JP2005306846A - 粉末状化粧料 - Google Patents

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佑紀 許斐
Takeshi Ogiwara
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Abstract

【課題】 使用時に粉が飛び散らず(飛散性がない)、塗布時の滑らかな伸び広がりに優
れ、透明感が高く、自然な仕上り効果に優れる粉末状化粧料を提供する。
【解決手段】 平均粒径が5〜40μmで、見掛け比容が8〜11mL/g、且つ(見掛け比容)/(比容積)=3.3以上である合成金雲母粉末を配合することを特徴とする粉末状化粧料。また、前記合成金雲母粉末のアスペクト比が35以上であることを特徴とする前記粉末状化粧料。そして、前記合成金雲母粉末を40質量%以上配合することを特徴とする前記粉末状化粧料。
【選択図】 なし

Description

本発明は、平均粒径が5〜40μmで、見掛け比容が8〜11mL/g、且つ(見掛け
比容)/(比容積)=3.3以上である合成金雲母粉末を配合することを特徴とする粉末
状化粧料に関するものであり、より詳細には、使用時に粉が飛び散らず(飛散性がない)
、塗布時の滑らかな伸び広がりに優れ、透明感が高く、自然な仕上り効果に優れる粉末状
化粧料に関するものである。
粉末状化粧料とは、粉体を主成分とした圧縮成形していない粉末状の化粧料であり、ル
ースパウダー等と呼ばれる化粧料である。この粉末状化粧料は、一般的に固形粉末化粧料
に比べて、油剤の配合量が少ないため、塗布時のさらさらとした滑らかな伸び広がりに優
れる化粧料であり、白粉、フェイスカラー、ボディーパウダー等に汎用されている化粧料
剤型である。
従来の粉末状化粧料は、滑らかな伸び広がりを実現するため、雲母や雲母チタン等の板
状粉体や、ナイロン粉末や中空粉体等の球状粉体を多く配合していた。(例えば、特許文
献1及び2参照。)
特開2000−247835号公報(第1頁−第4頁) 特許第2552293号公報(第1頁−第5頁)
しかしながら、前記特許文献1の技術のように、雲母や雲母チタン等の従来の板状粉体
を配合しただけでは、塗布時の滑らかなのび広がりが十分でなく、透明性も満足できる水
準でなかった。また、前記特許文献2記載の技術のように、中空粉体等の球状粉体を配合
した粉体化粧料は、使用時に粉が飛び散る場合があり、化粧膜が白っぽくなり、自然な仕
上がり効果を得ることはできなかった。
このため、使用時に粉が飛び散らず、塗布時の滑らかな伸び広がりに優れ、透明感が高
く、自然な仕上り効果に優れる粉末状化粧料の開発が求められていた。
かかる実情に鑑み、本発明者らは鋭意検討した結果、平均粒径が5〜40μmで、見掛
け比容が8〜11mL/g、且つ(見掛け比容)/(比容積)=3.3以上である合成金
雲母粉末を配合することにより、上記課題を解消できる粉末状化粧料が得られることを見
出し、本発明を完成させた。
すなわち本発明は、平均粒径が5〜40μmで、見掛け比容が8〜11mL/g、且つ
(見掛け比容)/(比容積)=3.3以上である合成金雲母粉末を配合することを特徴と
する粉末状化粧料を提供するものである。
更に、前記合成金雲母粉末のアスペクト比が35以上であることを特徴とする粉末状化
粧料を提供するものである。
また、前記合成金雲母粉末を40質量%以上配合することを特徴とする前記粉末状化粧
料を提供するものである。
本発明の粉末状化粧料は、使用時に粉が飛び散らず、塗布時の滑らかな伸び広がりに優
れ、透明感が高く、自然な仕上り効果に優れるものである。
本発明に用いられる合成金雲母とは、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウ
ム及びケイフッ化カリウムを混合又は、これらに炭酸カリウムを混合、溶融後、結晶を晶
出させ、粉砕、乾燥等により得られる合成鉱物であり、平均粒径が5〜40μmで、見掛
け比容が8〜11mL/g、且つ(見掛け比容)/(比容積)=3.3以上の粉末とした
ものである。
本発明において、平均粒径とは、レーザー回折式粒度分布測定装置にて測定される平均
粒径を表すものである。本発明に用いる合成金雲母の平均粒径は5〜40μmであること
が必要であり、平均粒径が5μm未満では、塗布時の滑らかな伸び広がりに劣り、使用時
に粉が飛び散る場合があり好ましくない。また、平均粒径が40μmを超えると透明性に
劣り、自然な仕上がり効果が得られず、好ましくない。
本発明において、見掛け比容とは、JIS K5101(1991):顔料試験法の静
置法により求められるものであり、「かさ」と称されるものである。本発明に用いる合成
金雲母の見掛け比容は8〜11mL/gであることが必要であり、見掛け比容が8mL/
g未満では、透明性に劣り、自然な仕上がり効果が得られず、好ましくない。また、見掛
け比容が11mL/gを超えると、使用時に粉が飛び散る場合があり好ましくない。
本発明において、比容積とは、化粧品原料規格基準一般試験法にて規定される比容積測
定法により求められるものである。本発明に用いる合成金雲母の(見掛け比容)/(比容
積)は3.3以上であることが必要であり、(見掛け比容)/(比容積)が3.3未満で
は、塗布時の滑らかな伸び広がりに劣り好ましくない。
