JP2005302197A - 半導体メモリ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
センス・アンプとセンス・アンプ・リファレンスの回路構成において、リード・スピードの低下を抑制しつつ、製造ばらつきの問題を解決する。
【解決手段】
複数のセンス・アンプ107に、センス・アンプ・リファレンス回路108がリファレンス信号を供給する。N型MOSトランジスタN2とN型MOSトランジスタN3は、共にセンス・アンプ107に形成されている。これによって、N型MOSトランジスタN2、N3のミラー電流のばらつきを効果的に抑制することができる。P型MOSトランジスタP3はセンス・アンプ107に形成され、P型MOSトランジスタP4はセンス・アンプ・リファレンス回路108に形成されている。P型MOSトランジスタP3、P4のゲート・サイズを好適に設計することで、リード・スピードへの影響なく、製造ばらつきの影響を抑制する。
【選択図】 図2

Description

本発明は半導体メモリ装置に関し、特に、電流検出型のセンス・アンプとそのセンス・アンプにリファレンス信号を出力するリファレンス回路とに関する。
EEPROM、フラッシュ・メモリなどの不揮発性半導体記憶装置は、電気的に消去、書き換えが可能であり、また、電源を切ってもデータが消えないため、携帯電話、デジタル・カメラ、パソコンのBIOSの記憶など、多くの用途に使用されている。上記のような不揮発性半導体記憶装置においては、メモリ・セルに電流を供給し、流れる電流値を検出することによってメモリ・セルに記憶されているデータが読み出される。
メモリ・セルからのデータ読み出しは、センス・アンプを介して行われる。図4は、従来の技術におけるセンス・アンプ401及びセンス・アンプにリファレンス信号を供給するセンス・アンプ・リファレンス402回路の概略構成を示す回路図である。センス・アンプ401は、センス・アンプ・リファレンス回路402からのリファレンス信号と、メモリ・セル電流に基づいて、メモリ・セルに記憶されているデータを判定し、出力する。尚、図4においては、一つのセンス・アンプ401が例示されているが、センス・アンプ・リファレンス回路402は、複数のセンス・アンプ401に接続され、各センス・アンプ401にリファレンス信号を出力する。
図4において、N41、N42、N43、N44はN型MOSトランジスタ、P41、P42、P43、P44はP型MOSトランジスタである。401は出力インバータである。P型MOSトランジスタP41、P42はカレント・ミラー回路411を構成する。N型MOSトランジスタN42、N43はカレント・ミラー回路412を構成する。P型MOSトランジスタP43、P44はカレント・ミラー回路413を構成する。
N型MOSトランジスタN41のソース側にはメモリ・セルが接続されており、P型MOSトランジスタP42が流そうとする電流と、センス・アンプ・リファレンス回路108からのリファレンス信号に従ってN型MOSトランジスタN42が流そうとする電流の大小関係に応じて、出力インバータ403から読み出しデータが出力される。
メモリ・セルからのデータ読み出し時において、N型MOSトランジスタN41、N44はON状態にセットされ、リファレンス電流及びメモリ・セル電流が流される。リファレンス電流が流れると、カレント・ミラー回路413、412を介してN型MOSトランジスタN41が、リファレンス電流に応じた所定の電流を流そうとする。一方、メモリ・セル電流が流れると、カレント・ミラー回路411のP型MOSトランジスタP42がメモリ・セル電流に応じた電流を流そうとする。
これらの電流値の大小関係によって、出力インバータ403への入力が「H」もしくは「L」にセットされる。メモリ・セルがON状態にある場合、P型MOSトランジスタP42が流そうとする電流が大きくなり、メモリ・セルがOFF状態にある場合、N型MOSトランジスタN41が流そうとする電流が大きくなる。これによって、出力レベルが「H」もしくは「L」にセットされる。
尚、従来の不揮発性半導体記憶装置におけるセンス・アンプ及びセンス・アンプ・リファレンス回路の他の例が、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2001−229686号公報
図4に示された従来のセンス・アンプ401、センス・アンプ・リファレンス回路402において、リファレンス信号は、カレント・ミラー回路412において伝送されている。上記のように、センス・アンプ・リファレンス回路402は複数のセンス・アンプ401にリファレンス信号を供給し、センス・アンプ・リファレンス回路402と各センス・アンプ401は離れて配置されている。このため、カレント・ミラー回路412を構成するN型MOSトランジスタN43と各センス・アンプ401に形成された各N型MOSトランジスタN42の間の製造ばらつきのために、ミラー電流のばらつきが生ずる。
