JP2005300660A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 原稿カバーが勢い良く原稿載置台に対して倒れる事態を防止し、原稿カバーを原稿載置台に対して閉じる動作をユーザが行い易くする。
【解決手段】 原稿カバー110の下面部110aに、カバー側緩衝部600を設ける。。本体部200における原稿載置台120から外れた位置であって、カバー側緩衝部600と対向するそれぞれの位置には、カバー側緩衝部600の磁力に反発する磁力を有する本体側緩衝部700を設ける。カバー側緩衝部600と本体側緩衝部700とは同極の磁力を有するように設定されている。これにより、原稿カバー110が原稿載置台120に対して閉じられ、カバー側緩衝部600と本体側緩衝部700とが、互いの磁力が反発し合う範囲内まで接近すると、この磁力反発によって、原稿カバー110が本体部200の上部から跳ね返され、原稿カバー110が原稿載置台120に対して勢い良く接触しない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原稿載置台が設けられた本体部と、この本体部に軸支され、原稿載置台に対して接離方向に回動する原稿カバーとを備える画像読取装置に関するものである。
従来、特許文献1に示されるように、原稿を読み取るための原稿載置台に対して、その接離方向に回動する原稿カバーを備えたコピー機等の画像読取装置が知られている。この画像読取装置は、原稿圧板2と複写機本体上面との間にバネ3を設けることによって、原稿圧板2が、勢いを付けて複写機本体1及び原稿台ガラス4側に倒れないようにしている。
特開平11−288046号公報
しかし、上記のように、バネを原稿圧板と複写機本体上面との間に設けることによって、原稿圧板が複写機本体上部に向かう動作を抑制する構成では、ユーザが原稿圧板を原稿ガラス面に向けて力を入れて回動させなければ、原稿圧板を原稿ガラス面に対して閉じられないので、ユーザが力を入れるあまり、原稿圧板が原稿ガラス面に勢いよく接触してしまう虞は依然として残る。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、原稿カバーが勢い良く原稿載置台に対して倒れる事態を防止することができ、しかも、原稿カバーを原稿載置台に対して閉じる動作をユーザが行い易い画像読取装置を提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、原稿載置台が設けられた本体部と、この本体部に軸支され、原稿載置台に対して接離方向に回動する原稿カバーとを備える画像読取装置であって、
前記原稿カバーの前記原稿載置台に対向する位置に設けられたカバー側緩衝部と、
前記本体部において前記カバー側緩衝部との対向位置に設けられ、前記カバー側緩衝部の磁力に反発する磁力を有する本体側緩衝部と、
を備えたものである。
この構成では、ユーザが、カバー側緩衝部の磁力と本体側緩衝部の磁力とが反発する位置まで、原稿カバーを原稿載置台側に回動させた時点で、原稿カバーが原稿載置台側に向かう力を抑制するようにしている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置であって、前記本体側緩衝部を、前記カバー側緩衝部と磁力が反発しない位置に移動させる移動部と、
前記原稿カバーが前記原稿載置台に対して閉じられた状態を検出する原稿カバー検出部と、
前記原稿カバー検出部によって、前記原稿カバーが閉じられた状態が検出された時点からの時間経過を計測するタイマ部と、
前記タイマ部によって所定時間の経過が計測された時に、前記移動部に、前記本体側緩衝部を前記カバー側緩衝部と磁力が反発しない位置まで移動させる制御部と
を備えたものである。
この構成は、原稿カバー検出部によって、原稿カバーが閉じられた状態が検出されると、タイマ部が時間計測を開始し、タイマ部によって所定時間の経過が計測された時に、制御部が、移動部に、本体側緩衝部をカバー側緩衝部と磁力が反発しない位置まで移動させるようにしている。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像読取装置であって、前記制御部は、前記移動部によって前記本体側緩衝部が前記カバー側緩衝部と磁力が反発しない位置に移動した状態とされているときに、前記原稿カバー検出部によって前記原稿カバーが検出されなくなると、前記移動部に、前記本体側緩衝部を前記カバー側緩衝部と磁力が反発する位置まで前記本体側緩衝部を移動させるものである。
