JP2005293931A - 非水電解質二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 比表面積の小さな炭素材料と比表面積の大きな炭素粉末の比表面積や添加割合をそれぞれ最適化して、スラリーの分散性が良好で、導電性を向上した正極を得て、放電特性やサイクル特性に優れた非水電解質二次電池を提供する。
【解決手段】 本発明の非水電解質二次電池は、リチウムイオンを挿入・脱離可能な正極活物質を含有する正極11と、リチウムイオンを挿入脱離可能な負極活物質を含有する負極12と、これら正極と負極を隔離するセパレータ13とを備えている。正極11は正極活物質と導電助剤としての炭素材料と結着剤とからなる正極合剤を含有するとともに、導電助剤としての炭素材料は、比表面積が700〜1500m2/gの第1の炭素材料と、比表面積が600m2/g以下の第2の炭素材料とからなり、第1の炭素材料の含有量は全炭素材料の質量に対して5質量%以上で10質量%以下である。
【選択図】図2

Description

本発明は、リチウムイオンを挿入・脱離可能な正極活物質を含有する正極と、リチウムイオンを挿入脱離可能な負極活物質を含有する負極と、これら正極と負極を隔離するセパレータとを備えた非水電解質二次電池に関するものである。
近年、高エネルギー密度の二次電池として、電解液に非水電解液を使用し、リチウムイオンを正極と負極との間で移動させて充放電を行わせるようにした非水電解質二次電池が高エネルギー密度が要求される用途で利用されるようになった。例えば、ノートパソコンやPDAなどの携帯用情報機器、ビデオカメラやデジタルカメラなどの映像機器あるいは携帯電話などの移動体通信機器などの電子・通信機器の電源として多く用いられるようになった。
この種の非水電解質二次電池は、リチウムイオンの吸蔵・放出が可能な黒鉛などの炭素材料を負極活物質とし、リチウム含有コバルト酸化物(LiCoO2)、リチウム含有ニッケル酸化物(LiNiO2)、リチウム含有マンガン酸化物(LiMn24)等のリチウムイオンの吸蔵・放出が可能なリチウム含有遷移金属酸化物を正極活物質材料として用いている。ところで、正極活物質材料として用いられるリチウム含有遷移金属酸化物は電子伝導性が低いことが知られている。このために、これらのリチウム含有遷移金属酸化物間の電子伝導性を向上させるために炭素粉末からなる導電助剤を添加するようにしている。このような導電助剤を添加することで、個々のリチウム含有遷移金属酸化物粒子間の電子伝導性が向上するため放電性能が向上するようになる。
ところが、放電性能に影響を与える原因の一つとして、リチウム含有遷移金属酸化物と導電助剤との混合状態が問題となる。即ち、リチウム含有遷移金属酸化物と導電助剤としての炭素粉末とがいかに均一に頻度よく接触しているかということである。これらの接触頻度が低下すると、電子が充分に正極活物質に伝達供給されない部分が生じるため、結果的に未反応のまま残存する正極活物質が生じて正極活物質の利用率が低下し、放電性能が低下することとなる。
そこで、比表面積が1000m2/g以上の炭素材料からなる第1導電剤を正極活物質の表面に付着させ、これと比表面積が200m2/gを超える炭素材料から第2導電剤とを混合して用いることが特許文献1にて提案されるようになった。この特許文献1にて提案された正極においては、上述のような第1導電剤で被覆された正極活物質と、第2導電剤との混合物からなる正極合剤を用いているので、正極内での電子伝導性が向上する。これにより、正極活物質の利用率が向上して、放電性能が向上することとなる。
特開2000−58040号公報
しかしながら、上述した特許文献1にて提案された正極であっても、充分な放電性能を発揮できないという問題を生じた。これは、第1導電剤で被覆された正極活物質に、比表面積が200m2/gを超える炭素材料からなる第2導電剤を混合するため、導電ネットワークが形成できる反面、これらの正極合剤をスラリーにした際に、正極合剤スラリー中での分散性が低下し、これが放電性能に悪影響を与えていたと考えられる。
