JP2005297128A - 流体配管系の弁体切断工法及び弁交換工法 - Google Patents

流体配管系の弁体切断工法及び弁交換工法 Download PDF

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Abstract

【課題】 バタフライ弁に対する穿孔作業を能率良く、容易に行う。
【解決手段】 流体管に接続されているバタフライ弁Vの弁箱10の下流側開口部に開閉弁5を接続し、この開閉弁5の下流側開口部に、バタフライ弁Vの弁体11と両弁棒12A,12Bとを固定連結する連結部材13の回動軌跡の最大径よりも大なる切断口径に構成されたホールソー23を備えた穿孔機Aを取付けて、開閉弁5の下流側開口から挿入した穿孔機Aのホールソー23により、流体管内の流体の流れを維持したまま、バタフライ弁Vの両弁棒12A,12Bのうち、連結部材13の回動軌跡よりも径方向外方に位置する弁棒部分をホールソー23で切断して弁体11と共に除去する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、水道管等の流体配管系の流体管に接続されているバタフライ弁の弁体切断工法及び弁交換工法の改良に関する。
流体配管系の流体管に接続されているバタフライ弁が閉弁操作位置に操作されたまま操作不能に陥った場合、その閉弁操作位置にある弁体に流路確保のための開口を穿設する必要がある。
また、バタフライ弁を他の開閉弁に取り替える場合では、バタフライ弁の下流側開口を通して挿入した管路閉塞装置にて上流側の流路を密封状態で閉塞する工法が考えられるが、バタフライ弁は、弁箱内で弁棒を軸として円盤状の弁体が回転操作自在に支承される構造上、全開操作された状態でも流路内に弁体が残ることになり、バタフライ弁よりも上流側に管路閉塞装置を挿入するためには、閉弁操作位置にある弁体に管路閉塞装置挿入のための開口を穿設する必要がある。
そして、閉弁操作位置にある弁体に流路確保のための開口又は管路閉塞装置挿入のための開口を穿設する工法として、一般的には、流体管に接続されているバタフライ弁の弁箱の下流側開口部に作業用開閉弁を接続し、この作業用開閉弁の下流側開口部に、バタフライ弁の両弁棒における内側端の回動軌跡径よりも小なる切断口径に構成されたホールソーを備えた穿孔機を取付けて、作業用開閉弁の下流側開口から挿入した穿孔機のホールソーにより、流体管内の流体の流れを維持したまま、バタフライ弁の弁体に貫通孔を形成する工法が考えられる。
特開2001−162422号公報
上述の弁体切断工法では、軟質の材料(例えば、FCD450)で製作されるバタフライ弁の弁体うち、これと両弁棒とを固定連結するテーパーピン等の連結部材における回動軌跡の最小径より径方向内方側で、かつ、形状的にも簡素な弁体の中央部に貫通孔を形成するため、穿孔作業の能率化、容易化を図ることができるものの、弁体に形成される貫通孔の内径が、両弁棒における内側端の回動軌跡径よりも小に構成されているため、流路確保の場合では、貫通孔の開口流路面積が小さくなり、また、バタフライ弁を取り替える場合では、弁体の貫通孔を通過する管路閉塞装置の弾性密封部に要求される拡径変形代が大きくなるため、管路閉塞装置全体の複雑化と製造コストの高騰化を招来する問題がある。
また、穿孔機のホールソーの口径を少し大きくして、それの刃先が弁体と両弁棒とを固定連結する両連結部材にかかるようにすると、両連結部材が弁体よりも硬質の材料(例えば、SUS304)で製作され、しかも、閉弁操作時に穿孔機のホールソーの進行方向である送り込み軸芯方向に沿って長く、かつ、形状的にもテーパー状のものが用いられているため、穿孔機のホールソーの損傷や噛み込み等を招来し易くなる問題がある。
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その主たる課題は、バタフライ弁に対する穿孔作業を能率良く、容易に行うことのできる流体配管系の弁体切断工法及び弁交換工法を提供する点にある。
本発明による第1の特徴構成は、流体管に接続されているバタフライ弁の弁箱の下流側開口部に開閉弁を接続し、この開閉弁の下流側開口部に、バタフライ弁の弁体と両弁棒とを固定連結する連結部材の回動軌跡の最大径よりも大なる切断口径に構成されたホールソーを備えた穿孔機を取付けて、開閉弁の下流側開口から挿入した穿孔機のホールソーにより、流体管内の流体の流れを維持したまま、バタフライ弁の両弁棒のうち、連結部材の回動軌跡よりも径方向外方に位置する弁棒部分をホールソーで切断して弁体又は弁体の大部分と共に除去することを特徴とする点にある。
上記特徴構成によれば、流体管に接続されているバタフライ弁の弁箱の下流側開口部に開閉弁を接続し、この開閉弁の下流側開口部に穿孔機を取付けて、この穿孔機のホールソーを駆動回転させながら開閉弁内を通してバタフライ弁にまで送り込むと、このホールソーの切断口径が、弁体と両弁棒とを固定連結する連結部材の回動軌跡の最大径よりも大に構成されているため、閉弁操作時にホールソーの送り込み軸芯方向に沿って長い連結部材における回動軌跡の径方向外方側を通して弁棒を切断し、更に、ホールソーの切断口径によっては弁体の一部又は弁箱の一部を切断することになるので、切断された両弁棒と共に弁体全体又は弁体の大部分を除去することができる。
従って、流体管内の流体の流れを維持したまま、バタフライ弁の弁体全体又は大部分を除去することができるから、バタフライ弁の流路横断面積を充分確保しながらも、ホールソーが送り込み軸芯方向に長い連結部材を切断することがないため、穿孔作業の能率化、容易化を図ることができる。
