JP2005297694A - 自動車のラゲッジ床構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】手間を掛けることなく置いた荷物の移動を阻止する自動車のラゲッジ床構造を提供することを目的としている。
【解決手段】荷物Lを載せ可動手段40で基板20とラゲッジプレート10との間を接近させ、支持突起30を突出させて荷物の移動を阻止することができ、手間を掛けず簡単に荷物Lを搭載し、移動を阻止することができる自動車のラゲッジ床構造を提供することができる。
【選択図】 図3
【解決手段】荷物Lを載せ可動手段40で基板20とラゲッジプレート10との間を接近させ、支持突起30を突出させて荷物の移動を阻止することができ、手間を掛けず簡単に荷物Lを搭載し、移動を阻止することができる自動車のラゲッジ床構造を提供することができる。
【選択図】 図3
Description
この発明は、走行中、載せた荷物が移動して騒音を発生したり、他のものとの干渉を起こしたりすることを防止する自動車のラゲッジ床構造に関するものである。
従来、この種の技術として、特許文献1には、床に車体の前後方向へ延びる荷すべり用突条を設け、ここの任意な場所に出没自在な荷物移動防止用脚を設けた技術が開示されている。また、特許文献2には、床面に係止孔を設け、荷物の大きさや形状に応じてその周囲の適当な係止孔に保持部材を差し込んで荷物の移動阻止をしている技術が開示されている。
実開昭58−108937号公報
実開昭58−99103号公報
しかしながら、このような特許文献1の技術では、荷物を床の上で所望の位置まで移動させるのに都合はいいが、その位置で移動させないため、適当な位置の荷物移動防止用脚を1本1本突出させ固定する様にしていた。
また、特許文献2の技術では、同様に、多くの係止孔から荷物が置かれる周囲の位置の係止孔を選択してそこに保持部材をそれぞれ立てて荷物の移動を阻止していた。
このようなことから、置く荷物の位置を決めてからそれぞれの荷物の周囲にピン状のものを1本1本手で立てていたため、時間を要していた。
そこで、この発明は、上記問題に鑑みて手間を掛けることなく置いた荷物の移動を阻止する自動車のラゲッジ床構造を提供することを目的としている。
この目的を達成するため、請求項1の発明は、多数の貫通孔を有し、荷物を載せるラゲッジプレートと、該ラゲッジプレートの下側に相互に離接可能に配置される基板と、前記貫通孔に対応して前記基板に設けられ、前記ラゲッジプレートと前記基板とが接近したときには突出し、離間したときには前記貫通孔に埋没する支持突起と、前記ラゲッジプレートと前記基板とを離接可能にする可動手段とを有することを特徴とする自動車のラゲッジ床構造としている。
また、請求項2の発明は、請求項1において、前記可動手段は、前記基板を上下させる偏心カムあるいは前記ラゲッジプレートと前記基板との間に介在させ、伸縮可能とする弾性体のいずれか一つであることを特徴とする自動車のラゲッジ床構造としている。
また、請求項3の発明は、請求項2において、前記弾性体は、ゴム体、低反発材体、スポンジ体、皿バネのいずれか一つであることを特徴とする自動車のラゲッジ床構造としている。
また、請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項において、前記支持突起の少なくとも頭部は、前記ラゲッジプレートの面摩擦係数よりも高いことを特徴とする自動車のラゲッジ床構造としている。
さらに、請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項において、前記支持突起は、その側面で荷物を支持する剛性を有していることを特徴とする自動車のラゲッジ床構造としている。
請求項1の発明によれば、荷物を載せ可動手段で基板とラゲッジプレートとの間を接近させ、支持突起を突出させて荷物の移動を阻止することができ、手間を掛けず簡単に荷物を搭載し、移動を阻止することができるラゲッジ床構造を提供することができる。
請求項2の発明によれば、上記請求項1の発明の効用に加え、偏心カムの回動、あるいは弾性体の伸縮という簡単な機構で前記効用を達成することができる。
請求項3の発明によれば、上記請求項1及び2の発明の効用に加え、使用材料によって床全体あるいは部分的に配置して使用できる。
請求項4の発明によれば、上記請求項1〜3の発明の効用に加え、荷物を下から支持する部分のみでも荷物の移動阻止を有効にすることができる。
請求項5の発明によれば、上記請求項1〜4の発明の効用に加え、突出させた支持突起の側面でも荷物の移動阻止をすることができる。
以下、図面に基づいてこの発明を説明する。
図1は、自動車のラゲッジ床構造を示しており、一般に自動車の後部に設けられ、ここではトランクルームでなく、ワンボックスカーの荷台に適用されている。図中10は、多数の貫通孔11を有し、荷物Lを載せるラゲッジプレートであり、このラゲッジプレート10の全面に渡ってこの例の様に規則的に、あるいは不規則に多数の孔11が表裏に貫通して設けられている。
このラゲッジ床構造をより具体的に図1のA−Aで断面して示したものが図2乃至図5
であり、このラゲッジプレート10の下側には、相互に離接可能に間隔を置いて基板20が配置されている。図2及び図3では、ラゲッジプレート10が周囲の枠体12に支持固定されており、基板20がラゲッジプレート10に対して接近しあるいは離間する。一方、図4及び図5では、基板20が固定されており、ラゲッジプレート10が上方からの力で基板20に接近し、力の除去で離間する。
