JPS5827761B2 - 花保存用組成物及び保存法 - Google Patents

花保存用組成物及び保存法

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JPS5827761B2
JPS5827761B2 JP53073673A JP7367378A JPS5827761B2 JP S5827761 B2 JPS5827761 B2 JP S5827761B2 JP 53073673 A JP53073673 A JP 53073673A JP 7367378 A JP7367378 A JP 7367378A JP S5827761 B2 JPS5827761 B2 JP S5827761B2
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flowers
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alkaline
flower
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シーザー・ロメローシーラ
ジヨン・クレイア・ウエブ
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Queens University at Kingston
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Publication of JPS5827761B2 publication Critical patent/JPS5827761B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N3/00Preservation of plants or parts thereof, e.g. inhibiting evaporation, improvement of the appearance of leaves or protection against physical influences such as UV radiation using chemical compositions; Grafting wax

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Agronomy & Crop Science (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、概括的には花を保存することに関しており、
特に花の自然の色を保存するための方法および新規な材
料の合成物、並びに保存された花の製品に関する。
自然科学の教育のための博物館における見本用の花の保
存、および他の場所における装飾および展示用、ならび
に同じような目的のための花の保存は、これまで長い間
に亘って行われて来ているし、且つまたこの様な目的の
ために数多くの方法が種々の文献に述べられて来ている
特にアメリカ合衆国特許2658929号、26588
36号、および2698809号(フエセンデン氏)、
並びに合衆国特許2971242号(マレツキイ氏)、
および「プラスチック埋め込みハンドブツりj (Ha
ndbook of Plastic Embeddi
ng、 E。
L、ルツツエ(1969))60−73頁に記載されて
いて、従来花の保存および他の植物並びに動物の組織の
保存を行うための方法に注目されたい。
これ等の従来の方法は、しかしながら完全に満足し得る
ものではない。
その理由は、花の自然でデリケートな色は比較的早く褪
せる傾向にあり、且つ極端な温度または湿度において、
非常に脆く、弱く且つ損傷を受けやすし・ので、特別な
取り扱いおよび貯蔵技術が必要であるからである。
この様な特別な技術なしには、花の自然の美しさは急速
に失われ、且つ展示または教育的な目的σつために必要