本発明による第2の特徴構成は、流体管に接続されているバタフライ弁の弁箱の下流側開口部に作業用開閉弁を接続し、この作業用開閉弁の下流側開口部に、バタフライ弁の弁体と両弁棒とを固定連結する連結部材の最大径よりも大なる切断口径に構成されたホールソーを備えた穿孔機を取付けて、作業用開閉弁の下流側開口から挿入した穿孔機のホールソーにより、流体管内の流体の流れを維持したまま、バタフライ弁の両弁棒のうち、連結部材の回動軌跡よりも径方向外方に位置する弁棒部分をホールソーで切断して弁体又は弁体の大部分と共に除去したのち、その切断除去されたバタフライ弁内の流路を通して上流側に挿入した管路閉塞装置により、バタフライ弁の設置箇所よりも上流側の流路を密封状態で閉塞し、バタフライ弁及び作業用開閉弁を撤去して他の開閉弁に交換するとともに、この開閉弁の下流側開口から管路閉塞装置を撤去することを特徴とする点にある。
上記特徴構成によれば、流体管に接続されているバタフライ弁の弁箱の下流側開口部に作業用開閉弁を接続し、この開閉弁の下流側開口部に穿孔機を取付けて、この穿孔機のホールソーを駆動回転させながら作業用開閉弁内を通してバタフライ弁にまで送り込むと、このホールソーの切断口径が、弁体と両弁棒とを固定連結する連結部材の回動軌跡の最大径よりも大に構成されているため、閉弁操作時にホールソーの送り込み軸芯方向に沿って長い連結部材の回動軌跡の径方向外方側を通して弁棒を切断し、更に、ホールソーの切断口径によっては弁体の一部又は弁箱の一部を切断することになるので、切断された両弁棒と共に弁体全体又は弁体の大部分を除去することができる。
次に、弁体又は弁体の大部分が除去された弁箱内の本来の流路を通して上流側に挿入した管路閉塞装置により、バタフライ弁の設置箇所よりも上流側の流路を密封状態で閉塞し、この状態でバタフライ弁及び作業用開閉弁を撤去して他の開閉弁に交換したのち、この開閉弁の下流側開口から管路閉塞装置を撤去する。
従って、流体管内の流体の流れを維持したまま、バタフライ弁の弁体全体又は大部分を除去することができるから、バタフライ弁の流路横断面積を充分確保することができ、例えば、バタフライ弁を取り替える場合でも、バタフライ弁の上流側に挿入される管路閉塞装置の弾性密封部に要求される拡径変形代が小さくなり、管路閉塞装置全体が簡素化及び製造コストの低廉化を図ることができる。しかも、ホールソーが送り込み軸芯方向に長い連結部材を切断することがないため、穿孔作業の能率化、容易化を図ることができる。
本発明による第3の特徴構成は、流体管の分岐管部にバタフライ弁が取付けられている流体配管系において、バタフライ弁の弁箱の下流側開口部に作業用開閉弁を接続し、この作業用開閉弁の下流側開口部に、バタフライ弁の弁体と両弁棒とを固定連結する連結部材の回動軌跡の最大径よりも大なる切断口径に構成されたホールソーを備えた穿孔機を取付けて、作業用開閉弁の下流側開口から挿入した穿孔機のホールソーにより、流体管内の流体の流れを維持したまま、バタフライ弁の両弁棒のうち、連結部材の回動軌跡よりも外方に位置する弁棒部分をホールソーで切断して弁体又は弁体の大部分と共に除去したのち、その切断除去されたバタフライ弁内の流路を通して上流側に挿入した管路閉塞装置により、バタフライ弁の設置箇所よりも上流側の流路を密封状態で閉塞し、バタフライ弁及び作業用開閉弁を撤去して他の開閉弁に交換するとともに、この開閉弁の下流側開口から管路閉塞装置を撤去することを特徴とする点にある。
上記特徴構成によれば、管継手の分岐管部に取付けられているバタフライ弁の下流側開口部に作業用開閉弁を接続し、この作業用開閉弁に穿孔機を取付けて、この穿孔機のホールソーを駆動回転させながら作業用開閉弁内を通してバタフライ弁にまで送り込むと、このホールソーの切断口径が、弁体と両弁棒とを固定連結する連結部材の回動軌跡の最大径よりも大に構成されているため、閉弁操作時にホールソーの送り込み軸芯方向に沿って長い連結部材の回動軌跡の径方向外方側を通して弁棒を切断し、更に、ホールソーの切断口径によっては弁体の一部又は弁箱の一部を切断することになるので、切断された両弁棒と共に弁体全体又は弁体の大部分を除去することができる。
次に、弁体が除去された弁箱内の本来の流路を通して上流側に挿入した管路閉塞装置により、バタフライ弁の設置箇所よりも上流側に位置する管継手の分岐管部内の流路を密封状態で閉塞し、この状態でバタフライ弁及び作業用開閉弁を撤去して他の開閉弁に交換したのち、この開閉弁の下流側開口から管路閉塞装置を撤去する。
従って、流体管内の流体の流れを維持したまま、バタフライ弁の弁体全体又は大部分を除去することができるから、バタフライ弁の流路横断面積を充分確保することができ、例えば、バタフライ弁を取り替える場合でも、バタフライ弁の上流側に挿入される管路閉塞装置の弾性密封部に要求される拡径変形代が小さくなり、管路閉塞装置全体が簡素化及び製造コストの低廉化を図ることができる。しかも、ホールソーが送り込み軸芯方向に長い連結部材を切断することがないため、穿孔作業の能率化、容易化を図ることができる。
本発明による第4の特徴構成は、前記ホールソーの切断口径が、弁体の外径と略同一又はそれよりも大なる外径に設定して、両弁棒のうち、弁体よりも径方向外方に位置する弁棒部分をホールソーで切断するように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、穿孔機のホールソーを駆動回転させながらバタフライ弁にまで送り込むと、このホールソーの切断口径が、弁体の外径と略同一又はそれよりも大なる外径に構成されているので、閉弁操作時にホールソーの送り込み軸芯方向に沿って長い連結部材の回動軌跡の径方向外方側を通して弁棒を切断するとき、弁体を切削することがない又は外周側の一部分を切削するだけになるので、穿孔作業の能率化、容易化を促進することができる。
