JP2005304777A - 収納スタンド - Google Patents

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Abstract

【課題】 書物等の数量に拘わらず、書物等の倒れを防止することが可能な収納スタンドを提供する。
【解決手段】 収納スタンド1を第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3とを組付けて構成する。第1スタンド形成体2は、第1載置部4と、第1背フレーム5と、これら第1載置部4及び第1背フレーム5が取り付けられた第1側板6とを有する。第2スタンド形成体3は、第2載置部7と、第2背フレーム8と、これら第2載置部7及び第2背フレーム8が取り付けられた第2側板9とを有する。第1載置部4と第2載置部7とを一方が他方を受容する関係で嵌合し、第1背フレーム5と第2背フレーム8とを一方が他方を受容する関係で嵌合し、第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3とを固定手段11により相対位置を変更可能に固定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、机や本棚などに載置され、書籍やCD等を起立状態にて収納するために適した収納スタンドに関する。
机上の書物等を収納するために机上や本棚等にスタンドを設置する場合が多いが、このようなスタンドとしては、従来、複数のスタンド形成部材を連結して構成されるものが提案されている。例えば、特許文献1に示されるように、略平行四辺形状の第1のベースと、この第1のベースの傾斜片に対応する斜辺を備えてブックスタンドの両側端を構成する第2及び第3のベースと、各ベースに相互に連結された状態で略平行となる起立仕切部材とを設けるようにしたものや(特許文献1)、略L字状の第1及び第2のスタンド形成部材を相互に突き合せ、それぞれのスタンド形成部材の突き合わせる先端部に連結部を形成し、これらの連結部を相互に反転した形状とし、各連結部を突き合わせた状態で同一平面上に連なって相互に係合可能に連結するようにしたもの(特許文献2)などが知られている。
実公平5−35724号公報 特開平11−346845
しかしながら、上述した構成において、書籍を載置する領域は、特許文献1に係る構成によれば、起立仕切部材の間隔によって画定され、また、特許文献2に係る構成によれば、それぞれのスタンド形成体の立設面(第2の面)の間隔によって画定されるようになっており、載置領域は固定されたもので、載置される書物が十分にないと書物が倒れて見苦しくなる等の不都合がある。
本発明は、上述した不都合に鑑みてなされたものであり、書物等の数量に拘わらず、書物等の倒れを防止することが可能な収納スタンドを提供することを主たる課題としている。
従来の収納スタンドにおいて書物を安定して立てて置くことができないのは、収納スタンドの側板と書物との間、或いは仕切部材と書物との間に、書物の変位が可能となるスペースが形成され、書物が倒れてしまう変位の余地があるからであり、且つ、書物の重量が横方向にかかるときに、これを支える有効な構造となっていないためである。そこで、本発明においては、このような不安定の原因となる変位可能なスペースを予め除去することで本の倒れを防止しようとするものである。
即ち、本発明に係る収納スタンドは、書籍等を載置可能な第1載置部と、前記書籍等を受ける第1背フレームと、これら第1載置部及び第1背フレームが取り付けられた第1側板とを有する第1スタンド形成体と、この第1スタンド形成体に組み付けられ、書籍等を載置可能な第2載置部と、前記書籍等を受ける第2背フレームと、これら第2載置部及び第2背フレームが取り付けられた第2側板とを有する第2スタンド形成体とを備え、前記第1載置部と前記第2載置部とを一方が他方を受容する関係で嵌合すると共に前記第1背フレームと前記第2背フレームとを一方が他方を受容する関係で嵌合し、前記第1スタンド形成体と前記第2スタンド形成体とを固定手段により相対位置を変更可能に固定したことを特徴としている(請求項1)。
