JP2005295730A - ワイヤーハーネス分岐部固定部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤーハーネスの分岐部の分岐位置を精度良く容易に製作することに供されるワイヤーハーネス分岐部固定部材を提供すること。
【解決手段】ワイヤーハーネスの分岐位置に取り付けてワイヤーハーネスを固定する固定部材であって、ワイヤーハーネスの分岐形状に対応して枝分かれ形成された複数の枝部を有するプレートから成り、少なくとも該プレートの枝分かれ位置には開口穴が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車に配索されるワイヤーハーネスに関し、更に詳しくは、このワイヤーハーネスの分岐位置に取り付けてワイヤーハーネスを固定する固定部材に関するものである。
一般に、自動車のエンジンルームや室内等に配索されるケーブルの束よりなるワイヤハーネスにおいては、ケーブルを熱や埃から保護するとともに、振動等による周辺部品との接触を防止するために、テーピングや、コルゲートチューブ、スパイラルチューブなどの筒状のチューブ材により外装されている。
例えば、コルゲートチューブは、耐衝撃性や耐摩耗性に優れたポリプロピレン樹脂等の合成樹脂材料により成形されたもので、薄肉円筒状に形成され、周方向の凹溝と凸条とを交互にチューブ長さ方向に等ピッチで配した蛇腹構造を有した屈曲性に富むもので、内部にケーブルの束を収容して保護する。このコルゲートチューブには、長手方向に切り込みが設けられたものとそうでないものとがあり、切り込みのあるものはその口開きによりケーブルの収容が容易であるところから広く使われている。
自動車等に使用されているワイヤーハーネスは車体の各所に配索され所要位置で分岐されて、車体に設置されている各機器に接続されているが、ワイヤーハーネスの分岐位置ではこのようなチューブ材も分割する必要があり、その結果、分割場所に隙間が生じ、テープ等を巻き付けて分割箇所の防水および保護等を図る必要がある。
図7は、複数本のケーブルWaを束ねて本線Wbから分岐された枝線Wcを有して、その枝線Wcの端末部分に電気機器や各種センサ等への接続のためのコネクタCを備えたワイヤーハーネスWが示されている。図示されるようにコルゲートチューブTが枝線Wcやその他の部分において外装されている。
このようなワイヤーハーネスWは、自動車に取り付けた際に先端のコネクタCが、接続の相手となる電気機器のコネクタに対して所望の位置となるように、ケーブルWaの長さやこれに外装されるコルゲートチューブTの長さを厳密に寸法管理して製作されている。コルゲートチューブTの端部から露出した部分は、コルゲートチューブTのケーブルWaに対する遊動を許容しないように、粘着テープを巻いて固定される。これらアッセンブリーはワイヤーハーネス製作図板上にて行われ、特に分岐位置は、図板に固定された棒状の治具に載置されて行われる。そして、アッセブリーされたワイヤーハーネスWを自動車内部に作業者が配索してコネクタ接続等を行っている。
特開平11−8922号公報 特開平11−69562号公報
このようなワイヤーハーネスWの分岐位置や枝線Wc長さは、先端のコネクタCが接続の相手の電気機器のコネクタの位置に対して、長すぎたり、短かすぎたりすると接続作業が煩雑になることことから、寸法管理されて製作されるのであるが、図示されるように分岐の中心が分かりづらいため、寸法測定時の測定点が定まらず結果寸法精度が出ないという問題がある。また、分岐位置のテーピングは、ハーネスを一旦製作図板の治具から外して行うため、この際に分岐位置がずれてしまうことがある。更に、テーピングだけの固定だけでは、分岐位置や分岐の方向を規制し難いという問題、また、テープの巻き方次第で分岐部の形状、大きさが変わってしまうという問題があった。このようなことから製造公差の管理が難しく、設計寸法通りにワイヤーハーネスを作ることが困難であった。
そこで、本発明が解決する課題は、ワイヤーハーネスの分岐部の分岐位置を精度良く容易に製作することに供されるワイヤーハーネス分岐部固定部材を提供することである。
この課題を解決するため本発明は、ワイヤーハーネスの分岐位置に取り付けてワイヤーハーネスを固定する固定部材であって、前記ワイヤーハーネスの分岐形状に対応して枝分かれ形成された複数の枝部を有するプレートから成り、少なくとも該プレートの枝分かれ位置には開口穴が形成されていることを要旨とするものである。
