JP2005307060A - 生花処理剤 - Google Patents

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康生 豊増
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Abstract

【課題】この発明は、切り花等の生花に塗布して処理することにより、生花がしおれたり、茎が折れたり、花びらが脱落したりすることがなく、生花の形態、自然観を損なうことがなく、その鮮度を長期間にわたって保持できる生花処理剤を提供しようとするものである。
【解決手段】固形分が1〜30重量%の水性ポリーマー100重量部に対してアルコール類を0.1〜5.0重量部添加した。

Description

この発明は切花等の生花処理剤に関するものである。
従来、切り花等の生花の鮮度保持方法として、水を頻繁に取り替えたり、茎を水中で切ったり、切り口を焼いたり、切り口を糖、抗菌剤、有機酸やチオ硫酸銀等の水溶液に浸漬したりする方法等が知られている。しかしながらこれらの方法は花の種類によってはある程度の効果は期待できるが、花の種類によっては効果が全く期待できなかった。
また水溶性の樹脂に着色剤を添加した生花用の着色剤も知られているが、着色により花の自然観が損なわれてしまう欠点があった。
特開平3−280814号 特開平3−280815号
この発明は、切り花等の生花を塗布して処理することにより、生花がしおれたり、茎が折れたり、花びらが脱落したりすることがなく、生花の形態、自然観を損なうことがなく、その鮮度を長期間にわたって保持できる生花処理剤を提供しようとるものである。
この発明は、固形分が1〜30重量%の水性の透明ポリーマー100重量部に対してアルコール類を0.1〜5重量部添加したことを特徴とする生花処理剤を請求項1の発明とし、請求項1の発明において、水性の透明ポリーマーがアクリル系樹脂エマルジョンであることを特徴とする生花処理剤を請求項2の発明とし、請求項2の発明において、アクリル系樹脂エマルジョンがアクリルスチレン共重合体エマルジョンであることを特徴とする生花処理剤請求項3の発明とし、請求項2の発明において、アクリル系樹脂エマルジョンがアクリルスチレンマレイン酸共重合体エマルジョンであることを特徴とする生花処理剤を請求項4の発明とし、請求項1の発明において、水性の透明ポリマーがポリビニルアルコールであることを特徴とする生花処理剤を請求項5の発明とし、請求項1の発明において、水性の透明ポリマーがアクリル系樹脂エマルジョンとポリビニルアルコールとの混合ポリマーであることを特徴とする生花処理剤を請求項6の発明とするものである。
この発明において、生花処理剤中に添加されたアルコール類が、ポリーマーの生花に対する付着性をよくし、生花の表面に満遍なく均一なポリマーの皮膜を形成して生花を補強し、その形態保持し、しかもこの皮膜が適度な通気性を有して、生花の呼吸作用を適度に抑え、かつ生花中の水分の蒸散作用を抑制するとともに処理剤中のアルコール類の殺菌作用により、生花に付着している腐敗菌が殺菌され、長期間にわたり生花の形態、自然観を損なうことなくその鮮度を保持できる。
この発明において、生花処理剤を構成する水性の透明ポリーマーは、樹脂エマルジョン、ゴムラテックスのような溶液状態では懸濁状態であっても、乾燥によって透明乃至は半透明な皮膜を形成するポリーマーを含むものである。そして水生の透明ポリマーとしては、例えば塩化ビニル樹脂系エマルジョン、塩化ビニリデン樹脂系エマルジョン、酢酸ビニル樹脂系エマルジョン、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂樹脂のような酢酸ビニル共重合樹脂系エマルジョン、ポリビニルブチラール樹脂エマルジョン等のビニル系樹脂エマルジョン、フッ素樹脂系エマルジョン、シリコン樹脂系エマルジョン、ポリスチレン系樹脂エマルジョン、ポリメタアクリル酸、ポリメチルメタアクリレート、ポリエチルメタアクリレート、ポリプロピルメタアクリレト、アクリルマレイン酸共重合体、アクリルスチレン共重合体、アクリルスチレンマレイン酸共重合体等のアクリル系樹脂エマルジョン、アルキッド樹脂系エマルジョン、ウレタン樹脂系エマルジョン、エポキシ樹脂系エマルジョン、スチレンマレイン酸共重合体エマルジョン、スチレンブタジエンゴムラテックス、ブタジエンゴムラテックス、イソプレンゴムラテックス、アクリロニトリルブタジエンゴムラテックス、クロロプレンゴムラテックス等のゴム系ラテックス、水性マレイン化アルキッド樹脂、水性脂肪酸変性スチレンアリルアルコール共重合樹脂、水性脂肪酸変性アクリル樹脂、水性脂肪酸変性ビニルヒロリドン樹脂、ポリビニルアルコール等水性樹脂が挙げられ、これらの一種又は二種以上の混合物で構成されている。