本発明による第5の特徴構成は、前記ホールソーによる切断前において、バタフライ弁の一方の弁棒又はこれに連結された弁操作具を閉弁操作位置でロックする第1ロック手段をロック状態に操作するとともに、バタフライ弁の他方の弁棒を閉弁操作位置でロックする第2ロック手段をロック状態に操作するように構成してある点にある。
上記特徴構成によれば、両ロック手段により、バタフライ弁の一方の弁棒又はこれに連結された弁操作具と他方の弁棒を閉弁操作位置で共に固定することができるので、切断途中での弁体の回動に起因する切断不良や切断片の回収不良等の発生を抑制することができる。
本発明による第6の特徴構成は、前記ホールソーでの切断時に、バタフライ弁の弁箱の内周壁面のうち、弁体の外径よりも小径となる下流側開口部側の内周壁面部分を切断除去するように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、バタフライ弁の弁体の弁棒軸芯周りでの回動を案内するために、弁箱の下流側開口部側の内周壁面部分が弁体の外径よりも小径に形成されていても、弁箱自体は連結部材に比して軟質であるため、この内方に突出する内周壁面部分をホールソーで容易に切断除去することができ、穿孔作業の能率化、容易化を図りながら、バタフライ弁内部の流路横断面積を充分確保することができる。
本発明による第7の特徴構成は、前記第1ロック手段が、弁体が閉弁操作位置にあるとき、弁箱と一方の弁棒に連結された弁操作具のボス部との相対向する部位に連通形成されたロック孔に亘ってロックピンを挿通することによりロックするように構成されており、前記第2ロック手段は、弁箱の外面から外方に突出する他の弁棒の端部とそれに相対向する弁箱の外面部分との間に楔部材を打ち込むことによりロックするように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、切断準備作業時に、弁箱と一方の弁棒側に連結された弁操作具のボス部とに連通形成されたロック孔にロックピンを挿通し、弁箱の外面から外方に突出する他の弁棒の端部とそれに相対向する弁箱の外面部分との間に楔部材を打ち込むことにより、弁体を閉弁操作位置で強固にロックすることができるから、切断途中での弁体の回動に起因する切断不良や切断片の回収不良等の発生を良好に抑制することができるとともに、そのためのロック作業も能率良く確実、容易に行うことができる。
〔第1実施形態〕
図1は流体配管系途中の管接続構造を示し、流体管の一例である鋳鉄管製の水道管1の途中に一体的に突出形成された分岐管部2の連結フランジ部2Aに、連結フランジ部4A,4Bを両端に備えた連結管4と、連結フランジ部10A,10Bを両端に形成してある弁箱10を備えたバタフライ弁Vと、流体機器又は配管材の一例である連結フランジ部3Aを備えた空気弁3が、この順番でそれぞれボルト6・ナット7等を介して密封状態で脱着自在に固定連結されている。
図2は、水道管1内の上水の流れを維持したまま、故障や作動不良等の理由でバタフライ弁Vを取替える必要が生じた場合の管接続構造を示し、バタフライ弁Vの下流側連結フランジ部10Bから空気弁3の連結フランジ部3Aが取り外され、バタフライ弁Vの下流側連結フランジ部10Bには、弁箱内流路を全開又は略全開する状態にまで分岐軸芯Yに対して直交する方向に沿って摺動開閉自在な弁体5Cを備えた作業用開閉弁5の上流側連結フランジ部5Aが、ボルト6等を介して密封状態で脱着自在に固定連結されている。
この作業用開閉弁5の下流側連結フランジ部5Bには、図3〜図8に示すように、バタフライ弁Vの弁体11と両弁棒12A,12Bとを固定連結する連結部材であるテーパーピン13の回動軌跡の最大径よりも大なる切断口径、詳しくは、弁体11の外径よりも大なる切断口径に構成されたホールソー23を備えた穿孔機Aと、図9〜図16に示すように、ホールソー23で弁体11及び両弁棒12A,12Bの一部が切断除去されたバタフライ弁V内の流路Wを通して水道管1の分岐管部2内に挿入した状態での操作によりバタフライ弁Vの設置箇所よりも上流側の流路を密封状態で閉塞する管路閉塞装置Bが密封状態で選択的に固定連結可能に構成されている。
前記バタフライ弁Vは、図4に示すように、弁箱10の周壁の径方向両側部に、弁棒12A,12Bを構成する弁軸ボルトが分岐軸芯Yを通る径方向の開閉回動軸芯Z上に組付けられ、弁箱10内の流路Wに臨む両弁軸ボルト12A,12Bの内側端部には、弁体11の径方向二箇所に形成されたボス部11A,11Bが外嵌されているとともに、一方の弁軸ボルト12Aとこれに外嵌された弁体11のボス部11Aとに連通形成された連結孔に亘ってテーパーピン13を打ち込み固定することにより、弁体11と一方の弁軸ボルト12Aとが一体的に開閉回動軸芯Z周りで回動操作自在に構成されている。
前記テーパーピン13のピン軸芯は、弁体11が閉弁操作位置にあるとき、ホールソー23の送り込み軸芯である分岐軸芯Y方向と平行に位置するように構成されている。
また、弁箱10の上流側開口部には、弁座面を構成するシール材の一例であるOリング14を抜止め固定する弁座押え15が取付けられているとともに、弁箱10の内周壁面10aが、弁体11の開閉回動軸芯Z周りでの開閉回動を摺接案内する部分球面状に形成されていて、その部分球状内周壁面10aの下流側開口部における開口径が、弁体11の外径よりも小径に構成されている。
