JP2005306069A - 車両のカウル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】物がフロントガラスに上から当たった際、その衝撃を吸収するためにカウルが変形しても、車両の前後方向の長さを長くしたり、エンジンルームに無駄なスペースを設けたりせずに、簡単な構成でカウルの変形部分と他の部品とが干渉しないようにする。
【解決手段】カウル11は、エンジンルーム12と車室とを仕切るダッシュパネル13の上縁に沿ってエンジンルーム12側へ棚状に延びるカウルロア16と、ダッシュパネル13の上縁に沿って車幅方向に延びるカウルインナ17と、カウルインナ17の上縁から車両前側に棚状に張り出してフロントガラスの前縁を支持するカウルアウタ18とを備えている。カウルアウタ18とカウルロア16との間に、カウル11に上方から衝撃荷重が作用したときに変形して衝撃を吸収する衝撃吸収部材20が複数設けられ、衝撃吸収部材20は、車両の幅方向に屈曲するように形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両のカウル構造に係り、詳しくは物が上から当たったときに変形して衝撃を吸収するカウル構造に関する。
この種のカウル構造として、図6に示すように、ダッシュパネル51の上縁に沿って設けられた閉断面のカウル52に、屈曲部53と、屈曲部53の先端に形成した閉断面構造のボックス部54とからなり、フロントガラス55の下縁を支持させるようにしたガラスサポート部56を設けたものがある(例えば、特許文献1参照。)。このカウル構造では、物がフロントガラス55の下端に当たって衝撃荷重F(矢印)が作用すると、ガラスサポート部56の屈曲部53が変形してボックス部54が下方へ変位し、その間に衝撃を吸収するようにしている。
特開平11−321709号公報(明細書の段落[0011]〜[0017]、図2)
特許文献1のカウル構造では、屈曲部53が変形する際、変形部の一部が前方へ突出する。また、車両のカウルとして、物が上から当たったときに変形して衝撃を吸収するようにした構造では、一般に変形部が前方へ突出するようになっている。ところが、カウルの部分あるいは、カウルの前方の部分には、ワイパー用のモータ等の部品を配置するスペースが必要なため、カウルの変形時に変形部が前方へ突出する構成では、その変形部と他の部品とが干渉しないスペースを設ける必要がある。そして、前記スペースを確保するため車両の前後方向の長さを長くしたり、エンジンルームに無駄なスペースを設けたりする必要がある。また、特許文献1のカウル構造は部品の種類が多く構造が複雑になるという問題もある。
本発明の目的は、物がフロントガラスに上から当たった際、その衝撃を吸収するためにカウルが変形しても、カウルの変形部分と他の部品とが干渉しないように、車両の前後方向の長さを長くしたり、エンジンルームに無駄なスペースを設けたりする必要がない簡単な構成の車両のカウル構造を提供することにある。
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、車両のエンジンルームと車室とを仕切る縦壁状のダッシュパネルの上縁に沿って車幅方向に延び、車室側からエンジンルーム側へ棚状に延びる底壁部と、車室側にて前記底壁部の後端より上方に延びる縦壁部と、前記縦壁部の上縁から車両前側に棚状に張り出す上壁部とを備えている。そして、前記上壁部と前記底壁部との間に、カウルに上方から衝撃荷重が作用したときに変形して衝撃を吸収する衝撃吸収部材が複数設けられ、前記衝撃吸収部材のうち少なくとも1つは、車両の幅方向に屈曲するように形成されている。
