JP2005306349A - 貨物車輌の保護柵 - Google Patents
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Abstract
【課題】 タンクローリー車の、極めて単純な構成による、機械的に容易に操作の出来る折り畳み式作業者の転落防止用保護柵の提供。
【解決手段】 タンク上に設けられている既設の枠体と複数の支柱を介して互いにヒンジ結合する枠に依り構成する保護柵であり、ヒンジ結合部の回転を自在にして、この保護柵を手動により立折して使用するものとして課題を解決するものである。
【選択図】 図2
【解決手段】 タンク上に設けられている既設の枠体と複数の支柱を介して互いにヒンジ結合する枠に依り構成する保護柵であり、ヒンジ結合部の回転を自在にして、この保護柵を手動により立折して使用するものとして課題を解決するものである。
【選択図】 図2
Description
本発明は、タンクローリー車、コンクリートミキサー車等、貨物車の点検等を行なう作業者が車上から転落しないように安全を図る保護柵に関するものである。
貨物車輌であるタンクローリー車のタンクの上縁には、タンク上に登って、点検の為にハッチを操作する作業者の滑り落下を防止する、俗に船と称されている安全用の枠体が設けられているが、この枠体の高さがそれ程高くはなく、殆ど落下防止には役に立たず、タンク上に登るための足掛かり程度にしか利用されない状況に鑑み、この作業者の転落防止を目的とする安全柵も提案されている。例えば、四辺の上縁を囲う柵が上下動できるように、この柵を支える支柱の昇降を、油圧シリンダーを使用して運転席から操作できるようにしたものが公知されている。
作業者の安全を確保できる程度の高さの柵を固定して設ける場合には、全体の車高が大きすぎて、高さに制限のあるトンネル或はガードの通過が不可となるので、垂直方向での昇降が出来る安全柵が必要とされている。前記公知の技術は、この問題を解消するものであるが、尚、油圧シリンダー等の制御部、駆動部が必要であり、装置が大掛りなものとなる為に、より普及し易い簡便な安全柵の実現が望まれている。
実用新案登録第3078396号公報
作業者の安全を確保できる程度の高さの柵を固定して設ける場合には、全体の車高が大きすぎて、高さに制限のあるトンネル或はガードの通過が不可となるので、垂直方向での昇降が出来る安全柵が必要とされている。前記公知の技術は、この問題を解消するものであるが、尚、油圧シリンダー等の制御部、駆動部が必要であり、装置が大掛りなものとなる為に、より普及し易い簡便な安全柵の実現が望まれている。
作業者の手動で機械的に操作の出来る、極めて単純且つ操作の容易なタンクローリー車、コンクリートミキサー等の貨物車輌における、折り畳み可能な安全のための保護柵の提供を課題とするものである。
本発明は、基本的には可動部を全てヒンジ結合手段に拠る揺動で柵体を立折自在とするものである。
貨物車輌の貨物容器上に設けられている安全用枠体の四隅及び側面部に一端部がヒンジ結合し立設する複数の支柱の他端部が、四辺の上縁を形成する棒状の柵と四隅を含み、側部を構成する左右の縦棒と互いにヒンジ結合し、該縦棒を前方の縦棒と後方の縦棒に分離し、この分離する部分のそれぞれの棒の先端部が或る長さで、支柱が垂直に立った状態でも、車の進行方向において互いに重なり合うように配置して成り、この重合面が互いに逆方向に移動して、場所を取らずに、手動で立折即ち折り畳みを可能とする、機械的な保護柵として課題を解決しているものである。
貨物車輌の貨物容器上に設けられている安全用枠体の四隅及び側面部に一端部がヒンジ結合し立設する複数の支柱の他端部が、四辺の上縁を形成する棒状の柵と四隅を含み、側部を構成する左右の縦棒と互いにヒンジ結合し、該縦棒を前方の縦棒と後方の縦棒に分離し、この分離する部分のそれぞれの棒の先端部が或る長さで、支柱が垂直に立った状態でも、車の進行方向において互いに重なり合うように配置して成り、この重合面が互いに逆方向に移動して、場所を取らずに、手動で立折即ち折り畳みを可能とする、機械的な保護柵として課題を解決しているものである。
本発明により、課題とした、簡単な構造で安価に提供でき普及に役立つ、折り畳みが出来且つ特別な動力源を必要としなくても容易に操作することの出来る貨物車輸送における安全のための保護柵を提供すると言うことを十分に満たすものである。
タンクローリー等の貨物車に既設されている枠体及び新たに施す柵となる四辺を囲う棒にピンを固定し、該ピンに回転動できる程度に緩く嵌合する孔部を両端部に施す支柱で支持するヒンジ結合手段を採用することで、棒状体或は管体等のみで単純に構成できるものである。
図1及び図2は、保護柵が折り畳まれた状態を示すものである。
タンクローリー車のタンクA上に設けられている四面枠体Bの側面に、ピン6、14によって一端部がヒンジ結合する前方支柱5及び後方支柱11の他端部とピン7、15によってヒンジ結合する前方縦棒2で形成する前方柵部と後方縦棒10で形成する後方柵部がそれぞれ別体に、適当な長さで先端部が重なるように分離して設けられている。前方縦棒2の付根において、四面枠体Bの前方横板左右の端部とピン3によって下端部がヒンジ結合し上端部がピン4によってヒンジ結合する前方枠1と前方縦棒2が、ピン3を支点として回転できるように支持されている。後方縦棒10の付根は、下端部がピン12によって四面枠体Bの後方横板左右の端部でヒンジ結合する後方枠8の上端部でピン13によりヒンジ結合し、ピン12を支点として後方枠8と後方縦棒10が回転動自在に支持されるように構成されている。