また、このような正極合剤スラリーを用いて正極集電体に塗布する場合、正極合剤スラリーの分散性が低下していることにより、塗布むらが生じて均一な性能の正極が得られないとともに、生産性も低下するという問題も生じた。さらに、正極活物質の表面を第1導電剤で被覆するための工程が必要となるため、製造工程が複雑になって、生産性がさらに低下し、安価に製造することが困難であった。
そこで、本発明は上述のような問題点を解消するためになされたものであって、導電助剤として比表面積の小さな炭素材料と比表面積の大きな炭素粉末の比表面積や添加割合をそれぞれ最適化して、スラリーの分散性が良好で生産性が向上し、かつ電極内での電子伝導性を向上させて、放電特性やサイクル特性に優れた非水電解質二次電池を提供することを目的とするものである。
本発明の非水電解質二次電池は、リチウムイオンを挿入・脱離可能な正極活物質を含有する正極と、リチウムイオンを挿入脱離可能な負極活物質を含有する負極と、これら正極と負極を隔離するセパレータとを備えている。そして、上記目的を達成するため、正極は正極活物質と導電助剤としての炭素材料と結着剤とからなる正極合剤を含有するとともに、導電助剤としての炭素材料は、比表面積が700〜1500m2/gの第1炭素材料と、比表面積が600m2/g以下の第2炭素材料とからなり、第1炭素材料の含有量は全炭素材料の質量に対して5質量%以上で10質量%以下であることを特徴とする。
このように、比表面積が700〜1500m2/gの第1炭素材料と、比表面積が600m2/g以下の第2炭素材料とからなる導電助剤が正極合剤に含有されていると、この正極合剤スラリー中での導電助剤の分散性が向上する。これにより塗工むらが生じるのが抑制されて、正極内での電子伝導性に優れた正極を得ることが可能となる。この結果、このような正極を用いた非水電解質二次電池の放電特性やサイクル特性が向上する。
ここで、導電助剤として第1炭素材料としての炭素粉末が無添加で、比表面積が600m2/g以下の第2炭素材料のみを用いてスラリーを形成すると、第2炭素材料の比表面積が小さいことに起因して、正極活物質間に良好な導電ネットワークが形成できにくくなる。これにより、このような正極を用いた非水電解質二次電池の放電容量維持率およびサイクル容量維持率が低下した結果となった。このことから、比表面積が600m2/g以下の第2炭素材料に、これよりも大きい比表面積が700〜1500m2/gの炭素粉末を第1炭素材料として含有することが効果的であることが分かった。
ところが、第1炭素材料として比表面積が700〜1500m2/gの炭素粉末を用いても、全炭素粉末に対する第1炭素材料粉末の添加割合が5質量%未満のスラリーを用いた電池の放電特性およびサイクル特性が低いことが分かった。また、全炭素粉末に対する第1炭素材料粉末の添加割合が10質量%を超えたスラリーを用いた電池においても、放電特性およびサイクル特性が低いことが分かった。
これらに対して、第1炭素材料として比表面積が700〜1500m2/gの炭素粉末を用い、かつ全炭素粉末に対する第1炭素材料粉末の添加割合が5質量%以上で、10質量%以下のスラリーを用いた電池の放電特性およびサイクル特性は、第1炭素材料粉末の添加割合が5質量%未満のスラリーを用いた電池や第1炭素材料粉末の添加割合が10質量%を超えたスラリーを用いた電池よりも向上していることが分かった。これらのことから、全炭素粉末に対する第1炭素材料粉末の添加割合が5以上で、10質量%以下となるように添加するのが望ましい。
この場合、第1炭素材料として比表面積が700〜1500m2/gの炭素粉末を用い、かつ正極合剤の質量に対して全炭素粉末が1.0〜5.0質量%添加されたスラリーを用いた電池においては、放電容量およびサイクル容量が大きいことが分った。一方、第1炭素材料として比表面積が700〜1500m2/gの炭素粉末を用いても、全炭素粉末の添加量が正極合剤の質量に対して1.0質量%未満と少ないスラリーを用いた電池においては、放電特性およびサイクル特性が低下していることが分かった。また、全炭素粉末の添加量が正極合剤の質量に対して5.0質量%を超えるよなスラリーを用いた電池においても、放電特性およびサイクル特性が低下していることが分かった。