この発明では、フロントガラスを介して上方からカウルに衝撃荷重が作用した際、上壁部が変形するとともに、衝撃吸収部材が屈曲変形して衝撃が吸収される。衝撃吸収部材のうち少なくとも1つは、車両の幅方向に屈曲する。従って、衝撃吸収部材の前後方向の近くに部品を配置しても、衝撃吸収部材の屈曲時に他の部品と干渉することがない。その結果、衝撃吸収部材の屈曲方向を変更するという簡単な構成の採用にも拘わらず、カウルの変形部分と他の部品とが干渉しないように、車両の前後方向の長さを長くしたり、エンジンルームに無駄なスペースを設けたりする必要がない。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記複数の衝撃吸収部材はすべてが車両の幅方向に屈曲するように形成されている。この発明では、衝撃吸収部材の構成は一種類でよく、構成がより簡単になる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記衝撃吸収部材は、前記上壁部及び底壁部と別体に形成され、前記上壁部及び底壁部に固定されている。衝撃吸収部材が上壁部又は底壁部と一体に形成された構成では、衝撃吸収部材の数や形状等を変更するには、上壁部又は底壁部を加工する金型全体を変更する必要があり、変更が難しくコストも高くなる。しかし、衝撃吸収部材が上壁部及び底壁部と別体に形成される構成では、それらの変更が容易になる。
本発明によれば、物がフロントガラスに上から当たった際、その衝撃を吸収するためにカウルが変形しても、カウルの変形部分と他の部品とが干渉しないように、車両の前後方向の長さを長くしたり、エンジンルームに無駄なスペースを設けたりする必要がない。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図3に従って説明する。図1(a)はカウルの全体とエンジンルーム後部を示す模式斜視図、(b)はカウルの模式部分斜視図、図2は図1(a)のA−A線における断面図である。図3は図2のB−B線での切断位置に対応する模式断面図。
図1(a)に示すように、カウル11は、車両のエンジンルーム12と車室とを仕切る縦壁状のダッシュパネル13の上縁に沿って車幅方向に延設されている。カウル11の左右の両端は、エンジンルーム12の左右の側壁の上縁に沿って前後方向に延びる左右のエプロンアッパメンバ14の後端と、ダッシュパネル13の左右の側縁に沿って立ち上がるフロントピラー15の中間部との結合部に結合されている。
図2に示すように、カウル11は、底壁部をなすカウルロア16と、車室側にてカウルロア16の後端より上方に延びる縦壁部を成すカウルインナ17と、カウルインナ17の上縁から車両前側に棚状に張り出す上壁部をなすカウルアウタ18との三つのパネル部材で構成されている。即ち、カウルロア16前縁とダッシュパネル13の前縁との間が前方に向かって開放された開断面構造となっている。なお、カウル11の左右の両端は、図1(a)に示すように、パネル材からなるカウルサイドパネル19で塞がれており、カウルサイドパネル19を介してエプロンアッパメンバ14とフロントピラー15との結合部に結合されている。
カウルロア16は、ダッシュパネル13の上縁のエンジンルーム12側へ屈曲した上縁フランジ13aからエンジンルーム12側へ棚状に張り出すように設けられている。即ち、カウルロア16は、ダッシュパネル13の上縁において、カウルインナ17の下端と対応する位置から車両前側に棚状に張り出すように設けられている。カウルロア16は、その後縁フランジ16aと、ダッシュパネル13の上縁フランジ13aとが重合溶接されることによりダッシュパネル13に固定されている。
図2に示すように、カウルインナ17は、その下端及び上端に車両後方に向かって延びるように屈曲されたフランジ部17a,17bを備え、下端のフランジ部17aが、ダッシュパネル13の上縁フランジ13aとカウルロア16の後縁フランジ16aとの重合部と一体に重合されて溶接されている。
カウルアウタ18は、基端部18a(後端部)がカウルインナ17の上端のフランジ部17bと重合する状態に配置されるとともに、複数箇所において溶接でフランジ部17bに接合されている。溶接はスポット溶接で行われている。
