JP2005305978A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シート状部材の大きさを変化させることなく、必要な画像情報をシート状部材に記入することができるようにし、シート状部材に用いられたインク等が点状となって再生部品に現れるのを防止することができるようにする。
【解決手段】 シート状部材50は、前ドア302と相溶性のある熱可塑性樹脂からなっており、前ドア302に貼付される。このシート状部材50は、画像情報51aが記入された部分である画像情報記入部51と、画像情報51aが記入されない部分である画像情報無記入部52とを有している。画像情報記入部51では、画像情報表示色が、前ドア302の下地色と同じ色相を有している。画像情報表示色は、前ドア302の下地色と異なる明度又は彩度を有している。画像情報無記入部52の下地色は、画像情報記入部51の画像情報表示色および前ドア302の下地色と異なる明度又は彩度を有している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子機器に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリおよびこれら複合機などの画像形成装置や、各種電気製品などの電子機器には、一般的に、シート状部材が貼付されている。シート状部材は、たとえば、複写機本体の各種カバーなどの部品、複写機本体内部の各種装置部品およびトナーカートリッジなどの交換部品などに貼付されている。また、シート状部材は、電子機器の部品を保護するために、電子機器部品本体や電子機器を収容するための収容ケースなどの部品に保護シートとして貼付されることもある。このようなシート状部材は、樹脂シート、樹脂フィルム、薄い樹脂板などの可撓性を有している。シート状部材は、画像情報が記入された部分である画像情報記入部と、前記画像情報が記入されない部分である画像情報無記入部とからなっている。画像情報記入部には、複写機を操作するユーザやサービスマンなどのために、簡単な取り扱い説明文や、部品交換や装置操作の順序を示す番号などの各種画像情報が記入されている。画像情報には、文字や番号だけでなく、矢印などの記号や図形が用いられることもある。
ところで、近年、環境保護や省資源化を図るために、電子機器製品のリサイクル化が望まれている。そこで、電子機器の各種部品を熱可塑性樹脂を用いて成形することにより、電子機器の各種部品が不用となったり廃棄されたりするときには、不用となった部品や廃棄される部品を、シュレッダ等で砕いた後、加熱溶融して再び各種の再生部品として成形して再利用するようにしている。このようにして、熱可塑性樹脂を用いて成形された各種部品は、リサイクルされる。しかしながら、リサイクル可能な部品に部品と異なる材質で形成されたシート状部材を貼付した状態で、部品をシュレッダ等で砕いて加熱溶融すると、部品とシート状部材とが十分に溶け合わないため、部品を再生部品として成形したときに、再生部品の特性が低下してしまうというおそれがある。このため、近年の電子機器部品およびシート状部材は、互いに相溶性のある熱可塑性樹脂で形成されることが多くなっている(特許文献1)。このように、電子機器部品やシート状部材を互いに相溶性のある熱可塑性樹脂で形成することにより、リサイクル時に、部品にシート状部材を貼付した状態で、部品をシュレッダ等で砕いて加熱溶融しても、再生部品の特性が低下しないようにすることができる。ここで、シート状部材の画像情報記入部の表面積は、全表面積(画像情報記入部と画像情報無記入部とをあわせた全表面積)に対して20%以下に設定されている。この設定は、部品にシート状部材を貼付した状態で部品を再生部品としてリサイクルしたときに、シート状部材の画像情報記入部に用いられたインク等が点状となって再生部品に現れるのを防止するためになされたものである。
特開平8−34088号公報
従来の電子機器では、電子機器の各種部品にシート状部材を貼付した状態で部品を再生部品としてリサイクルしたときに、シート状部材の画像情報記入部に用いられたインク等が点状となって再生部品に現れるのを防止するために、シート状部材の画像情報記入部の表面積が、全表面積(画像情報記入部と画像情報無記入部とをあわせた全表面積)に対して20%以下になるように設定されている。すると、再生部品においてインク等が点状となって現れにくくなるものの、所定の大きさのシート状部材においては、20%以下という画像情報記入部の面積比率の制限によって、シート状部材に記入できる画像情報量が制約される。このように画像情報量が制約されないようにするためには、必要な画像情報量を20%以下という面積比率の範囲内で確保できるようにシート状部材の大きさを大きくすることが考えられるが、シート状部材を貼付する部品によっては、シート状部材の大きさを所定の大きさ以上に設定することができない場合がある。