この発明において水性の透明ポリマーとして、アクリルマレイン酸共重合体、スチレンマレイン酸共重合体、アクリルスチレンマレイン酸共重合体のような無水マレイン酸、マレイン酸エステルをαオレフィン、ビニルエステル類等と共重合させたマレイン酸付加共重合樹脂エマルジョンを主成分とするものを使用すれば、カサブランカ等のユリ系の花、ユウチャリス、チュウリップ、バラ、カーネーション、ガーベラ、デンファーレ、デルフィニュウム、ノースポールのような撥水性の強い生花に対して濡れ性が良好で、これらの樹脂皮膜を均一に付着させることができ、これらの生花の形態保持性という観点からしても好適である。
水性の透明ポリマーの固形分としては、1〜30重量%のものが使用される。特に透明ポリマーの固形分が5〜20重量%のものが好適に使用される。透明ポリマー固形分がそれ以下になれば、それによって形成される樹脂皮膜が薄くなりすぎて生花の延命効果と形態保持性が低下すぎるきらいがあり、透明ポリマーの固形分がそれ以上となれば、溶液の粘度が高くなりすぎ、花びらが癒着したり、乾燥時に花びらが変形したり、樹脂皮膜が厚くなりすぎ、生花の呼吸性が阻害されて、逆に生花の寿命を短くしてしまうきらいがある。
水性の透明ポリマーに添加されるアルコール類としては、例えばメタノール、エタノール、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール、n―プロパノール、イソプロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、イソブタノール、2−メチル−2−プロパノール、ペンタノール、オクタノ−ル、シクロヘキサノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等アルコール類が挙げられ、その添加量は、水性の透明ポリマー100重量部に対して0.1〜5重量部である。
水性透明ポリーマーに対するアルコール類の添加量がそれ以下になれば、生花に対する水性透明ポリマーの付着性と殺菌性が悪くなり、鮮度保持効果が低下し、又水性透明ポリーマーに対するアルコールの添加量がそれ以上になれば、生花に対する水性透明ポリマーの付着性と殺菌性は良くなるが、逆にアルコールにより花の色素が侵されて変色したり、脱水により花の生命活動が停止され、花の寿命を短かくしてしまう欠点がある。
このような観点からして水性の透明ポリマー100重量部に対するアルコール類の添加量は、特に好適には0.5〜3.0重量部である。
これらの水性透明ポリマーには、必要により無機又は有機酸、或いは無機又は有機塩からなるPH調整剤、可塑剤、酸化防止剤、界面活性剤、乳化剤、抗菌剤、糖類、界面活性剤、エチレン阻害剤、成長調整剤等の延命剤が添加配合されて攪拌混合される。
このようにして配合された生花処理剤を、スプレー、刷毛、浸漬等適宜手段によって、切花等の生花に塗布して乾燥すれば、生花の表面に通気性の透明な皮膜が形成され、生花からの水分の蒸散が適度に抑制され、生花の萎れが防止される。
表1に示す実施例1.2.3.4に示す配合(単位 重量部)の生花処理剤を準備し、これにバラ(ピンク)、カーネーション(赤)、ガーベラ(白)をそれぞれ浸漬して、垂れ切をした後、これを常温で1時間乾燥してその表面に透明な樹脂皮膜を形成した。このようにして処理した生花に水分を与えることなく、室内に放置して経時的な変化を目視し、これを処理しなかった生花比較して表2に示す。
Figure 2005307060
Figure 2005307060
評価
花弁の萎縮、落下、変色がなく元の状態と同じ
花弁の萎縮、落下、変色はないが、元の状態に対して少し変化が見られる
花弁の落下はみられないが、萎縮や変色が見られる
× 花弁の萎縮、落下、変色(褐色)がみられる

Claims (6)

  1. 固形分が1〜30重量%の水性の透明ポリーマー100重量部に対して、アルコール類を0.1〜5.0重量部添加したことを特徴とする生花処理剤。
  2. 水性の透明ポリーマーがアクリル系樹脂エマルジョンであることを特徴とする請求項1の生花処理剤。
  3. アクリル系樹脂エマルジョンがアクリルスチレン共重合体エマルジョンであることを特徴とする請求項2の生花処理剤。
  4. アクリル系樹脂エマルジョンがアクリルスチレンマレイン酸共重合体エマルジョンであることを特徴とする請求項2の生花処理剤。
  5. 水性の透明ポリマーがポリビニルアルコールであることを特徴とする請求項1記載の生花処理剤。
  6. 水性の透明ポリマーがアクリル系樹脂エマルジョンとポリビニルアルコールとの混合ポリマーであることを特徴とする請求項1記載の生花処理剤。

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