前記弁箱10の周壁に対して開閉回動軸芯Z周りで回動自在な一方の弁軸ボルト12Aのうち、弁箱10の外面から外方に突出位置する角軸部分12aには、弁操作具16のボス部16Aが相対回転不能な一体回転状態で外嵌され、角軸部分12aの先端側に連続形成されるネジ軸部分12bには、弁操作具16のボス部16Aを抜止め固定するナット17が螺合されているとともに、弁箱10の周壁に対して開閉回動軸芯Z上に沿って螺合固定される他方の弁軸ボルト12Bの内側軸部により、弁体11の他方のボス部11Bが回動自在に支承されている。
また、穿孔機Aのホールソー23によるバタフライ弁Vの両弁軸ボルト12A,12Bの切断時に、一方の弁軸ボルト12Aには開弁操作位置側への回動力が、また、他方の弁軸ボルト12Bには弛み側への回動力が作用するため、当該実施形態では、図4に示すように、バタフライ弁Vの弁操作具16を閉弁操作位置でロックする第1ロック手段8と、バタフライ弁Vの他方の弁軸ボルト12Bを閉弁操作位置でロックする第2ロック手段9とを設けて、一方の弁軸ボルト12Aの開弁操作位置側への回動や他方の弁軸ボルト12Bの弛み側への回動力に起因する切断不良や切断片の回収ミス、或いは、ホールソー23の噛み込みに起因する切断不能な事態の発生を回避することができる。
第1ロック手段8は、弁体11が閉弁操作位置にあるとき、弁箱10と弁操作具16のボス部16Aとの相対向する部位に連通形成されたロック孔8Aに亘ってロックピン8Bを挿通することによりロックするように構成されており、前記第2ロック手段9は、弁箱10の外面から外方に突出する他方の弁軸ボルト12Bの六角状頭部12cとそれに相対向する弁箱10の外面部分との間に楔部材9Aを打ち込むことによりロックするように構成されている。
前記穿孔機Aは、図3〜図8に示すように、電動モータやエンジン等の原動部の駆動により、ケーシング20に支承された回転並びに分岐軸線Y方向に摺動自在な駆動回転軸21に対して駆動回転力と送り力とを付与し、この駆動回転軸21の先端部の連結フランジ部22に固定連結されたホールソー23を、作業用開閉弁5内の流路を通して送り込むことにより、水道管1内の流体の流れを維持したまま、バタフライ弁Vの両弁軸ボルト12A,12Bのうち、テーパーピン13の回動軌跡よりも径方向外方側に位置する、詳しくは、弁体11の外周縁よりも径方向外方側に位置する軸部分(弁棒部分)を切断して弁体11と共に除去するように構成されている。
前記ホールソー23は、切削チップ23aを先端部に備えた円筒状ボディー23Aの底壁部の中心位置に、円筒状ボディー23Aの切削チップよりも前方に突出するセンタードリル23Bを設けて構成されているとともに、前記ケーシング20の先端部には、作業用開閉弁5の下流側連結フランジ部5Bに対して、締結手段の一例である複数本のボルト6・ナット7を介して脱着自在に固定連結される連結フランジ部20Aが一体形成されている。
また、円筒状ボディー23Aの切削チップ23aからセンタードリル23Bの先端までの間隔Lは、センタードリル23Bによる弁体11の切削進行に連れて両者23B,11の直径方向での相対移動が規制された以降において、円筒状ボディー23Aの切削チップ23aが弁箱10の部分球状内周壁面10aの下流側開口部を切削する寸法に設定されている。
前記管路閉塞装置Bは、図9〜図16に示すように、作業用開閉弁5の下流側連結フランジ部5Bに対して密封状態で連結可能な連結フランジ部25Aを備えた有底筒状の作業用ケース25の底壁部25Bに、これの中央部を密封状態で軸芯方向に摺動自在に貫通する筒状の第1操作軸26と、この第1操作軸26内を軸芯方向に摺動自在に貫通する第2操作軸27とが設けられ、この第1操作軸26及び第2操作軸27の内端側には、分岐流路、つまり、水道管1の分岐管部2内の流路を遮蔽(遮断)するための閉塞手段Cと、この閉塞手段Cによる遮蔽箇所よりも上流側の大径管壁部、つまり、水道管1の内周面の分岐口周縁に対して係合可能な拡径姿勢に屈曲しながら張り出す係止リンク28,29対を備えた抜止め手段Dが設けられているとともに、閉塞手段C及び抜止め手段Dを外部から両操作軸26,27を介して操作する操作手段Eが設けられている。
次に、前記管路閉塞装置Bの閉塞手段Cについて説明する。
図9、図10に示すように、第1操作軸26の内端部に、円環状の押圧面30A及び先端側に向かって同芯円で開口する中空部30Bを備えた第1押圧板30が外嵌固定され、第2操作軸27の内端側には、第1押圧板30の押圧面30Aと軸芯方向で相対向する円環状の押圧面31A及び第1押圧板30の中空部30Bに対して軸芯方向から摺動自在に内嵌する筒状部31Bを備えた第2押圧板31が、軸芯方向に摺動自在に外嵌されているとともに、第2操作軸27に対する第2押圧板31の上流側への最大移動位置を設定するストッパー用のナット32とロック用のナット33が、第2操作軸27の内端側に形成されたネジ軸部27aに螺合されている。
前記第1押圧板30の外径及び第2押圧板31の外径は、作業用ケース25内の格納室25Cから作業用開閉弁5、弁体11が除去されたバタフライ弁V内の本来の流路、及び連結管4を通して水道管1の分岐管部2内に出し入れ操作することができるように、分岐系の中で最も小なる内径に構成されている水道管1の分岐管部2の内径よりも小なる外径に形成されている。
また、前記第2押圧板31の筒状部31Bには、非加圧状態(自然状態)で水道管1の分岐管部2の内径よりも小なる外径に形成され、かつ、両押圧板30,31の押圧面30A,31Aによる軸芯方向からの挟圧により、水道管1の分岐管部2の内周壁面に密着する拡径状態に弾性変形してその内周壁面と両押圧板30,31の外周部との間を遮蔽するウレタンゴム製の弾性環状体34が外装されている。