この構成では、本体側緩衝部が、カバー側緩衝部と磁力が反発しない位置にあるときに、ユーザが原稿カバーを原稿載置台から離れる方向に回動させ(原稿載置台から原稿カバーを開け)、原稿カバー検出部が原稿カバーを検出しなくなると、制御部が、移動部に、本体側緩衝部をカバー側緩衝部と磁力が反発する位置まで移動させるようにしている。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の画像読取装置であって、前記制御部は、ユーザから指示された原稿読取動作が終了した時に、前記移動部に、前記本体側緩衝部を前記カバー側緩衝部と磁力が反発しない位置から反発する位置に移動させるものである。
この構成では、原稿読取動作が終了すると、制御部が、移動部に、本体側緩衝部をカバー側緩衝部と磁力が反発しない位置から反発する位置に移動させるので、原稿カバーで原稿載置台上の原稿を覆う必要がなくなった時点で、本体側緩衝部とカバー側緩衝部の磁力反発を利用して、原稿カバーを原稿載置台から離れる方向に回動するように付勢することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像読取装置であって、前記原稿カバー又は本体部の少なくともいずか一方に設けられ、前記原稿カバーの回動動作時に前記原稿カバーと前記原稿載置台との間に介在して、前記原稿カバーの前記原稿載置台方向への回動動作を抑制する弾性部材を備えたものである。
この構成によれば、原稿カバー又は本体部の少なくともいずか一方に設けられた弾性部材によって、原稿カバーの原稿載置台方向への回動動作を抑制するので、例えば、原稿カバーが自動用紙送り機構等を備える重量の重いものであって、ユーザが原稿カバーを原稿載置台側に回動させるために大きな力を求められない場合は、原稿カバーを原稿載置台に対して閉じる動作をユーザが行い易いという効果を妨げることなく、カバー側緩衝部及び本体側緩衝部による反発力との相乗効果で、原稿カバーが勢い良く原稿載置台に倒れてしまう事態を確実に回避することができる。
請求項1に記載の発明によれば、ユーザは、カバー側緩衝部の磁力と本体側緩衝部の磁力とが反発する位置までは、楽に原稿カバーを原稿載置台側に回動させることができ、しかも、カバー側緩衝部の磁力と本体側緩衝部の磁力とが反発する位置まで原稿カバーが原稿載置台に近づくと、原稿カバーが原稿載置台側に向かう力が抑制されるので、原稿カバーが原稿載置台に勢い良く接触する事態を回避することができる。
請求項2に記載の発明によれば、原稿カバーが閉じられて所定時間経過してから、本体側緩衝部がカバー側緩衝部とは磁力の反発しない位置に移動するので、原稿カバーが原稿載置台に接触する時点では、原稿カバーの原稿載置台側への回動動作が抑制されるようにしつつ、原稿カバーが原稿載置台に対して閉じられた後は、原稿カバーが閉じた状態が維持されるようにすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、ユーザが原稿カバーを原稿載置台から開けると、本体側緩衝部がカバー側緩衝部と磁力の反発する位置に移動するので、ユーザが再び原稿カバーを原稿台に対して閉じたときには、原稿カバーが原稿載置台側に向かう力を抑制して、原稿カバーが原稿載置台に勢い良く接触する事態を回避できる。