したがって、載置部に置かれる書物の量に応じて第1載置部と第2載置部との嵌合量、及び、第1背フレームと第2背フレームとの嵌合量を調節して、第1スタンド形成体の第1側板と第2スタンド形成体の第2側板との距離を調節し、固定手段により第1スタンド形成体と第2スタンド形成体との相対位置を固定するようにしたので、書物と側板との間の隙間を有効に少なくすることが可能となり、また、書物の重量が横方向に作用しても書物を適切に保持することが可能となり、書物が倒れるほどの変位の余地を無くすことが可能となる。
ここで、固定手段は、連続的に相対位置を変更可能とするものであっても(請求項2)、段階的に相対位置を変更可能とするものであってもよい(請求項3)。
例えば、前者の構成としては、第1背フレームと第2背フレームのうち、一方を他方にスライド可能に外嵌させる筒状に形成し、固定手段を、一方の背フレームに割りを形成し、この割りの間隔を調節可能とすることで第1スタンド形成体と第2スタンド形成体との相対位置を固定するようにしたもの等が考えられる(請求項4)。
また、後者の構成としては、第1背フレームと第2背フレームのうち、一方を他方にスライド可能に外嵌させる筒状に形成し、固定手段を、他方の背フレームに間隔を置いて複数の係合溝を形成し、一方の背フレームに係合溝と着脱可能に係合する係合部材を設けて構成するものや(請求項5)、第1背フレームと第2背フレームのうち、一方を他方に外嵌させる断面コ字状に形成し、固定手段を、一方の背フレームに内側へ突設するねじ部材を設け、他方の背フレームに間隔を置いて複数の通孔を形成し、この通孔にねじ部材を挿通させてナットを螺合させることで構成するもの等が考えられる(請求項6)。
さらに、上述の課題を達成するために、この発明に係る収納スタンドは、書籍等を載置可能な第1載置部と、前記第1載置部が取り付けられた第1側板とを有する第1スタンド形成体と、この第1スタンド形成体に組み付けられ、書籍等を載置可能な第2載置部と、前記第2載置部が取り付けられた第2側板とを有する第2スタンド形成体とを備え、前記第1載置部と前記第2載置部とを一方が他方を受容する関係で嵌合し、前記第1スタンド形成体の側板と前記第2スタンド形成体の側板とをパントグラフ機構により連結し、前記第1スタンド形成体と前記第2スタンド形成体との相対位置を固定手段により変更可能に固定する構成としてもよい(請求項7)。ここで、固定手段は、パントグラフ機構の動きをロックする構成などを採用するとよい(請求項8)。
以上述べたように、この発明によれば、第1スタンド形成体と第2スタンド形成体と有して構成される収納スタンドにおいて、第1載置部と第2載置部とを一方が他方を受容する関係で嵌合すると共に第1背フレームと第2背フレームとを一方が他方を受容する関係で嵌合し、第1スタンド形成体と第2スタンド形成体との相対位置を固定手段により変更可能に固定するようにし、或いは、第1載置部と第2載置部とを一方が他方を受容する関係で嵌合すると共に第1スタンド形成体の側板と第2スタンド形成体の側板とをパントグラフ機構により連結し、第1スタンド形成体と第2スタンド形成体との相対位置を固定手段により変更可能に固定するようにしたので、書物等の量に合わせて、書物等と側板との間に大きな隙間が形成されないように側板間の距離を調節することが可能となる。このため、書物等が倒れるほどの変位の余地を無くすことが可能となり、書物等の数量に拘わらず、書物等の倒れを防止することが可能な収納スタンドを提供することが可能となる。
以下、この発明の最良の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
図1において、本発明に係る収納スタンド1をブックスタンドとして用いた場合の構成例が示されている。この収納スタンド1は、合成樹脂等によって形成された第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3とを相互に組み付けて構成されているもので、第1スタンド形成体2は、書籍を載置可能な第1載置部4と、前記書籍を受ける第1背フレーム5と、前記第1載置部4及び前記第1背フレーム5が一体的に取り付けられた第1側板6とを有して構成されている。また、第2スタンド形成体3は、書籍を載置可能な第2載置部7と、前記書籍を受ける第2背フレーム8と、前記第2載置部7及び前記第2背フレーム8が一体的に取り付けられた第2側板9とを有して構成されている。
第1スタンド形成体2の第1載置部4と第2スタンド形成体3の第2載置部7とは、一方が他方を受容する関係で嵌合し、また、第1スタンド形成体2の第1背フレーム5と第2スタンド形成体3の第2背フレーム8とは、一方が他方を受容する関係で嵌合するようになっている。