本発明において、アスペクト比とは、前記平均粒径を粒子の厚さで除することにより求
められるものである。本発明に用いる合成金雲母のアスペクト比は、特に限定されないが
、35以上であることが好ましい。アスペクト比が35以上であると、塗布時の滑らかな
伸び広がりが特に優れる粉末状化粧料を得ることができる。
本発明に用いられる平均粒径が5〜40μmで、見掛け比容が8〜11mL/g、且つ
(見掛け比容)/(比容積)=3.3以上である合成金雲母は、通常公知の合成金雲母の
製造工程における乾燥及び粉砕の条件を調整すること等により得ることができるが、市販
品としては、平均粒径が約5μmで、見掛け比容が10.3mL/g、且つ(見掛け比容
)/(比容積)=5.4、アスペクト比約40の合成金雲母であるPDM−5L(PD)
、平均粒径が約7μmで、見掛け比容が8.2mL/g、且つ(見掛け比容)/(比容積
)=3.6、アスペクト比約45の合成金雲母であるPDM−7L(PD)、平均粒径が
約20μmで、見掛け比容が8.4mL/g、且つ(見掛け比容)/(比容積)=3.6
の、アスペクト比約70合成金雲母であるPDM−20L(PD)〔何れも、トピー工業
社製〕等を用いることができる。
本発明の粉末状化粧料における、前記特定の合成金雲母の配合量は、特に限定されないが、40質量%(以下、単に「%」と略す。)以上が好ましく、60〜95%が特に好ましい。前記特定の合成金雲母の配合量が、この範囲であると、塗布時の滑らかな伸び広がりが特に優れる粉末状化粧料を得ることができる。
本発明の粉末状化粧料には、上記特定の合成金雲母の他に、通常の化粧料に使用される
成分として、粉体、油剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、油ゲル化剤、水溶性高分子、トリ
メチルシロキシケイ酸等の油溶性被膜形成剤、水性成分、パラオキシ安息香酸誘導体、フ
ェノキシエタノール等の防腐剤、ビタミン類、美容成分、香料等を本発明の効果を損なわ
ない範囲で適宜配合することができる。
本発明の粉末状化粧料に配合可能な粉体としては、上記特定の合成金雲母以外の粉体で
ある。このような粉体は、着色剤、隠蔽剤(メーキャップ効果)、感触調整剤、賦形剤、
紫外線遮蔽剤等の目的で用いられるものであり、通常の化粧料に用いられる粉体であれば
よく、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質
等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉
体類、複合粉体類等が挙げられる。具体的には、酸化チタン、黒色酸化チタン、コンジョ
ウ、群青、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、無水ケイ酸、
酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化クロム
、水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸
アルミニウムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、セリサイト、タルク、カオリン、炭化
珪素、硫酸バリウム、窒化硼素等の無機粉体類、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆マ
イカ、酸化鉄被覆マイカ、酸化鉄被覆マイカチタン、有機顔料被覆マイカチタン、アルミ
ニウムパウダー等の光輝性粉体類、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダ
ー、アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体パウダー、塩化ビニリデン−メタクリル酸
共重合体パウダー、ポリエチレンパウダー、ポリスチレンパウダー、オルガノポリシロキ
サンエラストマーパウダー、ポリメチルシルセスキオキサンパウダー、ポリウレタンパウ
ダー、ウールパウダー、シルクパウダー、結晶セルロースパウダー、N−アシルリジンパ
ウダー等の有機粉体類、有機タール系顔料、有機色素のレーキ顔料等の色素粉体類、微粒
子酸化チタン被覆マイカチタン、微粒子酸化亜鉛被覆マイカチタン、硫酸バリウム被覆マ
イカチタン、酸化チタン含有無水ケイ酸、酸化亜鉛含有無水ケイ酸等の複合粉体等が挙げ
られ、これらより一種又は二種以上を用いることができる。尚、これら粉体は、フッ素化
合物、シリコーン化合物、界面活性剤等の通常公知の処理剤により表面処理を施して用い
ても良い。
本発明の粉末状化粧料に配合可能な油剤としては、感触調整剤、粉体同士の結合剤、肌
への付着性向上剤等として用いられるものである。このような油剤としては、通常の化粧
料に用いられるものであれば何れでもよく、例えば、パラフィンワックス、セレシンワッ
クス、オゾケライト、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワックス、フィッシャー
トロプスワックス、ポリエチレンワックス、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポ
リイソブチレン、ポリブテン等の炭化水素系類、カルナウバロウ、ミツロウ、ラノリンワ
