JP2005293000A - 積層枚数計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数枚の板材を積層して成る板状積層体の積層枚数を簡単でしかも正確に計測できるようにする。
【解決手段】 セラミック基板6を積層して成る板状積層体5の積層面5aに光スポット15を照射し、その反射光を受光素子12で光電返還した後、ローパスフィルタ22とバンドパスフィルタ23とに出力し、ローパスフィルタ22によるフィルタ処理で板状積層体5の計測開始位置から計測終了までを検出し、バンドパスフィルタ23によるフィルタ処理でセラミック基板6の板厚部分に相当する信号を出力する。そしてカウンタ回路27で板状積層体5の計測開始位置から計測終了までの区間でセラミック基板6の板厚部分を検出した状態をカウントし、その値から積層枚数を計測する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、板状積層体の積層枚数を光学的に計測する積層枚数計測装置に関する。
従来、積層されたセラミック基板等の板材の枚数を計測する技術としては、積層体全体の厚みを計測し、それを1枚の板材の厚み分で割ることで枚数を割り出す手段、或いは積層体全体の重量を計測し、それを1枚当たりの板材の重量で割ることで枚数を割り出す手段等が知られている。
しかし、積層体を構成する各板材は1枚毎に、その板厚及び重量にばらつきがあり、従って、積層枚数が増加するに従い計測誤差が次第に大きくなるため、枚数の多い積層体では積層枚数を正確に計測することが困難になる。
これに対して、最近では、積層された板材の枚数を光学的手段を用いて非接触式に計測する手段が提案されている。
例えば特許文献1(特開2001−184479号公報)には、互いに密着して積層された複数枚の板材の端面を所定の方向に階段状にずらし、この端面に対して斜めから光を照射して、互いに隣接する各板材間に陰影を生成することで、積層された板材の端面に明暗の縞を形成する。そして、積層された板材の端面を正面から撮像装置を用いて撮像し、端面に形成されている明暗の縞から枚数を計測する技術が開示されている。
特開2001−184479号公報
しかし、特許文献1に開示されている技術では、撮像した画像データを、例えば全て二値化処理した後、積層枚数を演算する必要があるため、画像処理が複雑化する問題がある。更に、積層体の積層枚数が多い場合、撮像手段を後退させて積層体から比較的離れた位置で積層体全体を撮像しなければならないため、スペース効率が悪いという問題がある。
又、板材を階段状にずらして配列するに際し、互いに隣接する基板同士が摩擦、或いは密着力によりずれ難くなる場合があり、このような場合、2枚が重なった状態で計測されるため、計測誤差が生じてしまう。
更に、各板材を階段状にずらすことにより形成される暗影の幅は、各板材の板厚よりも必ず狭くしなければならないため、ずらし量の管理が煩雑化するという問題がある。
したがって、本発明の目的は、複数枚の板材を積層して成る板状積層体の積層枚数を、その積層面をずらすことなく平坦なままでの計測が可能で、簡単でしかも正確に計測可能な積層枚数計測装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1は、複数枚の板材を積層して成る板状積層体の積層面に対設する光センサと、上記光センサを上記板状積層体の積層方向に沿って相対移動する移動手段と、上記光センサで受光した上記板状積層体からの反射光量に基づいて上記板材の枚数を計測する枚数計測手段とを備える積層枚数計測装置において、上記枚数計測手段は、上記光センサから出力される上記反射光量に応じた信号を周波数分析して上記板状積層体の計測開始位置と計測終了位置とを検出する積層体検出手段と、上記光センサから出力される上記反射光量に応じた信号を周波数分析して上記板状積層体を構成する上記各板材の板厚部分と該板材間の隙間部分とを検出する板材検出手段と、上記積層体検出手段で検出した計測開始位置と計測終了位置との間の、上記板材検出手段で検出した上記板材の板厚部分と該板材間の隙間部分との少なくとも一方に基づき上記板状積層体の積層枚数を計測する計測手段とを備えることを特徴とする。
このような構成では、光センサから出力される反射光量に応じた信号を周波数分析して板状積層体の計測開始位置と計測終了位置とを検出すると共に、光センサから出力される反射光量に応じた信号を周波数分析して板状積層体を構成する各板材の板厚部分と板材間の隙間部分とを検出し、計測開始位置と計測終了位置との間の、板材部分と、板材間の隙間部分との少なくとも一方に基づき板状積層体の積層枚数を計測する。積層枚数を、その積層面をずらすことなく平坦なままで計測できるので、取り扱いが簡単でしかも正確に計測することができる。