本発明の課題は、シート状部材の大きさを変化させることなく、必要な画像情報をシート状部材に記入することができるようにすることにある。
本発明の別の課題は、シート状部材に用いられたインク等が点状となって再生部品に現れるのを防止することができるようにすることにある。
請求項1に係る電子機器は、熱可塑性樹脂からなるリサイクル可能な部品と、シート状部材とを備えている。シート状部材は、リサイクル可能な部品と相溶性のある熱可塑性樹脂からなっており、リサイクル可能な部品に貼付される。このシート状部材は、画像情報が記入された部分である画像情報記入部と、画像情報が記入されない部分である画像情報無記入部とを有している。画像情報記入部では、画像情報表示色が、リサイクル可能な部品の下地色と同じ色相を有している。また、画像情報表示色は、リサイクル可能な部品の下地色と異なる明度又は彩度を有している。
この場合、シート状部材は、リサイクル可能な部品と相溶性のある熱可塑性樹脂からなっているので、リサイクル時に、部品にシート状部材を貼付した状態で、部品をシュレッダ等で砕いて加熱溶融しても、再生部品の特性が低下しないようにすることができる。また、シート状部材の画像情報記入部では、画像情報表示色が、リサイクル可能な部品の下地色と同じ色相を有しており、リサイクル可能な部品の下地色と異なる明度又は彩度を有している。すなわち、画像情報表示色には、リサイクル可能な部品の下地色と同系色が用いられている。このため、画像情報記入部の面積比率を20%以下にしなくても、シート状部材の画像情報記入部に用いられたインク等が点状となって再生部品に現れるのを防止することができる。これにより、シート状部材の大きさを変化させることなく、必要な画像情報をシート状部材に記入することができるようになる。
請求項2に係る電子機器では、請求項1に記載の電気機器において、画像情報無記入部の下地色が、リサイクル可能な部品の下地色と同じ色相を有している。また、画像情報無記入部の下地色は、画像情報記入部の画像情報表示色およびリサイクル可能な部品の下地色と異なる明度又は彩度を有している。この場合、画像情報無記入部の下地色が、リサイクル可能な部品の下地色と同じ色相を有しているので、リサイクル時に、部品にシート状部材を貼付した状態で、部品をシュレッダ等で砕いて加熱溶融しても、再生部品の特性が低下しないようにすることができる。また、画像情報無記入部の下地色は、画像情報記入部の画像情報表示色およびリサイクル可能な部品の下地色と異なる明度又は彩度を有している。これにより、画像情報記入部の画像情報表示色にリサイクル可能な部品の下地色と同系色が用いられたとしても、必要な画像情報を見やすくすることができる。
請求項3に係る電子機器では、請求項1又は2に記載の電子機器において、画像情報無記入部の下地色の明度又は彩度が、画像情報記入部の画像情報表示色の明度又は彩度とリサイクル可能な部品の下地色の明度又は彩度との間で段階的に変化するように設定されている。この場合、画像情報無記入部の下地色の明度又は彩度を、画像情報記入部の画像情報表示色の明度又は彩度とリサイクル可能な部品の下地色の明度又は彩度との間で段階的に変化させている。すなわち、画像情報記入部とリサイクル可能な部品との間の領域において、画像情報無記入部の下地色には、明度又は彩度を変化させることによるグラデーション処理が施されている。これにより、画像情報記入部の画像情報表示色とリサイクル可能な部品の下地色とに対する画像情報無記入部の下地色のコントラスト比を低下させることができ、シート状部材の画像情報記入部や画像情報無記入部の下地色に用いられたインク等が点状となって再生部品に現れにくくすることができる。
請求項4に係る電子機器では、請求項1から3のいずれかに記載の電子機器において、画像情報記入部の画像情報表示色および画像情報無記入部の下地色における色相、明度および彩度が、マンセル表色系に基づいて設定されている。この場合、画像情報記入部の画像情報表示色および画像情報無記入部の下地色における色相、明度および彩度をマンセル表色系に基づいて設定することができるので、色相、明度および彩度の設定がしやすくなる。