なそれ等の新鮮さを失う。
実際、密閉された鐘状花またはプラスチックの中に埋め
込まれたものは、これまでは単なる貯蔵および処理の実
際的な方法のみに因っていた。
さらに、従来の技術に依って異なる色どりの花を取り扱
うために、異なる花々のすべての色に適する単一の処理
液が開発されていないので、種々の処理液を使用しなけ
ればならない。
従って、本発明の目的は、すべての花の種類の実質的に
すべての色に適切に使用され、且つ特別の取り扱いや貯
蔵技術を行う必要なしに、比較的に長期間に亘って、新
鮮さ、自在さおよび美しさを保つ自然の色のま\の花を
保存するための単一な材料の合成物およびその方法を提
供することである。
本発明の1つの見地に依れば、自然に色づいている植物
の組織を保存するために、少くとも無水アルコールと、
尿素含有化合物と、カルボン酸と、アルカリ性クエン酸
塩、および任意に添加されるアルミニュウムまたはマグ
ネシウムの硫酸塩、流体状シリコーン、シリコーン樹脂
、遷移金属の硫酸塩およびアルカリ性ホルj\アルデヒ
ドスルフオキシレート、からなる溶液が提供されている
前記溶液はまた、アルカリ性燐酸塩、低級カルボン酸お
よびフェノールから成るグループの中の少くとも1つの
化合物を十分な量を含んでいて、溶液のPI(の範囲が
5乃至7であるようになっている。
本発明による好適実施例のいくつかを参考迄に挙げれば
次のようである3、容量は11当りに含まれる量である
少なくとも700乃至900m1の無水アルコール 6乃至8グのアルカリ性の燐酸塩 0乃至3グ アルカリ性ホルムアルデヒドスルフオキシ
レート 2.5乃至7.52 クエン酸 10乃至209 チオ尿素(Th1ourea )0
乃至10グ アルミニウム硫酸塩(硫酸アルミニュウム
) 3乃至12グ アルカリ性りエン酸塩 O乃至2y 硫酸第2銅 10乃至100m1 流体状シリコーン 0乃至50m1 シリコーン樹脂、およびO乃至62m
1 フェノール、から成っている。
他の見地によれば、自然に色づいている植物の組織を保
存するための方法で以下の段階から成るものが提供され
ている、即ち、少くとも無水アルコールと、尿素を含む
化合物と、カルボン酸と、アルカリ性クエン酸塩、並び
に任意に添加されるアルミニュウムまたはマグネシウム
の硫酸塩、流体状のシリコーン、シリコーン樹脂、遷移
金属の硫酸塩、およびアルカリ性ホルムアルデヒドスル
フオキシレーI・から或って(・て、PHの範囲が5乃
至7であるように、アルカリ性の燐酸塩、低級カルボン
酸およびフェノールから成っているグループの少くとも
1つの化合物を十分な量含んでいる溶液の中に、実質的
に完全な脱水が行われるのに十分な時間だけ前記植物の
組織を液浸する段階と、続℃・て実質的に常温で乾燥す
る段階、とから或っている方法が提供される。
さらに別の望ましい本発明の見地に依れば、以下の物質
から成る溶液、即ち 4−50乃至900 m、lの少くとも1つの無水アル
コール 6乃至8y アルカリ性燐酸塩 0乃至3y アルカリ金属ホルムアルデヒドスルフオキ
シレート 2.5乃至7.51 クエン酸 10乃至20P チオ尿素 O乃至I Q f アルミニュウム硫酸塩3乃至12
グ アルカリ金属クエン酸塩 0乃至21 硫酸第2銅 10乃至2001111 流体状シリコーンO乃至5
0m1 シリコーン樹脂、および0乃至62m1 フェ
ノール、とから成る溶液の中に、前記植物の組織な液浸
する段階と、前記組織を前記溶液から除く段階と、前記
組織を実質的に常温で乾燥する段階、とから成る、自然
に色づいている植物の組織を保存するための方法、を提
供している。
我々は、緑の部分を除いて大体色に無関心であるすべて
の花が、以下にさらに詳細に述べられている様に、浸漬
に依る本発明に従って首尾よく処理され得ることを発見
し7た。
浸漬に使用された溶液は以下の物質から成っている、即
ち(1リットル当りの量が示されている)、 175乃〒575m1 第3級ブチルアルコールioo
