
ドの薄膜層が露出する凹部を有するクラッドと、前記コ
アを伝搬する光と同一の伝播定数を有するように膜厚設
定されたコア層及びグレーティングを有し、該コア層が
前記コアに接触するように前記凹部に搭載されたガラス
ブロックと、前記ガラスブロックを前記凹部に固定する
前記コア及び前記ガラスブロックの屈折率よりも小さな
屈折率を有する透明接着剤と、前記ガラスブロックを介
して前記コアと光学的に結合されるように前記ガラスブ
ロック上に搭載された受光素子と、を具備したことを特
徴とする光導波路と受光素子の光結合構造。
【0104】(付記22) 光導波路と受光素子の光結
合構造であって、基板と、該基板上に形成された複数の
コアと、該複数のコアを覆うように前記基板上に形成さ
れ、前記複数のコアに対応する部分に凹部を有するクラ
ッドと、前記複数のコアのうち選択されたコアに対向す
る溝を有し、前記コアの屈折率よりも大きな屈折率を有
する前記凹部に搭載されたガラスブロックと、前記コア
及び前記ガラスブロックの屈折率よりも小さな屈折率を
有し、前記溝内に充填されるとともに前記ガラスブロッ
クを前記凹部に固定する透明接着剤と、複数の受光部を
有し、前記ガラスブロックを介して前記複数のコアのう
ち残りのコアと該複数の受光部が光学的に結合されるよ
うに前記凹部に搭載された受光素子アレイと、を具備し
たことを特徴とする光導波路と受光素子の光結合構造。
【0105】(付記23) 前記凹部で前記複数のコア
が露出している付記22記載の光結合構造。
【0106】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように構成したの
で、量産及び小型化に適した光導波路と受光素子の光結
合構造を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の光結合構造の断面図であ
る。
【図2】導波路からの放射原理を説明する図である。
【図3】本発明第2実施形態の光結合構造の断面図であ
る。
【図4】本発明第3実施形態の光結合構造の断面図であ
る。
【図5】本発明第4実施形態の光結合構造の分解斜視図
である。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【図7】図7(A)〜図7(C)は光導波路アレイと受
光素子アレイの光結合構造を説明する図である。
【図8】本発明第5実施形態の光結合構造の断面図であ
る。
【図9】本発明第6実施形態の光結合構造の断面図であ
る。
【図10】本発明第7実施形態の光結合構造の断面図で
ある。
【図11】本発明第8実施形態の光結合構造の分解斜視
図である。
【図12】図11の12−12線断面図である。
【符号の説明】
2 光導波路基板 4 コア 6 クラッド 8 光導波路 10 凹部 12 透明樹脂 14,32,42 受光素子 54 信号伝送路コア 56 モニタ伝送路コア 58 凹部 62 受光素子アレイ 74 ガラスブロック 78,96 受光素子 94 グレーティング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光導波路と受光素子の光結合構造であっ
    て、 基板と、 該基板上に形成されたコアと、 該コアを覆うように前記基板上に形成され、前記コアに
    対応する部分に凹部を有するクラッドと、 前記凹部に充填された前記コアの屈折率よりも大きな屈
    折率を有する透明樹脂と、 該透明樹脂を介して前記コアと光学的に結合されるよう
    に前記クラッド上に搭載された受光素子と、 を具備したことを特徴とする光導波路と受光素子の光結
    合構造。
  2. 【請求項2】 光導波路と受光素子の光結合構造であっ
    て、 基板と、 該基板上に形成された複数のコアと、 該複数のコアを覆うように前記基板上に形成され、前記
    複数のコアのうち選択されたコアに対応する部分に複数
    の凹部を有するクラッドと、 前記複数の凹部に充填された前記コアの屈折率よりも大
    きな屈折率を有する透明樹脂と、 複数の受光部を有し、該透明樹脂を介して前記選択され
    たコアと該複数の受光部が光学的に結合されるように前
    記クラッド上に搭載された受光素子アレイと、 を具備したことを特徴とする光導波路と受光素子の光結
    合構造。
  3. 【請求項3】 光導波路と受光素子の光結合構造であっ
    て、 基板と、 該基板上に形成されたコアと、 該コアを覆うように前記基板上に形成され、該コアに対
    応する部分に凹部を有するクラッドと、 前記凹部に搭載された前記コアの屈折率よりも大きな屈
    折率を有するガラスブロックと、 該ガラスブロックを前記凹部に固定する前記コア及び前
    記ガラスブロックの屈折率よりも小さな屈折率を有する
    透明接着剤と、 前記ガラスブロックを介して前記コアと光学的に結合さ
    れるように前記ガラスブロック上に搭載された受光素子
    と、 を具備したことを特徴とする光導波路と受光素子の光結
    合構造。
  4. 【請求項4】 光導波路と受光素子の光結合構造であっ
    て、 基板と、 該基板上に形成されたコアと、 該コアを覆うように前記基板上に形成され、前記コアに
    対応する部分に凹部を有するクラッドと、 下面に形成されたグレーティングを有し、該グレーティ
    ングが前記コアに接触するように前記凹部に搭載された
    ガラスブロックと、 該ガラスブロックを前記凹部に固定する前記コア及び前
    記ガラスブロックの屈折率より小さな屈折率を有する透
    明接着剤と、 前記ガラスブロックを介して前記コアと光学的に結合さ
    れるように前記ガラスブロック上に搭載された受光素子
    と、 を具備したことを特徴とする光導波路と受光素子の光結
    合構造。
  5. 【請求項5】 光導波路と受光素子の光結合構造であっ
    て、 基板と、 該基板上に形成された複数のコアと、 該複数のコアを覆うように前記基板上に形成され、前記
    複数のコアに対応する部分に凹部を有するクラッドと、 前記複数のコアのうち選択されたコアに対向する溝を有
    し、前記コアの屈折率よりも大きな屈折率を有する前記
    凹部に搭載されたガラスブロックと、 前記コア及び前記ガラスブロックの屈折率よりも小さな
    屈折率を有し、前記溝内に充填されるとともに前記ガラ
    スブロックを前記凹部に固定する透明接着剤と、 複数の受光部を有し、前記ガラスブロックを介して前記
    複数のコアのうち残りのコアと該複数の受光部が光学的
    に結合されるように前記凹部に搭載された受光素子アレ
    イと、 を具備したことを特徴とする光導波路と受光素子の光結
    合構造。
JP2001207398A 2001-07-09 2001-07-09 光導波路と受光素子の光結合構造 Withdrawn JP2003021737A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001207398A JP2003021737A (ja) 2001-07-09 2001-07-09 光導波路と受光素子の光結合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001207398A JP2003021737A (ja) 2001-07-09 2001-07-09 光導波路と受光素子の光結合構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003021737A true JP2003021737A (ja) 2003-01-24

