JP2005292519A - 光結合装置 - Google Patents

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Kenichi Okada
健一 岡田
Tatsumi Yamaguchi
辰見 山口
Takasuke Komi
貴祐 小見
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Abstract

【課題】 V溝等に固定される光ファイバなどのライトガイドの光軸ずれを、V溝等に搭載された状態での光軸方向の位置調整によって保証できる、結合損失の小さい光結合装置を提供すること。
【解決手段】 光伝送媒体1の端面とライトガイド2の端面とが互いに対向する平行な平坦端面として光軸に対し傾斜しており、前記ライトガイド2の案内を受ける光軸方向の位置は、それら互いに対向する平行な端面間の間隔が前記ライトガイド2と前記光伝送媒体1との光軸間距離のそれら端面の傾斜の方位に平行な方向成分を、伝送光がその端面間においてスネルの法則に従って伝播するのに必要な光軸方向距離に等しい位置とされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ライトガイドとライトガイドや光フィルタ素子その他の光伝送媒体との結合をはかる光結合装置に関し、特に、V溝その他に装備されて光軸方向にのみ位置調整が可能とされるライトガイドと光伝送媒体との相互の光軸ずれを補償して結合する光結合装置に関する。
従来、直角二等辺三角形の断面形状を有する第1プリズムと、それに接する第2プリズムと、分布屈折率型ガラスロッドが直接又は間接に接続された2本の光ファイバとを含む光モジュールが知られている。
光モジュールは、光分岐あるいは光分波、合成機能を有する反射膜が第1あるいは第2プリズムの当接面に形成され、分布屈曲率型ガラスロッド端面と第1プリズムの一面とが接する構成となっている。2本の光ファイバは、光保持部品に設けられたV溝に固定されている(例えば、特許文献1を参照)。
また、従来、複数の波長からなる入射光のうち、特定の波長の光を透過し、それ以外の波長の光を反射する多層干渉フィルタ膜を一面に形成した透明な平行平板からなる光分波・合波阻止と、光分波・合成素子に光を入射する入力用光ファイバ、および光分波・合波素子の出射光を伝送する出射光を伝送する出力用光ファイバが、基台の方形溝に固定して構成された光分波・合波器がある(例えば、特許文献2を参照)。
特開平9−26525号公報 特開平11−264916号公報
特許文献1,2における光ファイバは、基板に設けられたV溝に固定されており、V溝方向すなわち光軸方向以外の方向に係る光軸ずれに対するアライメント調整は不可能である。そこで従来のこれらの方法においては、光軸に垂直な方向の相互の位置合わせは、もっぱらV溝などの深さ、幅、V溝間距離などを超精密に加工することに依存して成り立っていた。
しかしながらこれらの寸法は、加工精度が±1μm程度である。また光ファイバの外形も±1μm程度の誤差があり組立においても光ファイバ固定用の接着剤の厚さ、組立のバラツキ等加わり総合でX、Y方向に±2〜3μmの誤差はでる。シングルモード光ファイバの場合、コア径が約10μm程度であるので結合損失の原因となる。さらに加えてフィルタの角度や入力ファイバと出力ファイバとの角度に対する加工誤差、組立誤差も見逃せない事となる。
それ故に、本発明の課題は、V溝などに固定されて光軸方向以外の位置調整が不可能な光ファイバその他のライトガイドの光軸ずれを、そのV溝などに搭載された状態において調整する手段を提供し、上記諸因子によるわずかな誤差などをも補償することができる、高結合効率の光結合装置を実現することである。
本発明は、伝送光の光軸方向にのみ可動に案内されて装備されるライトガイドと、該ライトガイドの光軸と平行な光軸を有する光伝送媒体とを含み、前記ライトガイドの端面と前記光伝送媒体の端面とを対向させて前記ライトガイド及び前記光伝送媒体間で伝送光を結合する光結合装置において、前記ライトガイドの端面及び前記光伝送媒体の端面は互いに対向する平行な平坦端面となっておりかつ該平坦端面が前記各光軸に対し傾斜しており、前記ライトガイドの前記案内を受ける前記光軸方向の位置は、前記ライトガイド及び前記光伝送媒体の互いに対向する平行な前記端面間の間隔が、前記ライトガイドと前記光伝送媒体との前記光軸同士の光軸間距離の前記端面の傾斜の方位に平行な方向成分を、前記伝送光が前記端面間においてスネルの法則に従って伝播するのに必要な前記光軸方向の距離に等しい位置とされることを特徴とする光結合装置であることを最も主要な特徴とする。