具体的には、第1載置部4を横長の収容部が内側に形成されるように下面を開放したあり溝状に形成し、第2載置部7を第1載置部4の収容部に摺動自在に挿入し得る横長の矩形断面に形成するようにしたもので、第1載置部4を第2載置部7にスライド可能に外嵌させるようにしている。また、第1背フレーム5を縦長の矩形断面を有する筒状に形成し、第2背フレーム8を第1背フレーム5に摺動自在に挿入し得る縦長の矩形断面に形成するようにしたもので、第1背フレーム5を第2背フレーム8にスライド可能に外嵌させるようにしている。これら載置部4,7と背フレーム5,8は、側板6,9と一体的に形成され、側板を移動させることで同時に移動するようになっている。
そして、第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3との相対位置は、以下述べる固定手段11により変更可能に固定されている。この固定手段11は、図2乃至図5に示されるように、第1背フレーム5の背面側の側面5aに開放端から軸方向に割り10を形成し、この割り10の間隔を調節することで背フレームの合計長さを調節し、第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3との相対位置を固定するようにしている。
具体的には、第1背フレーム5の割り10の両脇に側面5aから突設する隆起部12,13を形成し、この隆起部12,13の対峙する面を側面5aに対して垂直方向に立設させると共に、隆起部12,13の外側にテーパ面12a,13aを形成し、この隆起部12,13のテーパ面12a,13aに側面5aの沿って外側へ突出する紡錘形の回転芯12b,13bを設け、この回転芯12b,13bにクランプレバー14を回動可能に係止させるようにしている。
クランプレバー14は、所定の長さの鋼鉄線を両端部が近接するように二つ折にしてレバー状に形成されているもので、握持可能な取っ手部14aと、これに続く両端部に形成されて前記回転芯12b、13bに係止可能な環状部14b,14cと、この環状部14b,14cから突設された突起部14d,14eとを有して構成されている。ここで、隆起部12,13のテーパ面12a,13aは、側面5aと垂直となる面に対して約45度に形成され、また、クランプレバー14の突起部14d,14eは、取っ手部14aの延設方向に対して約90度異なる方向に突出し、側面5aと垂直となる面に対して約38度となるように形成されている。このため、隆起部12,13の回転芯12b,13bにクランプレバー14の環状部14b,14cを係止させ、クランプレバー14の取っ手部14aを立設壁面5aと垂直となるように起こした状態においては、突起部14d,14eが隆起部12,13のテーパ面12a,13aから離れて、隆起部12,13を付勢しなくなる。これに対して、クランプレバー14を回転芯12b,13bを中心に回動させ、取っ手部14aを側面5aと平行になるように倒していくと、突起部14d、14eが隆起部12,13のテーパ面12a,13aに押し付けられ、隆起部12,13の間隔(割り10の幅)を狭める方向に付勢力が与えられる。
したがって、クラクレバー14の取っ手部14aを側面5aと垂直となるように起すと、突起部14d、14eのテーパ面12a,13aに作用する付勢力が解かれるので、第1背フレーム5が第2背フレーム8を締め付けなくなり、第1背フレーム5と第2背フレーム8は軸方向に相対的に移動可能となる。このため、第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3は第1背フレーム5と第2背フレーム8との嵌合量、及び、第1載置部4と第2載置部7との嵌合量を変更して、第1スタンド形成体2の第1側板6と第2スタンド形成体3の第2測板9との距離を調節することができるようになり、載置される書物の量に合わせて側板間の距離を変更することが可能となる。
そして、載置される書物の量に合わせて側板間の距離が調節された後に、クランプレバー14の取っ手部14aを側面5aと平行となるように倒すと、それぞれの隆起部12,13がクランプレバー14の突起部14d,14eにより互いに近接する方向に付勢され、隆起部間の間隔(割り10の幅)が小さくなり、第2背フレーム8が第1背フレーム5によって締め付けられ、第1背フレーム5と第2背フレーム8との相対位置が固定される。