乃至300m、/!!1−プロパツール200乃至4.
00m12−プロパツール6乃至81 燐酸すl・リウ
ム 0 乃至3 ? すトリウムホルムアルデヒドスルフ
オキシレート 2、5乃至7.5グ クエン酸 10乃至20グ チオ尿素 0乃至10グ アルミニュウム硫酸塩(硫酸アルミニュ
ウム) 3乃至121 クエン酸すl・リウム O乃¥.2グ 硫酸第2銅 10乃至200ml 流体状シリコン 0乃至50ml シリコーン樹脂、および0乃至62r
nl フェノール(88%)構成物質の変化の上記の範
囲は可能であり、はつ以下により詳細に論じられている
様に、特別に色づいている花の処理に対して望ましくさ
えある。
しかしながら、「普遍的な」溶液、即ちすべての色およ
びすべての花に対して実際上有効であり、在庫調べおよ
び貯蔵管理を簡単にするように明らかに有利であり、且
つまた消費生産物として販売するのに特に適している溶
液は、以下の物質から成っている(リットル当り)、 375m.l 第3級ブチルアルコール200ml
1−プロパツール 300rrL12−プロパツール 121 燐酸すl、リウム 22 ナトリウムホルムアルデヒドスルフオキシレート 5′? クエン酸 10グ チオ尿素 5グ 硫酸アルミニウム 6グ クエン酸すトリウム 11 硫酸第2銅 63rnl 流体状シリコン 25nll シリコーン樹脂、および 37ml フェノール(88%) 本発明は、以下の実施例を参照し2てさらに詳細に述べ
られている。
本発明に依る処理の14的が3つあることに注意され度
い。
即ち、(a)花を脱水すること、(b)色を保存するこ
と、および処理された花を保護すること、03点である
花を保存するためには、すべての水を花から除外しなげ
ればならないことは良く知られている。
また同様に、多くの一価アルコールおよび特に第3級ブ
チルアルコールにおいて、特別に効果的な脱水剤として
の作用が認められる事は公知である。
J一つまたそれ以上のこの種の脱水性アルコールが利用
され得るかも知れないが、本願の発明者は、第3級ブチ
ルアルコール、1−7”ロビルアルコールおよび2−プ
ロピルアルコールの混合物が、花の処理に特に効果的で
あることを発見した。
第3級ブチルアルコール(以下、特別に記載されていな
ければ、すべての割合は処理溶液のリットル当りの数値
である)は、175rrLlから575rrLlまで変
化できる。
この場合、望ましい濃度は大体375mlである。
一般に、他の2つのアルコールに比してより多い割合の
第3級ブチルアルコールの溶液程、浸漬の時間が短かく
なり、その逆の場合には長くなる。
第3級ブチルアルコールの脱水特性は相≦Zなものであ
るので、最終的な製品としての花はこわれ易い傾向にあ
り、そのために放湿において流体状シリコーンであるミ
クロフィル(登録商標名)のような材料を含有するよう
に補整される。
■ープロパツールおよび2−プロパツールに対する第3
級ブチルアルコールの上限は、少くとも部分的に第3級
ブチルアルコールが24℃で凍ることに依って制御され
る。
■ープロパツールおよび2−プロパツール構成成分は、
それ等が効果的な脱水剤であり、且つ上記の様に使用さ
れた第3級ブチルアルコールの激しい効果を、その効果
を変えることなく別の作用をする傾向がある。
これ等の成分の量は、もし他の成分にズ」して変化がI
j−えられるならば、溶液の組織にそれ程大きな影響を
与えない。
二塩基性の燐酸ナトリウムまたはアルカリ性の燐酸塩、
例えば燐酸カリウムまたは燐酸アンモニウム、はPHを
制御するため、または緩衝させるために溶液に加えるこ
とが望ましい。
溶液のPH制御は安定した結果を得るのに必要であり、
且つPHが6.0乃至6.5の範囲内にある事が望まし
い事が発見された。
もし処理されるべき花の中に緑がないならば、PHは5
くらい低くてもよく、且つPt1(7は緑を処理するの
に好適である。
勿論、処理されるべき大抵の花が緑の茎を含んでおり、
そのためにこの理由だけで好適なPHの範囲6.0乃至
6.5に定めているのである。
