JP2005293957A - ケーブル線中継用コネクタおよびケーブル線中継用コンタクト - Google Patents
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Abstract
【課題】ケーブル線の端部の芯線部分にターミナルまたはプラグピンをかしめる必要性を排除する。また、ケーブル線の端部の芯線部分にコンタクトをかしめる必要性を排除する。
【解決手段】ケーブル線11の端部の芯線部分12を収容するためにケーブル線中継用コネクタに設けられたプラグハウジング20が、芯線部分12を直接把持する。また、ケーブル線51の端部の芯線部分52を収容するためのソケットハウジング60においては、芯線部分52と係合するための弾性変形可能な係合部71を有するコンタクト70がソケットハウジング60内に配置される。あるいは、プラグピン340が、ケーブル線11の端部の芯線部分12に対してかしめられることなく、その芯線部分12上に被せられ、次いで、プラグピン340および芯線部分12がプラグハウジング20’に取付けられる。
【選択図】図1
【解決手段】ケーブル線11の端部の芯線部分12を収容するためにケーブル線中継用コネクタに設けられたプラグハウジング20が、芯線部分12を直接把持する。また、ケーブル線51の端部の芯線部分52を収容するためのソケットハウジング60においては、芯線部分52と係合するための弾性変形可能な係合部71を有するコンタクト70がソケットハウジング60内に配置される。あるいは、プラグピン340が、ケーブル線11の端部の芯線部分12に対してかしめられることなく、その芯線部分12上に被せられ、次いで、プラグピン340および芯線部分12がプラグハウジング20’に取付けられる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ケーブル線の端部の芯線部分を収容するためのプラグハウジングを具備するケーブル線中継用コネクタに関し、特には、ケーブル線の端部の芯線部分にターミナルまたはプラグピンをかしめる必要性を排除することができ、また、ターミナルまたはプラグピンの分だけ部品数を低減し、それにより、コストを低減し、装置を小型化することができるケーブル線中継用コネクタに関する。
更に、本発明は、ケーブル線の端部の芯線部分を収容するためのソケットハウジングを具備するケーブル線中継用コネクタに関し、特には、ケーブル線の端部の芯線部分にコンタクトをかしめる必要性や、コンタクトに対してケーブル線を不動に固定するためのOリングを設ける必要性を排除することができるケーブル線中継用コネクタに関する。
また、本発明は、ケーブル線の端部の芯線部分を収容するためのプラグハウジングを具備するケーブル線中継用コネクタに関し、特には、ケーブル線の端部の芯線部分にプラグピンをかしめる必要性を排除することができ、また、ケーブル線の端部の芯線部分が直接他の部品と電気的に接触せしめられる場合よりも幅広い線径のワイヤをケーブル線として用いることができ、更に、ケーブル線の端部の芯線部分が直接他の部品と電気的に接触せしめられる場合のようにケーブル線の端部の芯線部分のワイヤがばらけるのに伴って電気的接触の信頼性が低下してしまうおそれを排除することができるケーブル線中継用コネクタに関する。
更に、本発明は、ケーブル線中継用コンタクトに関し、特には、ケーブル線の端部の芯線部分にコンタクトをかしめる必要性や、コンタクトに対してケーブル線を不動に固定するためのOリングを設ける必要性を排除することができ、ターミナルまたはプラグピンを設ける必要性を排除することができるケーブル線中継用コンタクトに関する。
従来から、一方のケーブル線と他方のケーブル線とを中継するために、一方のケーブル線の端部の芯線部分を収容するプラグハウジングと、他方のケーブル線の端部の芯線部分を収容するソケットハウジングとを具備するケーブル線中継用コネクタが知られている。
図7は従来のプラグ・ソケットタイプのケーブル線中継用コネクタの部分断面図である。図7において、110はケーブル線中継用コネクタの一部を構成するプラグアセンブリ、111はプラグアセンブリ110によって中継されるケーブル線、112はケーブル線111の端部の芯線部分、113はケーブル線111の外皮である。120はケーブル線111の端部の芯線部分112を収容するために絶縁体によって形成されたプラグハウジング、140はケーブル線111の端部の芯線部分112にかしめられたターミナル、145はゴム状の樹脂である。
150はケーブル線中継用コネクタの一部を構成するソケットアセンブリ、151はソケットアセンブリ150によって中継されるケーブル線、152はケーブル線151の端部の芯線部分、153はケーブル線151の外皮である。160はケーブル線151の端部の芯線部分152を収容するために絶縁体によって形成されたソケットハウジング、170はケーブル線151の端部の芯線部分152にかしめられたコンタクト、180はゴム状の樹脂である。
図7に示すように、従来のケーブル線中継用コネクタでは、ケーブル線111とケーブル線151とが中継される場合には、まず、ケーブル線111の端部の芯線部分112にターミナル140がかしめられる。それにより、ケーブル線111とターミナル140とが電気的に接続せしめられる。次いで、そのターミナル140と、プラグハウジング120と、樹脂145とが一体成形されることにより、プラグアセンブリ110が形成される。
同様に、まず、ケーブル線151の端部の芯線部分152にコンタクト170がかしめられる。それにより、ケーブル線151とコンタクト170とが電気的に接続せしめられる。次いで、そのコンタクト170と、ソケットハウジング160と、樹脂180とが一体成形されることにより、ソケットアセンブリ150が形成される。