この場合において、前記枝部は可撓可能であると良い。また、前記枝部には枝方向に対して側方に段部が形成されていると良い。更には、前記プレートの開口穴近傍には保護壁が設けられていると良い。そして、前記枝部にはコルゲートチューブと嵌合するコルゲート嵌合部材が別途取り付けられていると良い。
上記構成を有するワイヤーハーネス分岐部固定部材によれば、ワイヤーハーネスの分岐形状に対応して枝分かれ形成された複数の枝部を有するプレートから成り、そのプレートの枝分かれ位置には開口穴が形成されているので、この開口穴に例えばハーネス製作図板の棒状の治具を挿通させて、これを中心に分岐部を形成すれば、分岐位置が明確になって寸法測定が行い易くなり、その結果寸法精度が向上する。また、プレートの枝部は、ケーブルや外装材をテーピング等で直接固定することに利用できるので、分岐位置や分岐の方向を規制することができ、更には、分岐部の形状・大きさを一定のものにすることもできる。これにより製造公差の管理が容易になり、設計寸法通りにワイヤーハーネスを作ることが可能になる。
この場合、前記枝部は可撓可能であるという構成にすれば、例えば、テープを巻く枝部を可撓させながら下巻き1〜2回後、枝部を戻してケーブルや外装材と一緒にテープ巻きをすることができるので、テーピングのために一旦製作図板の治具から外す必要がなくなる。また、前記枝部には枝方向に対して側方に段部が形成されているという構成にすれば、テープや結束バンドを強固に固定してプレートからのズレが防止される。更に、前記プレートの開口穴近傍には保護壁が設けられているという構成にすれば、分岐部のケーブルの保護性能が向上すると共に、テープレス化も可能となる。
そして、前記枝部にはコルゲートチューブと嵌合するコルゲート嵌合部材が別途取り付けられているという構成にすれば、特許文献1や特許文献2に記載のような、コルゲートチューブに対応した分岐部専用の継ぎ手を用いなくても、プレートとコルゲート嵌合部材を分けた事により、コルゲートチューブのサイズに制限されることがないので、汎用性があり、安価でもある。
以下に、本発明に係るワイヤーハーネス分岐部固定部材の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るワイヤーハーネス分岐部固定部材1の概略構成を説明した図である。図1は、ワイヤーハーネスのケーブルが配されるプレート2を示している。このプレート2は、可撓性を有する樹脂製の板材の打ち抜き加工又は射出成形等により成形されたもので、ワイヤーハーネスの分岐部の形状に合せて同じく所定位置で分岐された枝部2とその基部2bを備えており、ハーネス配索場所での配索状態等を考慮した形状・大きさを有してる。
このプレート2の各枝部2aの枝分かれ位置には、つまり基部2bのほぼ中央には開口穴3がこの場合1つ形成されている。この開口穴3は、図2に示すようなハーネス製作図板4上に設けられた棒状の治具5が挿入されるもので、図示されるようにケーブルWaは、これを中心に本線Wb、枝線Wcへと分岐して配されている。このようにすれば、分岐の中心位置が明確になって、分岐位置から端末のコネクタまでの寸法測定が行い易くなり、その結果寸法精度が向上する。
また、各枝部2aの先端には、分岐方向に対して側方に突出した段部6が形成されており、ケーブルやコルゲートチューブなどの外装材をテープや結束バンドで固定した際、それらと枝部2aとのズレを防止するためのものである。この場合、図3に示すように、枝部2a先端の一部を側方に凹設させた形状の段部7としても同様の効果がある。
更に、各枝部2aの途中位置には、薄肉部8が形成されており、枝部2aの上下の可撓を容易にしている。このように枝部2aに可撓性を持たせることで、例えば、ケーブルWaを枝部2aにテーピングで固定する際、テープを巻く枝部2aを一旦下へ可撓させながら直接ケーブルWaに下巻き1〜2回後、枝部2aを戻してケーブルWaと一緒にテープ巻きをすることができる。これにより、従来テーピングのために一旦製作図板の治具から分岐部を外すという作業が無くなり、外した際に分岐位置がずれてしまうという問題が解消される。