しかしながら、利用された正確な組成および存在してい
る任意に添加された取分に応じて、PHの制御は、プロ
ピオン酸のような低級カルボン酸、又はフェノールを十
分に加えるならば、アルカリ性の燐酸塩の緩衝作用を使
用しないでも、可能である。
ナトリウムまたは他のアルカリ性のホルムアルデヒドス
ルフオキシレートは、その架橋特性のために、任意に、
表示された組成体(溶液の)に添加され、そして特に白
い花を処理する場合に使用される。
それは色を凝固する速度を早める傾向があり、たとえそ
れを省略しても結果には伺等本質的な変化が生じさせる
ことがないが、保存された花の品質が一般的に白い花の
部分が減少する。
カルボン酸はまず第1に赤、ピンク、黄色および白色の
保存剤として利用される。
適ゼ′Jな酸が酒石酸、ザリチル酸および石炭酸を含ん
でいろけれども、クエン酸が望ましい。
その量が上述の限度の間で広く変化され得るけれども、
クエン酸のようなカルボン酸を除外することは出来ない
非常に低すぎる濃度は、特に赤い色の花の場合に褪色の
原因になる。
濃度が高すぎる場合には、花の緑の部分において特に焼
けまたは色の変化を生じさせる。
尿素を含んでいる化合物は、花から色素が失うのを妨げ
るための必須の成分であるし、且つクエン酸およびクエ
ン酸ナトリウムと共に使用される時、それはそれ等の化
学物質の効率を増大させ、溶液の活性寿命を長くしてい
る。
チオ尿素は、好適な尿素化合物である。
チオ尿素が不十分だったり、または他の尿素含有化合物
が不十分であると、枯れた色になり、且つそれ等の元の
新鮮な美しさの喪失の原因になり、またある種の色は完
全に変化してさえしまうかも知れない、例えば、青い色
の藍が病的な赤またはピンクに変化することがある。
チオ尿素が過剰である事は、組成体のコストが増大する
ことの外に、何ら有害な影響を与えないものと考えられ
ている。
硫酸アルミニュウムは組成体の中の1つの任意の成分で
あり、それは花の色の全般の品質に影響すると考えられ
ている。
硫酸アルミニュウムが多すぎると、(ioo%以上に多
すぎると)赤および青い花びらに斑点に似ている焼けを
作る原因となり得る。
硫酸マグネシュウムもまた利用されるが、湿り易い傾向
がある。
クエン酸ナトリウ18または他のアルカリ性クエン酸、
またはナトリウムは、青色、紫色およびオレンジ色の死
相の保存剤として加えられ、且つチオ尿素と関連して使
用される。
クエン酸す) IJウムが過剰であっても、青色、紫色
またはオレンヂ色の花には影響しないが、赤色およびピ
ンク色の花には好ましくない影響を与える。
第2銅または他の遷移金属(鉄、ニッケル)の硫酸塩は
、花の色を固定するためだけでなく、花の繰り返し処理
を通じて処理タンクの底部にたまる湿気を取り除くため
に加えられる任意の取分であり、それに依って溶液の寿
命をのばしている。
硫酸第2銅が過剰であると、タンクの底に溶けないで落
下する傾向があるし、その場合孔が焼ける危険もある。
流体状シリコーン、例えばシリコーンゴムなどを注入し
た化合物で登録商標ミクロフィル(MY=希釈液、カン
トン バイオメチカル プロダクツ イン コーホレイ
テッド社、コロラド州バウルダーに居を定める)に依っ
て販売されているもの、ダウ ケミカル コーボレイシ
ョンに依って、登録商標名ダウ コーニング200の名
で販売されているジメチルシロキザンポリマー、などは
、処理における第3番目の目的、即ち最終生産物(製品
)を湿度と温度から防ぐために、組成体に添加されるこ
とが望ましい。
流体状シリコーンはまた、アルコール脱水剤を使用する
ことに依って生ずる花の脆さを減らす効果を有している
流体状シリコーンは、花が保存されている様に、花の組
織を充満させ、且つ花弁の結合を強化する傾向がある。
流動体状シリコーンを大体30m1/11以下に減少さ
せると、生物学的な見地から高値の劣った製品が生ずる
が、しかし過剰なシリコーン流動体は何ら影響を与えな
いで、単に組成体のコストを高くするだけである。