次いで、ソケットアセンブリ150のソケットハウジング160が、プラグアセンブリ110のプラグハウジング120内に嵌合せしめられる。それにより、プラグアセンブリ110のターミナル140と、ソケットアセンブリ160のコンタクト170とが電気的に接続せしめられる。その結果、ケーブル線111とケーブル線151とが電気的に接続せしめられ、中継されることになる。
ところが、図7に示した従来のケーブル線中継用コネクタでは、ケーブル線111とケーブル線151とを電気的に接続するために、ケーブル線111の端部の芯線部分112にターミナル140をかしめなければならず、ケーブル線151の端部の芯線部分152にコンタクト170をかしめなければならない。
詳細には、例えば図7に示した従来のケーブル線中継用コネクタが電力用ケーブル線の中継に用いられる場合には、ケーブル線111の端部の芯線部分112およびケーブル線151の端部の芯線部分152が比較的太いため、ケーブル線111の端部の芯線部分112にターミナル140をかしめたり、ケーブル線151の端部の芯線部分152にコンタクト170をかしめたりするのが難しくなってしまう。
また、図7に示した従来のケーブル線中継用コネクタでは、ターミナル140がかしめられた状態でケーブル線111の端部の芯線部分112をプラグハウジング120に取付けなければならず、コンタクト170がかしめられた状態でケーブル線151の端部の芯線部分152をソケットハウジング160に取付けなければならない。そのため、ターミナル140がかしめられることなくケーブル線111の端部の芯線部分112がプラグハウジング120に取付けられる場合、および、コンタクト170がかしめられることなくケーブル線151の端部の芯線部分152がソケットハウジング160に取付けられる場合よりも、ケーブル線111の端部の芯線部分112をプラグハウジング120に取付けること、および、ケーブル線151の端部の芯線部分152をソケットハウジング160に取付けることが難しくなってしまう。
図8は他の従来のプラグ・ソケットタイプのケーブル線中継用コネクタの一部を構成するプラグアセンブリの部分断面図である。図8において、210はケーブル線中継用コネクタの一部を構成するプラグアセンブリ、211はプラグアセンブリ210によって中継されるケーブル線、212はケーブル線211の端部の芯線部分、213はケーブル線211の外皮である。220はケーブル線211の端部の芯線部分212を収容するために絶縁体によって形成されたプラグハウジング、221はプラグハウジング220の外筒部、223はプラグハウジング220の係止部である。230はゴムブッシュ、240はケーブル線211の端部の芯線部分212にかしめられたプラグピンである。
図9は他の従来のプラグ・ソケットタイプのケーブル線中継用コネクタの一部を構成するソケットアセンブリの部分断面図である。図9において、250はケーブル線中継用コネクタの一部を構成するソケットアセンブリ、251はソケットアセンブリ250によって中継されるケーブル線、252はケーブル線251の端部の芯線部分、253はケーブル線251の外皮である。260はケーブル線251の端部の芯線部分252を収容するために絶縁体によって形成されたソケットハウジング、261はソケットハウジング260の外筒部、263はソケットハウジング260の係止部である。280はゴムブッシュ、270はケーブル線251の端部の芯線部分252にかしめられたコンタクト、290はOリングである。
図8および図9に示した従来のケーブル線中継用コネクタでは、ケーブル線211とケーブル線251とが中継される場合には、まず、図8に示すように、ケーブル線211の端部の芯線部分212にプラグピン240がかしめられる。それにより、ケーブル線211とプラグピン240とが電気的に接続せしめられる。次いで、そのプラグピン240とケーブル線211の端部の芯線部分212とが、プラグハウジング220の外筒部221内に挿入され、プラグハウジング220の外筒部221に対して不動に係止される。また、プラグハウジング220の内部を防水するために、ケーブル線211の外皮213の外周面とプラグハウジング220の外周面とに接着剤が塗布され、その接着剤がゴムブッシュ230によって覆われる。以上により、プラグアセンブリ210が形成される。
同様に、図9に示すように、ケーブル線251の端部の芯線部分252にコンタクト270がかしめられる。それにより、ケーブル線251とコンタクト270とが電気的に接続せしめられる。次いで、そのコンタクト270とケーブル線251の端部の芯線部分252とが、ソケットハウジング260の外筒部261内に挿入され、ソケットハウジング260の外筒部261に対して不動に係止される。また、ソケットハウジング260の内部を防水するために、ケーブル線251の外皮253の外周面とソケットハウジング260の外周面とに接着剤が塗布され、その接着剤がゴムブッシュ280によって覆われ、Oリング290がソケットハウジング260の外筒部261の外周面上に配置される。以上により、ソケットアセンブリ250が形成される。
次いで、ソケットハウジング260の外筒部261がプラグハウジング220の外筒部221内に嵌合せしめられ、ソケットハウジング260の係止部263がプラグハウジング220の係止部223と係合せしめられる。それにより、プラグアセンブリ210のプラグピン240と、ソケットアセンブリ260のコンタクト270とが電気的に接続せしめられる。その結果、ケーブル線211とケーブル線251とが電気的に接続せしめられ、中継されることになる。
ところが、図8および図9に示した従来のケーブル線中継用コネクタでは、ケーブル線211とケーブル線251とを電気的に接続するために、ケーブル線211の端部の芯線部分212にプラグピン240をかしめなければならず、ケーブル線251の端部の芯線部分252にコンタクト270をかしめなければならない。