次に、上述したワイヤーハーネス分岐部固定部材に係るプレート2の変形例について説明する。図4に示すプレート2には、開口穴3を囲むように側壁となる保護壁9が形成されている。このように開口穴3の近傍に保護壁9を設ければ、この分岐位置のケーブルの保護性能が向上すると共に、この部分のテープレス化も可能となる。この場合、この保護壁9上面を覆うように別途蓋部材で閉じた構成にしても良く、その場合は更に保護性能が向上する。
図5に示すワイヤーハーネス分岐部固定部材は、特にコルゲートチューブTに好適に用いられるもので、プレート2の各枝部2aには、係合穴10が形成されており、図示されるコルゲート嵌合部材11の下面に設けられた図示しない係合爪が係合して、容易に外れないように取り付けられるようになっている。
このコルゲート嵌合部材11は、上方が開口したU字形状を有しており、内側の嵌合爪11aは、図示されるコルゲートチューブTの蛇腹の溝に嵌合するようになっている。このように、プレート2にコルゲート嵌合部材11を取り付ける構成にすることにより、種々なるサイズのコルゲート嵌合部材11を用意すれば、プレート2を変更することなく対応できる。つまり、コルゲートチューブのサイズに制限されることがないので、汎用性があり、安価なワイヤーハーネス分岐部固定部材である。
以上詳述したように、本発明に係るワイヤーハーネス分岐部固定部材は、ワイヤーハーネスの分岐部の分岐位置を精度良く容易に製作することに供されるものであり、こうした実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。
例えば、プレート2の形状は、図6に示されるように、ワイヤーハーネスの実際の配索状態に合せて種々なる形状・長さ・断面構造を採用することができ、実施例のような形状には限定されないことはいうまでもない。また、開口穴3も図示されるように、角形状でも良く、個数も制限されない。更に、コルゲート嵌合部材11のプレート2の枝部2aへの取り付けについても、上述した係合構造には限定されず、接着剤を用いたりなど種々なる取り付け方法が適用される。
本発明の実施の形態に係るワイヤーハーネス分岐部固定部材の外観斜視図を示した図である。 図1のワイヤーハーネス分岐部固定部材の使用の状態を示した図である。 図1のプレートの枝部の変形例を示した図である。 図1のプレートの開口部近傍の変形例を示した図である。 図1のプレートにコルゲート嵌合部材を追加した例を示した図である。 図1のプレートの形状の変形例を示した図である。 従来用いられてきたワイヤーハーネスの分岐部の構造を示した図である。
符号の説明
1 ワイヤーハーネス分岐部固定部材
2 プレート
2a 枝部
2b 基部
3 開口穴
4 ハーネス製作図板
5 治具
6,7 段部
8 薄肉部
9 保護壁
10 係合穴
11 コルゲート嵌合部材
11a 嵌合爪
W ワイヤーハーネス
Wa ケーブル
Wb 本線
Wc 枝線

Claims (5)

  1. ワイヤーハーネスの分岐位置に取り付けてワイヤーハーネスを固定する固定部材であって、前記ワイヤーハーネスの分岐形状に対応して枝分かれ形成された複数の枝部を有するプレートから成り、少なくとも該プレートの枝分かれ位置には開口穴が形成されていることを特徴とするワイヤーハーネス分岐部固定部材。
  2. 前記枝部は可撓可能であることを特徴とする請求項1に記載のワイヤーハーネス分岐部固定部材。
  3. 前記枝部には枝方向に対して側方に段部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のワイヤーハーネス分岐部固定部材。
  4. 前記プレートの開口穴近傍には保護壁が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のワイヤーハーネス分岐部固定部材。
  5. 前記枝部にはコルゲートチューブと嵌合するコルゲート嵌合部材が別途取り付けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のワイヤーハーネス分岐部固定部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012242667A (ja) * 2011-05-20 2012-12-10 Sumitomo Wiring Syst Ltd ワイヤハーネスの配索構造
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