ックス、キャンデリラ等の天然ロウ類、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリト
リットエステル、ホホバ油、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、トリオ
クタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ジペンタエリトリット脂肪酸
エステル等のエステル類、ステアリン酸、ベヘニン酸等の脂肪酸類、セタノール、ステア
リルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、オリーブ油、ヒマシ油、ミ
ンク油、モクロウ等の油脂類、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラ
ノリン誘導体類、N−ラウロイルーL−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オク
チルドデシル)等のアミノ酸誘導体類、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカン
、パーフルオロオクタン等のフッ素系油剤類等が挙げられ、これらより一種又は二種以上
を用いることができる。本発明の粉末状化粧料における油剤の配合量は、特に限定されな
いが、5%以下が好ましい。
本発明の粉末状化粧料に配合可能な界面活性剤としては、分散剤、感触調整剤等の目的
で用いられるものである。このような界面活性剤としては、グリセリン脂肪酸エステルお
よびそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステルおよびそのアルキ
レングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリ
コール付加物、ソルビタン脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物、ソル
ビトールの脂肪酸エステルおよびそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリ
コール脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン変性シリコーン、ポリオキシアルキレンア
ルキル共変性シリコーン等の非イオン性界面活性剤類、アルキルベンゼン硫酸塩、アルキ
ルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スル
ホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル
硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−アルキ
ルアミノ酸塩等の陰イオン性界面活性剤類、アルキルアミン塩、ポリアミンおよびアルカ
ノールアミン脂肪酸誘導体、アルキルアンモニウム塩、脂環式アンモニウム塩等の陽イオ
ン性界面活性剤類、レシチン、N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシメチル
アンモニウムベタイン等の両性界面活性剤等が挙げられ、これらより一種又は二種以上を
用いることができる。
本発明の粉末状化粧料に配合可能な紫外線吸収剤としては、通常の化粧料に用いられる
ものであれば何れでもよく、例えば、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2
,4,6−トリアニリノ−パラ−(カルボ−2’−エチルヘキシル−1’−オキシ)−1
,3,5−トリアジン等のベンゾフェノン系、サリチル酸−2−エチルヘキシル等のサリ
チル酸系、パラジヒドロキシプロピル安息香酸エチル等のPABA系、パラメトキシ桂皮
酸−2−エチルヘキシル等の桂皮酸系、4−tert−4’−メトキシジベンゾイルメタ
ン等のジベンゾイルメタン系等が挙げられ、これらより一種又は二種以上を用いることが
できる。
本発明の粉末状化粧料に配合可能な油ゲル化剤としては、通常の化粧料に用いられるも
のであれば何れでもよく、例えば、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、
デンプン脂肪酸エステル、12−ヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸カルシウム等が
挙げられ、これらより一種又は二種以上を用いることができる。
本発明の粉末状化粧料に配合可能な水溶性高分子としては、肌への付着性向上、化粧持
続性向上、感触改良等を目的で用いられるものである。このような水溶性高分子としては
、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体類、アル
ギン酸ソーダ、カラギーナン、クインスシードガム、寒天、ゼラチン、キサンタンガム、
ローカストビーンガム、ペクチン、ジェランガム等の天然高分子類、ポリビニルアルコー
ル、カルボキシビニルポリマー、アルキル付加カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル
酸ソーダ、ポリメタクリル酸ソーダ、ポリアクリル酸グリセリンエステル,ポリビニルピ