詳細には、図8に示した従来のケーブル線中継用コネクタでは、プラグピン240がかしめられた状態でケーブル線211の端部の芯線部分212をプラグハウジング220に取付けなければならない。そのため、プラグピン240がかしめられることなくケーブル線211の端部の芯線部分212がプラグハウジング220に取付けられる場合よりも、ケーブル線211の端部の芯線部分212をプラグハウジング220に取付けることが難しくなってしまう。
また、図9に示した従来のケーブル線中継用コネクタでは、コンタクト270がかしめられた状態でケーブル線251の端部の芯線部分252をソケットハウジング260に取付けなければならない。そのため、コンタクト270がかしめられることなくケーブル線251の端部の芯線部分252がソケットハウジング260に取付けられる場合よりも、ケーブル線251の端部の芯線部分252をソケットハウジング260に取付けることが難しくなってしまう。
更に、図8および図9に示した従来のケーブル線中継用コネクタでは、プラグハウジング220の内部およびソケットハウジング260の内部を防水するために、ケーブル線211の外皮213の外周面とプラグハウジング220の外周面とに接着剤を塗布しなければならず、ケーブル線251の外皮253の外周面とソケットハウジング260の外周面とに接着剤を塗布しなければならない。
また、電線を中継するためのコネクタの他の例として、例えば特許第2666949号公報に記載されたものがある。ところが、特許第2666949号公報に記載されたコネクタでは、電線の端部に対してスリーブをかしめるか、あるいは、スリーブに対して電線を不動に固定するためのOリングを設けなければならない。
前記問題点に鑑み、本発明は、ケーブル線の端部の芯線部分にターミナルまたはプラグピンをかしめる必要性を排除することができ、また、ターミナルまたはプラグピンの分だけ部品数を低減し、それにより、コストを低減し、装置を小型化することができるケーブル線中継用コネクタを提供することを目的とする。
更に、本発明は、ケーブル線の端部の芯線部分にコンタクトをかしめる必要性や、コンタクトに対してケーブル線を不動に固定するためのOリングを設ける必要性を排除することができるケーブル線中継用コネクタを提供することを目的とする。
また、本発明は、ケーブル線の端部の芯線部分にプラグピンをかしめる必要性を排除することができ、また、ケーブル線の端部の芯線部分が直接他の部品と電気的に接触せしめられる場合よりも幅広い線径のワイヤをケーブル線として用いることができ、更に、ケーブル線の端部の芯線部分が直接他の部品と電気的に接触せしめられる場合のようにケーブル線の端部の芯線部分のワイヤがばらけるのに伴って電気的接触の信頼性が低下してしまうおそれを排除することができるケーブル線中継用コネクタを提供することを目的とする。
更に、本発明は、ケーブル線の端部の芯線部分にコンタクトをかしめる必要性や、コンタクトに対してケーブル線を不動に固定するためのOリングを設ける必要性を排除することができ、ターミナルまたはプラグピンを設ける必要性を排除することができるケーブル線中継用コンタクトを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、ケーブル線の端部の芯線部分を収容するためのプラグハウジングを具備するケーブル線中継用コネクタにおいて、前記プラグハウジングが前記芯線部分を直接把持していることを特徴とするケーブル線中継用コネクタが提供される。
請求項2に記載の発明によれば、前記ケーブル線と前記プラグハウジングとを熱収縮性チューブによって保持したことを特徴とする請求項1に記載のケーブル線中継用コネクタが提供される。
請求項3に記載の発明によれば、ケーブル線の端部の芯線部分を収容するためのソケットハウジングを具備するケーブル線中継用コネクタにおいて、前記芯線部分と係合するための弾性変形可能な第1の係合部を有するコンタクトを前記ソケットハウジング内に配置したことを特徴とするケーブル線中継用コネクタが提供される。
請求項4に記載の発明によれば、前記芯線部分が前記第1の係合部と係合せしめられる時に前記芯線部分を保護誘導するための第1の保護誘導部を前記第1の係合部に隣接して配置したことを特徴とする請求項3に記載のケーブル線中継用コネクタが提供される。
請求項5に記載の発明によれば、プラグハウジングに取付けられたケーブル線の端部の芯線部分と係合するための弾性変形可能な第2の係合部を前記コンタクトに設けたことを特徴とする請求項3又は4に記載のケーブル線中継用コネクタが提供される。
請求項6に記載の発明によれば、プラグハウジングに取付けられたケーブル線の端部の芯線部分が前記第2の係合部と係合せしめられる時にその芯線部分を保護誘導するための第2の保護誘導部を前記第2の係合部に隣接して配置したことを特徴とする請求項5に記載のケーブル線中継用コネクタが提供される。
請求項7に記載の発明によれば、前記ソケットハウジングの内壁面と係合するための弾性変形可能な係止部を前記コンタクトに設けたことを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載のケーブル線中継用コネクタが提供される。
請求項8に記載の発明によれば、前記ソケットハウジングにその端部の芯線部分が収容されたケーブル線と前記ソケットハウジングとを熱収縮性チューブによって保持したことを特徴とする請求項3〜7のいずれか一項に記載のケーブル線中継用コネクタが提供される。
請求項9に記載の発明によれば、ケーブル線の端部の芯線部分を収容するためのプラグハウジングを具備するケーブル線中継用コネクタにおいて、まず、プラグピンを前記芯線部分に対してかしめることなく前記芯線部分上に被せ、次いで、前記プラグピンおよび前記芯線部分を前記プラグハウジングに取付けることを特徴とするケーブル線中継用コネクタが提供される。