また、本発明は、互いに平行な光軸を有するライトガイドと光伝送媒体との間で伝送光を結合する光結合装置において、前記ライトガイドと前記光伝送媒体との間には前記ライトガイド及び前記光伝送媒体の前記光軸と平行な光軸を有するとともに光軸方向にのみ可動に案内されて装備される調整用ライトガイドが介挿されており、前記調整用ライトガイドの一方の端面と前記ライトガイドの端面とは、互いに対向する平行な平坦端面となっておりかつ該平坦端面がそれらの前記各光軸に対し傾斜しており、前記調整用ライトガイドの他方の端面と前記光伝送媒体の端面とも互いに対向する平行な平坦端面となっておりかつ該平坦端面のそれらの前記各光軸に対し傾斜しており、前記調整用ライトガイドに対向する前記ライトガイドの前記端面の傾斜と、前記光伝送媒体に対向する前記調整用ライトガイドの前記端面の傾斜とは、それらの前記各光軸周りの方位に関し互いに逆向きであり、前記調整用ライトガイドの前記案内を受ける前記光軸方向の位置は、前記ライトガイドと前記光伝送媒体との前記光軸同士の光軸間距離のそれらの前記端面の傾斜の方位に平行な方向成分が、伝送光が前記ライトガイドと前記調整用ライトガイドとの前記端面間及び前記調整用ライトガイドと前記光伝送媒体との前記端面間の2つの端面間においてスネルの法則に従い前記端面の傾斜の方位に平行な方向につき互いに逆向きに伝播する距離の差し引きに等しい位置とされることを特徴とする光結合装置であることを最も主要な特徴とする。
本発明の光結合装置によれば、従来同様、ライトガイドと光伝送媒体が基板に設けられたV溝に固定されるが、X,Y方向のアライメント調整用の光ガイドをV溝に沿って動かすことによって直交するX、Y方向の光路の調芯が可能となる。
また、本発明の光結合装置によれば、V溝内に配置されたX方向の軸周り、Y方向の軸周りのアオリ調整用ライトガイドを光軸周りに回転させることによりX方向の軸周り、Y方向の軸周りの調芯が可能となる。
従って、X、Y方向に±2〜3μmの加工、取り付け誤差が生じてもまた角度に対する加工誤差、組立誤差が生じてもアライメント技術を利用することにより調芯が可能となり結合損失の小さい光結合装置を提供できる。
ライトガイドと光伝送媒体とは例えば基板に設けられたV溝に固定されるが、傾斜した端面を有するライトガイドをそのV溝などに沿って位置調整することで、従来は不可能であった光軸に垂直な方向の光路の修正が可能となる。
そして、本発明によれば、例えば、V溝に光ファイバを固定してなる光路中に平行平板に構成される光フィルタ素子のごとき光路オフセット作用のある素子が挿入される場合の光路オフセットの補償や、互いに深さの異なるV溝同士に固定される光ファイバ間、あるいは同一のV溝上に固定される互いに径の異なる光ファイバ間の光軸ずれの調整、V溝や光ファイバなどの製造精度誤差によるわずかな軸ずれの補償がそのV溝などの上において可能になり、結合損失の小さい光結合装置を提供できる。
本願発明にいうライトガイドには各種光ファイバのほか、柱状のGRIN(グレーデッド・インデックス)レンズ、ロッドガラスのような単なる柱状透明体などが含まれる。その他、光軸方向に機械的案内を受けることができるあらゆる光導波デバイスが含まれる。
また、本願発明にいう光伝送媒体には、上記ライトガイドのほか、たとえば、図1に示す光学的成膜基板1など、外部と光結合する端面を有して、光を伝送するあらゆる光学デバイスが含まれる。
また、本発明にいう「伝送光の光軸方向にのみ可動に案内されて装備される」とは、光ファイバや柱状のGRINレンズなどが基板表面に形成される断面V溝や断面矩形溝などの溝に載置されたり、あるいはキャピラリーなどの細管に挿入される形態が含まれる。
その他、凸条などの機械的案内を備える搭載用基板にその凸条に沿って光導波路基板を搭載する形態なども可能である。
なおまた、本願発明にいう「端面の傾斜の方位」とは、端面の光軸方向の最大傾斜の向きを表すベクトルの光軸周りの方位と規定しても、端面の法線ベクトルの光軸周りの方位と規定してもよい。光軸周りの方位は、光軸に酢直な断面に射影するベクトルの向きである。
以下、本願発明の実施例を説明する。