これらのことから、比表面積が700〜1500m2/gの炭素粉末を第1炭素材料として含有し、かつ全炭素粉末に対する第1炭素材料粉末の添加割合が5〜10質量%で、さらに、正極合剤の質量に対して全炭素粉末が1.0〜5.0質量%の炭素粉末を導電助剤として用いるのが望ましいということができる。
ついで、本発明の一実施の形態を以下に説明するが、本発明はこの実施の形態に何ら限定されるものでなく、本発明の目的を変更しない範囲で適宜変更して実施することが可能である。なお、図1はスラリーのチキソトロピーを説明するための図であり、図2は本発明の非水電解質二次電池の断面を模式的に示す図である。
1.導電助剤としての炭素材料
比表面積が650m2/gの導電性炭素(ライオン株式会社製 ケッチェンブラック ECX)を用意し、これを炭素粉末α1とした。同様に、比表面積が700m2/gの導電性炭素(ライオン株式会社製 ケッチェンブラック EC)を用意し、これを炭素粉末α2とし、比表面積が1200m2/gの導電性炭素(ライオン株式会社製 ケッチェンブラック EC600JD)を用意し、これを炭素粉末α3とし、比表面積が1500m2/gの導電性炭素(ライオン株式会社製 ケッチェンブラック EC600JD)を用意し、これを炭素粉末α4とし、比表面積が1550m2/gの導電性炭素(ライオン株式会社製 ケッチェンブラック EC600JD)を用意し、これを炭素粉末α5とした。また、比表面積が70m2/gの導電性炭素(電気化学工業株式会社製 デンカブラック 粒状品)を用意し、これを炭素粉末β1とし、比表面積が300m2/gの導電性炭素(Cabot社製 バルカンXC)を用意し、これを炭素粉末β2とした。
2.正極スラリー
ここで、正極活物質としてのコバルト酸リチウム(LiCoO2)89.5〜94.5質量%と、第1炭素材料としての炭素粉末α1(あるいはα2、α3、α4、α5のいずれか)と、第2炭素材料としての炭素粉末β1(あるいはβ2、α1のいずれか)と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデン(PVdF)粉末5質量%とを混合して正極合剤とした。この正極合剤にN−メチル−2−ピロリドン(NMP)溶液を混合して、正極スラリーγ1〜γ21をそれぞれ調製した。この場合、正極合剤中に添加される全炭素量と、全炭素量に対する第1炭素材料の質量割合が下記の表1に示すような添加量となるように調整して正極スラリーγ1〜γ21をそれぞれ調製した。
Figure 2005293931
3.スラリーのチキソトロピーの測定
ついで、各正極スラリーγ1〜γ21の分散性を評価するために、各正極スラリーγ1〜γ21のチキソトロピーを測定した。この測定はHAAKE社製粘度粘弾性試験装置(RS75 RheoStress)を用いて行った。このチキソトロピー測定においては、剪断速度をあげていき剪断応力を測定した後、剪断速度を下げて剪断応力を測定した場合に、図1に示すようなヒステリシスループが得られる。このヒステリシスループの面積をチキソトロピー(Pa/s)として算出して求めると、表2に示すような結果が得られた。この場合、チキソトロピーの値が0に近づくほど分散性がよいスラリーであることを示している。
4.スラリー塗工性の測定
また、正極板の生産性を評価するために、スラリーの塗工性を測定した。この場合、各正極スラリーγ1〜γ21を正極集電体(厚さ20μmのアルミニウム箔)の両面にドクターブレード法により塗布した。そして、塗布方向とは垂直方向に10個所の測定点を選択し、これらの測定点で10cm2のサンプル片を切り出し、10枚のサンプル片の質量を測定し、そのばらつきを塗工ばらつきとして測定すると、下記の表2に示すような結果が得られた。ここで、ばらつきは10個所の測定点での最大質量と最小質量の差(mg)を算出することにより求めた。
Figure 2005293931