図1(a)に示すように、カウルアウタ18とカウルロア16との間には、カウル11に上方から衝撃荷重が作用したときに変形して衝撃を吸収する衝撃吸収部材20が複数設けられている。この実施形態では、板材で形成された2個の衝撃吸収部材20がカウルアウタ18を車両の幅方向においてほぼ3等分する位置に固定されている。両衝撃吸収部材20は、カウル11に上方から衝撃荷重が作用したときに、車両の幅方向に屈曲するように形成されている。
衝撃吸収部材20は、カウルアウタ18及びカウルロア16と別体に形成され、スポット溶接によりカウルアウタ18及びカウルロア16に固定されている。衝撃吸収部材20は薄い金属板をプレス成形することにより形成され、図1(b)に示すように、柱状部20aの上下両端にフランジ部20b,20cが一体に屈曲形成されている。柱状部20aの上下方向中間部には屈曲部20dが設けられている。衝撃吸収部材20は、薄い鋼板のプレス加工(板金加工)により形成され、幅方向の片側に強度を高めるためのフランジ20eが屈曲形成されている。なお、図1(b)において、スポット溶接部を×印で示している。
衝撃吸収部材20は、柱状部20aの幅方向が車両の幅方向とほぼ直交する状態でカウルアウタ18及びカウルロア16に固定されている。この実施形態においては、各衝撃吸収部材20は、屈曲部20dが車両の幅方向外側に凸となる状態で屈曲するように配設されている。
図2に示すように、車両のフロントウインドウにはめ込まれるフロントガラス21は、カウルアウタ18の上面に設けられた接着部22に前縁(下縁)が接着剤23により接着された状態で支持されている。衝撃吸収部材20は柱状部20aの幅内に接着剤23の塗布位置が対応するように配置されている。なお、図1(b)に、接着剤23の塗布位置を二点鎖線で示している。2本の二点鎖線の間が接着剤23の塗布位置となる。
次に前記のように構成されたカウル構造の作用を説明する。
衝突事故により障害物が上方からフロントガラス21の下部に当たると、カウル11にはフロントガラス21の下端部を介して衝撃荷重Fが作用する。フロントガラス21を介してカウル11に衝撃荷重Fが上方から作用すると、カウルアウタ18が変形するとともに、衝撃吸収部材20が上下方向において押しつぶされるように変形して衝撃が吸収される。
衝撃吸収部材20が屈曲する際、屈曲部20dの突出方向が車両の前後方向であると、エンジンルーム12内に屈曲部20dが突出する状態となる。屈曲部20dとの干渉を回避するためには、エンジンルーム12内の屈曲部20dの突出範囲と対応する位置には部品を配置せずにスペースを設ける必要がある。そのため、車両の前後方向の長さを長くしたり、エンジンルームに無駄なスペースを設けたりすることになる。
しかし、衝撃吸収部材20は車両の前後方向に屈曲せずに、車両の幅方向に屈曲するように構成されているため、車両の前後方向において衝撃吸収部材20の近くに部品が配置されても、衝撃吸収部材20の屈曲時に屈曲部20dが当該部品と干渉しない。
衝撃吸収部材20をなくした場合は、衝突物により大きな衝撃荷重が上方より作用した際に、衝撃の作用点付近でカウルアウタ18がカウルロア16に接触するまで容易に変形し、カウルロア16に接触した時点で衝突物に大きな衝撃が加わることになる。しかし、衝撃吸収部材20が存在することにより、そのような変形が回避され、カウルアウタ18がカウルロア16に接触するまでの間も衝撃が吸収され、カウルロア16に接触した時点で衝突物に大きな衝撃が加わることを回避できる。
この実施の形態では以下の効果を有する。