本発明の第2は、上記第1の発明において、上記板材検出手段は、周期性を有する周波数帯を通過帯域とするバンドパスフィルタを有し、該バンドパスフィルタでフィルタ処理された信号に基づいて上記板材の板厚部分と該板材間の隙間部分とを検出し、上記積層体検出手段は、上記バンドパスフィルタの中心周波数よりも低いカットオフ周波数以下を通過帯域とするローパスフィルタを有し、該ローパスフィルタでフィルタ処理された信号に基づいて上記板状積層体の計測開始位置と計測終了位置とを検出することを特徴とする。
このような構成では、周期性を有する周波数帯を通過帯域とするバンドパスフィルタでフィルタ処理した信号に基づいて板材の板厚部分と板材間の隙間部分とを検出し、バンドパスフィルタの中心周波数よりも低いカットオフ周波数以下を通過帯域とするローパスフィルタでフィルタ処理された信号に基づいて板状積層体の計測開始位置と計測終了位置とを検出する。
本発明の第3は、上記第1又は第2の発明において、上記光センサは上記積層面に投光する検査光を出射する光源と該積層面からの反射光を受光して光電変換する受光手段とを有し、上記検査光の感度エリアが上記板材の両面間に沿う方向へ細長く形成されることを特徴とする。
このような構成では、光センサは積層面に投光する検査光を出射する光源と、積層面からの反射光を受光して光電変換する受光手段とを有し、検査光の感度エリアを板材の両面間に沿う方向へ細長く形成する。検査光の感度エリアを板材の両面間に沿う方向へ細長く形成することで、板材の表面荒さを平均化した状態で反射光を受光することができる。
本発明の第4は、上記第1〜3の発明のいずれか1つにおいて、上記検査光の感度エリアが楕円状の光スポットで形成されることを特徴とする。
このような構成では、感度エリアを楕円状の光スポットで形成したので、感度エリアを容易に設定することができる。
本発明の第5は、上記第1〜3の発明のいずれか1つにおいて、上記検査光の感度エリアが上記板材の両面間に沿う方向へ一列に配列した複数の光ファイバからの光スポットで形成されることを特徴とする。
このような構成では、感度エリアを板材の両面間に沿う方向へ一列に配列した複数の光ファイバからの光スポットで形成するようにしたので、光ファイバの本数を増減させることで最適な光スポットを形成することができる。
本発明の第6は、上記第5の発明において、上記光ファイバは上記検査光の光路と上記反射光の光路とを共用する投受光ファイバであることを特徴とする。
このような構成では、光ファイバを検査光の光路と反射光の光路とを共用する投受光ファイバとしたので、部品の簡素化を実現することができる。
本発明の第7は、上記第5の発明において、上記光ファイバは上記検査光を投光する投光ファイバと、上記反射光を受光する受光ファイバとで構成されていることを特徴とする。
このような構成では、光ファイバを、検査光を投光する投光ファイバと、反射光を受光する受光ファイバとで構成したので部品のレイアウトが容易になる。
本発明によれば、複数枚の板材を積層して成る板状積層体の積層枚数を、その積層面をずらすことなく平坦なままで計測できるので、簡単でしかも正確に計測することができる。
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図1に積層枚数計測装置の概略構成図を示す。
同図の符号1は検査ステージであり、この検査ステージ1の一側にガイドテーブル2が配設されている。このガイドテーブル2の上面にガイド溝2aが形成されており、このガイド溝2aに移動手段としてのスライダ3が移動自在に支持されている。又、ガイドテーブル2の一端にサーボモータ4が固設されている。このサーボモータ4にボールネジ(図示せず)を介してスライダ3が連設されており、スライダ3はサーボモータ4の回転に同期し、ガイド溝2aに沿って往復動作される。更に、ガイドテーブル2のガイド溝2aと平行な側面に、板状積層体5の積層方向の端面(以下「積層面」と称する)5aを当接する基準面2bが形成されている。
板状積層体5は、所定サイズに裁断された板材としてのセラミック基板6を多数枚積層し、帯、紐等の結束具7を用いて結束されている。板状積層体5の積層方向を水平方向へ寝かせ、積層面5aを基準面2bに当接することで、積層面5aをスライダ3の移動方向に対し平行に配設すると共に、後述する反射型光センサ8のセンサヘッド10の先端と積層面5aとの距離L(例えばL=10mm)を一定に保持する。尚、本形態によるセラミック基板6の板厚は、0.1〜1.6mm程度を想定しているが、板厚はこれよりも薄く、或いは厚くても良い。
