JP2005304819A - 掛布団昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】掛布団に関する作業の負担を軽減できるとともに、掛布団を操作することが困難であった被介護者であっても、自分で掛布団を捲ったり直したりすることを可能にし、しかも、布団を容易に乾燥させることもできる掛布団昇降装置を提供する。
【解決手段】掛布団11を広げた状態で支持するワイヤー12及び移動台13と、これらを鉛直方向へ移動可能に支持する可動支持機構と、動力によって移動台13を上下動させる昇降用ギャードモータ18と、掛布団11を昇降させることを指示するための操作部と、該操作部の操作を基に昇降用ギャードモータ18を制御し、掛布団11を任意の高さまで昇降させる昇降制御手段とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被介護者等が使用する掛布団を、任意の高さまで上昇させ、その位置に保持させることが可能な掛布団昇降装置に関するものである。
例えば介護用のベッドとして、背上げ機能を備えた電動ベッドが知られている。これは、上半身に対応する床板の一部(すなわち背もたれに相当する部分)を傾斜可能に支持するとともに、サーボモータ等の電動力によってその角度を自由に変更できるように構成したものである。また、ベッドの高さを任意の高さに調節できるように、ベッドに電動式の昇降装置を組込んだものも知られている。
以上の従来技術は、当業者において当然として行われているものであり、出願人は、この従来技術が記載された文献を知見していない。
しかし、従来の電動ベッドにおいては、いずれも被介護者の体位についてのみ着目しており、被介護者が着用する掛布団に関しては全く考慮されていなかった。詳しく説明すると、被介護者自身の力で掛布団を捲ったり直したりすることが困難な場合、介護者は、被介護者の体温調節のため、または下の世話や体全体の洗浄のために、一日何回も掛布団を捲る操作が必要となっていた。そして、これらは全て手作業によって行われるため、介護者の負担が大きくなっていた。特に、掛布団を捲ることによって体温調節をしようとすると、介護者は被介護者が寒さを感じないように常に気配りをしなければならず、介護の負担が助長されていた。また、被介護者の身体全体を洗浄する際には、掛布団を取り除くことにより作業性がよくなることもあるが、取り除いた掛布団の置き場所に困ることから、通常そのような方法は採用されていなかった。
一方、寝具の衛生を保ち快適性を向上させるため、昼間等、ベッドを使用しない場合には、掛布団や敷布団を乾燥させることが好ましい。しかし、布団を乾す作業は重労働であり、また、乾す場所も必要となることから、頻繁に実施することは困難であった。
また、被介護者に限ることではないが、一般に寝相の悪い人の場合、就寝中に、掛布団を無意識に捲ってしまうことがあり、この場合、風邪をひいたり体調を崩したりする恐れがあった。特に、掛布団の捲れを直すことができない被介護者にとっては、寒さを感じても対処することができず、しかもそれが夜中である場合には介護者もいないことから、体調を崩す可能性が高くなっていた。
そこで、本発明は、上記の実状に鑑み、掛布団に関する作業の負担を軽減できるとともに、掛布団を操作することが困難であった被介護者であっても、自分で掛布団を捲ったり直したりすることを可能にし、しかも、布団を容易に乾燥させることができる掛布団昇降装置の提供を課題とするものである。
本発明にかかる掛布団昇降装置は、「掛布団を広げた状態で支持する掛布団支持部と、該掛布団支持部を鉛直方向へ移動可能に支持する可動支持機構と、動力によって前記掛布団支持部を上下動させる駆動手段と、前記掛布団を昇降させることを指示するための操作部と、該操作部の操作を基に前記駆動手段を制御し、前記掛布団を任意の高さまで昇降させる昇降制御手段とを具備する」ものである。
ここで、「掛布団支持部」としては、特に限定されるものではないが、例えば、一端が掛布団に接続されたワイヤーと、このワイヤーの他端を掛止するとともに上下動する移動台とから構成することができる。また、「可動支持機構」としては、例えば、上下に配設される一対のプーリーと、これらを伝動可能に繋ぐベルトと、ベルトに従って移動台を鉛直方向に誘導するガイド部材とから構成することができる。また、「駆動手段」としては、電動モータやシリンダーを例示することができる。さらに、「昇降制御手段」は、例えばコンピュータやシーケンス制御器から構成することができる。