(1)ダッシュパネル13の上縁に沿って車幅方向に延び、車室側からエンジンルーム12側へ棚状に延びるカウルロア16と、車室側にてカウルロア16の後端より上方に延びるカウルインナ17の上縁から車両前側に棚状に張り出すカウルアウタ18との間に、衝撃吸収部材20が複数設けられている。そして、衝撃吸収部材20は、カウル11に上方から衝撃荷重Fが作用したときに、車両の幅方向に屈曲するように形成されている。従って、衝撃吸収部材20が屈曲変形して衝撃が吸収される。衝撃吸収部材のうち少なくとも該衝撃吸収部材に対して車両の前後方向と対応する位置に部品が存在する衝撃吸収部材は、車両の幅方向に屈曲するため、屈曲時に他の部品と干渉することがない。従って、衝撃吸収部材の屈曲方向を変更するという簡単な構成の採用にも拘わらず、カウルの変形部分と他の部品とが干渉しないように、車両の前後方向の長さを長くしたり、エンジンルームに無駄なスペースを設ける必要がない。
(2)衝撃吸収部材20は、すべてが車両の幅方向に屈曲するように形成されている。従って、衝撃吸収部材20の構成は一種類でよく、構成がより簡単になる。
(3)衝撃吸収部材20は、カウルアウタ18及びカウルロア16と別体に形成され、カウルアウタ18及びカウルロア16に固定されている。従って、衝撃吸収部材20の数や形状、配置等の変更は、衝撃吸収部材20がカウルアウタ18又はカウルロア16と一体に形成された構成に比較して簡単になる。なぜならば、衝撃吸収部材20がカウルアウタ18又はカウルロア16と一体に形成された構成では、それらの変更を行うためには、
カウルアウタ18又はカウルロア16を加工する金型全体を変更する必要があり、コストも高くなるからである。
(4)衝撃吸収部材20は、カウルアウタ18及びカウルロア16にスポット溶接で固定されている。従って、衝撃吸収部材20をリベットなどで固定するのに比較して簡単に固定できる。
(5)衝撃吸収部材20は、柱状部20aの途中に屈曲部20dが設けられている。従って、簡単な構成で、カウル11に上方から衝撃荷重Fが作用したときに、衝撃吸収部材20を車両の幅方向に確実に屈曲させることができる。
(6)衝撃吸収部材20は柱状部20aの幅方向が車両の幅方向とほぼ直交するように配置され、フロントガラス21の前縁(下縁)をカウルアウタ18の上面に接着する接着剤23の塗布位置が、柱状部20aの幅内に対応するようになっている。従って、接着剤23の塗布位置が、柱状部20aの幅外に対応する場合に比較して、フロントガラス21を振動を抑制した状態で支持することができる。なぜならば、衝撃吸収部材20は、基端部18aでカウルインナ17に固定されたカウルアウタ18の先端側を支持することにより、カウルアウタ18の振動を抑制する。その際、フロントガラス21の荷重は接着剤23を介してカウルアウタ18に作用するため、接着剤23と対応する部分が柱状部20aの幅内に存在すれば、荷重は柱状部20aの上端に垂直に作用する。しかし、接着剤23と対応する部分が柱状部20aの幅外に存在すれば、荷重は柱状部20aの上端から外れた位置に大きく作用するため、カウルアウタ18の撓みが大きくなり、振動が大きくなるからである。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば次のように構成してもよい。
○ カウルアウタ18とカウルロア16との間に複数設けられた衝撃吸収部材20は、全部の衝撃吸収部材20が車両の幅方向に屈曲するように形成されている必要はなく、少なくとも1つの衝撃吸収部材20が車両の幅方向に屈曲するように形成されていてもよい。また、衝撃吸収部材20が車両の前後方向に変形すると干渉する位置に部品が存在する衝撃吸収部材20のみが、車両の幅方向に屈曲するように形成されていてもよい。例えば、図4に示すように、カウルアウタ18とカウルロア16との間に、車両の幅方向に屈曲する衝撃吸収部材20と、車両の前後方向に屈曲する衝撃吸収部材24とを設けてもよい。衝撃吸収部材24もカウルアウタ18及びカウルロア16と別体に形成され、カウルアウタ18及びカウルロア16にスポット溶接により固定されている。