スライダ3には、反射型光センサ8が固設されている。図2に示すように、反射型光センサ8は、光源としてのレーザダイオード9と、このレーザダイオード9の出射方向に配設されたセンサヘッド10と、レーザダイオード9とセンサヘッド10との間に配設されたビームスプリッタ11と、このビームスプリッタ11の反射方向に配設された受光手段としての受光素子12とを備えている。尚、光源はレーザダイオード9に限らず、発光ダイオードであっても良い。又、受光素子12としてはフォトダイオード等がある。
センサヘッド10は、投受光ファイバ13と光学レンズ14とを有している。本実施形態によるレーザダイオード9は検査光としての楕円ビームを出射しており、光学レンズ14はレーザダイオード9から出射された楕円ビームを絞り込み、板状積層体5の積層面5aに楕円状の光スポット15を形成する。
図3(a)に示すように、積層面5aに形成される楕円状の光スポット15は、セラミック基板6の表面間に沿う方向(図3(a)の上下方向)に長軸側を合わせた楕円状の感度エリア(例えばH=0.2mm、W=0.05mm)を形成する。この光スポット15の長軸方向の高さHは、各セラミック基板6の表面荒さを平均化し、且つ隣接するセラミック基板6と間の隙間を検出できるサイズに設定されている。又、短軸方向の幅Wは、セラミック基板6の板厚よりも狭いサイズに設定されている。
又、板状積層体5の積層面5aに形成した光スポット15の反射光は、ビームスプリッタ11にて直角方向へ反射され、受光素子12にて受光される。
受光素子12は受光量を電気信号(電圧)に変換(光電変換)し、枚数計測手段としての信号処理ユニット21へ受光信号として出力する。図3(b)に受光信号の波形を示す。同図に示すように、受光信号は板状積層体5の積層面5aとスライダ3との相対移動速度によって決定される周期的な波形が出力される。
信号処理ユニット21は、積層体検出手段としてのローパスフィルタ22、板材検出手段としてのバンドパスフィルタ23を備え、受光素子12から出力された受光信号が、この両フィルタ22,23に入力される。
ローパスフィルタ22のカットオフ周波数は、板状積層体5の積層面5aの両端である計測開始位置と計測終了位置を検出するに充分な帯域、換言すれば、光スポット15が積層面5a上を走査する際に検出される周期的な受光信号を減衰できるような帯域に設定されている。尚、本実施形態によるカットオフ周波数がバンドパスフィルタ23の中心周波数よりは低い値に設定されている。
図3(c)にローパスフィルタ22の出力波形を示す。同図に示すように、セラミック基板6の板厚に同期した周期的な周波数成分が平滑化され、板状積層体5の両端に対応した立ち上がり、及び立ち下がりの波形が形成される。
バンドパスフィルタ23は、周期性を有する周波数成分を抽出するために、ある周波数近傍の信号のみを通過させ、それ以外の周波数は減衰するように、その中心周波数、及び通過帯域幅が設定されている。図3(e)にバンドパスフィルタ23の出力波形を示す。同図において、増加側がセラミック基板6の端面からの反射光を受光した信号であり、減少側が互いに隣接するセラミック基板6間の隙間部分からの信号である。このように、セラミック基板6の板厚に同期した周期的な波形が形成される。又、信号の立ち下がり直後の通過周波数近辺の周波数でリンギングが発生する。尚、リンギングはバンドパスフィルタ23の周波数特性が鋭いほど生じやすく、且つその減衰に要する時間が長くなる特性を有している。
又、図4に受光素子12から出力される周波数成分(スペクトラム分布)と、ローパスフィルタ22、及びバンドパスフィルタ23による周波数特性を示す。同図において、横軸は受光信号の周波数、縦軸は受光信号の出力レベルである。同図に示すように、周期的に現れる基本周波数成分fは、板状積層体5を構成するセラミック基板6を通過する際に検出される。又、その際、高調波成分2f〜5fが現れる。更に、断面の形状による成分として、波線で示すような周期性の無いノイズ成分が現れる。
バンドパスフィルタ23の中心周波数は基本周波数成分fに一致させてあり、通過帯域幅を狭くすることで、検出精度を高めることができるが、本実施形態では、板厚の異なるセラミック基板6に対しても対応できるように、通過帯域幅を中心周波数の20〜30%程度に設定されている。