本発明の掛布団昇降装置によれば、リモコンまたはタッチパネル等の操作部によって、掛布団を昇降させることが指示されると、昇降制御手段は、操作部の操作を基に駆動手段を制御し、動力によって掛布団を昇降させる。つまり、可動支持機構に支持された掛布団支持部を上下動させ、掛布団を広げた状態のまま昇降させる。したがって、操作部を操作するだけで、掛布団を任意の高さまで上昇させたり、逆にその位置から下限位置(着用位置)まで下げたりすることが可能になる。このため、掛布団を捲ったり直したりする手作業がなくなり、介護者の負担を軽減することができる。また、被介護者自身が操作することも可能となり、自分の体調や体感温度に応じて掛布団を昇降させることにより、介護者の手を煩わすことなく、体温調節を行うことができる。さらに、掛布団を上昇させた状態で保持することにより、掛布団と敷布団との間に空気が流れ、これらの布団の乾燥が促進される。
一方、本発明の掛布団昇降装置において、「前記掛布団支持部は、先端が前記掛布団の四隅近傍に夫々接続された複数のワイヤーを有し、前記可動支持機構及び前記駆動手段は、前記各ワイヤーに対して個別に設けられている」構成とすることができる。
本発明の掛布団昇降装置によれば、掛布団は、その四隅近傍がワイヤーによって引っ張られた状態で支持される。このため、昇降の際に、掛布団の一部が折れ曲がったりすることがなく、掛布団を広げた状態に保持することができる。また、被介護者等の体に触れることがなく、掛布団の着用中も支持された状態を保つことができる。このため寝相が悪くても掛布団の姿勢が崩れることはなく、体調を管理する上で好ましい状況を維持することができる。
特に、本発明の掛布団昇降装置では、各ワイヤーに対して、可動支持機構及び駆動手段が個別に設けられていることから、使用目的に応じて、掛布団の上昇部位を変えることができる。例えば、体温調節のために掛布団を捲る場合には、上部側(被介護者の頭側)のみを上昇させればよい。一方、介護者が下の世話をする場合には、下部側(被介護者の足元側)のみを上昇させるようにすれば、介護者に寒さや恥ずかしさを感じさせることなく、作業を行うことができる。また、被介護者の全身を洗浄する場合、または掛布団等を乾燥させる場合には、掛布団全体を上昇させることにより、作業性やその効果を高めることができる。
また、上記の掛布団昇降装置において、「前記駆動手段は、作動用電力が供給されると前記掛布団を昇降させるための電動力を出力する電動モータを有し、前記作動用電力の供給が停止された際、前記掛布団の自重を相殺するように前記電動モータに微弱電流を供給し、前記掛布団を任意の高さで保持する微弱電流供給手段をさらに備える」構成とすることができる。
ところで、駆動手段として電動モータを用いるようにすれば、比較的簡単な機構で掛布団支持部を上下動させることが可能になる。つまり、作動用電力を供給して電動モータの回転軸を所定方向に回転させることにより掛布団支持部を上昇させることが可能となり、一方、電動モータの回転軸を反対方向に回転させたり、あるいは電動モータへの作動用電力の供給を停止させたりすることにより掛布団支持部を下降させることが可能になる。ところが、掛布団を所定の高さに保持させる際に電動モータへの通電を停止すると、電動モータの回転は停止されるものの、掛布団支持部によって支持された掛布団の自重より、掛布団が自然に降下してしまう場合がある。なお、掛布団が降下しないように、電磁ブレーキ等を備えるようにしてよいが、これによれば、構造が複雑になり、製造コストの上昇に繋がる。また、磨耗が生じることからメンテナンスが必要となる。
そこで、本発明では、微弱電流を供給することが可能な微弱電流供給手段を備え、電動モータに対する作動用電力の供給が停止された際、掛布団の自重を相殺するように微弱電流を電動モータに供給し、これにより掛布団の降下を防止している。つまり、微弱電流によって電動モータをロック状態にしている。なお、電動モータに供給されるのは微弱電流であることから、電動モータが回転して掛布団を上昇させたり、電動モータが発熱したりすることはなく、安全性を確保することができる。