請求項5に係る電子機器では、請求項1に記載の電子機器において、画像情報無記入部の下地色が透明になっている。この場合、画像情報無記入部の下地色が透明になっているので、画像情報無記入部の下地色に用いられたインク等が点状となって再生部品に現れるのを防止することができる。
本発明によれば、シート状部材は、リサイクル可能な部品と相溶性のある熱可塑性樹脂からなっているので、リサイクル時に、部品にシート状部材を貼付した状態で、部品をシュレッダ等で砕いて加熱溶融しても、再生部品の特性が低下しないようにすることができる。また、シート状部材の画像情報記入部では、画像情報表示色が、リサイクル可能な部品の下地色と同じ色相を有しており、リサイクル可能な部品の下地色と異なる明度又は彩度を有している。すなわち、画像情報表示色には、リサイクル可能な部品の下地色と同系色が用いられている。このため、画像情報記入部の面積比率を20%以下にしなくても、シート状部材の画像情報記入部に用いられたインク等が点状となって再生部品に現れるのを防止することができる。これにより、シート状部材の大きさを変化させることなく、必要な画像情報をシート状部材に記入することができるようになる。
図1は、本発明の一実施形態による複写機100を示している。複写機100はシートスルー方式と原稿固定方式の2方式の原稿画像読取りを行なうことが可能である。複写機100は、本体ハウジング11と、本体ハウジング11の上部に開閉自在に載置された原稿搬送部14とを有している。本体ハウジング11は、上ハウジング11Uと、下ハウジング11Dと、下ハウジング11Dおよび上ハウジング11Uを連結する連結ハウジング11Cとからなっている。本体ハウジング11と上ハウジング11Uの中間部には、前面と右側側面とに開口部を有するシート材スタック空間部12が設けられている。シート材スタック空間部12には、本体ハウジングから横方向に排出されるシート材を積載するための上シートトレイ1および下シートトレイ2が設けられている。上ハウジング11Uは、手前側に操作パネル13を有している。下ハウジング11Dには、用紙の給紙部と、用紙上にトナー画像を形成する画像形成部と、用紙上のトナー画像を定着するための定着部とが内蔵されている。連結ハウジング11Cは、定着後の用紙を搬送して、後述するシート材スタック空間12の上シートトレイ1および下シートトレイ2に向けて排出するための用紙搬送路を内蔵している。原稿搬送部14は、ヒンジ部(図示しない)によって上ハウジング11U上に開閉自在に支持されている。
以上のような複写機100において、本発明の特徴であるシート状部材について説明する。複写機100の本体ハウジング11は、本体フレーム(図示せず)に設けられた外装カバー301と本体フレームに開閉自在に設けられた前ドア302とを含む外装部品と、内部に収容された各種部品(図示しない)とから構成されている。ここでは、部品の一例として前ドア2を取り上げ、前ドア302に貼付されたシート状部材50a,50bの説明を行うものとする。
前ドア302は、図1に実線で示した閉位置と鎖線で示した開位置との間を開閉自在に本体フレームに支持されている。この前ドア302は、熱可塑性樹脂からなっており、リサイクル可能になっている。複写機の前ドア302は、たとえば、PS(ポリスチレン)、PPE(ポリフェニレンエーテル)、ABS(アクリル・ブタジエン・スチレン)、又はPPO(ポリフェニルオキサイド)などの熱可塑性樹脂により形成される。
シート状部材50は、前ドア302と相溶性のある熱可塑性樹脂からなっており、前ドア302に貼付されている。前ドア302がPSからなる場合は、シート状部材50は、たとえば、PS、およびPSと相溶性のあるPC(ポリカーボネイト)又はPMMA(メタクリル樹脂)などの熱可塑性樹脂により形成されるのが望ましい。前ドア302がPPEからなる場合は、シート状部材50は、たとえば、PPE、およびPPEと相溶性のあるPS、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ABS、PC、又はPMMAなどの熱可塑性樹脂により形成されるのが望ましい。前ドア302がABSからなる場合は、シート状部材50は、たとえば、ABS、およびABSと相溶性のあるPS、PET、PC、又はPMMAなどの熱可塑性樹脂により形成されるのが望ましい。前ドア302がPPOからなる場合は、シート状部材50は、たとえば、PPO、およびPPOと相溶性のあるPS又はABSなどの熱可塑性樹脂により形成されるのが望ましい。このようにシート状部材50を熱可塑性樹脂で形成することによって、シート状部材50を前ドア302から剥がすことなく再生処理しても、再生部品の特性、例えば機械的な強度(曲げ強度や衝撃強度)などが低下しにくくなる。