請求項10に記載の発明によれば、前記芯線部分を予め予備半田することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のケーブル線中継用コネクタが提供される。
請求項11に記載の発明によれば、ケーブル線中継用コンタクトであって、第1のケーブル線と係合する第1の係合部と、第2のケーブル線と係合する第2の係合部とを有し、一つの部材からなることを特徴とするケーブル線中継用コンタクトが提供される。
従来のようにターミナルまたはプラグピンがケーブル線の端部の芯線部分にかしめられ、ケーブル線の端部の芯線部分がターミナルまたはプラグピンを介してプラグハウジングに把持されるのではなく、請求項1に記載のケーブル線中継用コネクタでは、ターミナルまたはプラグピンがケーブル線の端部の芯線部分にかしめられず、ケーブル線の端部の芯線部分がプラグハウジングに直接把持されている。そのため、ケーブル線の端部の芯線部分にターミナルまたはプラグピンをかしめる必要性を排除することができる。また、ターミナルまたはプラグピンの分だけ部品数を低減し、それにより、コストを低減し、装置を小型化することができる。
従来のようにケーブル線の外皮の外周面とプラグハウジングの外周面とに接着剤が塗布され、その接着剤がゴムブッシュによって覆われるのではなく、請求項2に記載のケーブル線中継用コネクタでは、ケーブル線とプラグハウジングとが熱収縮性チューブによって保持されている。詳細には、ケーブル線の外皮の外周面とプラグハウジングの外周面とを覆うように熱収縮性チューブが配置されている。そのため、ケーブル線の外皮の外周面とプラグハウジングの外周面とに接着剤を塗布する必要性を排除することができる。
請求項3に記載のケーブル線中継用コネクタでは、ケーブル線の端部の芯線部分と係合するための弾性変形可能な第1の係合部を有するコンタクトがソケットハウジング内に配置される。そのため、ケーブル線の端部の芯線部分にコンタクトをかしめる必要性や、コンタクトに対してケーブル線を不動に固定するためのOリングを設ける必要性を排除することができる。好ましくは、上下一対の第1の係合部がコンタクトに設けられている。
請求項4に記載のケーブル線中継用コネクタでは、ケーブル線の端部の芯線部分が第1の係合部と係合せしめられる時にその芯線部分を保護誘導するための第1の保護誘導部が第1の係合部に隣接して配置されている。そのため、ケーブル線の端部の芯線部分が第1の係合部と係合せしめられる時に座屈してしまうのを抑制することができる。好ましくは、上下一対の第1の保護誘導部が上下一対の第1の係合部のそれぞれに隣接して配置されている。
請求項5に記載のケーブル線中継用コネクタでは、プラグハウジングに取付けられたケーブル線の端部の芯線部分と係合するための弾性変形可能な第2の係合部が、ソケットハウジング内に配置されるコンタクトに設けられている。そのため、プラグハウジングに取付けられたケーブル線の端部の芯線部分にコンタクトをかしめる必要性や、プラグハウジングに取付けられたケーブル線をコンタクトに対して不動に固定するためのOリングを設ける必要性を排除することができる。更に、コンタクトとは別個にターミナルまたはプラグピンを設ける必要性を排除することができる。好ましくは、上下一対の第2の係合部がコンタクトに設けられている。
請求項6に記載のケーブル線中継用コネクタでは、プラグハウジングに取付けられたケーブル線の端部の芯線部分が第2の係合部と係合せしめられる時にその芯線部分を保護誘導するための第2の保護誘導部が、第2の係合部に隣接して配置されている。そのため、プラグハウジングに取付けられたケーブル線の端部の芯線部分が第2の係合部と係合せしめられる時に座屈してしまうのを抑制することができる。好ましくは、上下一対の第2の保護誘導部が上下一対の第2の係合部のそれぞれに隣接して配置されている。
請求項7に記載のケーブル線中継用コネクタでは、ソケットハウジングの内壁面と係合するための弾性変形可能な係止部がコンタクトに設けられている。そのため、例えばソケットハウジング内にコンタクトを圧入するためにソケットハウジングの内径とコンタクトの外径とを高精度で仕上げる必要なく、ソケットハウジングに対してコンタクトを不動に固定することができる。好ましくは、外側に向かって突出している左右一対の係止部がコンタクトに設けられている。
従来のようにケーブル線の外皮の外周面とソケットハウジングの外周面とに接着剤が塗布され、その接着剤がゴムブッシュによって覆われるのではなく、請求項8に記載のケーブル線中継用コネクタでは、ソケットハウジングにその端部の芯線部分が収容されたケーブル線とソケットハウジングとが熱収縮性チューブによって保持されている。詳細には、ケーブル線の外皮の外周面とソケットハウジングの外周面とを覆うように熱収縮性チューブが配置されている。そのため、ケーブル線の外皮の外周面とソケットハウジングの外周面とに接着剤を塗布する必要性を排除することができる。
従来のようにプラグピンがかしめられた状態でケーブル線の端部の芯線部分がプラグハウジングに取付けられるのではなく、請求項9に記載のケーブル線中継用コネクタでは、まず、プラグピンが、ケーブル線の端部の芯線部分に対してかしめられることなく、その芯線部分上に被せられ、次いで、プラグピンおよび芯線部分がプラグハウジングに取付けられる。詳細には、ケーブル線の端部の芯線部分がプラグハウジングに取付けられる時に、ケーブル線の端部の芯線部分がプラグピン内に圧入せしめられ、それにより、ケーブル線の端部の芯線部分とプラグピンとが電気的に接続せしめられる。そのため、ケーブル線の端部の芯線部分にプラグピンをかしめる必要性を排除することができる。また、ケーブル線の端部の芯線部分上にプラグピンが被せられ、そのプラグピンが他の部品と電気的に接触せしめられるため、ケーブル線の端部の芯線部分が直接他の部品と電気的に接触せしめられる場合よりも幅広い線径のワイヤをケーブル線として用いることができる。更に、ケーブル線の端部の芯線部分上にプラグピンが被せられ、そのプラグピンが他の部品と電気的に接触せしめられるため、ケーブル線の端部の芯線部分が直接他の部品と電気的に接触せしめられる場合のようにケーブル線の端部の芯線部分のワイヤがばらけるのに伴って電気的接触の信頼性が低下してしまうおそれを排除することができる。好ましくは、ケーブル線の端部の芯線部分と係合するために内側に突出している左右一対の係合部がプラグピンに設けられている。