図示はしないが、前方支柱5、後方支柱11はタンクAの四面枠Bの側面に対等に設けられている。
後方枠8には足場板9を図示してあるが、足場板9を設けることは、本発明における必須の条件ではない。
本図の状態は非作業状態の、例えば車両の走行中の状態である。
タンクローリー車のタンクA上に設けられている四面枠体Bの側面に、ピン6、14によって一端部がヒンジ結合する前方支柱5及び後方支柱11の他端部とピン7、15によってヒンジ結合する前方縦棒2で形成する前方柵部と後方縦棒10で形成する後方柵部がそれぞれ別体に、適当な長さで先端部が重なるように分離して設けられている。前方縦棒2の付根において、四面枠体Bの前方横板左右の端部とピン3によって下端部がヒンジ結合し上端部がピン4によってヒンジ結合する前方枠1と前方縦棒2が、ピン3を支点として回転できるように支持されている。後方縦棒10の付根は、下端部がピン12によって四面枠体Bの後方横板左右の端部でヒンジ結合する後方枠8の上端部でピン13によりヒンジ結合し、ピン12を支点として後方枠8と後方縦棒10が回転動自在に支持されるように構成されている。
図示はしないが、前方支柱5、後方支柱11はタンクAの四面枠Bの側面に対等に設けられている。
後方枠8には足場板9を図示してあるが、足場板9を設けることは、本発明における必須の条件ではない。
本図の状態は非作業状態の、例えば車両の走行中の状態である。
図3及び図4は、保護柵を立てた状態を示すものである。
ピン3、ピン6、ピン14及びピン12をそれぞれ支点として前方枠1、前方縦棒2、後方縦棒10及び後方枠8が揺動し屹立できるようになっている。
この前方枠1と前方縦棒2及び後方縦棒10と後方枠8とから成る保護柵が屹立した状態を保持する固定手段は、フック、ネジに締付け固定など、その選択は自由であり、設計上の選択に委ねると良い。本図示の状態にあって、前方縦棒2と後方縦棒10の切り口側先端部分が重なっていることに拠り柵に切れ目がなくなり作業者がハッチC等の点検時にタンクA上から転落することを、より効果的に防止できることになるが、保護柵としての適当な高さに相当する前方支柱5、後方支柱11或は前方枠1、後方枠8の長さを設定するものである。
この状態から、保護柵を折り畳むときには、前方縦棒2と後方縦棒10の重なり合っている部分が摺動することで互いに案内棒としての役割を持たせることも可能となる。
図示はしないが、保護柵の高さが高すぎて、前方縦棒2、後方縦棒10と前方支柱5、後方支柱11の隙間からの転落を防止する意味で支柱間に仕切棒等を横設すること等の設計変更は自由である。
ピン3、ピン6、ピン14及びピン12をそれぞれ支点として前方枠1、前方縦棒2、後方縦棒10及び後方枠8が揺動し屹立できるようになっている。
この前方枠1と前方縦棒2及び後方縦棒10と後方枠8とから成る保護柵が屹立した状態を保持する固定手段は、フック、ネジに締付け固定など、その選択は自由であり、設計上の選択に委ねると良い。本図示の状態にあって、前方縦棒2と後方縦棒10の切り口側先端部分が重なっていることに拠り柵に切れ目がなくなり作業者がハッチC等の点検時にタンクA上から転落することを、より効果的に防止できることになるが、保護柵としての適当な高さに相当する前方支柱5、後方支柱11或は前方枠1、後方枠8の長さを設定するものである。
この状態から、保護柵を折り畳むときには、前方縦棒2と後方縦棒10の重なり合っている部分が摺動することで互いに案内棒としての役割を持たせることも可能となる。
図示はしないが、保護柵の高さが高すぎて、前方縦棒2、後方縦棒10と前方支柱5、後方支柱11の隙間からの転落を防止する意味で支柱間に仕切棒等を横設すること等の設計変更は自由である。
以上の実施例においては、保護柵の構成を枠体として棒状体を使用する例を示したが、細長い板状で枠体を構成する保護柵とし、折り畳んだときに、既製の四面枠体Bの内側に収容することも可能であり、本技術範囲内に含まれるものである。
本発明における、回転軸となるピンと該ピンに可動的に嵌合する孔部を設けて成るヒンジ結合手段にあっては、支柱或は枠体のいずれかにピンと孔部を配置するかは、製作上での配慮でなされることになる。
本発明における、回転軸となるピンと該ピンに可動的に嵌合する孔部を設けて成るヒンジ結合手段にあっては、支柱或は枠体のいずれかにピンと孔部を配置するかは、製作上での配慮でなされることになる。
タンクローリー車を例に本発明の実施態様を説明したが、タンクローリー車に限るものではなく、他のコンクリートミキサー車等の貨物車輌の貨物容器上に設けられる保護柵として使用に供されるものである。
本発明の保護柵の素材として、特に金属に限るものではないが、通常使用されている金属性パイプとボルト・ナットとに依り、容易に実施が可能となる。
A タンク
B 四面枠体
C ハッチ
1 前方枠
2 前方縦棒
3 ピン
4 ピン