シート状部材50は、前ドア302と相溶性のある熱可塑性樹脂から形成されているので、熱融着によって前ドア302に貼付することができる。この場合、シート状部材50を前ドア302に貼付するために、接着剤を使用する必要はない。一方で、シート状部材50は、接着剤を使用して、熱融着によって前ドア302に貼付することもできる。この場合、シート状部材50を前ドア302に貼付するために使用される接着剤の量は一般的に極く少量であるため、接着剤と、前ドア302およびシート状部材50との相溶性について特に考慮しなくともよい。しかしながら、前ドア302とシート状部材50とに対して相溶性のある熱可塑性樹脂からなる接着剤を使用すれば、接着剤が、再生部品の特性、例えば機械的な強度(曲げ強度や衝撃強度)に与える影響を小さくすることができる。接着剤として使用可能な熱可塑性樹脂は、たとえばPMMAがある。PMMAからなる接着剤は、PS、PPE、およびABSなどに対して相溶性が良好であるため、PMMAを接着剤として使用したときは、PS、PPE、又はABSなどの熱可塑性樹脂によって前ドア302とシート状部材50とを形成することが望ましい。
シート状部材50は、前ドア302の表面と裏面とに貼付されている。ここでは、前ドア302の表面に貼付されたシート状部材50を第1シート状部材50a、前ドア302の裏面に貼付されたシート状部材50を第2シート状部材50bとしている。第1および第2シート状部材50a,50bは、可撓性を有している。第1および第2シート状部材は、たとえば、シート、フィルム、又は薄い板状の部片からなっている。この第1および第2シート状部材50a,50bの表面に、所定の画像情報51aが記入されている。
第1および第2シート状部材50a,50bは、画像情報51aが記入される部分である画像情報記入部51と、画像情報51aが記入されない部分である画像情報無記入部52とを有している。第1シート状部材50aの画像情報記入部51には、たとえば、図2に示すように、消耗品の注文先と画像形成装置の修理の連絡先からなる画像情報51aが記入されている。第2シート状部材50bの画像情報記入部51には、たとえば、図3に示すように、搬送トラブルをおこした用紙の除去手順を説明する画像情報51aが記入されている。第1および第2シート状部材50a,50bの画像情報記入部51の画像情報表示色、および第1および第2シート状部材50a,50bの画像情報無記入部52の下地色における色相、明度および彩度は、マンセル表色系に基づいて設定されている。
ここで、マンセル表色系60の概要説明を行っておく。マンセル表色系60は、物体色を表現するための表色系である。マンセル表色系60では、3つの独立した色の性質(色の3属性)に基づいて、色が表現される。マンセル表色系60の色の3属性は、図4および図5に示すように、色相61、明度62および彩度63からなっている。色相(Hue)61は、色味を表現するためのものである。色相61は、赤(R)、黄(Y)、緑(G)、青(B)、紫(P)の5色相を基本としている。これら5色相の中間には、黄赤(YR)、黄緑(GY)、青緑(BG)、青紫(PB)、赤紫(RP)が配されており、マンセル表色系60の全色相は10色相となっている。これらの10色相は、図4および図5の矢印Iに示すように、円周上に配列されて色相環を形成している。この色相環を形成する10色相は、色相ごとに10段階に分割されている。なお、図4においては、各色相は、便宜上5段階に分割したものを示している。明度(Value)62は、色の明るさを表現するためのものである。明度62は、図4の矢印IIに示すように、完全吸収の理想の黒を0とし完全反射の理想の白を10として、黒(0)と白(10)との間を知覚的に均等な段差(等歩度)になるように10段階に分割されている。明度62は、たとえば、数値が10に近いほど明るい色、0に近いほど暗い色を示すことになる。彩度(Chroma)63は、色の鮮やかさを表現するためのものである。彩度63は、図4の矢印IIIに示すように、無彩色軸(N)を中心として同心円上に配列され、中心から遠ざかるに従って鮮やかな色になるようになっている。また、マンセル表色系60は、知覚的な等歩度性を持つように尺度化されている。マンセル表色系60で表現された色は、マンセル記号を用いることにより、色相61、明度62および彩度63がわかるようになっている。これにより、マンセル表色系60で表現された色の類推が、マンセル記号から比較的容易に行うことができる。マンセル記号は、(色相:Hue)(明度:Value)/(彩度:Chroma)の順に書き表される。