請求項10に記載のケーブル線中継用コネクタでは、ケーブル線の端部の芯線部分が予め予備半田される。そのため、ケーブル線の端部の芯線部分がプラグハウジング、ソケットハウジング、コンタクト、プラグピンなどの中に挿入される時に破損してしまうおそれを低減することができる。また、ケーブル線の端部の芯線部分が予備半田されることなく直接他の部品と電気的に接触せしめられる場合よりも幅広い線径のワイヤをケーブル線として用いることができる。更に、ケーブル線の端部の芯線部分が予備半田されることなく直接他の部品と電気的に接触せしめられる場合よりも、ケーブル線の端部の芯線部分のワイヤがばらけるのに伴って電気的接触の信頼性が低下してしまうおそれを低減することができる。
請求項11に記載のケーブル線中継用コンタクトでは、第1のケーブル線と係合する第1の係合部と、第2のケーブル線と係合する第2の係合部とが設けられ、一つの部材から構成されている。そのため、ケーブル線の端部の芯線部分にコンタクトをかしめる必要性や、コンタクトに対してケーブル線を不動に固定するためのOリングを設ける必要性を排除することができる。また、ターミナルまたはプラグピンを設ける必要性を排除することができる。
図1は本発明のケーブル線中継用コネクタの第1の実施形態の一部を構成するプラグアセンブリの部分断面図である。図1において、10は第1の実施形態のケーブル線中継用コネクタの一部を構成するプラグアセンブリ、11はプラグアセンブリ10によって中継されるケーブル線、12はケーブル線11の端部の芯線部分、13はケーブル線11の外皮である。20はケーブル線11の端部の芯線部分12を収容するために絶縁体によって形成されたプラグハウジング、21はプラグハウジング20の外筒部、22はケーブル線11の端部の芯線部分12を把持するための把持部、23はプラグハウジング20の係止部である。30は加熱によって収縮せしめられる熱収縮性チューブである。熱収縮性チューブ30の内周面には、加熱されると溶解し、冷却されると硬化する接着剤が予め塗布されている。
図2は本発明のケーブル線中継用コネクタの第1の実施形態の一部を構成するソケットアセンブリの部分断面図である。図2において、50は第1の実施形態のケーブル線中継用コネクタの一部を構成するソケットアセンブリ、51はソケットアセンブリ50によって中継されるケーブル線、52はケーブル線51の端部の芯線部分、53はケーブル線51の外皮である。60はケーブル線51の端部の芯線部分52を収容するために絶縁体によって形成されたソケットハウジング、61はソケットハウジング60の外筒部、62はケーブル線51の端部の芯線部分52を把持するための把持部、63はソケットハウジング60の係止部である。70は図1に示したケーブル線11の端部の芯線部分12とケーブル線51の端部の芯線部分52とを電気的に接続するためのコンタクトである。71はケーブル線51の端部の芯線部分52と係合するために上下一対設けられた係合部、72はケーブル線51の端部の芯線部分52がソケットハウジング60に取付けられる時にケーブル線51の端部の芯線部分52を保護誘導するために係合部71に隣接して配置されたテーパ部である。73は図1に示したケーブル線11の端部の芯線部分12と係合するために上下一対設けられた係合部、74はケーブル線11の端部の芯線部分12がソケットハウジング60に取付けられる時にケーブル線11の端部の芯線部分12を保護誘導するために係合部73に隣接して配置されたテーパ部である。80は熱収縮性チューブ30と同様に構成された熱収縮性チューブ、90はOリングである。
図3は図2に示したソケットハウジング60およびケーブル線51を詳細に示した図である。詳細には、図3(A)は図2に示したソケットハウジング60およびケーブル線51の分解図、図3(B)は図3(A)に示したソケットハウジング60を図3(A)の左側から見た端面図、図3(C)は図3(A)に示したソケットハウジング60とケーブル線51とが組み付けられた状態を示した図、図3(D)は図3(B)中のA−A断面図である。図3において、64はソケットハウジング60の外筒部61の内壁面である。
図4は図2に示したコンタクト70の斜視図である。図4において、75はソケットハウジング60の外筒部61の内壁面64と係合することにより、ソケットハウジング60に対してコンタクト70を不動に固定するために左右一対設けられた係止部である。図4に示すように、係止部75は外側に向かって突出せしめられている。図示しないが、手前側の係止部75と同様に、奥側の係止部75も外側に向かって突出せしめられている。つまり、このコンタクト70は、ケーブル線51の端部の芯線部分52と係合する係合部71と、ケーブル線11の端部の芯線部分12と係合する係合部73とが設けられ、一つの部材から構成されている。