請求項4に記載の発明によれば、原稿カバーで原稿載置台上の原稿を覆う必要がなくなった時点で、本体側緩衝部とカバー側緩衝部の磁力反発を利用して、原稿カバーを原稿載置台から離れる方向に回動するように付勢することができるので、ユーザが、原稿カバーを原稿載置台から開けるために必要な力が少なくても足りるようにすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、例えば、原稿カバーが自動用紙送り機構等を備える重量の重いものであって、ユーザが原稿カバーを原稿載置台側に回動させるために大きな力を求められない場合は、原稿カバーを原稿載置台に対して閉じる動作をユーザが行い易いという効果を妨げることなく、カバー側緩衝部及び本体側緩衝部による反発力との相乗効果で、原稿カバーが勢い良く原稿載置台に倒れてしまう事態を確実に回避することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明に係る画像読取装置の一実施形態である複写機の外観斜視図である。図1に示すように複写機1は、本体部200と、本体部200の上部に配設された原稿読取部100と、原稿読取部100と、本体部200の側面に配設された用紙後処理部300と、原稿読取部100の前面に配設された操作部400とを備えている。
原稿読取部100は、読取対象の原稿が載置される原稿載置台120と、原稿載置台120に対して、矢符Aで示す方向に開閉自在に取り付けられた原稿カバー110とを備えている。原稿カバー110は、本体部200に軸支され、原稿載置台120に対して接離方向に回動するように設けられている。この実施形態では、原稿カバー110に、オートドキュメントフィーダ(自動用紙送り機構)が設けられた例を示している。また、原稿カバー110が原稿載置台120に取り付けられている位置の近傍には、原稿カバー110が原稿載置台120に対して閉じられた状態となったことを検出する原稿カバー検出スイッチ(原稿カバー検出部)500が配設されている。
操作部400は、原稿読取動作を開始させるスタートキー及びテンキー等を備え、種々の操作指示の入力をユーザから受け付ける操作キー部401と、種々の操作画面を表示すると共に、ユーザが種々の操作指令を入力するためのタッチパネル機能を有する表示部402とを備えている。なお、本体部200の下部には、記録紙が収納される3つの給紙カセット201が配設されている。
原稿カバー110の下面部110a、すなわち、原稿載置台120に対向する面には、カバー側緩衝部(例えば、永久磁石等からなる)600が設けられている。カバー側緩衝部600の個数は、特に限定されないが、本実施形態では、原稿カバー110の下面部110aの縁部両端に各1個(計2個)設けられた場合を示している。
一方、本体部200における原稿載置台120から外れた位置であって、上記カバー側緩衝部600と対向するそれぞれの位置には、カバー側緩衝部600の磁力に反発する磁力を有する本体側緩衝部(例えば、永久磁石等からなる)700が設けられている。本実施形態では、カバー側緩衝部600に対応して、本体側緩衝部700が2個設けられた例を示している。
カバー側緩衝部600と本体側緩衝部700とは同極の磁力を有するように設定されている。これにより、原稿カバー110が原稿載置台120に対して閉じられ、カバー側緩衝部600と本体側緩衝部700とが、互いの磁力が反発し合う範囲内まで接近すると、この磁力反発によって、原稿カバー110が本体部200の上部から跳ね返され(原稿カバー110が原稿載置台120から離れる方向に付勢され)、原稿カバー110が原稿載置台120に対して勢い良く接触しない(倒れてしまわない)ようになっている。
図2は、複写機1の本体部200の上部を示す斜視図である。この図2では、原稿カバー110及び用紙後処理部300の図示は省略する。本体部200の上部に設けられた本体側緩衝部700は、図2に実線で示された定位置から、2点鎖線で示す退避位置まで、本体部200の上面部202の下方を移動可能となるように構成されている。
本体側緩衝部700を上記退避位置まで移動させることによって、原稿カバー110が原稿載置台120に対して閉じられたときに、本体側緩衝部700の磁力とカバー側緩衝部600の磁力との反発を無くし、原稿載置台120と原稿カバー110との密着が可能となるように構成されている。
図3は複写機1の内部構成を示すブロック図である。複写機1は、装置各部の動作制御を司る制御部20を備えている。操作部400は、ユーザからの原稿複写指示等の操作指示が入力される。原稿読取部100は、露光ランプ及びCCD(charge coupled device)スキャナ等を有して、原稿上の画像を読み取るものである。記録部30は、帯電装置、露光装置、現像装置、転写装置等からなる電子写真方式の画像形成機構等、又はインクジェット方式の画像形成機構等からなるものであり、原稿読取部100によって読み取られた画像を記録紙上に記録(印刷)するものである。