第1および第2シート状部材50a,50bの画像情報記入部51では、画像情報表示色が、前ドア302の下地色の色相61、明度62および彩度63に基づいて、前ドア302の下地色と同じ色相61を有し、前ドア302の下地色と異なる明度62又は彩度63を有している。まず、第1および第2シート状部材50a,50bの画像情報表示色が、前ドア302の下地色の色相61、明度62および彩度63に基づいて、前ドア302の下地色と同じ色相61および彩度63を有し、前ドア302の下地色と異なる明度62を有する場合の説明を行う。この場合、画像情報表示色の明度62は、上限値と下限値とを有する所定の範囲内で、前ドア302の下地色の明度62と異なるように設定される。たとえば、画像情報表示色の明度62は、3(下限値)から7(上限値)の間の範囲内で、前ドア302の下地色の明度62と異なるように設定される。なお、マンセル表色系60に基づいて所定の色相61が設定されたとき、マンセル表色系60では、明度62の値を、下限値3に設定できなかったり、上限値7に設定できなかったりすることがある。このときは、設定可能な範囲内での下限値と上限値とを用いて、明度62の範囲を設定することとする。
具体的には、前ドア302の下地色が、5Yの色相、5の明度、および4の彩度63を有する場合(マンセル記号:5Y5/4)、第1および第2シート状部材50a,50bの画像情報記入部51の画像情報表示色の色相61は5Yで彩度63は4となる。そして、第1および第2シート状部材50a,50bの画像情報記入部51の画像情報表示色の明度62は、3から7の範囲内で前ドア302の下地色の明度62と異なるように設定される。ここでは、前ドア302の下地色の明度62が5に設定されているので、画像情報表示色の明度62がたとえば7に設定される場合を例としてマンセル記号を表記すると、マンセル記号は5Y7/4となる。
次に、第1および第2シート状部材50a,50bの画像情報表示色が、前ドア302の下地色の色相61、明度62および彩度63に基づいて、前ドア302の下地色と同じ色相61および明度62を有し、前ドア302の下地色と異なる彩度63を有する場合の説明を行う。この場合、画像情報表示色の彩度63は、上限値と下限値とを有する所定の範囲内で前ドア302の下地色の彩度63と異なるように設定される。たとえば、画像情報表示色の彩度63は、0.3(下限値)から13(上限値)の間の範囲内で、前ドア302の下地色の彩度63と異なるように設定される。なお、マンセル表色系60に基づいて所定の色相61が設定されたとき、マンセル表色系60では、彩度63の値を、下限値0.3に設定できなかったり、上限値13に設定できなかったりすることがある。このときは、設定可能な範囲内での下限値と上限値とを用いて、彩度63の範囲を設定することとする。
具体的には、前ドア302の下地色が、5Yの色相、6の明度、および6の彩度を有する場合(マンセル記号:5Y6/6)、第1および第2シート状部材50a,50bの画像情報記入部51の画像情報表示色の色相61は5Yで明度62は6となる。そして、第1および第2シート状部材50a,50bの画像情報記入部51の画像情報表示色の彩度63は、0.3から13の範囲内で前ドア302の下地色の彩度63と異なるように設定される。ここでは、前ドア302の下地色の明度62が6に設定されているので、画像情報表示色の彩度63がたとえば7に設定される場合を例としてマンセル記号を表記すると、マンセル記号は5Y6/7となる。
第1および第2シート状部材50a,50bの画像情報無記入部52では、下地色が、画像情報記入部51の画像情報表示色および前ドア302の下地色の色相61、明度62および彩度63に基づいて、前ドア302の下地色と同じ色相61を有し、画像情報記入部51の画像情報表示色および前ドア302の下地色と異なる明度62又は彩度63を有している。まず、第1および第2シート状部材50a,50bの画像情報無記入部52の下地色が、画像情報記入部51の画像情報表示色および前ドア302の下地色の色相61、明度62および彩度63に基づいて、前ドア302の下地色と同じ色相61および彩度63を有し、画像情報記入部51の画像情報表示色および前ドア302の下地色と異なる明度62を有する場合の説明を行う。この場合、画像情報無記入部52の下地色の明度62は、上限値と下限値とを有する所定の範囲内で、前ドア302の下地色の明度62と異なるように設定される。たとえば、画像情報無記入部52の下地色の明度62は、5(下限値)から9(上限値)の間の範囲内で、画像情報記入部51の画像情報表示色および前ドア302の下地色の明度62と異なるように設定される。