図1は、本願の請求項1に係る発明の光結合装置において光伝送媒体に板状の光学的成膜基板1を選び、ライトガイド2に光ファイバを選んだ実施例1を示している。図1を参照して、光結合装置は、光学的成膜基板(光伝送媒体)1と、ライトガイド2とを備えている。光学的成膜基板1は、傾斜角θaにて傾斜した状態で設置されている。光学的成膜基板1には、光学的成膜1aと、光学的成膜1aによって光3aを反射させるとともに光3bとしてライトガイド2へ透過させる光学的成膜1bとが設けられている。光学的成膜1a,1bは、光3の光軸を交叉するように光学的成膜基板1に位置している。
光学的成膜1bに対向しているライトガイド2の端面は、傾斜角θaの光学的成膜基板1に対し傾斜角θb(θb=180°−θa)で研磨されている。この構成においては、ライトガイド2を図1に示したZ方向に移動し、光学的成膜1bとライトガイド2との距離を調整することで、Z方向と直交するX方向について光路を調整することができる。
なお、図1の光結合装置は、光路に対し傾斜して設置される光学的成膜基板1によって生じるその傾斜方向の光軸ずれを調整するのに有用である。図1の光結合装置では、光が集光されているところにアライメント機構を挿入すると、調整用ライトガイドをアライメントのために移動することにより焦点位置が変わる。そのためアライメントとは別に焦点位置を調整するための機構が必要となる。しかし、光がコリメートされた並行光であれば特に焦点位置が変わることが無く問題は無い。
図4は、本願の請求項1に係る発明の光結合装置において光伝送媒体とライトガイドにともに光ファイバであるライトガイド4,5を選んだ実施例2を示している。
ライトガイド4の端面とライトガイド5の端面とは、互いに対向する平行な平坦端面としてそれらの光軸に対し傾斜角θa,θbで傾斜している。ライトガイド5の案内を受ける光軸方向の位置は、それら互いに対向する平行な端面間の間隔がライトガイド4とライトガイド5の光軸間距離のそれら端面の傾斜の方位に平行な方向成分を、伝送光がその端面間においてスネルの法則に従って伝播するのに必要な光軸方向距離に等しい位置とされる。この構成においてライトガイド5をZ方向に移動しライトガイド4とライトガイド5との距離を調整することでX方向に係る光軸の調整ができる。なお、図4の光結合装置は、例えば、光結合すべきライトガイド間でライトガイドを固定するV溝の深さが子tなる場合や、同一深さの溝に固定されるライトガイドの径が相互に異なる場合などに、2つのライトガイドの端面の傾斜の方位をそのV溝基板板面に垂直な方向に設置して光軸ずれを調整するのに有用である。
ここで、以上の実施例1、実施例2に共通する端面間での光軸調整の原理を、図2を参照して説明する。
図2は、ライトガイドの光結合装置の原理を示している。図2を参照して、ライトガイド59の端面59aは、傾斜角θの傾きで研磨されている。ライトガイド60の端面60aは、ライトガイド59の端面59aと平行になるよう研磨されている。ライトガイド59からの出射側の光61は、空気中に出るところでスネルの法則に従い屈折する(θ1→θ2)。次に、ライトガイド60に入射するところで同様にスネルの法則に従い屈折する(θ3=θ2,θ4=θ1)。この時、端面59aと端面60aが平行なことから、光61及び光62は高さhの距離で平行となる。
図2では、ライトガイド59を伝播する光61のライトガイド60の光軸65に対するずれが、ライトガイド59とライトガイド60との間隔をL寸法で離したことにより補償され、光62となって光軸65にアライメント出来ている。
なお、図2に示したn1は、ライトガイドの屈折率であり、n2は、空気中もしくは真空中などの外界における屈折率である。
図3に示すグラフは、ライトガイド59の傾きθを75°にした時のZ方向の距離L(μm)に対するX方向(又はY方向)の調整量(μm)を示している。ここで、ライトガイド59,60は、石英ガラスとしGapは、空気中とした。
図5は、本発明の請求項2に係る発明の光結合装置の構成の例であり、ライトガイド(光伝送媒体)7、ライトガイド9同士のアライメントを示している。図5を参照して、光結合装置は、互いに平行な光10の光軸を有するライトガイド7ともう1つのライトガイド9との間で伝送光を結合する。
ライトガイド7とライトガイド9との間には、これらの光軸と平行な光軸を有するとともにその光軸方向にのみ可動に案内されて装備されるアライメント調整用としての調整用ライトガイド8が介挿されている。調整用ライトガイド8の一方の端面とライトガイド7の端面とは、互いに対向する平行な平坦端面としてそれらの光軸に対し傾斜している。調整用ライトガイド8の他方の端面とライトガイド9の端面とも互いに対向する平行な平坦端面としてそれらの光軸に対し傾斜角θa,θb,θc,θdをもって傾斜している。