上記ミラー電流のばらつきを小さくする方法として、N型MOSトランジスタN42、N43のゲート・サイズを大きくする方法が考えられる、しかし、N型MOSトランジスタN42はセンス・アンプ401の出力段における負荷として働くため、N型MOSトランジスタN42のゲート・サイズを大きくすると、センス・アンプ401のリード・スピードが低下する。このため、N型MOSトランジスタN42のゲート・サイズをいたずらに大きくすることはできない。
本発明は上記事情を背景としてなされたものであって、本発明の一つの目的は、センス・アンプ及びセンス・アンプ・リファレンス回路において、リード・スピードへの影響を抑制しつつ、素子ばらつきの影響を低減することである。尚、本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるだろう。
以下に課題を解決するための手段を開示する。本項目において、いくつかの構成要素は、実施の形態において説明された構成要素と対応付けられている。しかし、この対応付けは発明の理解の容易のためになされたものであって、各要素は実施の形態の対応要素にのみ限定されるものでない。
本発明の第1の態様は半導体メモリ装置であって、複数のメモリ・セルを含むメモリ・セル・アレイと、前記メモリ・セルの記憶状態に応じて変化するメモリ・セル電流を検出し、検出されたメモリ・セル電流に応じた信号を出力する複数のセンス・アンプと、前記メモリ・セルの記憶状態の検出のためのリファレンス信号を、前記複数のセンス・アンプのそれぞれに出力するリファレンス回路と、を備え、前記複数のセンス・アンプのそれぞれは、前記リファレンス回路からのリファレンス信号に応じた電流が流れる、第1のトランジスタ(N型MOSトランジスタN3)と、前記第1のトランジスタとカレント・ミラー回路を構成する第2のトランジスタ(N型MOSトランジスタN2)を備え、前記第2のトランジスタを介して検出される第1のトランジスタの電流と前記メモリ・セル電流とを比較し、比較結果に応じて論理レベルの異なる信号を出力する比較回路部とを有する。第1のトランジスタと第2のトランジスタを各センス・アンプに形成することによって、これらの製造ばらつきによる影響を抑制することができる。
前記複数のセンス・アンプのそれぞれは、前記リファレンス信号に応じて前記第1のトランジスタに電流を供給する第3のトランジスタ(図2におけるP型MOSトランジスタP3)を備え、前記リファレンス回路は、前記複数のセンス・アンプの第3のトランジスタのそれぞれとカレント・ミラー回路を構成する第4のトランジスタ(図2におけるP型MOSトランジスタP4)を備えることが好ましい。
前記リファレンス回路は、複数の第3のトランジスタ(図3におけるP型MOSトランジスタP3)と、前記複数の第3のトランジスタのそれぞれとカレント・ミラー回路を構成する第4のトランジスタ(図3におけるP型MOSトランジスタP4)とを備え、前記複数の第3のトランジスタのそれぞれは、前記複数のセンス・アンプの第1のトランジスタのそれぞれに、前記リファレンス信号として、電流を供給することが好ましい。
前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタとはゲート・サイズが実質的に同一であることができる。あるいは、前記第1及び第2のトランジスタは第1の導電型であり、前記第3及び第4のトランジスタは前記第1の導電型と異なる第2の導電型であることが好ましい。
前記複数のセンス・アンプの比較回路部のそれぞれは、ダイオード接続され、前記メモリ・セル電流を供給する第5のトランジスタ(P型MOSトランジスタP1)と、前記第5のトランジスタとカレント・ミラー回路を構成し、前記第1のトランジスタと直列に接続された第6のトランジスタ(P型MOSトランジスタP2)と、を備え、前記第6のトランジスタと前記第1のトランジスタの間のノードから前記メモリ・セル電流の差に応じて論理レベルの異なる信号を出力することが好ましい。
本発明によれば、センス・アンプ及びセンス・アンプ・リファレンス回路において、リード・スピードへの影響を抑制しつつ、素子ばらつきの影響を低減することができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態が説明される。以下の説明は、本発明の実施形態を説明するものであり、本発明が以下の実施形態に限定されるものではない。説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、当業者であれば、以下の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能である。尚、各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略されている。
実施の形態1.