具体的には、画像情報記入部51の画像情報表示色が5Y7/4のマンセル記号で表記される色であり、前ドア302の下地色が5Y5/4のマンセル記号で表記される色である場合、画像情報無記入部52の下地色の色相61は5Yとなり、画像情報無記入部52の下地色の彩度63は4となる。そして、画像情報無記入部52の下地色の明度62は、5から9の範囲内で画像情報記入部51の画像情報表示色および前ドア302の下地色の明度62と異なるように設定される。ここで、画像情報無記入部52の下地色の明度62が9に設定される場合を例としてマンセル記号を表記すると、マンセル記号は5Y9/4となる。
次に、第1および第2シート状部材50a,50bの画像情報無記入部52の下地色が、画像情報記入部51の画像情報表示色および前ドア302の下地色の色相61、明度62および彩度63に基づいて、前ドア302の下地色と同じ色相61および明度62を有し、画像情報記入部51の画像情報表示色および前ドア302の下地色と異なる彩度63を有する場合の説明を行う。この場合、画像情報無記入部52の下地色の彩度63は、上限値と下限値とを有する所定の範囲内で、前ドア302の下地色の彩度63と異なるように設定される。たとえば、画像情報無記入部52の下地色の彩度63は、0.3(下限値)から13(上限値)の間の範囲内で、画像情報記入部51の画像情報表示色および前ドア302の下地色の彩度63と異なるように設定される。
具体的には、画像情報記入部51の画像情報表示色が5Y6/7のマンセル記号で表記される色であり、前ドア302の下地色が5Y6/6のマンセル記号で表記される色である場合、画像情報無記入部52の下地色の色相61は5Yとなり、画像情報無記入部52の下地色の明度62は6となる。そして、画像情報無記入部52の下地色の彩度63は、0.3から13の範囲内で画像情報記入部51の画像情報表示色および前ドア302の下地色の彩度63と異なるように設定される。ここで、画像情報無記入部52の下地色の彩度63が4に設定される場合を例としてマンセル記号を表記すると、マンセル記号は5Y6/4となる。
以上のように、本実施形態では、シート状部材50が、リサイクル可能な前ドア302を含む部品と相溶性のある熱可塑性樹脂からなっているので、リサイクル時に、前ドア302を含む部品にシート状部材50を貼付した状態で、部品をシュレッダ等で砕いて加熱溶融しても、再生部品の特性が低下しないようにすることができる。
また、シート状部材50の画像情報記入部51では、画像情報表示色が、リサイクル可能な前ドア302を含む部品の下地色と同じ色相61を有しており、リサイクル可能な前ドア302を含む部品の下地色と異なる明度62又は彩度63を有している。すなわち、画像情報表示色には、リサイクル可能な前ドア302を含む部品の下地色と同系色が用いられている。このため、画像情報記入部51の面積比率を20%以下にしなくても、シート状部材50の画像情報記入部51に用いられたインク等が点状となって再生部品に現れるのを防止することができる。これにより、シート状部材50の大きさを変化させることなく、必要な画像情報51aをシート状部材50に記入することができるようになる。
さらに、画像情報無記入部52の下地色が、リサイクル可能な前ドア302を含む部品の下地色と同じ色相61を有している。これにより、リサイクル時に、前ドア302を含む部品にシート状部材50を貼付した状態で、部品をシュレッダ等で砕いて加熱溶融しても、再生部品の特性が低下しないようにすることができる。また、画像情報無記入部52の下地色は、画像情報記入部51の画像情報表示色およびリサイクル可能な前ドア302を含む部品の下地色と異なる明度62又は彩度63を有している。これにより、画像情報記入部51の画像情報表示色にリサイクル可能な前ドア302を含む部品の下地色と同系色が用いられたとしても、必要な画像情報51aを見やすくすることができる。
〔他の実施形態〕
(a)前記実施形態では、本発明が複写機に対して適用される場合の例を示したが、本発明は、複写機だけでなく、プリンタやファクシミリ等の画像形成装置や、パーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータ機器などのような電子機器に対しても適用することができる。