ロリドン等の合成高分子類等が挙げられ、これらより一種又は二種以上を用いることがで
きる。
本発明の粉末状化粧料の製造方法は、特に限定されないが、前記特定の合成金雲母とそ
の他の成分を混合し、粉砕する方法等が挙げられる。
本発明の粉末状化粧料は、ファンデーション、白粉、フェイスカラー、頬紅、口紅、ア
イシャドウ、アイライナー、アイブロウ、コンシーラー等のメーキャップ化粧料、日焼け
止めパウダー、美白パウダー等のスキンケア化粧料、ボディパウダー、フレグランスパウ
ダー等が挙げられる。また、本発明の粉末状化粧料は、特に限定されないが、円柱状等容
器に充填し、上にメッシュを載せて、パフ、マット、スポンジ及びブラシ等の小道具を用
いて使用する方法等が挙げられる。
以下に、実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限
定するものではない。
実施例1〜5及び比較例1〜5:フェイスカラー
表1及び表2に示す組成のフェイスカラーを以下に示す製造方法により調製し、「使用
時の飛散性のなさ」、「塗布時の滑らかな伸び広がり」、「透明感が高く、自然な仕上り
効果」について、以下に示す評価方法及び判断基準により評価し、結果を併せて表1及び
表2に示した。
(製造方法)
A.成分1〜14をヘンシェルミキサー(三井三池社製)で均一分散する。
B.Aをパルベライザーで粉砕する。
C.Bを円柱状容器に充填し、上からメッシュを載せてフェイスカラーを得た。
〔評価方法〕
化粧品評価専門パネル20名に前記実施例及び比較例のフェイスカラーを植毛パフを用
いて使用してもらい、「使用時の飛散性のなさ」、「塗布時の滑らかな伸び広がり」、「
透明感が高く、自然な仕上り効果」について、各自が以下の基準に従って5段階評価し、
フェイスカラー毎に評点を付し、更に全パネルの評点の平均点を以下の判定基準に従って
判定した。
評価基準:
[評価結果] :[評 点]
非常に良好 : 5点
良好 : 4点
普通 : 3点
やや不良 : 2点
不良 : 1点
判定基準:
[評点の平均点] :[判 定]
4.5以上 : ◎
3.5以上〜4.5未満 : ○
1.5以上〜3.5未満 : △
1.5未満 : ×
表1及び表2の結果から明らかなように、本発明の実施品である実施例1〜5のフェイ
スカラーは、「使用時の飛散性のなさ」、「塗布時の滑らかな伸び広がり」、「透明感が
高く、自然な仕上り効果」の全ての項目に優れた粉末状化粧料であった。一方、本発明の
特定の合成金雲母の代わりに、平均粒径が約3μmの合成金雲母を用いた比較例1は、塗
布時の滑らかな伸び広がりに劣り、使用時に粉が飛び散ってしまう粉末状化粧料であった
。また、平均粒径が約50μmの合成金雲母を用いた比較例2は、透明性に劣り、自然な
仕上がり効果が得られなかった。そして、見掛け比容が7mL/gの合成金雲母を用いた
比較例3は、透明性に劣り、自然な仕上がり効果が得られなかった。更に、見掛け比容が
15mL/gの合成金雲母を用いた比較例4は、使用時に粉が飛び散ってしまう粉末状化
粧料であった。そして更に、(見掛け比容)/(比容積)が3.0の合成金雲母を用いた
比較例5は、塗布時の滑らかな伸び広がりに劣っていた。
実施例6:ファンデーション
(成分) (%)
1.合成金雲母(注3) 60
2.タルク(平均粒径5μm) 残量
3.酸化チタン 10
4.ベンガラ 0.5
5.黄酸化鉄 1
6.黒酸化鉄 0.1
7.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
8.香料 0.1
(製造方法)
A.成分1〜8をヘンシェルミキサー(三井三池社製)で均一分散する。
B.Aをパルベライザーで粉砕する。
C.Bを円柱状容器に充填し、上からメッシュを載せてフェイスカラーを得た。
実施例6のファンデーションは、「使用時の飛散性のなさ」、「塗布時の滑らかな伸び
広がり」、「透明感が高く、自然な仕上り効果」の全ての項目に優れた粉末状化粧料であ
った。
実施例7:アイカラー
(成分) (%)
1.合成金雲母(注3) 50
2.タルク(平均粒径5μm) 残量
3.酸化チタン 1
4.赤色202号 0.5
5.黄色酸化鉄 0.5
6.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
7.香料 0.1
(製造方法)
A.成分1〜7をヘンシェルミキサー(三井三池社製)で均一分散する。
B.Aをパルベライザーで粉砕する。
C.Bを円柱状容器に充填し、上からメッシュを載せてアイカラーを得た。
実施例7のアイカラーは、「使用時の飛散性のなさ」、「塗布時の滑らかな伸び広がり」、「透明感が高く、自然な仕上り効果」の全ての項目に優れた粉末状化粧料であった。
以 上

Claims (3)

  1. 平均粒径が5〜40μmで、見掛け比容が8〜11mL/g、且つ(見掛け比容)/(
    比容積)=3.3以上である合成金雲母粉末を配合することを特徴とする粉末状化粧料。
  2. 前記合成金雲母粉末のアスペクト比が35以上であることを特徴とする請求項1記載の
    粉末状化粧料。
  3. 前記合成金雲母粉末を40質量%以上配合することを特徴とする請求項1又は2記載の
    粉末状化粧料。
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