図1は、本発明が適用可能な不揮発性半導体記憶装置100の概略構成を示すブロック図である。図1において、不揮発性半導体記憶装置100は、入出力回路101、制御回路102、アドレス・バッファ103、メモリ・セル・アレイ104、ロウ・デコーダ105、カラム・デコータ106、複数のセンス・アンプ107及びセンス・アンプ・リファレンス回路108を備えている。外部からの書き込みデータは入出力回路101を介して入力され、メモリ・セル・アレイ104において、ロウ・デコーダ105及びカラム・デコータ106により選択されたメモリ・セルに記憶される。
一方、メモリ・セル・アレイ104からのデータ読み出し処理において、ロウ・デコーダ105及びカラム・デコータ106により選択されたメモリ・セルからの読み出し信号は、センス・アンプ107によって検出、増幅され、入出力回路101を介して外部に出力される。センス・アンプ107は、読み出し信号の検出、増幅において、センス・アンプ・リファレンス回路108からのリファレンス信号に応じて動作する。
上記不揮発性半導体記憶装置100の各構成について説明する。入出力回路101は、外部との間における記憶データの入出力処理を実行し、外部からの入力データを受け、また、メモリ・セル・アレイ104から読み出されたデータを外部に出力する。制御回路102は、不揮発性半導体記憶装置100の各構成を制御する。制御回路102は、入出力動作に応じて外部からの入力された外部制御信号を受け、内部制御信号を生成して不揮発性半導体記憶装置100の各回路へと出力する。
アドレス・バッファ103は、外部から入力される外部アドレスを受け、アドレスを一時的に記憶する。さらに、外部アドレスを内部アドレスに変換してロウ・デコーダ105及びカラム・デコータ106に出力する。メモリ・セル・アレイ104は、行列状に配置された複数のメモリ・セル、行方向に延在し列方向に並列される複数のワード線及び列方向に延在し行方向に並列される複数のビット線を備えている。各メモリ・セルは、ワード線及びビット線に接続されており、データ読み出し、書き込み処理においては、ワード線によって選択されたセルのビット線を介してデータ読み出し、書き込みが行われる。
例えばデータ読み出し処理において、ロウ・デコーダ105は、アドレス・バッファ103から供給されたロウ・アドレスをデコードし、メモリ・セル・アレイ104に設けられたワード線をデコード結果に応じて活性化させる。カラム・デコータ106は、アドレス・バッファ103から供給されたカラム・アドレスをデコードし、デコード・アドレス信号に基づいてメモリ・セル・アレイ104のビット線を選択的にセンス・アンプ107に接続する。
センス・アンプ107は、メモリ・セル・アレイ104のビット線から出力されたデータの出力レベルを基準レベルと比較し、読み出しデータを判定する。また、読み出された信号を所定のレベルで入出力回路101に出力する。センス・アンプ・リファレンス回路108は、読み出しデータの比較、判定処理を制御するリファレンス信号をセンス・アンプ107に出力する。センス・アンプ107は、入力されたリファレンス信号に基づいて、読み出したデータの判定処理を実行する。
本形態において、センス・アンプ・リファレンス回路108は、複数のセンス・アンプ107にリファレンス信号を出力する。図1においては、一つのセンス・アンプ・リファレンス回路108が、メモリ・セル・アレイ104に接続される全てのセンス・アンプ107にリファレンス信号を出力するが、複数のセンス・アンプ・リファレンス回路108を形成することも可能である。この場合、各センス・アンプ・リファレンス回路108が、全てのセンス・アンプ107から選択された複数のセンス・アンプ107にリファレンス信号を出力する。
図2は、本実施形態におけるセンス・アンプ107とセンス・アンプ・リファレンス回路108の概略構成を示す回路図である。図2においては、一つのセンス・アンプ107が例示されているが、センス・アンプ・リファレンス回路108は、複数のセンス・アンプ107に接続され、各センス・アンプ107にリファレンス信号を出力する。また、図2において、説明の明確化のため、センス・アンプ107とセンス・アンプ・リファレンス回路108における本発明の関連部分のみが明示されており、設計において、図示された回路構成に他の回路構成を追加することが可能である。また、明示された回路構成を本発明の範囲内において、設計により変更することが可能である。