このように、本発明の掛布団昇降装置によれば、操作部を操作するだけで、掛布団を任意の高さまで上昇させたり、逆にその位置から着用位置まで下げたりすることが可能になるため、掛布団の作業における介護者の負担を軽減することができる。また、掛布団を操作することが困難であった被介護者でも、操作部の操作によって、容易に掛布団を捲ったり直したりすることが可能となり、体感温度の調節等を自分で管理することができるようになる。また掛布団を上昇させることにより、掛布団と敷布団との間に空気が流れ、これらの乾燥を促すことができる。
以下、本発明の一実施形態である掛布団昇降装置及び寝返り支援ベッドを有するベッドシステムについて、図1乃至図8に基づき説明する。図1はベッドシステムの構成を示す斜視図であり、図2は掛布団昇降装置の構成を示す正面図であり、図3乃至図5は寝返り支援ベッドの構成を示す分解斜視図及び断面図である。また、図6はベッドシステムにおける制御装置の構成を示すブロック図であり、図7はリモコンの操作部を示す説明図であり、図8は掛布団昇降装置の使用状態を示す説明図である。
図1に示すように、掛布団昇降装置1は、寝返り支援ベッド2を有するベッドシステム100に備えられている。このベッドシステム100は、住宅の床面等の設置面に敷設される枠状の基部3と、基部3の四隅及びその近傍の部位から立設された複数の支柱4と、支柱4の上端に固定された天井部5とを有し、これらの部材に囲まれた空間内に、掛布団昇降装置1及び寝返り支援ベッド2を収容するためのベッド収容部6と、照明8、タッチパネル9、及び液晶テレビ(図示しない)等が収容された枕許部7とが設けられている。
図1及び図2に示すように、掛布団昇降装置1は、寝返り支援ベッド2の周囲に位置する四本の支柱4に並設された箱状のスライダ金具10と、一端が掛布団11の四隅にクリップ等(図示しない)を介して接続されたワイヤー12と、ワイヤー12の他端が掛止されスライダ金具10の開口部分に配設された移動台13と、この移動台13を鉛直方向に昇降させる昇降機構14とを具備している。また、スライダ金具10には、移動台13の上限位置を検出するための上限リミットスイッチ15と、同じく下限位置を検出するための下限リミットスイッチ16とが取付けられている。ここで、ワイヤー12及び移動台13を組合わせたものが本発明の掛布団支持部に相当する。なお、ワイヤー12の材料は限定されるものではないが、伸縮しない材料を採用することにより、掛布団11を、その姿勢を崩さずに支持することが可能になる。
昇降機構14は、移動台13を鉛直方向へ移動可能に支持する可動支持機構17と、電動力によって昇降機構14を駆動し移動台13を上下動させる昇降用ギャードモータ18とから構成されている。さらに詳しく説明すると、昇降用ギャードモータ18は、減速器を有しており、スライダ金具10の上端部分の側面に取付けられている。可動支持機構17は、減速器の出力軸に連結されたタイミングプーリ19と、スライダ金具10の下端付近に軸支されたテンションプーリ20と、タイミングプーリ19及びテンションプーリ20を環状に繋ぐタイミングベルト21とから構成されている。
移動台13は、タイミングベルト21の一部(スライダ金具10の開放側の面)に固定されており、タイミングベルト21の回転に従って上下動するようになっている。特に、移動台13の裏面には、複数のローラガイド22を有する支持部材23が取付けられており、ローラガイド22がスライダ金具10の摺動面10aに沿って転がるように組み込まれている。すなわち、移動台13はローラガイド22に案内されて鉛直方向に滑らかに移動するように構成されている。なお、移動台13の前面には、突出部25が前方に突設されており、ワイヤー12を挿通するための貫通孔24が突出部25に穿設されている。
一方、図3に示すように、寝返り支援ベッド2は、マットレス29等の敷物を載置するための載置面が形成された床板構成物32と、床板構成物32における長手方向を軸方向として床板構成物32を回動可能に支持する支持部33とを具備している。なお、床板構成物32は、上面が載置面となる板状の床板30と、この床板30を下方から支持する床板フレーム31とから構成されている。