Family

ID=19043390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001207398A Withdrawn JP2003021737A (ja) 2001-07-09 2001-07-09 光導波路と受光素子の光結合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003021737A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009276628A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Hitachi Cable Ltd 通信光検知器
JP2014186261A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 集積型光回路素子
JP2017173660A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 住友大阪セメント株式会社 光変調器
JP2017173661A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 住友大阪セメント株式会社 光変調器
WO2021079403A1 (ja) * 2019-10-21 2021-04-29 日本電信電話株式会社 埋め込み光導波路構造およびその作製方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009276628A (ja) * 2008-05-15 2009-11-26 Hitachi Cable Ltd 通信光検知器
JP2014186261A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 集積型光回路素子
JP2017173660A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 住友大阪セメント株式会社 光変調器
JP2017173661A (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 住友大阪セメント株式会社 光変調器
CN107229141A (zh) * 2016-03-25 2017-10-03 住友大阪水泥股份有限公司 光调制器
CN107229140A (zh) * 2016-03-25 2017-10-03 住友大阪水泥股份有限公司 光调制器
CN107229141B (zh) * 2016-03-25 2022-01-11 住友大阪水泥股份有限公司 光调制器
CN107229140B (zh) * 2016-03-25 2022-05-27 住友大阪水泥股份有限公司 光调制器
WO2021079403A1 (ja) * 2019-10-21 2021-04-29 日本電信電話株式会社 埋め込み光導波路構造およびその作製方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7153037B2 (en) Multichannel optical communications module
US7609922B2 (en) Optical module, optical transmission system, and fabrication method for optical module
US7283695B2 (en) Optical interconnects in microelectronics based on azimuthally asymmetric long-period fiber grating couplers
JP4066665B2 (ja) パラレル送受信モジュール
KR100770853B1 (ko) 광 모듈
JP3750649B2 (ja) 光通信装置
US7476037B2 (en) Apparatus for coupling a fiber optic cable to an optoelectronic device, a system including the apparatus, and a method of forming the same
US7106980B2 (en) Optical receiver
US7218806B2 (en) Multi-wavelength optical transceiver module, and multiplexer/demultiplexer using thin film filter
JPH07104146A (ja) 光部品の製造方法
JP2001154066A (ja) 光トランシーバ用光学系ユニット
CN105929491A (zh) 与单根光纤通信的双向光学组件及配备该组件的光收发器
JPH07104148A (ja) 光部品
US6854897B2 (en) Ferrule part and optical communications module
JP2017194565A (ja) 光通信モジュール及びその製造方法
JP2003021737A (ja) 光導波路と受光素子の光結合構造
JP3835018B2 (ja) 光デバイスと光デバイスを備えた光モジュール
JP2008020720A (ja) 光導波路及び並列光送受信装置
JP2008020721A (ja) 並列光送受信装置
JP3858989B2 (ja) 光導波路装置の製造方法
JP5047591B2 (ja) フレキシブル光導波路および光導波路モジュール
KR100398045B1 (ko) 광 송수신 모듈
JP2003004991A (ja) 光送受信モジュールとその製造方法
JPH11352366A (ja) 光送受信モジュール
KR101769034B1 (ko) 광학 엔진

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20081007