図2において、N1、N2、N3、N4はN型MOSトランジスタ、P1、P2、P3、P4はP型MOSトランジスタである。201は、入力を反転し、メモリ・セルに記憶され、読みだされた読み出しデータを出力する出力インバータである。P型MOSトランジスタP1、P2はカレント・ミラー回路211を構成する。N型MOSトランジスタN2、N3はカレント・ミラー回路212を構成する。P型MOSトランジスタP3、P4はカレント・ミラー回路213を構成する。
N型MOSトランジスタN1、N2、N3はセンス・アンプ107に形成され、N型MOSトランジスタN4はセンス・アンプ・リファレンス回路108に形成されている。P型MOSトランジスタP1、P2、P3はセンス・アンプ107に形成され、P型MOSトランジスタP4はセンス・アンプ・リファレンス回路108に形成されている。出力インバータ201はセンス・アンプ107に形成されている。
N型MOSトランジスタN1のソース側にはメモリ・セルが接続されており、P型MOSトランジスタP1が供給するメモリ・セル電流と、センス・アンプ・リファレンス回路108からのリファレンス信号によって規定されるN型MOSトランジスタN3のソース(ドレイン)電流の差に応じて、出力インバータ201から読み出しデータが出力される。
P型MOSトランジスタP1は、ソースが電源側(高電源電位)に接続されており、また、ドレインとゲートが短絡されたダイオード接続状態にある。P型MOSトランジスタP2はソースが電源側に接続されており、ゲートがP型MOSトランジスタP1のゲートに接続されている。P型MOSトランジスタP2のドレイン側には、負荷として出力インバータ201の入力が接続されている。P型MOSトランジスタP2のサイズは、P型MOSトランジスタP2と同一、もしくは、P型MOSトランジスタP2に対して所定比の大きさである。これらのサイズ比を変更することによって、P型MOSトランジスタP1とP型MOSトランジスタP2のミラー電流値比を制御することができる。
P型MOSトランジスタP1のドレイン側には、N型MOSトランジスタN1が直列に接続されており、P型MOSトランジスタP1のドレインとN型MOSトランジスタN1のドレインが接続されている。N型MOSトランジスタN1のソース側にメモリ・セル(不図示)が接続される。N型MOSトランジスタN1は、ゲートへの制御信号に応じてON/OFFし、メモリ・セルへのセンス・アンプ電流の供給を制御することができる。読み出し時において、N型MOSトランジスタN1はON状態にセットされる。
P型MOSトランジスタP2のドレイン側には、N型MOSトランジスタN2が直列に接続されている。図2において、N型MOSトランジスタN2のソースはグランド(低電源電位)に接続されている。N型MOSトランジスタN2のゲートは、N型MOSトランジスタN3のゲートに接続されている。N型MOSトランジスタN3のゲートとドレインは短絡され、ダイオード接続状態にある。また、N型MOSトランジスタN3のソースはグランド電位が与えられ、N型MOSトランジスタN2のソースと同じ電位である。
上記のように、N型MOSトランジスタN2、N3はカレント・ミラー回路212を構成する。N型MOSトランジスタN2のサイズは、N型MOSトランジスタN3と同一、もしくは、N型MOSトランジスタN3に対して所定比の大きさである。これらのサイズ比を変更することによって、N型MOSトランジスタN2とN型MOSトランジスタN3のミラー電流値比を制御することができる。本形態において、カレント・ミラー212を構成するN型MOSトランジスタN2、N3は、共にセンス・アンプ107に形成されている。このように、トランジスタを近接して形成することによって、N型MOSトランジスタN2、N3の製造ばらつき及びそれによるミラー電流のばらつきを低減することがでる。