したがって、上述の構成によれば、載置される書物の量に応じて第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3との相対位置を連続的に可変させて固定することが可能となり、書物と側板との間の隙間を有効に少なくして書物が倒れるほどの変位の余地を無くすことが可能となり、また、第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3との相対位置が固定手段11により固定されるので、仮に側板6,9が書物から横方向の荷重を受けても、側板間が広がる方向に横滑りする可能性がなくなる。このため、書物の数量に拘わらず、書物の倒れを防止できる収納スタンド1を提供することが可能となる。
以上の構成は、固定手段11として、第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3との固定位置を連続的に変更することを可能とする構成であったが、段階的に相対位置を変更させるようにしてもよい。
このような構成としては、例えば、図6及び図7に示されるように、第2背フレーム8の上面8aにスライド方向で間隔を置いて複数の係合溝20を形成し、第1背フレーム5に前記係合溝20に着脱可能に係合する係合部材21を設けるようにしてもよい。より具体的には、第1背フレーム5の上面5bに係合溝20の移動軌跡に臨むように通孔22を形成し、この通孔22に続いてΩ状のバネ部材23を載置する段差部24を形成し、この段差部24にバネ部材23を載置させるようにしている。段差部24には、両脇にバネ部材23の脱落を防止する脱落防止突部25が形成され、バネ部材23は、その中央先端部が脱落防止突部25間から通孔22に突出し、この状態が保持されるように通孔23に枠体26を嵌合し、枠体26と一体をなして延設されたカバー部26aにより段差部24を閉塞するようにしている。また、枠体26のカバー部材26aの下方にスリット26bを形成し、このスリット26bを介して、段差部24から通孔22に突出するバネ部材23を挿通させるようにしている。
これに対して、係合部材21を、両側に突設された支軸21aと、この支軸21aに対して垂直方向に延設された押圧部21bと、支軸21aに対して前記押圧部21bと反対側に延設された楔状の係合片21cとによって構成し、枠体26の両側壁に形成された保持孔26cに係合部材21の支軸21aを軸支させ、係合部材26の押圧部21bをバネ部材23に当接させ、バネ部材23のばね力により押圧部21bを付勢することで係合片21cを係合溝20に噛合させることができるようになっている。
尚、それぞれの係合溝20は、第2背フレーム8を第1背フレーム5に挿入する方向に対して、挿入前方から後方にかけて徐々に溝の深さを浅くする断面楔状に形成され、係合部材21の係合片21cは、この形状に合わせて断面楔状に形成されている。
このような構成において、第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3との相対位置を変更するには、次のような操作を行なう。先ず、第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3とを各々の側板間の距離を狭める方向に動かす場合には、それぞれの側板6,9を近接方向に手で押圧する。すると、係合部材21の係合片21cが係合溝20の形状に合わせて上下し、係合片21cが隣の係合溝20に順次移動し、係合部材21を格別に操作することなく、第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3との相対位置を変更することが可能となる。このため、第1載置部4と第2載置部7との嵌合量、及び、第1背フレーム5と第2背フレーム8との嵌合量を変更させることが可能となり、載置される書物の量に応じて側板間の距離を変更することが可能となる。