前記弾性環状体34は、第2押圧板31の筒状部31Bに密着状態で外装自在な円筒状に構成され、それの軸芯方向中央部34aが軸芯方向両端部34bよりも大径に構成されているとともに、その大径中央部34aの外周面は、それの軸芯方向中央位置が最も外方に突出する部分球状面に形成され、更に、両小径端部34bの端面の外周側端面部分が、軸芯に直交する垂直平面に対して所定角度(当該実施形態では30度)で傾斜する環状傾斜面に形成されている。
前記第1押圧板30の押圧面30Aの外周側端面部分及び第2押圧板31の押圧面31Aの外周側端面部分の各々が、弾性環状体34の両端面における外周側環状傾斜面に対して軸芯方向から密着接当するように、半径方向外方ほど弾性環状体34の軸芯方向中央位置側に位置する環状傾斜押圧面に形成されているとともに、第1押圧板30の押圧面30Aの外周縁側及び第2押圧板31の押圧面31Aの外周縁には、弾性環状体34の軸芯方向両端部34bの外周面に接触状態で外嵌可能な環状押え部30C,31Cが形成されている。
そして、両押圧板30,31間に介装した弾性環状体34を、これら両押圧板30,31による軸芯方向からの挟圧で拡径状態に弾性変形させる際、弾性環状体34の軸芯方向両端部34bが小径に構成され、かつ、軸芯方向中央部34aの外周面が、それの軸芯方向中央位置が最も外方に突出する部分球状面に形成されているため、圧縮時の操作抵抗が小さくなり、それでいて、弾性環状体34の軸芯方向中央部34aが軸芯方向両端部34bよりも大径に構成されているため、弾性環状体34全体としての拡径変形量を充分に確保することができる。
しかも、図14、図15に示すように、両押圧板30,31間に介装した筒状の弾性環状体34を、これら両押圧板30,31による軸芯方向からの挟圧で拡径状態に弾性変形させたとき、両押圧板30,31に形成された環状押さえ部30C,31Cが径方向外方に膨出した弾性環状体34の膨出部分に軸芯方向から食い込むから、水道管1内を流動する水道水の水圧による弾性環状体34の外れを確実、強力に防止することができる。
次に、前記抜止め手段Dについて説明する。
図9、図10に示すように、第2押圧板31の上流側端面の周方向三箇所に、下流側の係止リンク29の端部が揺動自在に枢支連結される板状の第1連結片36が固着されているとともに、第2操作軸27の内端側ネジ軸部27aに摺動自在に外嵌された取付け筒体37の外周面の周方向三箇所には、上流側の係止リンク28の端部が揺動自在に枢支連結される板状の第2連結片38が固着され、更に、第2操作軸27に対する取付け筒体37の上流側への最大移動位置を設定するストッパー用のナット39が、第2操作軸27の内端側ネジ軸部27aの先端側に螺合されている。
そして、第2押圧板31の第1連結片36と取付け筒体37の第2連結片38とのうち、軸芯方向で相対向する三組の第1・第2連結片36,38に亘って夫々係止リンク28,29対が枢支連結されていて、図10、図13〜図16に示すように、第1操作軸26に対する第2操作軸27の外端側への摺動に連動して、弾性環状体34による遮蔽箇所よりも上流側の内周壁面、つまり、水道管1の内周面の分岐口周縁に対して係合可能な拡径姿勢に屈曲しながら張り出すように構成されているとともに、図10に示すように、抜止め手段Dの係止リンク28,29対が縮径姿勢に伸展されたとき、係止リンク28,29対の屈曲枢支連結点S2が径方向外方に突出位置する外側腰折れ姿勢、つまり、係止リンク28,29対の屈曲枢支連結点S2が、取付け筒体37の第2連結片38に対する上流側係止リンク28の枢支連結点S1と第2押圧板31の第1連結片36に対する下流側係止リンク29の枢支連結点S3とを結ぶ線分Pよりも径方向外方に突出位置する外側腰折れ姿勢に接当規制する反転防止手段Fが設けられている。
前記反転防止手段Fを構成するに、図10に示すように、第2操作軸27の内端側ネジ軸部27aのうち、取付け筒体37とロックナット33との間に位置する軸部分に、縮径姿勢への伸展作動に連れて三つの上流側係止リンク28の側辺に当接する弾性変形可能なゴム製の弾性矯正筒体41を外装するとともに、取付け筒体37の下流側端部には、弾性矯正筒体41を局部的に弾性圧縮しながら径方向内方に伸展揺動する三つの上流側係止リンク28の側辺に当接して、各上流側係止リンク28を最も線分Pに近接する設定限界の外側腰折れ姿勢で受止める矯正鍔部42が一体形成されている。
前記反転防止手段Fは、縮径姿勢に伸展操作される上流側係止リンク28に対して最初に当接する弾性規制部である弾性矯正筒体24と、弾性矯正筒体24との当接後において上流側係止リンク28に当接する硬質規制部である取付け筒体37の矯正鍔部42とから構成されている。
次に、前記操作手段Eについて説明する。
図9、図11に示すように、前記第1操作軸26は、第1押圧板30の取付け筒部30Dに対して軸芯方向から嵌合固定される取付け軸部26aを内端側に備えた長尺の操作本体筒軸26Aと、この操作本体筒軸26Aの外端側に嵌合固定される操作延長筒軸26Bとからなり、この操作延長筒軸26Bの内周面26bが正六角形の異径内周面に形成されている。
前記第2操作軸27は、内端側ネジ軸部27aを備えた長尺の操作本体軸27Aと、この操作本体軸27Aの外端側に螺合固定される操作延長軸27Bとからなり、この操作延長軸27Bには、第1操作軸26の操作延長筒軸26Bの端部にスラストベアリング44を介して当接可能な操作ネジ部材45が螺合する外端側ネジ軸部27bと、第1操作軸26の操作延長筒軸26Bに相対回転不能な状態で軸芯方向にのみ摺動自在に嵌合する外周面が正六角形に形成された大径の角軸部27cが形成されている。