第1の実施形態のケーブル線中継用コネクタでは、ケーブル線11とケーブル線51とが中継される場合には、まず、図1に示すように、ケーブル線11の端部の芯線部分12がプラグハウジング20の把持部22内に挿入される。この芯線部分12は、プラグハウジング20の把持部22内に挿入される時および後述するコンタクト70内に挿入される時に破損してしまうおそれを低減するために、プラグハウジング20の把持部22内に挿入される前に、その先端が予め予備半田されている。次いで、ケーブル線11の端部の芯線部分12をプラグハウジング20に対して不動に係止するため、および、プラグハウジング20の内部を防水するために、ケーブル線11の外皮13の外周面とプラグハウジング20の外周面とが熱収縮性チューブ30によって覆われ、次いで、熱が加えられることによって熱収縮性チューブ30が収縮せしめられる。以上により、プラグアセンブリ10が形成される。
また、図2に示すように、コンタクト70がソケットハウジング60の外筒部61内に挿入される。その結果、図3(A)に示したソケットハウジング60の外筒部61の内壁面64と図4に示したコンタクト70の係止部75とが係合することにより、コンタクト70がソケットハウジング60に対して不動に固定される。好ましくは、コンタクト70の係止部75と係合するための凹部(図示せず)がソケットハウジング60の外筒部61の内壁面64に形成されている。次いで、ケーブル線51の端部の芯線部分52がソケットハウジング60の把持部62内に挿入される。この芯線部分52は、ソケットハウジング60の把持部62内に挿入される時およびコンタクト70内に挿入される時に破損してしまうおそれを低減するために、ソケットハウジング60の把持部62内に挿入される前に、その先端が予め予備半田されている。ケーブル線51の端部の芯線部分52は、コンタクト70のテーパ部72によってコンタクト70内に保護誘導され、コンタクト70の係合部71と係合する。それにより、ケーブル線51とコンタクト70とが電気的に接続せしめられる。
次いで、ケーブル線51の端部の芯線部分52をソケットハウジング60に対して不動に係止するため、および、ソケットハウジング60の内部を防水するために、ケーブル線51の外皮53の外周面とソケットハウジング60の外周面とが熱収縮性チューブ80によって覆われ、次いで、熱が加えられることによって熱収縮性チューブ80が収縮せしめられる。また、Oリング90がソケットハウジング60の外筒部61の外周面上に配置される。以上により、ソケットアセンブリ50が形成される。
次いで、ソケットハウジング60の外筒部61がプラグハウジング20の外筒部21内に嵌合せしめられ、ソケットハウジング60の係止部63がプラグハウジング20の係止部23と係合せしめられる。その時、ケーブル線11の端部の芯線部分12は、コンタクト70のテーパ部74によってコンタクト70内に保護誘導され、コンタクト70の係合部73と係合する。それにより、ケーブル線11とコンタクト70とが電気的に接続せしめられる。その結果、ケーブル線11とケーブル線51とが電気的に接続せしめられ、中継されることになる。詳細には、ソケットハウジング60の外筒部61がプラグハウジング20の外筒部21内に嵌合せしめられると、ケーブル線11の端部の芯線部分12が、コンタクト70の入口縁部に引っ掛かることなくテーパ部74まで案内されるように、ソケットハウジング60の外筒部61と、プラグハウジング20の外筒部21と、その把持部22と、コンタクト70とが芯出しされている。
第1の実施形態のケーブル線中継用コネクタでは、図7または図8に示した従来の場合のようにターミナル140またはプラグピン240がケーブル線の端部の芯線部分にかしめられるのではなく、図1に示したように、ケーブル線11の端部の芯線部分12がプラグハウジング20に直接把持されている。そのため、ケーブル線11の端部の芯線部分12にターミナルまたはプラグピンをかしめる必要性を排除することができる。また、図7に示したターミナル140または図8に示したプラグピン240の分だけ部品数を低減し、それにより、コストを低減し、装置を小型化することができる。
更に、第1の実施形態のケーブル線中継用コネクタでは、図1に示したように、ケーブル線11とプラグハウジング20とが熱収縮性チューブ30によって保持されている。詳細には、ケーブル線11の外皮13の外周面とプラグハウジング20の外周面とを覆うように熱収縮性チューブ30が配置されている。そのため、ケーブル線11の外皮13の外周面とプラグハウジング20の外周面とに接着剤を塗布する必要性を排除することができる。
また、第1の実施形態のケーブル線中継用コネクタでは、図2に示したように、ケーブル線51の端部の芯線部分52と係合するための弾性変形可能な係合部71を有するコンタクト70がソケットハウジング60内に配置される。そのため、ケーブル線51の端部の芯線部分52にコンタクトをかしめる必要性や、コンタクトに対してケーブル線を不動に固定するためのOリングを設ける必要性を排除することができる。
更に、第1の実施形態のケーブル線中継用コネクタでは、図2に示したように、ケーブル線51の端部の芯線部分52が係合部71と係合せしめられる時にその芯線部分52を保護誘導するためのテーパ部72が係合部71に隣接して配置されている。そのため、ケーブル線51の端部の芯線部分52が係合部71と係合せしめられる時に座屈してしまうのを抑制することができる。
また、第1の実施形態のケーブル線中継用コネクタでは、図2に示したように、プラグハウジング20に取付けられたケーブル線11の端部の芯線部分12と係合するための弾性変形可能な係合部73が、ソケットハウジング60内に配置されるコンタクト70に設けられている。そのため、プラグハウジング20に取付けられたケーブル線11の端部の芯線部分12にコンタクト70をかしめる必要性や、プラグハウジング20に取付けられたケーブル線11をコンタクト70に対して不動に固定するためのOリングを設ける必要性を排除することができる。更に、コンタクト70とは別個にターミナルまたはプラグピンを設ける必要性を排除することができる。