さらに湿度に対して保存された花を保護するために、お
よび対水反溌性を加良するために、ミクロフィルMY−
132クレア(登録商標)でカントン バイオメゾカル
プロダクツ イン コーホレイテッドに依って販売さ
れているもの、またはシル−オフ登録商標であるダウ
コーニングフィルド1107、の様なシリコーンポリマ
ーを含むこともできる。
流体状シリコーンもシリコーンポリマーのいずれも花の
色を保存するのに何等の役割をしないが、機械的な力お
よび環境に依って受ける力、本質的には手荒な取り扱い
、湿度および温度等に抗する花の抵抗における物理的、
生物学的な特性に影響をり−えている。
フェノールまたは/および低級カルボン酸は、他の成分
の効率を高めるために、組成体に添加してもよい。
それ等はPH緩衝剤として、脱水剤として作用し、且つ
色を固定する作用を助ける。
望ましい低級カルボン酸はプロピオン酸であり、そして
それは、酢酸または酪酸の様な他の酸もまた使用されて
も良いけれども、生物学的な組織の中に屡々存在してい
る。
しかしながら、この様な他の酸を利用することに依る欠
点がある、即ち、酢酸の範囲は非常に限定されており、
且つ限度を超えると、花が′焼げ″状態になり易く、ま
た酪酸は処理された花から取り除くことが困難であるか
または不可能である様な臭いを持っている。
フェノールおよび/またはプロピオン酸は緩衝剤として
作用するだけでなく、花の中の色のバランス、特に赤色
に影響を75.える。
例えば、プロピオン酸は赤い花を暗くする傾向があり、
一方フェノールは赤い花を明くする傾向がある。
プロピオン酸とフェノールの混合物は色をより生き生き
とさせるf頃向がある。
本発明に依る花を処理する方法は、全く簡単かつ直接的
である。
新鮮な花は選択され、且つ死相の線(floral w
ire )は茎または花の中へ挿入され、且つ溶液の中
に花を浸すために錘が加えられる。
上記のように組成化された溶液は、大体7°C乃至24
℃(45下〜75下)の範囲の温度で適当な槽または容
器の中に入れられる。
花は花の寸法および水の含有量ならびに溶液の新鮮度に
応じて、攪拌することなく6時間から24時間の間、溶
液の中に浸しておかれる。
溶液の中に浸漬すると、実質的にすべての色が花びらか
ら消失したように見え、且つ脱水作用が続くにつれて、
花の色はゆっくりと通常の処理前のレベルに戻り、この
ようにして必要な処理時間が有効に指示される。
大きくて新鮮な花はより長い浸漬期間が必要とするし、
且つ比較的に重くて不浸透性の花托を処理するために、
十分に長い時間孔が浸漬されるように注意しなげればな
らない。
浸漬処理に続いて、花は溶液から取り除かれ、常温で且
つ比較的低湿度で8時間から10時間空気乾燥される。
この様に処理された花は、概ねもし温度および湿度条件
が適当であるならば、(例えば、大体27°C(80′
″F)までの温度で、相対湿度が60〜70%)、比較
的に長い期間(少くとも4乃至6ケ月のオーダー)、さ
らに処理することなく保存し、且つ展示され得るもので
ある。
さらに重点的に条件を定められた環境条件は、花が密閉
されたガラスドームの中に貯えられ、そこでそれ等が数
年間も続くように、または更に被覆される事を要求して
いる。
被覆用の樹脂と共に浸すかまたは噴霧させる事または他
の希釈液と共に浸すかまたは噴霧させることは、この目
的に適うものである事が分かった。
前記被覆用の樹脂は、例えば、ダウ コーニングR43
117シリコーン樹脂(登録商標名)のみか、またはダ
ウ コーニング フルーイド200(登録商標名)の希
釈液(0,65センチストークス)である。
望ましくは、被覆は、温度範囲が10°C乃至27℃(
50乃至80 下)の範囲で数分間キシレンの様な希釈
液で薄められた樹脂の中に花を浸すことに依って行われ
る。
被覆された花はそれから数時間、樹脂被覆を乾燥させる
ために常温で乾燥される。
該樹脂は鮮明で輝きのある被覆になり、そして花を比較
的に柔軟化させる。