そして、前記操作ネジ部材45を締付け側に螺合操作すると、図14〜図16に示すように、第2操作軸27に対して第1操作軸26が内端側に押込み摺動され、第2押圧板31に対する第1押圧板30の近接移動に伴う挟圧作用により、非圧縮状態にある弾性環状体34が水道管1の分岐管部2の内周面に密着する拡径状態に弾性変形して、分岐管部2の内周面と両押圧板30,31の外周部との間を密封状態で遮蔽する。
また、前記第1操作軸26の操作延長筒軸26Bには、一対の第1押え操作杆46が脱着自在に嵌合保持されているとともに、この両第1押え操作杆46には、第2操作軸27の操作延長軸27Bに脱着自在に嵌合保持された第2押え操作杆47に対して係脱操作自在で、係合状態では水圧に抗して第1操作軸26に対する第2操作軸27の外端側への摺動を阻止する第1係止リング48と、作業用ケース25の底壁部25Bに固着されたL型の一対の係止片49に対して係脱操作自在で、係合状態では水圧に抗して作業用ケース25に対する第1操作軸26の外端側への摺動を阻止する第2係止リング50が設けられている。
次に、上述の如く構成された穿孔機A及び管路閉塞装置Bを使用して本願発明の流体配管系の弁体切断工法を用いたバタフライ弁Vの交換工法について説明する。
(1)図1は、水道管1の分岐管部2に連結管4及びバタフライ弁Vを介して空気弁3が固定連結されている流体配管系の管接続構造の一例を示し、故障や作動不良等の理由でバタフライ弁Vを取替える必要が生じた場合、先ず、図2に示すように、バタフライ弁Vの下流側連結フランジ部10Bから空気弁3の連結フランジ部3Aを取り外し、バタフライ弁Vの下流側連結フランジ部10Bに、弁箱内流路を全開又は略全開する状態にまで分岐軸芯Yに対して直交する方向に沿って摺動開閉自在な弁体5Cを備えた作業用開閉弁5の上流側連結フランジ部5Aを、ボルト6・ナット7を介して密封状態で脱着自在に固定連結する。
(2)図3に示すように、作業用開閉弁5の下流側連結フランジ部5Bに、弁体11の外径よりも大なる切断口径に構成されたホールソー23を備えた穿孔機Aのケーシング20の連結フランジ部20Aを、ボルト6・ナット7を介して密封状態で脱着自在に固定連結する。
(3)このとき、図4に示すように、バタフライ弁Vの弁体11が閉弁操作位置にあるとき、弁箱10と弁操作具16のボス部16Aとの相対向する部位に連通形成された第1ロック手段8のロック孔8Aに亘ってロックピン8Bを挿通することにより、弁操作具16及び一方の弁軸ボルト12Aを閉弁操作位置でロックするとともに、弁箱10の外面から外方に突出する他方の弁軸ボルト12Bの六角状頭部12cとそれに相対向する弁箱10の外面部分との間に第2ロック手段9の楔部材9Aを打ち込むことにより、他方の弁軸ボルト12Bを閉弁操作位置でロックする。
(4)図5〜図7に示すように、穿孔機Aの駆動回転軸21の先端部の連結フランジ部22に固定連結されたホールソー23を、駆動回転させながら作業用開閉弁5内の流路を通して送り込むこと、先ず、ホールソー23の構成部材で、円筒状ボディー23Aの切削チップ23aの先端回動軌跡から突出するセンタードリル23Bが弁体11の中心位置に穿孔し、この切削進行に連れて両者23B,11の直径方向での相対移動が規制された以降において、円筒状ボディー23Aの切削チップ23aが弁箱10の部分球状内周壁面10aの下流側開口部を切削し、更に、ホールソー23を送り込むと、バタフライ弁Vの両弁軸ボルト12A,12Bのうち、テーパーピン13の回動軌跡よりも径方向外方側に位置する、詳しくは、弁体11の外周縁よりも径方向外方側に位置する軸部分(弁棒部分)を切断する。
この切断時には、第1ロック手段8のロックピン8Bによって、弁操作具16及び一方の弁軸ボルト12Aが閉弁操作位置でロックされ、かつ、第2ロック手段9の楔部材9Aによって、他方の弁軸ボルト12Bが閉弁操作位置でロックされているから、穿孔機Aのホールソー23によるバタフライ弁Vの両弁軸ボルト12A,12Bの切断時に、一方の弁軸ボルト12Aには開弁操作位置側への回動力が、また、他方の弁軸ボルト12Bには弛み側への回動力が夫々作用しても、両弁軸ボルト12A,12Bを閉弁操作位置に確実、強固に維持することができるから、一方の弁軸ボルト12Aの開弁操作位置側への回動や他方の弁軸ボルト12Bの弛み側への回動力に起因する切断不良や切断片の回収ミス、或いは、ホールソー23の噛み込みに起因する切断不能な事態の発生を回避することができる。
(5)図7に示すように、バタフライ弁Vの両弁軸ボルト12A,12Bの切断工程が終了すると、センタードリル23Bに設けられている図外の抜止め手段により、切断された弁体11及び両弁軸ボルト12A,12Bの一部は、円筒状ボディー23A内に係止保持され、この状態で穿孔機Aの駆動回転軸21を戻し移動させ、ホールソー23がケーシング20の格納空間内に戻った時点で作業用開閉弁5の弁体5Cを閉弁作動させたのち、作業用開閉弁5の下流側連結フランジ部5Bから穿孔機Aの連結フランジ部20Aを取り外し、切断された弁体11と共に穿孔機Aを撤去する。
(6)図9〜図11に示すように、作業用開閉弁5の下流側連結フランジ部5Bに、ホールソー23で弁体11及び両弁棒12A,12Bの一部が切断除去されたバタフライ弁V内の流路Wを通して水道管1の分岐管部2内に挿入した状態での操作によりバタフライ弁Vの設置箇所よりも上流側の流路を密封状態で閉塞するための管路閉塞装置Bのケーシング25の連結フランジ部25Aをボルト6・ナット7を介して密封状態で脱着自在に固定連結する。