更に、第1の実施形態のケーブル線中継用コネクタでは、図2に示したように、プラグハウジング20に取付けられたケーブル線11の端部の芯線部分12が係合部73と係合せしめられる時にその芯線部分12を保護誘導するためのテーパ部74が、係合部73に隣接して配置されている。そのため、プラグハウジング20に取付けられたケーブル線11の端部の芯線部分12が係合部73と係合せしめられる時に座屈してしまうのを抑制することができる。
また、第1の実施形態のケーブル線中継用コネクタでは、図4に示したように、ソケットハウジング60の内壁面64と係合するための弾性変形可能な係止部75がコンタクト70に設けられている。そのため、例えばソケットハウジング60内にコンタクト70を圧入するためにソケットハウジングの内径とコンタクトの外径とを高精度で仕上げる必要なく、ソケットハウジング60に対してコンタクト70を不動に固定することができる。
更に、第1の実施形態のケーブル線中継用コネクタでは、図2に示したように、ケーブル線51とソケットハウジング60とが熱収縮性チューブ80によって保持されている。詳細には、ケーブル線51の外皮53の外周面とソケットハウジング60の外周面とを覆うように熱収縮性チューブ80が配置されている。そのため、ケーブル線51の外皮53の外周面とソケットハウジング60の外周面とに接着剤を塗布する必要性を排除することができる。
以下、本発明のケーブル線中継用コネクタの第2の実施形態について説明する。図5および図6は本発明のケーブル線中継用コネクタの第2の実施形態の一部を構成するプラグアセンブリを説明するための図である。詳細には、図5はプラグアセンブリを構成するケーブル線およびプラグピンの分解図、図6はプラグアセンブリの部分断面図である。図5および図6において、図1に示した参照番号と同一の参照番号は、図1に示した部品または部分と同一の部品または部分を示しており、340はケーブル線11の端部の芯線部分12を覆うためのプラグピンである。340’はケーブル線11の端部の芯線部分12と係合するために内側に突出せしめられた弾性変形可能な係合部である。この係合部340’は左右一対設けられている。10’は第2の実施形態のケーブル線中継用コネクタの一部を構成するプラグアセンブリ、20’はプラグアセンブリ10’の一部を構成するプラグハウジング、22’はプラグピン340を把持するための把持部である。
図示しないが、第2の実施形態のケーブル線中継用コネクタのソケットアセンブリは、図2〜図4に示した第1の実施形態のケーブル線中継用コネクタのソケットアセンブリと同様に構成されている。
第2の実施形態のケーブル線中継用コネクタでは、ケーブル線11とケーブル線51とが中継される場合には、まず、図5に示すように、プラグピン340が、ケーブル線11の端部の芯線部分12に対してかしめられることなく、その芯線部分12上に被せられる。それにより、ケーブル線11とプラグピン340とが電気的に接続せしめられる。この芯線部分12は、プラグピン340内に挿入される時に破損してしまうおそれを低減するために、プラグピン340内に挿入される前に、その先端が予め予備半田されている。次いで、ケーブル線11の端部の芯線部分12およびプラグピン340がプラグハウジング20’の把持部22’内に挿入される。次いで、ケーブル線11の端部の芯線部分12をプラグハウジング20’に対して不動に係止するため、および、プラグハウジング20’の内部を防水するために、ケーブル線11の外皮13の外周面とプラグハウジング20’の外周面とが熱収縮性チューブ30によって覆われ、次いで、熱が加えられることによって熱収縮性チューブ30が収縮せしめられる。以上により、プラグアセンブリ10’が形成される。
また、第1の実施形態のケーブル線中継用コネクタのソケットアセンブリと同様に、図2に示したように、第2の実施形態のケーブル線中継用コネクタのソケットアセンブリ50が形成される。
次いで、ソケットハウジング60の外筒部61がプラグハウジング20’の外筒部21内に嵌合せしめられ、ソケットハウジング60の係止部63がプラグハウジング20’の係止部23と係合せしめられる。その時、ケーブル線11の端部の芯線部分12上に被せられたプラグピン340は、コンタクト70のテーパ部74によってコンタクト70内に保護誘導され、コンタクト70の係合部73と係合する。それにより、ケーブル線11上に被せられたプラグピン340とコンタクト70とが電気的に接続せしめられる。その結果、ケーブル線11とケーブル線51とが電気的に接続せしめられ、中継されることになる。
第2の実施形態のケーブル線中継用コネクタでは、図8に示した従来の場合のようにプラグピン240がケーブル線の端部の芯線部分にかしめられるのではなく、まず、図5に示したように、プラグピン340が、ケーブル線11の端部の芯線部分12に対してかしめられることなく、その芯線部分12上に被せられ、次いで、図6に示したように、プラグピン340および芯線部分12がプラグハウジング20’に取付けられる。そのため、ケーブル線11の端部の芯線部分12にプラグピン340をかしめる必要性を排除することができる。また、図5に示したように、ケーブル線11の端部の芯線部分12上にプラグピン340が被せられ、そのプラグピン340がコンタクト70と電気的に接触せしめられるため、ケーブル線11の端部の芯線部分12が直接コンタクト70と電気的に接触せしめられる場合よりも幅広い線径のワイヤをケーブル線11として用いることができる。更に、図5に示したように、ケーブル線11の端部の芯線部分12上にプラグピン340が被せられ、そのプラグピン340がコンタクト70と電気的に接触せしめられるため、ケーブル線11の端部の芯線部分12が直接コンタクト70と電気的に接触せしめられる場合のようにケーブル線11の端部の芯線部分12のワイヤがばらけるのに伴って電気的接触の信頼性が低下してしまうおそれを排除することができる。
