JP2005299786A - クッション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 クッション装置が発生する音を緩和することである。
【解決手段】 緩衝器Dの最圧縮時にバンプストッパラバー6とバンプストッパ10とを当接させて緩衝器Dに生じる衝撃を緩和するクッション装置において、少なくともバンプストッパラバー6もしくはバンプストッパ10の互いが当接する当接面7,14の一方に凹凸を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 緩衝器Dの最圧縮時にバンプストッパラバー6とバンプストッパ10とを当接させて緩衝器Dに生じる衝撃を緩和するクッション装置において、少なくともバンプストッパラバー6もしくはバンプストッパ10の互いが当接する当接面7,14の一方に凹凸を設けたことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、本発明は、緩衝器の最大圧縮時に発生する衝撃を吸収するために使用されるクッション装置の改良に関する。
この種クッション装置としては、たとえば、緩衝器のピストンロッド側に設けたバンプストッパラバーと衝合してそれを押し縮めながら最大圧縮時に発生する衝撃を吸収するために緩衝器のシリンダ端に設けられたものが知られている。
具体的には、クッション装置の構成としては、出願人が過去に提案したものを例に取れば、シリンダ端部に圧入されるキャップ部とキャップ部に重ね合わせたバンプストッパラバーを受ける水平板部と、ピストンロッド側に設けた周知のバンプストッパラバーとからなり、このバンプストッパは1つの管体をプレス加工により折り畳んで形成してある(たとえば、特許文献1参照)。
上記構成をとることで、クッション装置を備えた緩衝器を、車両のサスペンション等に使用した場合には、車両走行中の突き上げや振動等の入力が負荷された時には、バンプストッパラバーとバンプストッパが協働して緩衝器の最圧縮時の衝撃を吸収するように作用する。
特開2004−28316号公報(第3頁第24行目から第4頁第2行目まで、図1)
しかしながら、上記従来のクッション装置においては、機能上欠陥があるわけではないが、以下の不具合の改善が望まれている。
たとえば、バンプストッパがシリンダ端部に設けられ、バンプストッパラバーがピストンロッド側に設けられる場合、特に車両の操舵輪側に設けられた緩衝器ではピストンロッドがシリンダに対し回動するので、バンプストッパとバンプストッパラバーとが当接した状態において、上記回動が生じるとバンプストッパとバンプストッパラバーとが擦れ合い、不快音を生じる場合がある。
また、緩衝器の最圧縮時にはバンプストッパとバンプストッパラバーとが当接するが、この時に生じる打音も小さいほうが好ましい。
そこで、本発明は、上記した不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、クッション装置が発生する音を緩和することである。
上記した目的を達成するため、緩衝器の最圧縮時にバンプストッパラバーとバンプストッパとを当接させて緩衝器に生じる衝撃を緩和するクッション装置において、少なくともバンプストッパラバーもしくはバンプストッパの互いが当接する当接面の一方に凹凸を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、バンプストッパもしくはバンプストッパラバーの一方の当接面に凹凸が設けられているので、バンプストッパラバーとバンプストッパとの当接時に生じる打音、擦れ音を緩和することができる。
また、このクッション装置が具現化された緩衝器を搭載した車両においては、クッション装置に発生する種々の音の音量が緩和されるので、搭乗者に不快感や違和感を与えずに済むという効果もある。
以下、本発明を図面に示す実施の形態に基づいて説明する。図1は、一実施の形態におけるクッション装置が適用された緩衝器の側面図である。図2は、バンプストッパの斜視図である。
さて、緩衝器の最圧縮時にバンプストッパラバーに当接させて緩衝器に生じる衝撃を緩和するクッション装置において、発明者は種々の実験を行ったところ、バンプストッパラバーとバンプストッパとが互いに当接する当接面の一方に小さな凹凸を設けると、当該当接面の両方が平坦なバンプストッパとバンプストッパラバーとが擦れ合うときに生じる不快音を緩和できるとの知見を得た。また、そればかりでなく、当該当接面の一方に小さな凹凸を設けると、平坦な当接面を有するバンプストッパとバンプストッパラバーとの打音をも緩和できる知見を得た。
したがって、おおよそバンプストッパもしくはバンプストッパラバーと干渉する部材の互いに当接する当接面の一方に凹凸を設ければ、上記擦れ音、打音等を緩和できる、すなわち、消音効果があることが判明したのである。
以下、上記の知見を元に、本発明が具現化した一実施の形態のクッション装置について説明する。一実施の形態のクッション装置は、図1に示すように、緩衝器Dに適用されている。
そして、バンプストッパ10は、緩衝器Dのシリンダ1の端部に取付けられており、このバンプストッパ10は、緩衝器Dの最圧縮時に緩衝器Dのピストンロッド2の先端側に設けたバンプストッパラバー6と当接して緩衝器Dに生じる衝撃を吸収緩和するものである。
また、緩衝器Dは、具体的には図示はしないが、シリンダ1と、シリンダ1内に摺動自在に挿入された図示しないピストンと、当該ピストンに連結されシリンダ内に移動自在に挿入されたピストンロッド2とを備えており、また、そのピストンロッド2の先端側には、上述のバンプストッパラバー6の他に軸受3を介して上方の懸架バネ受け4が取付けられ、さらに、シリンダ1の側部には下方の懸架バネ受け5が設けられ、この上下の懸架バネ受け4,5との間には懸架バネSが介装されている。さらに、上方の懸架バネ受け4の図1中下端には、ピストンロッド2の側面に埃や水等が附着することを防止するためのダストカバー16が固定されている。
このダストカバー16は、蛇腹筒状に形成されており、上述のように、その図1中上端は上方の懸架バネ受4に固定されているが、開口端部たる下端側は、若干拡径されてスカート部17が形成されている。
