JP2005302929A - ガス抜きプリント基板 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱膨張したガスと空気による半田付け部の孔あき・赤目不良が発生しない実装基板を提供する。
【解決手段】実装基板は、大型ラジアル部品(電解コンデンサー/水晶/等)の部品直下に擬似部品を配置して大型ラジアル部品と基板間に間隙を設けることで半田付けの際のガスを抜けるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】実装基板は、大型ラジアル部品(電解コンデンサー/水晶/等)の部品直下に擬似部品を配置して大型ラジアル部品と基板間に間隙を設けることで半田付けの際のガスを抜けるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、プリント基板に電気部品を含む各種部品が実装されている、実装プリント基板に関するものである。
プリント基板に大型ラジアル部品等が実装されている従来技術のプリント基板について図5、図6、図7を用いて説明する。図5は、プリント基板10上に大型ラジアル部品11が実装されている実装プリント基板である。図5において、10は実装プリント基板であり、電気接続されるプリントパターンと大型ラジアル部品11が挿入されるランドと流す方向Aに対して先端にある大型ラジアル部品ランド5aと流す方向に対して後端にある大型ラジアル部品ランド5b、円形状のガス抜き孔13が構成されているものである。図6・図7は、プリント基板10上に大型ラジアル部品11が実装されている実装基板10において、半田装着時に発生するガスを抜くための孔13とガスが抜ける状況を示しているものである。
次に図6を用いて、ガス抜き孔13の状況について詳しく説明する。11は大型ラジアル部品で半田噴流装置によりプリント基板上に実装されている。5aは流す方向Aに対して先端に位置する大型ラジアル部品11のランドであり、5bは流す方向Aに対して後端に位置する大型ラジアル部品11のランドである。13は半田噴流装置により大型ラジアル部品11をプリント基板に半田付けした時に発生するガスを抜くための円形状ガス抜き孔である。円形状ガス抜き孔13は大型ラジアル部品11の底面内にランダムに構成されている。プリント基板10が流し方向Aで半田噴流装置に送り込まれると、プリント基板10の裏面に塗布されたフラックスがガス化して、溶融半田部Jの流れ等によって大型ラジアル部品凹部6の内部に入り込み、大型ラジアル部品凹部6の内部では流入したガスと空気とがリード3からの熱や溶融半田部Jの熱によって膨張する。
溶融半田部Jがランド5a,5b、及びガス抜き孔13の下面に当接している時には、大型ラジアル部品凹部6の内部で熱膨張しているガスと空気は、部品挿入孔4a,4bとガス抜き孔13から溶融半田部Jを押し下げる方向に圧力をかけるようになる。
溶融半田部Jがランド5aから離脱し、ランド5bとガス抜き孔13の下面に当接している時には、ランド5aに付着した溶融状態の半田8aは凝固するため、大型ラジアル部品凹部6の内部で熱膨張しているガスと空気は部品挿入孔4bとガス抜き孔13から溶融半田部Jを押し下げる方向に圧力をかけるようになる。
さらに、プリント基板10が矢印A方向に搬送され、溶融半田部Jがランド5aおよびガス抜き孔13から離脱し、ランド5bの下面に当接している時には、ランド5aに付着した半田8aは凝固しているが、ガス抜き孔13の下方は開放されるので、大型ラジアル部品凹部6の内部で熱膨張しているガスと空気は部品挿入孔4bから溶融半田部Jを押し下げる方向に圧力をかけると共に、矢印D方向にガス抜き孔13を通ってプリント基板10の裏面に放出される。
最後に、ランド5bから溶融半田部Jが離脱すると、ランド5bに付着した溶融状態の半田8bは凝固する。従って、膨張したガスと空気が部品挿入孔4a,4bとリード3との隙間Cを通ってフィレット形成中の半田部8a,8bの一部を吹き飛ばす孔あき・赤目不良の発生を解消できる。しかしながら、本構成では、図7に示すように、ガスの逃げ道をプリント基板10の裏面へと誘導させる為、裏面の実装部品たとえばチップコンデンサー等の半田付け時に残留ガスの影響を受け逆に周辺部品の半田付け性を悪化させるという問題が残る。
特開2002−084055号公報
しかしながら上記の従来の構成では、図7に示すように、ガスの逃げ道をプリント基板10の裏面へと誘導させる為、裏面の実装部品たとえばチップコンデンサー等の半田付け時に残留ガスの影響を受け逆に周辺部品の半田付け性を悪化させるという問題が残る。
本発明は前記問題点を解決し、熱膨張したガスと空気による半田付け部の孔あき・赤目不良が発生しない実装基板を提供することを目的とする。
本発明の実装基板は、大型ラジアル部品(電解コンデンサー/水晶/等)の部品直下に擬似部品を配置して大型ラジアル部品と基板間に間隙を設けることで半田付けの際のガスを抜けるようにしたことを特徴とする。
この本発明によると、半田付け時の孔あき・赤目不良の発生を防止でき、手作業による再半田付けなどの修復作業の排除可能な実装基板が得られる。
以上のように本発明のプリント基板によれば、大型ラジアル部品が実装されている実装プリント基板において、大型ラジアル部品とプリント基板に間隙をもたせることによりガス抜けを容易にしたことにより、半田付け時に熱膨張するガスと空気をガス抜き孔よりプリント基板表面へ放出でき、半田付け部の孔あき・赤目不良の発生しない良好な半田付け状態の実装プリント基板が得られるとともに、手作業による半田付けの修復作業を削減できるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図1、図2、図3を用いて説明する。