更に、両フィルタ22,23の出力側に、受光信号を矩形波に整形する波形整形回路24,25が接続されている。図4(d),(f)に波形整形回路24,25の出力波形を示す。
又、両波形整形回路24,25がAND回路26の入力端に接続され、更に、このAND回路26の出力端に、計測手段としてのカウンタ回路27が接続され、このカウンタ回路27の出力側にモニタ28が接続されている。AND回路26では、両波形整形回路24,25から出力された受光信号に基づき、両波形整形回路24,25からH信号が入力されたときH信号を出力し、カウンタ回路27では、AND回路26から出力されたH信号をカウントする。尚、図3(e)に示したバンドパスフィルタ23から出力される信号に含まれているリンギング成分は、ローパスフィルタ22からL信号が出力されているため除去される。
又、モニタ28には、カウンタ回路27での計数結果が表示される。
次に、このような構成による積層枚数計測装置を用いて板状積層体5の積層枚数を計数する手順について説明する。
先ず、検査ステージ1上に、複数枚のセラミック基板6を帯等の結束具7で結束した板状積層体5を載置する。次いで、板状積層体5の積層方向を水平方向へ寝かせ、積層面5aを、ガイドテーブル2の基準面2bに当接させる。すると、板状積層体5の積層面5aがスライダ3の移動方向に対し平行に配設されると共に、反射型光センサ8のセンサヘッド10先端と積層面5aとの距離Lが一定に保持される。
次いで、信号処理ユニット21に設けられている検査開始スイッチ(図示せず)をONすると、信号処理ユニット21から、ガイドテーブル2に固設されているサーボモータ4に駆動信号が出力され、このサーボモータ4がスライダ3を、ボールネジ(図示せず)等を介して、ガイド溝2aに沿って移動させる。
スライダ3には反射型光センサ8が保持されており、この反射型光センサ8に設けられているレーザダイオード9から楕円ビームが出射されており、この楕円ビームがビームスプリッタ11を透過し、投受光ファイバ13に導かれ、光学レンズ14にて絞り込まれた後、板状積層体5の積層面5aに、ほぼ直交方向から縦長の楕円状に形成された光スポット15を照射する。
図1、図2に示すように、スライダ3は板状積層体5の積層面5aに対し、一定の距離Lを保持した状態で水平方向へ移動する。その際、積層面5aに照射されている光スポット15の反射光が、光学レンズ14、投受光ファイバ13を経てビームスプリッタ11で直角方向へ反射され、この反射方向に配設されている受光素子12に受光される。受光素子12では、受光した反射光の光量に応じた電気信号(電圧)に変換し、受光信号として信号処理ユニット21へ出力する。
図3(a)に示すように、板状積層体5の積層面5aに照射される楕円状の光スポット15は、縦長の楕円状に形成されており、その高さHはセラミック基板6の表面荒さを平均化し、且つ隣接するセラミック基板6との間の隙間を誤検出なく検出できるサイズに設定されており、又、短軸方向の幅Wは、セラミック基板6の板厚と同じか、それよりも狭いサイズに設定されている。そのため、信号処理ユニット21で受信する受光信号は、互いに隣接するセラミック基板6間の隙間部分では、感度エリアである光スポット15と隙間部分とが縦方向で一致するため、反射光光量は最低となる。又、各セラミック基板6の積層面5aに照射した光スポット15の反射光は、積層面5aの表面荒さを平均化しているため、隙間部分よりも大きな反射光量が得られる。
図3(b)には受光素子12から出力される受光信号(電圧)が示されている。同図に示すように、セラミック基板6の積層面5aに照射した光スポット15の反射光に基づく受光信号は増加し、隣接するセラミック基板6間を照射した光スポット15の反射光に基づく受光信号は減少される。その結果、受光素子12からは、光スポット15が各セラミック基板6上を走査する際に、スライダ3と板状積層体5の積層面5aとの相対移動速度によって決まる一定周期の波形信号が出力される。
受光信号は、信号処理ユニット21に設けられているローパスフィルタ22とバンドパスフィルタ23とに入力される。
ローパスフィルタ22のカットオフ周波数は、板状積層体5の積層面5aの両端を検出するに充分な帯域に設定されている。そのため、図3(c)に示すように、ローパスフィルタ22から出力される信号は、同図(b)に示す受信信号の周期的な波形が減衰されて平滑化される。