原稿カバー検出スイッチ500は、上述したように、原稿カバー110が原稿載置台120に対して閉じられた状態となったことを検出するものである。原稿カバー検出スイッチ500は、原稿カバー110が閉じられたことを検出すると、制御部20に検出信号を送出する。タイマ部40は、原稿カバー検出スイッチ500によって、原稿カバー110が閉じられた状態が検出された時点から、時間計測を開始するものである。移動機構(移動部)50は、本体側緩衝部700のそれぞれを、図2で説明した定位置と退避位置との間で移動させるものである。移動機構50は、例えば、ソレノイド等からなる。
また、制御部20は、タイマ部40によって所定時間の経過が計測された時に、移動機構50に、本体側緩衝部700を退避位置(すなわち、カバー側緩衝部600に対向しない位置等の、カバー側緩衝部600と磁力が反発しない位置。以下、同じ。)まで移動させる。さらに、制御部20は、移動機構50によって本体側緩衝部700がカバー側緩衝部600と磁力の反発しない位置に移動した状態とされているときに、原稿カバー検出スイッチ500が、原稿カバー110が閉じた状態となっていることを検出しなくなると、移動機構50に、定位置(すなわち、カバー側緩衝部600に対向する位置であって、本体側緩衝部700をカバー側緩衝部600と磁力が反発する位置。以下、同じ。)まで移動させる。
次に、原稿カバー110の開閉に伴う本体側緩衝部700の動作制御の第1実施形態について説明する。図4は、原稿カバー110の開閉に伴う本体側緩衝部700の動作制御の第1実施形態を行う時の処理を示すフローチャート、図5(a)(b)は原稿カバー110の状態と、本体側緩衝部700及び移動機構50の動作との関係を示した図、図6は、移動機構50の他の例を示す図である。
ユーザが手動で、原稿カバー110を原稿載置台120側に向けて回動させ、原稿カバー110が閉じた状態となって、原稿カバー検出スイッチ500がオンになると(S1でYES)、タイマ部40が時間計測を開始する(S2)。すなわち、図5(a)に示すように、原稿カバー110が原稿載置台120に対して閉じられ、原稿カバー検出スイッチ500がオンになっても、本体側緩衝部700は定位置に止まっており、カバー側緩衝部600と磁力反発することで、原稿カバー110を原稿載置台120(本体部200の上部)に勢いよく接触させない状態を保つようにしている。
なお、移動機構50は、ソレノイド51及びこのソレノイド51の駆動装置(図略)からなる。ソレノイド51は、内部に励磁用コイルを備えたフレーム511と、先端部を露出させた状態でフレーム511に包含される可動鉄芯512とを備えている。本体側緩衝部700は、ソレノイド51の可動鉄芯512の上部に取り付けられ、可動鉄芯512のフレーム511に対する平行移動に伴って平行移動するようになっている。これにより、本体側緩衝部700は、本体部200の上面部202に設けられた穴部の位置を定位置とし、この穴部から外れた位置を退避位置として移動するようにされている。
また、移動機構50は、図6に示すように、図略の駆動源によって回転されるピニオン521と、ピニオン521に噛合するラック522とを備えるギヤ機構52によって構成することも可能である。このように、移動機構50は、本体側緩衝部700を定位置と退避位置との間で移動させることが可能な機構であれば、種々の変形が可能である。
図4に戻り、上記タイマ部40による時間計測で、所定時間(例えば、1秒間)の経過が計測されると(S3でYES)、制御部20は、移動機構50を駆動して(S4)、図5(b)に示すように、本体側緩衝部700を退避位置に移動させる。
ユーザが再び原稿カバー110を開け、原稿カバー検出スイッチ500がオフになると(S5でYES)、制御部20は、移動機構50を駆動して(S6)、本体側緩衝部700を退避位置から定位置に移動させる。これにより、次回、ユーザが原稿カバー110を原稿載置台120に対して閉じたときに、カバー側緩衝部600と本体側緩衝部700との磁力反発により、原稿カバー110が原稿載置台120に対して勢いよく接触しないようにする。