さらに詳細に説明すると、床板フレーム31は、枠状に形成された枠部材43と、枠部材43内の長手方向を区画するように左右方向に横設された二本の横設部材44と、一方の横設部材44に蝶番46を介して接続され、蝶番46を支点として上方に傾斜可能に支持された背もたれ部45とを備えている。背もたれ部45は、被介護者の上半身に位置する部位であり、それを傾斜させることにより、被介護者がテレビを見たり読書をしたり、あるいは食事や起き上がることを補助する。なお、床板30は、背もたれ部45上に載置される上部側床板40と、それ以外の部位に載置される下部側床板41とに分割されており、背もたれ部45の傾斜に従って上部側床板40のみが傾斜されるようになっている。
床板フレーム31における枠部材43及び横設部材44の左右中央部分には、下方に突出する軸受部47が設けられており、シャフト48を回転可能に支持している。このシャフト48は、床板フレーム31と支持部33とを連結する部材であり、本例では三本のシャフトから構成されている。
支持部33は、枠状に形成された枠部材51と、枠部材51内の長手方向を区画するように左右方向に横設された四本の横設部材52と、枠部材51の中央付近に設けられた中央補強部材53と、各横設部材52における左右中央部分に立設された軸支部54とを備えている。なお、図4に示すように、軸支部54と床板フレーム31の軸受部47とは互いに対向しており、直管状のシャフト48が、軸受部47及び軸支部54に貫通した状態で配設されている。これにより支持部33に対して床板フレーム31を回動させることが可能になっている。なお、シャフト48は、三本に分割されており、床板フレーム31の両端部近傍及び中央部分にのみ配設されている。
ところで、図4及び図5に示すように、床板フレーム31及び支持部33との間には、背もたれ部45を傾斜させるための背もたれ傾斜機構と、床板フレーム31を回動させ床板30の上面を傾斜させるための床板傾斜機構とが設けられている。背もたれ傾斜機構は、背もたれ部45の下方に配設され電動力によって背もたれ部45を可動させる起床用電動シリンダ55と、その両端を背もたれ部45及び支持部33に連結するユニバーサルジョイント56とから構成されている。つまり、背もたれ部45を傾斜させる方向及び床板フレーム31を回動させる方向がともに変化しても、伝動に影響を及ぼさないようになっている。換言すれば、背もたれ部45を傾斜させた状態で、床板フレーム31全体を左右方向に回動させることが可能になっている。
また、床板傾斜機構は、床板フレーム31における長手方向の略中央に対して配設され電動力によって床板フレーム31を回動させる寝返り用電動シリンダ57と、その両端を床板フレーム31の一端側及び支持部33の中央付近に連結するジョイント部58と、寝返り用電動シリンダ57と対向するように配設されたダンパー59と、その両端を床板フレーム31の他端側及び支持部33の中央付近に連結するジョイント部60とから構成されている。なお、ダンパー59は、寝返り用電動シリンダ57による動作を滑らかにするとともに床板フレーム31のガタツキを防ぐために設けられている。
また、寝返り支援ベッド2には、背もたれ部45の傾斜における上限位置及び下限位置を検出する上限リミットスイッチ62(図6参照)及び下限リミットスイッチ63と、床板フレーム31の傾斜角度及び水平状態を検出するポテンションメータ64とが設けられている。なお、ポテンションメータ64は、シャフト48に連結されており、シャフト48の回転角度に応じて抵抗値が変化するようになっている。
図4及び図5に示すように、床板フレーム31の左右両側には、床板フレーム31よりも上方に突出したパネル状のサイド部材34が立設されており、サイド部材34はスライドレール35を介して床板フレーム31に連結されている。スライドレール35は、サイド部材34に固定されるとともに床板フレーム31の側面に対して上下方向に摺動可能に支持されている。このため、床板フレーム31が回動しても一対のサイド部材34は、床板フレーム31に対して直角状態に保持され、支持部33に対して床板フレーム31が傾いても、サイド部材34と床板フレーム31との間に大きな隙間が形成されることがなく、掛布団11や手足が挟まれることを防止している。しかも、サイド部材34は、自重により下方に摺動するように取付けられているため、床板フレーム31の回動によってその一端側が持ち上がっても、サイド部材34は持ち上がることがなく、基部3上で横滑りし立設された状態に維持される。このように、サイド部材34の底面と基部3との間に隙間が発生することを防止し、介護者等の足がサイド部材34に挟まれることを防止している。