更に、第2の実施形態のケーブル線中継用コネクタでは、図6に示したように、ケーブル線11とプラグハウジング20’とが熱収縮性チューブ30によって保持されている。詳細には、ケーブル線11の外皮13の外周面とプラグハウジング20’の外周面とを覆うように熱収縮性チューブ30が配置されている。そのため、ケーブル線11の外皮13の外周面とプラグハウジング20’の外周面とに接着剤を塗布する必要性を排除することができる。
上述したように、第1および第2の実施形態では、本発明が1極型のケーブル線中継用コネクタに適用されているが、第3の実施形態では、本発明を多極型または分配型のケーブル線中継用コネクタに適用可能である。
10 プラグアセンブリ
11 ケーブル線
12 芯線部分
13 外皮
20 プラグハウジング
21 外筒部
22 把持部
23 係止部
30 熱収縮性チューブ
50 ソケットアセンブリ
51 ケーブル線
52 芯線部分
53 外皮
60 ソケットハウジング
61 外筒部
62 把持部
63 係止部
64 内壁面
70 コンタクト
71 係合部
72 テーパ部
73 係合部
74 テーパ部
75 係止部
80 熱収縮性チューブ
90 Oリング
11 ケーブル線
12 芯線部分
13 外皮
20 プラグハウジング
21 外筒部
22 把持部
23 係止部
30 熱収縮性チューブ
50 ソケットアセンブリ
51 ケーブル線
52 芯線部分
53 外皮
60 ソケットハウジング
61 外筒部
62 把持部
63 係止部
64 内壁面
70 コンタクト
71 係合部
72 テーパ部
73 係合部
74 テーパ部
75 係止部
80 熱収縮性チューブ
90 Oリング
Claims (11)
- ケーブル線の端部の芯線部分を収容するためのプラグハウジングを具備するケーブル線中継用コネクタにおいて、前記プラグハウジングが前記芯線部分を直接把持していることを特徴とするケーブル線中継用コネクタ。
- 前記ケーブル線と前記プラグハウジングとを熱収縮性チューブによって保持したことを特徴とする請求項1に記載のケーブル線中継用コネクタ。
- ケーブル線の端部の芯線部分を収容するためのソケットハウジングを具備するケーブル線中継用コネクタにおいて、前記芯線部分と係合するための弾性変形可能な第1の係合部を有するコンタクトを前記ソケットハウジング内に配置したことを特徴とするケーブル線中継用コネクタ。
- 前記芯線部分が前記第1の係合部と係合せしめられる時に前記芯線部分を保護誘導するための第1の保護誘導部を前記第1の係合部に隣接して配置したことを特徴とする請求項3に記載のケーブル線中継用コネクタ。
- プラグハウジングに取付けられたケーブル線の端部の芯線部分と係合するための弾性変形可能な第2の係合部を前記コンタクトに設けたことを特徴とする請求項3又は4に記載のケーブル線中継用コネクタ。
- プラグハウジングに取付けられたケーブル線の端部の芯線部分が前記第2の係合部と係合せしめられる時にその芯線部分を保護誘導するための第2の保護誘導部を前記第2の係合部に隣接して配置したことを特徴とする請求項5に記載のケーブル線中継用コネクタ。
- 前記ソケットハウジングの内壁面と係合するための弾性変形可能な係止部を前記コンタクトに設けたことを特徴とする請求項3〜6のいずれか一項に記載のケーブル線中継用コネクタ。
- 前記ソケットハウジングにその端部の芯線部分が収容されたケーブル線と前記ソケットハウジングとを熱収縮性チューブによって保持したことを特徴とする請求項3〜7のいずれか一項に記載のケーブル線中継用コネクタ。
- ケーブル線の端部の芯線部分を収容するためのプラグハウジングを具備するケーブル線中継用コネクタにおいて、まず、プラグピンを前記芯線部分に対してかしめることなく前記芯線部分上に被せ、次いで、前記プラグピンおよび前記芯線部分を前記プラグハウジングに取付けることを特徴とするケーブル線中継用コネクタ。
- 前記芯線部分を予め予備半田することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のケーブル線中継用コネクタ。
- ケーブル線中継用コンタクトであって、第1のケーブル線と係合する第1の係合部と、第2のケーブル線と係合する第2の係合部とを有し、一つの部材からなることを特徴とするケーブル線中継用コンタクト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004105524A JP2005293957A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | ケーブル線中継用コネクタおよびケーブル線中継用コンタクト |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011520227A (ja) * | 2008-05-09 | 2011-07-14 | ヤマイチ エレクトロニクス ドイチュラント ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | コネクタシステム、及びその使用方法、製造方法 |
CN105626921A (zh) * | 2014-10-30 | 2016-06-01 | 北京精密机电控制设备研究所 | 一种伺服阀用外引线出线结构 |
KR101826317B1 (ko) * | 2017-08-29 | 2018-02-06 | 한화시스템(주) | 동축 케이블과 커넥터 조립체 및 그의 연결 방법 |
-
2004
- 2004-03-31 JP JP2004105524A patent/JP2005293957A/ja active Pending
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