N型MOSトランジスタN3のドレイン側にはP型MOSトランジスタP3が直列に接続されている。P型MOSトランジスタP3のソース側は電源に接続されている。P型MOSトランジスタP3のゲートは、センス・アンプ・リファレンス回路108に形成されているP型MOSトランジスタP4のゲートと接続されている。P型MOSトランジスタP4のゲートはドレインと短絡されており、ダイオード接続状態にある。P型MOSトランジスタP4のソース側は電源に接続されている。
上記のように、P型MOSトランジスタP3、P4はカレント・ミラー回路213を構成している。P型MOSトランジスタP3のサイズは、P型MOSトランジスタP4と同一、もしくは、P型MOSトランジスタP4に対して所定比の大きさである。これらのサイズ比を変更することによって、P型MOSトランジスタP3とP型MOSトランジスタP4のミラー電流値比を制御することができる。
図2においては一つのセンス・アンプ107が明示されているが、センス・アンプ・リファレンス回路108は、複数のセンス・アンプ107にリファレンス信号を出力する。具体的には、図2において、P型MOSトランジスタP4のゲートには、複数のセンス・アンプ107のそれぞれのP型MOSトランジスタP3のゲートが並列に接続される。本形態において、P型MOSトランジスタP3、P4は、製造ばらつきによるミラー電流のばらつきを抑制するため、そのゲート・サイズが調整される。
P型MOSトランジスタP4のドレイン側にはN型MOSトランジスタN4のドレインが接続されている。N型MOSトランジスタN4のソース側には、予め定められたリファレンス電流が流れる。N型MOSトランジスタN4は、ゲートへの制御信号によってON/OFFされ、センス・アンプ・リファレンス回路108からのリファレンス信号の出力のON/OFFを制御することができる。読み出し処理において、N型MOSトランジスタN4は、ON状態にセットされる。
図2に示された、センス・アンプ107とセンス・アンプ・リファレンス回路108の動作について説明する。カレント・ミラー回路211とN型MOSトランジスタN2とは比較回路として機能し、メモリ・セル電流とN型MOSトランジスタN2を介して検出されるN型MOSトランジスタN3に流れる電流を比較し、比較結果に応じて論理レベルの異なる信号を出力インバータ201に出力する。つまり、メモリ・セル電流とN型MOSトランジスタN3の流れる電流の差(大小関係)に応じて、LレベルもしくはHレベルの信号が出力される。
具体的に説明する。メモリ・セルは、記憶データに応じて、セル電流が流れる状態(記憶データ「0」)と、セル電流が流れない状態(記憶データ「1」)のいずれか一方にセットされる。N型MOSトランジスタN1がON状態にセットされると、P型MOSトランジスタP1から所定のメモリ・セル電流が供給される。P型MOSトランジスタP1とカレント・ミラー回路211を構成するP型MOSトランジスタP2は、メモリ・セル電流と同一、もしくは所定の比例関係にある電流をそのドレインに流すように機能する。
センス・アンプ・リファレンス回路108において、N型MOSトランジスタN4がON状態にセットされ、P型MOSトランジスタP4はリファレンス電流をドレイン側に流すように機能する。センス・アンプ107に形成されたP型MOSトランジスタP3は、P型MOSトランジスタP4とカレント・ミラー回路213を構成するため、リファレンス電流と同一、もしくは所定の比例関係にある電流をそのドレイン、あるいは、N型MOSトランジスタN3に流すように機能する。
また、N型MOSトランジスタN2、N3からなるカレント・ミラー回路212において、N型MOSトランジスタN2はN型MOSトランジスタN3に流れる電流と同一、もしくは所定の比例関係にある電流を流そうとする。出力インバータ201の入力電位は、P型MOSトランジスタP2が流そうとする電流値と、N型MOSトランジスタN2が流そうする電流値の大小関係によって決定される。N型MOSトランジスタN2が流そうする電流値は、典型的には、P型MOSトランジスタP2がメモリ・セルの状態に応じて流そうとする電流の半分となるように回路が構成される。
具体的には、メモリ・セルに電流が流れる「0」の場合、P型MOSトランジスタP2が流そうとする電流が、N型MOSトランジスタN2が流そうする電流よりも大きく、出力インバータ201への入力は「H」となる。反対に、メモリ・セルに電流が流れない「1」の場合、P型MOSトランジスタP2が流そうとする電流が、N型MOSトランジスタN2が流そうする電流よりも小さく、出力インバータ201への入力は「L」となる。