次に、ベッドシステム100の制御装置65について説明する。図6に示すように、制御装置65は、ハード構成として、演算及び制御を行う中央処理装置(CPU)66や、ROM及びRAM等の記憶装置(図示しない)を備えており、タッチパネル9またはリモコン67からの指示、及び上限リミットスイッチ15等の各種検出手段の入力に基づいた制御を行う。
なお、図7に示すように、リモコン67の操作部には、背もたれ部45の傾斜状態に関する背もたれ指示部80と、床板フレーム31の傾斜状態に関する傾斜指示部81と、掛布団11の昇降に関する布団昇降指示部82とが設けられている。詳しくは、背もたれ指示部80には、押圧操作を継続している間、背もたれ部45を傾斜方向に回動させる「起」ボタンと、背もたれ部45を水平方向に回動させる「寝」ボタンとが備えられ、傾斜指示部81には、押圧操作を継続している間、床板フレーム31の左側が下方となるように回動させる「左」ボタンと、同じく床板フレーム31の右側が下方となるように回動させる「右」ボタンと、床板フレーム31の水平状態を指示するための「水平」ボタンとが備えられている。また、布団昇降指示部82には、掛布団11全体または一部を個別に昇降させるための複数の「昇」ボタン及び「降」ボタンが備えられている。ここで、布団昇降指示部82が本発明の操作部に相当する。
CPU66には、予め定められたプログラムに基づいて機能する起床補助制御手段72、寝返り支援制御手段73、及び布団昇降制御手段74が備えられている。起床補助制御手段72は、リモコン67またはタッチパネル9における背もたれ指示部80の操作に基づき、駆動回路68を介して起床用電動シリンダ55を制御するものである。なお、背もたれ指示部80における各押しボタン(「起」ボタン及び「寝」ボタン)の操作が継続されても、上限リミットスイッチ62または下限リミットスイッチ63によって、上限位置または下限位置のいずれか一方が検出された場合には、起床用電動シリンダ55の作動を停止し、背もたれ部45をその位置で保持する。
寝返り支援制御手段73は、リモコン67またはタッチパネル9における傾斜指示部81の操作に基づき、駆動回路69を介して寝返り用電動シリンダ57を制御するものである。なお、傾斜指示部81における「左」ボタン及び「右」ボタンの操作が継続されても、ポテンションメータ64の抵抗値に応じた電圧値によって、可動範囲の限界位置(例えば水平状態に対して約15度)が検出された場合には、寝返り用電動シリンダ57の作動を停止し、床板フレーム31の傾斜状態を保持する。また、傾斜指示部81における「水平」ボタンが操作された場合には、ポテンションメータ64の抵抗値に応じた電圧値が、水平状態として予め設定された基準値(例えば0ボルト)になるまで、寝返り用電動シリンダ57を回動させ、基準値に一致すると、寝返り用電動シリンダ57の作動を停止する。
布団昇降制御手段74は、リモコン67またはタッチパネル9における布団昇降指示部82の操作に基づき、夫々のスライダ金具10に備えられた昇降用ギャードモータ18を駆動回路70を介して制御するものである。なお、布団昇降指示部82における「昇」ボタン及び「降」ボタンの操作が継続されても、上限リミットスイッチ15または下限リミットスイッチ16によって、夫々の移動台13の上限位置または下限位置のいずれか一方が検出された場合には、昇降用ギャードモータ18の作動を停止し、移動台13をその位置で保持する。ところで、昇降用ギャードモータ18への作動用電力の供給を停止すると、掛布団11は、その自重によって降下することから、掛布団11を任意の高さで保持することができなくなる。そこで、本例では、微弱電流を発生させることの可能な定電流回路75を備えており、布団昇降制御手段74からいずれかの駆動回路70に対して停止信号(すなわち作動用電力の供給を停止させる信号)が出力された場合、定電流回路75からその駆動回路70に、掛布団11の自重を相殺する大きさの微弱電流を供給するようにしている。これにより、昇降用ギャードモータ18がロックされた状態となり、掛布団11を所定の高さで保持することができる。なお、移動台13の位置が下限位置の場合、すなわち、被介護者が掛布団11を着用している場合には、昇降用ギャードモータ18に掛布団11の自重が加わらないため、この場合には定電流回路75からの微弱電流も停止するようにしている。ところで、例えば夏と冬では使用する掛布団11の種類が異なり、その重量(自重)も互いに異なる。そこで本例の定電流回路75には、供給する微弱電流の大きさを調節するための電流調節器(図示しない)が備えられており、この電流調節器を調節させることにより、掛布団11の重量に拘わらず、掛布団11を任意の高さで保持することを可能にしている。ここで、布団昇降制御手段74が本発明の昇降制御手段に相当し、定電流回路75が本発明の微弱電流供給手段に相当する。