輝きのある表面は望ましい事が多いが、もしつや消し表
面が望むならば、数多くの良く知られている仕上げ剤の
どれか1つをこの上に噴霧させることができる。
被覆の厚さは花の外観と関連をもっている、即ち薄い被
覆は花に自然で繊細な外観を1″j−え、他方厚い被覆
は屡々特殊な点さの強い花を作るものである。
上記のような被覆処理の後に、例えば、ばらおよびゼラ
ニウムは、数百万7−1−−−キャンドル時間に相当す
る光に曝し、95%の湿度および29.5℃(85T’
)までの温度において、ごく僅かの色が褪せただけであ
った。
より正常な条件のもとでは、色は変らないで残る。
実験例 1 −4の保存溶液を、第3級ブチルアルコールおよび1−
プロパツールならびに2−プロパツールの混合液であっ
て、それに対して以下に述べる成分を添加し溶かしたも
の、を使用して溶液のPHが混合作用を通して6乃至6
.5の範囲を維持するように調製した。
添加成分は、二塩基性燐酸ナトリウム、ナトリウムホル
ムアルデヒドスルフオキシレー1−、クエン酸、チオ尿
素、硫酸すトリウム、クエン酸すl・リウム、硫酸第2
銅、ミクロフィル(登録商標)MV−4釈液、ミクロフ
ィルMV−132クレア、プロピオン酸およびフェノー
ル、第1表に示されているように、1リットル当りの量
である。
実験例 2 赤いばら、白および黄色の菊、青および赤色のツクシア
、黄色およびピンクのノ・イビスカス、赤色の花のよう
なかえで、青色のアフリカ菫および白並びに赤色のゼラ
ニウムを、それぞれ前述の第■表に示されているA−8
溶液の中に保存した。
それぞれの花の茎部は針金が通され、花は、それ自体の
寸法および含水量、並びに保存溶液の新鮮度に応じて常
温(7°C〜21°C)で6時間から24時間の範囲で
それぞれの溶液の中に保存された。
ある場合には、花が溶液の中に完全に浸らせろために、
針金に錘をつげることが必要であつた。
浸漬処理の後に、花を溶液から取り出し、比較的に低い
湿度(望ましくは50%以下)で8時間乃至10時間空
気乾燥した。
高い湿度であるならば、水分を再び吸収しないように特
別の段階を取る必要がある。
例えば、ダウ コーニングR43117の様な樹脂をキ
シレンの様な溶剤に溶かしたものの中に浸漬する段階な
どである。
いくつかの実1験例において、乾燥された花を、シリコ
ーン樹脂の被覆または噴霧を10℃乃至27′C(5o
1;乃至80下)で続いて被覆した。
その結果は第■表に示されている。
第■表から、溶液Aは一般的な使用に望ましい事が分る
それに対する変更は勿論可能で、特別に色づいている死
相の処理液を作り得る。
従って、燐酸ナトリウj1を除いたもの(溶液B)は、
すべて色の比較的元気のない花を生じさせ、ナトリウム
ホルムアルデヒドスルフオキシレートを添加したもの(
溶液C)は、黄色、赤色および青色の花に有害であるが
、白い花には有益であるように見える。
クエン酸を増量したもの(溶液D)は、青色の菫を損い
、且つ黄色と褪せらせるが、赤い花を発揚させる。
チオ尿素を減らしたもの(溶液E)は、すべての色をあ
る程度まで褪せらせるし、特に暗青色の菫を褪せらせ、
チオ尿素を増量したもの(溶液E)は、伺ら役に立たな
い。
アルミニュウム硫酸塩(硫酸アルミニュウム)を増量し
たもの(溶液G)は、赤い斑点のある花および青色の花
に、花びらの細胞構造に焼けをおこしているように見え
る障害を生じさせる。
また硫酸アルミニュウムを減量したもの(溶液H)は、
殆んど目につく影響を与えない。
クエン酸ナトリウムの減量液は(溶液J)、青色を褪せ
らせ、且つクエン酸ナトリウムを増量したもの(溶液K
)は、増量されたものの大部分が溶解しないので、殆ん
ど気づく程の影響がない。
硫酸第2銅を減量したもの(溶液L)は、花には殆んど
影響を与えないが、茎部の色を軽いものに変え、他方硫
酸第2銅を増量したもの(溶液M)は、溶解しない化学
物質が花に影響しないようにするためのものである。
しかしながら、第2硫酸銅が多すぎると、それはアルコ