次に、原稿カバー110の開閉に伴う本体側緩衝部700の動作制御の第2実施形態について説明する。図7は、原稿カバー110の開閉に伴う本体側緩衝部700の動作制御の第2実施形態を行う時の処理を示すフローチャート、図8は原稿カバー110の状態と、本体側緩衝部700及び移動機構50の動作との関係を示した図である。なお、図4に示した第1実施形態と同様の処理は同符号を付して説明を省略する。
上記第1実施形態では、原稿カバー検出スイッチ500が一旦オンになり、再びオフになった場合に、制御部20が、移動機構50を駆動して、本体側緩衝部700を退避位置から定位置に戻すようにしているが、本第2実施形態では、図7に示すように、原稿カバー検出スイッチ500がオンとなっていても(S5でNO)、ユーザから入力された操作指示に基づく原稿読取部100の原稿読取動作が終了した時点で(S11でYES)、制御部20が、移動機構50を駆動して、本体側緩衝部700を退避位置から定位置に戻すようにする。
このようにして、原稿載置台120に対して閉じられた状態(図5(a)参照)となっている原稿カバー110を、本体側緩衝部700とカバー側緩衝部600との磁力反発を利用して、図8に示すように、上方、すなわち、原稿載置台120から離れる方向へ押し上げて回動させるようにする。これにより、原稿読取部100による原稿読取動作に支障を与えることなく、ユーザが原稿カバー110を開ける際に必要な力を少なくすることができる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、図1に示した複写機1は、本体側緩衝部700とカバー側緩衝部600との磁力反発のみを利用して、原稿カバー110が原稿載置台120に勢い良く接触しないようにしているが、図9に示すように、本体側緩衝部700及びカバー側緩衝部600に加えて、原稿カバー110と原稿載置台120(本体部200の上部)との間にバネ900を設け、このバネ900によっても、原稿カバー110の回動動作時に、原稿カバー110の原稿載置台120方向への回動が抑制されるようにしてもよい。バネ900は、原稿カバー110又は本体部200の少なくともいずか一方に設けられる。これによれば、原稿カバー110に備えられたオートシートフィーダの重量が重くて、ユーザが原稿カバー110を原稿載置台120側に回動させるために力を入れることは不要であるものの、原稿カバー110が原稿載置台120側に勢いよく倒れてしまうことの方が心配な場合に、原稿カバー110を閉じる動作をユーザが行い易いという効果を妨げることなく、バネ900による原稿カバー110に対する付勢力と、カバー側緩衝部600及び本体側緩衝部700による反発力との相乗効果で、原稿カバー110が勢い良く原稿載置台120に倒れてしまう事態を確実に回避することができる。
また、上記実施形態では、本体側緩衝部700を定位置から退避位置に平行移動させるようにしているが、本体側緩衝部700を本体部200の上面部202に対して上下動可能に構成し、本体側緩衝部700がカバー側緩衝部600と磁力反発する位置と磁力反発しない位置とを移動するようにしてもよい。この場合、移動機構50は、ソレノイド51(図5)を縦に配置して可動鉄芯512を上下動可能に構成し、可動鉄芯512の上端部に本体側緩衝部700を取り付ける等とすればよい。また、図6のギヤ機構52を縦に配置して、ラック522を上下動させる構成とし、このラック522の上端部に本体側緩衝部700を取り付ける等としてもよい。
また、本体側緩衝部700の一方の面側に、カバー側緩衝部600の磁力と反発する磁力を持たせ、他方の面側に、カバー側緩衝部600の磁力と反発しない磁力を持たせるようにし、原稿カバー110の開閉状態やタイマ部40の時間計測に応じて、この本体側緩衝部700を回転させて反転させることで、本体側緩衝部700を上記定位置から退避位置に平行移動させる場合と同様の作用を得るようにしてもよい。この場合、本体側緩衝部700に、ステッピングモータ等の回転量を精度良く制御できる駆動機構を取り付け、本体部200の上面部202に平行な回転軸でもって、本体側緩衝部700が回転する構成等を採ればよい。制御部20は、ユーザによって指示された原稿読取動作が終了した時に、この駆動機構に、本体側緩衝部700がカバー側緩衝部600と磁力反発するように反転させる等、図4や図7に示した制御を行うようにする。