以上のように、本形態においてメモリ・セル電流と比較される比較電流が流れるN型MOSトランジスタN3及びそれとカレント・ミラー回路212を構成するN型MOSトランジスタN2は、共にセンス・アンプ107に形成されている。これによって、N型MOSトランジスタN2、N3の製造ばらつき及びそれによるミラー電流のばらつきを効果的に抑制することができる。
一方、N型MOSトランジスタN3に流れる電流値を決定するP型MOSトランジスタP3はセンス・アンプ107に形成され、P型MOSトランジスタP3とカレント・ミラー回路を構成するP型MOSトランジスタP4はセンス・アンプ・リファレンス回路108に形成されている。P型MOSトランジスタP3、P4のゲート・サイズを好適に設計することによって、これらの製造ばらつきによる電流ばらつきの影響を抑制することができる。また、P型MOSトランジスタP3、P4は、センス・アンプ107の出力負荷ではないため、リード・スピードへの実質的な影響なく、これらのサイズを大きくすることができる。
以上のように、本形態の回路構成によれば、リード・スピードの大きな低下なく、センス・アンプ及びセンス・アンプ・リファレンス回路における電流ばらつきを効果的に抑制することができる。尚、本形態においては、MOSトランジスタを例として本発明の実施形態を説明したが、バイポーラ・トランジスタなど、他の態様のトランジスタを使用することも可能である。また、トランジスタの導電性は設計される回路構成によって適切なものが使用され、上記の回路構成に限定されるものではない。これらの点は、以下の実施形態において同様である。
実施の形態2.
図3は、本実施形態におけるセンス・アンプ107とセンス・アンプ・リファレンス回路108の概略構成を示す回路図である。図3においては、二つのセンス・アンプ107a、bが明示されている。センス・アンプ・リファレンス回路108には、3以上のセンス・アンプ107を接続することが可能である。尚図2と同一の符号は同一の構成要素を指示しており、重複的説明は必要のない限り省略される。また、説明の明確化のため、センス・アンプ107a、bにおいて、各構成要素の符号にa、bを付した。
実施の形態1においてセンス・アンプ107に形成されているP型MOSトランジスタP3は、本形態においては、センス・アンプ・リファレンス回路108に形成されている。その他の点は、実施の形態1と同様である。具体的には、センス・アンプ・リファレンス回路108において、P型MOSトランジスタP4のゲートと、P型MOSトランジスタP3a、bのそれぞれのゲートが接続されており、これらはカレント・ミラー回路301を形成している。
P型MOSトランジスタP3aのソースは電源に接続され、ドレインはセンス・アンプ107aに形成されたN型MOSトランジスタN3aのドレインに接続されている。P型MOSトランジスタP3aとN型MOSトランジスタN3aの接続配線が、センス・アンプ107aへのリファレンス信号を伝送する。また、P型MOSトランジスタP3bのソースは電源に接続され、ドレインはセンス・アンプ107bに形成されたN型MOSトランジスタN3bのドレインに接続されている。P型MOSトランジスタP3bとN型MOSトランジスタN3bの接続配線が、センス・アンプ107bへのリファレンス信号を伝送する。各回路動作は実施の形態1と同様であり、ここでは説明は省略される。
本形態において、カレント・ミラー回路301を構成する各P型MOSトランジスタがセンス・アンプ・リファレンス回路108内に形成されている。これによって、各P型MOSトランジスタを近接して形成することができ、これらP型MOSトランジスタの製造ばらつきを抑制することできる。このため、P型MOSトランジスタP3、P4でミラーされている電流のばらつきを、これらのサイズを大きくすることなく、効果的に抑制することができる。
尚、センス・アンプ・リファレンス回路108に接続される複数のセンス・アンプ107の内、一部は実施の形態1の構成を備え、他の一部が実施の形態2の構成を備えることが可能である。つまり、センス・アンプ・リファレンス回路108には、一部のセンス・アンプ107のためのP型MOSトランジスタP3が形成される。他のセンス・アンプ107は、自身の回路内にP型MOSトランジスタP3を備えることができる。