そして、バンプストッパ10は、シリンダ1の端部に嵌合可能なように、有底筒状に形成されるとともに、底部11中央には、ピストンロッド2の挿通を許容する挿通孔(図示せず)が設けられるとともに、筒部12の開口端部外周には、端部側に向けて勾配するように膨出させた複数の突起13が設けられている。
なお、緩衝器Dを車両に適用した際に、車重により懸架バネSが圧縮されることにより、緩衝器Dが所定量圧縮状態下に維持され、上記複数の突起13は、ダストカバー16のスカート部17の内周側に当接するようになっている。この突起13のスカート部17の内周側への当接によりダストカバー16のふらつきが防止され、ダストカバー16が、たとえば、緩衝器Dのピストンロッド2等に干渉することが防止されている。
そして、上記したクッション装置の場合、バンプストッパラバー6とバンプストッパ10とが互いに当接するのは、バンプストッパラバー6側では図1中当接面7であり、バンプストッパ10側では図2中当接面14である。また、バンプストッパ10とダストカバー16とが互いに当接するのは、バンプストッパ10側では突起13の傾斜面である図1中当接面15であり、ダストカバー16側ではスカート部17の内周面である図1中当接面18である。
本実施の形態では、バンプストッパ10の外周面前面に渡りしぼ加工により凹凸を設けている。なお、上記知見に従えば、当接面7と当接面14のうち一方にしぼ加工により凹凸を設け、さらに、当接面15と当接面18のうち一方にしぼ加工により凹凸を設けるだけでもよい。
ちなみに、バンプストッパ10側に凹凸を設けたのは、バンプストッパ10は、バンプストッパラバー6およびダストカバー16の両方に当接するから、しぼ加工を施すのをバンプストッパ10のみとするだけで消音効果を得られ、経済的であるからである。
したがって、バンプストッパ10の上記当接面14,15に凹凸が設けられているので、バンプストッパラバー6とバンプストッパ10との当接時に生じる打音、擦れ音を緩和することができ、また、バンプストッパ10とダストカバー16との当接時に生じる打音、擦れ音を緩和することができる。
また、このクッション装置が具現化された緩衝器を搭載した車両においては、クッション装置に発生する種々の音の音量が緩和されるので、搭乗者に不快感や違和感を与えずに済むという効果もある。
なお、上述したところでは、バンプストッパ等の当接面にしぼ加工により凹凸を設けるとしているが、凹凸は、梨地処理あるいはエッチング処理あるいはブラスト処理により設けられるとされてもよい。
さらに、上記したところでは、バンプストッパ等の当接面の一方に凹凸を設けるとしているが両方の当接面に凹凸を設けるとしても同様の効果を得ることができる。
1 シリンダ
2 ピストンロッド
3 軸受
4,5 懸架バネ受け
6 バンプストッパラバー
7,14,15,18 当接面
10 バンプストッパ
11 底部
12 筒部
13 突起
16 ダストカバー
17 スカート部
D 緩衝器
S 懸架バネ
2 ピストンロッド
3 軸受
4,5 懸架バネ受け
6 バンプストッパラバー
7,14,15,18 当接面
10 バンプストッパ
11 底部
12 筒部
13 突起
16 ダストカバー
17 スカート部
D 緩衝器
S 懸架バネ
Claims (4)
- 緩衝器の最圧縮時にバンプストッパラバーとバンプストッパとを当接させて緩衝器に生じる衝撃を緩和するクッション装置において、少なくともバンプストッパラバーもしくはバンプストッパの互いが当接する当接面の一方に凹凸を設けたことを特徴とするクッション装置。
- バンプストッパに緩衝器に設けられたダストカバーの開口端に当接してダストカバーのふらつきを防止する1つもしくは複数の突起を設けるとともに、少なくとも当該突起もしくはダストカバーの互いに当接する当接面の一方に凹凸を設けたことを特徴とする請求項1に記載のクッション装置。
- バンプストッパもしくはバンプストッパラバーの一方とバンプストッパもしくはバンプストッパラバーの一方に干渉する部材の互いに当接する当接面の一方に凹凸を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載のクッション装置。
- 凹凸がしぼ加工あるいは梨地処理あるいはエッチング処理あるいはブラスト処理により設けられたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のクッション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004116328A JP2005299786A (ja) | 2004-04-12 | 2004-04-12 | クッション装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004116328A JP2005299786A (ja) | 2004-04-12 | 2004-04-12 | クッション装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005299786A true JP2005299786A (ja) | 2005-10-27 |
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ID=35331561
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004116328A Pending JP2005299786A (ja) | 2004-04-12 | 2004-04-12 | クッション装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2004
- 2004-04-12 JP JP2004116328A patent/JP2005299786A/ja active Pending
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US11548342B2 (en) | 2017-12-07 | 2023-01-10 | Ningbo Geely Automobile Research & Development Co. | Coilover shock absorber |
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