上記表2の結果から明らかなように、第1炭素材料として650m2/gと比表面積が小さい炭素粉末を用いたスラリーγ19のチキソトロピーは−3500Pa/sと大きく、分散性が悪いために塗工ばらつきが15mgと大きいことが分かる。また、第1炭素材料として1550m2/gと比表面積が大きい炭素粉末を用いたスラリーγ20のチキソトロピーは−3300Pa/sと大きく、分散性が悪いために塗工ばらつきが12mgと大きいことが分かる。
一方、第1炭素材料として比表面積が700〜1500m2/gの炭素粉末を用いたスラリーγ1〜γ18においては、チキソトロピーは+50〜−1700Pa/sで、塗工ばらつきも3〜10mgで、スラリーγ19,20と比較して小さくなっていることが分かる。このことから、第1炭素材料として比表面積が700〜1500m2/gの炭素粉末を用いるのが望ましいということができる。
また、第1炭素材料として比表面積が1200m2/gの炭素粉末を用い、第2炭素材料として比表面積が650m2/gの炭素粉末を用いたスラリーγ21のチキソトロピーは−5600Pa/sとさらに大きく、分散性がさらに悪いために塗工ばらつきが18mgとさらに大きいことが分かる。このことから第2炭素材料として比表面積が650m2/g未満の炭素粉末を用いるのが望ましいということができる。
この場合、第1炭素材料として比表面積が700〜1500m2/gの炭素粉末を用いても、正極合剤の質量に対して0.5質量%と全炭素粉末の添加量が少ないスラリーγ1,γ4,γ7,γ10,γ13,γ16においては、チキソトロピーは−1300〜−1700Pa/sで、塗工ばらつきは7〜10mgで、正極合剤の質量に対して全炭素粉末の添加量が3.0質量%のスラリーγ2,γ5,γ8,γ11,γ14,γ17よりも分散性、塗工性がやや悪いことが分かる。また、正極合剤の質量に対して5.5質量%と全炭素粉末の添加量が多いスラリーγ1,γ4,γ7,γ10,γ13,γ16においては、チキソトロピーは−1400〜−1600Pa/sで、塗工ばらつきは7〜10mgで、スラリーγ2,γ5,γ8,γ11,γ14,γ17よりも分散性、塗工性がやや悪いことが分かる。
5.正極
上述のようにして作製された正極スラリーγ1〜γ21を用いて、これらの正極スラリーγ1〜γ21を正極集電体としてのアルミニウム箔(厚みが20μmのもの)の両面にドクターブレード法により塗着して、正極集電体の両面に活物質層を形成した。その後、圧縮ローラを用いて活物質層の厚みが170μmになるように圧延した後、所定の大きさ(例えば、短辺の長さが55mmで、長辺の長さが500mm)になるように切断し、150℃で2時間真空乾燥させて正極板a1〜a21をそれぞれ作製した。なお、正極スラリーγ1を用いたものを正極板a1とした。同様に、正極スラリーγ2〜γ21を用いたものを正極板a2〜a21とした。
6.負極
天然黒鉛粉末が95質量部で、結着剤としてのポリフッ化ビニリデン(PVdF)粉末が5質量部となるように混合した後、これにN−メチル−2−ピロリドン(NMP)を混合して負極スラリーとした。この後、得られた負極スラリーを厚みが18μmの銅箔(負極集電体)の両面にドクターブレード法で、乾燥後の塗布量が18mg/cm2になるように塗布して、負極集電体の両面に負極活物質層を形成した。これを乾燥させた後、圧縮ローラを用いて、厚みが155μmで充填密度が1.56g/cm3になるように圧延し、所定寸法(例えば幅が57mmで、長さが550mm)に切断して、負極を作製した。なお、負極活物質としては、天然黒鉛以外に、リチウムイオンを吸蔵・脱離し得るカーボン系材料、例えば、人造黒鉛、カーボンブラック、コークス、ガラス状炭素、炭素繊維、またはこれらの焼成体等を用いてもよい。
7.リチウム二次電池の作製
ついで、図2に示すように、上述のようにして作製した正極(a1〜a21)11と負極12とを用い、これらの間にポリプロピレン製微多孔膜からなるセパレータ13を介在させて重ね合わせた後、これを巻き取り機により渦巻状に巻回して渦巻状電極群を作製した。この後、渦巻状電極群の上下にそれぞれ絶縁板14,14を配置した後、これらの渦巻状電極群をそれぞれ表面にニッケルメッキを施した鉄製の負極端子を兼ねる有底筒状の円筒形外装缶15内に開口部より挿入した。ついで、渦巻状電極群の負極12より延出する負極リード12aを外装缶15の内底面に溶接した。一方、渦巻状電極群の正極11より延出する正極リード11aを封口体16の蓋体16bの下面に溶接した。