続いて、本実施形態の掛布団昇降装置1の使用方法について、図2及び図8を基に説明する。リモコン67またはタッチパネル9の布団昇降指示部82によって、掛布団11を上昇させることが指示されると、布団昇降制御手段74は、布団昇降指示部82の操作を基に昇降用ギャードモータ18を制御し、電動力によって昇降機構14を動作させる。すなわち、タイミングプーリ19を介してタイミングベルト21を回転させ、それに取付けられた移動台13を、ローラガイド22によって案内しながら上昇させる。この際、移動台13には、掛布団11の四隅に接続されたワイヤー12が掛止されているため、移動台13の上昇に従って、それと対応する掛布団11のコーナー部分が上方に引っ張られ、広げられたまま上昇する。
なお、四本のスライダ金具10に夫々取付けられた昇降用ギャードモータ18は、同時に駆動させることも、一部のみを駆動させることも可能である。例えば、リモコン67の布団昇降指示部82において、全体に対応する「昇」ボタンが押圧されると、全ての昇降用ギャードモータ18が同時に駆動され、掛布団11は、図8(a)に示す状態から(b)に示す状態に変位される。この(b)の状態では、被介護者83の全身が露出されるため、例えば被介護者83の全身を洗浄する際の作業性、及び寝返り支援ベッド2への出入りのし易さが高められる。また、昼間等、寝返り支援ベッド2を使用しないときに、(b)の状態を保持すれば、掛布団11とマットレス29との間に空気が流れ、掛布団11やマットレス29の乾燥が促進される。
また、布団昇降指示部82において、上側に対応する「昇」ボタンが押圧されると、被介護者83の頭側に位置する昇降用ギャードモータ18のみが駆動され、掛布団11は、図8(a)に示す状態から(c)に示す状態に変位される。この(c)の状態では、被介護者83の上半身側のみが捲り上がるため、例えば体温調節を適度に行うことが可能になる。なお、背もたれ部45を傾斜させる場合にも、(c)の状態とすることが好ましく、これによれば、起立の際に掛布団11が邪魔にならず、また、被介護者83への圧迫感を緩和することができる。
また、これとは逆に、下側に対応する「昇」ボタンが押圧されると、被介護者83の足元に位置する昇降用ギャードモータ18のみが駆動され、被介護者83の下半身側のみが捲り上がる。これによれば、介護者に寒さや恥ずかしさを感じさせることなく、下の世話をすることが可能になる。
さらに、布団昇降指示部82において、右側または左側に対応する「昇」ボタンが押圧されると、被介護者83の側方に位置する昇降用ギャードモータ18のみが駆動され、掛布団11は、図8(a)に示す状態から例えば(d)に示す状態に変位される。この状態では、例えば被介護者83の着替えを容易に行うことが可能になる。また、寝返りを行う際に、寝返りを行う方向の掛布団11を上昇させるようにすれば、寝返りが一層容易となる。
なお、本例の掛布団昇降装置1は、掛布団11を上昇させる場合だけでなく、下限位置すなわち着用状態まで降ろした場合にも優れた効果を奏する。すなわち、図8(a)に示す状態の場合でも、掛布団11は四隅が引っ張られ広げられた状態で支持されているため、譬え被介護者83の寝相が悪い場合でも、掛布団11の姿勢を保ち、寝冷えを抑制することができる。
以上のように、上記の掛布団昇降装置1によれば、布団昇降指示部82を操作するだけで、掛布団11を任意の高さまで上昇させたり、逆にその位置から着用位置まで下げたりすることが可能になるため、掛布団11の処理に関する介護者の負担を軽減することができる。また、掛布団11を操作することが困難であった被介護者83でも、布団昇降指示部82の操作によって、容易に掛布団11を捲ったり直したりすることが可能となり、体感温度の調節等を自分で管理することができる。また掛布団11を上昇させることにより、掛布団11及びマットレス9の乾燥が促進され、これらの寝具の衛生を確保することも可能となる。