図1は、プリント基板10上に大型ラジアル部品11が実装されている実装プリント基板である。図1において、10は実装プリント基板であり、電気接続されるプリントパターンと大型ラジアル部品11の部品外形内にチップ部品14を配置構成されているものである。図2は、プリント基板10上に大型ラジアル部品11の部品外形に接するようにワイヤ−ジャンパ−部品15を配置構成されているものである。図3、図4はプリント基板10上に大型ラジアル部品11が実装されている実装基板10において、半田装着時に発生するガスを抜くための孔13とガスが抜ける状況を示しているものである。
次に図3、図4を用いて、ガス抜き間隙16の状況について詳しく説明する。11は大型ラジアル部品で半田噴流装置によりプリント基板上に実装されている。5aは流す方向Aに対して先端に位置する大型ラジアル部品11のランドであり、5bは流す方向Aに対して後端に位置する大型ラジアル部品11のランドである。13は半田噴流装置により大型ラジアル部品11をプリント基板に半田付けした時に発生するガスを抜くための部品とプリント基板の間隙16である。プリント基板10が流し方向Aで半田噴流装置に送り込まれると、プリント基板10の裏面に塗布されたフラックスがガス化して、溶融半田部Jの流れ等によって大型ラジアル部品凹部6の内部に入り込み、大型ラジアル部品凹部6の内部では流入したガスと空気とがリード3からの熱や溶融半田部Jの熱によって膨張する。
溶融半田部Jがランド5a、5bの下面に当接している時及び溶融ランド部Jがランド5aから離脱し、さらにプリント基板10がA方向に搬送され、溶融半田部Jがランド5aから離脱し、ランド5bの下面に当接したあらゆるタイミングにおいても、膨張したガスと空気は、大型ラジアル部品の外形とプリント基板の間隙より、矢印Dの如くプリント基板10の表面に放出される。それにより、ガスによる圧力付加を一切受けることがないため、孔あき・赤目不良の発生を解消でき、図2に示すように孔あき・赤目不良の発生などのない良好な状態で半田8が凝固した実装基板が得られ、手作業による再半田付けの修復作業を削減できる。
なお、上記説明は擬似部品14を、プリント基板の搬送方向[矢印A方向]に対し直角に配置した状態であり、本発明はこれに限定されるものではなく、基板搬送方向[矢印B方向]に対し同一の方向であってもよい。
以上のように本発明のプリント基板によれば、大型ラジアル部品等の部品が実装されている実装プリント基板において、大型ラジアル部品等の直下に擬似部品を配置したことにより、半田付け時に熱膨張するガスと空気を配置部品とプリント基板の間隙からプリント基板表面へ放出でき、半田付け部の孔あき・赤目不良の発生しない良好な半田付け状態の実装プリント基板が得られるとともに、手作業による半田付けの修復作業を削減できる。
本発明は、プリント基板に電気部品を含む各種部品が実装されている、実装プリント基板に適応できる。
2 大型ラジアル部品底部
3 大型ラジアル部品リード
4 部品挿入孔
5 ランド
6 大型ラジアル部品凹部
8 半田フィレット
10 プリント基板
11 大型ラジアル部品
12 大型ラジアル部品底面
13 ガス抜き孔
14 擬似部品(チップ部品)
15 擬似部品(ワイヤ−ジャンパ−部品)
16 大型ラジアル部品とプリント基板との間隙
3 大型ラジアル部品リード
4 部品挿入孔
5 ランド
6 大型ラジアル部品凹部
8 半田フィレット
10 プリント基板
11 大型ラジアル部品
12 大型ラジアル部品底面
13 ガス抜き孔
14 擬似部品(チップ部品)
15 擬似部品(ワイヤ−ジャンパ−部品)
16 大型ラジアル部品とプリント基板との間隙
Claims (2)
- 大型ラジアル部品等のリードを有する大型部品が実装されているプリント基板において、前記大型部品と前記プリント基板間に擬似部品を配置することにより間隙をもたせることによってガス抜きスペ−スを形成したことを特徴とするプリント基板。
- 前記擬似部品は電気的接続を行わないことを特徴とするプリント基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004115282A JP2005302929A (ja) | 2004-04-09 | 2004-04-09 | ガス抜きプリント基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004115282A JP2005302929A (ja) | 2004-04-09 | 2004-04-09 | ガス抜きプリント基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005302929A true JP2005302929A (ja) | 2005-10-27 |
Family
ID=35334082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004115282A Pending JP2005302929A (ja) | 2004-04-09 | 2004-04-09 | ガス抜きプリント基板 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005302929A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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DE102016107597A1 (de) | 2015-04-28 | 2016-11-03 | Fanuc Corporation | Anbringungsaufbau für eine mit Leitungen versehene elektronische Komponente, der die Entstehung von Lunkern unterdrückt |
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-
2004
- 2004-04-09 JP JP2004115282A patent/JP2005302929A/ja active Pending
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