この後、外装缶15内にエチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)からなる等体積混合溶媒にLiPF6を1モル/リットル溶解して調製した非水電解液を注入した。ついで、外装缶15の開口部にポリプロピレン(PP)製で円筒状のガスケット17を載置するとともに、このガスケット17の内部に封口体16を載置した。この後、外装缶15の開口部の上端部を内方にかしめることにより封口して、直径が18mmで、高さ(長さ)が65mmで設計容量が1500mAhの非水電解質二次電池10(A1〜A21)をそれぞれ作製した。ここで、正極a1を用いた非水電解質二次電池を電池A1とした。同様に、正極a2〜正極a21を用いた非水電解質二次電池をそれぞれ電池A2〜電池A21とした。
なお、封口体16は正極端子となる正極キャップ16aと、外装缶15の開口部を封止する蓋体16bとを備えている。そして、これらの正極キャップ16aと蓋体16bからなる封口体16内に、電池内部のガス圧が上昇して所定の設定圧力(例えば14MPa)に達すると変形する導電性弾性変形板18と、温度が上昇すると抵抗値が増大するPTC(Positive Temperature Coefficient)素子19が配設されている。これにより、電池内に過電流が流れて異常な発熱現象を生じると、PTC素子19は抵抗値が増大して過電流を減少させる。そして、電池内部のガス圧が上昇して所定の設定圧力(例えば14MPa)以上になると導電性弾性変形板18は変形して、導電性弾性変形板18と蓋体16bとの接触が遮断され、過電流あるいは短絡電流が遮断されるようになる。
なお、混合溶媒としては、上述したエチレンカーボネート(EC)にジエチルカーボネート(DEC)を混合したもの以外に、水素イオンを供給する能力のない非プロトン性溶媒を使用し、例えば、プロピレンカーボネート(PC)、ビニレンカーボネート(VC)、ブチレンカーボネート(BC)等の有機溶媒や、これらとジメチルカーボネート(DMC)、メチルエチルカーボネート(EMC)、1,2−ジエトキシエタン(DEE)、1,2−ジメトキシ工タン(DME)、エトキシメトキシエタン(EME)などの低沸点溶媒との混合溶媒を用いてもよい。また、これらの溶媒に溶解される溶質としては、LiPF6以外に、LiBF4、LiCF3SO3、LiAsF6、LiN(CF3SO22、LiC(CF3SO23、LiCF3(CF23SO3等を用いてもよい。
8.電池試験
(1)放電容量維持率
ついで、これらの各電池A1〜A21を用いて、25℃で1500mA(1It)の充電電流で終止電圧が4.2Vになるまで定電流充電した後、終止電流が30mAになるまで定電圧充電した。この後、1500mA(1It)の放電電流で電池電圧が2.75Vに達するまで放電させ、放電時間から基準となる放電容量を求めた。ついで、上述と同様に充電した後、3000mA(2It)の放電電流で電池電圧が2.75Vに達するまで放電させ、放電時間から2It放電時の放電容量を求めた。ついで、基準となる放電容量に対する2It放電時の放電容量の比率(%)を2It放電時の放電容量維持率として求めると、下記の表3に示すような結果が得られた。
(2)サイクル容量維持率
また、これらの各電池A1〜A21を用いて、25℃で1500mA(1It)の充電電流で終止電圧が4.2Vになるまで定電流充電した後、終止電流が30mAになるまで定電圧充電した。この後、1500mA(1It)の放電電流で電池電圧が2.75Vに達するまで放電させ、これを1サイクルとする充放電サイクル試験を500サイクル繰り返して行った。そして、1サイクル目の放電容量に対する500サイクル目の放電容量の比率(%)をサイクル容量維持率として求めると、下記の表3に示すような結果が得られた。
Figure 2005293931