このとき、一対の第1係止リング48を第2押え操作杆47に係合させたまま、一対の第2係止リング50を作業用ケース25の両係止片49から取り外し、両操作軸26,27を作業用ケース25に対して上方に引き上げ移動させ、閉塞手段C及び抜止め手段Dを作業用ケース25の格納室25C内に格納する。
また、両操作軸26,27の軸芯方向での位置関係は、両第1係止リング48によって規制されていて、その状態では両押圧板30,31の対向間隔が弾性環状体34を圧縮しない又はそれに近い間隔に設定されているため、弾性環状体34は縮径状態に維持されている。
(7)図12に示すように、作業用開閉弁5を開き操作して、両操作軸26,27を作業用ケース25に対して下方に押し込み移動させ、一対の第2係止リング50を作業用ケース25の両係止片49に係合して、両操作軸26,27を押し込み操作位置に保持する。
このとき、抜止め手段Dは、分岐管部2内の流路よりも横断面積の大きな水道管1内に位置している。
(8)図13に示すように、一対の第1係止リング48を第2押え操作杆47から取り外すとともに、第2操作軸27の操作延長軸27Bから第2押え操作杆47を取り外すと、水道管1を流動する水道水の水圧又はこの水圧と人為的な引き上げ操作力とによって、第2操作軸27が第1操作軸26に対して外端側に摺動し、これに連動して第2押圧板31の第1連結片36と取付け筒体37の第2連結片38とに亘って枢支連結された係止リンク28,29対が拡径姿勢に屈曲しながら張り出す。
この状態で、図14に示すように、両第2係止リング50を作業用ケース25の両係止片49から取り外し、水道水の水圧又はこの水圧と人為的な引き上げ操作力とによって、両操作軸26,27を作業用ケース25に対して上方に摺動させると、拡径姿勢に屈曲した係止リンク28,29対が、弾性環状体34による遮蔽箇所よりも上流側の内周壁面、つまり、水道管1の内周面の分岐口周縁に対して係合する。
次に、操作ネジ部材45を人為的に締付け側に螺合操作すると、第2操作軸27に対して第1操作軸26が内端側に押込み摺動され、第2押圧板31に対する第1押圧板30の近接移動に伴う挟圧作用により、縮径状態にある弾性環状体34が分岐管部2の内周壁面に密着する拡径状態に弾性変形して、その分岐管部2の内周壁面と両押圧板30,31の外周部との間が密封状態で遮蔽される。
(9)図15に示すように、作業用ケース25に装備ざれている図外の排水用水栓を開き操作して放水させ、その放水が止まることで止水を確認したのち、操作手段E、作業用ケース25、作業用開閉弁5、バタフライ弁V、連結管4を順次撤去する。
(9)図16に示すように、分岐管部2の連結フランジ部2Aに、新たな開閉弁52の上流側連結フランジ部52Aを、ボルト6・ナット7を介して密封状態で脱着自在に固定連結するとともに、新たな開閉弁52の下流側連結フランジ部52Bに、管路閉塞装置Bの閉塞手段C及び抜止め手段Dを収納可能な第2作業用ケース51の連結フランジ部51Aをボルト6・ナット7を介して密封状態で脱着自在に固定連結し、管路閉塞装置Bを上昇操作してそれの閉塞手段C及び抜止め手段Dを第2作業用ケース51内に収納したのち、新たな開閉弁52を閉じ操作して、新たな開閉弁52から第2作業用ケース51を取り外して管路閉塞装置B共に撤去する。
(10)図17に示すように、新たな開閉弁52の下流側連結フランジ部52Bに、空気弁3の連結フランジ部3Aを、ボルト6・ナット7を介して密封状態で脱着自在に固定連結する。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の第1実施形態では、水道管等の流体管1の途中に分岐管部2を一体形成してある流体配管系について説明したが、流体管1に、それの周方向に沿って脱着自在に固定連結される複数の分割継手体を備え、かつ、一つの分割継手体に流体管1に形成された貫通孔に対して管径方向から連通する分岐管部2を突設してある管継手が装着されているとともに、管継手の分岐管部にバタフライ弁が取付けられている流体配管系に本願発明の技術を適用してもよい。
(2)上述の第1実施形態では、作業用開閉弁5及びバタフライ弁Vを取り外して新たな開閉弁52を取り付けたが、バタフライ弁Vを取り外したあとに作業用開閉弁5を新たな開閉弁としてそのまま用いてもよい。
(3)上述の第1実施形態では、水道管1の分岐管部2側に接続されているバタフライ弁Vの弁体11をホールソー23で切断除去する工法について説明したが、水道管1の端部に接続されているバタフライ弁Vの弁体11をホールソー23で切断除去する工法に本発明の技術を適用してもよい。
この実施形態でも、バタフライ弁Vの下流側開口部に、流路を全開又は略全開可能な弁体を備えた作業用開閉弁5を連通接続することになり、この作業用開閉弁5が穿孔作業後に新たな開閉弁として使用される。
(4)上述の第1実施形態では、ホールソー23の切断口径を、弁体11の外径よりも少し大なる外径に設定して、両弁棒のうち、弁体11の外周縁よりも径方向外方に位置する弁棒部分をホールソー23で切断するように構成したが、ホールソー23の切断口径を、連結部材13の回動軌跡の最大径よりも大で、かつ、弁体11の外径と略同一又はそれよりも小径に構成してもよい。
(5)上述の第1実施形態では、前記管路閉塞装置Bに、水道管1の内周面の分岐口周縁に対して係合可能な拡径姿勢に屈曲しながら張り出す係止リンク28,29対を備えた抜止め手段Dを設けたが、このような抜止め手段Dを備えていない管路閉塞装置B、つまり、水道管1の分岐管部2内の流路を遮蔽(遮断)する閉塞手段Cの抜止め機能のみを利用した管路閉塞装置Bを用いて実施してもよい。