調整用ライトガイド8に対向するライトガイド7の端面の傾斜角θaと、調整用ライトガイド8のライトガイド9に対向する端面の傾斜角θbとは、それらの光軸周りの方位に関し互いに逆向きである。調整用ライトガイド8の案内を受ける光軸方向の位置は、ライトガイド7とライトガイド9との光軸間距離における各端面の傾斜の方位に平行な方向成分が、伝送光がライトガイド7と調整用ライトガイド8の端面間及び調整用ライトガイド8とライトガイド9の端面間における2つの端面間においてスネルの法則に従って各端面傾斜の方向につき互いに逆向きに伝播する距離の差し引きに等しい位置とされる。
この構成において調整用ライトガイド8をZ方向に移動し、ライトガイド7と調整用ライトガイドの端面間距離と、調整用ライトガイド8とライトガイド9の端面間距離との距離の分配を変化させることで、図示のX方向に係る光軸の調整を行う。
なお、動作原理は、図2により説明した光結合装置の原理と同じである。また、ライトガイド7として例示した光伝送媒体が、例えば、実施例1の光学的成膜基板1のような光学デバイスであってもよいことはいうまでもない。
この実施例3に係る光結合装置は、光結合の目的とするライトガイド2と光伝送媒体との光軸方向の距離があらかじめ固定されている場合には、例えば、結合目的のライトガイド若しくは光伝送媒体としてのライトガイドの何れか一方またはさらにその前段に接続されている光学デバイスが集光能を有していて、結合目的の他方が光軸方向に係りその焦点距離で決まる位置に装備されることが必須であって、光軸方向の位置を可変とできない場合などが含まれる。その様子を図6に示す。
この場合、調整用ライトガイド8をライトガイド7側に移動すると受け側のライトガイド9に入射する光路は、図5の上方にシフトし、反対に調整用のライトガイド8をライトガイド9側に移動すると受け側のライトガイド9に入射する光路は下方にシフトする。この場合の利点は、図6に示すように光10が集光されているところにアライメント機構を挿入してもライトガイド9への焦点位置が変わらないところにある。
以上述べたような実施例1乃至実施例3に係る光結合装置における光軸ずれの補償は、利用されるライトガイドの端面の傾斜の方位の方向に係る光軸ずれのみである。一般的に、課題となる光軸ずれと端面の傾斜の方位とが一致しない状態にあっては、その軸ズレの端面傾斜方位方向への射影分だけが補正される。そこで例えば直列する深さのわずかに異なる溝上に搭載される光ファイバ同士の光軸ずれの補正や、同一の溝上に直列に載置される径のわずかに異なるライトガイド7,9同士の光軸ずれの補正など、課題となる光軸のずれの方向が一意に知られている場合には、利用するライトガイドの端面の傾斜をその方向に向けておけばよい。
課題となる光軸のずれが溝の加工精度、光ファイバの外径や偏心のゆらぎなど、その方向がランダムである場合には、実施例1乃至実施例3によって説明した光結合装置によって互いに直交する2方向について独立に補正することで最適な光結合が得られる。
図7及び図8は、本発明を光分波合波器に適用した例を示している。光ファイバ18、ライトガイド19、柱状レンズ20とによって構成されたファイバコリメータにより並行光にされた光28は、フィルタ板21に入射される。そこで光29(λ1)は、透過し柱状レンズ22に入射される。一方、光30(λ2)は、反射され柱状レンズ23に入射される。
柱状レンズ22,23に入射された光は、レンズ効果により光ファイバ24及び25に集光される。図7に示す構成においては、フィルタ板21と柱状レンズ22,23とのそれぞれの間に本発明のアライメント機構が適用されており、その間隔を調整することで、フィルタ板21の傾斜方向に生じる光軸ずれを補償することができる。図8に示す構成においては、柱状レンズ22及び23を2つに分けて、その間に本発明の機構を挿入してある。この他図示しないが、柱状レンズ22及び23と光ファイバ24,25との間に本発明の機構を挿入することもできる。
図9は、図8のチャンネルを増やし多チャンネル化を図った例を示す構成図である。光ファイバ31とライトガイド32と柱状レンズ33で構成されたファイバコリメータにより並行光にされた光50(λ1)〜53(λ4)は、フィルタ板36a〜36dに入射される。そこで光50(λ1)〜53(λ4)は、透過し柱状レンズ37〜40に入射される。