(b)前記実施形態では、第1および第2シート状部材50a,50bの画像情報無記入部52の下地色の明度62又は彩度63が、画像情報記入部51の画像情報表示色の明度62又は彩度63と前ドア302の下地色の明度62又は彩度63との間で一定である場合の例を示したが、画像情報無記入部52の下地色の明度62又は彩度63が画像情報記入部51の画像情報表示色の明度62又は彩度63と前ドア302の下地色の明度62又は彩度63との間で段階的に変化するように設定しても良い。たとえば、画像情報無記入部52の下地色の明度62が、画像情報記入部51の画像情報表示色の明度62と前ドア302の下地色の明度62との間で段階的に変化するように設定しても良い。また、画像情報無記入部52の下地色の彩度63が、画像情報記入部51の画像情報表示色の彩度63と前ドア302の下地色の彩度63との間で段階的に変化するように設定しても良い。
この場合、画像情報無記入部52の下地色の明度62又は彩度63を、画像情報記入部51の画像情報表示色の明度62又は彩度63とリサイクル可能な部品の下地色の明度62又は彩度63との間で段階的に変化させている。すなわち、画像情報記入部51とリサイクル可能な部品との間の領域において、画像情報無記入部52の下地色には、明度62又は彩度63を変化させることによるグラデーション処理が施されている。これにより、画像情報記入部51の画像情報表示色とリサイクル可能な部品の下地色とに対する画像情報無記入部52の下地色のコントラスト比を低下させることができ、画像情報記入部51や画像情報無記入部52の下地色に用いられたインク等が点状となって再生部品に現れにくくすることができる。
(c)前記実施形態では、第1および第2シート状部材50a,50bの画像情報無記入部52の下地色の明度62又は彩度63が、画像情報記入部51の画像情報表示色の明度62又は彩度63と前ドア302の下地色の明度62又は彩度63との間で一定である場合の例を示したが、画像情報無記入部52の下地色が透明になるように下地色を設定しても良い。この場合、画像情報無記入部52の下地色が透明になっているので、画像情報無記入部52の下地色に用いられたインク等が点状となって再生部品に現れるのを防止することができる。
本発明の一実施形態にかかる画像形成装置の一例である複写機を示す概略断面構成図。 前記複写機の部品に貼付される第1シート状部材を示す図。 前記複写機の部品に貼付される第2シート状部材を示す図。 マンセル表色系を説明するための図。 前記マンセル表色系の色相を説明するための図。
符号の説明
50 シート状部材
50a 第1シート状部材
50b 第2シート状部材
51a 画像情報
51 画像情報記入部
52 画像情報無記入部
60 マンセル表色系
61 色相
62 明度
63 彩度
302 前ドア(リサイクル可能な部品)

Claims (5)

  1. 熱可塑性樹脂からなるリサイクル可能な部品と、
    前記部品と相溶性のある熱可塑性樹脂からなり前記部品に貼付され、画像情報が記入された部分である画像情報記入部と、前記画像情報が記入されない部分である画像情報無記入部とを有するシート状部材とを、
    備え、
    前記画像情報記入部では、画像情報表示色が、前記部品の下地色と同じ色相を有し、前記部品の下地色と異なる明度又は彩度を有する、
    電子機器。
  2. 前記画像情報無記入部では、下地色が、前記部品の下地色と同じ色相を有し、前記画像情報記入部の画像情報表示色および前記部品の下地色と異なる明度又は彩度を有する、
    請求項1に記載の電気機器。
  3. 前記画像情報無記入部の下地色の明度又は彩度は、前記画像情報記入部の画像情報表示色の明度又は彩度と前記部品の下地色の明度又は彩度との間で段階的に変化するように設定されている、
    請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記画像情報記入部の画像情報表示色および前記画像情報無記入部の下地色における前記色相、前記明度および前記彩度は、マンセル表色系に基づいて設定されている、
    請求項1から3のいずれかに記載の電子機器。
  5. 前記画像情報無記入部では、下地色が透明になっている、
    請求項1に記載の電子機器。
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JP2009058951A (ja) * 2007-08-08 2009-03-19 Kyocera Mita Corp 機器情報表示体、表示シート及びこれを備えた電子機器、画像形成装置

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