5 前方支柱
6 ピン
7 ピン
8 後方枠
10 後方縦棒
12 ピン
13 ピン
14 ピン
15 ピン
B 四面枠体
C ハッチ
1 前方枠
2 前方縦棒
3 ピン
4 ピン
5 前方支柱
6 ピン
7 ピン
8 後方枠
10 後方縦棒
12 ピン
13 ピン
14 ピン
15 ピン
Claims (1)
- 貨物車輌の貨物容器上に設けられている板状の四面枠体に取り付けられる保護柵であり、前記枠体の前方板の左右両端部と下端がヒンジ結合する二本の前方支柱のそれぞれの上端部とヒンジ結合する左右の前方縦棒の中間部において、前記枠体の左右の側面板と下端部がヒンジ結合する複数の支柱の上端部が前記前方縦棒とヒンジ結合して成る棒状の前方柵部と、前記枠体の後方板の左右両端部と下端がヒンジ結合する二本の後方支柱のそれぞれの上端部がヒンジ結合する左右の後方縦棒と左右の側面板との間を互いにヒンジ結合する支柱で支えて成る後方柵部が分離して設けられ、前記前方縦棒と前記後方縦棒の互いに先端部が重なり合って成る車の進行方向に互いに立折出来ることを特徴とする安全用保護柵。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004155339A JP2005306349A (ja) | 2004-04-21 | 2004-04-21 | 貨物車輌の保護柵 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004155339A JP2005306349A (ja) | 2004-04-21 | 2004-04-21 | 貨物車輌の保護柵 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005306349A true JP2005306349A (ja) | 2005-11-04 |
Family
ID=35435572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004155339A Pending JP2005306349A (ja) | 2004-04-21 | 2004-04-21 | 貨物車輌の保護柵 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005306349A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008290570A (ja) * | 2007-05-24 | 2008-12-04 | Higashida Tekko:Kk | タンクローリー |
JP2012006640A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Penta Ocean Construction Co Ltd | タンク車への液剤積み込み作業用伸縮手摺 |
KR200458136Y1 (ko) * | 2009-09-17 | 2012-01-20 | 한국특장 주식회사 | 사료 운반차량용 가이드장치 |
GB2503754A (en) * | 2012-07-06 | 2014-01-08 | Alastair T H Brown | Elevating roof edge protection system for vans capable of accommodating ladder storage |
KR101351980B1 (ko) | 2012-09-25 | 2014-01-24 | 정우정공주식회사 | 가이드 장치와 탱크 봉인장치가 구비된 운반차량 |
CN103832719A (zh) * | 2014-03-10 | 2014-06-04 | 东莞市永强汽车制造有限公司 | 一种罐顶防护装置 |
CN108162846A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-06-15 | 芜湖中集瑞江汽车有限公司 | 一种带有折叠护栏的粉罐半挂车 |
CN108190273A (zh) * | 2017-12-29 | 2018-06-22 | 芜湖中集瑞江汽车有限公司 | 一种内置进气管道半挂车罐体 |
-
2004
- 2004-04-21 JP JP2004155339A patent/JP2005306349A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2503754B (en) * | 2012-07-06 | 2014-10-01 | Alastair Thomas Harper Brown | Elevating roof edge protection system for vans, capable of accommodating ladder storage |
KR101351980B1 (ko) | 2012-09-25 | 2014-01-24 | 정우정공주식회사 | 가이드 장치와 탱크 봉인장치가 구비된 운반차량 |
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