又、バンドパスフィルタ23では、周期性を有する周波数成分を抽出し、それ以外の周波数は減衰処理される。したがって、図3(e)に示すように、バンドパスフィルタ23から出力される信号は、セラミック基板6の端面からの反射光を受光した信号が増加され、一方、互いに隣接するセラミック基板6間の隙間部分からの信号が減少される。更に、信号の立ち下がり直後の通過周波数近辺の周波数でリンギングが発生する。
そして、図3(d),(f)に示すように、この両フィルタ22,23から出力された信号を波形整形回路24,25で矩形波に整形する。すると、ローパスフィルタ22側の波形整形回路24から出力される信号は、光スポット15が板状積層体5の積層面5a上を走査している間はH信号が出力される。一方、バンドパスフィルタ23側の波形整形回路25から出力される信号は、光スポット15がセラミック基板6の端面を走査しているときはH信号が出力され、互いに隣接するセラミック基板6間の隙間部分を走査しているときはL信号が出力される。
両波形整形回路24,25から出力される信号は、AND回路26の入力端に入力される。AND回路26の出力端からは、波形整形回路24,25の双方からH信号が出力されたときのみH信号が出力される。従って、バンドパスフィルタ23から出力される信号に含まれるリンギング成分は除去されているため、AND回路26から出力されるH信号を、カウンタ回路27でカウントすることで(図3(g)参照)、板状積層体5の積層枚数を把握することができる。
そして、カウンタ回路27でカウントした積層枚数をモニタ28に出力する。この場合、例えば信号処理ユニット21に板状積層体5の予め設定されている積層枚数を記憶する回路を設け、設定した積層枚数とカウンタ回路27でカウントした積層枚数とを比較し、一致したときモニタ28に「OK」を表示させ、積層枚数が一致しないときは、「NG」を表示すると共にカウントした積層枚数を表示させるようにしても良い。
このように、本実施形態では、板状積層体5の積層枚数を自動的にカウントするようにしたので、積層されたセラミック基板6の枚数検査を短時間で、しかも正確に把握することができる。又、スポット光を照射し、その反射光に基づいて積層枚数の計数を行うようにしたので、信号処理が簡素化され、製品コストの低減を図ることができる。更に、CCD等の撮像手段を用いる必要がないので、スペースを有効利用することができる。又、非接触式であるため、板状積層体5に損傷を与えることが無く、更に、接触式に比し、動作不良が生じ難く、メンテナンスを簡素化することができ、装置の管理が容易となる。
ところで、図5には、板状積層体5の積層面5aに照射する光スポット15の感度エリアを形成する態様が示されている。すなわち、同図(a)では、反射型光センサ8のセンサヘッド10を、縦列に配設した3本の投受光ファイバ13で構成し、各投受光ファイバ13から出射される光スポットで、積層面5aに縦長の感度エリアを有する光スポット15を合成するようにしたものであり、板状積層体5の積層面5aからの反射光は、1つの受光素子12にて受光される。尚、この場合、各投受光ファイバ13に対して3個のレーザダイオード9で検査光を出射するようにしても良い。
又、同図(b)では、センサヘッド10を1本の投光ファイバ13aと2本の受光ファイバ13bとで構成し、投光ファイバ13aから出射されて板状積層体5の積層面5aから反射される光スポット15を、2本の受光ファイバ13bを介して受光素子12で受光させる。2本の受光ファイバ13bを介して反射光を受光するようにしたので、受光ファイバ13bが1本の場合に比しS/N比が向上する。
更に、同図(c)では、センサヘッド10を3本の投光ファイバ13aと4本の受光ファイバ13bとで構成し、各投光ファイバ13aから出射される光スポットで、積層面5aに縦長の感度エリアを有する光スポット15を合成するようにしたもので、その反射光を4本の受光ファイバ13bを介して受光素子12で受光させる。4本の受光ファイバ13bを介して反射光を受光するようにしたので、2本の受光ファイバ13bを介して受光する場合に比し、S/N比が更に向上する。
本発明は、上述した各実施形態に限るものではなく、例えば板材は、セラミック基板6以外に、通常のプリント基板、半導体基板、或いはキャッシュカード、クレジットカード、ICカード、PCカード等のカード類であっても良く、それ以外のものであっても良い。
又、バンドパスフィルタ23の中心周波数、及び通過帯域幅は、スライダ3と板状積層体5の積層面5aとの相対移動速度に応じて可変設定するようにしても良い。更に、相対移動速度もセラミック基板6を代表とする板材の板厚に応じて可変設定するようにしても良い。
更に、板状積層体5の積層枚数を、セラミック基板6の隙間部分を検出した信号をカウントして計測するようにしてもよい。