上記表3の結果から明らかなように、第1炭素材料として650m2/gと比表面積が小さい炭素粉末を用いた電池A19の放電容量維持率は71%と小さく、サイクル容量維持率も82%と小さいことが分かる。また、第1炭素材料として1550m2/gと比表面積が大きい炭素粉末を用いた電池A20の放電容量維持率は70%と小さく、サイクル容量維持率も83%と小さいことが分かる。一方、第1炭素材料として比表面積が700〜1500m2/gの炭素粉末を用いた電池A1〜A18においては、放電容量維持率は78〜85%で、サイクル容量維持率も86〜96%で、電池A19,20と比較して向上していることが分かる。このことからも、第1炭素材料として比表面積が700〜1500m2/gの炭素粉末を用いるのが望ましいということができる。
また、第1炭素材料として比表面積が1200m2/gの炭素粉末を用い、第2炭素材料として比表面積が650m2/gの炭素粉末を用いた電池A21の放電容量維持率は73%で、サイクル放電容量維持率も84%で、電池A1〜A18よりも低下していることが分かる。このことからも、第2炭素材料としては、比表面積が650m2/g未満、第1炭素材料の下限値と比表面積が近いと双方の性質が類似するので好ましくは600m2/g以下、さらに好ましくは300m2/g以下の炭素粉末を用いるのが望ましいということができる。
この場合、第1炭素材料として比表面積が700〜1500m2/gの炭素粉末を用いても、正極合剤の質量に対して0.5質量%と全炭素粉末の添加量が少ない電池A1,A4,A7,A10,A13,A16においては、放電容量維持率は78〜80%で、サイクル容量維持率は86〜89%で、全炭素粉末の添加量が3.0質量%の電池A2,A5,A8,A11,A14,A17よりも低下していることが分かる。また、正極合剤の質量に対して5.5質量%と全炭素粉末の添加量が多い電池A1,A4,A7,A10,A13,A16においては、放電容量維持率は86〜90%で、電池A2,A5,A8,A11,A14,A17よりも低下していることが分かる。
9.炭素材料の添加量の検討
ついで、炭素材料の添加量について検討した。そこで、正極活物質としてのコバルト酸リチウム(LiCoO2)89.5〜94.5質量%と、第1炭素材料としての炭素粉末α1(あるいはα2、α3、α4、α5のいずれか)と、第2炭素材料としての炭素粉末β1と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデン(PVdF)粉末5質量%とを混合して正極合剤とした。この正極合剤にN−メチル−2−ピロリドン(NMP)溶液を混合して、正極スラリーδ1〜δ28をそれぞれ調製した。この場合、正極合剤中に添加される全炭素量と、全炭素量に対する第1炭素材料の質量割合が下記の表4に示すような添加量となるように調整して正極スラリーδ1〜δ28をそれぞれ調製した。また、第1炭素材料としての炭素粉末α1(あるいはα2、α3、α4、α5のいずれか)が無添加で、第2炭素材料としての炭素粉末β1のみを導電助剤として正極スラリーδ29を調製した。
Figure 2005293931
ついで、上述と同様にして、各正極スラリーδ1〜δ29のチキソトロピー(Pa/s)を測定するとともに、スラリーの塗工性、即ち、10個所の測定点での最大質量と最小質量の差(mg)を測定すると下記の表5に示すような結果が得られた。
Figure 2005293931
上記表5の結果から明らかなように、第1炭素材料としての炭素粉末が無添加で、比表面積が70m2/gの第2炭素材料のみを導電助剤したスラリーδ29においては、チキソトロピーは+5000Pa/sと極めて大きく、分散性が極めて悪いために塗工ばらつきも16mgと大きいことが分かる。このことから、70m2/gの比表面積を有する第2炭素材料に、これよりも大きい比表面積が700〜1500m2/gの炭素粉末を第1炭素材料として含有することが効果的であることが分かる。