であり、このラゲッジプレート10の下側には、相互に離接可能に間隔を置いて基板20が配置されている。図2及び図3では、ラゲッジプレート10が周囲の枠体12に支持固定されており、基板20がラゲッジプレート10に対して接近しあるいは離間する。一方、図4及び図5では、基板20が固定されており、ラゲッジプレート10が上方からの力で基板20に接近し、力の除去で離間する。
支持突起30は、基板20上に、ラゲッジプレート10の貫通孔11に対応して設けられ、ラゲッジプレート10と基板20とが接近したときには貫通孔11から突出し、離間したときには貫通孔11に埋没するようにされている。支持突起30にこのような動作をさせる、すなわち、ラゲッジプレート10と基板20とを離接可能にする可動手段40がラゲッジ床構造に設けられている。
また、可動手段40は、回転中心が偏心しており、手動あるいは電動等で回転させ基板20を上下させる偏心カム41あるいはラゲッジプレート10と基板20との間に介在させ、伸縮可能とする弾性体43のいずれか一つを採用している。図2及び図3で示す42は、上下案内手段で枠体12と共に上下にずれないように案内する。この上下案内手段42には、ダンパー機構が備えられ、急激な変動に振動を発生させずに対応できる。この上下案内手段42を油圧装置にすれば、大がかりあるいは動作に時間が掛かる等の問題があるが偏心カム41を用いず単独で可動手段40とすることも可能である。
また、弾性体43は、ゴム体、低反発材体、スポンジ体、皿バネが用いられ、これらのいずれか一つであるかあるいはこれらの組み合わせであっても良い。すなわち、板状体に作られた弾性体43の場合には、ラゲッジプレート10に開けられた多数の貫通孔11に対応した位置と数の孔が設けられている。あるいは、適当な大きさの部分に分け、そこの貫通孔11に対応した位置に孔が開けられているものであっても良い。皿バネのようなものは、支持突起30の全部でなくとも、適当な個所の支持突起30に差し込むように配置しても良い。
また、低反発材体は、図6に示すように、ある荷重をかけたとき、一点鎖線で示すようにすぐに撓み変形を起こすものでなく、実線で示すように時間を掛けて撓み変形を行うもので、例えば低反発ウレタンフォームがある。この商品としては、株式会社イノアックコーポレーション「低反発ウレタンフォームEGRー2」がある。この材料を使うことによって、荷物Lをラゲッジプレート10に載せたとき、瞬時には縮まないので、しばらくの間床面を自在に滑らして任意の位置に容易に置くことができる。
また、これら支持突起30の少なくとも頭部は、ラゲッジプレート10の面摩擦係数よりも高くしているので、ラゲッジプレート10面を自在に滑らした後、突出した支持突起30の頭部と接触させて荷物Lの移動を阻止することができる。
さらに、突出状態の支持突起30は、横荷重等で千切れることがなく、ある程度の剛性を有しており、その側面で荷物Lを支持し、移動を阻止している。
10 ラゲッジプレート
11 貫通孔
20 基板
30 支持突起
40 可動手段
41 偏心カム
43 弾性体
11 貫通孔
20 基板
30 支持突起
40 可動手段
41 偏心カム
43 弾性体
Claims (5)
- 多数の貫通孔を有し、荷物を載せるラゲッジプレートと、
該ラゲッジプレートの下側に相互に離接可能に配置される基板と、
前記貫通孔に対応して前記基板に設けられ、前記ラゲッジプレートと前記基板とが接近したときには突出し、離間したときには前記貫通孔に埋没する支持突起と、
前記ラゲッジプレートと前記基板とを離接可能にする可動手段とを有することを特徴とする自動車のラゲッジ床構造。 - 請求項1において、前記可動手段は、前記基板を上下させる偏心カムあるいは前記ラゲッジプレートと前記基板との間に介在させ、伸縮可能とする弾性体のいずれか一つであることを特徴とする自動車のラゲッジ床構造。
- 請求項2において、前記弾性体は、ゴム体、低反発材体、スポンジ体、皿バネのいずれか一つであることを特徴とする自動車のラゲッジ床構造。
- 請求項1〜3のいずれか1項において、前記支持突起の少なくとも頭部は、前記ラゲッジプレートの面摩擦係数よりも高いことを特徴とする自動車のラゲッジ床構造。
- 請求項1〜4のいずれか1項において、前記支持突起は、その側面で荷物を支持する剛性を有していることを特徴とする自動車のラゲッジ床構造。
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JP2004114925A JP2005297694A (ja) | 2004-04-09 | 2004-04-09 | 自動車のラゲッジ床構造 |
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JP2009208575A (ja) * | 2008-03-03 | 2009-09-17 | Nissan Motor Co Ltd | 荷物室の床面構造 |
KR101244017B1 (ko) * | 2011-05-24 | 2013-03-14 | 박성원 | 차량용 물품 고정블럭판 |
KR101542461B1 (ko) | 2013-10-08 | 2015-08-07 | 이경철 | 차량 적재용 캠핑 매트 |
KR102127186B1 (ko) * | 2019-08-29 | 2020-06-26 | 임규호 | 차량 짐칸용 화물 지지 장치 |
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