本実施の形態1における、不揮発性半導体記憶装置100の概略構成を示すブロック図である。 本実施の形態1における、センス・アンプとセンス・アンプ・リファレンス回路の回路構成を示す回路図である。 本実施の形態2における、センス・アンプとセンス・アンプ・リファレンス回路の回路構成を示す回路図である。 従来の技術における、センス・アンプとセンス・アンプ・リファレンス回路の回路構成を示す回路図である。
符号の説明
100 不揮発性半導体記憶装置、101 入出力回路、102 制御回路、
103 アドレス・バッファ、104 メモリ・セル・アレイ、
105 ロウ・デコーダ、106 カラム・デコータ、107 センス・アンプ、
108 センス・アンプ・リファレンス回路、201 出力インバータ、
211 カレント・ミラー回路、212 カレント・ミラー回路、
213 カレント・ミラー回路、301 カレント・ミラー回路、
401 センス・アンプ、402 センス・アンプ・リファレンス回路、
403 出力インバータ、411 カレント・ミラー回路、
412 カレント・ミラー回路、413 カレント・ミラー回路、
N1、N2、N3、N4、N41、N42、N43 NMOSFET、
P1、P2、P3、P4、P42 PMOSFET

Claims (6)

  1. 複数のメモリ・セルを含むメモリ・セル・アレイと、
    前記メモリ・セルの記憶状態に応じて変化するメモリ・セル電流を検出し、検出されたメモリ・セル電流に応じた信号を出力する複数のセンス・アンプと、
    前記メモリ・セルの記憶状態の検出のためのリファレンス信号を、前記複数のセンス・アンプのそれぞれに出力するリファレンス回路と、を備え、
    前記複数のセンス・アンプのそれぞれは、
    前記リファレンス回路からのリファレンス信号に応じた電流が流れる、第1のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタとカレント・ミラー回路を構成する第2のトランジスタを備え、前記第2のトランジスタを介して検出される第1のトランジスタの電流と前記メモリ・セル電流とを比較し、比較結果に応じて論理レベルの異なる信号を出力する比較回路部と、
    を有する、半導体メモリ装置。
  2. 前記複数のセンス・アンプのそれぞれは、前記リファレンス信号に応じて前記第1のトランジスタに電流を供給する第3のトランジスタを備え、
    前記リファレンス回路は、前記複数のセンス・アンプの第3のトランジスタのそれぞれとカレント・ミラー回路を構成する第4のトランジスタを備える、
    請求項1に記載の半導体メモリ装置。
  3. 前記リファレンス回路は、複数の第3のトランジスタと、前記複数の第3のトランジスタのそれぞれとカレント・ミラー回路を構成する第4のトランジスタとを備え、
    前記複数の第3のトランジスタのそれぞれは、前記複数のセンス・アンプの第1のトランジスタのそれぞれに、前記リファレンス信号として、電流を供給する、
    請求項1に記載の半導体メモリ装置。
  4. 前記第1のトランジスタと前記第2のトランジスタとはゲート・サイズが実質的に同一である、請求項1に記載の半導体メモリ装置。
  5. 前記第1及び第2のトランジスタは第1の導電型であり、前記第3及び第4のトランジスタは前記第1の導電型と異なる第2の導電型である、請求項2または3に記載の半導体メモリ装置。
  6. 前記複数のセンス・アンプの比較回路部のそれぞれは、
    ダイオード接続され、前記メモリ・セル電流を供給する第5のトランジスタと、
    前記第5のトランジスタとカレント・ミラー回路を構成し、前記第1のトランジスタと直列に接続された第6のトランジスタと、を備え、
    前記第6のトランジスタと前記第1のトランジスタの間のノードから前記メモリ・セル電流の差に応じて論理レベルの異なる信号を出力する、
    請求項1から5のいずれかに記載の半導体メモリ装置。
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