この場合、第1炭素材料として比表面積が700〜1500m2/gの炭素粉末を用いても、正極合剤の質量に対して0.5質量%と全炭素粉末の添加量が少ないスラリーδ1,δ5,δ9,δ13,δ17,δ21においては、チキソトロピーは−1300〜−1950Pa/sと大きく、塗工ばらつきも6〜10mgと大きいことが分かる。また、正極合剤の質量に対して5.5質量%と全炭素粉末の添加量が多いスラリーδ4,δ8,δ12,δ16,δ20,δ24においても、チキソトロピーは−1200〜−2000Pa/sと大きく、塗工ばらつきも7〜10mgと大きいことが分かる。
一方、正極合剤の質量に対して全炭素粉末が1.0〜5.0質量%添加されたスラリーδ2〜δ3、δ6〜δ7、δ10〜δ11、δ14〜δ15、δ18〜δ19、δ22〜δ23においては、チキソトロピーは−500〜−950Pa/sで、塗工ばらつきは4〜7mgと小さいことが分かる。これは、全炭素粉末の添加量が1.0質量%よりも少ない場合では、正極合剤中に占める炭素粉末の割合が少なすぎるので、分散性向上効果を得ることができず、正極合剤中に占める割合が5.0質量%を越えた場合では、逆に炭素材量が正極合剤の分散を阻害するようになり、正極合剤の質量に対して全炭素粉末が1.0〜5.0質量%添加されたスラリーの分散性がよくなるためと考えられる。
また、全炭素粉末に対する第1炭素材料粉末の添加割合が4.5質量%のスラリーδ28のチキソトロピーは−2200で、塗工ばらつきは15mgであり、全炭素粉末に対する第1炭素材料粉末の添加割合が10.5質量%のスラリーδ25〜δ27のチキソトロピーは−2200〜−2500で、塗工ばらつきは13〜16mgであった。一方、全炭素粉末に対する第1炭素材料粉末の添加割合が5質量%のスラリーδ1〜δ12のチキソトロピーは−500〜−1900で、塗工ばらつきは4〜10mgであり、全炭素粉末に対する第1炭素材料粉末の添加割合が10質量%のスラリーδ13〜δ24のチキソトロピーは−650〜−1950で、塗工ばらつきは4〜10mgであった。これらのことから、分散性、塗工性が良いスラリーにするためには、全炭素粉末に対する第1炭素材料粉末の添加割合が5〜10質量%となるように添加するのが望ましいということができる。
ついで、正極スラリーδ1〜δ29を用いて、これらの正極スラリーを正極集電体としてのアルミニウム箔(厚みが20μmのもの)の両面に塗着して、上述と同様に正極板b1〜b29をそれぞれ作製した。なお、正極スラリーδ1を用いたものを正極板b1とした。同様に、正極スラリーδ2〜δ29を用いたものを正極板b2〜b29とした。ついで、これらの正極(b1〜b29)11と、上述のように作製した負極12とを用いて、上述と同様に、直径が18mmで、高さ(長さ)が65mmで設計容量が1500mAhの非水電解質二次電池10(B1〜B29)をそれぞれ作製した。ここで、正極b1を用いた非水電解質二次電池を電池B1とした。同様に、正極b2〜正極b29を用いた非水電解質二次電池をそれぞれ電池B2〜電池B29とした。
ついで、これらの各電池B1〜B29を用いて、上述と同様な充放電条件で2It放電時の放電容量維持率として求めると、下記の表6に示すような結果が得られた。また、上述と同様な充放電条件で1サイクル目の放電容量に対する500サイクル目の放電容量の比率(%)をサイクル容量維持率として求めると、下記の表6に示すような結果が得られた。
Figure 2005293931
上記表6の結果から明らかなように、導電助剤として第1炭素材料としての炭素粉末が無添加で、比表面積が70m2/gの第2炭素材料のみを用いた電池B29は、放電容量維持率が70%で、サイクル容量維持率も82%と低いことが分かる。これは、比表面積が70m2/gの第2炭素材料のみを導電助剤したスラリーδ29は比表面積が小さいことに起因して、正極活物質間に良好な導電ネットワークが形成できないために、放電容量維持率およびサイクル容量維持率が低下したと考えられる。このことから、70m2/gの比表面積を有する第2炭素材料に、これよりも大きい比表面積が700〜1500m2/gの炭素粉末を第1炭素材料として含有することが効果的であることが分かる。