これに対して、第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3とを各々の側板間の距離を広げる方向に動かす場合には、係合部材21の係合片21cは係合溝20に係合されてスライド方向の変位が妨げられているので、係合部材21の押圧部21bを指で押してバネ部材23のバネ力に抗して押圧部21bを通孔22内へ押し込む。すると、バネ部材23は弾性変形して段差部24に入り込み、係合部材21が支軸21aを中心に回転して係合片21cが係合溝20から離れる。そして、この状態で第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3とを側板間を広げる方向にスライドさせることで第1載置部4と第2載置部7との嵌合量、及び、第1背フレーム5と第2背フレーム8との嵌合量を変更することが可能となり、側板間の距離を変更することが可能となる。
このため、載置される書物の量に合わせて、もっとも近い係合溝20に係合部材21を係合させることで、書物と側板6,9との間の隙間を無くすこと、又は、小さくすることが可能となり、書物が倒れるほどの変位の余地を無くすことが可能となる。また、仮に側板6,9が書物から横方向の荷重を受けても、係合部材21は係合溝20に係合されているので、側板間が広がる方向に横滑りする可能性がなくなる。したがって、上述の構成によれば、載置される書物の量に応じて第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3との相対位置を調節することで、書物の数量に拘わらず、書物の倒れを防止することが可能な収納スタンドを提供することが可能となる。
図8及び図9に、段階的に固定位置を変更させる他の構成例が示されている。この構成例においては、第2背フレーム8が断面矩形状に形成され、第1背フレーム5が第2背フレーム8に外嵌する断面コ字状に形成されている。また、第1背フレーム5の側面には、内側へ突設する雄螺子からなるねじ部材30が固設され、第2背フレーム8には、所定の間隔をあけて軸方向に配列された複数の通孔31が形成されている。そして、螺子部材30を挿通させる通孔31を選択し、その通孔31にねじ部材30を挿通させて通孔31から突出した部分にナット32を螺合させることで、第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3との相対位置を変更可能に固定するようにしている。
したがって、このような構成においても、載置される書物の量に合わせて、もっとも近い通孔31に螺子部材30を挿通させることで、書物と側板との間の隙間を無くすこと、又は小さくすることが可能となり、書物が倒れるほどの変位の余地を無くすことが可能となり、また、仮に側板が書物から横方向の荷重を受けても、側板間が広がる方向に横滑りする可能性がなくなる。したがって、上述の構成によれば、載置される書物の量に応じて第1スタンド形成体と第2スタンド形成体との相対位置を調節することで、書物の数量に拘わらず、書物の倒れを防止することが可能な収納スタンドを提供することが可能となる。
尚、上述した構成によれば、それぞれのスタンド形成体2,3はもとより、第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3とを側板間の距離の短くして組み付けることで、ブックエンドとして用いることも可能である。
図10に本発明に係る収納スタンド1の他の構成例が示されている。この収納スタンド1は、合成樹脂等によって形成された第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3とを相互に組み付けて構成されているもので、第1スタンド形成体2は、書籍を載置可能な第1載置部4と、この第1載置部4が一体的に取り付けられた第1側板6とを有して構成され、第2スタンド形成体3は、書籍を載置可能な第2載置部7と、この第2載置部7が一体的に取り付けられた第2側板9とを有して構成されている。
第1スタンド形成体2の第1載置部4と第2スタンド形成体3の第2載置部7とは、一方が他方を受容する関係で嵌合している点で前記構成例と同様であり、載置部4,7は、側板を移動させることで同時に移動するようになっている。