柱状レンズ37〜40に入射された光は、レンズ効果によりライトガイド41〜48を介して光ファイバ45〜48に集光される。このような構成においてX,Y軸方向及びX,Y軸周りの加工誤差や組立誤差に対応しフィルタ板34と柱状レンズ37〜40間、柱状レンズ37〜40と光ファイバ45〜48間、また柱状レンズ37〜40を2つに分けその間にアライメント機構を挿入し調芯できるようにすることができる。チャンネルが増えると加工誤差や組立誤差が累積し当該アライメント機構の採用が決め手になる。
図10乃至図12は、図9において説明した合波分波器を実装した例を示したものである。フィルタ板15を介在した入力側の光ファイバ14及び出力側の光ファイバ16は、ベース17に設けられたV溝17aに固定される。なお、図7及び図8において説明した合波分波器についても同様に光ファイバをV溝に固定し実装することができる。
なお、図1乃至図6に示されたライトガイド2,4,5,7,8,9,19,41〜44は、シングルモード光ファイバ、ステップインデックス型のマルチモード光ファイバ、屈折率分布型のマルチモード光ファイバ、ロッドガラス、柱状レンズ等光を伝播する媒体であれば特に何でも良い。
また、ライトガイドの傾斜した端面を得るには、光ファイバ等を斜めにダイシングしてその両側から得る2本を互いに平行な端面を形成するライトガイドとして利用してもよいし、光ファイバの端面を特定の研磨角度に設定した研磨装置で研磨してもよい。後者の場合には光ファイバ等をフェルールで保持、或いはV溝基板で上下から挟持し、熱溶解するワックスを間隙に充填して仮固定し、そのフェルール或いはV溝基板でなる保持治具ごと研磨し、研磨終了後ワックスを加熱して溶解し、端面を研磨された光ファイバを取り出すことができる。斯かる用途のためのワックスが市販されている。
図1、図7乃至図9に示されるような工学フィルタを成膜したフィルタ板を結合対象の光伝送媒体とする場合には、フィルタ板を搭載するベース17の溝が、フォトリソグラフィーなどの技術により定められた角度の傾斜を有して製作されるので、対向するライトガイドの端面もこれに一致する角度で研磨する。
本願発明において利用するライトガイド等の端面の傾斜方向を、互いに平行にアライメントして対向させ、あるいは補正目的の特定の方位に設定するために、軸周りに方位合わせするには、溝等に載置されたライトガイド等を、傾斜端面を上方あるいは側方から顕微鏡視認又はCCDカメラによって画像解析しながら、そのライトガイド等の端面から遠いところをマニピュレータで把持し、軸周りに回転して方位決めする。
軸周り方位決定後は、同じマニピュレータによって光軸方向に変位させながら実際に光を入射させて結合光量をモニタし、その結合光量の最大となる光軸方向位置において該ライトガイド又は該調整用ライトガイドを位置決め固定する。位置決めされたライトガイドの固定には、例えば、UV接着剤を適用する。
図10乃至図12に示すような装置を製作するには、アレイ状に並ぶ光ファイバの一本ずつをそれぞれ図の右方のベース17外の位置においてマニピュレータで把持し、上記の方法で実行して位置決め固定した後、それらの光ファイバのその右方端部において各ビクテイルとなる光ファイバと一本ずつ融着接続して図示のようなデバイス構成を得る。
伝送光は、光結合装置を相反に伝送するので、波長分波合波等の特定の用途の限定以外に関しては、本発明の装置においていずれの向きに伝送光を入射あるいは出射させて利用してもよい。
さらに、直列される2つの光結合装置からの選択およびそれらを直列接続する順序に限定はなく、いずれの組み合わせも可能である。この際、一方の結合装置と接続される他方の光結合装置の光伝送媒体は、一方の光結合装置のライトガイドとなる。
実施例2又は3によって説明したいずれかの第1の光結合装置と、もう一つの第2の光結合装置とを直列に接続させ、第1の光結合装置で利用されるライトガイドの端面の傾斜の方位と、第2の光結合装置で利用されるライトガイドの端面における傾斜の方位とが互いに直交するように構成して利用してもよい。