また、上記の掛布団昇降装置1によれば、昇降用ギャードモータ18に対する作動用電力の供給が停止された際、掛布団11の自重を相殺するように微弱電流を昇降用ギャードモータ18に供給するようにしているため、掛布団11の降下を防止し、任意の高さで保持することができる。特に、電磁ブレーキ等、ロックさせるための専用の機構を備える必要がないため、構造の複雑化、及びそれに伴う製造コストの上昇を防止することができるとともに、磨耗が生じないことからメンテナンスは不要となる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、本実施形態の掛布団昇降装置1では、各昇降用ギャードモータ18を個別に制御するもの、すなわち、掛布団11の上昇パターンを任意に選択させるものを示したが、掛布団11全体を同時に上昇させるという一つのパターンのみ備えるようにしても良い。ただし、上記実施形態のように、複数の上昇パターンを備えるようにすれば、使用目的に応じてグループ制御することが可能になり、作業性及び利便性を大幅に向上させることができる。特に、個々の昇降用ギャードモータ18に対して個別に指示するのではなく、予め定められたパターンに従って指示するため、操作を煩雑にさせることなく、使用目的に応じた姿勢を確保することができる。
また、本実施形態の掛布団昇降装置1では、昇降機構14を、昇降用ギャードモータ18と、タイミングベルト21を有する可動支持機構17とから構成するものを示したが、昇降用ギャードモータ18の代わりにシリンダーを備えるようにしてもよい。また、可動支持機構17をボール螺子等から構成するようにしてもよい。
さらに、本実施形態の掛布団昇降装置1では、寝返り支援ベッド2と組合わせるものを示したが、一般のベッドまたは敷布団に対して、掛布団11を昇降させるようにしてもよい。但し、上記実施形態のように、寝返り支援ベッド2と組合わせることにより、介護における支援が助長され、介護者の負担を大きく軽減することができる。また、被介護者83自身でも掛布団11の昇降や寝返りを行うことが可能になり、被介護者83の自立心を高めることができる。
掛布団昇降装置を有するベッドシステムの構成を示す斜視図である。 掛布団昇降装置の構成を示す正面図である。 ベッドシステムに備えられた寝返り支援ベッドの構成を示す分解斜視図である。 寝返り支援ベッドの断面図である。 寝返り支援ベッドの断面図である。 ベッドシステムにおける制御装置の機能的構成を示すブロック図である。 リモコンにおける操作部を模式的に示す説明図である。 掛布団昇降装置の使用状態を示す説明図である。
符号の説明
1 掛布団昇降装置
11 掛布団
12 ワイヤー(掛布団支持部)
13 移動台(掛布団支持部)
17 可動支持機構
18 昇降用ギャードモータ(駆動手段,電動モータ)
74 布団昇降制御手段(昇降制御手段)
75 定電流回路(微弱電流供給手段)
82 布団昇降指示部(操作部)

Claims (3)

  1. 掛布団を広げた状態で支持する掛布団支持部と、
    該掛布団支持部を鉛直方向へ移動可能に支持する可動支持機構と、
    動力によって前記掛布団支持部を上下動させる駆動手段と、
    前記掛布団を昇降させることを指示するための操作部と、
    該操作部の操作を基に前記駆動手段を制御し、前記掛布団を任意の高さまで昇降させる昇降制御手段と
    を具備することを特徴とする掛布団昇降装置。
  2. 前記掛布団支持部は、先端が前記掛布団の四隅近傍に夫々接続された複数のワイヤーを有し、
    前記可動支持機構及び前記駆動手段は、前記各ワイヤーに対して個別に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の掛布団昇降装置。
  3. 前記駆動手段は、作動用電力が供給されると前記掛布団を昇降させるための電動力を出力する電動モータを有し、
    前記作動用電力の供給が停止された際、前記掛布団の自重を相殺するように前記電動モータに微弱電流を供給し、前記掛布団を任意の高さで保持する微弱電流供給手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の掛布団昇降装置。
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