また、カバー側緩衝部600及び本体側緩衝部700として、永久磁石以外を採用することも可能である。例えば、電磁石等であってもよい。この場合、本体側緩衝部700の磁力の量を可変させることによって、原稿カバー110の開閉状態に応じて磁力を調整し、本体側緩衝部700をカバー側緩衝部600に磁力反発させるか否かを制御することが可能である。
本発明に係る画像読取装置の一実施形態である複写機の外観斜視図である。 図1の複写機の本体部の上部を示す斜視図である。 複写機の内部構成を示すブロック図である。 原稿カバーの開閉に伴う本体側緩衝部の動作制御の第1実施形態を行う時の処理を示すフローチャートである。 (a)(b)は原稿カバーの状態と、本体側緩衝部及び移動機構の動作との関係を示した図である。 移動機構の他の例を示す図である。 原稿カバーの開閉に伴う本体側緩衝部の動作制御の第2実施形態を行う時の処理を示すフローチャートである。 原稿カバーの状態と、本体側緩衝部及び移動機構の動作との関係を示した図である。 原稿カバーと原稿載置台との間にバネが取り付けられた複写機の外観斜視図である。
符号の説明
1 複写機
20 制御部
40 タイマ部
50 移動機構
51 ソレノイド
511 フレーム
512 可動鉄芯
52 ギヤ機構
521 ピニオン
522 ラック
700 本体側緩衝部
100 原稿読取部
110 原稿カバー
110a 下面部
120 原稿載置台
200 本体部
201 給紙カセット
202 上面部
400 操作部
401 操作キー部
402 表示部
500 原稿カバー検出スイッチ
600 カバー側緩衝部
700 本体側緩衝部
900 バネ

Claims (5)

  1. 原稿載置台が設けられた本体部と、この本体部に軸支され、原稿載置台に対して接離方向に回動する原稿カバーとを備える画像読取装置であって、
    前記原稿カバーの前記原稿載置台に対向する位置に設けられたカバー側緩衝部と、
    前記本体部において前記カバー側緩衝部との対向位置に設けられ、前記カバー側緩衝部の磁力に反発する磁力を有する本体側緩衝部と、
    を備えた画像読取装置。
  2. 前記本体側緩衝部を、前記カバー側緩衝部と磁力が反発しない位置に移動させる移動部と、
    前記原稿カバーが前記原稿載置台に対して閉じられた状態を検出する原稿カバー検出部と、
    前記原稿カバー検出部によって、前記原稿カバーが閉じられた状態が検出された時点からの時間経過を計測するタイマ部と、
    前記タイマ部によって所定時間の経過が計測された時に、前記移動部に、前記本体側緩衝部を前記カバー側緩衝部と磁力が反発しない位置まで移動させる制御部と
    を備えた請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御部は、前記移動部によって前記本体側緩衝部が前記カバー側緩衝部と磁力が反発しない位置に移動した状態とされているときに、前記原稿カバー検出部によって前記原稿カバーが検出されなくなると、前記移動部に、前記本体側緩衝部を前記カバー側緩衝部と磁力が反発する位置まで移動させる請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御部は、ユーザから指示された原稿読取動作が終了した時に、前記移動部に、前記本体側緩衝部を前記カバー側緩衝部と磁力が反発しない位置から反発する位置に移動させる請求項2に記載の画像読取装置。
  5. 前記原稿カバー又は本体部の少なくともいずか一方に設けられ、前記原稿カバーの回動動作時に前記原稿カバーと前記原稿載置台との間に介在して、前記原稿カバーの前記原稿載置台方向への回動動作を抑制する弾性部材を備えた請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像読取装置。
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