ール群から水分子を引き出すので、溶液の劣化特性を改
良するものと考えられる。
フェノールを減量した溶液(溶液N)は、赤色および黄
色の花の両方を褪せられた。
また過剰のフェノールを加えたもの(溶液P)は、すべ
ての花を発揚させたが、特に大体62m1llものは赤
色を発揚させた。
しかしこのフェノール量が過剰なものは、焼は効果と指
摘されている暗色部分の原因となった。
付加的なシリコーンオイルまたは樹脂を混入したもの(
溶液QおよびR)は、どの花の色または組織に殆んど影
響を与えなかったが、脱水時間が長くなった。
その理由は、これ等の化学物質の遊離特性に依るものと
考えられる。
溶液Sは、ミクロフィル(登録商標)が完全に除かれる
事がこれまで述べて来たすべての溶液と異なっているが
、生物学的な力に対してはさらの保護を必要とするが、
良い色を保有し、珪つ保護される環境、例えば埋め込み
、においで展石されるのに適している幾分脆い花を生ず
る。
溶液Sの他の特徴は、燐酸すl−IJウム緩衝剤なしで
、硫酸アルミニュウム、硫酸第2銅およびフェノールを
除き、その代りにプロピオン酸を置換することである。
本発明の溶液および方法に対する多くの変更例は、当業
者に依って本発明の精神および範囲を逸脱することなく
なされ得る事は当然である。
例えば、溶液の化合物の他の成分の混合物に対して、す
ぐれた結果をもつ脱水アルコールまたはアルコール群を
添加することも可能である。
化合物(溶液の)の大部分はアルコール成分を含み、且
つ適当なアルコールが部分的に得られる事が望ましく、
それを残りの構成成分の適当に包装された混合液に混合
し得るので、市場に出す事および輸送の点からも、この
事実は有利な事である。
もし香りのある花が望まれるならば、勿論それは処理溶
液の中に所望の芳香を混合するか、または処理された花
にそれを噴霧することに依って容易になし得ることであ
る。
これまで述べて来た様に、酪酸を処理溶液の中に使用す
ることは、芳香のある花を望む場合には避けるべきであ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少くとも1つの脱水アルコールと、尿素含有化合物
    と、カルボン酸と、アルカリ性クエン酸塩とを含有する
    新鮮な自然色に色付いた花の保存用組成物であって、 硫酸アルミニウム若しくは硫酸マグネシウム、遷移金属
    の硫酸塩、アルカリ性ホルムアルデヒドスルフオキシレ
    ート、シリコーンゴム若しくはジメチルシロキサンポリ
    マー並びにシリコーンポリマーをそれぞれ任意成分とし
    て含み、かつ水を含まないものであり、更にpH値を5
    から7までの間に維持するべく、アルカリ性燐酸塩、低
    級カルボン酸並びにフェノールのうちのいずれか1つの
    化合物を十分な量含むことにより、花の脱水と浸漬とを
    同時に行なえ、即ち花の保存を1回の段階でなすことの
    出来る組成物。 2 少くとも1つの脱水アルコールと尿素含有化合物と
    、カルボン酸と、アルカリ性クエン酸塩とを含む組成物
    中に花を浸漬することにより自然色に色付いた花を保存
    する方法であって 前記組成物が水を含まずに、硫酸アルミニウム若しくは
    硫酸マグネシウム、遷移金属硫酸塩、アルカリ性ホルム
    アルデヒドスルフオキシレート、シリコーンゴム若しく
    はジメチルシロキサンポリマー並びにシリコーンポリマ
    ーを任意成分として含み、更にpH値を5から7までの
    間に維持するべく、アルカリ性燐酸塩、低級カルボン酸
    及びフェノールのうちの少くとも1つの化合物十分な量
    を含み、 この組成物中に、自然色に色付いた花を十分な時間、浸
    漬することにより、はぼ完全に脱水し、即ちこの脱水と
    浸漬とが1回の段階で同時に行われることを特徴とする
    保存法。
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