本願発明の流体配管系の弁体切断工法を用いたバタフライ弁の交換工法を実施する前の正面図 空気弁を取り外したときの縦断正面図 切断機を取付けたときの一部切欠き正面図 第1・第2ロック手段でロックするときの要部の拡大縦断正面図 切断機のセンタードリルを弁体にまで送り込んだときの要部の拡大一部切欠き正面図 切断機の円筒状ボディーの切削チップが弁箱の部分球状内周壁面の下流側開口部を切削するときの要部の拡大縦断正面図 切断機の円筒状ボディーの切削チップでバタフライ弁の両弁軸ボルトを切断したときの要部の拡大縦断正面図 切断機を取り外したときの要部の拡大一部切欠き正面図 管路閉塞装置を取付けたときの縦断正面図 管路閉塞装置の閉塞手段及び抜止め手段の拡大断面正面図 管路閉塞装置の操作手段の拡大断面正面図 閉塞手段及び抜止め手段を水道管内に下降させたときの断面正面図 抜止め手段の係止リンク対を拡径させたときの断面正面図 拡径姿勢の係止リンク対を係合させ、かつ、弾性環状体を拡径状態に弾性変形させたときの要部の拡大正面図 操作手段、作業用ケース、作業用開閉弁、バタフライ弁、連結管を撤去したときの断面正面図 新たな開閉弁及び第2作業用ケースを組付けたときの断面正面図 新たな開閉弁に空気弁を取付けたときの正面図
符号の説明
A 穿孔機
B 管路閉塞装置
V バタフライ弁
X 管軸芯
Y 分岐軸芯
Z 開閉回動軸芯
1 流体管(水道管)
2 分岐管部
5 作業用開閉弁
8 第1ロック手段
8A ロック孔
8B ロックピン
9 第2ロック手段
9A 楔部材
10 弁箱
10a 部分球状内周壁面
11 弁体
12A 弁棒(弁軸ボルト)
12B 弁棒(弁軸ボルト)
13 連結部材(テーパーピン)
16 弁操作具
16A ボス部
23 ホールソー
52 開閉弁

Claims (7)

  1. 流体管に接続されているバタフライ弁の弁箱の下流側開口部に開閉弁を接続し、この開閉弁の下流側開口部に、バタフライ弁の弁体と両弁棒とを固定連結する連結部材の回動軌跡の最大径よりも大なる切断口径に構成されたホールソーを備えた穿孔機を取付けて、開閉弁の下流側開口から挿入した穿孔機のホールソーにより、流体管内の流体の流れを維持したまま、バタフライ弁の両弁棒のうち、連結部材の回動軌跡よりも径方向外方に位置する弁棒部分をホールソーで切断して弁体と共に除去することを特徴とする流体配管系の弁体切断工法。
  2. 流体管に接続されているバタフライ弁の弁箱の下流側開口部に作業用開閉弁を接続し、この作業用開閉弁の下流側開口部に、バタフライ弁の弁体と両弁棒とを固定連結する連結部材の回動軌跡の最大径よりも大なる切断口径に構成されたホールソーを備えた穿孔機を取付けて、作業用開閉弁の下流側開口から挿入した穿孔機のホールソーにより、流体管内の流体の流れを維持したまま、バタフライ弁の両弁棒のうち、連結部材の回動軌跡よりも外方に位置する弁棒部分をホールソーで切断して弁体と共に除去したのち、その切断除去されたバタフライ弁内の流路を通して上流側に挿入した管路閉塞装置により、バタフライ弁の設置箇所よりも上流側の流路を密封状態で閉塞し、バタフライ弁及び作業用開閉弁を撤去して他の開閉弁に交換するとともに、この開閉弁の下流側開口から管路閉塞装置を撤去することを特徴とする流体配管系の弁交換工法。
  3. 流体管側の分岐管部にバタフライ弁が取付けられている流体配管系において、バタフライ弁の弁箱の下流側開口部に作業用開閉弁を接続し、この作業用開閉弁の下流側開口部に、バタフライ弁の弁体と両弁棒とを固定連結する連結部材の回動軌跡の最大径よりも大なる切断口径に構成されたホールソーを備えた穿孔機を取付けて、作業用開閉弁の下流側開口から挿入した穿孔機のホールソーにより、流体管内の流体の流れを維持したまま、バタフライ弁の両弁棒のうち、連結部材の回動軌跡よりも径方向外方に位置する弁棒部分をホールソーで切断して弁体と共に除去したのち、その切断除去されたバタフライ弁内の流路を通して上流側に挿入した管路閉塞装置により、バタフライ弁の設置箇所よりも上流側の流路を密封状態で閉塞し、バタフライ弁及び作業用開閉弁を撤去して他の開閉弁に交換するとともに、この開閉弁の下流側開口から管路閉塞装置を撤去することを特徴とする流体配管系の弁交換工法。
  4. 前記ホールソーの切断口径が、弁体の外径と略同一又はそれよりも大なる外径に設定して、両弁棒のうち、弁体よりも径方向外方に位置する弁棒部分をホールソーで切断するように構成してある請求項2又は3記載の流体配管系の弁交換工法。
  5. 前記ホールソーによる切断前において、バタフライ弁の一方の弁棒又はこれに連結された弁操作具を閉弁操作位置でロックする第1ロック手段をロック状態に操作するとともに、バタフライ弁の他方の弁棒を閉弁操作位置でロックする第2ロック手段をロック状態に操作するように構成してある請求項2、3又は4記載の流体配管系の弁交換工法。
  6. 前記ホールソーでの切断時に、バタフライ弁の弁箱の内周壁面のうち、弁体の外径よりも小径となる下流側開口部側の内周壁面部分を切断除去するように構成されている請求項2〜5のいずれか1項に記載の流体配管系の弁交換工法。
  7. 前記第1ロック手段は、弁体が閉弁操作位置にあるとき、弁箱と一方の弁棒に連結された弁操作具のボス部との相対向する部位に連通形成されたロック孔に亘ってロックピンを挿通することによりロックするように構成されており、前記第2ロック手段は、弁箱の外面から外方に突出する他の弁棒の端部とそれに相対向する弁箱の外面部分との間に楔部材を打ち込むことによりロックするように構成されている請求項5記載の流体配管系の弁交換工法。

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