本発明に係る光結合装置の実施例1を示す構成図である。 図1に示した光結合装置の原理を説明するための構成図である。 図2に示したライトガイドが傾斜した時の調整量を示したグラフである。 本発明に係る光結合装置の実施例2を示す構成図である。 本発明に係る光結合装置の実施例3を示す構成図である。 図5に示した光結合装置のライトガイド9への焦点位置を説明するための構成図である。 本発明に係る光結合装置を合波分波器に利用した一例を示している構成図である。 本発明に係る光結合装置を合波分波器に利用した一例を示している構成図である。 本発明に係る光結合装置を合波分波器に利用した一例を示している構成図である。 図9において説明した合波分波器を実装した例を示した平面図である。 図10の正面図である。 図10のI−I線断面図である。
符号の説明
1 光学的成膜基板
1a、1b 光学的成膜
2,4,5,7,9,19,41〜44,59,60 ライトガイド
3a,3b,28,29,30,50,51,52,53,61,62 光
8 調整用ライトガイド
14,16,18,24,25,31,45〜48,56,58 光ファイバ
15,21,36a〜36d,55 フィルタ板
17 ベース
17a V溝
20,22,23,33,37〜40,57 柱状レンズ
59a,60a 端面
θa,θb,θc,θd 傾斜角

Claims (2)

  1. 伝送光の光軸方向にのみ可動に案内されて装備されるライトガイドと、該ライトガイドの光軸と平行な光軸を有する光伝送媒体とを含み、前記ライトガイドの端面と前記光伝送媒体の端面とを対向させて前記ライトガイド及び前記光伝送媒体間で伝送光を結合する光結合装置において、
    前記ライトガイドの端面及び前記光伝送媒体の端面は互いに対向する平行な平坦端面となっておりかつ該平坦端面が前記各光軸に対し傾斜しており、
    前記ライトガイドの前記案内を受ける前記光軸方向の位置は、前記ライトガイド及び前記光伝送媒体の互いに対向する平行な前記端面間の間隔が、前記ライトガイドと前記光伝送媒体との前記光軸同士の光軸間距離の前記端面の傾斜の方位に平行な方向成分を、前記伝送光が前記端面間においてスネルの法則に従って伝播するのに必要な前記光軸方向の距離に等しい位置とされることを特徴とする光結合装置。
  2. 互いに平行な光軸を有するライトガイドと光伝送媒体との間で伝送光を結合する光結合装置において、
    前記ライトガイドと前記光伝送媒体との間には前記ライトガイド及び前記光伝送媒体の前記光軸と平行な光軸を有するとともに光軸方向にのみ可動に案内されて装備される調整用ライトガイドが介挿されており、
    前記調整用ライトガイドの一方の端面と前記ライトガイドの端面とは、互いに対向する平行な平坦端面となっておりかつ該平坦端面がそれらの前記各光軸に対し傾斜しており、
    前記調整用ライトガイドの他方の端面と前記光伝送媒体の端面とも互いに対向する平行な平坦端面となっておりかつ該平坦端面のそれらの前記各光軸に対し傾斜しており、
    前記調整用ライトガイドに対向する前記ライトガイドの前記端面の傾斜と、前記光伝送媒体に対向する前記調整用ライトガイドの前記端面の傾斜とは、それらの前記各光軸周りの方位に関し互いに逆向きであり、
    前記調整用ライトガイドの前記案内を受ける前記光軸方向の位置は、前記ライトガイドと前記光伝送媒体との前記光軸同士の光軸間距離のそれらの前記端面の傾斜の方位に平行な方向成分が、伝送光が前記ライトガイドと前記調整用ライトガイドとの前記端面間及び前記調整用ライトガイドと前記光伝送媒体との前記端面間の2つの端面間においてスネルの法則に従い前記端面の傾斜の方位に平行な方向につき互いに逆向きに伝播する距離の差し引きに等しい位置とされることを特徴とする光結合装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007074805A1 (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Kyocera Corporation 光合分波器およびその製造方法ならびにこれを用いた光送受信器

Cited By (1)

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WO2007074805A1 (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Kyocera Corporation 光合分波器およびその製造方法ならびにこれを用いた光送受信器

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