○ 衝撃吸収部材20,24は、カウルアウタ18及びカウルロア16と別体に形成する必要はなく、カウルアウタ18又はカウルロア16の前縁に連続するようにカウルアウタ18又はカウルロア16と一体に形成されていてもよい。衝撃吸収部材20をカウルアウタ18と一体に形成する場合は、例えば、図5に示すように、柱状部20aはその上端において幅狭の連結部25を介してカウルアウタ18に連続するとともに、連結部25が捩れることにより柱状部20aの幅方向が車両の幅方向とほぼ直交するように形成されている。そして、下端のフランジ部20bにおいてカウルロア16にスポット溶接により固定されている。
○ 衝撃吸収部材20のカウルアウタ18への固定位置は、フロントガラス21の前縁をカウルアウタ18の上面に接着する接着剤23の塗布位置が、柱状部20aの幅内に対応する位置に限らず、前記塗布位置が柱状部20aの幅外に対応する位置であってもよい。
○ カウルアウタ18及びカウルロア16と別体に形成された衝撃吸収部材20,24は、フランジ20eを設けずに、板材を単に屈曲形成して構成してもよい。しかし、フランジ20eを設ける方が、同じ強度を保持するのに板材の厚さを薄くでき、軽量化に寄与する。
○ 衝撃吸収部材20は、カウル11に上方から衝撃荷重が作用したときに、車両の幅方向に屈曲するように形成されていればよく、必ずしも上下方向の中間部に屈曲部20dを設ける必要はない。例えば、上下方向の中間部に幅方向に延びる凹部を設けてもよい。
○ 衝撃吸収部材20,24のカウルロア16及びカウルアウタ18への固定はスポット溶接に限らず、リベットを使用する等他の方法で固定してもよい。
○ 衝撃吸収部材20,24の屈曲方向は、屈曲部20dが車両の幅方向外側に凸となる状態に限らず、幅方向内側に凸となる状態で屈曲するように配設したり、車両の幅方向内側に凸となる状態で屈曲する衝撃吸収部材20と、車両の幅方向外側に凸となる状態に屈曲する衝撃吸収部材20が混在してもよい。
以下の技術的思想(発明)は前記実施形態から把握できる。
(1)請求項1〜請求項3に記載の発明において、前記衝撃吸収部材は、板材で形成され、上下方向の中間部に屈曲部が形成されている。
(2)請求項1〜請求項3及び前記技術的思想(1)のいずれか一項に記載の発明において、前記衝撃吸収部材は、板材で形成された扁平な柱状部を備え、前記柱状部の幅方向が車両の幅方向とほぼ直交するように配置され、フロントガラスの前縁を前記上壁部の上面に接着する接着剤の塗布位置が、前記柱状部の幅内に対応するようになっている。
(a)は一実施形態のカウルの全体とエンジンルーム後部を示す模式斜視図、(b)はカウルの模式部分斜視図。 図1(a)のA−A線における断面図。 図2のB−B線での切断位置に対応する模式断面図。 別の実施形態のカウルの全体とエンジンルーム後部を示す模式斜視図。 別の実施形態の衝撃吸収部材の模式斜視図。 従来技術の断面図。
符号の説明
F…衝撃荷重、11…カウル、12…エンジンルーム、13…ダッシュパネル、16…底壁部としてのカウルロア、17…縦壁部としてのカウルインナ、18…上壁部としてのカウルアウタ、20,24…衝撃吸収部材、21…フロントガラス。

Claims (3)

  1. 車両のエンジンルームと車室とを仕切る縦壁状のダッシュパネルの上縁に沿って車幅方向に延び、車室側からエンジンルーム側へ棚状に延びる底壁部と、車室側にて前記底壁部の後端より上方に延びる縦壁部と、前記縦壁部の上縁から車両前側に棚状に張り出す上壁部とを備えた車両のカウル構造であって、
    前記上壁部と前記底壁部との間に、カウルに上方から衝撃荷重が作用したときに変形して衝撃を吸収する衝撃吸収部材が複数設けられ、前記衝撃吸収部材のうち少なくとも1つは、車両の幅方向に屈曲するように形成されている車両のカウル構造。
  2. 前記複数の衝撃吸収部材はすべてが車両の幅方向に屈曲するように形成されている請求項1に記載の車両のカウル構造。
  3. 前記衝撃吸収部材は、前記上壁部及び底壁部と別体に形成され、前記上壁部及び底壁部に固定されている請求項1又は請求項2に記載の車両のカウル構造。
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