ところが、第1炭素材料として比表面積が700〜1500m2/gの炭素粉末を用いても、全炭素粉末に対する第1炭素材料粉末の添加割合が4.5質量%のスラリーδ28を用いた電池B28の放電容量維持率およびサイクル容量維持率はそれぞれ72%、81%と低いことが分かる。また、全炭素粉末に対する第1炭素材料粉末の添加割合が10.5質量%のスラリーδ25〜δ27を用いた電池B25〜B27の放電容量維持率およびサイクル容量維持率はそれぞれ71〜72%、80〜82%で低いことが分かる。
これらに対して、第1炭素材料として比表面積が700〜1500m2/gの炭素粉末を用い、かつ全炭素粉末に対する第1炭素材料粉末の添加割合が5〜10質量%のスラリーδ1〜δ24を用いた電池B1〜B24の放電容量維持率およびサイクル容量維持率はそれぞれ77〜83%、86〜94%で、電池B25〜B27よりも放電容量維持率およびサイクル容量維持率が向上していることが分かる。これらのことから、放電容量維持率およびサイクル容量維持率が向上した非水電解質二次電池とするためには、全炭素粉末に対する第1炭素材料粉末の添加割合が5〜10質量%となるように添加するのが望ましいということができる。
この場合、第1炭素材料として比表面積が700〜1500m2/gの炭素粉末を用い、かつ正極合剤の質量に対して全炭素粉末が1.0〜5.0質量%添加されたスラリーδ2〜δ3、δ6〜δ7、δ10〜δ11、δ14〜δ15、δ18〜δ19、δ22〜δ23を用いた電池B2〜B3,B6〜B7,B10〜B11,B14〜B15,B18〜B19,B22〜B23においては、放電容量維持率およびサイクル容量維持率は81〜83%、91〜94%と大きいことが分かる。
一方、第1炭素材料として比表面積が700〜1500m2/gの炭素粉末を用いても、正極合剤の質量に対して0.5質量%と全炭素粉末の添加量が少ないスラリーδ1,δ5,δ9,δ13,δ17,δ21を用いた電池B1,B5,B9,B13,B17,B21においては、放電容量維持率およびサイクル容量維持率はそれぞれ78〜81%、87〜91%と低下していることが分かる。また、正極合剤の質量に対して5.5質量%と全炭素粉末の添加量が多いスラリーδ4,δ8,δ12,δ16,δ20,δ24を用いた電池B1,B5,B9,B13,B17,B21においては、放電容量維持率およびサイクル容量維持率はそれぞれ77〜80%、86〜90%と低下していることが分かる。
これらのことからも、比表面積が700〜1500m2/gの炭素粉末を第1炭素材料として含有し、かつ全炭素粉末に対する第1炭素材料粉末の添加割合が5〜10質量%で、さらに、かつ正極合剤の質量に対して全炭素粉末が1.0〜5.0質量%の炭素粉末を用いるのが望ましいということができる。
スラリーのチキソトロピーを説明するための図である。 本発明の非水電解質二次電池の断面を模式的に示す図である。
符号の説明
10…非水電解質二次電池、12…負極、12a…負極リード、11…正極、11a…正極リード、13…セパレータ、14…絶縁板、15…外装缶(負極端子)、16…封口体、16a…正極キャップ(正極端子)、17…ガスケット、18…導電性弾性変形板、19…PTC素子

Claims (2)

  1. リチウムイオンを挿入・脱離可能な正極活物質を含有する正極と、リチウムイオンを挿入脱離可能な負極活物質を含有する負極と、これら正極と負極を隔離するセパレータとを備えた非水電解質二次電池であって、
    前記正極は前記正極活物質と導電助剤としての炭素材料と結着剤とからなる正極合剤を含有するとともに、
    前記導電助剤としての炭素材料は、比表面積が700〜1500m2/gの第1炭素材料と、比表面積が600m2/g以下の第2炭素材料とからなり、
    前記第1炭素材料の含有量は全炭素材料の質量に対して5質量%以上で10質量%以下であることを特徴とする非水電解質二次電池。
  2. 前記導電助剤としての全炭素材料の含有量は前記正極合剤の質量に対して1質量%以上で5質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の非水電解質二次電池。
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