又、積層枚数は、受光素子12で受光し、光電変換した受光信号をデジタル処理した後、カウントするようにしても良い。すなわち、受光素子12からの受信信号をA/D変換した後、DSP(Digital Signal Processor)処理し、フーリエ変換処理を行う。フーリエ変換処理を行うことで、ローパスフィルタ22とバンドパスフィルタ23とから出力される矩形波と同等の信号を生成し、この信号をAND回路26に出力する。
本発明は、複数枚の板材を積層して成る板状積層体の積層枚数を、その積層面をずらすことなく平坦なままで計測でき、簡単でしかも正確に計測することができる積層枚数計測装置として利用することができる。
本発明による積層枚数計測装置の一実施形態を示す概略構成図である。 同積層枚数計測装置の要部構成図である。 板状積層体の積層面を走査する光スポット光と、この光スポットの反射光を受光する各回路の信号波形を示す説明図である。 ローパスフィルタ及びバンドパスフィルタによる周波数特性を示す説明図である。 他の態様による光スポットの形成を示す説明図である。
符号の説明
1 検査ステージ
2 ガイドテーブル
2a ガイド溝
2b 基準面
3 スライダ
4 サーボモータ
5 板状積層体
5a 積層面
6 セラミック基板
8 反射型光センサ
9 レーザダイオード
10 センサヘッド
11 ビームスプリッタ
12 受光素子
13 投受光ファイバ
13a 投光ファイバ
13b 受光ファイバ
14 光学レンズ
15 光スポット
21 信号処理ユニット
22 ローパスフィルタ
23 バンドパスフィルタ
24、25 波形整形回路
26 AND回路
27 カウンタ回路
28 モニタ

Claims (7)

  1. 複数枚の板材を積層して成る板状積層体の積層面に対設する光センサと、
    上記光センサを上記板状積層体の積層方向に沿って相対移動する移動手段と、
    上記光センサで受光した上記板状積層体からの反射光量に基づいて上記板材の枚数を計測する枚数計測手段と
    を備える積層枚数計測装置において、
    上記枚数計測手段は、
    上記光センサから出力される上記反射光量に応じた信号を周波数分析して上記板状積層体の計測開始位置と計測終了位置とを検出する積層体検出手段と、
    上記光センサから出力される上記反射光量に応じた信号を周波数分析して上記板状積層体を構成する上記各板材の板厚部分と該板材間の隙間部分とを検出する板材検出手段と、
    上記積層体検出手段で検出した計測開始位置と計測終了位置との間の、上記板材検出手段で検出した上記板材の板厚部分と該板材間の隙間部分との少なくとも一方に基づき上記板状積層体の積層枚数を計測する計測手段と
    を備えることを特徴とする積層枚数計測装置。
  2. 上記板材検出手段は、周期性を有する周波数帯を通過帯域とするバンドパスフィルタを有し、該バンドパスフィルタでフィルタ処理された信号に基づいて上記板材の板厚部分と該板材間の隙間部分とを検出し、上記積層体検出手段は、上記バンドパスフィルタの中心周波数よりも低いカットオフ周波数以下を通過帯域とするローパスフィルタを有し、該ローパスフィルタでフィルタ処理された信号に基づいて上記板状積層体の計測開始位置と計測終了位置とを検出することを特徴とする請求項1記載の積層枚数計測装置。
  3. 上記光センサは上記積層面に投光する検査光を出射する光源と該積層面からの反射光を受光して光電変換する受光手段とを有し、上記検査光の感度エリアが上記板材の両面間に沿う方向へ細長く形成されることを特徴とする請求項1又は2記載の積層枚数計測装置。
  4. 上記検査光の感度エリアが楕円状の光スポットで形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の積層枚数計測装置。
  5. 上記検査光の感度エリアが上記板材の両面間に沿う方向へ一列に配列した複数の光ファイバからの光スポットで形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の積層枚数計測装置。
  6. 上記光ファイバは上記検査光の光路と上記反射光の光路とを共用する投受光ファイバであることを特徴とする請求項5記載の積層枚数計測装置。
  7. 上記光ファイバは上記検査光を投光する投光ファイバと、上記反射光を受光する受光ファイバとで構成されていることを特徴とする請求項5記載の積層枚数計測装置。
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