そして、第1スタンド形成体2の側板6と第2スタンド形成体3の側板9は、屈曲可能にく字状に形成された一対のリンク(第1リンク41及び第2リンク42)を組み合わせて構成されたパントグラフ機構43により連結されている。第1リンク41は、2つのリンク部材41a,41bをピボット50により枢着し、一方のリンク部材41aの先端部を側板6の下部に回動自在に連結すると共に他方のリンク部材41bの先端部を側板9の下部に回動自在に連結し、両リンク部材41a,41bを連結するピボット50の部分が側板6,9との連結部分よりも上方になるように屈曲して取付けられている。また、第2リンク42は、2つのリンク部材42a,42bをピボット51により枢着し、一方のリンク部材42aの先端部を側板6の上部に回動自在に連結すると共に他方のリンク部材42bの先端部を側板9の上部に回動自在に連結し、両リンク部材42a,42bを連結するピボット51の部分が側板6,9との連結部分よりも下方になるように屈曲して取付けられている。
第1リンク41と第2リンク42とは、例えば、交差する部分において、第2リンクのリンク部材42bに長孔45を形成し、第1リンク41のリンク部材41bに前記長孔45に移動可能に挿入する雄螺子46を形成し、この雄螺子46の長孔45から突出した部分にナット47を螺合することで、リンク部材41bとリンク部材42bとを締め付け、この締め付けた状態を保持できるようにしている。この長孔45に挿入する雄螺子46とナット47により、パントグラフ機構43の動きをロックし、これにより第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3との相対位置を変更可能に固定する固定手段11が構成されている。尚、パントグラフ機構43により収納スタンド1の背フレームが構成されるので、様々な設置箇所を考慮すると、長孔45からの雄螺子46の突出量を小さくし、ナット47を指で回しやすい平ナットなどを用いることが好ましい。
このような構成においては、ナット47を緩めて第2リンク42の一方のリンク部材42aと他方のリンク部材42bとの締め付けを解くと、これらリンク部材42a,42bの相対的な回転が許容されるので、パントグラフ機構43の伸縮が可能となり、第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3は載置板4,7の延出方向に相対的に移動可能となる。このため、第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3は第1載置部4と第2載置部7との嵌合量、およびパントグラフ機構43の伸縮量を変更することで第1スタンド形成体2の第1側板6と第2スタンド形成体3の第2測板9との距離を調節することが可能となり、載置される書物の量に合わせて側板間の距離を変更することが可能となる。
そして、載置される書物の量に合わせて側板間の距離が調節された後に、固定手段11のナット47を締め付けると、一方のリンク部材42aと他方のリンク部材42bとが締め付けられ、この状態が保持されるので、パントグラフ機構43は伸縮できなくなり、第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3の相対位置が固定される。
したがって、上述の構成によれば、載置される書物の量に応じて第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3との相対位置を連続的に可変させて固定することが可能となり、書物と側板との間の隙間を有効に少なくして書物が倒れるほどの変位の余地を無くすことが可能となり、また、第1スタンド形成体2と第2スタンド形成体3との相対位置が固定手段11により固定されるので、仮に側板6,9が書物から横方向の荷重を受けても、側板間が広がる方向に横滑りする可能性がなくなる。このため、書物の数量に拘わらず、書物の倒れを防止できる収納スタンド1を提供することが可能となる。
尚、上述の種々の構成例においては、収納スタンド1を書物を収容するブックスタンドとして用いた例を示したが、立設して収容することが望ましいCDなどを収納するスタンドとしても適用することは可能である。
図1は、本発明に係る収納スタンドの構成例を示す斜視図である。 図2は、図1の収納スタンドに設けられる固定手段の構成例を示す図であり、図2(a)は固定手段による固定を解除した状態、図2(b)は固定手段による固定状態をそれぞれ示す。 図3は、図2の固定手段を第1背フレームの開口端側から見た図であり、図3(a)は固定手段による固定を解除した状態、図3(b)は固定手段による固定状態をそれぞれ示す。 図4は、図2に係る固定手段を分解した斜視図である。 図5は、図2に係る固定手段を分解した図であり、図5(a)はその正面図、図5(b)は図5(a)を下方から見た図、図5(c)は図5(a)を第1背フレームの開口端側から見た図である。 図6は、図1の収納スタンドに設けられる固定手段の他の構成例を示す図であり、図6(a)を上方から見た図、、図6(b)は固定手段を側方から見た断面図である。 図7は、図6に係る固定手段を分解した斜視図である。 図8は、図1の収納スタンドに設けられる固定手段のさらに他の構成例を示す図であり、図8(a)をその斜視図、図8(b)はその正面図である。 図9は、図8に係る固定手段を分解した斜視図である。 図10は、本発明に係る収納スタンドの他の構成例を示す斜視図である。 図11は、図10の収納スタンドの使用状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 収納スタンド
2 第1スタンド形成体
3 第2スタンド形成体
4 第1載置部
5 第1背フレーム
6 第1側板
7 第2載置部
8 第2背フレーム
9 第2側板
10 割り
11 固定手段
20 係合溝
21 係合部材
30 ねじ部材
31 通孔
32 ナット
41 第1リンク
42 第2リンク
43 パントグラフ機構

Claims (8)

  1. 書籍等を載置可能な第1載置部と、前記書籍等を受ける第1背フレームと、前記第1載置部及び前記第1背フレームが取り付けられた第1側板とを有する第1スタンド形成体と、この第1スタンド形成体に組み付けられ、書籍等を載置可能な第2載置部と、前記書籍等を受ける第2背フレームと、前記第2載置部及び前記第2背フレームが取り付けられた第2側板とを有する第2スタンド形成体とを備え、前記第1載置部と前記第2載置部とを一方が他方を受容する関係で嵌合すると共に前記第1背フレームと前記第2背フレームとを一方が他方を受容する関係で嵌合し、前記第1スタンド形成体と前記第2スタンド形成体との相対位置を固定手段により変更可能に固定したことを特徴とする収納スタンド。
  2. 前記固定手段は、連続的に相対位置を変更可能とするものであることを特徴とする請求項1記載の収納スタンド。
  3. 前記固定手段は、段階的に相対位置を変更可能とするものであることを特徴とする請求項1記載の収納スタンド。
  4. 前記第1背フレームと前記第2背フレームのうち、一方を他方にスライド可能に外嵌させる筒状に形成し、前記固定手段は、前記一方の背フレームに割りを形成し、この割りの間隔を調節可能とすることで前記第1スタンド形成体と前記第2スタンド形成体との相対位置を固定するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の収納スタンド。
  5. 前記第1背フレームと前記第2背フレームのうち、一方を他方にスライド可能に外嵌させる筒状に形成し、前記固定手段は、前記他方の背フレームにスライド方向で間隔を置いて複数の係合溝を形成し、前記一方の背フレームに前記係合溝と着脱可能に係合する係合部材を設けて構成されることを特徴とする請求項1又は3記載の収納スタンド。
  6. 前記第1背フレームと前記第2背フレームのうち、一方を他方に外嵌させる断面コ字状に形成し、前記固定手段は、前記一方の背フレームに内側へ突設するねじ部材を設け、前記他方の背フレームに間隔を置いて複数の通孔を形成し、この通孔に前記ねじ部材を挿通させてナットを螺合させることで構成されるものであることを特徴とする請求項1又は3記載の収納スタンド。
  7. 書籍等を載置可能な第1載置部と、前記第1載置部が取り付けられた第1側板とを有する第1スタンド形成体と、この第1スタンド形成体に組み付けられ、書籍等を載置可能な第2載置部と、前記第2載置部が取り付けられた第2側板とを有する第2スタンド形成体とを備え、前記第1載置部と前記第2載置部とを一方が他方を受容する関係で嵌合し、前記第1スタンド形成体の側板と前記第2スタンド形成体の側板とをパントグラフ機構により連結し、前記第1スタンド形成体と前記第2スタンド形成体との相対位置を固定手段により変更可能に固定したことを特徴とする収納スタンド。
  8. 前記固定手段は、前記パントグラフ機構の動きをロックするものであることを特徴とする請求項7記載の収納スタンド。
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